【新番組】ダイヤさんの楽しいバス旅行日記
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
スレタイ何度か見たことあるけど実際に書かれたのは一度も見たことない ダイヤ「──ええっ!?わたくしがバスガイドに!?」ンマーッ
黒澤母「はい。新規事業の試験運用に際し、ぜひガイド役をダイヤさんにと打診があったのよ。しっかり務めておいでなさいな」
ダイヤ「で、ですが…バスガイドだなんて考えたこともありません、なにをどうすればいいのやら…」
黒澤母「その点には抜かりありませんよ。私がきちんと交渉して条件を取り付けておきました」
ダイヤ「!」
黒澤母「補佐役を一人連れてきてよいとのことですから」
ダイヤ「………………それでなにが解決すると!!?」
黒澤母「健闘を祈りますよ」
ダイヤ「お母様!!!」
バスガイドの補佐役 >>9
※ Aqoursから。一人だけ。
バス旅行のお客さん >>10-11
※ μ'sまたはニジガクから。各安価二人まで指定可。 バスガイド:ダイヤさん
補佐:千歌
お客さん:せつ菜、海未 バス旅行に参加するんじゃなくてお前が仕切るのか…… ブゥゥゥゥン…
ダイヤ「えー…このたびは、弊社のバス旅行へご参加いただきありがとうございます。バスガイドを務めます、黒澤ダイヤと申します。安全に配慮し皆様の記憶に残る楽しい旅になるよう精いっぱい精進いたしますので、何卒──」
せつ菜「いよっ!待ってました!」ヤンヤ! ヤンヤ!
海未「こ、こんなに大きなバスをたった二人で貸し切ってしまってよいのでしょうか」ソワソワ
せつ菜「四人くらいかなと思っていましたが、まさか海未さんと私だけとは思いませんでしたね!!」
海未「せつ菜、公共交通機関の中ですよ。あまり大声を出してはいけません」
せつ菜「ですが貸切ですよ、海未さん!テンションが上がりますね!」
海未「か、貸切…そうですね。ということは公共交通機関とも言えない…?」ムム
ダイヤ「──あら!?お客様はお二人なのですか!?」 せつ菜「海未さん海未さん、せっかく貸切なのですからもっとパーッと座席を使ってしまいましょう!ほら、カバンなんて後ろの座席に置いちゃって」ヒョイ
海未「ああっそんな、とてもいけないことをしている気分になってしまいます…!」
せつ菜「なんと靴を脱いで座席でお姉さん座りをすることだってできちゃいますよ!」ササッ
海未「それははしたないのでやめなさい」
せつ菜「あ、す、すみません…」ソッ
ダイヤ「これならハイエースでも充分でしたが、バス旅行という気分を味わうにはやはりこの大型バスが最適でしょうかね」
千歌「そーだよ!それに実際の本運用ではこのバスなんでしょ?だったらやっぱり試験運用でも同じ車種でやっといた方がなにかと下見にもなるよ!」
ダイヤ「それもそうですか。少々寂しい車内ではありますが、お客様が楽しそうなのでよしとして…」
千歌「うおー!これカラオケできるやつじゃーん!チカいっちばーん!」ポチポチ
ダイヤ「………千歌さん!!??」ギョッ
千歌「いやダイヤさんが補佐役にって誘ってくれたんじゃん」 ダイヤ「はっ、そうでした。誰にお願いするかと迷った挙げ句、お母様がバスガイドをなさっている千歌さんにと白羽の矢を立てたのでした」
千歌「お母さんバスガイドじゃないけどね。たまたま一回なんちゃってでやっただけだけどね」
せつ菜「はいはい!バスガイドさん!質問があります!」ノシシシ ブンブンッ
千歌「ダイヤさん、お客さんがこっち見てるよ」ツンツン
ダイヤ「あ、は、はい。なんでしょうか?」
せつ菜「バスガイドさんは彼女はいますか!?」
海未「!?」
ダイヤ「し──私的な質問には答えられませんわ!職務中ですので!」
せつ菜「え〜〜」
海未 ホッ… 海未「ところでバスガイドさん、私からも質問をしてよいでしょうか」ノ スッ…
せつ菜「!!」
ダイヤ「は、はい」ドキドキ…
海未「今回のバス旅行の目的地はどこなのですか?」
せつ菜「ど…どうしてここでまじめな質問をするんですか!?」
海未「ええっ!?」
千歌「天ドンって知らないんですかお客さん!?」
海未「あなたからも責められるのですか!?」
ダイヤ「目的地を確認なさらずにご参加くださったのですか…?」
海未「し、進行の助けになるかと思って聞いたというのに!あんまりです!!」 ダイヤ「失礼いたしました、お気遣いありがとうございます」コホン
ダイヤ「今回のバス旅行は試験運用ということで──」
海未「試験運用ということで…?」
せつ菜 (沼津!?沼津でしょうか!?それとも函館!?どちらにしてもわくわくします!)
ダイヤ「──九州北部へ参りますわ!!」
せつ菜「………?」
海未「………なにゆえですか…?」
ダイヤ「それはちょっと…執筆上の都合と申しますか…」
千歌「九州の魅力再発見の旅にレッツゴー!だね!」 海未「なぜ試験運用だと九州北部になるのでしょうか…?」ヒソ
せつ菜「それに関しては全くわかりませんが、バスガイドさんがああも自信満々におっしゃるということは、なにか事情があるのでは…」ヒソ
海未「はあ…」ヒソ
千歌「ところでダイヤさん」
ダイヤ「なんですか?」
千歌「なんだかバス停で仲間になりたそうにこっちを見てる人がいるんだけど、どーする?」
ダイヤ「いえ、今回は企画旅行ですので一般の方の乗り合いはちょっと…」
せつ菜「あっ!」ガタ
海未「あれは…!」ガタ
ダイヤ「お客様、走行中は座席を立たないでくださいな!!」
追加乗車 >>30-31
※ μ'sまたはニジガクから、各安価一人まで。誰も乗車しなくてもいい、これが最後の参加者安価です。 プシュー
希「いやだなー海未ちゃん、うち置いて出発しちゃうなんて。あ、どうもお疲れ様ですバスガイドさん達。これ差し入れのお菓子です」スッ
千歌「お菓子くれた!ダイヤさん、この人いいお客さんだよ!」パァ
ダイヤ「いえその、企画旅行なのですが…」
せつ菜「しずくさん!こんなところでお会いするなんて偶然ですね、ささ!こちらに!」
しずく「希さんに半ば連行される形でそこのバス停まで連れてこられたんですけど、こういうことだったんですね」イソイソ
ダイヤ「いや、そういうことではありませんが…」
希「あー、海未ちゃんカバンで座席占領してるやん!いけないんだ〜」ニシシ
海未「こ、これはせつ菜がいいと言ったので…!」
せつ菜「しずくさん、座席に脚を上げてはだめですよ。海未さんに怒られてしまいますからね」
しずく「え?はい、上げませんけど…」
千歌「それじゃー九州に向けて、しゅっぱーつ!」
一同「「「おーーーっ!」」」
ダイヤ「企画型旅行………」 ブゥゥゥゥン…
千歌「一番!高海千歌!歌います!」
千歌「♪これからどうなる?胸はknock knock 叩く夢!」
せつ菜「ひゅーひゅー!お上手ですねーっ!」
希「ええよ〜お姉ちゃん!もっと声出していこうかー!」
海未「行き先は九州北部とのことですが、しずくは行ったことありますか?」
しずく「いえ、ありませんね。私は大阪より西に行ったことがないのでとても楽しみです。海未さんは?」
海未「私は一度だけ、家族旅行で広島へ行ったことがありますよ。いずれにせよ九州は初めてなので楽しみです」
しずく「同じですね!」
ダイヤ「えー…盛り上がっているところですが、これからこのバスは高速道路を走行いたしますので、皆様シートベルトの着用をお願いいたします」
「「「!!!」」」ザワ…
ダイヤ「…?」 希「シートベルト…」
しずく「シートベルトですか…」
ダイヤ「あの、皆様…?どうかなさいましたか…?」
千歌「…」
〜〜〜♪
千歌 カチ
♪………
ダイヤ「な、なぜ音楽を止めるのですか。いえ、その点に関してはあなたが真っ先に歌い始めた状況の方がおかしいのでむしろ正しいことなのですが」
海未「皆さん、聞いてください!」パンパン
海未「私達はこれからシートベルトを閉めなくてはならないようです!つまり──」
ゴクリ…
海未「座席を一箇所に定めなくてはいけないということですよ──…!!」キリッ
せつ菜「………一大事です…!」グ…
ダイヤ「そうですか!!??」 せつ菜「これは非常に重要な案件ですよ!高速道路は一度乗ってしまえば一時間単位で走り続けるもの、その間どのような座席で──もっと言えば誰の隣になるかということは、旅の道程の印象を大きく左右する事項の一つです…!!」
海未「私はこのように長時間を乗り物で過ごした経験は、家族か穂乃果達としかありません。ゆえに、いまいち気心の知れない相手と数時間を共にするということがどれほどの環境なのかは想像もできません…」
しずく「私が中学生の頃、それまで秋口に開催していた運動会が一度だけ五月に行われたことがあったんです。新しいクラスの結束を早く固めるためという目的があったみたいですけど、その目論見は大失敗でした。
だって、前を向いても隣を向いてもあまり知らない仲の良くないクラスメイトばかりなので、ぎくしゃくするばかりで……」
しずく「次の年には何事もなかったかのように秋口の開催に戻ったことが全てを物語っています…」
希「うちは、そういうのがイヤやったから学校行事は大抵家庭の都合ってことで休んでたよ…」
せつ菜「座席をどこに決めるか、それを失敗してしまえばこの旅は……」
千歌「──大丈夫だよ!」
一同 ハッ… 千歌「みんな、今一緒にいるお互いの顔を見て!」
千歌「このバス旅行に参加して、同じ目的地に向かって楽しもうって気持ちはみんな同じだよね?だったら──だったら、誰と隣になったってきっと大丈夫!楽しめるに違いないよ!」
海未「む、無理です…どんな組合せでも楽しめるだなんて、そんな奇跡みたいなこと…………奇跡…」
千歌「そう!奇跡だよ!奇跡を起こすの!お客さんは全部で四人だから、組合せはえっと、……えっと…いっぱいあるけど、そのどれになったって絶対に楽しい!そんな奇跡を起こそうよ!!」
しずく「バスガイドさん…」
希「あなたの言う通りかもしれんね…」フッ
せつ菜「私達は臆病になって大切なことを見失っていたようですね…」
海未「私達ならば、起こせる…どんな奇跡も…!」
しずく「はい、起こしてみせましょう。ここでそんな奇跡が起こせたら、きっとこの旅でどんなことがあっても私達は乗り越えられます」
千歌「じゃあみんな、座席の組合せを決めるために──」
ダイヤ「もう高速道路に入りますので、全員その場でシートベルトをお締めくださいな」
「「「………………はい」」」
カチ…
結構ばらついた状態で高速道路に乗りました。 千歌「ねーダイヤさん、九州ってこれからどのくらいかかるの?」
ダイヤ「そうですわね、順当に走れば十ニ〜三時間といったところでしょうか」
千歌「へー、十二時間か〜」
ダイヤ「ええ。長旅ですわよ」
ブゥゥゥゥン…
千歌「──長すぎるよ!!!」 千歌「十二時間!?半日もこんなバスに乗りっぱなしなの!?お尻なくなっちゃうよ!」
ダイヤ「こんなバスとおっしゃいましたか?」
希「うちの経験上、高速バスは途中でサービスエリアを挟んだとしても八時間を超えたあたりからお尻の感覚はなくなってくるよ」
千歌「ほら!!」
ダイヤ「いえ、ほらと言われましても…」
せつ菜「一時間ごとにサービスエリアに立ち寄ればいいのではないでしょうか!?」
千歌「!」
ダイヤ「『名案だ!』ではなくて。そんなことをしていてはさらに三時間は延びますわよ」
しずく「あ、あの…私そろそろおいとましてもいいですかね…」オソルオソル
ダイヤ「もうバスは走り出したので無理ですわ」ピシャリ 希「座りっぱなしなんが問題だったら、定期的に立ったらいいんやないかな?」
ダイヤ「高速道路を走行中にそんな行為を容認するわけには参りません」
しずく「こういう…こういうシナリオだと思えばきっと耐えられる…」
千歌「楽しいバス旅行を耐えるとか言われちゃってるよ」
せつ菜「もう次のサービスエリアが目的地ということでいいんじゃないでしょうか」
ダイヤ「割高の売店くらいしかありませんが」
海未「…………」
希「海未ちゃん?さっきから黙って、どうしたん?もうお尻なくなった?」
海未「──眠ってしまえば、お尻が麻痺することから逃れられるのではないでしょうか──」
「「「……………!!!」」」
ダイヤ「全員が眠っている場合サービスエリアは通り過ぎますので、ご了承くださいませね」
千歌「チカは意地でも起きてるよ!!!」
しずく「バスガイドさん!!?」
と言いつつ千歌はそこそこの早さで値落ちした。 海未「うん…」パチ…
サァァァァ…
海未「わあ…!」
せつ菜「キレイですよね。厳島神社が見えますよ」
海未「せつ菜、起きていたのですか」
せつ菜「ついさっきですよ。朝陽が気持ちよくて目を覚ましてしまいました」
海未「しかし、厳島神社ということはもう山口県に差し掛かろうという辺りですか。やはり眠ってしまうとすぐでしたね、少しもったいない気もします」
せつ菜「私は夜の間にも何度か目を覚ましましたが、夜の高速道路を音もなく走っているというのはなんだか幻想的で不思議な感覚でした」
海未「それは味わってみたかったですね…」
せつ菜「大丈夫ですよ」フフ
海未「え?」
せつ菜「帰りも十二時間ですから」
海未「………………そうでしたね…」
起きた時点でお尻の感覚はなかった。 下松(くだまつ)サービスエリア
ダイヤ「皆様お目覚めのようですので、こちらで朝の休憩を取ります。三十分後には車内までお戻りくださいな」
希「お…お尻は!?うちのお尻はちゃんとある!?」
しずく「大丈夫です希さん、ちゃんとありますよ!」
希「し、しずくちゃんのお尻はなくなってるやん!!」
しずく「えええっ!?座席に置き忘れてきたでしょうか!?」アワアワ
海未「朝ごはんと歯磨きを済ませるとなると、もじもじ歩いてはいられませんね。急ぎましょう」モジモジ…
せつ菜「充分もじもじですよ、海未さん!」
ゾロゾロ… ダイヤ「千歌さん、お目覚めなさいな。あろうことかお客様の誰よりも長く寝ているなど言語道断ですわよ」ユサユサ
千歌「んん…あんまり寝た感じしない…」
ダイヤ「椅子で眠るということはそういうことですわ。これは、案外体力が物を言う職業のようね…いたたた…」ノビー
千歌「ダイヤさん、起こして」
ダイヤ「はいはい。よいしょっと…」
千歌 ヨイショ…
千歌「う〜、お尻変な感じするぅ…」
ダイヤ「ラジオ体操でもして血を流しておいた方がよさそうですわね。一緒にやりますか?」
千歌「九州に着くまであとどれくらい?」
ダイヤ「ニ〜三時間程度でしょうね」
千歌「………………やる…」
ダイヤ「はい」
なんやかんや戻ってきたみんなも一緒になってラジオ体操したので結局サービスエリアには一時間くらいいた。 修学旅行で使うような座席のバスはガチで地獄
WILLERみたいに就寝用に特化したタイプが一番 ダイヤ「皆様ご覧くださいな!眼下に拡がるのが関門海峡、我々はもちろんバスで渡りますが、実は歩行者用の関門トンネル人道も整備されているので歩いて渡ることだってできますわ!」イキイキ
希「突然いきいきし始めたね」
海未「やっと大手を振ってガイドできるものが出現したので嬉しいのではないですか?」
ダイヤ「さあ、門司港に迎え入れられ、いよいよ九州へ降り立ちますわよ!」
しずく「初めての九州です…!」
せつ菜「バスガイドさん、九州はなぜ『九』なのでしょうか!?」ノシシシ ブンブンッ
ダイヤ「おほん、それはですね──」
千歌「ほぇ?県が九個あるからでしょ?」キョトン
「「「…………」」」
理由を知らない人はいたが、それが違うことだけは全員瞬時に理解したという。 しずく「わ〜、これが九州なんですね!」キラキラ
海未「しずく、見てください!なんだか大きな建造物がありますよ!」キラキラ
ダイヤ「本当ですわ!なんでしょうあれは!?」キラキラ
千歌「………あれ!?ダイヤさんもそっち側にいるの!?」
せつ菜「丸の内を小さくしたような町並みですね!」
希「せつ菜ちゃん、あんまりいい感想ではないね」 ダイヤ「じき高速道路は下りますが、シートベルトは外さないようお願いいたします」
千歌「やっと九州に着くんだね!」
ダイヤ「九州にはとうに着いていますが」
海未「この後はどのような動きになるのでしょう?」
ダイヤ「バスは博多バスターミナルに到着し、一旦そこから自由時間となりますわ。十七時頃に本日の宿へ向けてバスが出ますので、合わせてお戻りくださいな」
しずく「特に全員でどこかへ行ったりはしないんですね」
ダイヤ「ええ、皆様なさりたいことはそれぞれ異なるでしょうから。パッケージとして組んでも補助金の対象とならない方がほとんどですので、あまり意味はないかと思いまして」
しずく「なるほど…」
希「?」←東京住み
海未「?」←東京住み
せつ菜「?」←東京住み
千歌「チカはラーメン食べにいこっと!」
そして、思い思いの博多満喫時間が始まる…! …今晩で終わる程度の長さで書く前提でいたのですが、どう考えても尺と題材が合っていませんね…? 諦めたら明日からまた新番組、おっぱい凛ちゃん性春白書がはじまっちまうぞ キャナルシティ博多
しずく「ここが、キャナルシティ博多…!」
しずく「名前はたまに聞いたけど、なんだかすごい。一つの小さな町みたい」キョロキョロ
しずく「えっと…」
『キャナルシティ劇場 →』
しずく「! あった、あっちだ」トトト キャナルシティ劇場
ガヤガヤ
しずく「わ、すごい人。もしかして今日もなにか劇をやってるのかな…」
しずく ヒョコ
しずく ヒョコヒョコ
しずく ウーン…
しずく「………見えない」
しずく「でもこれだけ人がいるんだからきっとなにかあるはず、看板が出てたりするよね──」
ポン
しずく「ひゃあっ!?」ビクッ
せつ菜「あ、す、すみません。驚かせてしまいましたか?」
しずく「せ、せつ菜さん!?どうしてここに…」
せつ菜「もちろん、しずくさんを追いかけてきたからですよ!」ペカー しずく「私を?」
せつ菜「はい。付かず離れず気づかれず、障害物と人混みを利用して追いかけてきました!」
しずく「………それって、つけてきたってことですよね?」
せつ菜「うっ」ギクッ
せつ菜「ち、違いますよ!ちょっと上手に追いかけてきただけで…」
しずく ジーッ
せつ菜「……っ、はい…探偵ごっこをしていました…」
しずく「正直でよろしい」 しずく「でも、どうして私をつけてきたんですか?せっかくの自由時間なんだから、したいことをしないともったいないですよ」
せつ菜「おっと、そうでした!それはですね、ふっふっふ」ゴソゴソ…
しずく「?」
せつ菜「じゃじゃーーんっ!」っ紙
しずく「それは…」
『劇団四季 ×月×日公演チケット』
しずく「劇団…四季…………って、ええ!?劇団四季のチケット!?ま、まさか…!」バッ
せつ菜「はい!今日これからの公演のチケットです!しずくさんとご一緒しようと思ってあらかじめ買っておきました!」
しずく「劇団四季が来てたんだ…!!」
しずく「じゃなくてっ、私が一緒にバス旅行に行くことになるってわかってたんですか!?」
せつ菜「?」
せつ菜「わかっていたというか、企画型旅行なんだから申し込んだ人は参加するし申し込んでいない人は参加しませんよ。一緒に申し込んだじゃないですか」ケロッ
しずく「あ、そこはそういう設定で…」
せつ菜「さあさあ、無駄話はこれくらいにして並びましょう!楽しみですね!」グイグイ
しずく「わわっ、押さないでせつ菜さん…!」ワタワタ
せつ菜・しずく組:劇団四季の観劇 海未 ムムム…
『地下鉄線 交通案内』
海未「電車だけを乗り継いで行ければよかったけれど、そういうわけにもいかないようですね…特急バスというものは即日で手配して乗れるものなのでしょうか…」
希「まあ、そういうときは連絡して聞いてみたらいいんやない?」
海未「それはそうですね。片道一時間半、時間があるとはいえのんびりしていられる余裕があるほどではありませんし──」
海未「──って、希!!?」ギョッ
希「あはは、しずくちゃんみたいな反応するね。海未ちゃん」
海未「は、しずくですか…?」
希「ううん、なんでもないよ。それよりどこに行こうとしてるん?」 海未「飯塚市、なのですが…」
希「飯塚市?うちらが今いるのって博多よね。遠いの?」
海未「ええまあ、決して近くはないようです」
希「ふーん…」スマスマ
希「…ほっほう〜、確かに思いつきでぱっと行けそうな場所じゃないね。海未ちゃんのことだから思いつきってわけじゃないんやろうけど」
海未「まさかこうも大胆な自由時間が取れるとは思っていなかったので、現実的なルートは調べていなかったのです。今から十七時までとなれば、行って帰ってくることはなんとかできそうなので迷っていて…」
希「ちなみに、飯塚市にはなにがあるん?」
海未「流鏑馬(やぶさめ)の体験レジャー施設です」
希「なるほど〜」 太宰府かと思ったら飯塚とはまたレアなところに行くのですね 希「弓矢大好きな海未ちゃんとしては、ここまでの距離に肉迫したらぜひ行ってみたくなっちゃうのは当然かもしれんね」
海未「はい。流鏑馬の聖地と言えば十和田ですが、やはり福岡県も外せないポイントでしょう?」
希 (そうなん?)
希「なかなかない機会やし、行きたい気持ちと行ける手段があるなら行っちゃっていいと思うけど」
海未「…やはり、そうですよね」
海未「なにをうじうじとたたらを踏んでいるのでしょうか、私は。らしくもない。このまたとない機会を逃すなど愚の骨頂です」
海未「さあ希、私が特急バスを手配するので流鏑馬を思い切り楽しみましょうね!」
希「えっ、うちは別に…」
希「っていうか海未ちゃん、どこまで調べたのか知らないけど、行って体験までするつもりなん?」
海未「もちろんです!他人がやっている様を眺めて帰ってくるだなんて到底我慢なりませんよ、ありとあらゆる的を射抜いて──」
希 っスマホ
『流鏑馬体験 25,000円』
海未「…」
希「…」
海未「………その…」
希「うち水族館に行こうと思ってるけど、どう?」
海未「…」
隣接のプールで遊ぶ子供たちの声を聞きながらラッコと触れ合いました。 ダイヤ「ここが博多ですか。沼津とも東京とも違う街ですわね」ボーッ
千歌「ダイヤさん、なにしてるの!」
ダイヤ「あら千歌さん、まだこの辺りにいらしたのですか。時間の使い方は自由ですが、計画的に行動しなければぶっぶーですわよ」
千歌「ダイヤさんがぼーっとしてるからだよ!」
ダイヤ「へ?」
千歌「早く行こうよー!」クイクイ
ダイヤ「い…行くって、どこへですか?」
千歌「ラーメン食べにだってば!」
ダイヤ「ら、ラーメン…!」
千歌「行かないの!?」
ダイヤ「わたくしは、その、お母様とルビィへのお土産を…」
千歌「博多のラーメン!食べたくないの!?」
ダイヤ「は、博多のラーメン……!」ゴクリ…
ダイヤ「行きましょう」キリッ
千歌「だからダイヤさんを待ってたんだよ!!」 千歌「沼津より大きな街だね〜」トコトコ
ダイヤ「そうですわねえ」トコトコ
千歌「静岡より大きいかな〜」
ダイヤ「大きいの定義によるかとは思いますが」
千歌「あっでもセブンイレブンがある!内浦と同じだね」
ダイヤ「同じ…ですかねえ…」
千歌「ファミリーマートがあるのは…沼津だな…」
ダイヤ「なぜコンビニで測るのですか」
千歌「だって知ってるものコンビニくらいしかないんだもん!」
ダイヤ「それはまあ、そうかもしれませんが」
ダイヤ「ところで足取りに迷いがないようだけれど、行く宛てを決めているの?」
千歌「うん、行ってみたいお店があるんだー!」
ダイヤ「ほう…」 ダイヤ「こ、ここ…ですか…?」
千歌「そーだよ!」
博多ラーメンはかたや
ダイヤ「その、わたくしが想像していた博多のラーメンとは随分雰囲気が違うのですが、というかここは本当に飲食店で…?」
千歌「もー、看板にラーメンって書いてあるでしょ。行こーダイヤさん」グイ
ダイヤ「や、わたくしまだ、心の準備が、もっとこうキラキラしてハイカラなラーメンを想像していてっ」
千歌「わかったわかった、食べ終わったら聞くからねー」
ダイヤ「いやぁぁぁぁ………」ズルズル… ダイヤ「んまぁぁぁぁ………」ズルズル
千歌「うん、美味しい!かも!」ズルズル
千歌「ラーメンが290円ってすごいよね、見たことないもん!」
千歌「なんだか味が薄いような濃いような、さっぱりしてるようなこってりしてるような、美味しいような…美味しくないような…」
千歌「でも290円だからおいしーい!」ズルズル
千歌「ねっダイヤさん!」
ダイヤ「なんですかこれは…本当にラーメンなのですか……これが、博多ラーメン…?」ズルズル
ダイヤ「んまぁぁぁぁ………」
千歌 (よくわかんないけど、食べ続けてるからアリってことだよね?)
帰り道は機嫌がよさそうなよくなさそうな不思議な態度だった。 えー…本日は寝ます
遅くなりましたが、スレ立て代行ありがとうございました 凛ちゃんネクストバッターズサークルで素振り中
ぶんぶんにゃ! ダイヤ「皆様お揃いですわね」
希「いない人は手ぇ挙げて〜」
せつ菜「あはは、古いですよ希さん」
希「えー、お約束やろ?」
海未「…?」
海未「いない人に手を挙げさせるというのは、どういうことですか?全員が揃っていることを確認するならばいる人に手を挙げさせて…いえそれでは誰がいないかわかりませんか…」ムム
しずく「海未さん、今のはギャグですよ」
海未「へ?」
ダイヤ「1, 2, 3, 4…全員いますわね。確認がしやすくて結構なことです。それでは本日の宿へ向けて、ここから一時間程度再び高速道路で──」
希「ん?………せんせー!」ノ
ダイヤ「わたくしは先生ではありませんが。いかがなさいましたか?」
希「みかん色のバスガイドさん、どうしたん?」
ダイヤ「………………………は……?」 ブゥゥゥゥン…
ダイヤ「あれほど筑紫口だと言ったでしょうが!だいたい一緒にバスへ戻ったのになぜまた勝手に抜け出してお土産を見ようなどと…!」ガミガミ
千歌「だってぇ、まだみんな揃ってなかったから時間あると思ったんだもん…」
ダイヤ「お客様が指摘してくださらなかったら今頃あなたを置いて高速道路に乗ってしまっていたところですわよ!」
千歌「それはさすがに気づいてよぅ…」
希「まーまー、すぐ見つかったんだからええやん。それよりもみんな博多でなにしてたんか教えてほしいな」
海未「そうですよ、せっかくの楽しい旅路。多少のことで笑顔を忘れてしまってはもったいないことです」
ダイヤ「ああ、これは身内揉めとお見苦しい部分をお見せしてしまいました。千歌さんも、言い過ぎたわ」
千歌「ううん、勝手なことしてごめんなさい」
せつ菜「さあさあ、お説教が終わったのならば宿に着くまでみんなでお話ししましょう!」
しずく「そうしましょうそうしましょう!」フンス
海未「なんだかしずくが興奮していますね」 しずく「興奮せずにいられませんよ!だって私達、この自由時間で劇団四季の劇を観てきたんですよ!」パァァァ
希「えっ、そうやったん?」
ダイヤ「まあ。よく当日で券が取れましたね」
しずく「いえっまさか!せつ菜さんが事前に私の分も取っていてくださったんです!」
せつ菜「しずくさんと二人で旅行に行くことなど滅多にありませんからね。一緒に楽しめるものをと思って調べていたら見つけたんです!もう東京での公演期間が終わってしまっている演目だったのでちょうどよかったですね!」
海未「なにを観たのですか?」
しずく「リトルマーメイドです!」
千歌「それって人魚のやつでしょ!チカ映画観たことあるよ」
しずく「映画ももちろん観ましたが、やはり舞台は全く別物ですね」
しずく「目の前で物語が生まれそして進んでいく躍動感、大きく張りのあるセリフと歌声が全身を揺らして包み込んでくれる全能感、『演劇は生き物』とは言ったものですが、あれはもう演劇なんて域ではなく一つの人生そのもの──」ウットリ
せつ菜「私には演劇の細かな機微はわかりませんが、野望と夢、恋心と企て、愛と勇気。その全てをひしひしと感じられる、わかりやすいながらも強い強い熱量を持ったとてもいいお話でした!!」 せつ菜「さあしずくさん、歌いましょう!」
しずく「ぜひ!」
しずせつ「「♪アンダザシ〜」」
希「戻ってきてからずっとこの調子やと思ったら、そういうことだったんやね」
海未「観賞を終えた後もここまで魅了され続けるなんて、気になってしまいますね」
ダイヤ「わたくしも一度家族で観にいったことがありますが、幼い心にも強く感じるものがあったことを覚えていますわ。おいそれと観にいけるものでこそありませんが、機会があれば逃さないことをお勧めいたします」
千歌「ダイヤさんはなに観たの?」
ダイヤ「そのときはライオンキングでしたね」
千歌「映画観たことあるよ!」
希「そっちのバスガイドさんはたくさん映画観てるんねえ」クス
ダイヤ「そのようですわね」クス ダイヤ「お二方はなにをなさっていたのですか?」
希「うちらは水族館行ってたんよねー、途中まで」
海未「う…は、はい…」
千歌「水族館いーなー。でも途中まで?」
希「いやな、隣にプールがあったんやけど、涼みがてらにちょっと覗いてたらあんまりにも子供たちが楽しそうにしてるからって、海未ちゃんが──」
海未「ま、待ってください!始めたのは希だったはずです!」
希「え〜、そうやったっけ?」
千歌「なになに?なにしたんですか?」
ダイヤ「…水のかけあいでもなさったのでしょう」
希「おっ、正解!よくわかりましたね」
ダイヤ「半乾きのお姿でバスまで戻ってこられたのはどこのどなたですか。なにがあったのかと思いましたが、そういうことでしたか…」
希「海未ちゃんは水鉄砲を持つと人が変わったようになってなあ…」
海未「希が煽るからですよ!」
千歌「いいなー、楽しそ〜」 せつ菜「水遊びだったら私達もやりましたよ!ね、しずくさん!」ズイ
海未「そ、そうなのですか?」
しずく「えへへ…年がいもなかったかもしれませんが、そうですね。キャナルシティの真ん中に大きな噴水があったんですけど、子供たちにつられて、私達も…つい」
希「な?夏に水遊びやるのは自然なことなんだから恥ずかしがることやないよ」
海未「そう…ですか。せつ菜としずくもやったというのであれば…」
せつ菜「まあ私達は節度を弁えていたのでびしょ濡れになるようなことはありませんでしたけどね!」ペカー
海未「や──やはり恥ずかしいことですよあれは!!」
希「う〜ん、せつ菜ちゃんは一言余計やねえ」
ちなみにバスガイドさん達からは概ねなにかを食べた話しか出てこなかった。 ダイヤ「さあ、もう間もなくインターを降りて下道に出ますわよ」
しずく「インターを降りたら宿はすぐですか?」
ダイヤ「ええ。十五分程度のはずです」
海未「どのような宿か、楽しみですね」
千歌「ふっ…この高海千歌を満足させることができるかな!」
海未「バスガイドさんは宿泊施設にうるさいのですか?」
千歌「とーぜん!なにを隠そう私は旅館の女将だからね!」
せつ菜「女将さんなのですか!それはうるさそうですね!!」
希「なんか違う意味に聞こえるし声大きいなあせつ菜ちゃんは」
千歌「ちょっとやそっとじゃチカを唸らせることなんかできないんだからね!」
ダイヤ「鞠莉さんのお家へ遊びにいくたびにたいそうはしゃいでいると聞いていますが」
千歌「チクったな鞠莉ちゃんめ!!」 プシュー
ダイヤ「さて、本日お世話になるホテルに到着いたしました。夜間は車内が無人になりますので、お荷物は全てお部屋へお持ちくださいな」
ダイヤ「皆さんが降りられたら車内の忘れ物を確認してチェックイン手続きに行きますからね──って、千歌さん?どうなさいましたか?」
千歌 ワナワナ…
千歌「駐車場が、広すぎるのだ…」
ダイヤ「あー…」
駐車場(めっちゃ広い) ドーン
ダイヤ「まあ確かに、広すぎますわねえ…」
千歌「こんなに駐車スペースいる!?ホテルあれでしょ!?明らかに部屋の数の十倍くらいあるよ!」
ダイヤ「こちらのホテルは式場も備えていらっしゃいますからね。駐車スペースの大半はその利用者へ向けたものなのでしょう」
千歌「う…うちだって、割と広めの駐車場持ってるし…っ」プルプル
ダイヤ (さすがに比べるべくもないけれど…) レセプション
スタッフ「遠路遥々お疲れ様でございました。ささやかですが、名産の佐賀茶をお召し上がりください」コト
しずく「佐賀茶ですか。初めてです、頂きます」ス…
しずく「美味しい…!」パァ
スタッフ「こちらで各お部屋の代表者様、ご記入をお願いいたします」スッ
海未「!?」
海未 (宿泊台帳へ記入するだけなのに、こんなに丁寧におしぼりまで出してくださるのですか…!?)
スタッフ「明日のご朝食は和食と洋食、どちらになさいますか?」
希「どっちがオススメですか?」
海未「の、希!はしたない質問を…!」
スタッフ「どちらも自信を持ってご提供させていただきますが、リピーターが多いのは洋食ですね」
希「へえ…」 せつ菜「洋食はどんなメニューなんですか?」
スタッフ「パンとヨーグルト、それに佐賀の地産野菜をたっぷり使用したポトフと、三種からお選びいただけるガレットが特に好評を頂いております」
せつ菜「が、ガレット…?」
スタッフ「ご飯用のクレープ、と思っていただければわかりやすいかと思います。今は目玉焼きとベーコンのガレット、マッシュポテトのガレット、それにベリーのガレットの三種をご用意しております」
千歌「! ベリーってイチゴですか!?」
スタッフ「イチゴとクランベリー、ブルーベリーを使用しておりますよ」
千歌「そんなのクレープじゃん!はいはい、チカはイチゴのガレットがいいです!」
ダイヤ「ち、千歌さん。イチゴのではなくベリーの…」
海未「ポトフは頂いてみたいですが、私は朝はご飯がいいのですよね。どうしましょうか…」
スタッフ「でしたらパンとガレットを焼きおにぎりに変えてご提供いたしましょうか?」
海未「そ、そんなことをしていただけるのですか!?」
スタッフ「もちろんでございます」ニコッ 希「ガレットはおかわりできますか!?」
スタッフ「ガレットのおかわりは承っていないのですが、アラカルトメニューからお好きなものを追加でご注文いただけますよ」
希「それってまさか…」
スタッフ「ええ。一部追加で料金を頂戴するものもありますが、ほぼ全てのメニューが無料でお選びいただけます」
希「そっ…そんな!!」
しずく「牛乳はありますか?」
スタッフ「はい。お飲み物も全て無料でご提供いたしますので、お好きなだけお選びいただけます。佐賀牛乳は濃いながらも後味がすっきりしてとても美味しいですよ」
しずく「う…嬉しいです!」
スタッフ「お部屋にコーヒーのご用意もございます。ご宿泊のお客様は一階奥のラウンジも自由にご利用いただけますので、ごゆっくりお過ごしください」
千歌「チカ…ここに住む!!」
ダイヤ「手のひらを返すのが速過ぎやしませんか。まだチェックイン中ですわよ」
結局スタッフさんを質問攻めにしてチェックインに三十分かかった。 佐賀県の潔いド田舎感好き
あと平野だから空が広くて本当に綺麗 客室
せつ菜「部屋が…広すぎます!!」
しずく「天井も高いですよ…」ホー
せつ菜「テレビも大きすぎますね」
しずく「わ、見てくださいせつ菜さん!ベランダがありますよ!」ガラ
せつ菜「なっ…なんと!一階にプールが見えますよ!?」
しずく「すごいお部屋、こんな豪華なところに泊まるなん…て…」キョロキョロ
しずく「」
せつ菜「しずくさん?どうしましたか?」
しずく「せ、せつ菜さん…あれ……」
せつ菜「ん?どれです…か…」
せつ菜「」 客室
ダイヤ「お風呂の壁がガラス張りなのですが!!!!???」ンマーーーッ
ダイヤ「これっ、えっ、シャワールームからガラス一枚を隔てたら寝室なのですが!?動物園みたいになっていますが!?」
千歌 トトト…
千歌(in シャワールーム) ト…
千歌「シャワー浴びながら寝室のテレビ観れる」
ダイヤ「どこに需要のあるメリットですか!!!」
千歌「でもテレビ大きすぎるおかげでここからでもちゃんと字幕まで見えそうだよ」
ダイヤ「求めていませんが!!??」
千歌「でもこれどうしよっか、さすがに見られながらお風呂に入るの恥ずかしいな…」
ダイヤ「意識的に見るつもりはないけれど、こうも開放的では落ち着いていられませんわね…」
ダイヤ「……………かくなる上は」
千歌「うん?」
開き直って一緒に入った。 鉄板焼ダイニング
料理長「呼子獲れのイカのお造りです」スッ
希「わああ…すっごく透き通ってる…!」
海未「本当ですね、お皿の色がはっきりと見えてしまうほど透明です」
料理長「まずはなにも付けずにお召し上がりください。海が綺麗ですから、爽やかな風味がずっと残ります」
希 パク…
希「〜〜〜〜〜っ!!」
希「!!!」フンフン! ピッピッ!
海未「そ、そう急かされずとも頂きますよ。しかし希がそこまで興奮するのも珍しい…」パク
海未「〜〜〜〜〜っ!!」ジタバタ
料理長「しばらくご堪能ください。続いて佐賀野菜を焼いてまいります」チャッチャッ
ジュアアァァァ…
どれも美味しすぎたが、メインのお肉が出てくるまでに量がありすぎると思った。 ラウンジ
せつ菜「佐賀のイチゴのサイダーだそうですよ」
しずく「素敵!私、イチゴのサイダーって初めて飲みます」
せつ菜「私も初めてですね。そもそもイチゴの飲み物自体、あまり飲んだことがありません」
しずく「フルーツジュースでも、大抵イチゴとなにか他の果物の混合ジュースですもんね。それがしかもサイダーだなんて、えへへ…なんだかシャンパンみたいですね」
せつ菜「飲んだことあるんですか?シャンパン」
しずく「ありません♡」
せつ菜「ふふっ、だと思いました」
しずせつ「「カンパイ」」チン…
※ 鉄板焼ダイニングでコースを頂く予定がある場合、先にラウンジを利用するのは絶対にやめた方がいいです。お腹いっぱいになって後悔します。 朝食…
海未「ポトフが…美味しすぎます……っ!」
希「いや海未ちゃん、海未ちゃん食べてないけどガレットの方が美味しすぎるよ」
海未「希もポトフを食べたでしょう?美味しいとは思わなかったのですか!」
希「美味しすぎたよ!」
海未「でしょうが!!」
ダイヤ「とても美味しいですわ…」モグモグ
しずく「バスガイドさんは和食になさったんですね」
ダイヤ「ええ。やはり白飯を頂かなければ一日は始まりませんので」
しずく「お魚のいい匂いがしますね…」スン
ダイヤ「………一口食べますか?…そのクロワッサンを一口頂けたら、ですけれど」ボソッ
しずく「え?」
せつ菜「大変ですっバスガイドさん!ジャムを全て使い切れませんでした!マーマレードも頂きたかったのに、もうパンが…!」
千歌「ふっふっふ…これ、なーんだ?」スッ
せつ菜「それは、デザートについているプレーンヨーグルト…?………まさか!」ハッ
千歌「使わなかった方のジャムはヨーグルトに混ぜるのだー!」ウオオオオオッ
せつ菜「さすがです、天才的な発想です!!」ウオオオオオッ
楽しく美味しい朝食でした。 今日はこの辺で。
次回の更新で最後になると思います 乙です
はかたやのくだりから感じていたけど実体験感溢れるSSでいい 遅くなっていてすみません、今週中には必ず更新できるようにします
ちなみにホテルは佐賀県の鍋島にあるマリトピアさんです 宣言しておきながら更新できず本当にすみません
もうしばらくお待ちください… 从c*•ヮ•§間を持たせるためにチカがうたうのだ
从c*•ヮ•§♪ウィンスペクターァアアアーアアアーアー♪ウィンスペクターァアアアーアアアーアー♪ //*イ`>ヮ<リ メイッ! デー!! メイッ! デー!! 从c*•ヮ•§本編再開までの繋ぎで高海千歌千曲歌謡ショーを開催するのだ
从c*•ヮ•§あ、いまのは千歌の名前と千の歌をかけたダジャレでね?
从c*•ヮ•§♪きんたマカオにつくきんたマカオにつくキンタマかおにつく〜クサイー♪ 从c*•ヮ•§三曲め!!
从c*•ヮ•§♪だめッちんぽにぎれゲッタッボーイ♪だめッちんぽにぎれゲッタッボーイ♪だめッちんぽ、だめッちんぽ、オーエッ♪オーエッ♪ 从c*•ヮ•§♪イェイェイイェイイェイェイウォウォウウォーウォウ♪イェイェイイェイイェイェイウォウォウウォーウォウ♪イェイェイイェイイェイェイサーバイバルダンス♪サーバイバルダンス♪トラーイアルダーンス♪ 从c*•ヮ•§ここはチカが歌い狂って持ちこたえるのだ
从c*•ヮ•§♪ギバッギバッギバッ!みるだけでオェッ!!ギバッギバッギバッめがくさるぞギバッ!ギー,バー♪ 从c*•ヮ•§ははなるだいちをアッ――――――――――!!
从c*•ヮ•§たたえよだいちをアッ――――――――――!! 希「うちも歌うやん!南無妙法蓮華経ナンマイダ!年がら年中おまちしてます悪霊大歓迎!」 どうしても書けずにおります…
もう一歩のところでずっとお待たせしていて本当に申し訳ありません ちかっちがテキトーに歌って間をもたせてるから、気にせず納得いくものを書けばいいさ
わしら鮭の卵じゃ 从c*•ヮ•§♪いまはいいのさすべてをわすれて♪ひとりのこった傷ついたおれがこの戦場であとにもどれば地獄におちる♪
从c*•ヮ•§シャア!シャア!シャア!
从c*•ヮ•§♪ビーム輝くフラッシュバックにやつの影♪
从c*•ヮ•§シャア!シャア!シャア! 从c*•ヮ•§♪ショットガンのよぉに〜生きたかったんだッ!流星のよぉに〜死にたかったんだッ!♪
从c*•ヮ•§♪ンカオスのふちのよぉ〜ンぉな〜ン♪ンと〜びきりのリアル〜をくれ〜ン♪ 从c*•ヮ•§♪リンちゃんなぅ!リンちゃんなぅ!リンちゃんリンちゃんリンちゃんなぅ!リンちゃんなぅ!リンちゃんなぅ!リンちゃんリンちゃんリンちゃんなぅ!♪ 从c*•ヮ•§♪はしるきーみのカミで、シャーツで、ゆれるたくさんのしろいハーゲ!♪きみはきっとどうしよおもーなーい、ぼくにおりてきた天使♪(おりてきた天使♪)
从c*•ヮ•§♪帰ったら部屋の掃除はぼくが全部やるから…一緒に帰ろ、おー!!♪ 保守に甘えて放ったらかしていてすみませんでした
本当に心苦しいのですが、続きを書ける見込みがありません
このssはなかったことにしていただけますか 文章を書く体制にまで、どうしても自分を持っていけずにいます
この状態で無理に書いても面白くない文章しか書けないと思うんです
無責任なことは重々承知しています、申し訳ありません… そんな弱気なことだと来週からおっぱい凛ちゃん性春白書が始まっちまうぞ 完結後一歩の所で急に威勢が削がれるのは創作あるあるだし
その状態で書いても録なものにならんよね
後々気力が復活して書き上げられたら再投下してくれると有難い まぁ元々経緯は自分が書きたいと思って書き始めたわけじゃないからなー
しゃーない 从c*•ヮ•§とりあえずチカはマラソンライブ完走するのだ
从c*•ヮ•§♪君は赤道小町♪恋はアツアツ亜熱帯♪君は赤道小町♪抱けばヤケドするか・も♪ やりっ放しよりはずっといい。お疲れ様です。
あとはみかんの歌謡ショーを楽しむ。 从c*•ヮ•§♪帰れるんだ、これでただの男に、帰れるんだこれで、帰れるんだ…oh…♪
从c*•ヮ•§♪ライラライラライラライラライ♪ライラライラライラライラライ♪ライラライラライラライラライライラーイ♪ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています