果南「ええっ!?どうしてダイヤがこんなところに!?」花丸「ずら?」
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果南「ふぅ〜……シフト、終わりっと!!」
ワイワイガヤガヤ
果南「にしても遊園地か〜、なんか久々に来た気がするよ〜」
果南「でも……」
キャッキャッ♪
果南「……」
果南「やっぱり、子供連れの人が多いなぁ〜……」
果南(まあ遊園地だし?子供たちが楽しむための施設だし、年齢層が低くなっちゃうのもしょうがないかもだけど)
果南(なんかちょっとだけ疎外感……)
果南「……」
果南「……バイトも終わったし、帰ろっと」 スタスタ
果南「……」
テクテク
果南「……!!」
果南(あれ?もしかしてダイヤじゃない?)
果南「おーい!ダイ……」
ダイヤ「……?」
果南「!!?」
ササッ!!
果南(ええっ!?嘘!!?ダイヤ!!?)
果南「……」
チラッ
果南「……」
ダイヤ「……」
果南(やっぱり、ダイヤだ……でも……) 果南「……」チラチラ
果南(……ダイヤ、いつもと雰囲気かなり違くない?スカートなんてはいちゃってるし、しかもすっごく女の子っぽいやつ)
果南(それに服もかなり可愛い系のやつ着てるよ。まるでルビィちゃんみたいな)
果南「どうして、ダイヤが、そんな……」ブツブツ
ダイヤ「……?」
果南「!!?」
ササッ!!
果南(やばっ!?バレた!!?)
ダイヤ「……」
果南「……」ドキドキ
ダイヤ「……」
クルッ!
果南「ふぅ〜、助かった……」
果南(別に悪いことしてるつもりはないんだけど、つい反射的に隠れちゃったよ……) 果南「……」
果南(……でも、なんでダイヤがこんなとこにいるんだろ?普段のダイヤってあんまりこういうキャピキャピした場所くるイメージなくない?)
ダイヤ「……」キョロキョロ
果南(それに、やけに周りを気にしてるようにも見えるし)
果南「……」
果南(……まさか!えんじょこーさいとか!!?)
果南「ないない!!ダイヤに限って!!いっちばんあり得ないから!!」
果南(じゃあ、どうしてダイヤ、こんなとこに来てるんだろ?それも一人で)
果南「???」 果南「……」
果南(えっと……じゃ、じゃあ別に、お金をもらってるとかじゃなくて、普通に交際してたり……)
………
…
———
ダイヤ『……!!』
ダイヤ『もうっ!私はここですわよっ♪』
タタタッ!!
ダイヤ『遅いですわ!!私ずっと楽しみで、ずっとここで……い、いえ!!なんでもありませんわ!!』
ダイヤ『それより、今日の私の服装はどうですか?これでも今日のデートのために結構おめかししてきましたのよ?』
ダイヤ『……え、か、可愛い?』
ダイヤ『あ、ありがとうございます……なんかそう面と向かって褒められるというのも、結構恥ずかしいというか……//』ポリポリ
ダイヤ『……て、照れてません!!別に赤くなってなどいませんわ!!//』カァァッ!!
ダイヤ『そ、そんなことより!今日は私のことを優しくエスコートしてくださるのでしょう?』
ダイヤ『さ、早く行きましょう!期待していますわよ?私の彼氏さん、うふふっ♪』ギュッ!
——— 果南(か、彼氏……)
果南「……」ゴクリ
果南(う、嘘!!?ダイヤって彼氏とかいたの!!?聞いてないんだけど!!)
果南「だってあのダイヤだよ!!?普段男っ気とか全く感じてなかったし!!そんなダイヤに限って彼氏とかあり得な……」
花丸「何があり得ないの?」ヒョコッ!!
果南「わあああっ!!?花丸ちゃん!!?」 果南「ええっ!?花丸ちゃん!?じゃあもしかしてダイヤのデートの相手って……」
花丸「ダイヤさん??でーと??一体何の話をしてるずら??」
果南「えっ?……あっ、な、なんでも……」
果南(やっぱり私の勘違い、なのかな……?)
花丸「あ、ほんとだ。あそこにダイヤさんもいるずらね。おーい!ダイヤさ
果南「!!?」
ガバッ!!!
花丸「もがっ!!?んん〜っ!!」
果南「しっ!!マル!!ダイヤにバレちゃうでしょっ!!」
花丸「んっ!んんんっ!!ぷはぁ!!」 花丸「………果南ちゃん、もしかしてダイヤさんに内緒で後をつけてるの?」ジトッ
果南「あ、いや、そういうわけじゃ……」
花丸「それって立派な犯罪ずらよ、果南ちゃん……」ヤレヤレ
果南「で、でもっ!!だって気になるじゃん!!ダイヤがあんなにおめかししてるんだよ!!それにさっきからウキウキで歩いてるし!!」
花丸「確かに、ちょっとだけルビィちゃんっぽさを感じるね」
果南「でしょでしょ!!気になるでしょ?」
花丸「でもだからと言って、ストーカーするのは良くな
果南「あっ!ダイヤ移動するみたい!追うよマル!!」タタタッ!!
花丸「えっ!?マルもなの!!?待ってよ果南ちゃん〜!!」 テクテク
花丸「それで、どうして果南ちゃんはこんな場所に一人でいたの?」
花丸「まさかダイヤさんのこと、内浦からずっとつけて来てたとか……」ジトーッ
果南「なっ!?違っ!!バイトだよ!!バイト!!」
花丸「ばいと……?果南ちゃん、この遊園地には動物園は併設されていないずらよ?」
果南「さらっと私を見世物扱いするのやめてよね……そうじゃなくて、あれだよ、あれ」チョイチョイ
花丸「あれって……着ぐるみ?」
果南「そ。ちょっと重労働だけど割がいいんだ。それにすぐお金ももらえるし」
花丸「ふーん……ということは、果南ちゃん今お金たくさん持ってるってことなんだよね?」ニコッ 果南「げっ!?まさかマル、私からたかろうとしてる?」
花丸「そんなことないずら。ただ優しい優しいお姉さんが奢ってくれたら嬉しいな〜って思っただけだよ?」
果南「それ、普通にたかってるって言うんじゃ……」
花丸「あっ!果南ちゃん!!あのちゅろすってやつ食べたい!食べたいずら!!」
果南「ちょっとマル、私の話聞いてた?」
花丸「食べたいー!!食べたいずらー!!水ゴリラぁ〜!!」ユサユサ
果南「ちょっ!その呼び方するなって言ってんじゃん!!」
花丸「じゃあー、果南ちゃんって呼ぶからぁ〜!!」ユサユサ
果南「だめなものはダメっ!汗水垂らして働いた大切なお金なの!!そんな簡単に使うわけにはいかないの!!」
花丸「え〜……」プクー 果南「わかった?じゃあ……」
花丸「……」
果南「……?」
花丸「……」ギュッ!
果南「!?」
花丸「……果南お姉ちゃん」
果南「んなっ!!?」
花丸「ねえ果南お姉ちゃん……?マル、ちゅろすが食べたいずらぁ……」ウルウル
花丸「……ダメ?」ウワメ
果南「……」 店員「はい!チョコレートシフォンスペシャルチュロスです!!」
花丸「わーい!!ありがとうずら〜!!」
果南(うぅ〜……結局、流れで買ってあげることになっちゃったよ……)
花丸「いっただっきまーす!あーむっ!!」
パクッ!!
花丸「ん〜♡甘くてふわっふわずらぁ〜♡」
パクッ!!
花丸「外のカリッ!とした食感の中に、ふわっとした甘さが……」
果南「……」
花丸「……果南ちゃん?果南ちゃんの分は買わなくて良かったの?」 果南「えっ?あ、うん。いいよ私は。それに節約しなきゃだし……」
花丸「……」
スッ!!
花丸「はい、果南ちゃん」
果南「……え?」
花丸「あーん」
果南「いいの……?」
花丸「……」コクコク
果南「じゃあ、もらおっかな……」スーッ
パシッ!
果南「なっ!?くれるんじゃないの!?」 花丸「……あーん!」
果南「え?このまま食べろってこと?」
花丸「……」コクコク
果南「それは……ちょっと恥ずかしくない?周りみんな見てるよ?」
花丸「あーん!!」
果南「うわっ!?花丸ちゃん!?」
花丸「あーん!!!」
果南「わかった!!食べる!!食べるから!!」 邪魔なキャラ(ダイヤ)を適当な男とくっつける手法嫌いじゃない
かなまる万歳 花丸「あーん♪」
果南「あー、あーん……」
パクッ!
果南「……//」モグモグ
果南(な、なんか年下の娘にお世話されてるのって、ちょっとだけ恥ずかしいような……)
花丸「ふふっ、食べた♪かっわいいずら〜♪」フニフニ
果南「……」
果南(……やっぱりこいつ、私のこと動物か何かと勘違いしてるんじゃないの?) 花丸「ごちそうさまでしたずら!!ふぅ〜、美味しかったぁ〜♡」
果南「……もう、ちゃんと私に感謝してよね?私のお金なんだから」
花丸「わかってるずら〜、ありがと水ゴ……
果南「……」ギロッ
花丸「……果南ちゃん」
果南「……はぁ……ま、いっか」
果南(財布の中身は心もとなくなっちゃったけど……)
花丸「次は何食べよっかなぁ〜♪あ!あれとか美味しそうずら!!」
果南(……まあ、マルのこの笑顔を見れたなら、それでいいってことにしとこ)
果南(じゃないと、なんか悲しくなってきちゃうし……)
花丸「ねえねえ果南ちゃん!!次はあれが
果南「ストップ!食べ物もいいけど、ちゃんとダイヤを見張ることも忘れないでよね?」 花丸「わかってるずら〜、マルは果南ちゃんと違って単細胞じゃないし〜」
果南「……それで、ダイヤは?」
花丸「え……?さっきまで、あっちの方に……」
シーン…
花丸「……」
果南「……」
花丸「……いないずら」
果南「ええっ!?見失ったってこと!!?」 花丸「……まあ、そうとも言えるずらね」
果南「んなっ!?ど、どうすんの!!?この広い遊園地の中からダイヤを見つけるって!!」
花丸「だったら見つけなくていいんじゃないかな?マルもこれ以上同じユニットの中から犯罪者と被害者を出したくないずら」
果南「あっ!またそうやって自分の失敗を棚に上げて……!!」
花丸「別にマルが頼まれたわけじゃないし〜」
果南「うっさい!!屁理屈いうな!!」
花丸「屁理屈じゃないし〜、事実だし〜」
果南「こ、このっ……!!」プルプル 果南「……はぁ、やめよ」
果南「こんなことしてても仕方ないし。今はどうやってダイヤ見つけるか考えないと」
花丸「そうずらね〜」モグモグ
果南「……」
花丸「〜♪」モグモグ
果南「……マルも何か案出してよ。元々はマルの責任なんだし」
花丸「え?じゃあ……」
花丸「……」
果南「……?」
花丸「……やっぱりやめとくずら」
果南「えっ!?何かいい案思いついたの!!?」
花丸「う、うん。でも……」
果南「お願い!マル!!後で埋め合わせするから!!」
花丸「じゃ、じゃあ……」
チョン
花丸「……あれ、乗ってみるとか」 〜ジェットコースター〜
ゴトン…ゴトン…
果南「〜♪」
花丸「……」
果南「ふふっ、楽しみだね!ジェットコースター!」
花丸「う、うん……」
果南「さっすが花丸ちゃんだね〜、確かに高いとこから見渡した方がすぐに見つけられちゃうかも!ナイスアイデア!!」
ガタン…ガタン…
花丸「……」
果南「……?」
果南(……あれ?さっきから花丸ちゃん、なんか元気なくない?)
果南(もしかして……ジェットコースター苦手だったのかな?)
果南(じゃあ、わざわざ私に、付き合って……)
果南(……なんだ、結構可愛いとこあんじゃん) 花丸「……」プルプル
果南「……ねえマル、もしかしてこういうの、ちょっと苦手だった?」
花丸「……果南ちゃんは怖くないの?」
果南「え?私?そうだなぁ、風切って走る感覚とかは、水上バイク乗りまわして、慣れちゃったから……」
花丸「……そう」
果南「……」
花丸「……」プルプル
果南「……な、なんかごめんね!!ダイヤを探すためとはいえ、付き合ってもらっちゃって!もし怖いなら
ギュッ!!
花丸「……大丈夫ずら」
花丸「こうやって、果南ちゃんが手を握ってくれてたら、マルも頑張れる気がするから……」
果南「!!?」 花丸「だから……」ウルウル
果南「マル……//」
花丸「……」ギュッ!!
果南「!!」ドキッ!
花丸「……//」ニコッ!
果南「!!?」ドクン!
果南(ええっ!!?な、なんか急にドキドキしてきた……だってこんなにしおらしくなるマルの姿みることなんて、めったになかったから……)
果南(普段は意地っ張りで嫌味ばっかり言ってくるマルも、やっぱり女の子なんだなぁって……)
果南(なんか私がマルのことちゃんと守ってあげなくちゃって、そんな感じがしてきて……)
ドキドキ!! 果南「……だ、大丈夫!!私がついてるから!!怖くな
花丸「なんちゃって、冗談ずら♪」
果南「……へ?」
ギィッ…
果南「う、嘘……」
ビュゥン!!
果南「わっ!?」
果南「きゃあぁぁ〜っ!!!」
………
… ダイヤ+彼氏役劇団員(かなまるイチャラブ作戦大成功!) 果南「はぁ、はぁ……」
花丸「ふぅ〜、楽しかったずら〜!!」
果南「も、もうっ!!何なのさっきの!!」
花丸「え?さっきのって?」
果南「ジェットコースター始まる直前の!!急にあんなこと言われるとびっくりするじゃん!!」
花丸「別に果南ちゃんの緊張をほぐしてあげようと思っただけずら〜」
果南「してなかったし!ほぐれてもない!!」 AZALEAでもハブられる|c||^.- ^||さん 果南「それよりマル!!ジェットコースター苦手なんじゃなかったの!!?」
花丸「そんなこと一言も言ってないずら〜。常に心を平穏に、仏教の基本ずら♪」
果南「は、はぁ?なにそれ……」
果南(じゃ、じゃあ一連のあれは全部演技だったってことで……)
果南「……」プルプル
果南(もうっ!!ドキドキして損した!!誰だよ!!マルのこと守らなきゃとか言ってたヤツ!!)
花丸「それにしても果南ちゃんのはしゃぎっぷりは本当に面白かったずら〜」ニヤニヤ
花丸「ふだんはおおらかなお姉さんぶってるのに、いざ窮地に立たされると、あんなに騒ぎ立てるなんて……」ニヤニヤ
果南「なっ!?ち、違っ!!そもそもマルがからかわなければあんな風になってなかったし!!ちょっとびっくりしただけだよ!!」
花丸「そうだね〜、果南ちゃんにもあんな女の子らしい声出せたんだね〜」ニヤニヤ
果南「うっさい!!//ぶん殴るよ!!//」 果南「も、もうっ!!だいたいあんな速い乗り物乗りながらダイヤなんて探せるわけないじゃん!!よく考えたら!!」
花丸「それはマルもずっと思ってたずら。そんな簡単なことにも気づいてなかったなんて、やっぱり果南ちゃんはおバカさ
ポカッ!!
花丸「うぅ〜……」
果南「はぁ、結局ダイヤ見失ったままだし……」
花丸「……マルに一つ考えがあるずら」
果南「え?また?どーせまた私をハメようと……」
花丸「広く見渡せて、ゆっくりとした乗り物ならいいんだよね?それなら一つだけ心当たりがあるずら」チョイチョイ
果南「え……?まさか……」 〜観覧車〜
花丸「うっわ〜!!高いずら〜!!」
果南「ちょっとマル!!あんまりはしゃがないでよ!!ゴンドラ揺れ……」
花丸「落ちないから大丈夫だよ!!そーれっ!」ユサユサ
果南「わっ!?ちょっ!!マル!!やめてっ!!怖い!!」
果南(はぁ、どうしてマルと二人で観覧車なんかに……) でもかなダイには幼馴染属性とイタリアンがあるから
余るのは花丸だから 果南「それよりマル?ちゃんとダイヤ探してくれてる?」
花丸「もちろんずら!!ちゃんと使命は果たすずら!!」
果南「そ、じゃあそっち側はお願いね。私はこっち側探すから……」
花丸「わ〜!見てみて果南ちゃん!!富士山大きいよ〜!!」
果南「いや、それちゃんと探してくれてるの……?」
花丸「あっ!海も見えるよ!!きれい……」
果南(海……)
ヒョコッ!
果南「んっ……」ヒョコヒョコ
果南(あーあ、こっち側からじゃ海、見えな……)
花丸「……」ポンポン
果南「……?」
花丸「隣、来てもいいよ?」 果南「えっ……?」
花丸「果南ちゃん、海、見たいんだよね?」
果南「あ、うん……」
花丸「……」ポンポン
果南「じゃ、じゃあ……」
ズサッ
花丸「ほら!遠くの方に小さく青いの見えるでしょ?多分あれ、海なんじゃないかな?」
果南「た、確かに……」
花丸「ね〜、キラキラしててキレイだよね〜」
果南「うん……」
花丸「〜♪」
果南「……」チラッ
果南(な、なんか近くない?距離) (場違いなダイヤアンチ茸が対立煽ってるけど気にせずかなまる続けてくださいな) 果南「……」チラチラ
果南(こんなに近くでマルを見つめることって、普段なかったからし……それにここが密室だって思うと、ますます……)
花丸「……果南ちゃん?」
果南「んなっ!!?何!!?」
花丸「そんなにマルのこと見つめちゃって、どうしたの?」
果南「あ、いや、えっと……」
花丸「……?」
果南「……//」ドキドキ
果南(マルってああ見えて意外と美少女なんだよね、それこそダイヤに負けないくらい……)
花丸「そんなに美味しそうな目で見られても、マルは食べものじゃないずらよ〜」ニヤニヤ
果南「……」
果南(……まあしゃべらなければ、なんだけど)
果南「違うよ。別にお腹がすいてたとかじゃなくてただ……」
ゴトン!!
果南「わっ!!?」
花丸「きゃっ!!?」 果南「あいたた……」
果南「急に揺れたね〜、もうびっくりしちゃったよ〜、ひょっとしたらこのまま地面に真っ逆さま!なんて……」
花丸「か、果南ちゃん……」
果南「ん〜、どうしたの?もしかして怖かったとか?大丈夫、お姉さんがついて……」
花丸「あ、あのね果南ちゃん、その、手……」
果南「……?」
花丸「マ、マルの胸に、思いっきりあたってるずら……//」
果南「……」
モニュモニュ
果南「……!!!?」 ササッ!!
果南「ご、ごめっ!!でも今のは不可抗力っていうか!!」
果南(ヤバっ!?また何か嫌味言われ……)
花丸「あ、うん。わかってるから、いい、よ……//」
果南「あ、ありがと……」
果南(嘘……何も、言われなかった。けど……)
果南「……//」ドキドキ
花丸「……//」ドキドキ
果南(マルの胸、私のなんかより何十倍も柔らかくて……年下のくせに……//)
ドキドキ
果南(うぅ〜……早く終わんないかなぁ、観覧車……//)
………
… 果南「や、やっと終わったぁ!!ん〜!!思ってたより長かったね〜!!」
花丸「それで、ダイヤさんは見つけられたの?」
果南「へ?ダイヤ?」
果南「……」キョトン
花丸「……」
果南「ああっ!!すっかり忘れてた!!」
花丸「はぁ、やっぱり果南ちゃんは単細胞ずら……そう思ってマルがちゃんと探しておいてあげたよ」
果南「えっ!?ほんとに!?さっすが花丸ちゃん!!頼りになる〜!!」
花丸「今更褒めても何も出ないずらよ、果南ちゃん」ジトッ
果南「それで?ダイヤはどこにいたの?」
花丸「さっきお土産物屋さんの方に入っているのを見かけたから、多分まだそっちの方にいるんじゃないかな?」
果南「お土産物屋さんだね!わかった!!ありがと花丸ちゃん!!」テテテッ! 果南「むむむ……あ、ダイヤいた」
花丸「本当ずら。あっちでお土産選んでるみたいだね」
果南「……花丸ちゃん、本当に良かったの?」
花丸「え?何がずら?」
果南「ここまでついてきてもらっちゃって。マルだって用事あったんじゃないの?」
花丸「あっ、それは……」
果南「それは?」
花丸「……な、なんでもないずら!どうせ水ゴリラみたいなバカに言っても理解できないような高尚な理由だし!!」
果南「あっ!こら!その呼び方禁止って言ってんじゃん!!」
花丸「しーっ!ダイヤさんに見つかっちゃうずら!!」 果南ちゃんもう黒子おばさんのことどうでも良くなってて草 花丸「……」
果南「……」
花丸「……ダイヤさん、すっごく真剣に商品を選んでるずら」
果南「だねー。私もあんなダイヤの表情、滅多ににみることないよ……」
花丸「あ、ダイヤさん何か手に取ったよ。あれは……」
果南「……ネコ耳?」
花丸「みたいだね。えっと、あれは……」
ダイヤ「……」フニフニ
果南「触って何か確かめてるように見えるけど……触り心地とか?」
花丸「でもネコ耳って触り心地いるのかなぁ?飾りだから可愛ければいいんじゃないの?」
果南「さあ?私もわかんないけど……」
かなまる「……」 ダイヤ「……」キョロキョロ
果南「あ、ダイヤ何か探してるよ」
ダイヤ「……」
果南(鏡……?)
パチッ!
果南「!!?」
ダイヤ「……♪」ニャンニャン
果南「!!!?」
果南(か、かっわい〜……!!) ダイヤアンチ茸は無視していいよ
ダイヤの扱いには気にせずにかなまる書いてくれ 果南(えっ!?ダイヤもしかしてこれ目当てでこんなとこまで来てたわけ!!?)
ダイヤ「……〜♪」フリフリ
果南(だってあのダイヤとネコ耳の組み合わせだよ!!?あの普段は口を開けば小言ばっかのダイヤが!!)ドクン!
果南(ってかそもそもこんなとこ勝手に見てていいの!!?だってダイヤも気のせいか少しほっぺた赤くなってるように見えるし……)
果南(で、でもなんかダイヤも恥ずかしいんだなぁ〜ってことがわかると、なんか余計にもうちょっと見続けてたくなっちゃうっていうか……)
果南(な、なんて言うんだろこの気持ち、あれだよ、あれ、えっと……)
花丸「……ぎゃっぷもえ、ずらね」
果南(んなっ!!?)ドクン!! 花丸「でもダイヤさんもあんな風に笑えるんだね〜、やっぱりそういうところはルビィちゃんにそっくりずら〜」
果南「そ、そうだね……」
果南(びっくりした……てっきり私の心の声、つい口に出ちゃってたんじゃないかと……)
花丸「それにしてもなんというか、ダイヤさん……」
ダイヤ「……♪」ニタニタ
花丸「……傍から見てると、すごく気持ち悪い笑い方に見えるずらね」
果南「……」
果南「……確かに。でもまあ、そういうところもダイヤの可愛さの一つじゃないかな?なんて……」
花丸「……」
果南「な、なに……?」
花丸「……ううん、なんでもないずら!」プイッ!
果南「……?」 果南「あ、ほら!ダイヤ移動するよ!行こう!花丸ちゃん!」
タタタッ!
果南「ねえ見て見て花丸ちゃん!ダイヤ、クレーンゲームやろうとしてる!」
果南「へぇ〜、ダイヤでもクレーンゲームとかやるんだ〜、てっきり『ギャンブルなどという低俗な遊びには、断固反対ですわ!』とか言いそうなのにね〜」
果南「ね〜、花丸ちゃ……」
花丸「……」
果南「……花丸ちゃん?」
花丸「ずらぁ……」
果南「……」
果南(もしかして……) 果南「……」チラッ
花丸「じゅらぁ……」
果南「……プリクラ、気になるの?」
花丸「えっ!?あ、うん。前にルビィちゃんがクラスのお友達と撮ったって言ってたから……」
果南「ふーん……」
グイッ!
花丸「え、果南ちゃん……?」
果南「ほーら、行くよ。やってみたいんでしょ?」
果南「私でよければ付き合うから、ね?」
花丸「あ、うん……」 絶対文章変えてるだろ
別にかなダイ推しに考慮しなくていいんだよ 〜♪
花丸「……ねえねえ果南ちゃん、これどうやって遊ぶの?」
果南「ん?ただ写真撮るだけだよ。ほら、お金入れちゃうね」
チャリン♪
〜♪
花丸「ずらっ!?機械がしゃべったずら!?」
果南「そうだね〜」ポチポチ
『背景を選んでネ♪』
花丸「え、背景?何の?」
果南「撮る写真のだよ、ほら」
花丸「ほんとだ、いっぱい用意されてるずら……えっと……」
果南「それっ♪」
ポチッ!
花丸「なっ!?うぅ、マルが選ぼうと思ってたのにぃ〜……」
果南「こういうのは適当でいいんだよ。大事なのは写真の方なんだから」
花丸「それはそうかもだけど……」プクー 『まずはあごの下で可愛くピース!撮るよ〜!!』
果南「……だって」
花丸「えっ!?ぴーす!?しかも可愛く!!?こ、こうかな……」
果南「マルは可愛いから気にしなくていいんじゃない?ほら、撮るって」
『さん、に……』
花丸「むぅ……」
花丸「……ずらっ!」
果南「わっ!?マル!?」
パシャッ!!
果南「ちょっとマル!!急に抱き着いたら!びっくりしちゃうじゃん!!」
花丸「えへへ〜、せっかく二人で来たんだから二人で撮らないともったいないずら〜」
果南「も、もったいないって、私のお金なんだけど……」
果南(それに『可愛く』なんて言われちゃったから、ちょっとだけでも可愛く写れるように準備しようって思ってたんだけど……)
果南(大丈夫かなぁ……?ちゃんと可愛く写ってるのかなぁ?私も) 『最後は二人で大胆にハグ!いっくよ〜!!』
花丸「え〜?水ゴリラにハグなんてされたら、マル、粉砕骨折しちゃうずら〜」ケラケラ
果南「文句言わない。ほら、やるよ?」
ギュッ!
花丸「ふえっ!?果南ちゃん!!?後ろからなの!!?」
果南「だって前からだと顔見えなくなっちゃわない?」
花丸「そ、そうかもだけど……」
花丸「……//」
果南「……」ギュッ!!
『さん、に……』
花丸(普段は暴力ばっかの癖に、こういう時にちゃんと優しくぎゅっ!ってしてくれるから……)
花丸(水ゴリラなのに、ちょっとだけドキッ!としちゃうずら……//)カァァッ
『……いち!ぱしゃっ!』 『はい!これにて撮影はしゅーりょーですっ!ラクガキスペースに移動してネ♪』
花丸「落書き……?」
果南「そ、撮った写真に自由にラクガキできるんだよ。ほら、あっち」チョイチョイ
スタスタ
花丸「ホントだ。マルたちの写真が映ってるずら」
果南「ここに、こうして……くふっ!」
花丸「……?」
ヒョコッ!
花丸「あっ!果南ちゃん!マルの顔にお髭つけないでよっ!!」 果南「え〜、いいじゃんいいじゃん!マル可愛いんだし、ハンデってことで」
花丸「あ、でもこうやってネコ耳つけたらネコさんみたいずら。果南ちゃんも……」チョイチョイ
果南「あっ!ちょっとマル!!そっちは私が……!!」
花丸「気にしない気にしない〜♪水ゴリラもマルがきちんと可愛くおめかししてあげるずら〜」
カキカキ
花丸「あっ!これ文字も書けるんだね〜、だったら……マル&水ゴリラっと……」
果南「こら!さりげなく悪口書こうとするな!!」
花丸「……はい!これでマルたちも!さっきのダイヤさんみたいに
ダイヤ「私がどうかしたのですか?」
果南「!!!?」
果南「ひっ!?ダイヤ!!?」 ダイヤ「はい。私ですが……奇遇ですわね。こんなところでお会いするなんて」
果南「そ、そうだね!!あはは……」
ダイヤ「お二人はどうしてこちらへ?まさか……」
ダイヤ「……」ジロジロ
果南「ダイヤ……?」
ダイヤ「……いえ、お二人はこちらでデートをなさっているのかと。先ほども楽しくはしゃいでいたご様子でしたし」
ダイヤ「もしそうでしたのなら、私が邪魔を……」
果南「え、えっと、そういうわけじゃ……」
花丸「違うずら。マルには猛獣とデートする趣味はないよ?」
果南「……関係ないとこで私をディスるのやめてくれる?結構傷つくんだからね?」 ダイヤ「でしたら、どうして……」
果南「ええっ!?そ、それは……」
果南(どうしよ、ダイヤのことストーキングしてたなんて言えな
花丸「ずっとダイヤさんのこと尾行してたんだよ。ね、果南ちゃん?」
果南「!!?」
果南(ええっ!?言っちゃうの!!?) ダイヤ「……は?尾行?私を?どうして??」
花丸「果南ちゃんがね、心配だったんだって、ダイヤさんのこと」
ダイヤ「心配……?」
花丸「うん。ダイヤさんが男の人にたぶらかされてるんじゃないかって。ね、果南ちゃん?」
果南「なっ!?そこで私に振るの!!?」
ダイヤ「殿方……どうして?」
果南「だ、だって!!今日のダイヤいつもと違う格好してるっていうか!!可愛い系の服着て来てるから!!だから誰かとデートなんじゃないかなって、それで……」
ダイヤ「可愛い、格好……」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……!!?//」ボフッ!!
ダイヤ「果南さん!?あなた私のことそんな目で見てたんですの!!?//」ササッ!! ダイヤ「そ、それに私のことをずっと見てたということは!ひょっとして……//」
花丸「うん。楽しそうにネコ耳で遊んでるところも、ばっちし見させてもらったずら」
ダイヤ「んなっ!?」
ダイヤ「花丸さん、果南さん……//」カァァッ
果南「あ、えっと、まあ、そんな感じで……」
ダイヤ「じゃ、じゃあさりげなく子供向けのショーを後ろの方からこっそり見ていたところとかも……//」
果南「い、いや、それは知らない……」
ダイヤ「……//」プルプル
ダイヤ「……変態!!」
果南「ええっ!?」
ダイヤ「破廉恥ですわ!!他人のことをストーカーするなんて!!いくら友達とは言えプライバシーというものが!!」
果南「だ、だって!!ダイヤがコソコソとこんなとこに来るのがいけないんじゃん!!それも一人で!!絶対誰か他の人と来てるって思うじゃん普通!!」
ダイヤ「べ、別に一人で来たっていいじゃないですか!!それに今日は、ルビィに頼まれごとをされただけというか……」
ルビィ「あっ!いた!お姉ちゃーん!!」
ダイヤ「ルビィ!!?」 ルビィ「お姉ちゃーん……!!」トテトテ
ダイヤ「ルビィ……ど、どうしてここへ……?」
ルビィ「はいお姉ちゃん、忘れものだよ?」
ヒョイ!
ダイヤ「んなっ!?」
果南「これは……?」
花丸「……カチューシャ、ずらね」
ルビィ「お姉ちゃん、昨日ウキウキでおめかししてたのに、机の上に置きっぱなしだったよ?ほら」
ルビィ「だからね、ルビィ持ってきてあげたんだ〜!はい!!」
ダイヤ「ル、ルビィ……あなたなんてタイミングで……//」ワナワナ
ルビィ「え?でもお姉ちゃん着ぐるみさんとお写真一緒に撮りたいんじゃなかったの?」 ダイヤ「んなっ!?ルビィ!!それは秘密にするようにと……!!」
かなまる「へ〜……」ニヤニヤ
ダイヤ「んなっ!?ち、違いますわ!!ついでですわ!!ついで」
果南「ついで、ねぇ〜」ニヤニヤ
花丸「別に隠すことないずらよ。誰だって隠したい趣味の一つは持ってるものずら。ね〜、果南ちゃん?」ニヤニヤ
果南「ね〜、マル〜」ニヤニヤ
ダイヤ「あ、あなたたち……!!//」プルプル ルビィ「あっ!それより!せっかく来たんだもん!ルビィ遊んでいきたい!」
ルビィ「ルビィ!メリーゴーランドのりたい!お馬さんに!!お姉ちゃん、だめ?」
ダイヤ「ルビィ……」
ダイヤ「……はぁ、そうですわね。見つかってしまったものは仕方ないですし、私たちも楽しみましょうか。ね、果南さん?」
果南「え?私?まあ、今日のシフトももうないし……じゃあ花丸ちゃんも、一緒に」
花丸「……」
果南「……花丸ちゃん?」
花丸「……」チラッ
果南「……?」
花丸「……ううん、やめとくずら」 クルッ!
花丸「ルビィちゃん!メリーゴーランドにはマルがお付き合いしてあげるずら!!行こっ!!」
ルビィ「うん!行く行く!ありがと花丸ちゃん!!」トテトテ!
果南「あ、いやだったら私たちも……」
花丸「……果南ちゃん?」
ズイッ!
果南「!?」
花丸「ダイヤさんも今日はおめかししてるみたいだし♪頑張ってえすこーとしてあげるんだよ♪」
果南「んなっ!?マ、マル!!?//」
ダイヤ「……?」
ルビィ「花丸ちゃーん!!はやくはやく!!」フリフリ
花丸「今行くずら〜!!」
花丸「じゃあ後は若いお二人で〜、頑張ってね〜」ウインク♪
果南「マ、マル……!!//」
花丸「ルビィちゃん〜♪」
テテテッ!
果南「……」
果南(あいつ、帰ったら絶対ぶん殴る……//) ダイヤ押し付けられた果南が不遇だけど乙
次はルビまる版頼む この後果南ちゃんずっとダイヤに八つ当たりしてそうw
ダイヤ「見てみて!富士山ですわ!」
果南(大好きな花丸と見た富士山…///)
ダイヤ「果南さん?見てくださいまし!」
果南「あーもううっさい黒子ババア」
ダイヤ「」 これ花丸ちゃんは不人気こけし以外の7人全員と遊ぶつもりじゃね?
不人気こけしさんは笑い方がキモいから除外されたんや… 乙!いいかなまるだった!
最後はルビィ果南花丸で遊んでほしかった 花丸「じゃあー、果南ちゃんって呼ぶからぁ〜!!」ユサユサ
ここめっちゃかわいい 花丸ちゃんナチュラルに邪魔なぶっぶー婆押し付けて愛しのルビィ持って行ったの草
果南ちゃんは正妻の鞠莉呼んで対抗だ! 近くで濃厚なかなまるとルビまるを堪能できる不人気黒子ペンギンが羨ましい
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