氷せつ菜「マネージャー、コーラ買ってきて下さい」 侑「はい、部長……」
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氷エマ「あ、私は牛乳がいいな♪」
氷彼方「彼方ちゃんは適当に高いものを」
氷しずく「私は常温のミネラルウォーターで」
かすみ「ちょっと皆さん! 新入りをこき使うのやめましょうよ〜! またすぐ辞めちゃいますよ〜!」
氷せつ菜「何甘いこと言ってるんですか! スクールアイドルは遊びじゃありませんよ!」
侑「いいんだよ、かすみちゃん。かすみちゃんはファンタだよね? 行ってくるよ」
かすみ「先輩……」 氷せつ菜「ちょっと! なんでダイエットコーラなんて買ってきてるんですか!」
侑「せ、せつ菜ちゃんが太っちゃったらイヤだなって考えながらボタン押したらこれになっちゃって……」
氷せつ菜「リーダーの私が体型維持を怠る訳が無いじゃないですか! 買い直してきて下さい!」
侑「ちょっと飲んじゃってるけど、この飲みかけのダイエットコーラは……」
氷せつ菜「あなたが間違えたんですから、あなたが責任を持って飲んで下さいよ!」
侑「そ、そんな……」
かすみ「酷いです! 同じコーラなんだからそのくらい我慢して飲んであげてもいいじゃないですか!」
侑「いいんだよ、かすみちゃん……間違えたのは私だし、ちゃんと飲むから……」
かすみ「先輩……」
氷せつ菜「ふん! 次からは余計なこと考えないで下さいね!」
侑「はい……」 氷しずく「ちょっとマネージャーさん、これどういうことですか?」
侑「えっ、わ、私また何かやっちゃった?」
氷しずく「ほら、このタオル……何色に見えます?」
侑「赤……だけど………──ハッ! ごめんね、しずくちゃんのお気に入りは青だったよね!」
氷しずく「早く取り替えてきて下さい!」
侑「でももう汗は拭き終わってるような……」
氷しずく「今怒ったらまた汗かいちゃったんです! いいから早く持ってきて!」
侑「そ、そんな……」
かすみ「タオルの色くらいで怒らないでよ、しず子! 先輩が可哀想でしょ!」
侑「いいんだよ、かすみちゃん……ほら、どのみち一枚じゃしずくちゃんの汗は吸いきれてないみたいだし……」
氷しずく「なっ…! ///」
侑「今日タオルの色を間違えたお陰でそれに気付けて良かった……明日からは青のタオル二枚持ってくるね?」
氷しずく「ふん! そういうことはもっと早く気付くべきです!」 侑「彼方さん、起きて下さーい!」
氷彼方「ふぁ〜〜……今、何時?」
侑「えっと………部活開始30分前です……」
氷彼方「………あのさ〜、彼方ちゃんのことそんなに早く起こしてどうする気?」
侑「きょ、今日は色々準備があるからどうしてもこの時間じゃないと起こしに行けないと思って……」
氷彼方「それはマネージャーの都合で〜、彼方ちゃんには何の関係もないよねえ?」
侑「はい………関係ないです」
氷彼方「それでは罰としてー、ここで彼方ちゃんとギリギリまで一緒に寝て貰いまーす」
侑「そ、そんな……」
氷彼方「遅刻したら勿論マネージャーの責任だからね〜? ほーら、早くお布団の中に潜りなさいな」
侑「はい……」 氷エマ「ちょっとちょっとマネージャー来て!」
侑「どうしたの、エマさん……」
氷エマ「練習ノートのここ、難しい字ばかりで私には読めないんだけど」
侑「……あちゃ〜、その辺の漢字エマさんには読めなかったかー。でもひらがなばかりだと部長から苦情が来るしなあ……」
氷エマ「そっかー。せつ菜ちゃんに怒られちゃうんだね……それなら私のこと気にせず自由に書いていいよ?」
侑「えっ」
氷エマ「その代わり、私が練習ノートを読むときはどんなに忙しくても隣で翻訳してね♪」
侑「そ、そんな……」
かすみ「エマ先輩ワガママ過ぎです! そんなの自分が日本語勉強すれば済む話じゃないですか!」
侑「いいんだよ、かすみちゃん……エマさんの語学勉強の手伝いもマネージャーである私の仕事の一部だから」
氷エマ「ほら、そんなとこじゃ2人でノート見辛いでしょ。もっとこうやって身体を密着させて、ね?」
侑「はい……」
かすみ「ああ、練習終わりで汗だくなのに! エマ先輩酷過ぎます……こんなのただの嫌がらせですよ……」 氷せつ菜「──マネージャー、コーラ」
侑「はい!」
氷せつ菜「……ふふ。もう一ヶ月経つのに、今回のマネージャーは中々根性ありますね」
かすみ「やっぱり虐めてる自覚あるんですね? せつ菜先輩」
氷せつ菜「い、いえ! 私の要求はあくまでマネージャーの仕事の範疇です」
氷しずく「私も」
氷エマ「私も私も♪」
氷彼方「私も〜」
かすみ「くっ、この鬼共め……」
氷せつ菜「鬼……ですか。辞めていった歴代のマネージャー達も口を揃えて言ってましたね……」
氷せつ菜「『ステージで見るあなたは優しくてキラメいて見えたのに、裏ではこんな人だったなんて幻滅しました』って……」
氷しずく「部長、そんなこと言われてたんですか!?」
氷せつ菜「ええ、まあ……」 氷せつ菜「でもそういう人たちっていつまでもお客さん気分と言いますか、こちら側に立ってる自覚が無いんですよね……」
氷せつ菜「マネージャーになったのなら仲間として、私たちが全力でパフォーマンス出来るよう支えるべきなんですよ!」
氷彼方「おー部長かっくいー」
かすみ「ぐぬぬ……やってることは殆ど新人イジメなのに」
氷しずく「かすみさん!」
氷せつ菜「でも……まあ………このままではかすみさんの気が収まらないようですし?」
かすみ「ん?」
氷せつ菜「こんなことで私たちが仲間割れ、解散なんてことになったらマネージャーに申し訳ありませんよね?」
氷エマ「そうだよね……こんなに尽くしてくれるマネージャーに何かお礼したいよね……」
氷せつ菜「という訳で、かすみさん! 今週の日曜、マネージャーと楽しくデートして来て下さい! 部長命令ですよ!」
かすみ「…………………ほへ??」 かすみ「あの………先輩?」
侑「ん? かすみちゃんが私に用なんて珍しいね。どうしたの?」
かすみ「ええっと……」
侑「ふふ、何でも言ってね? なんたって私、マネージャーだから!」
かすみ「ち、ちちち違うんです! 私は鬼……じゃなかった! 部長たちみたいな無茶な要求はしないです!」
侑「そっかー、残念だなあ。かすみちゃんのこともっと知る良い機会だと思ったのに……」
かすみ「先輩……私たちのこと、そんな風に考えて………やば、好き」
侑「え? なに?」
かすみ「何でもないです!! ///」
かすみ「と、とにかく用件言いますね!!」 侑「──つまり、部長命令でかすみちゃんが日曜に私とデートしてくれると?」
かすみ「はい………どうでしょうか? 先輩」
侑「………」
A.そ、そんな……。あ! 私は勿論いいよ、かすみちゃん。部長命令は絶対だからね!
B.マネージャーの私だけならともかく、かすみちゃんにまで…………許せない!!
>>24までで多い方 Aに決まってるよなぁ!
それとこのマネージャーなんだか得してるな? むしろこんな美少女をこき使えるとかおかしいよ
Aで (すみません、Bになると思ってA書いてませんでした! これから書きます時間下さい) じゃあAを投稿し終えたらBルートの方も出せるってことだな
やったぜ 話の流れ的にBだと思ってました(白目)
期待してます >>16
ルートA
かすみ「先輩……」
侑「楽しいデートにしようね! かすみちゃん」
かすみ「はい!♡」
かすみ「──今日は先輩のことを独占出来るんだ……はぁ〜楽しみ過ぎて胸が張り裂けそう///」
侑「大丈夫!? かすみちゃん!!」
かすみ「うひゃあ!? せ、先輩!?」
侑「いま胸が張り裂けるって言ってたけど、そんなに苦しいの!? ごめん、ちょっと脱がすね!?」
かすみ「ぎゃーーーーい、いいです!! もう治りましたから〜〜〜!!///」 かすみ「……先輩に思いっきり胸触れた……」
侑「本当に大丈夫なの? かすみちゃん」
かすみ「もう! 大丈夫って言ったら大丈夫ですう! この通りステップも踏めますよ! ほら! ほら!」
侑「良かった……かすみちゃんに何かあったら私、マネージャー失格だからね」
かすみ「先輩……今はそのマネージャーって言うの止めませんか?」
侑「かすみちゃんは私がマネージャーなの……嫌なの? 何か至らない点があった!?」
かすみ「そ、そそそそういう訳じゃ……今はデート中だし、だだの先輩と後輩で居たいんですよ!」
侑「そ、そんな……でも、かすみちゃんがそう言うなら………うん、分かったよ」
かすみ「…………」 かすみ「それじゃあ気を取り直して……先輩、今日はどこへ行きましょうか?♡」
侑「それなんだけど、かすみちゃんとのデートコースは既に考えてあるんだ。ほら」
かすみ「それ…………練習ノートですよね?」
侑「? そうだよ」
かすみ「完全にマネージャー仕事じゃないですか!!」
侑「ああ、ついうっかり!!」
かすみ「今の先輩はかすみんのマネージャーじゃなくて、個人的に会ってるただの侑先輩です! しっかりして下さいよ!」
侑「ごめん、ごめんね、かすみちゃん!」
かすみ「もう、行き先はかすみんが決めますから! 先輩はただ着いてきて下さい!」
侑「はい……」 かすみ「せんぱ〜い♡ この二つの髪飾り、どっちがかすみんに似合うと思いますか〜?」
侑「両方とも似合うよ、かすみちゃん! 素材がいいからかなあ? あー、これも似合いそう。う〜ん、全部買っちゃおっか?」
かすみ「いえ……一つでいいんで」
侑「どうして?」
かすみ「言わなきゃ分かりません?」
侑「うん! 何でも言ってよ、かすみちゃん! かすみちゃんのこともっともっと知りたいんだ、私!」
かすみ「…………」
侑「かすみちゃん……?」
侑「え? どこに行くの!? かすみちゃん」 侑「居た居た。急にどうしたの?」
かすみ「……なーんか、思ってたのと違って」
侑「へ…?」
かすみ「かすみん、疲れちゃった……」
侑「ファ……ファンタ買ってくるよ!」
かすみ「………だから、そういうんじゃないんですよねぇ………先輩」
侑「買ってきたよ、かすみちゃん!」
氷かすみ「……それで、なんで一本だけなんですか?」
侑「へ? 一本じゃ足りなかった…?」
氷かすみ「足りますよー? かすみん、半分飲んだだけで満足しちゃいますからね」
氷かすみ「じゃあ半分残しますから、残り飲んで下さいね…………マネージャー」 侑「ぷはー…飲んだよ。美味しかったね、かすみちゃん」
氷かすみ「………」
侑「かすみちゃん?」
氷かすみ「…………マネージャーはどうして私とデートするって言ってくれたんですか?」
侑「へ?」
氷かすみ「部長命令だからですか? それとも………普段何も要求しないかすみんの情報を知るいい機会だと思ったから?」
氷かすみ「もうマネージャーに戻っていいですから、正直に言って下さいよ。先輩」
侑「……………………」
侑「……そうだね。そういうのもあるけど」
氷かすみ「けど?」
侑「やっぱり一番は、普段から私に良くしてくれるかすみちゃんに楽しんで貰いたいなって思ったから……だと思う」
氷かすみ「…………」 氷かすみ「かすみん、今日のデート全然楽しくないです……」
侑「かすみちゃん……」
氷かすみ「先輩は今日のデート楽しいですか?」
侑「………かすみちゃんの気分を悪くしといて、楽しいわけがないよ」
氷かすみ「先輩はかすみんが楽しければ楽しいデートになるって、本気で思ってるんですか?」
侑「どういうこと…?」
氷かすみ「私は!! 私のことなんて関係なく先輩に楽しんで欲しいんですよ!!」
侑「!!!」
氷かすみ「だからマネージャー辞めてって言ったり、先輩と後輩で居たいって言ったのに………先輩のバカバカバカ!!!!」
氷かすみ「もう大っ嫌いです!!!!!」
侑「あ! 待って、かすみちゃん!」 氷かすみ「離して下さい!! 先輩の馬鹿!! ぽんこつマネージャー!! 無感情ロボ………」
侑「本当に、私の好きなように楽しんでいいんだね? かすみちゃん」
氷かすみ「だからそう言ってるじゃないですか!!!」
侑「そっか……………それじゃあ」
侑「みんなの新しいシューズ買いに行こっか」
かすみ「………………………は??」
侑「やっぱりみんなお揃いのがいいよね? こっちとこっち、どっちのシリーズがいいかな?」
かすみ「知りませんよ! ……………でも一応、先輩が可愛いと思う方にしといて下さい」
侑「じゃあ、こっちだね。きっとかすみちゃんにも似合うと思う!」
かすみ「先輩………こんなので本当に楽しいんですか?」
侑「うん、凄く楽しいよ! 今はみんなの役に立てることに幸せを感じるんだ」
かすみ「ふぅん、そうですか………」 侑「はー買った買った! シューズ以外にもいっぱい! これで一層、部活に活気が出るよ!」
侑「……って、私1人で楽しんじゃった気がするけど、大丈夫? かすみちゃん」
氷かすみ「…………」
侑「冷え冷えだ!?」
かすみ「……なんちゃって。最初の頃よりずっと楽しかったですよ♪ まあ100点中40点くらいってとこですかねえ?」
侑「そんなに低いの!? 最初の頃はそれ以下!?」
かすみ「ふふふ。そうやって先輩が本気で困ったり笑ったりしてくれるなら、100点満点あげてもいいかな♪」
侑「かすみちゃん………今日はありがとう」
かすみ「な、なんですか!? 急に……」
侑「人を楽しませるなら、まず自分が楽しまなきゃ駄目なんだよね。私、大切なこと忘れてた……」
侑「スクールアイドルに関わる上で最も大事な気持ちなのにね。ホント私、マネージャー失格だよ……」
かすみ「先輩………」 かすみ「全くしょうがないですねぇ。これからはかすみんが先輩のマネージメントをマネージメントしてあげますよ!」
侑「ふ、ふつつかものですが宜しくお願いします……」
かすみ「それじゃあまずは恋人面の練習からですね!」
侑「こ、恋人面…?」
かすみ「これからは私たちのことを恋人のように扱って下さい! そうすればモチベーション上がりまくりますから!」
侑「そっか! かすみちゃんが言うなら間違いないね! 帰って練習するよ! じゃあね、かすみちゃん!」
かすみ「あ! 先輩……」
侑「何? かすみちゃん」
かすみ「その……またデートしましょうね?」
侑「うん! 次こそはかすみちゃんのことを泣かせたりしないよう頑張るからー!」
かすみ「だから頑張んなくていいんですからねー! ……全く、先輩がここまで可哀想な人だとは思わなかったなあ」
かすみ「けど、そういうところが『かすみんがついててあげなきゃ』って気持ちにさせるんだけどね♪」 かすみ「それに……くすくすくす」
かすみ「明日、みんなに恋人面で接する先輩は当然気持ち悪がられてもっと虐められるだろうし、ますますかすみん依存に」
かすみ「そしてかすみんだけは恋人気分を味わえてぇ……これぞ一石二鳥! かすみん天才かも〜」
かすみ「あー明日が楽しみだなー」
侑「──せつ菜、コーラ買ってくるよ」
せつ菜「え、ええ……お願いします///」
侑「しずく、汗かいてるね。私が拭いてあげよっか」
しずく「ひゃん/// マ、マネージャー……」
侑「エマ、分からないことは無い?」
エマ「えっと……こ、この気持ちは何だろうって……///」
侑「彼方、寝坊しないよう今日から私も一緒に寝てもいいかな?」
彼方「むふー今日はどうしちゃったの? マネージャー///」 侑「こんな感じでどうかな? かすみちゃん」
かすみ「ちょっと! みんなの氷溶けまくってるじゃないですかー! バカバカバカ! 先輩の同性垂らし! もう知りません!」
侑「そ、そんな……」
氷かすみ「許して欲しかったらこれからもかすみんのこと世界一愛して下さいよ。いいですね? 先輩」
侑「はい……」
お わ り ! このテーマの上でかすみんとデートさせるには
どうしてもかすみんを氷状態にするしかありませんでした
序盤のおバカ路線を期待してた人には申し訳ない…… >>16
ルートB
かすみ「せ、先輩!?」
侑「ちょっと私、部長に文句言ってくるよ!」
かすみ「ああ、先輩………いつもみんなにヘコヘコしてるあの優しい先輩があんなに怒るなんて………」
侑「部長!!」
氷せつ菜「どうしたんですか? マネージャー……」
ドン
氷せつ菜「ひっ!?」
侑「話はかすみちゃんから聞いたよ。私を労るためとか言って、かすみちゃんにデートを押し付けるなんて間違ってる!!」
氷せつ菜「へ? へ? えっと………マネージャー、怒ってるん………ですか?」
侑「部長……いや、せつ菜ちゃん。私はせつ菜ちゃんのこと凄く大事に思ってるよ。だから何でも言うことを聞いてきた」
侑「けど、せつ菜ちゃんと同じくらいかすみちゃんのことも大事なんだよ! 私はこの部のみんなのマネージャーだからね!」
侑「だからもしかすみちゃんにそんな命令をするようなら、私はかすみちゃんを連れて別のアイドル同好会を立ち上げるよ!」
氷せつ菜「……!」 侑「既にアイドル同好会があるのに、もう一つ作ってくれるかなんて分からないけどね。………それじゃあ」
氷せつ菜「ま、待って下さい! 部長命令というのは、その……冗談で………」
侑「………」
氷せつ菜「そう………ですよね。これまでの私の行動を省みれば、あなたには冗談には聞こえないでしょう」
氷せつ菜「ではここで正式に、かすみさんに強いたデートの話は取り消します!」
氷せつ菜「そして、反省と言っては難ですが……そ、その………わ、私があなたとデートします! ///」
侑「……それは部長命令で?」
氷せつ菜「いえ、そんなつもりは!」
侑「いつも通りでいいよ、せつ菜ちゃん。さっきは怒っちゃったけど、それはかすみちゃんに命令したことに対してだから」
侑「私になら何でも命令して! ね! 私はせつ菜ちゃんのマネージャーだから!」
氷せつ菜「……はい! では、部長命令で私と日曜にデートして下さい! 侑さん♪」 氷せつ菜「──マネージャー、コーラ買ってきて下さい」
侑「はい、部長」
氷せつ菜「ふーっ、暑い日に飲むコーラは最高ですね! 一口どうですか?」
侑「それは部長命令?」
氷せつ菜「いえ、この感動を共有したいと思ったから…………あっ」
氷せつ菜「………私、嬉しいんです。こんなに私たちのことを想ってくれるマネージャーが側に居てくれるなんて」
氷せつ菜「自身の保身より、かすみさんのことを優先したあなたには感動すら覚えましたし」
侑「あんなの、マネージャーなら当然の行動だと思うけど。……んーおいしー!」
氷せつ菜「それでもし、私が出てけ! って言ったら侑さんは本当にかすみさんを連れて出て行ったんですか?」
侑「それは私にも分かんないよ。だって、そうならなかったんだから」
氷せつ菜「そうですね……起こらなかったことを考えてもしょうがないです」 氷せつ菜「って、いつまでコーラ飲んでるんですか?」
氷せつ菜「あ! もう空じゃないですか! もう一つ買ってきてくだ………んっ///」
侑「……美味しい? これが一番感動を共有出来る方法なんじゃないかなって考えたんだけど」
氷せつ菜「………………私のこと………好き……なんですか? ///」
侑「せつ菜ちゃんに惚れたからマネージャーになったんだもん。当たり前だよ」
氷せつ菜「ステージ裏の私を見ても?」
侑「ますます好きになったかも」
氷せつ菜「かすみさんを虐めたのに?」
侑「かすみちゃん本人に聞いたけど、虐められただなんて思ってないって」
侑「寧ろ私がせつ菜ちゃんに文句言いに行ったことに引いたって言ってたよ……」
氷せつ菜「私のせいで嫌われちゃいましたか……」
侑「嫌われる前にデートしとけば良かったかも」
氷せつ菜「起こらなかったことを考えてもしょうがないですよ♪」
侑「そうだね。今は今の幸せを噛みしめるよ………好きだよ、せつ菜ちゃん」
氷せつ菜「はい。私も大好きです……侑さん………」
お わ り ! Aを書かない気でいたので、後出しのBがAを否定するような部分がありますが
否定する気などはなく、AとBはあくまで別の可能性の物語と思っていただけたら幸いです >>60
普段のせつ菜とは違う理由の説明を省く意味で頭に氷とつけてみました
アニメPVの時点でせつ菜が冷たそう? に見えたので、それをイメージして
SSにしてみたのですが、実際にそんな感じならスクスタとは違う彼女が見れてお得ですね
(昨日他所に投下した氷菜々です)
https://i.imgur.com/qs23HHS.jpg Aパートを引き伸ばして一人一人攻略していくの読みたいなー
いや、とても面白かったです。乙! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています