ダイヤ「嫌いな食べ物を克服しましょう」
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ダイヤ「聖良さん……」
聖良「……はい」
ダイヤ「私が30分掛けて刻んだブロッコリー入りのサラダ」
ダイヤ「ブロッコリーだけ避けて食べるとは」
聖良「……」
ダイヤ「小学生ですかあなたは!」
聖良「」シュン ダイヤ「歌もダンスも超絶上手くて可愛くておっぱい大きい完璧超人のあたなたの唯一の弱点とも言える」
聖良「///」
ダイヤ「ブロッコリー」
ダイヤ「トレカで嫌いな食べ物が判明するとラ板でネタにされ」
ダイヤ「挙句の果てには中の人にまでネタにされる始末」
聖良(アサミンめ)
ダイヤ「それを克服するための特訓でしょう」 聖良「出来らあっ!」
ダイヤ「今何て言いました?」
聖良「ブロッコリーを食べられるって言ったんです」
ダイヤ「こりゃあどうしてもブロッコリーを食べてもらわないと」
聖良「え!!ブロッコリーを食べる?」
ダイヤ「……くだらないボケかましてないでさっさとお食べなさい!」 聖良「ブロッコリーと言ったら?」
ダイヤ「……緑?」
聖良「緑と言ったら?」
ダイヤ「……キュウリ」
聖良「キュウリと言ったら?」
ダイヤ「野菜♪」
聖良「野菜と言ったら?」
ダイヤ「ブロッコリー」ニヤリ
聖良「」
ダイヤ「マジカルバナナで誤魔化せる訳ないですわよ!」 聖良「ぅゅゅ……ぉねぃちゃぁ、りゅびぃ、もぅ疲れちゃった……」
ダイヤ「ルビィさんごっこで逃げようとしても無駄ですわよ!」
聖良「くっ……」
ダイヤ「都合悪くなるとそれで逃げるんですから」
ダイヤ「ブロッコリー国内生産率第1位の北海道出身だというのに食べられないとは」
聖良「出身地は関係ないですよ」
聖良「納豆生産一位の茨城の方でも納豆食べられない方居ますし」
聖良「北海道出身でブロッコリー食べられなくても何もおかしくない」キリッ
ダイヤ(何故自信満々?) ダイヤ「ちなみにカリフラワーも駄目ですの?」
聖良「あ、カリフラワーなら食べられますよ」
ダイヤ「似てるのに」
聖良「どちらもアブラナ科のキャベツの仲間で、ブロッコリーが突然変異し、花蕾が白化したものがカリフラワーだと言われてるんです」
聖良「両方ともビタミンCが豊富な野菜で、ブロッコリーの方がより多くのビタミンCを含んでいますが
その反面、茹でた際にビタミンCが失われやすい特徴があるんです」ドヤァ
ダイヤ(めっちゃ早口で言ってますね)
ダイヤ「嫌いな割に随分詳しいんですのね?」
聖良「嫌いだからこそ調べたくなるもんなんです」
聖良「克服しようと!」
ダイヤ「さすが聖良さんですわ」 ダイヤ「嫌いな食べ物克服方法として私も幾つか案を練ってきましたわ」
ダイヤ「細かく刻んで食べる作戦は失敗に終わりましたが」
ダイヤ「作戦その2。好きな食べ物と混ぜ合わせる」
聖良「好きな食べ物と混ぜる……」
聖良「中々良いアイディアですね」
ダイヤ「確かラザニアとホットレモンが好物でしたわよね?」
聖良「良く知ってますね」
ダイヤ「ではホットレモンにブロッコリーを混ぜてみましょう」
聖良「」 聖良「いやいやいや、そこはどう考えてもラザニアでしょう」
ダイヤ「何でです?ちゃんとミキサーにかけますわ」
聖良「ミキサーにかけてドロドロになったのをホットレモンに入れるつもり?」
ダイヤ「何か問題でも?」
聖良「ら、ラザニアが食べたい気分だなー」
ダイヤ「そうですか?」
ダイヤ「実は、ここにブロッコリーを入れたラザニアが準備出来てます」ドンッ
聖良「」 ダイヤ「さあ召し上がれ」
聖良「い、いただきまーす」ヒョイパクヒョイパク
ダイヤ「えーい。ブロッコリーだけ避けて食べるな」ペシッ
ダイヤ「これじゃさっきのサラダと同じですわ」
聖良「だって……」
ダイヤ「そもそも何が苦手なんですの?」
ダイヤ「食感とか味とか匂いとか」
聖良「ああ、単なる食わず嫌いって奴ですよ」
ダイヤ「おい」
ダイヤ「じゃあもしかしたら食べられるかも?」
聖良「しれませんね」 ダイヤ「少しづつ慣らしていきましょう」
ダイヤ「まずは口に含む」
聖良「……はい」プルプル
聖良「」アムッ
ダイヤ「どうです?」
聖良「……ほにゅせっつもきゅうんぱお」
ダイヤ「思ってたよりも大丈夫?」
聖良「」コクコク ダイヤ「続いて甘噛みしてみてください」
ダイヤ「歯でするのが無理なら唇でもいいですわ」
聖良「」アモアモ
ダイヤ「次は舌先でペロペロして」
聖良「……」ペロペロ
ダイヤ「エッロ///」
聖良「?」 ダイヤ「では一口だけ齧ってみましょう」
聖良「」コクン
ダイヤ「せーの」
聖良「ガブリッ」
聖良「」ブフォッ
聖良「☆※√△#$!!」ジタバタ
ダイヤ「……齧った瞬間に吐き出すとは」
聖良「いよいよブロッコリーが入ってくるかと思うと怖くて怖くて」
ダイヤ(食わず嫌いなのにそこまで恐怖する?) ダイヤ「細かく刻んでも駄目、好きな物と混ぜ合わせても駄目、少しづつ慣らしても駄目」
ダイヤ「万策尽きたー!」
聖良「好きな物と混ぜ合わせる……」
ダイヤ「ラザニアで駄目でしたのに、本当にホットレモンと混ぜ合わせるおつもりで?」
聖良「私の好きな物と言えば?」
ダイヤ「ラザニアとホットレモン?」
聖良「それと?」
ダイヤ「?」
聖良「黒澤ダイヤ」
ダイヤ「は?///」 聖良「あぁダイヤのブロッコリーが入ってくるぅ///」
ダイヤ「誤解を招く言い方するんじゃありません///」
ダイヤ「自分であーんして食べさせてくれって言ったんじゃありませんか」
ダイヤ「それなら食べられる気がするって」
ダイヤ「観念して口をお開けなさい!」
ダイヤ「はい、あーん」
聖良「あ、あーん」
ダイヤ「それっ」ズボッ ダイヤ「そのままスパッと食べてみなさい」
聖良「……」モグ
聖良「!」モグモグ
ダイヤ「どうです?」
聖良「お口の中が宝石箱や〜」
ダイヤ「彦麻呂か!」
ダイヤ「とにかく食べられるんですね?」
聖良「はい。思ってたよりも美味しいですね」
ダイヤ「やりましたわね」
聖良「ええ。ダイヤのおかげです」 ダイヤ「では残りも食べてしまいましょう」
聖良「ええ」パクパク
聖良「」ブフォッ
ダイヤ「は?」
聖良「……だ、ダイヤが食べさせてくれないと食べられないみたいです」
ダイヤ「何でやねん」 アクアSS合同練習
ダイヤ「は、はいあーん///」
聖良「あーん」モグモグ
ダイヤ「何で一人で食べられないのにお弁当にブロッコリー持ってくるんです///」
聖良「好きだからですよ。ダイヤに食べさせてもらうのが」
ルビィ「バカップルめ」
おしまい ハンバーグが嫌いなのはあれか?
生焼けでも食って腹壊したか? 聖良「……ほにゅせっつもきゅうんぱお」
何でこれが理解できるんですかね? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています