穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを〜!」

1名無しで叶える物語(光)2020/06/27(土) 21:23:40.44ID:qBRXjiCt
何年か前にエタッてしまったSSです
そこまで行くのにだいぶ長いので、以前に読んでくださってた方は退屈かも知れませんがお付き合いください

471名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 16:20:28.56ID:8UYPe4RL




海未「忘れ物はありませんか…?」

海未「何か困ったことがあればすぐ人に尋ねるんですよ…?」

海未「あ、あと!怪我なく帰ってくるように…!」

秋穂「大丈夫だって、海未おばちゃん心配しすぎだよ?」

秋穂「それに、目的地までそんなに遠くないし…」

海未「……ですが」

秋穂「……お母さんいるかな」

海未「………」

秋穂「あっ……そういえば、この前言いそびれちゃってたんだけど……“あいどるランド”でにこおばちゃんと凛おばちゃんと花陽おばさんに会ったよ」

海未「…!」

秋穂「海未おばちゃんによろしく言っといてって」

海未「そうですか……あの3人が」

秋穂「……あと絵里おばさんが脱獄したみたい」

海未「絵里が…」

秋穂「うん…」

秋穂「……じゃあ、そろそろ行くね!」

海未「えぇ…気をつけて行くんですよ…?」

秋穂「うんっ!」

472名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:02:43.85ID:8UYPe4RL




曜「へっくちゅ…!」

ルビィ「曜ちゃん、大丈夫?」

曜「ズルッ…うん…大丈夫」

ルビィ「もうずっとお風呂入ってないよね…」

ルビィ「…お風呂入りたいなぁ…」

曜「こら!ルビィちゃん!」

ルビィ「あ、ご…ごめんなさい絵里さん」

絵里「え?なんで謝るの?お風呂は私も入りたいんだけど…」

曜「え!?」

絵里「え!?って…曜、あなた…私をなんだと思ってるのよ…」

絵里「私だってレディーなのよ?お風呂…入りたいに決まってるじゃない」

曜「そ、そうですよね…いやぁ…今の絵里さん、ちょっと野生っぽいから…」

絵里「…怒るわよ?」

曜「ご、ごめんなさい!」

473名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:05:20.03ID:8UYPe4RL
絵里「それにしても、もうここのスラムで寝泊まりするのはダメね」

絵里「私たち、だいぶ注目を集めてるわ…」

絵里「このままだと何をされるか分かったものじゃないし、移動しましょうか」

曜「そうですね…。身の危険を感じる…」

ルビィ「お腹も減ったし…」

絵里「……っ、一昨日食べたばかりでしょ……」

曜「絵里さん…普通はそれだけ食べてないとお腹減るんですよ」

絵里「知ってるわよそんなことは…。我慢しなさいってこと…」

ルビィ「うぅ…」

474名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:07:19.22ID:8UYPe4RL
グー

ルビィ「うぅ〜…///」

曜「なんか、すごくひもじいですね…」

絵里「我慢しなさい…」

男「おっ、そこのお姉さん!」

絵里「……」 スルー

男「ねねね!お姉さん!」

絵里「……」ツーン

男「……チッ」

男「じゃそっちのお姉さん達!」

ルビィ「ひっ…!」

曜「ちょっ…!」

男「俺と一緒に遊ぼーよ!」

グイッ

絵里「…ッッ!」キッ

絵里「その子達に気安く触らないで!」ドスッ

男「あぐっ…!?」ドサッ

475名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:11:34.21ID:8UYPe4RL
曜「え、絵里さん〜!」

ルビィ「か、かっこいい〜…///」 キラキラ

男「て、テメェ〜…!」バッ

絵里「……」

兄貴「やめろ」

男「…あ、兄貴!」

兄貴「今のはお前が悪い…ナイフもしまえ」

男「……くそ」スッ

絵里「………」

兄貴「悪いな、俺んとこのもんが…」

絵里「ちゃんと躾はしときなさい。いちいち吠えられたら敵わないから」

絵里「………ん?」

兄貴「………あ?」

絵里「あなた、どこかで…」

兄貴「お前、どっかで…」

ルビィ&曜「……?」

絵里「………」




『俺はただ、母ちゃんに美味いモン食わしてやりたくて……その、食いっぱぐれないから……この仕事やってるだけなんだよ……!』




絵里「あっ…」

兄貴「あっ…!!」

476名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:16:25.60ID:8UYPe4RL
兄貴「あの時の偉そうな女ッ…!」

絵里「思い出した…いつだったか私をナンパしてきた坊やじゃない」

曜「お知り合いですか?」

絵里「えぇ、昔にちょっとね」

絵里「自分の事は棚に上げて人に注意するのはやめときなさいよね、カッコ悪いわよ?」

兄貴「うるせぇ、ガキの時の話だろ」

絵里「そうね…ガキの時の話だし、子分にその話をしても大丈夫よね」

兄貴「えっ…馬鹿、やめろ!」

絵里「ふふ、そうよね…それは嫌よね?」

絵里「そんな坊やにお願いがあるの♪私たち、ずいぶんお風呂にもご飯にもありつけてないの」

兄貴「……きたねぇ女」

絵里「それ、どっちの意味で言ってるの?」

兄貴「どっちもだよ!あぁくそっ…ついてこいよ!」

絵里「うふ…ハラショー…♪」

477名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:19:02.27ID:8UYPe4RL
スタスタ

曜「これ…どこに行ってるんですか?」

絵里「さぁね。でも、喜びなさい曜、ルビィ…今からお風呂に入れるしご飯も食べれるわよ」

ルビィ「えっ!ほ、本当ですか!!」

絵里「えぇ、話をつけといたわ」

曜「すごい……そういえば、絵里さんって英語も喋れるんですね」

ルビィ「頼りになるなぁ〜…」

兄貴「おら、ついたぞ」

絵里「……ここは?」

兄貴「俺たちのアジトだ」

兄貴「風呂は一応あるから…入ったらとっとと出てけ」

478名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:26:36.13ID:8UYPe4RL
ガララッ

曜&ルビィ「……え」

絵里「……っ、あの坊や……何がお風呂よ……シャワーしかないじゃないの……」

曜「仕方ないですね…シャワーでも無いよりはマシだし、ルビィちゃん先に使いなよ」

ルビィ「え、でも絵里さんが先に…」

絵里「気にしなくていいわ、先に使いなさい」

ルビィ「あ、ありがとうございます…」

シャー…

曜「あー、これじゃ3人同時に入った意味なかったですねぇ〜…」

絵里「本当にね…まったく、きたないのはどっちよ…」

曜「………」ジー

絵里「……な、なに?」

曜「絵里さんって……今、おいくつでしたっけ……?」

絵里「え?いくつでしょうね……42、3だったかしら?」

曜「ふむ、にしては中々…」スッ

プニッ

絵里「ひゃっ…///」

絵里「よ、曜…?あなた、何してるの!?」

曜「いや、なんか…すごいなというか…羨ましいなと思いまして…」

絵里「だ、だからって…」

479名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:31:38.91ID:8UYPe4RL
キュ…

ルビィ「はぅ〜!気持ちいい〜♪」

ルビィ「……って、曜ちゃん何してるの!?」

曜「ねぇ、ルビィちゃん、絵里さん凄い身体してない…?」

曜「私、同じ女として憧れるよ…」

絵里「い、いい加減にしなさいってば…曜…!」

絵里「ルビィ…!曜をやめさせて!」

ルビィ「………」

絵里「……る、ルビィ?」

ルビィ「ごめんなさい絵里さん、ルビィも……ちょっと興味があります……!」

絵里「は……?え……?」

絵里「あなた達……!こんな時に何を……ちょっとは緊張感を……って!」


〜〜〜アアアアアァァッッ…///


男1「なんかいいっすねぇ…///」

男2「行っちゃう?」

男3「女3人だろ?ヤレるぞ?」

兄貴「辞めとけぇ…お前ら…」

男1「兄貴、なんでですか!」

兄貴「マジで辞めとけって、後で絶対に痛い目見るから…」

男1 2 3「………」

480名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:47:48.71ID:8UYPe4RL
ガララッ…

絵里「……ほんっっっとにもう!!」フキフキッ

曜「うぅ…絵里さぁん…これ、たんこぶ出来ますよぉ…」

絵里「自業自得よ…!」

ルビィ「ほ、本当にごめんなさい…なんか変な空気だったから…つい、成り行きで…」

絵里「……もういいわよ」

曜「で、でも!やっぱりシャワーとはいえ久しぶりだとサッパリしますね!」

絵里「そうね…本当に気持ちよかった」

兄貴「おい」

絵里「…ッ!…ドア越しでなに?」

兄貴「メシ代…ドアの前に置いとくから、身体拭いたら早く出てけ」

絵里「……ありがとう」

兄貴「ふんっ……別に……」

兄貴「見逃してくれた……あの時の礼だ」ボソッ

絵里「えっ?」

兄貴「…つーか、シャワールームで変な声出すな」

絵里「…!!」

絵里「〜〜///」カァァ…

兄貴「いつまでも人をガキ扱いしてると足掬われっぞ」スタスタ

絵里「……クスッ、まったくもう、言うようになったじゃない」

曜「…絵里さん、なんか嬉しそうだね?」

ルビィ「い、今のってロシア語かなぁ…?なにを話してたんだろうね…?」

481名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 18:51:18.69ID:8UYPe4RL




果南「……さてと!ニューヨーク……来たのはいいものの……なんの手がかりもないし……どうやって梨子ちゃんを探そうかな」

果南「現地の人に聞き込みでもしてみる?」

果南「いやでも…私、英語なんてわからないしなぁ…」

果南「……まずい、よく考えたら、全然ノープランじゃん……」

果南「それに海外のこのアウェー感…!」

果南「……どうしよ」

果南「……とりあえず、動かないと始まらないか」

果南「よし…じゃあ、まずはあっちに行ってみよう」スタスタ

482名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 19:16:24.93ID:8UYPe4RL



絵里「それじゃあ、ご飯でも食べましょうか」

曜「そうですね、あぁ!二日ぶりのご飯〜!」

ルビィ「絵里さんは…テイクアウトとかの方がいいですよね…?」

絵里「……そうね、お店に入ると私の顔を知ってる人もチラホラいるでしょうし」

曜「なら、ファーストフードにしましょう!」

絵里「そうね、腹持ちもいいし」




果南「知り合いがいないってこんなに辛いものなんだなぁ」

果南「それに言語が違うのってこんなに不安になるんだ……」トボトボ



曜「あっ!絵里さん、あそこに屋台式のホットドッグ店がありますよ!」

絵里「ならそれにしましょ、食べ歩きも出来るし」

ルビィ「じゃあルビィがまとめて買って来ます!」

絵里「ほんと?なら、お願いするわね」

絵里「はい、これお金」



果南「はぁ〜…」

483名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 19:25:06.15ID:8UYPe4RL
曜「……ルビィちゃん、昔に比べて少したくましくなったかな」

絵里「……ま、こんな環境じゃ否が応でもそうなるわよ」

曜「そうかもしれないですね、仲間と離れ離れになったら……やっぱり、自分自身が強くなるしかないですしね……」

曜「たまたまルビィちゃんには私がいて、たまたま私にはルビィちゃんがいたけど……」

曜「……他のみんなはどうしてるのかな」

絵里「……あなた達の仲間って、他にはどんな子がいたの?」

曜「え?……うーん、そうですね〜」

曜「例えばあそこのポニーテールの子にすごく似て……る……」


果南「……」トボトボ


絵里「……?どうしたの?」

曜「え、嘘っ……か、果南ちゃん!?」

果南「え……?」

果南「……よ、曜ちゃん?」

絵里「まさか、本人だったの……?」

484名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 19:31:08.32ID:8UYPe4RL
果南「……よ、曜ちゃん」

曜「果南ちゃん、無事だったんだ…」

果南「無事って…それはこっちのセリフ…だよっ…」ジワッ

曜「えっ…か、果南ちゃんどうしたの、泣かないで…」

果南「いや…なんか、心細かったから…」

曜「心細い?果南ちゃんらしくないね…でも本当に久しぶりだ…!」

果南「…曜ちゃんだけ?」

曜「いや…」

タタタタタタッ

ルビィ「お待たせしました〜!買って来たよ〜……って」

ルビィ「か、か、か、果南ちゃん…?」

果南「ルビィちゃん…!」

ルビィ「か、果南ちゃん……」ブワッ

ルビィ「うぅ…果南ちゃーん…!」ダキッ

絵里「……ちょっ……とっ!」ダッ

絵里「」パシッ

果南「ルビィちゃん…よかった…無事だったんだ…!」

絵里「……んもぅ、抱きつくのはいいけど……ホットドッグ落としちゃダメでしょ……全く」ハムッ

ルビィチャン~! カナンチャン~! ヨウチャン~!

絵里「……うふ……でも、良かったわね」

485名無しで叶える物語(たまごやき)2020/07/06(月) 19:38:34.74ID:b4ay/DGb
ハムッて勝手にホットドック食う絵里ほんとすき

486名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/07/06(月) 21:31:37.14ID:dce/Apy/
ワイルドだなぁ…

487名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 21:31:37.58ID:/veLEc9Q
乙乙!

488名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 22:58:09.43ID:8UYPe4RL
絵里「モグモグ…ねぇ」

曜「あっ…どうしました絵里さん?」

絵里「あなた達これからどうするの?」

絵里「彼女と一緒に日本に帰る?」

曜「え?……うーん」

果南「……曜ちゃん、この人は?」コショコショ

ルビィ「え、えぇ!?果南ちゃん知らないの!?μ'sの絵里さんだよっ!!」

果南「ちょ、ルビィちゃん声大き……って、あっ……あぁ!ほんとだ!あ、絢瀬絵里さん……!」

絵里「………」

果南「す、すみません…初めまして、松浦果南っていいます」

絵里「初めまして…よろしくね」

489名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:02:33.39ID:8UYPe4RL
曜「あのね果南ちゃん、私とルビィちゃん、一度監獄の中に入れられた事があったんだ」

果南「か、監獄?」

ルビィ「うん、その時に助けてくれたのが絵里さんだったの!」

曜「……投獄されるタイミングが悪ければ……私たち、今頃……」

果南「本当に……無事で良かった……」

果南「………」

果南「」タタタッ

果南「あの」

絵里「……?」

果南「曜ちゃんとルビィちゃんを助けて頂いて本当にありがとうございます…!」ペコッ

絵里「別に大したことじゃないわ。でも……どういたしまして」

絵里「ねぇ……こんな所で立ち話もなんだし……どこかに移動しない?」

曜「それもそうですね!」

490名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:10:05.67ID:8UYPe4RL
スタスタ

果南「うん…千歌と鞠莉は無事。今は日本にいるよ」

曜「千歌ちゃん……無事だったんだ……そっか、よかった……」ホッ

果南「曜ちゃんとルビィちゃんが見つかったから…あとは5人…」

ルビィ「お姉ちゃん……それにみんな、大丈夫かな……」


絵里「……(なんだか、羨ましいわね……)」

絵里「(私も……早くμ'sのみんなに会いたい……)」

絵里「………!」ピタッ

曜「あ、あれ?絵里さん…?」

絵里「………」

曜「あっ……ここ」

ルビィ「うわぁ〜!ここがニューヨークで有名な…!」

果南「セントラル・パークだね!」

絵里「………」

491名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:11:57.69ID:8UYPe4RL
曜「いや〜!綺麗だね〜!」

果南「流石の広さだね」

絵里「………」

「暗い顔だね〜、絵里」

絵里「……!」

「思いふけって来ちゃった?」

「それとも勝手に足がここへ?」

ルビィ「……だ、誰だろう?」コショコショ

曜「さ、さぁ…」コショコショ

「絵里はドーンと構えとかないと」

絵里「……GOD」

果南「え…?ご、ゴッド?」

ルビィ「か、神様ってこと…?」

公野「」ニコッ

492名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:13:17.05ID:8UYPe4RL
公野「いやいや、別に本当の神様じゃないんだよ?」

公野「この子たちが勝手にそう呼んでるだけ」

公野「本名は公野。以後お見知り置きを♪」

曜「あっ、はい!えっと、私はわたな…」

公野「Aqoursの渡辺曜だね、そっちが松浦果南でそっちが黒澤ルビィ」

曜&ルビィ&果南「!?」

ルビィ「じ、自己紹介もしてないのに…」

果南「な、なんで私たちの名前を…」

公野「うふっ…」

493名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:17:17.81ID:8UYPe4RL
絵里「GOD…この子達で遊ぶのはやめてください」

公野「ごめんごめん!こういう子達が目を丸くするのが好きでさ」

絵里「……なぜここに?」

公野「昔から風の吹くまま気の向くまま、神出鬼没が私ってもんだったでしょ」

絵里「そんな事言ってるんじゃありません…。あなたが私の前に現れたってことは…何か、伝えたいことがあるからじゃないんですか?」

公野「……流石絵里、鋭いね」

絵里「あなたは昔から私たちがピンチな時にふらりと現れる…」

絵里「今回もそうなんですよね?」

公野「……うん、そうだよ」

公野「じゃあ、単刀直入に言うね…絵里、早く日本に戻ってあげなさい」

絵里「どういうことですか…?」

公野「……あんた達の最後の希望」

絵里「!……秋穂がなにか?」

公野「あんたが早く戻らないと……死ぬよ」

絵里「……ッ!」

494名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:19:32.49ID:8UYPe4RL
果南「あの…」

公野「ん、なにかな?」

果南「絵里さんと、その……公野さんの関係って……」

絵里「……昔、μ'sが切羽詰まった時に色々とアドバイスをくれてたの」

公野「μ's、影ながら応援してたのよ。ま、ラブライブを優勝したのは紛れもなくこの子達の実力だけど…」

絵里「……私たちはGODのお力添えがあってこその優勝だと思ってます」

曜「だから敬意を示して神様なんだ…」

公野「……というか、あなた達だって」

曜「え?」

公野「……ま、いいや」

絵里「GOD、さっき言っていた秋穂の話はどういう事ですか?」

495名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:23:49.93ID:8UYPe4RL
公野「どうもこうも…そのままの意味だよ」

絵里「……秋穂には海未がついているはずですが」

公野「……幼少期からずっと両親不在のツケが今、回ってきたって事よ」

絵里「……というと?」

公野「あの子の不安定な心のバランスを保っていたのは間違いなく穂乃果」

公野「ただ、彼女への信頼が秋穂の中で揺らいだ……“あいどる”のせいでね」

絵里「……その彼女というのは穂乃果の事ですか?」

公野「……あの子の人格を形成したのは穂乃果。あの子の中での穂乃果への信頼は揺るがないよ」

公野「ただ、自分が盲目的に信じてるものを他人に揶揄されると人は何が真かわからなくなるんだよね」

絵里「……彼女とは……雪穂ちゃんのことですか」

496名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:31:03.02ID:8UYPe4RL
公野「……穂乃果が不在の今、あの子の心には常に痼りがある状態」

公野「海未や希に迷惑かけたくないからって一人で抱え込むかもね……」

公野「それに……穂乃果に似て、好奇心旺盛な所があるから、変なことに首突っ込むよ、あの子……」

絵里「………」

公野「海未も希も秋穂に甘い、結局、コントロール出来てないのが現状」

絵里「……私は海未や希のせいだとは思いませんが」

公野「うん、私もそうは思わないよ」

公野「……絵里が捕まっていた間、日本は変わった」

絵里「…日本だけじゃないです、ここも…」

公野「そうだね…“あいどる”もとい愛民党を支持する者は海外にもいる…絵里が言うように、このニューヨークだって例外じゃない」

公野「血の大晦日以降…“あいどる”への信頼は高まり続けてる」

公野「……早くあいつを止めないと、いつか外で“あいどる”の悪口さえ言えなくなる時代が来るよ?いや……もう来てるのか……」

絵里「………」

497名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:35:17.61ID:8UYPe4RL
絵里「」クルッ

公野「もう行くの?」

絵里「はい、ご忠告ありがとうございます」

公野「ねぇ…絵里」

絵里「はい?」

公野「その子達の面倒を見るのは辛くない?」

曜「……えっ」

絵里「……いえ……そんな事」

公野「…闇に生きると決めたあなたには…この子達は眩しすぎるでしょ」

絵里「………」

公野「これからはどうするの?」

絵里「……日本に帰る方法を模索します」

公野「そう……」

公野「……絵里、これ」スッ

絵里「……これは?」

公野「私お手製の地図よ、ここに向かいなさい」

絵里「……ここに何があるんですか?」

公野「行けばわかるわ」

絵里「……わかりました、ありがとうございます」

絵里「……では、また」

公野「えぇ、気をつけてね」

絵里「……」スタスタ

曜「あっ!私たちも行k…」

グイッ

曜&ルビィ&果南「え!?」

公野「あなた達……絵里をよろしくね、あの子……ちょっとナーバスになってるところがあるから」

曜&ルビィ&果南「は、はい…」

498名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:42:52.12ID:8UYPe4RL
スタスタ

曜「神様が言うナーバスって何を指してるんだろう?」

果南「……孤独とか」

曜「孤独?」

果南「絵里さんのは私の比じゃないんだろうけど、ここに来て曜ちゃん達に会うまで私…凄く孤独だったから」

曜「なるほど……確かに私達、そんな気持ちの絵里さんの前ではしゃぎすぎてたかも……」

ルビィ「ルビィは……虚無感とかじゃないかな……って」

曜「虚無感?」

ルビィ「絵里さん前に言ってたよね…ほら、ルビィが泳げないって言った時」

ルビィ「誰も救えなかったって…」

ルビィ「多分……穂乃果さんの事とかもあって……あんまり明るくなれないんじゃないかな……?」

果南「確かに……昔、写真で見た時とはだいぶ雰囲気も違うよね……」

曜「……でも、年下の神様に敬語使う礼儀とか」

曜「そういうのはイメージ通りだけど……」

絵里「……GODは私より年上だから」

曜「え!?」

絵里「内輪話ならもう少し小さな声で話しなさい……全部聞こえてるから……」

曜「……す、すみません」

499名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:45:18.68ID:8UYPe4RL
果南「公野さん、年上なんですね…あんなに若々しいのに」

絵里「全然上よ……でも、初めて会った時から全く容姿が変わってない」

絵里「昔の私たちも……さっきのあなたたちみたいに自己紹介もしてないのに名前から性格まで当てられて驚いたわね……」

絵里「……GODに何を言われたかは知らないけど、別に気を使わなくていいから」

ルビィ「……絵里さん」

絵里「……ほら、ついたわよ」

果南「ここは……」

曜「……なんだろう?何かの施設かな?」

絵里「……入るわよ」

500名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:48:34.69ID:8UYPe4RL
コツコツ…

ルビィ「なんだか薄暗くて怖いね…」

曜「全く人気がないや…」

果南「そういえば、ここに来るまでの道のり…あんまり人とすれ違わなかったような…」

曜「この部屋はオフィスかな?」

果南「乱雑に置かれた書類にファイル。ここにもう人はいないんじゃ?」

絵里「……ラボ」

曜「ラボ?」

絵里「……5階にラボがあるらしいから、行きましょ」

果南「あっ、向こうにエレベーターがありますよ!」

501名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:52:27.75ID:8UYPe4RL
チーン、ガラッ

ルビィ「こ、このフロアはまだ明るい方かも…」

絵里「…………」

絵里「」コツコツ…

曜「ここがラボですかね?」

絵里「入るわよ」

ウィーン

果南「うわっ…入り組んでるなぁ…」

ルビィ「ルビィ…迷っちゃいそう…」

絵里「」キョロキョロ

絵里「……!」

絵里「これは……」スッ

ルビィ「……あっ!それって、昔のBiBiの写真……?」

果南「え?どれどれ?」

曜「うわ〜!可愛いっ!これが絵里さんで…にこさん…それに…」

絵里「………」

502名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:56:29.13ID:8UYPe4RL
「何勝手に見てるのよ?」

絵里「……!」 クルッ

絵里「……真姫」

真姫「エリー、あなた…どうしてここが?」

絵里「GODがここに行けってね」

真姫「はぁ……本当にあの人は……」

ルビィ「あ、あわわわ…!」

ルビィ「μ'sの真姫さん…!ほ、本物だ〜!」

曜「ルビィちゃん本当好きだね〜」

果南「今も昔も、好きなものって変わらないもんだね」

真姫「……エリー、あなた何かの引率?」

真姫「それとも何かそういう仕事を始めたの?」

絵里「フッ…真姫もそんな冗談言えるようになったのね…」

絵里「……真姫がそんな冗談を言うってことは……何かやましい事でもあるってことかしら?」

真姫「……やましい事なんてないわ。でも……積もる話はあるのよ」

絵里「せっかく旧友と再開したんだもの。聞かせてもらおうかしら?」

503名無しで叶える物語(光)2020/07/06(月) 23:59:35.92ID:8UYPe4RL
真姫「……はぁ」ギシッ

真姫「座れば?」

絵里「……えぇ」

真姫「あなた達も」

曜&ルビィ&果南「あ、ありがとうございます!」

絵里「……真姫、いったいここで何を?」

真姫「……エリーはあの後、すぐに“あいどる”から追われる身になったから知らないのね」

絵里「どういうこと?」

真姫「私はあのウィルスのワクチンを作ってたのよ、ずっとね」

絵里「海未たちは知ってるの?」

真姫「……おぼろげに」

絵里「……それで、そのワクチンは出来たの?」

真姫「えぇ…つい先日ね」

504名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 00:03:37.22ID:UT7itLJ8
絵里「ワクチンは今ここに?」

真姫「いいえ…今ここにはないわ」

絵里「……なんでよ。つい先日出来たんじゃないの?」

真姫「今、ワクチンを配布したって意味がないでしょ?来るべき時に備えて作ったんだから」

真姫「それに…いきなり実用化なんて出来ないわ」

絵里「……人体実験でもするつもり?」

真姫「表向きは“あいどる”を支持していても裏では疎ましく思ってる連中は少なからずいるわ」

真姫「水面下で交渉していた後進国の首脳が快諾してくれてね。今はそこの人たちのサンプル待ちよ」

絵里「じゃあ今ワクチンはその首脳のところに?」

真姫「そういうことになるわね」

505名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 00:06:57.90ID:UT7itLJ8
真姫「……ま、偉そうに説明してたけど、私はワクチンを作る行程では役に立ってないのよね」

真姫「専門分野じゃないし」

絵里「他に誰か協力者が?」

真姫「パパとパパの部下……それと、京極という名前の男性」

真姫「その中で先頭に立ってやってくれたのが…」

ウィーン

絵里「!」

京極「おや?これはこれは珍しい客人ですね」

絵里「彼は?」

真姫「噂をすればね、彼が今話していた京極くんよ」

506名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 00:13:09.57ID:UT7itLJ8
京極「初めまして京極です」

絵里「どうも」

京極「お会い出来て光栄です、絢瀬絵里さん。穂乃果さんがいない今、“あいどる”に対抗出来るのはあなただけですからね」


ルビィ「あ、あっ!」

果南「そ、それは…!」

曜「言っちゃまずいんじゃぁ…」


絵里「……いえ、私なんて全然。私なんかより全然希望を持てる子がいますし……」


ルビィ「あ……あれ?思ってたよりぃ……」

曜「ノーリアクション?」


京極「それは秋穂ちゃんの事ですか」

絵里「……!ご存知なんですか?」

真姫「……京極くんは雪穂ちゃんの助手なの」

絵里「……え?」

絵里「本当?それ…?」

京極「はい。先生の助手を務めさせていただいております」

絵里「じゃあ…さっき言っていた、先頭に立って…っていうのは…」

真姫「……そっ、雪穂ちゃんのこと」

507名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 00:21:05.98ID:XlJRsGCC
おおおお盛り上がってきた

508名無しで叶える物語(馬刺し)2020/07/07(火) 01:18:15.64ID:iuLPBYUs

509名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:24:21.54ID:UT7itLJ8
絵里「でも……その肝心の雪穂ちゃんが見当たらないんだけど?」

真姫「さっき言った後進国へのブローカー役が雪穂ちゃんよ」

絵里「……秋穂は知ってるの?」

真姫「知ってるわけないでしょ?そもそも、雪穂ちゃんが秋穂に会いたがっていないもの」

絵里「…!!どういうこと、それ?」

京極「先生はいつもおっしゃってました、こんな自分がどんな顔してノコノコ会いに行けるんだって」

絵里「………」

真姫「あのワクチンは雪穂ちゃんがいないと作れなかった」

真姫「いえ…もっと言えば雪穂ちゃん以外には作れないはずよ」

真姫「……雪穂ちゃんから私たちに協力したいと言ってきたのよ」

絵里「……それって、まさか」

絵里「いや……でも、そんなわけ」

真姫「彼女と話はしても、その辺について私は詮索しない……というか出来ないわよ」

真姫「デリケートな部分なんだし…」

510名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:25:46.80ID:UT7itLJ8
絵里「……あの」

京極「はい?」

絵里「雪穂ちゃんは……真姫たちと合流する前はどこで何を?」

京極「え?えぇと……確か……日本の……」

・・・

曜「え!?」

果南「うそ…」

ルビィ「そ、そこって…」

絵里「………」





ガタンゴトンッ…

次は沼津〜次は沼津〜

秋穂「……お母さん」

511名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:27:54.37ID:UT7itLJ8
絵里「沼津……ね」

真姫「さてと……とりあえず雪穂ちゃんの話はこの辺にしときましょう」

真姫「あのねエリー、あなたに……見てもらいたいものがあるの」

絵里「見てもらいたいもの?」

真姫「えぇ…京極くんもついてきて」

京極「わかりました」

ルビィ「あ、あの!」

真姫「……?どうしたの?」

ルビィ「る、ルビィ達も行っていいですか?」

真姫「構わないけど」

ルビィ「あ、ありがとうございます!」

512名無しで叶える物語(もんじゃ)2020/07/07(火) 02:32:45.99ID:g3XW/tLM
>>508
凛々しい

513名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:33:21.14ID:UT7itLJ8
京極「では皆さん、エレベーターへ」

ゾロゾロッ…

絵里「何階へ?」

京極「地下です」

曜「地下……」

絵里「地下にいったいなにが?」

真姫「………」

絵里「……真姫?」

真姫「……元々ここは、“あいどる”側の研究施設だったらしいわ」

絵里「………」

真姫「血の大晦日以降“あいどる”は別の施設へと研究スペースを移した」

絵里「何のために?」

京極「ここで血の大晦日に使用されたウィルスが作られていたんです。その発覚を恐れた“あいどる”は早々と撤退を決めたようです」

真姫「よほど慌てていたんでしょうね。ウィルス製造に使用した備品やら書類やらが置きっぱなしで、証拠隠滅を謀る余裕もなかったことは想像に難くないわ」

514名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:39:36.66ID:UT7itLJ8
チーン、ガラッ

スタスタ

真姫「そんな中、この地下施設のガードだけは厳重だったのよ」

真姫「もともとここはスルーしてたの。雪穂ちゃんが来るまでは」

真姫「指紋認証は雪穂ちゃんに解除してもらってるわ、今必要なのはパスコードだけ」

真姫「京極くん」

京極「はい、少々お待ちください」ピツピッピッピッ

真姫「雪穂ちゃん曰く、建物の中で、この地下施設だけは血の大晦日以降も出入りされていた可能性があるそうよ」

絵里「……真姫、この扉の向こうに何があるの?」

真姫「……見ればわかるわ」

真姫「……エリー、私ね」

真姫「仲間に……エリーに久しぶりに会えて嬉しかった」

絵里「え?」

真姫「エリーはどうだった?」

絵里「そんなの当然、私も……嬉しかったけど」

真姫「……そう」

真姫「でも、今から見るものはもっと嬉しいと思うわ」

絵里「え?」

ピッ、ガシャン

京極「開きました」

真姫「入るわよ」

真姫「……そうだ」チラッ

真姫「あなた達も……心の準備はしときなさい」

果南「え、は…はい」

515名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:42:28.71ID:UT7itLJ8
バタンッ…

グワンッグワンッグワンッ

果南「な、なにこれ…」

ルビィ「大きいカプセルがいっぱい……」

絵里「真姫、これは…?」

真姫「………」

絵里「………?」

曜「あっ…!」

絵里「…どうしたの?」

曜「よく見たらこのカプセル……中に人が!」

果南「え?」

果南「」ジッ…

果南「ほんとだ…」

真姫「……ここには何百というカプセルがあるの」

果南「ぜ、全部…中に人が入ってるんですか?いや、まさかね…」

真姫「……そのまさかよ」

516名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:45:31.73ID:UT7itLJ8
曜「こういう球体のカプセルの中に人がいるのって、映画とかで見た事あるような」

曜「中にいるのは実はクローン人間で…っていう」

真姫「これに関してはクローンとかそういう類じゃないわ」

真姫「……ただ、中にある水が何かしらの作用で老化を抑えてるみたい」

絵里「なぜそんな事がわかるの?」

真姫「……それは」

ルビィ「えっ……」

絵里「…?どうしたの?」

ルビィ「この中に…花丸ちゃんが…」

曜「う、嘘…!?」

花丸『』・・・

曜「ほ、ほんとだ…なんで…」

ルビィ「なんで花丸ちゃんがこんなところに…?」

517名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:48:59.51ID:UT7itLJ8
果南「ね、ねぇ…」

曜「どうしたの果南ちゃん?」

果南「これ、ダイヤだよね…?」

ルビィ「え…ちょ、ちょっと見せて…!」

ダイヤ『』・・・

ルビィ「ほんとだ……お、お姉ちゃん……だ」

果南「二人とも…ずっとこんなところに閉じ込められてたの…?」

ルビィ「お姉ちゃん…無事…なんだよね…?」

ルビィ「ま、真姫さん…お姉ちゃん達は…!」クルッ

・・・ポツン

ルビィ「あれ?」

ルビィ「真姫さんがいない…」

果南「あっ…そういえば、絵里さんもいない…」

曜「二人ともどこに…?」

518名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:51:12.88ID:UT7itLJ8
絵里「真姫…どこに連れて行くつもり?」

真姫「来たらわかるわ」

スタスタ…

絵里「……」チラッ

女1『』・・・

絵里「……」チラッ

女2『』・・・

絵里「この子達はなんのためにこんな?」

真姫「…わからないわ」

絵里「雪穂ちゃんは?」

真姫「知らないって言ってたけど…」

絵里「……」

コツコツ…

ピタッ

絵里「…!」

真姫「……ここ」

絵里「なに?」

真姫「……これ」クイッ

絵里「…………ッッ!!!」

519名無しで叶える物語(光)2020/07/07(火) 02:55:31.54ID:UT7itLJ8
亜里沙『』・・・

絵里「亜……里……沙……?」

絵里「(えっ……いや……でも……)」

絵里「真姫……これって……?」

真姫「……μ'sが再集結してから、エリーに重荷を背負わせてたわよね」

真姫「エリーに…汚れ役を任せてしまった…」

絵里「……生きてるの……?」

真姫「……ここにいる子たちみんな、息はあるわ」

真姫「ただ、開けるタイミングは開いても安全と確認が取れてからにしようと思ってる」

絵里「……亜里沙」

亜里沙『』・・・

絵里「……っ」ツー…

絵里「……グスッ……亜里沙……っ……」

絵里「うぅ……よかった……本当に……っ、よかったぁ……」

真姫「亜里沙ちゃんがいなくなってからのエリーを見てるのは……本当に辛かった」

真姫「でも……一番辛かったのはエリーよね……」

真姫「叶うなら、私は……エリーに昔みたいに笑ってほしい」

絵里「うっ…うっ…うわああぁぁん…!!!」

絵里「エグッ……エッ……ウェッ……」

真姫「うん……でも今は……泣いてもいいから」

520今日はここまで(光)2020/07/07(火) 02:59:17.24ID:UT7itLJ8
曜「え、絵里さん!?どうしまし……た?」


絵里「………うっ…グスッ…グスッ」


果南「……え、絵里さんが泣いてる?」

ルビィ「る、ルビィ……初めて見た」


真姫「感情を抑制してないといけなかったのよね…」

真姫「妹が死んで、笑ってなんていられなかったのよね…」

真姫「……いつ以来かしら、こんなに泣くエリーは」

真姫「……あぁ、あの時」

絵里「……ひっぐ……亜里沙ァ……」

真姫「……よしよし」ナデナデ


曜「いったい、なにが…?」

京極「家族との再会さ」

ルビィ「京極さん…」

京極「実に十数年振りのね…」


生きていた亜里沙を前にし、感情が爆発した絵里。
そして母・雪穂の情報を求め、沼津へと出向いた秋穂は……。

第5章「あの日その時この場所で」-完-

521名無しで叶える物語(家)2020/07/07(火) 03:02:07.82ID:JQlEKDRy
おつおつ

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