絵里「……曜、ビニール袋を貸して」

曜「え、あ…はい」

絵里「」パシッ

カチカチッ

絵里「これで懐中電灯も半防水にはなるわ、よし…」

絵里「行くわよ、どっちにしたってこの船はもう終わり」

曜「え?」

ルビィ「行くって…こ、ここを行くんですか!?」

曜「この先どんどん水かさが増えていきますよ!」

絵里「…それがなに?」

曜「え…」

絵里「だから諦めろっていうの?」

曜「いや、ち、違うんです……ルビィちゃんは……あまり泳ぎが上手くなくて……どこかもわからない海のど真ん中で泳がせるなんて流石に……」

絵里「……あなたは?」

曜「私は…泳げます…」

絵里「そう…なら、あなただけ来なさい」

曜&ルビィ「!!!」