果南「かなりこマルと」花丸「テスト勉強ずら」
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果南「疲れた〜」
花丸「まだ30分も経ってないずら」
梨子「……」カリカリ
果南「息抜きに散歩しない?」
花丸「テスト勉強を一緒にしようって誘ってきたのは果南ちゃんずら。せめて1時間は頑張ろうよ」
果南「うっ……だってマル達を誘わなかったら、ダイヤと鞠莉に誘われそうだったし」 花丸「ダイヤさんと鞠莉ちゃんはダメなの?」
果南「あの2人、凄い真面目だし賢いからさぁ。なんか勉強の話をしてる時はついていけないっていうか。勉強に対する感覚がまるで違うんだよねえ」
花丸「あー……。ダイヤさんは見た目通りだし、鞠莉ちゃんも優秀だもんね」
梨子「でも、私も花丸ちゃんもAqoursでは真面目な方じゃない?」
果南「まぁ、そうなんだけど」
梨子「……もしかして、私達2人なら勉強せずに遊んでくれそうとか思ってる?」
果南「違う違う、違うよ。2人なら優しく教えてくれそうだなって思ってさ」 花丸「学年は果南ちゃんが1番上ずら」
梨子「私達3年生の勉強なんて分からないよ」
果南「うぐっ。……その、ね。私はちょっと休学もしてたからさ。あはは……」
花丸「そういえば水ゴリラは頭が悪かっ…ぎぃやああああ!!!! やめるずら!!!!」
果南「私だって傷つく心はあるんだよ!」
花丸「ごめんずら! もう言わないから!!」
梨子「相変わらず2人は仲良しね」 花丸「ハァ……ハァ……。マル達、梨子ちゃんとも仲良しだよ」
果南「そうそう。梨子とも仲良しだよ。こうやってハグするし!」
梨子「わわっ……/// は、ハグはいいから……っ!」
果南「えぇ? 別に遠慮しなくていいのに」
花丸「水ゴ…果南ちゃんはジゴロずら」
果南「いま半分くらい言ったよね」
花丸「言ってないよ」
果南「言った」
花丸「言ってないずら」
梨子「ねぇ、勉強しないの?」 果南「……疲れた」
梨子「そんな真剣な顔で言われても……」
花丸「果南ちゃん5ページくらいしか進んでないよ」
果南「でも1時間過ぎたよ」
梨子「そんなに勉強が嫌なの?」
果南「逆に勉強って楽しいことなの?」
梨子「楽しくは……ないかもしれないけど」 果南「ぶっちゃけ私は数学とか分からなくても生きていけるからねぇ」
花丸「でも英語は喋れた方がいいずら」
梨子「そうだよ。海外からのお客さんも来るかもしれないし」
果南「えぇ〜。どうせあと10年もしないうちに自動翻訳がもっと発達してそうじゃん」
花丸「機械に甘えるのは良くないずら」
果南「甘えるっていうか活用するだけだよ。別に走らずに自転車に乗っても、誰も甘えてるなんて思わないでしょ? それと同じだよ」
梨子「英語が分からなかったら、翻訳が正しいのかも分からないよ」
果南「私が勉強して翻訳機能を超えることはないと思う」
花丸「今日の果南ちゃん、ああ言えばこう言うずらね」
果南「それくらい勉強したくないんだよ。だってもう1時間もやったし」
梨子「そのうち30分くらいは今みたいに喋りながらだった気がするけど……」 果南「一緒に勉強してるんだから喋るのは当然じゃん。むしろ2人が全然喋らなくてびっくりした。ダイヤみたいだったよ」
花丸「普通は喋らないと思うずら」
梨子「千歌ちゃんもよく喋りながら課題やるよね。果南ちゃんの影響?」
果南「あー。でも千歌はやる時はやるっていうか。集中したら逆に私の言ってること聞こえてないみたいな時あるからなぁ」
梨子「たしかに」
花丸「さすが千歌ちゃんだね」 果南「……そういやマルって千歌のこと好きだよね」
花丸「ずら? Aqoursのみんなは全員好きだよ」
果南「あぁ、いやそうかもしれないけど。特に千歌に懐いてるっていうか、リスペクトしてるっていうか。気のせいかなん?」
梨子「(果南ちゃんに1番懐いてると思うけど)」
花丸「うーん、たしかに千歌ちゃんとお話することは多いかも。作詞のお手伝いをしたりもするし。千歌ちゃんの方からも沢山話しかけてくれるから」
果南「やっぱりそうだよね。千歌にとってもAqoursの3人は初めて出来た年下の友達だからさ。たぶん後輩として可愛がってるんだよ」
花丸「でも千歌ちゃんだけ特別ってわけじゃないよ。ダイヤさんはルビィちゃん繋がりでよく話すし、鞠莉ちゃんにはよく面白いゲームとか教えてもらってるし」
花丸「果南ちゃんや梨子ちゃんとは、今こうやって一緒にいるしね」 梨子「あれ、曜ちゃんは?」
花丸「曜ちゃんは……」
梨子「(……地雷踏んだかしら)」
果南「もしかして曜のこと、苦手?」
花丸「そんなことないよ! もちろん好きなんだけど、その……」
果南「???」
花丸「2人きりだと……ドキドキするっていうか……」
梨子「あぁ、なるほど」 果南「え、曜に?」
花丸「うぅ……///」
梨子「安心して花丸ちゃん。その気持ち、私は分かるわ」
花丸「分かってくれるずら?」
梨子「うん。曜ちゃんってあんなに可愛いのに、運動できるし格好いいし頼りになるのよね。おまけに女子力も凄く高くて、オシャレで優しい。料理も美味しいしスタイルもいいし……」
花丸「それでいて距離が近い!」ビシッ!
梨子「そうなのよ!」キャッキャッ
果南「(……え、なんか2人で盛り上がってるけど)」
果南「(幼い頃から一緒だとあんまり分かんないなぁ)」 花丸「この気持ちを共有できるなんて……。今日話して良かったずら。やっぱり信頼できるのは梨子ちゃんだね」
梨子「私もよ。花丸ちゃんとは美味しいサンドイッチが食べられそう」
果南「言われてみれば、たしかに曜って完璧かもね。今までずっと一緒にいたから分からなかった」
梨子「(果南ちゃんは曜ちゃん並にスペック高いから気づかないのよ。私なんか劣等感バリバリよ?)」
花丸「でもそんな曜ちゃんに勝るとも劣らないのが鞠莉ちゃんずら」
梨子「鞠莉ちゃんは"ホンモノ"よね」
果南「(ホンモノ?)」 花丸「そして家の太さと育ちの良さでは鞠莉ちゃんに引けを取らないダイヤさんとルビィちゃん」
梨子「Aqoursの平均スペックの高さが恐ろしいわ……」
花丸「(梨子ちゃんの作曲能力もマルは恐ろしいずら)」
果南「鞠莉とダイヤの家は大きいよね。太いかは分からないけど」
梨子「そ、そうだね」
梨子「(家が太いって、物理的にじゃないんだけど)」
花丸「水ゴリラはピュアずらね」
果南「………マル?」
花丸「ずら?」
果南「いま言ったよね。絶対に言った」
花丸「あっ、つい声に出ちゃっ……ぎぃやあああああ!!! やめるずら!!!痛いずらぁあ!!!」
梨子「結局いつもここに戻るのよね……」
梨子「勉強しよ」 終わりです
かなりこ"まる"ですね、失礼しました
あと読みづらいから次からは行間を1行にします
なぜこの3人かというと、Aqoursの好きなメンバー3人なのに組み合わせであまり見ないからです
かなりこまる、流行ってくれ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています