にこ「私達もそろそろ大人になるべきよ」
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絵里「はぁ?」
希「いきなりどうしたん?にこっち」
にこ「希、アンタ少し前に何歳になった?」
希「18歳だけど…」
にこ「えぇそうね、私も来月18になるわ」
絵里「…つまり何が言いたいの?」
にこ「18歳!!!!」
希「ほぉ、18歳」
絵里「だからなんなのよ」
にこ「アンタ達ホンっっっとお子ちゃまねぇ〜…18、この言葉の重さをわかってないと見たわ!!」
絵里「…またにこが変な事言い出したわよ…」
希「まぁまぁええやん?こういう時のにこっちは結構良い事を」
にこ「3人でラブホテルに行くわよ!!!!」ドン!
絵里「…希」
希「……」 放課後
にこ「うおおおおおおお!!!ここが私達の城ね!!」
絵里「ちょ、ちょっとにこ!こんな所で大きい声出さないで!!」
希「この辺でダントツ評判が良いのはここのホテルみたいやね、見た目も綺麗だし…いいんじゃない?」
絵里「希…なんでアンタもノリノリなのよ…」
希「まぁまぁ、えりちも社会見学だと思って」ポンポン
絵里「おうち帰りたいわ…」
にこ「2人とも何モタモタしてんのよ!さっそく入城するわよ!!」ズンズン
希「おー!」
絵里「帰りたい…」
ウィーン…
にこ「…中は案外普通ね」
希「ちょっと高級なホテルって感じやね」
絵里「…あの、2人に一応聞いておきたいんだけど…」
にこ「ん?」
絵里「部屋を借りて3人で入って、それで何をするつもりなの?」
希「……確かに」
にこ「考えてなかったわね」
絵里「アホなの?」 にこ「まぁ部屋に入ればなんかあるんじゃない?」
希「なんかって?」
にこ「…ファミコンとか」
絵里「ここは地方の旅館じゃないわよ」
にこ「だああもう!!いいから早く部屋借りるわよ!!」
絵里「希ぃ…引き返すなら今しか…」
希「…にこっちは多分ラブホテルがどんな所か見てみたいだけなんじゃないかなぁ…」
絵里「それは見てればわかるけど…」
希「…えりちとウチと、3人で…ね?」ウィンク
絵里「…………はぁ…わかったわよ…ここまで来ちゃったモノは仕方ないし」
希「さっすがえりち!生徒会長!」
絵里「生徒会長がこんな所にいるの見られたらクビよ」 にこ「絵里!希!!緊急事態よ!!!」
絵里「部屋が空いてなかったの?」
にこ「受付がないのよ!!!」
絵里「いやいや…どこかわかりづらい所に受付カウンターがあるでしょ…」キョロキョロ
にこ「それどころかコレ見なさいよ!!」
希「…これって…」
絵里「…部屋の監視カメラ?」
にこ「わ、私達知らず知らずの間に警備室に入ってたとか……」ガクガク
絵里「…いやいやいや、ちゃんと正面玄関から入ったでしょ?」
にこ「でも…」
希「…ふふっ、2人とも甘ちゃんやなぁ」
絵里「希、何か知ってるの?」 希「ラブホテルはここで部屋を決めるんよ」
にこ「…どうやって?」
希「うーん…にこっち、この画面に写ってる部屋で1番気に入った部屋ってドコ?」
にこ「えぇ?…えっと…あの部屋、722番」
絵里「アナタ自分の誕生日で決めたでしょ」
希「じゃあこの手元の機械に…722っと…すると〜?」
ガチャガチャ…
絵里「…ん、なんか出てきたわね」
にこ「部屋の番号が書いてるレシート?」
希「うんうん、それじゃ行こっか」
にこ「こ、これだけでいいの?」
希「うん、後は部屋に行くだけでOKなんよ」
にこ「…へぇ〜…」
絵里「よく知ってるわね希」
希「まぁね?」
希(さっきネットで見ただけやけど) 絵里「…さて、部屋の前まで来たけど…鍵は?」
ガチャッ
にこ「普通に開いたわよ」
希「ようし入れ入れー!楽しむぞ〜!!」
にこ「やっほぉぉぉおおお!!!」ピョーン!!
絵里「…もう…2人とも子供ねぇ…」
シーン…
絵里「…ってあれ、急に黙ってどうし……なっ」
にこ「…何これ…」
希「…こ、これは…」
絵里「…なんか…」
にこ「お…おお…」
希「…うおお……」
にこ「お姫様の部屋みたいなトコきたあああああああ!!!!!」 >>7
色々あるだろ
ホテルより安いからホテル代わりとか、
女いないけど面白いホテル見つけた時中気になるじゃん にこ「何このでっかいベッド!!何このベッドの周りのピラッピラなカーテン!!!」
希「えりち見て見て!!アニメみたいな化粧台が置いてある!!」
絵里「そ、そんな事より2人とも窓見て窓!!!!」
にこ「…こっ…これは…」
希「7階という微妙な高さの割に凄い景色…!!」
絵里「お風呂!!!私お風呂見たい!!!」
にこ「あズルい!!私も!!!」
希「ちょ、2人ともズルい!!!ウチも〜!!」
ドタドタドタ…
バァーン!
絵里「…な、なにこの変な形の浴槽…!!」
にこ「浴槽でっっか!!テンション上がるにこぉおおお!!!!」
希「どさくさで凛ちゃんをパクるな」ピシッ にこ「うおお!希見てこれ!!」
希「うわぁ!?初めて見た!!!」
ワイワイキャッキャ
絵里「…ふふっ、ちょっとだけ楽しいかも…」
絵里「こうやってはしゃいでる2人を見てるのは…」
ピロロロロロロロ!!!!!ピロロロロロロロ!!!!!
絵里「うわ!?何!?」
ピロロロロロロロ!!!!!
絵里「で、電話?……の、希っ!」
希「やったな〜にこっち…おりゃ!!!」ビュッ!
にこ「ちょ、制服に石鹸かかったらどうすんのよ!?」
絵里「…うぅ…で、出るわよ…」
ピッ
絵里「も、もしもし…」 店員『本日はご利用ありがとうございます、ご利用時間は休憩と宿泊どちらになさいますか?』
絵里「え?っと………」
絵里(休憩?休憩って何?ここホテルなのよね?…ホテルなんでしょ?じゃあ…)
絵里「…しゅ、宿泊!…で…」
店員『はいでしたらお部屋の〜…』
絵里(だ、大丈夫なのよね?これ合ってるわよね?)
店員『何かご不明な点はございますか?』
絵里「えっ!?いや、大丈夫です!!」
店員『ありがとうございます、ではごゆっくりおくつろぎください』
ガチャッ
絵里「…………」
希「ふぃ〜…えりち?どうかした?」
絵里「…いや、家に連絡入れとかないと…」
にこ「連絡?なんでよ」
絵里「…今日泊まるからって」
希「……」
にこ「……やってくれたわね」 絵里「だってそんなの知らないわよ!!!ラブホテルは休憩利用が普通とか!!!うわああぁぁあ〜ん!!!」
希「は〜いヨシヨシ、えりちは悪くないよ〜」ナデナデ
にこ「ったく…たまったま家に親が帰って来てるから良かったけど…」
絵里「うぅ…」
希「…でもウチは嬉しいよ?」
絵里「えっ…?」
希「だって初めて来た場所で2人と一緒にお泊まりなんて…絶対楽しいもん」ニコッ
にこ「……ふんっ//」
絵里「…のぞみぃ…」ウルウル
にこ「…はぁ、とりあえず泣き顔洗って来なさいよ、風呂沸かしといたから」
絵里「……うんっ」 バスルーム
絵里「…はぁ…いい湯…」
希「そやねぇ…」
にこ「はぁ〜…この入浴剤どこに売ってんのかしら」
絵里「………なんで当たり前のように2人も入ってんのよ」バシャバシャ
希「ちょ、熱い熱い……だってせっかくこんなに広いお風呂なんだし3人で入らなきゃ損やん?」
絵里「…広いお風呂を独り占めって考えは無いのかしら…」
にこ「ん?…希、このボタン何?」
希「ん〜?……なんやろ…えりちわかる?」
絵里「…お、押したら床が抜けるとかないわよね」
にこ「絵里…ポンコツも大概にしなさいよ」
絵里「じょじょじょ、冗談に決まってるでしょ!?」バシャッ
希「押してみたら?」
にこ「そうね…ほいっ」
ポチッ シーン…
絵里「……」
希「……」
にこ「…特に何も起こらな」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
絵里「きゃあ!?」
希「にこっちオナラ溜めすぎ」
にこ「アイドルはオナラなんてしないわよ!!!!」ムキー
ボコッ……
希「…ほら、にこっちの方からでっかい空気が浮いてきた」
にこ「だーから違うってばぁ!!!」
絵里「の、希…これ何?」
希「…多分これは…」
シュワアアアアア…
絵里「わっ!?」
希「炭酸風呂やね」
にこ「炭酸風呂!!!!」 にこ「ひゃあ〜きもちい〜…」シュワシュワ
絵里「は、初めてかも…炭酸風呂って…」
希「ウチも初めて!…なんかちょっとくすぐったいね」
シュワシュワシュワシュワ…
にこ「どうせ今日泊まるんでしょ〜?ずっとこの風呂に入ってたいわ…」
希「にこっち?お風呂に入りすぎは逆に肌に悪いんよ?」
絵里「…私、のぼせてきたかも…」
希「じゃ、そろそろ体洗おっか」
絵里「…そうね…お先に私から…」
希「えりち、背中流したげる」
絵里「えぇ?悪いわ」
希「いいのいいの!…ラブホテルに合ったやり方で…ね?」
絵里「…?」 ニュルニュルニュルン!
絵里「ひぃええ!?///」
希「こ〜らえりち、逃げないの!」
絵里「に、逃げるに決まってるでしょ!?なんで…そ、その…むむ、む」
希「おっぱい?」
絵里「なんでおっぱいで背中洗うの!?!?!?////」
にこ「…イラつくわ…」ムッカァー
希「昔テレビで見たんよ、こういう洗い方があるって」
絵里「なんつう番組見てんのよ!!!希の変態!!///」
希「……ダメか…」
絵里「ダメでしょ普通に!?////」
希「…あ、じゃあにこっちにやってもらうのは?おっぱい無いし」
にこ「アンタ殺すわよ!?」 絵里「はぁ…希はホントに…私の賢さが…」ブツブツ…
希「あはは…にこっち、次洗っていいよ」
にこ「んー…そうさせてもらおうかしら」ジャバー
ニュルニュルニュルン!
にこ「うひぃ!?//」
希「お胸加減はいかがですか〜?」ニヤニヤ
ニュルン!!ニュルン!!モミッ!
にこ「くっ…ぐぬぬぬぬ……」プルプル
希「背中だけじゃなくて腕も…」
にこ「…………ね」
希「ん?」
にこ「まだまだね!!希!!!」
希「!」
絵里「…またバカな事始まる前に私はあがるわよ」
にこ「待ちなさい絵里!!!アンタにも関係あるわ!!」
絵里「……宿泊取り消ししたい」 にこ「アンタら2人はその胸にぶら下げた武器がありながら使い方が甘いわ!!!」
希「…はぁ」
絵里「…別に武器じゃないわよ…邪魔だし」
にこ「その邪魔な物が付いてない私によーくそんな事が言えるわね!?嫌味かしら!?」
絵里「そ、そんなつもりは…」
にこ「いい!?まず希!!アンタは巨乳だからってそれだけに頼りすぎなのよ!!!」
希「……んん?どういうこと?」
にこ「テクが足りないのよ!!テクが!!」
希「…う、ウチに…テクが無い…!?」ガーン
絵里「ショック受けなくていいでしょ別に…」
にこ「で絵里!!!アンタは…綺麗すぎる!!!」
絵里「…褒めてる?」
にこ「少しは」 にこ「いい!?希、アンタはもっとテクニシャンに…こう、流すような感じで…」
希「ふむふむ…」
にこ「絵里はその気取った感じを捨ててもっとめちゃくちゃになりなさい!!」
絵里「いや、私はやらないわよ??」
ズン!!!
にこ「ほぉらかかってきなさい!!宝の持ち腐れのまま終わらせるつもり!?」ドーン!!
希「…えりち…やるしかないみたいだよ」
絵里「いややらないわよ??」
希「胸にボディソープ垂らして…」
絵里「やっ、冷たっ!…や、やらないわよ!?」
希「…テクニック…テクニック…」モミモミ
絵里「やらないわよ!?!?」 お風呂上がり
絵里「……ハァァーーーーー…」
希「いやぁ〜いい風呂いい風呂!」
にこ「」ポケー
絵里「…こんな事二度とごめんだわ…」
希「ほんとぉ〜?将来もしかしたら…」
絵里「やらないわよ!!!!」
にこ「」ポケー
絵里「…にこはいつまで魂抜けた状態でいるつもり?」
希「相当ショックだったんやね…」
にこ「…なんで……なんで…私は…」
希「貧乳が」
にこ「うわああああああああぁぁぁぁぁあん!!!!」
絵里「……もしかしてこの場でマトモなのは私だけ?」
希「えりちもポンコツやん?」 にこ「さて!!!腹が減っては戦は出来ぬ!!!時間もちょうど良いしご飯食べましょ!!」
絵里「急に復活したわね」
希「料理といえばにこっちの得意分野だもんね〜」
にこ「さて、と!冷蔵庫に食材は…」
ガチャッ
にこ「…………まぁ、そりゃないわよね」
絵里「希、ご飯はどうするの?」
希「ルームサービス取ろっか」
にこ「パーッと行っちゃいましょ!パーッと!」
絵里「…そうね、お泊まり会な訳だし」
希「ふふっ」
絵里「希?どうかした?」
希「んーん、なんでもっ」ニコッ
絵里「…もう…」
にこ「………っさ、早く頼みましょ!」 3人「「「かんぱーい!!!(コーラ)」」」
にこ「っぷはぁ〜!!染みるゥ〜!!」
希「にこっち、おじさんみたい」
絵里「にしても結構大きなピザが来たわね…」
希「調子に乗って1人1枚頼んだのは悪手やったね…」
にこ「心配しなさんなって!ピザなんて余裕で食べ切れるわよ」
絵里「じゃ、私が残したら後はにこがお願いね」
希「ウチも〜」
にこ「アンタら…」
絵里「…あ、そういえばそこのテレビってつかないの?」
希「うーん…あ、リモコンそこにあるよ」
にこ「ほいっ」ピョイッ
絵里「ありがと、なんか良いのやってるかしら」
ポチッ テレビ『R18な映像』
絵里「………………」
テレビ『R18な映像』
希「…………………」
テレビ『R18な映像』
にこ「…………………」
プチッ
絵里「……私…今までほんの少し忘れてたわ」
希「…うん、ウチも」
にこ「…そういえばここって…」
絵里「…ラブホテル、なのよね…」
シーン… 絵里「…私達がだらしなくピザを並べて囲んで座ってるこのベッド…」
希「…………!////」カアァ
にこ「ななっ、何言い出すのよ!?///」
絵里「しょ、しょうがないでしょ!?だってそうなんでしょ!?/////」
希「ま、マルゲリータおいし〜!!」パクパク
にこ「いかん、マルゲリータが卑猥な言葉に聞こえるわ…」
希「うぼぉふっ!!」
絵里「わ、私達高校生なのよ!?よく考えたらここにいていい存在じゃないでしょ!?////」
にこ「ううう、うるさいわよ絵里!!今日はここに寝泊まりすんのよ!!決めたのはアンタでしょうが!!」
絵里「なんて事…なんて事…!!///」 希「…2人ともっ!!!」
絵里「…の…」
にこ「希…」
希「…早く食べよ?」
絵里「…………そうね」クスッ
にこ「ま、今更どう思おうが仕方ないわよね」
希「うん…ウチはこれも良い経験になると思ってるよ」
絵里「まぁ、良い経験になるのは間違いないでしょうね…」
にこ「……ねえ」
絵里「?」
にこ「外…見て」
希「…わぁ」 絵里「…凄い綺麗…」
希「都会の夜景やね…写真撮ろ」
にこ「…さすがこの辺で1番のホテルね」
希「えりち、にこっち!入って入って」チョイチョイ
絵里「ふふっ、はーい」
にこ「可愛く撮りなさいよ!可愛く!!」
希「わかってるってば!はい、チーズ!」
パシャッ
にこ「おぉ…にこの可愛さと夜景がベストマッチね」
絵里「凄い良い写真じゃない」
希「…またひとつ宝物が増えたね」
希「そう、宝物……宝物…」
にこ「…希?」
希「…な、なぁ2人とも…ラブホテルで撮った自撮りが宝物ってどうなんやろ…世間的に」
絵里「……うぅ〜ん…」
にこ「グレーね」 にこ「ふぅ〜…食べた食べた……」
絵里「美味しかったわぁ、完食できたし」
希「2人ともデザートはいかがかな〜?」
絵里「気が利くわねのぞ……で、デザート…?」
希「えへへ…実は帰り際に穂乃果ちゃんに貰って…ポテトチップス超BIG」
にこ「こんなデカいの海未にバレたらゲンコツじゃ済まないしねぇ…」
絵里「…ホントに大きいわね…」
希「今日はカバンにこれしか入れて帰れませんでした!」
絵里「希って副会長の自覚ある?」
にこ「ま、ポテチ囲みながら女子談義に花咲せるのもいいんじゃない?…よっと」
パカッ
絵里「…太るわよ…」
希「とか言ってえりちも食べるんやろ〜?」ニヤニヤ
絵里「ちょ、ちょっとだけだし…」 2時間後
希「ふぁ〜!」
絵里「完食しちゃった…こんな油っこい物を…」ガクガク
にこ「なんか油っこいの食べたらまたお風呂入りたくなって来たわね」
希「そやね、寝る前にもう1回入ろっか」
絵里「今度は1人ずつ!!!」ズイッ
希「おぉ…」
にこ「にしても浴衣とか無いのかしら…制服で寝る訳にはいかないでしょ」
希「あぁ、洗面所の棚にバスローブあったよ」
にこ「ば…バスローブ!?!?」
希「え?なんか驚く事ある?」
にこ「矢澤にこにバスローブ…鬼に金棒じゃない!!」
絵里「どうでもいいから早く入って来て」 しばらく後
にこ「上がったわよ2人とも」バーン!
希「よし、じゃあ次えりち行く?」
絵里「お言葉に甘えようかしら」
にこ「はいストーップ」
絵里「何よ」
にこ「にこのバスローブ姿に一言!」
絵里「…子供みたい」
にこ「」
絵里「じゃあ希、お先ね」
希「はーい」
にこ「の、希…」
希「…小学生」
にこ「」 またしばらく後
絵里「お待たせ、希いいわよ」バァーン!
希「…お…おぉ…」
にこ「…ぐ…ぐやじびぃい……」
絵里「な、何?」
ボンッ!!!
キュッ!
ボンッ!!!
にこ「…にごぉおおおおおぉぉおおお……」グサッ
希「…圧倒的レベルの差やね…」
絵里「何よ…ゲームの話?」
希「どっちかというとステータスの話かなぁ…」
にこ「…何が…何がボンキュッボンよ…私だってその気になりゃ…」
希「にこっちはキュッキュッキュッ!やもんね」
にこ「洗剤のCMみたいに言わないで!!」 もうしばらく後
希「ふぅ…」バァーン!
にこ「あら希、結構長かったじゃない」
希「あれ?にこっち立ち直った?」
絵里「おかしくなっちゃったのよ」
にこ「もう、失礼ね2人とも…オホホホ」
希「…えいっ」わしっ
にこ「ひぃん!?//」
希「にこっち、現実を見ようよ」
にこ「…うぐうっ…わかってるわよぉ…」グスッ
絵里「…それじゃ、ベッド入りましょうか」
希「…ん?」
絵里「どうかした?」
希「…いや、このボタン…」
にこ「またボタン?」 にこ「照明じゃないの?」
絵里「照明は枕元のこれよ、にこがお風呂行ってる間に試したわ」
希「…謎のボタン…押す?」
絵里「…まぁ、ここまで来たからには…」
にこ「…そこまで覚悟とかいる?床が抜ける訳じゃあるまいし」
絵里「ゆっ、床は抜けないわよ!!」
にこ「別に掘り返した訳じゃないわよ」
希「じゃあ皆で予想しよう!!」
絵里「…手っ取り早く押した方が…」
希「えりち?こういうのを楽しむ心も大切やん?」
絵里「…まぁそうね」 にこ「私そういうの本気で当てにいっちゃうわよ?」
希「ほ〜?聞こうか」
にこ「昔美容系の番組で見たことあるのよね…まずベッドの上に寝転がるわ」
にこ「それでボタンを押すと…」
絵里「押すと?」
にこ「足を置いてる部分が上に持ち上がるのよ!!!」バァーン!
希「…?」
絵里「それ何か意味があるの?」
にこ「ふふん!まだまだ子供ねぇ2人は…」
絵里「早く言いなさい」チョップ
にこ「あたっ……人は足に老廃物だとか汚い血液とかが溜まりやすいのよ」
希「なるほど、寝転がった状態で足を上に持ち上げると血行が良くなるっていう」
にこ「そう!それよ!!」
絵里「ら…ラブホテルで血行改善…?」
にこ「絶対それだわ!!」 希はほんまμ'sの良いバランサーだな
今日の毎日劇場でもいい活躍してた 絵里「違うと思うけどねぇ…」
にこ「じゃあ絵里はなんだと思うのよ」
絵里「…無難に音楽かしら」
希「音楽?」
絵里「えぇ、優しい音楽には寝つきが悪い人をリラックスさせる効果があるの」
にこ「…なるほど…なんか普通にありそうねソレ」
絵里「というか普通にそうじゃないの?」
希「うーん…でもえりち、ここラブホテルだよ?」
絵里「だ、だからこそ…その…恋人同士が優しい雰囲気になれるように、とか……//」
希「つまりロマンチックな雰囲気を演出する……あっ」
にこ「なんか思い付いたみたいね希」 希「ズバリ!プラネタリウム!!」
にこ「…この部屋で?」
希「うん!このベッド、周りはカーテンで囲まれてるけど上はガラ空きでしっかり天井が見えるんよ」
絵里「あら、ほんとね」
希「つまり恋人がこのベッドで添い寝しながら…このボタンを押して…」
『あれがデネブ…あれがアルタイル…』
『アナタって物知りなのね♡』
希「みたいな!!」
絵里「…まぁ雰囲気を演出するのには確かにありそうね」
にこ「…あれ?もしかしてにこの答えだけズレてる?」
希「残念にこっち!回答の変更は受け付けておりませーん!!」
にこ「…べ、別に何が賭かってるわけじゃないし!」
希「答えから1番遠かった人は宿泊代奢りでーす」
にこ「東條希ぃ!!!!」 絵里「とりあえず3人とも予想では寝転がってからボタンを押す感じだし…寝ましょうか」
にこ「そうね…このでっかいベッドに川の字?」
希「まぁベッドこれしかないし…」
絵里「大きいベッドとは言え3人も寝てると落ちそうね」
希「ん〜?えりち、怖いん?」ニヤニヤ
絵里「怖かないわよ!」
にこ「特別に真ん中で寝てもいいわよ?」
絵里「あのねぇ…子供扱いしないでくれる?」
にこ「何言ってんのよ絵里、この中ではアンタが1番子供なのよ」
絵里「はぁ?」
希「ウチは6月生まれ、にこっちが7月生まれ、えりちは…」
絵里「…」
にこ「それじゃ、最年少の絵里が真ん中って事で」
絵里「良いわよ別に…別に損してないし…」 絵里「それじゃ、電気暗くするわよ」
にこ「あぁ、絵里は暗いの苦手なんだっけ」
絵里「ばっ…ちょ、ちょっと落ち着かないだけよ!」
希「えりち?怖かったらウチに抱きついていいんよ?」
絵里「怖くないってば!!もう暗くするわよ!!」
希(口では怖くないって言うけどやっぱり暗くするだけなんだ…)
にこ(子供ねぇ…)
にこ「…じゃ、押しましょうか…あのボタンを!」
希「そうやね…えりち!」
絵里「う、うん…」ゴクリ
ポチッ グガガガガガガギギギギッ!!
絵里「ひぃっ!?」ビクッ
希「な、なんの音?」
にこ「とりあえず音楽とプラネタリウムではない…そして恐らくこれは機械の作動音!!」
ガガガガ…ガッガッガッ…
希「あ、なんか音治まってきた…」
にこ「これはにこの予想がやっぱり当たってふごぉふっ!?」グイッ
希「に、にこっふぉへ!?」グイッ
絵里「怖い怖い怖い怖い…!!2人とも傍にいて…!!」ギューーーッ!!
にこ「ちょ、絵里!力強いんだけど!」
絵里「怖いの!!お願いだからこうさせて!!」ギューッ!!
希「え、えりちはさておきあのボタンは一体…」
ユラッ…
希「…え?」 グルッ…グルッ…
希「…な、なん…か…」
絵里「………え?」
にこ「な、何?」
グルン…グルン…グルングルングルン
希「うっ…ふふっ…あははははは!!!」
絵里「何何何!?なんか気持ち悪い…ま、回ってる!?」
にこ「うお!?うおおおおおおお!??!?」
グルングルングルングルングルン!!!
希「あっははははは!!回ってる〜!!」
絵里「もうなんなのよ〜!!!」
にこ「いやマジでなんなのよコレ!?なんでベッドが回転してんのよ!!??」
希「あはははは!!正解な回転ベッド!!って事やね!」
絵里「よ…酔う…」
にこ「何のためにベッドが回らなきゃいけないのよ!?」 絵里「に、にこ!ボタン押して!回転止めて!!」
にこ「1番近いのアンタでしょ!?」
絵里「気持ち悪くて動けないのよ!!希!!」
希「あっははははは!!!!無理!無理!!笑いが止まらんっ!!!」
グルングルングルングルン!!!
絵里「だ、誰かぁ…!!!」
にこ「お…おえっ…にこも気持ち悪く…」
希「わっはははははは!!!!」
絵里「誰か助けてええぇぇぇ!!!」 シューッ…
絵里「はぁ…はぁ…ぜぇ…はぁ…」
にこ「うっぷ…」
希「はぁ〜楽しかったぁ…時間が経つと自動で止まるみたいやね」
絵里「うう…もう絶対押さないから…」
にこ「マジで…なんでベッドが回るのよ…」
希「まぁええやん?楽しかったし」
絵里「バスローブもすごいはだけてるし…」
にこ「はぁ…なんなのよもう…」
希「はい2人ともこっち向いて!」
絵里「え?」
にこ「何よ」
パシャッ
希「うーん…はだけたバスローブに火照って息苦しそうな表情…しかもラブホテルで!!」
絵里「け、消しなさい希!!!」
希「嫌や〜」
にこ「そうよ希消しなさい!!!にこの弱味を握ったつもりでしょ!?スキャンダルを流すつもりなんでしょ!?」
希「それはないかな」 バタン…
絵里「はぁ〜……ふぅ…疲れた…」
希「ウチも笑い疲れた!」
にこ「なんか色々と…心にも体にもキたわね…」
絵里「…にこ、どうだった?」
にこ「え?何が?」
絵里「アナタが行きたいって言い出したんでしょ、ラブホテル」
にこ「あぁ…」
希「大人体験、できた?」
にこ「……うーん…」
にこ「…なんか…よくわかんないから何とも言えないわ」
絵里「もうっ…私と希を巻き込んどいて…」
にこ「私まだ子供でいいわ」
絵里「…」
にこ「私だけ大人になったら…絵里も希も寂しいでしょうし」
絵里「にこ…」
希「にこっち…」
にこ「…ふふっ」
絵里「にこはもう少し大人になるべきよ」
希「うん、ウチもそう思う」
にこ「ぬわぁんでよ!?」 翌日ーーー…
穂乃果「えぇえええ!?!?3人で昨日お泊まり会したの!?」
希「うんっ、そうなんよ〜」
絵里「にこに無理矢理…ね」
にこ「何よ、絵里も案外ノってた癖に」
絵里「そ、それは…」
ことり「誰のおうちに泊まったの?」
にこ「えっ………と…」チラッ
絵里「え?わ、私?」
穂乃果「え?絵里ちゃんのおうちなの?…昨日雪穂が亜里沙ちゃんの所に泊まるって言ってたけど…」
絵里「いや、えっと…希の家よ」
希「そ、そうそう!ウチの家に泊まったんだ〜」
海未「楽しかったようで何よりです」
穂乃果「いいなぁ〜、海未ちゃんことりちゃん!私達もお泊まり会しようよ!」
海未「お泊まり会ではなく溜め込んだ宿題をやる会になりますが?」
穂乃果「やっぱりやめとこう!」
絵里「虫がいいわね穂乃果…」 穂乃果「さて!1年生達も待ってるだろうし練習行こう!」
希「そうやね、今日は頑張るぞ〜!」
海未「ことりは残って衣装作りですよね?」
ことり「うん!少ししたら屋上に顔出すよ」
絵里「頑張ってねことり」
にこ「にこの衣装は可愛くするのよ!」
ことり「了解ですっ!」ピシッ
ガララッ
ことり「よーし、頑張るぞ〜……ん?これって…希ちゃんの携帯…」
ことり「…なんか写真開いてる……………………っ!///」
どう見てもラブホテルの一室で服をはだけさせ絶妙に妖艶な表情をした絵里とにこ、それを笑顔で自撮りする希。
写真を見た南ことりはどうしても悶々とした邪念を振り払う事ができず、新曲の3年生の衣装は露出度が高くなってしまったという。
おわり BGMに?←HEARTBEAT流しても違和感ない
おつでした ラブライブは置いといて全盛期のタイソンの試合見てみたかったなとは思う
井上尚弥が充実してるうちに早くタイトルマッチやって欲しいわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています