善子「夏は暑い」
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―練習休憩時間中―
花丸「なに当たり前のこと言ってるずら」
ルビィ「でも、たしかに暑いよね」
善子「今年は涼しいのかなって油断してたのよ」
善子「梅雨明けたら案の定暑いじゃない」
善子「バカじゃないの」
花丸「善子ちゃん一人で何言ってるの」
善子「ヨハネよ」 ルビィ「ヨハネ様の力で涼しくなりませんか?」
善子「ふふふ……キタわね……」
善子「世界中のリトルデーモンよ……我に力を……」
花丸「ルビィちゃん、止めてあげないと善子ちゃん倒れちゃう」
ルビィ「花丸ちゃんに止める気がないことは分かったよ」
花丸「マルはこの日陰から出たくないもん」
善子「ふぅ……どう温度下がったでしょ?」
花丸「変わらないずら」
善子「ふっ……所詮人の身か……」 ルビィ「ごめんね善子ちゃん、はいタオル」
ルビィ「汗びっしょりだよ」
善子「……」
善子「仕方ないでしょ、暑すぎるのよ!」
善子「太陽が身体に入ってくる感じあるもの」
善子「……はっ、浄化されるっ……光に浄化されてしまうっ!」
ルビィ「お姉ちゃん……は日本だけど、鞠莉ちゃんとか果南ちゃんは海外だよね」
ルビィ「こっちより涼しいのかなぁ」
花丸「羨ましいずらぁ……」 ルビィ「3人ともアウトドア系だから結構平気かもしれないけど」
善子「果南は置いといて、鞠莉もまぁ分かる……ダイヤってそこまで?」
ルビィ「あ、善子ちゃんおかえり」
花丸「今は光属性なの?」
善子「私はいつでも闇属性よ!」
ルビィ「あはは……まぁ、お姉ちゃんもその二人と小さい頃からずっと一緒だったし……」
ルビィ「それに始めに鞠莉ちゃんを連れ出したのはそもそも果南ちゃんとお姉ちゃんだし」 花丸「そういえばスクールアイドルもダイヤちゃんと果南ちゃんが言い出したって聞いたことある」
ルビィ「そう、大和撫子なお姉ちゃんですが、意外と……」
善子「なるほど……」
善子「そう考えるとリリーってああ見えて体力あるのね」
花丸「なんで梨子ちゃん?」
善子「だって……千歌も曜も夏とか関係なさそうじゃない?」
ルビィ「たしかに……二人とも夏が似合うよね」
善子「それについていけるリリーってすごいなって」
善子「千歌と曜は果南とも幼なじみだって言うし……体力有り余ってそう」 花丸「……」
ルビィ「……」
千歌「よ・し・こちゃん」
曜「誰と誰が体力バカだって?」
梨子「……」
善子「ちょっとリリー無言で十字切らないで!」
善子「それにそれならルビィと花丸だって……」
花丸「マルは何も言ってないずら」
ルビィ「ルビィは夏が似合って素敵だなぁって!」
善子「良いように変えてんじゃないわよ」
曜「善子ちゃんランニング倍ね」
善子「へ?無理無理無理無理」
善子「この暑さよ?死んじゃうわよ!」
千歌「体力有り余ってるお姉さん二人が一緒に走ってあげるから大丈夫だよ?」
善子「ごめんなさいぃぃ……」 ―練習終わり―
善子「疲れたぁ……」
ルビィ「これだけ暑いと疲労も倍増だね」
善子「こんなの人が動ける気温じゃないわよ」
花丸「人?」
善子「堕天使!」
花丸「お日様は高いのに練習時間減るのは損した気分ずら」
ルビィ「でも、曜ちゃんも無理しちゃダメって」
花丸「もちろんそれは賛成」
花丸「倒れちゃったら元も子もないからね」 善子「ダンスとかを本格的に練習するのはスタジオを使える時だけね」
善子「涼しいところに行きたいわね」
花丸「あれ、善子ちゃんコンビニ寄らないの?」
善子「そういう意味じゃないっ!」
善子「って置いてくなぁ!」
ルビィ「善子ちゃん騒いだらダメだよ?」
善子「ルビィもダイヤに似てきたかもね」
ルビィ「そう?嬉しいな」
善子「今のは……まぁ良いや」 善子「それよりも涼しいぃ」
善子「コンビニに住みたい!」
花丸「善子ちゃんバイバイ」
善子「待って!冗談でしょ!」
善子「って、もうアイス買ったの?」
花丸「これが最近のお気に入りずら」 善子「げ、みかん味かぁ」
花丸「みかん美味しんだけどなぁ」
善子「私には合わないだけよ」
善子「みかんを否定する気はないわよ」
ルビィ「ルビィももう決まったよ」
善子「む、じゃあ私はこれ!」 アリガトウゴザイマシタ-!!
善子「夏の良いところはアイスが美味しいことね」
ルビィ「アイスは冬でも美味しいよ!」
善子「まぁそうだけど……風情的なものよ」
ルビィ「練習終わりのアイスが一番美味しいね」
花丸「それはマルも賛成」 善子「ルビィアイス溶けてきてるわよ」
ルビィ「わっ、ほんとだっ」
ルビィ「善子ちゃんありがとう」
善子「ヨハネに感謝するのね」
花丸「これだけ暑いとすぐに溶けちゃうね」
善子「涼しいところに行きたいわ」
善子「理亞に頼んで北海道で練習しましょうよ」
花丸「無茶言っちゃダメずら」 善子「そうよねぇ……」
ルビィ「北海道も夏は暑いって言ってたよ」
善子「本当かしら」
善子「一度こっちに来て経験して欲しいわね」
善子「明日休みだし来れないかな」
花丸「来れる訳ないでしょ」
ルビィ「鞠莉ちゃんならまだしも普通は無理だよぉ」
善子「分かってるわよ!言ってみただけ」 善子「そんなの鞠莉でもさすがに……どうだろ……」
花丸「鞠莉ちゃんならやりそう」
ルビィ「でも理亞ちゃんには久しぶりに会いたいなぁ」
善子「今はあっちに来てもらうんじゃなくて行きたいけどね」
ルビィ「さすがにこっちよりは涼しいだろうしね」
善子「で、冬はこっちに来て貰えば良いのよ」
花丸「冬は天気予報でも大体氷点下になってるね」
花丸「マルなら生きていけないずら」 善子「あんたは着込みすぎなのよ……」
善子「今だけなら氷点下になっても文句言わないんだけど」
ルビィ「急にそんなになったら風邪ひいちゃうよ」
善子「最低気温で言えば-10℃とか-20℃とかでしょ」
善子「理亞が冬にこっち来たら実質春か夏でしょ」
花丸「善子ちゃんが暑さで壊れた……」
善子「だって、大袈裟に言えば北海道とこっちで冬なら20℃ぐらい違うんでしょ?」
善子「冬と初夏ぐらい気温の差があるわよ」 善子「だから理亞が冬にこっち来る時は夏服できてもらいましょう」
ルビィ「理亞ちゃんに怒られるよ」
花丸「大体この前の春の時も普通の格好だったような」
善子「それは春だからでしょ」
花丸「春って言ってもあっちは寒いと思うけど」
善子「理亞に聞いてみましょうか」
ルビィ「善子ちゃんがおかしくなっちゃった」
花丸「怒られてもしーらない」 ヨハネ:理亞
ルビィ「もう気になってしょうがなくなってるよ……」
善子「気になってるというかもうこっちが冬服着てるとこで夏服で平然としてて欲しいわね」
花丸「もはや善子ちゃんの押し付けずら」
理亞:なに
善子「返事返ってきたわよ」
善子「ルビィ聞いてみて」
ルビィ「嫌だよ」 善子「じゃあ、は……」
花丸「嫌ずら」
善子「仕方ないわねぇ」
花丸「自分が聞きたいだけなのに……」
ルビィ「ルビィ達が悪者みたいになってるよ」
ヨハネ:冬にこっち来てね
ヨハネ:理亞はその時夏服ね
理亞:脳みそ溶けちゃったのね
理亞:今度覚えときなさい 理亞:ルビィ、花丸、ちゃんと善子の世話しときなさいよ
ヨハネ:ヨハネよ!
ルビィ:ごめんね、理亞ちゃん
ルビィ:練習終わりで善子ちゃん疲れてるみたい
ヨハネ:ヨハネよ!
花丸:善子ちゃんが理亞ちゃんと遊びたいって
ヨハネ:ヨハネよ!
ルビィ「通話にした方が楽なんじゃ……」 善子「あ、かかってきた」
理亞「もしもし?」
善子「理亞久しぶりね」
ルビィ「理亞ちゃんやっほー」
花丸「理亞ちゃんこんにちは」
理亞「善子はなに、暑さでどうにかしちゃったの?」
理亞「まぁ、元からどうにかしてるけど……」
善子「ちょっと!」 ルビィ「暑すぎるから暑くなってるみたい」
理亞「何言ってんの?」
花丸「北海道なら涼しいのかなって話で始まって」
理亞「花丸は正常みたいで良かったわ」
花丸「それで、明日お休みだから理亞ちゃんこっち来れないかなって話を……」
理亞「ダメみたいね……」
善子「で、そっちは順調なの?」
理亞「当たり前でしょ」 善子「明日は?」
理亞「休みだけど……」
善子「じゃあ、明日待ってるわね」
善子「また明日」プツッ
ルビィ「切ったの?」
善子「切った」
花丸「怒られても知らないずら」
ルビィ「善子ちゃんへの復讐のために明日こっちに来るかも」
善子「怖いこと言わないでよ」 善子「大体時間もお金もかかるのにどうやって来るっていうのよ」
善子「もし来るって言ったら言われたことそのまま言い返してやるわ」
善子「暑さで脳みそ溶けちゃったの?って」
prrrrr!prrrrr!
善子「噂をすれば……」
理亞「明日行くから」
善子「は?」
理亞「楽しみに待ってるのね」
理亞「じゃ」プツッ
ルビィ「言えてないし」 ルビィ「あ、理亞ちゃんから時間とかの連絡きた」
花丸「久しぶりに会えるの楽しみだねっ」
ルビィ「そうだね、いろんなお話したいなぁ」
善子「私は背筋が凍って冷えてきたわ」
ルビィ「ほんと?こんなに暑いのに」
花丸「えいっ!」
善子「ちょっと日陰から出さないでよ!」
花丸「だって寒いっていうから」
善子「あっつ」
善子「やっぱり……夏は暑いわね」 おしまい!
夏のダラダラトークです。
内容はないよう! もし北海道の方見てくださってて不快に思われましたらごめんなさい。 理亞ちゃんほんとに来るのかw
可愛いけど心配になる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています