ダイヤ「お邪魔しますわ」
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ピンポーン
ガチャ
ダイヤ「こんにちは」
ダイヤ「やっぱり……まだ寝てましたのね」
ダイヤ「おはようって……もうお昼前ですわよ?」
ダイヤ「別に……約束なんてしてませんけど……」
ダイヤ「……なにか不都合でも?」
ダイヤ「コホン、とにかく上がっても宜しくて?」
ダイヤ「ええ、お邪魔しますわ」 ダイヤ「はぁ……カーテンも開けず部屋が薄暗いままで……」
ダイヤ「休日だからってだらだらしすぎです。シャキッとなさいシャキッと」
ダイヤ「まったく……早く顔を洗って……いえ、シャワー浴びた方が良さそうですわね」
ダイヤ「着替えは用意しておきますから早くシャワーを浴びていらっしゃい」
ダイヤ「洗濯物も溜まっている様ですし、その間にそちらも片付けておきますから」
ダイヤ「はいはい、いいですから早く行ってください」 ダイヤ「……と、これでよし」
ダイヤ「洗い終わるのは……だいたい40分後ですわね」
ダイヤ「その間にこの部屋を少し片付けますか」
ダイヤ「……まったく。先週掃除したばかりなのにこんなに散らかして……」
ダイヤ「どうしたらこんな風にできるのやら……あら?」
ダイヤ「こんな所に写真立てなんてありましたでしょうか……」
ダイヤ「あ……写真は……」 ダイヤ「この間ふたりで遊びに行ったときに一緒に撮ったもの!」
ダイヤ「そうですか……あの写真を飾っていてくれてたのですね……」
ダイヤ「ふふっ♫」 ダイヤ「さて、まだまだ細かいところは気になりますが……」
ダイヤ「とりあえず切り上げてお料理に取り掛かりますか」
ダイヤ「台所は……意外と綺麗なんですのよね」
ダイヤ「綺麗すぎると言うか……お料理をしてる痕跡がまったくありませんけどね」
ダイヤ「冷蔵庫の中は……やっぱりろくな物が入ってませんわね……」
ダイヤ「途中のスーパーで買い物してきておいて正解でしたわ」 ダイヤ「あ、シャワー終わりましたのね」
ダイヤ「あ! 脱衣所の床がびしゃびしゃではありませんか!」
ダイヤ「ちゃんとおふきなさい!」
ダイヤ「ぶつくさ言ってないで早くやる!」
ダイヤ「髪の毛もまだ全然乾いてないじゃありませんか」
ダイヤ「ちゃんとふいてドライヤーでしっかりと乾かしなさい」
ダイヤ「えー、じゃありません! 身嗜みはちゃんとなさい!」
ダイヤ「まったくもう……」
ダイヤ「しません! 髪くらい自分で乾かしなさい! 子供じゃないんだから!」
ダイヤ「はぁ……つかれる」 ダイヤ「よしよし、ちゃんと乾かしましたわね」
ダイヤ「それじゃあ、次は歯を磨いて……」
ダイヤ「ダメです、歯磨きは朝食まえにする方が効果的なんです!」
ダイヤ「朝食というかもう昼食ですが……」
ダイヤ「え? えぇ……ここに来る前に食材を買ってきて……」
ダイヤ「ええ。ですからちゃんと歯磨き出来たら美味しいご飯が待っていますから」
ダイヤ「まったく、調子が良いのですから……」 ダイヤ「あ、そろそろ洗濯機が止まりますわね」
ダイヤ「止まったらすぐに干しておいて下さいね。私はまだこちらに手が離せませんので」
ダイヤ「つべこべ言わずやりなさい! 自分の洗濯物でしょうが!」
ダイヤ「あ、シャツをハンガーに掛けるときは裾から入れて下さいね! シワは叩いて両手で
叩いてのばすんてすわよ!」 ダイヤ「洗濯物は干せましたか?」
ダイヤ「では、こちらはもう少しかかりますので掃除機をかけておいてもらえますか?」
ダイヤ「ダメです、まだ簡単に物を片付けただけなんですから」
ダイヤ「清潔な空間じゃないとせっかくの食事も台無しですわ!」 ダイヤ「ん。お味噌汁はこれで良いですわね。ご飯もちょうど炊けました」
ダイヤ「あ、掃除機かけ終わりましたの?」
ダイヤ「これは……ブッブーですわ! まだ隅に埃が溜まっているではありませんか!」
ダイヤ「こういうところもキチンと……は?」
ダイヤ「誰が小うるさいですって……?」
ダイヤ「もう! いいからちゃんとやり直しなさい!」
ダイヤ「あ、そうだ。それが終わったらテーブルを拭いておいて下さいね」
ダイヤ「ちゃんと水拭きした後はしっかり乾拭きしておくんですわよ!」 ダイヤ「掃除機とテーブル拭きは終わりましたか?」
ダイヤ「うん、完璧です。やれば出来るではありませんか」
ダイヤ「良く出来ましたわね〜偉いですわ♡」
ダイヤ「あ、いや、今のはその……つい妹に接する時のクセが出たと言うか
なんと言うか……」
ダイヤ「わ、私は貴方のお姉ちゃんじゃありませんわ!!!」
ダイヤ「え?……私は貴方の……その……」
ダイヤ「もうっ!テーブルが拭けたならさっさと食器を用意して下さいまし!
お料理はとっくに出来てますわよ!」 ダイヤ「さ、これで全部ですわ」
ダイヤ「え、別にそんな大した物じゃ……」
ダイヤ「大袈裟ですわ。お世辞はいいから早く席について下さい!」
ダイヤ「まったく……」ホクロポリポリ
ダイヤ「ええ、どうぞ。召し上がれ」 ダイヤ「ほらほらこぼれてますわよ」
ダイヤ「そんな子供みたいにがっついて……お料理は逃げないのですから
落ち着いて食べてください」
ダイヤ「まったく……」
ダイヤ「……んふ♪」 ダイヤ「ごちそうさまでした」
ダイヤ「ふふ、満足して貰えたみたいでなによりですわ」
ダイヤ「ではさっそく片付けを……」
ダイヤ「え? 洗い物は貴方が?」
ダイヤ「……じゃあお言葉に甘えてお願いしましょうか」 ダイヤ「……」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「あの……」
ダイヤ「やっぱり私も一緒に後片付けしますわ」
ダイヤ「え、別にそういう訳じゃ……ただ一緒に片付けた方が早く済む
からってだけです」
ダイヤ「……本当は貴方の隣にいたいだけですわ」ボソッ
ダイヤ「い、いえっなんでもないですわ!!! いいから早く片付けますわよ!!!」 ダイヤ「さて、スッキリ片付きましたわね」
ダイヤ「因みに今日は何をする予定でしたの?」
ダイヤ「……ずっと寝てるつもりだった?」
ダイヤ「……嘘おっしゃい、今のは冗談の声色じゃありませんでしたよ」
ダイヤ「まったく、いくら休日だからって」
ダイヤ「いえ、もちろんお仕事の疲れがあるのもわかってますが……」
ダイヤ「……せっかくこんなに良いお天気ですのに」 ダイヤ「……」
ダイヤ「……え?」
ダイヤ「本当ですか!?」
ダイヤ「いえ、とても良いと思いますわ!私もちょうど秋物の新作を見たいと
思ってましたの!」
ダイヤ「そうですわ、その後は例の映画を観て……」
ダイヤ「そう、この前ふたりで話してたあの映画!」
ダイヤ「あと、いつものカフェに抹茶の新メニューも出来たそうですしそれも……」
ダイヤ「さあ、そうと決まったらでは早速出かけましょう!善は急げですわ!」
ダイヤ「せっかくの二人の時間がもったいないですもの!」
ダイヤ「ふふ、今日は良い1日になりそうですわ♡」 ダイヤ「さ、行きますわよ。はやくはやく♪」
https://i.imgur.com/vwoHfM9.jpg
でもダイヤさんと付き合ったらこんな風にめんどくさいぞ? おつおつ
こんなふうにダイヤさんに甲斐甲斐しくお世話されたい… ありしゃにも弟がいるということは、たまにお姉ちゃんとして本領を発揮している可能性? めんどくさいわーやすみのひもゆっくりさせてもらえないなんてほんとめんどくさいわー >>17
寝起きは口の中の雑菌がめっちゃ繁殖してるからトイレより汚いぞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています