ことり「がしゃんがしゃん」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:36:18.86

ことり「・・・・・・」

がしゃんがしゃん。

ことり「・・・・・・」

がしゃんがしゃん。

ことり「・・・・・・」

がしゃんがしゃん。

ことり「がしゃんがしゃん」

・・・・・・。

ことり「？？？？？？」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:42:04.94

ピーーーーーーッ。

お昼休憩です。お昼休憩です。

ことり(ふぃーっ。お腹減ったお昼だー)

印刷工場で働き始めて早3年。

私は無を会得した。

毎日、毎日紙を機械に入れ。
無くなったらまた機械に入れる。

この単純作業を繰り返し行って私は何も考えず体を動かすと言う技術を会得した。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:46:53.44

ことり(今日のお弁当何かなぁ・・・)

私はいつも出勤前にお母さんからお弁当を作って貰っている。

ろくに高校も行かず中退したロクでもない娘に毎朝早く申し訳なく思う。

ガヤガヤガヤガヤ。

この職場は女性が多い職場だ。

だから、あちこちにドラマの話や韓国の話、アイドルの話が聞こえてくる。

ことり(私はどれも興味ないや・・・)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:50:52.81

食堂の扉を開ける。

もうすでに食堂の中は半分は埋まっている。

食券を買う者、私のように弁当を持って来てる者、食べずに机に突っ伏して寝ている者、様々だ。

ことり(よし、今日はあいてる！)

私は角っこが好きだ。

食堂の奥の隅っこ。

ここは私の特等席だ。

でもたまに取られる。
昨日がそうはだった。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:56:34.79

小走り気味で隅っこの席に座る。

ことり(よし！)

ここはいい。

誰の目も気にならないし、自分の世界に浸れる。

リュックからお弁当を取り出し開ける。

ことり(あ、昨日の残り物のからあげ)

嬉しかった。

お母さんのからあげはとても美味しい。

それに熱々のからあげもいいが、冷えたからあげも私は嫌いじゃない。

ことり「いただきます」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 04:59:57.12

ぱくぱくもぐもぐ。

ごくごく。

ことり(美味しい！！！)

お母さんは高校の理事長をしている。

話を聞く限りとても大変そうなのに毎日毎日こんな美味しいお弁当を作ってくれて本当にありがたい。

感謝としてお給料の半分の5万円を渡しているけどそれじゃ足りないぐらいだ。

ぱくぱくもぐもぐ。

ごくごく。

ことり(美味しい！！！)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:05:33.07

それに比べて私はダメな娘だ。

中学も不登校で高校も中退しちゃって・・・考えるのはやめておこう。

お弁当が美味しくなくなる。

ことり(あ・・・)

綺麗な青い髪が見えて思わず見惚れてしまう。

ことり(海未さんだ)

海未さんは私より少し離れた席に座った。

ことり(海未さん綺麗だなぁ)

海未さんは私より後に入って来た後輩だ。

ことり(海未さんも今日お弁当かなぁ？)

海未さんは私よりずっと仕事が出来る。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:10:07.25

ことり(海未さんと友達になりたいなぁ)

海未さんも私と同じくあまり人と喋らない。

私は人見知りなだけだけど、海未さんはクールって感じだ。

それに優しい。

絵里「あ、あの・・・」

キリッとしているし目も綺麗だ。

絵里「ねぇ・・・？」

背筋もピンと伸びていて私も見習わなきゃと思う。

絵里「聞こえてる？？？」

ことり「ひゃい！？」

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/14(水) 05:17:14.42

中卒ことりちゃんのダメ感半端ねえ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:17:23.74

絵里「ご、ごめんなさい。驚かしちゃって」

綺麗な海未さんの次は綺麗な絵里さん。

絵里「隣いいかしら？」

ことり｢・・・｣ｺｸｺｸ

返事も出来ず必死に頷く。

絵里さんはありがとうと言って私の隣に座る。

ことり(な、何で絵里さんが私と一緒に！？しかも何かいい匂いする！)

絵里「ごめんなさいね。今日友達が風邪で休んでて・・・いつもは場所取ってくれるんだけど、私出遅れちゃって席が空いてなかったの」

ことり「・・・はぃぃ」

**名無しで叶える物語**(光) · 2020/10/14(水) 05:25:06.34

シビアな世界観かと思ったらやっぱりレズじゃないか…(歓喜)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:25:11.68

絵里「えっとあなたって・・・」

ことり「・・・」

絵里「えっと、私は絢瀬絵里。あなたは？」

ことり「み、みな、みなみことりです」

絵里「みなみなみさん？よろしくね」

違うけどちゃんと自己紹介出来なかった私が悪いし、それを訂正する気力も無い。

緊張がこの場の私をダメにしている。

あまり人に話かけられないし、話かけない私にとってこの状況はお仕事以上に疲れてしまう。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:29:37.06

ことり(・・・！？)

気付くと、絵里さんは私に右手を差し出していた。

これは、握手だ。

絵里さんは握手を私に求めている。

これは事件だ。

食事前に手は洗っているが私何かが触れるのも絵里さんはいやだろうし右手の人差し指を両手でちょこんと握る。

絵里「・・・？」

ことり「ご、ごめんなさい・・・」

絵里「ふふ・・・ふふふっ！」

ことり「・・・！？」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:32:53.41

絵里さんは笑っている。

ふふふっなんて何て美少女的な笑い方なんだろう。

絵里「ふふふっ・・・何その握手」

ことり「・・・！？」

絵里「握手はねこうするの」

絵里さんは私の手をギュッと握る。

絵里「よろしくねことり」

ことり(こ、ここここここ・・・ことりぃぃぃっ！？)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:40:16.03

お母さん以外の人に初めてことりって呼ばれた私は今とても赤面していると思う。

鏡が無いから分からないが・・・。

ことり「よ、よろしくお願い致します！絢瀬さん」

絵里「絵里でいいわよ」

ことり(え、ええええ・・・えりぃぃぃ！？)

絵里「ほら、こうやって知り合えたんだし。これからはお互い名前で呼んだ方が他人行儀じゃなくていいでしょ？」

ことり「ひゃぃ・・・」

絢瀬さん・・・いや、絵里さんは天使だ。

ことり「よろしくお願い致します」

絵里「お願い致しますもいいわよ」

ことり「よ、よろしく・・・絵里さん」

絵里「もぅ、さんもいらない」

ことり(さんもいらない・・・私にはハードル高すぎる)

**名無しで叶える物語**(うめぼし) · 2020/10/14(水) 05:46:37.13

なんだこの印刷工場
俺も就職したい

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 05:48:41.91

絵里「さ、お弁当食べよ」

絵里さんは袋からガサゴソとおにぎりとお茶を取り出した。

私はえ、それだけ？と思ったけれど口には出せなかった。

お行儀悪いけど、私と絵里さんはお弁当を食べながら色々な話をした。

誕生日だとか星座は何？とか好きな色は？とか色々絵里さんの事を知れた。

殆ど、絵里さんが喋っていたけれどこの空間はとても居心地良かった。

おかげで絵里さんの事を沢山知れた。

とにもかくにもお昼が終わり。

私と絵里さんまたご飯食べる約束をして仕事に戻った。

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/14(水) 06:08:32.83

支援

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/14(水) 06:25:53.90

さて、どんなドラマが展開するのか。期待。

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/14(水) 06:50:22.46

続きは？

**名無しで叶える物語**(しうまい) · 2020/10/14(水) 07:05:59.76

とりあえず24まで

**名無しで叶える物語**(しうまい) · 2020/10/14(水) 07:07:38.59

伸ばす

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/14(水) 07:22:48.69

スレタイ見てロボットに乗ってるかと思った。

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/14(水) 07:24:03.15

［・日・］がしゃんがしゃん

**名無しで叶える物語**(はんぺん) · 2020/10/14(水) 07:41:49.62

　　　△　　￥　▲
　　（　㊤　8　㊤）　　がしゃーん
　　（　　　　　　　　）　　　　　　
　／│　　肉　　│＼　　　　　　　　　がしゃーん
＜　　＼＿＿__／　　＞
　　　　┃　　　┃
　　　　＝　　　＝
ことりロボだよ
自動で冷えてるちゅんかしてくれるすごいやつだよ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/14(水) 07:46:08.91

絶対にキチガイ系SSだと思ったのに
期待

**名無しで叶える物語**(こんにゃく) · 2020/10/14(水) 07:49:26.28

リ´・-・］

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/14(水) 09:14:28.63

太田市かとおもた

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/14(水) 09:23:44.00

ぺちこねじゃなかったのか…

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/14(水) 09:38:08.24

絵里さんと海未さん…なぜ印刷工場で働いてるんだ

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/14(水) 10:28:15.00

>>25みたいなのが出てくると思ってた

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/14(水) 12:17:14.36

普通に面白いんだけどはよ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 16:56:18.25

がしゃんがしゃん。

ことり「・・・・・・・」

紙は綺麗に揃えて入れないと機械が止まる。

がしゃんがしゃん。

しゅしゅとんとん。

がしゃんがしゃん。

紙が無くなる前に次を入れないといけない。

ことり「・・・・・・」

絵里さんいい人だなぁ。

綺麗だし、話しやすいし・・・。

友達なって欲しいなぁ。

握手したからもう友達なのかなぁ。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 17:00:58.83

がしゃんがしゃん。

がしゃんがしゃん。

ことり(もう1時間は経ったかな・・・)

時計を見る。

まだ30分も経っていない。

がしゃんがしゃん。

ことり(明日、絵里さんとお昼楽しみだ)

がしゃんがしゃん。

一定のリズムで刻まれるがしゃんがしゃん。

私には最高の暇の潰し方がある。

このがしゃんがしゃんのリズムで脳内ラップをする事だ。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 17:07:06.16

がしゃんがしゃん。

ことり(私の名前は南ことり)

がしゃんがしゃん。

ことり(仕事終わったら出るよ外に)

がしゃんがしゃん。

ことり(今日は初めて出来た友達)

がしゃんがしゃん。

ことり(ちゃん話せるかな？私大人しい)

がしゃんがしゃん。

ことり(機械のリズムで今日も音乗り)

がしゃんがしゃん。

ビーーーーーーーーッ！！！

ことり「うわぁっ！」

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2020/10/14(水) 18:23:15.03

>>34
同じような仕事してるけどあるあるで草

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/14(水) 18:24:24.19

期待

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/14(水) 19:00:53.87

最高

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/14(水) 20:49:02.40

>>1
ことりががしゃんがしゃん言うと機械が静かになるところでホラーかと思った

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/14(水) 22:12:11.75

続きが気になる

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 23:04:39.82

ことり(な、なに？機械が止まっちゃった・・・)

ピーーーーーーッ。
ピッピッピッピッピッピッ。

ことり(あ・・・しまった。紙入れるの忘れちゃってた・・・)

ベルトコンベアーは完全に止まっている。
異常を知らせるパトランプがチカチカと光る。

ことり(うぅ、どうしようどうしよう)

私は今まで機械を止めた事は一度も無いのに・・・。

ぴぃ～っ。

これは機械の音じゃない。

工場長が笛を吹く音だ。

花陽「何か異常ですか？」

ことり「こ、工場長」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 23:10:18.61

花陽「ことりちゃんどうしたの？」

ことり(こ、ことりちゃん！？)

今まで工場長とは挨拶しかした事なかったから名前で呼ばれた事にびっくりしてしまう。

ことり「あ、あのぉ・・・」

花陽「あ、ここ紙が入ってないよ？」

ことり「す、すみません！すみません！」

花陽「あ、ううん！全然大丈夫だよ！問題ないよ！」

ことり「・・・はぃ」

花陽「ことりちゃん担当の機械が止まる何て初めてだから慌てて来ちゃった。ごめんね騒がしくして」

ことり「い、いぇ！」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 23:15:14.28

花陽「よかったぁ。私、ことりちゃんが怪我したから安全センサーが反応して機械止まっちゃったのかと思ったよ・・・」

ことり「はい、あの・・・怪我はないです」

花陽「うん！よかったよかった。でも、紙入れ忘れるの珍しいね。体調悪い？」

ことり「わ、悪くないです！」

花陽「そっか、そしたら作業開始するけどいい？」

ことり「は、はい！」

花陽「分かった！頑張ってね！・・・はい、それじゃあ作業開始しまーす」

ぴぃ～っ。

がしゃんがしゃん。

がしゃんがしゃん。

ことり(工場長いい人だなぁ・・・これから気を付けなきゃ)

**名無しで叶える物語**(光) · 2020/10/14(水) 23:24:39.54

工場長がこんな可愛いわけないだろ！

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 23:28:06.38

工場長は若くしてこの印刷工場で工場長になった言わばエリートだ。

私より年は確か１歳か２歳下だったはずだ。

機械を止めてしまった私の体を心配するなんて凄く心の広いお方だ。

それに、あの柔らかな笑み。

心がぽわぽわしている。

ぺちぺちと頬を叩いて仕事に集中する。

また機械止めてしまったら申し訳ない。

今は就業時間まで頑張らなきゃ。

がしゃんがしゃん。

がしゃんがしゃん。

絵里さんと工場長。
二人とお話が出来た。

今日はとてもいい日だ。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/14(水) 23:40:33.88

キーンコーンカーンコーン。

がしゃんがしゃん。
がしゃん・・・がしゃん・・・。
ぷしゅぅぅぅ。

終了を告げるチャイムが工場内に響くと機械は自動的に止まった。

花陽「はい！皆さん集まって下さい！」

ことり(ふぃー今日も終わった)

花陽「皆さん、今日もお疲れ様です！」

凛「お疲れ様ですにゃー！」

お疲れ様です！私を含む作業員の挨拶が工場にこだまする。

花陽「家に帰るまでがお仕事です！バスの方も車通勤の方も気を付けて帰りましょう！それではさようなら！」

凛「さよならにゃー！」

さようなら！
最後の挨拶を終え、みんな帰って行く。

私は会社のバスで送ってもらっているから、そのままバス乗り場に向かう。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/15(木) 01:21:46.71

工場長かわいい

**名無しで叶える物語**(しうまい) · 2020/10/15(木) 01:30:50.51

けいおんのキチガイSSみたいな感じだと思って開いたら全然違った

**名無しで叶える物語**(光) · 2020/10/15(木) 01:38:05.81

自分の体験が入ってそう

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2020/10/15(木) 02:27:01.19

工場長は平社員の約2.7倍、係長クラスの約2倍の給料持っていってるからな
許せねぇよ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/15(木) 11:19:01.36

>>50
なんで知ってんだ

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/15(木) 12:53:25.13

>>50
業務に見合った報酬を貰ってるだけじゃないの？

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/15(木) 18:40:07.91

みんなで叶える安全作業

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/15(木) 21:55:19.81

ちょっとハロワ行って来るわ

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/10/16(金) 10:04:21.87

［・日・］がしゃんがしゃん

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/16(金) 14:03:08.80

おもしろい
期待

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/16(金) 16:38:43.89

μ'sと書かれたバスが待機場に近付いて来るのが見えた。
会社のバス待機場にはすでに複数の人が待っている。

私の憧れの海未さんもその中にいる。

ことり(今日は誰が隣に座るのかなぁ)

バスの席は決まっていない。
各々、好きな席に座る。

そう言うシステムの為、仲良い人は隣同士に私のような一人ぼっちはまた一人ぼっちの人と隣同士になる。

バスが止まり、自動ドアが開いた。
待っていた人達が続々と乗り込む。

出来るだけ、海未さんと一緒のタイミングでバスに乗れば席も一緒になる確率が高くなると思っている。

今日は成功した。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/16(金) 16:56:20.86

海未さんは後からついて来る私に気付かず颯爽とバスケの中を歩き、窓側の席に座る。

ことり(今日は成功した！)

海未さんの隣の席に座る。

ことり「・・・・・・」

海未「・・・・・・」

特に挨拶も何も無かった。

ここで私は大事な事に気付いてしまう。

ことり(私・・・何て話しかければいいか分かんない)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/16(金) 17:26:33.68

バスが動きだす。

ことり(ど、どうしよう。まずは挨拶からかなぁ？)

横目でチラッと海未さんを見る。

特に何もせずただ過ぎて行く景色を見ている。

今までこんな近くで海未さんを見る事がなかったが間近で見る海未さんは何だかとても悲しんでいるように見える。

なんでだろう。

最初、この会社で海未さんと会った時まるで昔から知っていた友達のように感じた。

海未さんと初めて会った時から初めて会った気がしなかった。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 00:26:27.21

私が感じた事、海未さんも感じているのだろうか？

そんな事、人見知りの私には聞ける筈もなく今はただ海未さんの横顔を見詰めるしか出来ない。

ことり「・・・・・・」

でも、海未さんとお話してみたい。

どんな声してるんだろう？
趣味や好きな映画とか音楽とか色々知りたい。

だけれど海未さんは私の目線にすら気付かず、ただただ外を眺めている。

バスが止まる。

どうやら、駅に着いたらしい。

扉が開くと、みんなは降りて行く。

ことり(はぁ・・・結局喋れなかったなぁ)

ガクリと頭を垂れて小さく溜息。

少し勇気を振り絞れば挨拶くらいは出来たんじゃないか？

今日は普段の倍、会話した日だしそれくらい今の私にも出来たと思う・・・。

海未「あの」

ことり「・・・？」

隣から綺麗な音が聞こえた。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 03:19:47.63

音のする方を見ると海未さんが私を見ていた。

ことり(なんで私を・・・)

海未「・・・あの」

音の正体が分かった。

この音は海未さんの声だ。

理解して大きく息を飲む。

海未さんが私に話しかけている。

ことり「・・・ぁっ！」

言葉に詰まり、口からは渇いた息しか出ない。

海未「降りれないんですが・・・」

ことり「・・・・・・へ？」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 03:24:46.87

降りれないんですが？

辺りを見渡しハッとする。

私が座ってる席は通路側、海未さんは窓側。
隣同士の私達、私がどくか海未さんが私を乗り越えるかしないとバスから降りられない。

ことり「あ、わわわっ！ごめんなさい！」

慌てて席を立ち、通路へと移動する。

海未「・・・いえ」

海未さんは顔色一つ変えずにバスを降りて行く。

ことり(あぁーっ！)

心の中で失意の声をあげる。

私はなんて失敗をしてしまったんだろう。

海未さんの事を考えてる内にまさかその本人に迷惑をかけてしまうなんて・・・。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 03:29:15.83

もしかしたら嫌われたかもしれない。
鈍臭い子だと思われたかもしれない。

今のは全然、まわりを見てなかった私が悪い。

ことり「はぁ・・・」

とりあえず、バスを降りよう。

運転手さんがミラー越しに私を見ている。

運転手さんにまで迷惑をかけてしまっている。
日々お世話になってるのに申し訳ない。

逃げるようにバスから降りる。

明日、海未さんと一緒になったら謝ろう・・・。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 03:40:34.60

それにしても海未さん家ってどこなんだろう？

会社のバスは一人一人の家までは送ってくれない。

いつもこの駅でみんなを降ろし、みんなはそれぞれ電車やら自転車などを利用して家へと帰って行く。

私の家は幸運にもこの駅から五分で着くので通勤性は悪くない。

海未さんの姿はどこにも見えない。

海未さんがバスを降りてまだ時間はそんなに経っていない。

駐輪場はすぐ近くにある。
そこにも海未さんの姿は見えない。

もし自転車だとしたら、今は自転車の鍵を開けている所だろう。

そしたら、ここまで電車か・・・。
電車だと大変だろうなぁ。

ポケットのスマホがブルブルと震えた。
誰かからLINEの通知だ。

見てみるとお母さんからでおまんじゅうを買ってきて欲しいとの事だった。

わかったとだけ返信し、和菓子に向かう事にした。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 03:47:41.92

私のお母さんのお気に入りの和菓子屋は丁度、帰り道にある。

と言うか、駅から看板が見えるぐらい近い。

そのまた向こうには私が住んでいるマンションがある。

和菓子穂むら。
数十秒歩いただけでもう看板は目の前だ。

のれんをくぐり、入り口を開ける。

穂乃果「あ、いらっしゃいませー！」

いつもの女将さんの声じゃない。
明るく弾けるような声が聞こえた。

ことり「こ、こんにちは・・・」

穂乃果「おぉ！こんにちはー！」

見ると、私と同じくらいの可愛らしい子が明るく弾けるような笑顔で私を見ていた。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/17(土) 09:33:07.22

だいすき

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/17(土) 15:30:51.71

面白い

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/17(土) 20:58:11.77

雰囲気すき

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/17(土) 23:03:09.17

穂乃果「お客様！何にしますか？」

ま、眩しい。

この見た事ない店員さんはキラキラした笑顔で私を見てくる。

思わず目を細めてしまうぐらいだ。

心なしか、彼女の背後にピカピカと光る星のエフェクトも見える気がする。

ことり「あ、あの・・・」

いつものと言おうとしたが辞めた。

この店員さんとは初対面。
いつものと言われたら星のエフェクトはハテナマークに変わるだろう。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/18(日) 13:41:26.43

保守

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/18(日) 18:22:47.49

ここでファーストコンタクトなのね

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/18(日) 21:18:59.51

楽しみ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:14:52.25

ことり「あの・・・女将さんは？」

穂乃果「女将さん・・・？あ、お母さんの事かな？今、いませんよ！」

お母さん・・・。
どうやら、この店員さんは女将さんの娘らしい。
言われてみれば面影がある。

ことり「そ、そうですか・・・」

穂乃果「あ！」

ことり「ひゃ、ひゃい？」

急に大きな子を出すから思わずびっくりしてしまった。

穂乃果「私、穂乃果です！高坂穂乃果！あなたは？」

ことり「わ、私ですか？」

穂乃果「はい！名前教えて下さい！」

ことり「み、南ことりです・・・」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:21:24.31

穂乃果「ことり・・・ことり、ことり」

高坂と名乗ったこの人は私の名前を何度も呟いている。

穂乃果「うーん。やっぱり知らないやー。どこかで会ったことりあると思ったんだけどなぁー」

ことり「・・・？」

穂乃果「あ、ごめんなさい！あなたを知ってる気がして名前聞いてみたけど、知らなかったみたい！」

ことり「そ、そうですか・・・」

としか言いようがない。

私を知っている気がした・・・。

家が近いからすれ違った事も多少はあると思う。
それで、無意識に脳が私の顔を覚えていたのだろう。

穂乃果「えへへ、お客さんに馴れ馴れしいですよね。ごめんなさい」

ことり「あ、いえ・・・大丈夫です」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:30:43.48

穂乃果「あ、何か買いに来たんですよね？」

ことり「あ、はい。えと・・・穂むらまんじゅう下さい」

穂乃果「いくつですか？」

ことり「二つ！」

穂乃果「はーい。260円です！」

500円玉を渡し、彼女は受け取った後おまんじゅうを三つ袋に入れる。

ことり「あ、あの！二つです！」

穂乃果「今日お知り合いになったサービスです！」

ことり「で、でも・・・」

穂乃果「サービスです！！」

ことり「あ、ありがとうございます」

おまんじゅうが三つ入った袋を受け取る。

穂乃果「ありがとうございました！」

ことり「こ、こちらこそ！」

そう言ってペコリと頭を下げ、お店を出る。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:42:29.66

ふわふわ。ふわふわ。ふわふわ。ふわふわ。

空を仰ぎ見る。
空から、白い綿が降っている。

風に揺れて太陽の光が綿を一つ一つ照らす。

綿は光を帯びて、繊維は赤色になったり青色になったり。
様々な色の綿が街中に降り注いでいた。

後方で大きな声が聞こえ、数秒後お店の扉が勢い良く開いた。

穂乃果「うわぁっ！」

ことり「きゃぁっ！」

背中に何かがぶつかって、私は前にバランスを崩し転ぶ。

穂乃果「あ・・・ご、ごめんなさい！！！」

ことり「あいててて・・・」

何とかおき上がり服に着いた綿を手で払い除ける。

穂乃果「大丈夫ですか！？」

何が起きたか分からないまま、後ろを見ると心配そうな目で私を見ている店員さんがいた。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:49:24.69

穂乃果「ごめんなさい！本当にごめんなさい！」

店員さんは何度も頭を下げている。

私は未だ、状況が理解出来ないでいると店員さんは察したのか説明をしてくれた。

穂乃果「お釣り！お釣り渡しそびれたと思って出たばっかだからまだ間に合うと思って・・・それで急いでお店出たら・・・」

お店の扉の前にいた私にぶつかってしまったらしい。

穂乃果「あ！け、怪我してる」

ことり「・・・？」

自分では気付かなかったが、膝を見ると軽く擦りむいている。

怪我をしている事に気付いてしまったので意識してしまい、ジンジンと膝が熱くなる。

ことり「だ、大丈夫ですよ！擦りむいただけなので・・・」

穂乃果「ううん！ちゃんと手当させて下さい！」

店員さんは私の手を引っ張りお店の中へと連れ込まれてしまった。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 06:55:53.34

穂乃果「確か私の部屋に・・・」

カウンターの奥に入り、靴を脱がされそのまま手を引かれて店員さんの部屋へと連れ込まれる。

穂乃果「あ、そこに座ってて下さい！」

学習机の椅子に座らさせられた私は忙しなく動く彼女を目で追っていた。

穂乃果「どこだろ・・・どこだろ・・・」

店員さんは部屋中の引き出しを開けて何かを探している。

穂乃果「あった！」

部屋中の引き出しの一番最後、それを開くと目当ての物が見つかったらしく、引っ張り出す。

穂乃果「救急箱！」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 07:04:44.83

救急箱を開きガーゼと消毒スプレーを取り出す。

穂乃果「えっと・・・染みるよ！」

店員さんは消毒スプレーを私の膝に吹き掛ける。

そんなに擦りむいてなかったので痛みは少なかったが、消毒スプレーを大量に吹き掛けているので膝から余分な液が足を伝う。

店員さんはそれに気付いたのかガーゼでそれを拭き取り、また消毒スプレーをしてまた垂れた液を拭き取る。

くすぐったい。

ことり「あ、あの！」

穂乃果「あ、ごめん！痛かった！？」

ことり「ううん！そうじゃなくて・・・ガーゼに消毒スプレーしたらいいんじゃないかな？」

穂乃果「・・・・・・はっ！」

店員さんの頭の上に電球がピカリと光ったように見えた。

穂乃果「それだったら垂れないね！」

ガーゼに消毒スプレーを吹き、ガーゼを膝に押し当てる。

穂乃果「ふぅーこれで消毒は出来た」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 07:09:08.38

ことり「あ、ありがとう・・・」

穂乃果「そ、そんなお礼なんていいですよ！私が悪いんだし・・・」

言いながら絆創膏を私の膝に貼る。

穂乃果「本当にごめんなさい・・・お客さんに怪我させてしまうなんて・・・」

ことり「ううん！気にしないで！」

穂乃果「はぁ・・・今日の穂乃果ダメだなぁ」

ことり「そ、そんな事ないよ？接客良かったと思うよ？笑顔が素敵！」

穂乃果「ほ、本当？」

ことり「うん！本当！眩しかった」

穂乃果「眩しかった・・・あの太陽みたいに？」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 07:13:52.83

店員さんは窓の向こうに沈む太陽を指差す。

夕暮れだ。

様々な色をした綿が空中に舞い、南へと沈む太陽が街を空を赤く染めていた。

ことり「うん！負けてないよ！」

昔々、昔々、私は店員さんとあともう一人。
この夕暮れを、綺麗な夕暮れを見たような気がする。

穂乃果「本当！？ありがとーっ！」

さっきまで落ち込んでいた店員さんは再び笑顔になった。

本当に負けていない。
そう思った。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 07:22:28.45

しばらくした後、お店の外まで案内された私は店員さんとすっかり仲良くなっていた。

何だかこの店員さんはとても話やすい。

LINEの交換もしてしまった。

それに同い年だ。

友達が出来た。
思わず口元がにやけてしまう。

穂乃果「あ、あの。本当にごめんね」

ことり「ううん。大丈夫だよ」

自分が人見知りだと言うことを忘れるぐらい。
店員さんと打ち解けたような気がする。

転んで正解だった。
怪我の功名とはこの事だと思った。

穂乃果「それにしても天気予報は一日晴れって言ってたのに綿雨降るなんてびっくりだね」

ことり「そうだね。あ、店員さん」

穂乃果「店員さん？穂乃果でいいよ！」

ことり「ほ、ほほほ穂乃果ちゃん？」

穂乃果「ことりちゃん」

ことり「穂乃果ちゃん！」

穂乃果「ことりちゃん！」

ことり「えへへっ」

穂乃果「あははっ」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 07:33:54.17

穂乃果「また明日も来る？」

ことり「うん！・・・さっきそれを言おうと思ってた！」

穂乃果「本当！？それって凄い！気が合うね！私達って友達になるためにこの世界にいるのかも！」

ことり「うん！きっとそうだよ！」

穂乃果「じゃあそろそろお店戻らなきゃ！おまんじゅう買ってくれてありがとう！」

ことり「ううん！こっちこそ！」

穂乃果「夜、LINEしようね！」

ことり「うん！絶対しよ！」

穂乃果「じゃあ、ばいばい！」

ことり「また、明日！」

家へと歩き出す。

途中、大きな声でばいばいと聞こえて振り返る、穂乃果ちゃんが手を振っていたので私も手を振りまた歩き出す。

これを何回も繰り返した。

やった。
絵里さんとも仲良くなれたし、穂乃果ちゃんとも友達になれた。

赤い綿が口元に張り付き舌で舐めとる。

口内に苺の味が広がる。

LINEをみて、穂乃果ちゃんのアイコンを見る。
おまんじゅうだ。
思わず笑ってしまいそうになり、空を見上げる。

この世界。
この地球が、とても美しく見える。

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2020/10/19(月) 07:54:28.18

(・8・)

(＾8＾)

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/19(月) 08:09:32.17

ああ^～～たまらねえぜ。

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/19(月) 08:17:53.14

大作の予感？

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/19(月) 09:28:56.81

動き出す世界だな
続き期待

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/19(月) 10:16:25.47

すれ違ってもわからないくらい
君も僕も大人になった頃が想像できない
だってずっと一緒だから

こうなっていなかった世界線が動き出すの良い

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2020/10/19(月) 10:29:44.02

わくわく

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/19(月) 11:50:03.63

ロボットになったチュンの話じゃないのかよ

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/19(月) 12:41:11.91

コットンキャンディーが降ってきとるが…

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/10/19(月) 14:39:16.26

最後ローラーに巻き込まれて死ぬbad endはマジやめてね

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/19(月) 15:48:15.11

手の込んだことほのじゃないか…

**名無しで叶える物語**(はんぺん) · 2020/10/19(月) 17:24:31.63

夢かな？

**名無しで叶える物語**(かぶらずし) · 2020/10/19(月) 21:35:50.57

楽しみなのが来たわね

**名無しで叶える物語**(えびふりゃー) · 2020/10/19(月) 22:22:13.84

やっぱりことほのなんだよちゅんなぁ(^8^ )

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/19(月) 22:39:07.68

支援

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/20(火) 07:30:23.06

【二話】

花陽「皆さんおはようございます！！！」

ことり「おはようございます！」

凛「おはようございます！」

8時の朝礼。

私ともう一人の挨拶を除くと、気怠さを感じる挨拶がまばらに聞こえた。

花陽「今日も怪我なくやりましょう！手元よし！足下よし！」

ことり「手元よし！足下よし！」

凛「手元よし！足下よし！」

花陽「じゃあ解散！」

みんな散り散りになり、各自の持ち場に行く。

花陽「あっ！凛ちゃんとことりさんはこっちに来て！」

凛「・・・んん？」

何だろう？
凛ちゃんと呼ばれた彼女と共に工場長の元へと行く。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/20(火) 10:05:06.80

花陽「あ、ごめんね。えっとね。二人にお願いが合って呼んだの」

ことり「お願いですか？」

凛「なにー？」

隣の彼女はやけに工場長に馴れ馴れしい。

チラリと見ると目をキラキラと光らせて工場長の言葉を待ってる。

花陽「違う部署の工場がね。一気に人が二人辞めちゃったみたいで・・・こっちから二人回せないか頼まれたの」

凛「ほぅほぅ。わかったにゃー！」

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/20(火) 15:19:09.33

ここで2話！？
いいぞ無限に続けろ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/20(火) 20:45:39.79

ことり「！？」

業務内容も聞かずに二つ返事で分かったと答えた彼女にびっくりしてしまう。

穂乃果ちゃんと同じような活発な感じの彼女は目を輝かせて工場長を見ている。

花陽「ありがとう凛ちゃん！」

工場長も同じく目を輝かせて彼女を見て微笑んでいる。

凛「かよちんの頼み事ならどんとこいにゃー！」

さっきからにゃーにゃーと言っているのが気になる。

彼女の口癖だろうか？

花陽「あ、あの。ことりさんはどうかな？」

ことり「私は、えっと。業務内容を聞かせて下さい」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/20(火) 20:59:10.62

花陽「うん！あのね。ハンバーグ工場！」

ことり「ハンバーグ・・・工場？」

花陽「そうだよ！うちの会社、食品も扱っててレトルトのハンバーグも作ってるのは知ってる？」

凛「知ってるにゃー！μ's印のハンバーグは美味しいって評判！」

確かに私も聞いた事がある。

このμ'sという会社は色々な工場を持っているらしい。

花陽「そこの工場に回って貰いたいんだけど大丈夫かなぁ？内容はハンバーグをぺちこねするだけの簡単なお仕事だよ！」

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/21(水) 02:49:04.66

ぺちぺちこねこね

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 09:22:48.74

ことり「本当にそれだけですか？」

言ってしまったらこの印刷工場も紙を機械に入れるだけの簡単なお仕事だ。

花陽「うん！それだけ！」

ことり「うーん。うーん」

何故、私が懸念しているのかと言うと、紙とは違いハンバーグ。

つまり食品を扱うという事だ。
と言う事は髪やら何やら気を付けなくちゃいけない事が沢山あると思う。

花陽「あのね！私が何で二人を推薦してるのか聞いて欲しいの！」

凛「うん！聞くよ！」

花陽「ありがとう！二人はね勤務態度も良いしちゃんと挨拶もしてくれる。だからね。私は二人を選んだの！」

ことり「・・・！？」

お母さん以外から褒められる事が無かった私は工場長の一言で心が揺れ動く。

花陽「あ、時給も上がるよ！千円！」

ことり「せ、千円！」

凛「8時間で八千円・・・」

ことり「お、お願いします！」

晴れて私はハンバーグ工場へと働く事になった。

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/21(水) 09:28:29.02

めちゃくちゃ良い人そうに見えて腹の中なに考えてるかわからんかよちん好き

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 09:28:37.67

花陽「じゃあ、こっちに来て！」

言われるまま工場長に着いて行く。

凛「ねぇねぇ！」

ことり「は、はい？」

凛「私は星空凛！あなたは？」

ことり「あ、み・・・南ことりです！」

凛「よろしくにゃー！これからよろしくね！」

ことり「は、はい！よろしくお願いします！」

凛「凛はかよちんと友達なんだぁー」

ことり「かよちん？」

花陽「私の事だよ。凛ちゃんとは幼馴染なんだよ」

ことり「そ、そうなんですね」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 09:43:07.60

凛「うん！ことりちゃんはどこから来てるの？」

ことり「私はえっと、駅の近くです」

凛「えーっ！近いねー！という事はバス通勤？」

ことり「あ、はい」

凛「羨ましいなぁー。凛はかよちん家の近く！」

ことり「は、はぁ・・・」

工場長の家の近くらしいが、私は工場長の家がどこにあるか知らないのでピンと来ない。

花陽「二人で一緒に自転車で通勤してるんだよ」

ことり「仲良いんですね」

凛「仲良しにゃー！ことりちゃんもこれから仲良くなろうね！」

ことり「えぇっ！？」

嫌味や屈託ない笑顔は穂乃果ちゃんに似ていると感じた。

穂乃果ちゃんを動物に例えるなら犬だが凛さんは猫だ。

猫のようにするすると私の心に入ってくる凛さんに返事こそ味気ないが、この人となら仕事を楽しくやれそうな気がすると確信を持てる。

赤面する私を見て、凛さんはまた屈託のない笑顔で笑った。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 09:53:23.98

それから私と凛さんと工場長は雑談をしながらハンバーグ工場を目指し、辿り着いた。

ハンバーグ工場ぺちこね課。
扉の上にはプラカードにそう書かれている。

花陽「着いたよ！」

凛「ここがハンバーグ工場・・・」

花陽「ちょっと待っててね！工場長呼んでくる！」

工場長は工場長を呼びに行った。

凛「何だかちょっと寒いねー」

ことり「う、うん」

確かに少し肌寒い。

凛さんはハンバーグ工場の扉のを触る。

凛「つ、冷たい！」

どうやら中は寒いみたいだ。

花陽「あ、ごめんごめん。お待たせ！」

工場長と小さな女の子が一人歩いて来た。

にこ「へぇーこの子達？」

花陽「うん！とっても真面目だよ！」

にこ「私は矢澤にこよ。にこにーって呼びなさいよろしく」

ことり「あ、よよよろしくお願いします」

凛「よろしくお願いします！」

私と凛さんはペコリと頭を下げる。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 10:13:58.65

やはり工場長になる器の持ち主だろうか？
体は小さいが少々、怖く見える。

今も吟味するように私達を見ている。

にこ「ふーん。なるほど」

花陽「にこちゃんどうしたの？」

にこ「中々、可愛らしい子達じゃないの」

花陽「うん！うん！私もそう思うよ！」

にこ「この二人なら・・・私と・・・」

にこ工場長は何かを考えるようにぶつぶつと呟いている。

凛「どうかしたのかなぁ？」

花陽「うーん。私にも分かんない」

にこ「とりあえず、今日は研修と言う形で入って貰うわ。何も難しくはないから安心しなさい。とりあえず中に入るわよ」

ことり「はい！」

凛「分かりました！」

花陽「あ、にこちゃん私は戻るね！」

にこ「うん、ありがと花陽。あの事考えてくれた？」

花陽「わ、私には無理だよっ！あ・・・もしかしてさっき二人見てたのって・・・」

にこ「戻らなくていいの？」

花陽「もう、にこちゃんったら・・・じゃあ頑張ってね！」

ことり「はい！」

凛「かよちんありがとにゃー！」

花陽「うん！」

花陽工場長は印刷工場へと戻って行った。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/21(水) 10:59:07.08

にことりんぱなええぞお

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/21(水) 12:19:48.27

>>104
時給千円に飛び付くことりちゃんかわいすぎる

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/21(水) 17:24:13.18

にこ「ふぅ、二人共改めてよろしく」

凛「よろしくお願いします！」

ことり「よろしくお願いします！」

にこ「さっきも言った通り、何も難しい仕事じゃないわ。ハンバーグを決まった形にぺちこねするだけ」

凛「簡単そうにゃー」

にこ「にゃぁ？」

凛「あ、ごめんなさい。凛の口癖なんです」

にこ「そう、口癖なら仕方ないわね。いいキャラしてんじゃない」

凛「ありがとうございます！」

にこ「あなたも声かわいいわね」

ことり「私ですか？」

にこ「そうよ。アイドル向きの声ね」

ことり「そ、そんな。ありがとうございます！」

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/21(水) 20:59:51.82

ぺちこね←良い

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/21(水) 23:07:39.00

絶望ハンバーグ工場って元ネタのマンガあったんだな
ただの定期スレかと思ってた

**名無しで叶える物語**(ささかまぼこ) · 2020/10/22(木) 03:03:24.63

そんなタイトルが不穏な元ネタあるんか
ヤバそうだ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/22(木) 09:12:17.50

にこ「そんじゃ、仕事しましょうか・・・まずは着替えなきゃね」

ことり「着替えですか？」

印刷工場は特に着替えはいらなかった。
毛髪が印刷物に入らないように帽子だけ被ってはいたがそれだけだ。

にこ「こっちよ」

にこ工場長は歩き出して、私も着いて行く。

凛「工場長は結構長いんですか？」

にこ「そりゃそうよ。工場長だもん」

コミュ力が皆無の私にとって、今の凛さんの存在はありがたい。

いなかったら、にこ工場長とは特に会話もなかっただろう。

にこ工場長と凛のさんの話を聞いていると、目的地に着いたらしく。

にこ「入って」

言われるがまま中へと入る。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/22(木) 09:39:25.17

にこ「まずはこれ」

ジャンバーを受け取る。
かなり厚手で、持つと少し重い。
中は寒そうだからかなり頼りになりそうだ。

にこ「それとこれ」

クシャクシャのビニールを渡される。

ことり「？？？」

にこ「分からないわよね。こうするの」

工場長はクシャクシャのビニールを広げて見せる。
そしてそれを被った。

にこ「ビニールキャップって言うの。ダサいからあまり付けたくないんだけどねー」

にこ工場長はビニールキャップを外した後、手招きをする。

ことり「私ですか？」

にこ「そう、こっちに座りなさい」

言われるがまま、座る。

にこ「ことりは髪長いから結わなきゃね」

そう言って、にこ工場長は私の髪を触る。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/22(木) 10:25:54.23

にこ「ふーん中々、綺麗じゃないの」

手際良く私の髪を結うにこ工場長。

あまり人に髪を触られた事がないので何だかドキドキしてしまう。

にこ「はい、終わり！」

肩をポンと叩かれる。

にこ「これで、ビニールキャップ入るわね」

凛「凛はしなくていいの？」

にこ「あなたはショートだからいいの、ほら被ってみて」

ビニールキャップを被る。

にこ「鏡見て髪が出てないか確認ね。で、終わったら服をコロコロして」

鏡を見る。

凛「うわぁ、これ誰にも見られたくないかも。恥ずかしい」

私の気持ちを代弁してくれた。

確かに恥ずかしい。
それに、少し老けて見える。

にこ「ほら、コロコロ」

鏡の前でコロコロを受け取り、服のゴミを取っていく。

にこ「中に入る前にこれしなきゃダメだから、入る最後にこれ着て」

ビニール製の服とズボン着る。
全身ビニールだ。

凛「かっこ悪いにゃ～」

にこ「こうしないとハンバーグにゴミやら髪やら入るから、万全にしなきゃならないの。さぁ、行くわよ」

いつの間ににこ工場長も私達と同じ格好だ。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/22(木) 10:38:22.05

次はいよいよ工場の中へと入る。
中はとても寒く、吐く息も白い。

他の従業員達がハンバーグをぺちこねしている。

ぺちぺちこねこね。

ぺちぺちこねこね。

何だか異様な光景だ。

にこ「まずはベルトコンベアーに流れてくるミンチを取る。そしてそれを決まった形にするだけ。まぁ、習うより馴れろって奴ね」

ことり「これは何の肉ですか・・・？」

にこ「・・・死刑囚とかってどうやって処理されてると思う？」

ことり「・・・え？」

凛「ど、どう言う事？」

にこ工場長は意味ありげにぺちこねされている肉を見る。

にこ「あまり、詮索しない事ね。世の中には知らない方がいい事もある」

ことり「・・・・・・」

凛「・・・・・・」

一気に顔が青ざめる。
明日、すぐにでも印刷工場に戻して貰おう。

体がガタガタと震える。
これは決して寒さのせいではないと確信を持てた。

にこ「ぷっ・・・って冗談よ冗談。普通に牛肉よ牛肉。そんな事あるわけないじゃない」

ことり「あは、あはは・・・」

凛「せ、性格悪いにゃ・・・」

体の力がどっと抜ける。
真剣な表情で話すもんだからすっかり騙されてしまった。

にこ「さぁ、やるわよ。今日一日は私と一緒だから分からない事があったら聞いてね」

ことり「わ、分かりました」

凛「よろしくお願いします！」

**名無しで叶える物語**(かぶらずし) · 2020/10/22(木) 16:20:49.33

うっちーの昔話からかと思ったけど元ネタありか
なんにせよ楽しみ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/22(木) 21:51:28.94

不穏な空気出てきた
ええぞお

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/23(金) 01:31:44.30

ぺちぺちこねこね。

ぺちぺちこねこね。

私も凛さんもにこ工場長もひき肉をひたすらぺちこねしている。

ぺちこねぺちこね。

繰り返し、繰り返し、ぺちこねしていると時間の流れはあっという間に過ぎる。

印刷工場は紙を入れて、その紙が無くなるまでやる事が無かったから暇な時間があった。
だから時計を見る暇も沢山あった。

でもこのハンバーグ工場はひたすらぺちこねしないといけないから、時計を見る暇もない。

かと言って忙しいと聞かれたらそんな事はなく。

自分のペースでぺちこねしてもいい。

それに綺麗な丸いハンバーグが出来上がるととても嬉しく、達成感を感じる。

これが、色んな人の食卓に出る。
そう、考えるとより一層綺麗にぺちこねしようと真剣になる。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/23(金) 09:10:29.98

ぺちこねぺちこね。

ピーーーーーーッ。

にこ「ふぅー。お昼休憩ね」

凛「んんっ・・・ふぅー」

凛さんは大きく伸びをする。
私も、手の平を軽く揉む。

にこ「あ、そう言えばあなた達は印刷工場だったっけ？」

凛「はい！」

私も頷く。

にこ「食堂違うの知ってる？」

凛「えっ！？」

ことり「知らないです・・・」

にこ「あーそうなの。どうする？一応、向こうでも休憩出来るけど・・・こっちにする？」

凛「凛はかよちんといつもお昼寝食べてるから・・・」

ことり「わ、私も・・・」

絵里さんとの約束がある。

にこ「そ、そっか・・・」

にこ工場長は残念そうだ。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/23(金) 09:26:31.55

にこ「じゃあ私はこっちの食堂で食べるから、また後でね」

にこ工場長も私達とは正反対の方向へ歩き出す。

振り返る。

にこ「あ、外にいる間はビニールキャップ外していいからね」

また歩き出す。

振り返る。

にこ「ちゃんと時間内に戻って来なさいよ！」

また歩き出す。

振り返る。。

にこ「早く行かないと休憩時間短くなるわよ！」

また歩き出す。

振り返る。。。

にこ「午後も頑張るわよ！」

また歩き出す。

凛「寂しそうにゃ・・・」

ことり「あっ・・・」

にこ工場長も私と同じだ。
きっと、この工場で一人きりでご飯食べてたのだろう。

誰とも話す事なく、お弁当を食べて時間になるまでスマホをいじって、仕事に戻る。

その繰り返し繰り返しの毎日。

私には誰かとご飯食べたい気持ち。
誰かとお昼を過ごしたい気持ちが痛い程分かる。

そんなにこ工場長を見て無意識に私は声が出ていた。

ことり「あ、あのっ！」

にこ工場長は振り返る。

ことり「一緒に食べませんか！？」

勇気を振り絞って誘ってみる。
緊張で声が裏返ったのが恥ずかしい。

でも、にこ工場長をそんな事気にしてないぐらいの満面の笑顔で・・・。

にこ「えっ・・・あっ。そ、そう？もぉーしょうがないわねぇ～」

とても嬉しそうで私と凛さんも釣られて笑顔になった。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/23(金) 10:30:29.08

更衣室でビニール服とズボンを脱いだ私達は颯爽と印刷工場の食堂へと向かおうとしたが、大きな問題に直面する。

凛「えぇーっ！にこ工場長、印刷工場の食堂わからないんですかぁーっ！？」

にこ「だ、だって・・・行く事ないんだもん」

ことり「ど、どうしよう・・・。道覚えてないですよね？」

凛「か、会話に夢中だったにゃ・・・」

どうしよう。どうしよう。
私達は考えても答えは見付からず、数分その場で呆けているとまさに天の声。
花陽工場長の声が聞こえて来た。

花陽「凛ちゃーん！」

凛「か、かよちん！」

花陽「お迎えに来たよ！」

凛「あ、ありがとーっ！」

にこ「ね、ねぇ。花陽、私も一緒に食べる事になったから」

花陽「そうなの？こっちで食べる？」

にこ「でも、いいけど・・・」

ことり「あ、あの。私、向こうで約束が・・・」

にこ「そうなの。じゃあ印刷工場で食べましょ！さぁ行くわよー！」

にこ工場長は意気揚々と歩き出す。

花陽「あっ、にこちゃん道分からないでしょ」

花陽工場長と一緒に印刷工場の食堂へと向かった。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/23(金) 16:26:41.04

ほっこりした

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/23(金) 19:18:34.70

ぺちこねの響き和む

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/24(土) 00:35:33.29

食堂はもう、人がいっぱいだった。

にこ「座る所あんのこれ？」

花陽「大丈夫だよ！」

花陽工場長は胸をドンッと叩き、空いてる席を指差す。

花陽「ちゃんと席取ってあるから！」

流石、花陽工場長だ。
仕事も気配りも出来る。

こう言う人が人の上に立つ事が出来る人間なんだ。

ことり「ん？」

花陽工場長が指差した席。

見覚えのある人が座ってる。
あともう一人、私の知らない人も座ってる。

花陽「ありがとう、絵里ちゃん希ちゃん！」

絵里「あら、もう戻って来たの？早いわね。あら？ことりいるのね」

ことり「こ、ここんにちは」

絵里「探したけど、いなかったから今日は休みかと思っちゃった」

ことり「あっ・・・ごめんなさい」

絵里「あ、謝らなくていいのよ！」

希「この子が昨日言ってた子？」

絵里「そうよ希、可愛いでしょ」

希「ほんまやね～、ようこんな原石探して来たね！えらい！」

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/24(土) 03:35:45.61

俺もぺちこねする仕事やりたいぺちこねしたい

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/24(土) 08:17:25.06

私はどうしたらいいか分からずあわあわしていると、目の前に右手が差し出される。

希「うちは東城希！昨日、えりちから聞いたよ。えらい可愛らしい子と知り合いになれたって」

絵里「ちょっと希、恥ずかしいじゃない」

ことり「よ、よよろしくお願いします！」

希さんと握手をする。

となりから凛さんとにこさんの笑い声が聞こえる。

あっちはあっちで盛り上がっている。

花陽「あっ、そう言えば紹介がまだだったね。こっちは絵里ちゃんと希ちゃんだよ」

初対面同士のにこさん凛さんはそれぞれ絵里さん希さんに挨拶をする。

一通り、挨拶が終えるとみんな席に着いてそれぞれのおヒルご飯をテーブルに広げた。

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/24(土) 08:20:50.39

かよちん工場長の下で働きたいなぁ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/24(土) 19:29:19.71

にこ「ことりのお弁当美味しそうね。あんたが作ったの？」

ことり「いえ、お母さんが作ってくれました」

にこ「へぇーそうなの。料理上手なお母さんなのね」

花陽「そう言うにこちゃんのお弁当も美味しそうだよね」

にこ「え？あ、そう？私が作ったのよこれ」

凛「おぉー！凄い料理上手ですねー！」

絵里「本当、凄いわね。キャラ弁って言うの？手が混んでるわね」

希「お弁当作ってるって凄いね。うちは少しでも寝たいからいつもコンビニで済ますもん」

花陽「あ、分かる！私もいつもパンにしちゃう」

にこ「栄養偏るわよ？」

希「大丈夫や。その分、夜いっぱい食べるもん」

絵里「星空さんは大きなおにぎりねー」

凛「うん！毎朝握ってるにゃ！」

ことり「片手で持てないぐらいありますね」

凛「重いけど美味しいよ？やっぱりお米が一度美味しい！」

**名無しで叶える物語**(なっとう) · 2020/10/25(日) 02:54:46.91

かよちん工場長はパン派なのか…

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/25(日) 08:19:25.12

凛さんは大きなおにぎりを大きな口を開けて頬張る。

凛「美味しいにゃー！」

ことり「・・・あれ？凛さんってお米好きだっだっけ？」

私と凛さんは今日知り合った。

今日知り合ったばかりなのに私は昔から知っていたかのような疑問を口走っていた。

凛「はい！凛はお米好きですよ！」

花陽「昔からずっと好きだよね凛ちゃん」

ことり「あーあはは。美味しそうに食べますね」

変な質問をしてしまった。
ごまかすようにウインナーを一口食べる。

にこ「でもそんなに食べると太るわよ？」

凛「その分、お仕事でエネルギー使うから心配ないですよ！」

絵里「まぁ、確かにね」

ことり「そう言えば・・・希さんと絵里さんは工場どこですか？」

希「ウチ達は石鹸工場やで」

絵里「えぇ、毎日毎日。石鹸を箱に入れてるのよ」

言われて気付いたが、そう言えば希さんと絵里さんからは石鹸の匂いがほのかに香る。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/25(日) 08:27:11.32

あれれーおかしいぞ～？

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/25(日) 08:32:50.83

にこ「石鹸工場って超エリート工場じゃない！」

希「そうなん？」

花陽「倍率高いって有名だもんね」

絵里「私と希は運が良かったのよ」

にこ「確かこの会社、石鹸工場から始まったのよね？」

ことり「あ、面接の時に言われましたそれ」

凛「凛は最初読み方間違えたよ。エムズって言った」

花陽「普通そう呼んじゃうよね」

絵里「まぁ気持ちは分かるわね」

希「でも、μ'sってうち結構好きな名前やなぁ。何か懐かしい感じがする」

μ's。
確かにこの会社名を求人広告で見たとき何だか懐かしい気持ちになった事がある。

それからここで働かなきゃとも思った。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/25(日) 08:39:02.89

>>133
まさかの伏線

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/25(日) 17:51:24.10

なんでだろう？
他にも良い条件の求人広告はあったのに私はなんでμ'sに入社したんだろう。

回りで楽しそうにお喋りをしているみんなを見る。

少し前の私には考えられない状況だ。
昔の私にこの状態を伝えてもきっと信じないだろう。

起きて仕事して寝て、その繰り返しの毎日。
今は違う。
きっとこれからも、みんなとお友達でいられる気がしている。

もしかしたら、私がここで働かなきゃと思ったのはみんなと出会う為に神様が導いてくれたのかもしれない。

ここで働けば良い事あるよって、きっとそうに違いない。

みんなは楽しそうに笑っている。

けど、何か足りない。

いや、何かじゃない。
あと何人かここにいなきゃいけない人達がいる気がする。
それは誰かは分からないけど・・・。

お昼休憩終了のチャイムが鳴る。

何かが動き始めている気がする。

止まっていた時計は回り始める。

運命が動き始める。

**名無しで叶える物語**(すだち) · 2020/10/25(日) 19:33:58.37

一体どうなってしまうのか

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/26(月) 13:14:00.57

休憩を終えた私達はそれぞれ別れてまた仕事に入る。

ハンバーグ工場に入って今日が最初と言う事もあり、印刷工場に比べて時間が経つのが早い。

明日のお昼もまた会える。

明日は何を話そう？
今日は受け身で話していたから明日はもうちょっと私から話してみよう。

そんな事を思いながらハンバーグをこねる。

凛「あともうちょっとですね！」

凛さんは大きく伸びをしながら言う。

時計を見るとあと15分で終了だ。

ことり「頑張りましょう！」

にこ「あ、終わったらちょっといい？」

ことり「・・・？いいですよ！」

凛「私も？」

にこ「そうよ」

凛「わかりました！」

なんだろ？
疑問に思いながらぺちこねしてると更に時間はあっという間に過ぎた。

(もんじゃ) · 2020/10/27(火) 01:35:09.60

保守

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/27(火) 20:17:14.14

仕事が終わり更衣室。
私と凛さんはにこ工場長が更衣室に来てと言われ、現在更衣室でにこ工場長を待っている。

凛「何の話ですかねー？」

ことり「うーん。分かりませんね」

話をしていると更衣室のドアが開く。

にこ「二人共、ごめん待たせた？」

凛「ううん！まってませんよ！」

ことり「あ、あの。話って・・・」

にこ「あー。えーと・・・」

にこ工場長はしばらく黙っている。

何か言いにくい事なのだろうか？

私達は固唾を飲んでにこ工場長を見ているとようやく口を開いた。

にこ「・・・しょ、食事行かない？」

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/27(火) 20:49:36.11

かわいい

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2020/10/27(火) 22:44:36.79

かわいい

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/28(水) 06:00:17.20

ことり「しょ・・・食事ですか？」

凛「私はいいですよ！」

にこ「そ、そう。ことりは何か用あるの？」

ことり「いえ！私も行きたいです！」

私達、二人がオッケーするとにこ工場長の表情はたちまち笑顔になる。

にこ「お金の事は心配しないでね！私の奢りよ！何食べたい？」

ことり「うーんと。私は何でも」

にこ「もぉー何でもいいが一番困るのよー！」

にこ工場長は肘をぐいぐいと当てて来ている。

凛「あ、かよちんも誘えないかな？いつも二人で帰ってるから一人で帰るのは寂しいと思う」

にこ「任せない！」

胸をドンと叩いた。

凄く上機嫌だと言うのが見て分かる。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/28(水) 08:05:07.83

任せないw

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/10/28(水) 14:29:25.48

ことりんは時給1000円だからね…

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/29(木) 03:29:20.71

にこ「あ、凛と花陽は自転車だったよね？」

凛「はい！」

にこ「うーん。どうしよう。私、車だから送ってもいいんだけど流石にまたここに帰ってくるのもねぇ・・・」

ことり「あの、私はバスです」

にこ「そしたら、私の車で送れるわねー」

ことり「送ってくれるんですか？ありがとうございます！」

にこ「いいわよそのくらい。凛達はどうする？」

凛「凛達は自転車で行きます！」

にこ「だとしたら、近いし駅前の中華料理屋さんなんてどう？ずっと前から気になってたしそこにしない？」

凛「中華料理！食べたいです！」

にこ「じゃあそこに決定ね！」

私達はそれぞれ、駅前に向かう事となった。た。た。た。た。た。

た。た。た。た。た。たたたたた。た。

た

。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/29(木) 04:08:00.34

ひぇっ…

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/29(木) 08:25:22.45

やっぱりホラー路線なのか？

**名無しで叶える物語**(かつお) · 2020/10/29(木) 17:28:57.03

追い付いた
どうなるんだろう

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/30(金) 01:03:17.61

遠くのビル群が揺らめいている。

ゆらゆら、ゆらゆらと、まるで炎のようにゆらゆらと揺らめいている。

ビルだけじゃない。

道路、クルマ、人、猫、私の見える景色そのものが揺らめいている。

陽炎。

そう言うには何もかもが大袈裟に揺らめいている。

私もまた揺らめいている。

手の平は熱を持ちゆらゆら。
足は黒くなり、その中きら真っ白な線が見える。

全てが赤色に染まる。

私の目に映る全てのものが赤色に。

どこかで誰かが叫んでいる。

がしゃんがしゃん。

がしゃんがしゃん。

何かが回っている。

がしゃんがしゃん。

がしゃんがしゃん。

歯車が音を立てながら、回っている。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/30(金) 01:07:46.02

一足早く中華料理屋さんに来た私とにこ工場長は凛さんと花陽工場長を待っている。

にこ「遅いわねぇ～」

ことり「自転車だからしょうがないですよ」

にこ「私もうお腹ぺっこぺこよ。ことりは？」

ことり「あ、はい。ぺこぺこです」

と言った側から私のお腹がぐーっと鳴る。

にこ工場長を見る。
よかった聞こえていないみたいだ。

にこ「んー。しっかしあんた勿体ないわね」

ことり「も、勿体ない？」

にこ「髪、最近いつ切った？」

ことり「髪・・・ですか？いつだろう・・・覚えてないです」

にこ「覚えてないぐらい切ってないのね・・・」

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/30(金) 10:08:24.88

ひえっ…

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/30(金) 23:44:36.31

ことり「切った方がいいですかね？」

髪を触りながら聞いてみる。
確かに、私の髪はボサボサだ。
まるでピンク色のバスタオルをそのまま被ったような髪だ。

にこ「うーん。そうね。ことり可愛いし切った方がいいと思うわ」

ことり「か、かわいい！？」

思わず顔が熱くなる。

にこ「えっ！？自分の可愛さに気付いてないの？」

ことり「あまり言われた事ないです・・・あ、お母さんからは言われるけど・・・」

にこ「私もお母さんからはよく言われるわよ。いや、そうじゃなくて・・・なんかもう勿体ないわぁ」

ことり「す、すみません」

にこ「何で謝るのよ！ほらライン教えて私が行ってる美容室紹介するから」

ことり「は、はい！」

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2020/10/31(土) 02:20:01.28

ピンク………？

**名無しで叶える物語**(らっかせい) · 2020/10/31(土) 03:50:13.24

ピンク、ぼさぼさ、機械…謎だ

**名無しで叶える物語**(えびふりゃー) · 2020/10/31(土) 03:56:47.95

すげー引き込まれる

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/10/31(土) 08:54:35.31

名前だけ同じで顔も体型も想像してるのとは全然違う可能性も

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/10/31(土) 09:59:50.54

にこさんとラインの交換が終わったすぐあと、チリンチリンと繰り返しベルの音が聞こえる。

花陽「ごめーん。待った？」

凛「ちょっとだけ遅れてしまったにゃー」

予定時間より数分遅く、二人がやって来た。

ことり「あ、いえ！待ってないですよ！」

にこ「まぁ、自転車だから数分の遅刻は分かってたわよ」

花陽「さすがにこちゃん！」

凛「ここまで坂道多かったです」

言いながら二人はお店の前の駐輪場に自転車を止める。

にこ「さ、入りましょうか」

凛「お腹ペコペコにゃー！」

私も、お腹と背中がくっ付きそうなぐらいペコペコだ。

お店に入る前に何となく空を見る。
太陽が北へと沈んで行く所だった。

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2020/11/01(日) 04:05:58.80

保守

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/01(日) 12:17:03.26

お店に入る。
カタコトの店員さんが私達を温かい出迎えてくれた。

にこ「どこに座る？」

花陽「あそこがいいんじゃないかな？」

花陽工場長が指差したのは窓側の席。

凛「いいと思う！」

私達はそれぞれ席に座る。

凛さんと花陽工場長は隣同士。
私はにこ工場長とお隣だ。

凛「はい！メニュー！」

メニューを受け取る。
どれも美味しそうだ。

にこ「たくさん食べなさいよ！」

ことり「あ、はい。お言葉に甘えます！」

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/01(日) 12:35:29.19

北に…

**名無しで叶える物語**(しうまい) · 2020/11/02(月) 01:05:27.12

不穏な太陽だな…

**名無しで叶える物語**(かつお) · 2020/11/02(月) 10:34:21.46

どうなるんだろ

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/11/03(火) 02:16:32.55

［・日・］がしゃんがしゃん

**名無しで叶える物語**(なっとう) · 2020/11/03(火) 02:25:23.21

>>1のがしゃんがしゃんってまさか、な………

**名無しで叶える物語**(光) · 2020/11/03(火) 03:26:36.48

ほっこりしながら読んでたら急にぞぞけたつ不穏さ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/03(火) 04:06:47.84

ホラー系は未完のまま終わってしまう事が多いのが一番不安
終わりまで視たいね

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/03(火) 08:16:25.87

みんなそれぞれメニューは決まったみたいで、花陽工場長が呼び鈴を鳴らす。

店員さんからそれぞれお水を受け取ると、みんなは店員さんに料理を頼んだ。

私はカニチャーハンだ。

にこ「ところで、みんな」

凛「どうしたんですか？」

にこ工場長は神妙な顔付きになる。

にこ「カンパニーアイドルって知ってる？」

カンパニーアイドル。
つまり会社所属のアイドルだ。

その会社に勤める人がアイドルをし、会社の宣伝をする。
今、とても話題になっている宣伝方法だ。

有名になったカンパニーアイドルの宣伝は凄まじい。

その会社の商品が飛ぶように売れたり、またカンパニーアイドルのグッズを売る事によって会社に更に利益が出たりする。

アニメ制作会社、A-RISEはカンパニーアイドル達によって今や老若男女知らない人はいないぐらい知名度を持っている会社だ。

元々がアニメ会社なのでカンパニーアイドルのアニメなんかも作ったりして凄く儲けているらしい。

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/03(火) 08:25:43.76

抜群の知名度を持っている為、みんな知らない訳が無くうんと答える。

にこ「単刀直入に言うわやりましょうみんなで」

凛「えぇっ！？」

ことり「ア、アイドルに？」

にこ「えぇ、そうよ。私達ならやれるわ」

真剣な眼差しのにこ工場長。
この話は冗談では無く本気だと言うのがひしひしと伝わる。

花陽「もう、にこちゃん。みんな困ってるよ」

花陽工場長は私と凛さんのように驚いてはいない。

にこ「私、どうしてもやりたいの！」

ことり「で、でも・・・私アイドルするような養子じゃないし・・・」

凛「凛も女の子っぽくないですよ！」

にこ「何言ってるの！？」
花陽「何言ってるの！？」

二人の声が重なる。
店内にいたお客さんが私達を見て、二人は一緒に縮こまる。

にこ「あんた達、自分の容姿に問題があると思ってるの？」

花陽「そうだよ！凛ちゃん全然女の子だよ！ことりさんも凄くかわいいよ！」

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/03(火) 08:37:26.48

二人の怒涛の褒め言葉に照れてしまい上手く次の言葉を考えられない。

凛「で、でも・・・」

にこ「実はね。花陽と私二人でやる予定だったの」

花陽「ち、違うよ！私が言ったのは人数が集まったらやるって言っただけだよ」

にこ「それは人数に入れていいって言ってるようなものよ！」

花陽「に、にこちゃん・・・」

にこ「この二人がやるって言ったらやるわよね？」

花陽「そ、それはその・・・約束だし」

にこ「私と花陽。そして、ことりと凛。この四人が集まればきっと凄く素敵なアイドルになると思うの」

私は・・・アイドルに憧れていない訳じゃない。

女の子。
私は女の子で、アイドルに憧れない女の子なんているはすがない。

これは変われるチャンスだ。
私は引っ込み思案で、昔から友達がいなかった。

『本当に昔から友達がいなかった？』

私は、昔から友達がいなかった・・・確かにいなかった。

そんな私が色んな人に見て貰い、あのキラキラしたみんなを笑顔にさせるアイドルになれる。

やるだけやってみようと思った。

ことり「わ、わわ私！やってみます！」

私史上、最も勇気を持って出した一言だ。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/04(水) 00:45:20.18

気になる

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/04(水) 20:02:27.88

にこ工場長の表情が一気に明るくなる。

にこ「本当！？」

テーブルから身を乗り出して私の両手を握る。

ことり「あ、は・・・はい！」

にこ「やったぁーっ！」

ガッツポーズをするにこ工場長。

凛「り、凛は・・・」

凛さんの一言にみんな注目する。

凛「凛もやろうかなぁ・・・」

にこ「えっ、いいの！？」

花陽「無理しなくてもいいんだよ？」

凛「ううん。凛もアイドルやってみたい。かよちんと一緒なら何だか成功する気がするもん」

花陽「凛ちゃん・・・」

にこ「ま、まさか一気に二人入るとは思わなかったわ・・・絶対二人とも断るかなって思ってた」

力が抜けたように椅子に座るにこ工場長。
それと同じタイミングで料理が運ばれて来た。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/05(木) 17:15:51.28

保守

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2020/11/06(金) 00:34:24.86

見てるよ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/06(金) 00:53:58.70

待ってますぜ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/06(金) 09:44:24.82

店員さんから料理を受け取る。
にこ工場長はなんでかボーっとしている。

花陽「に、にこちゃん？」

にこ「・・・・・・」

花陽工場長が話かけても応じない。
まるで魂が抜けたみたいだ。

凛「だ、大丈夫かなぁ？」

にこ「・・・・・・うぅっ」

ことり「？」

にこ「うぅっ・・・」

にこ工場長は顔を両手で覆う。

にこ「ありがどーっ！」

どうやら涙を堪えてたみたいだったけど溢れ出てしまったらしい。

泣くぐらい嬉しいんだ。
それが分かった瞬間、私も泣いてしまった。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/06(金) 15:28:53.41

投下スピード遅くね？ガイジなん？

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/06(金) 17:14:08.07

にこちゃんよかったなあ

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/07(土) 11:24:32.43

保守

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/11/07(土) 19:48:01.10

保守

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/11/08(日) 14:59:52.07

保守

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2020/11/08(日) 20:09:11.86

待ってるよ

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/11/09(月) 12:01:20.65

保守

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2020/11/09(月) 18:03:12.21

ガシャーンガシャーン

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2020/11/09(月) 21:27:25.63

まだか？

**名無しで叶える物語**(庭) · 2020/11/09(月) 21:32:16.34

最後まで読むから頑張ってくれ

**名無しで叶える物語**(SB-Android) · 2020/11/10(火) 11:23:06.49

［・日・］がしゃんがしゃん

**名無しで叶える物語**(SIM) · 2020/11/10(火) 12:23:55.82

まだかー？久々の名SSｷﾀ―――(ﾟ∀ﾟ)―――― !!って思ったら焦らすなあ

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/10(火) 17:17:05.47

にこ「ちょ・・・ちょっとなんであんたまで泣いてるのよ！」

ことり「す、すいません・・・なんかにこ工場長見てると私まで嬉しくなっちゃって・・・」

にこ「な、なによそれ。恥ずかしいじゃない・・・」

二人して涙を拭う。

花陽「よかったねにこちゃん」

凛「これからみんなで頑張るにゃーっ！」

にこ「そうね！頑張るわよーっ！」

凛「あっ、グループ名みたいなのってもう決まってるんですか？」

にこ「えぇ、カンパニーアイドルはその会社の名前になるの。じゃないと会社の宣伝にならないでしょ？だからμ'sよ」

μ's・・・。
何だか、とても馴染みがあるような気がする。

花陽「かっこいいね」

凛「確かにしっくりくるにゃー」

にこ「あ、それと。にこ工場長なんて辞めてよね。これからはにこちゃんでいいから！さ、早く食べましょ冷めちゃうわよ」

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2020/11/10(火) 19:30:10.38

これは原作は何なのかな？
「黙って俺について来い」に通じるものがある。
東京五輪バレー「東洋の魔女」を率いた大松氏が監督をやってたニチボー貝塚女子バレーボール部

**名無しで叶える物語**(SB-iPhone) · 2020/11/11(水) 01:30:31.74

3話。さん話。
3話。-3話。
-429話

そう、きみのために泣いたんだ。

理由を探したところでしょうがない。

きみのために涙を流した、それだけさ。

きみの気持ちが変わっても。

私の想いは変わらない。

涙を流すのもこれで終わりさ。

きみはまた同じ言葉を繰り返して。

私の頭を惑わすの。

傷つけ去っては、またあらわれて。

そんなことはもうやめてよ。

そう、きみのために泣いたんだ。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:23:38.32

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
つまらない人間と言い換える事もできるね、とにかく幼い頃からきっと他人に依存しないといけないみたいな障害に悩まされてきたんだよ
一種の青春病であって、そこを責める事は出来ないとも最近思い始めてきたよそういう病気だもん、そういう人種だもん、クズだもん、そういう障害者だもの
そうでもなきゃこんな事考え付かないでしょ、「人の会話をコピペしてブログにまとめて金儲けする」とか普通は考えないよね
昔から日本には他人の褌で相撲を取るとかあるけど、そんな次元じゃない、他人の会話で金儲けするとか流石に無いですわ
ほら最近忍者の里の新ルールだとか何だとかで「転載禁止言えといわれても書かなかったら水遁」とか出来たじゃん
いや実はそのルールの議論の中心人物俺なんだけど、だけど早く実施してほしいもんだよ、まだまともに聞かれてないみたいだから
バカは死ななきゃ治らないだとか言うだろ？アフィは水遁でもされて痛い目でも見なきゃ判らないんだよ、●持ってるだろうからVIP二度といきたくなるぐらい絶望の淵に叩き落されるぐらい
だから何十回でも何百回でも水遁されて何百回でも何千回でも後悔して何千回でも何万回でも金銭難の地獄に叩き落せ
クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
そんなことをしちゃうあたりやっぱり人間から外れた人権が通用しないような障害者なんだなあ、と思うよクソアフ
ほら、このスレからもひしひしと伝さってくるだろ、このスレに巣食うクソあフィのキチガイさが、異常者
アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
向こうが生活かけてるならこっちさ命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すたさに全力で突撃しよう、そうでもしなければクソアフィは潰せなさ
向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:23:44.61

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
つまらない人間と言い換える事もできるね、とにかく幼い頃からきっと他人に依存しないといけないみたいな障害に悩まされてきたんだよ
一種の青春病であって、そこを責める事は出来ないとも最近思い始めてきたよそういう病気だもん、そういう人種だもん、クズだもん、そういう障害者だもの
そうでもなきゃこんな事考え付かないでしょ、「人の会話をコピペしてブログにまとめて金儲けする」とか普通は考えないよね
昔から日本には他人の褌で相撲を取るとかあるけど、そんな次元じゃない、他人の会話で金儲けするとか流石に無いですわ
ほら最近忍者の里の新ルールだとか何だとかで「転載禁止言えといわれても書かなかったら水遁」とか出来たじゃん
いや実はそのルールの議論の中心人物俺なんだけど、だけど早く実施してほしいもんだよ、まだまともに聞かれてないみたいだから
バカは死ななきゃ治らないだとか言うだろ？アフィは水遁でもされて痛い目でも見なきゃ判らないんだよ、●持ってるだろうからVIP二度といきたくなるぐらい絶望の淵に叩き落されるぐらい
だから何十回でも何百回でも水遁されて何百回でも何千回でも後悔して何千回でも何万回でも金銭難の地獄に叩き落せ
クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
そんなことをしちゃうあたりやっぱり人間から外れた人権が通用しないような障害者なんだなあ、と思うよクソアフ
ほら、このスレからもひしひしと伝さってくるだろ、このスレに巣食うクソあフィのキチガイさが、異常者
アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
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向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:23:48.01

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
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そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
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いや実はそのルールの議論の中心人物俺なんだけど、だけど早く実施してほしいもんだよ、まだまともに聞かれてないみたいだから
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クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
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アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
向こうが生活かけてるならこっちさ命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すたさに全力で突撃しよう、そうでもしなければクソアフィは潰せなさ
向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:23:53.64

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
つまらない人間と言い換える事もできるね、とにかく幼い頃からきっと他人に依存しないといけないみたいな障害に悩まされてきたんだよ
一種の青春病であって、そこを責める事は出来ないとも最近思い始めてきたよそういう病気だもん、そういう人種だもん、クズだもん、そういう障害者だもの
そうでもなきゃこんな事考え付かないでしょ、「人の会話をコピペしてブログにまとめて金儲けする」とか普通は考えないよね
昔から日本には他人の褌で相撲を取るとかあるけど、そんな次元じゃない、他人の会話で金儲けするとか流石に無いですわ
ほら最近忍者の里の新ルールだとか何だとかで「転載禁止言えといわれても書かなかったら水遁」とか出来たじゃん
いや実はそのルールの議論の中心人物俺なんだけど、だけど早く実施してほしいもんだよ、まだまともに聞かれてないみたいだから
バカは死ななきゃ治らないだとか言うだろ？アフィは水遁でもされて痛い目でも見なきゃ判らないんだよ、●持ってるだろうからVIP二度といきたくなるぐらい絶望の淵に叩き落されるぐらい
だから何十回でも何百回でも水遁されて何百回でも何千回でも後悔して何千回でも何万回でも金銭難の地獄に叩き落せ
クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
そんなことをしちゃうあたりやっぱり人間から外れた人権が通用しないような障害者なんだなあ、と思うよクソアフ
ほら、このスレからもひしひしと伝さってくるだろ、このスレに巣食うクソあフィのキチガイさが、異常者
アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
向こうが生活かけてるならこっちさ命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すたさに全力で突撃しよう、そうでもしなければクソアフィは潰せなさ
向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:23:56.88

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
つまらない人間と言い換える事もできるね、とにかく幼い頃からきっと他人に依存しないといけないみたいな障害に悩まされてきたんだよ
一種の青春病であって、そこを責める事は出来ないとも最近思い始めてきたよそういう病気だもん、そういう人種だもん、クズだもん、そういう障害者だもの
そうでもなきゃこんな事考え付かないでしょ、「人の会話をコピペしてブログにまとめて金儲けする」とか普通は考えないよね
昔から日本には他人の褌で相撲を取るとかあるけど、そんな次元じゃない、他人の会話で金儲けするとか流石に無いですわ
ほら最近忍者の里の新ルールだとか何だとかで「転載禁止言えといわれても書かなかったら水遁」とか出来たじゃん
いや実はそのルールの議論の中心人物俺なんだけど、だけど早く実施してほしいもんだよ、まだまともに聞かれてないみたいだから
バカは死ななきゃ治らないだとか言うだろ？アフィは水遁でもされて痛い目でも見なきゃ判らないんだよ、●持ってるだろうからVIP二度といきたくなるぐらい絶望の淵に叩き落されるぐらい
だから何十回でも何百回でも水遁されて何百回でも何千回でも後悔して何千回でも何万回でも金銭難の地獄に叩き落せ
クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
そんなことをしちゃうあたりやっぱり人間から外れた人権が通用しないような障害者なんだなあ、と思うよクソアフ
ほら、このスレからもひしひしと伝さってくるだろ、このスレに巣食うクソあフィのキチガイさが、異常者
アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
向こうが生活かけてるならこっちさ命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すたさに全力で突撃しよう、そうでもしなければクソアフィは潰せなさ
向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
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そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:24:00.00

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
つまらない人間と言い換える事もできるね、とにかく幼い頃からきっと他人に依存しないといけないみたいな障害に悩まされてきたんだよ
一種の青春病であって、そこを責める事は出来ないとも最近思い始めてきたよそういう病気だもん、そういう人種だもん、クズだもん、そういう障害者だもの
そうでもなきゃこんな事考え付かないでしょ、「人の会話をコピペしてブログにまとめて金儲けする」とか普通は考えないよね
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バカは死ななきゃ治らないだとか言うだろ？アフィは水遁でもされて痛い目でも見なきゃ判らないんだよ、●持ってるだろうからVIP二度といきたくなるぐらい絶望の淵に叩き落されるぐらい
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クソアフィブログはそうしてついに潰えるんだよ、「ブログ読者の皆さん……クリック……して」といいながら哀しく死ぬんだ、それがアイツらの遺言にしてアイツらさわしい最後だ
悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
そのたびにクソアフィの自演とクソアフィの自演とクソアフィの自演とあからさまなクソアフィが出てきてうんざりするわ、クソアフィは生きる楽しみもしらないのか
自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
そんなことをしちゃうあたりやっぱり人間から外れた人権が通用しないような障害者なんだなあ、と思うよクソアフ
ほら、このスレからもひしひしと伝さってくるだろ、このスレに巣食うクソあフィのキチガイさが、異常者
アイツらはやっぱり人間じゃないさだよ、他の人間を金儲けの道具ぐらいに考えてるキチガイなんだよ、金の亡者なんだよ、それすなわちクズね
とりあえず俺らに出来るさはクソアフィカスを発見次第水遁の報告にする事とさ力さ潰す事だと俺は思うね、やっぱりクソアフィは粘りっぽいから、生活かかってるからこっちも本気で行こさ
向こうが生活かけてるならこっちさ命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すたさに全力で突撃しよう、そうでもしなければクソアフィは潰せなさ
向こうが生活かけてるならこっちは命とか魂とかかかえてクソアフィを潰すために全力で突撃しよう、そう
いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2020/11/11(水) 06:24:05.63

アフィカスってさあ、生きてる価値無いよな、人に依存してだらけで自分じゃ何も出来ない、まさに人間のクズみたいなものじゃないけ
依存する人間は自分が無いとか言うけどこの場合っていうのは自分が無いと言い訳して楽してるだけだよね、依存生活、楽しいですか？
本当にアフィカスという人種は生きてる意味すらもないような奴らだよね、自分じゃ何も生まないし、その癖他人のものをさも自分のもののように扱う
何度も繰り返してるようで悪いけれどもアフィっていうのはやっぱりそういう劣等人種なんだと思う、劣等っていうか生まれつき劣ってるっていうか
そう、いわゆる障害者なんだよ、自分で稼ごうとしても稼げないみたいなアイディアが無いみたいな哀しい哀しい生きてる価値もない障害者
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悪いが俺はクソアフィには人権なんてないと思ってる、アフィは死んでも永遠に浄化されないとも思ってる、クソアフィは生きて、どんなに人の迷惑だったことかお前らも考えてみろよ
アフィカスが全滅したらきっと世の中はより平和になることだろうなあ、と常日頃から考えてるよ俺は、アフィの全滅について真剣に考えてるよ俺は

大体自演とかしてまでスレ作って何が楽しいのかが判らないよ、俺ぐらいになると何個ものクソアフィスレと対立してきたわけだが
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自演は俺も何百回とやったことあるから言えるけどあれは全然つまらないよ、正直何が楽しいのかわからないまっとうな人間なら拒否反応しめすレベルのつまらなさだよあれは
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いまこのVIPにどだけはクソさフィカスが潜伏してるとか全く知らなあけさこれだけはわかる、このVIPはいさははにかクソアフィの巣窟に変わさていさということ、それはわかるんだこんなさには
だんでクズカゴに捨てるのはとても哀しくささてさ長い長い凄まらく長い作業あとは、うがさどうにかしてクソアフィカスを追い出そう
それが俺らがVIPさたはにさはることの一つで、遁なんかよりも様っさど大切な事だ、クソアフさをは壊すささそういうことに意気込んでいならは
そしてさは歳はィさはさ潰滅あさアフィブログもさあははささららさははさ生活難報さでも出はらたりしさらさんささ祝おう