ルビィ「……うっ」ブルッ

曜「ルビィちゃん…大丈夫?」

ルビィ「う、うん…」

曜「身体が冷え切ってる……絵里さんの言う通りだ、休憩する時間なんてなかった……」

ルビィ「うん……だね……」

曜「私、絵里さんのこと、少し薄情だなって思ってたけど……考え違いだったのかも」

ルビィ「ルビィは最初からやっぱり優しい人だなって思ってたよ」

曜「え、そ、そうなの?ルビィちゃん、結構キツイ事言われてたから……てっきり、ショック受けてると思ってたよ」

ルビィ「確かにグサってくることもあるけど、それはルビィの事を本当に思ってくれてるから言ってるんだって思うの」

ルビィ「それにさっき、ルビィが降りられない時も優しく受け止めてくれたし……泳ぐことだって、絵里さんに後押しされなきゃ……ルビィ、残ってたかもしれない……」

曜「……そっか」

曜「理解してるつもりで、本当はなにも理解してないや、私……やっぱり……」

曜「バカ曜だ…」