善子「おっぱいで強さが決まる世界?」
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善子「おはよ……」
善子「ママ……ごはん……」コシコシ
善子「……」
善子(そっか、今日早いんだっけ……)
善子「自分でやんなきゃ……」
ピッ
テレビ『本日、「バストサイズと権威権力にに関する法律」通称おっぱい基本法が施行されることとなりました。この法律は昨年9月に与野党の合意により成立・公布がなされておりましたが……』
テレビ『この法律の制定により、バスト、いわゆるおっぱいの大きさが絶対的な尺度として尊重されるようになり、社会の様々なヒエラルキーに影響してくると考えられております。専門家の話によれば……』
善子「……」
善子「……はぁ?」 善子(何よそれ、聞いたことないんだけど)
善子「……」モソモソ
善子「……とりあえず学校行かなくちゃね」
………
…
バス車内
プシュー
曜「あ、善子ちゃん!おはヨーソロー!」
善子「おはよ……」
ストン
ギュッ
善子「……どうしてこんな近くに陣取るのよ、他にたくさん席空いてるじゃない?」
曜「えへへ〜、いいじゃん別に〜」 乳こそがこの世の理
豊乳は富であり絶対。貧乳は人に非ず。 曜「それに〜……」
善子「ひゃっ!?」
曜「こうしておけば学校着くまで善子ちゃんの膝枕堪能できるし〜」
善子「ちょ、ちょっと!誰もそんなことしていいなんて言ってないでしょ!!」
曜「……でも善子ちゃん『79』だよね?」
善子「はぁ?何がよ」
曜「隠さなくてもいいよ善子ちゃん。衣装係には全てお見通しなのであります!」
善子「だから何よその数字は」
曜「何って胸の大きさだよ?今朝のニュース見てないの?」
善子「ニュース……」
善子「……まさか!冗談でしょ!」
曜「善子ちゃん、私ね『82』なんだ」
曜「これがどういう意味かわかるよね?」
善子「……」 曜「ふぅ〜、善子ちゃんの太ももは最高でありますなぁ〜」サワサワ
善子「うぅ〜……//」
善子(なんでこんなことされなきゃならないのよ!私は!!)
曜「つやつやですべすべでほんっとに気持ちいいよ〜」
曜「でも……」ムチッ
善子「ひゃん!!//」
曜「もう少しお肉ついてた方がいい枕になれると思うよ、善子ちゃん?」
善子「うっさい!!//殴るわよ!!//」
曜「殴る……そんなことが出来ると思ってるの?」 いっそ小林くらい無いと鞠莉ちゃんに対して強さ逆転しそう サワッ!
善子「ぴゃっ!!//ちょ、ちょっと!!//どこ触ってんのよ!!//そ、そっちの付け根の方は……//」
曜「ねえ善子ちゃん、今私は善子ちゃんより格上なんだよ?なんでもやっていいってことなんだよ?」
曜「これ以上恥ずかしい思いをしたくなかったらおとなしくしといたほうがいいと思うよ〜♪」
善子「……」
曜「さわさわ、さわさわ〜」
善子「う、うぅ……//」
善子(た、確かに曜の言う通り今の私には逆らえない……じゃ、じゃあ……)
善子(今は我慢することしか……//) 曜「すりすり、すりすり〜♪」
善子(いつまで触ってんの!?//どんだけ太もも好きなのよ!!//)
曜「……」ムチッ!
善子「んっ!♡」
曜「……善子ちゃん?」
善子「な、なんでもない、わよ……//」
善子(うぅ……//そんなにすべすべされちゃうと……)
善子(ヘンな声でちゃうぅ……//)
善子「んっ♡」
善子(冷静になりなさいヨハネ……無心で、何も考えちゃダメ……学校着くまでの我慢よ……)
サワッ!
善子「んっ♡」
善子(だから、もう少しだけ……)
………
… 曜「じゃあまた部活でね!善子ちゃん!」フリフリ
善子「え、ええ……//」
善子(あ、危なかった……//もう少しであやうく昇天してしまうところだったわ……)
善子「……//」
善子(心なしかショーツ少し湿ってる気がするし……ちょっと気持ち悪い……)
善子(で、でも、バレてないわよね……?)
善子「……」スタスタ
善子(……)
善子(まさか曜のあの天真爛漫な感じは先輩としての余裕ってやつなの!?)
善子(じゃ、じゃあ曜の手がちょっとだけだけど気持ちよかったことは、まさか、バレて……//)
善子「……//」カァァッ 善子「……」フルフル
善子「そ、そうね!!//考えても仕方ないわ!とにかく今は生き残ることだけ考えましょ!!」
善子(それにしてもほんとに生きづらい世の中になったわね……)
善子「これじゃあ小さい人に、人権なんてないようなものじゃない……」ボソッ
善子「……ん?小さい?」
善子(そうよ!あの人なら!!) なぜこんなレズしか得をしない法律がまかり通るんだ… 生徒会室
ギィー…
善子「……」チラッ
善子(いた!ダイヤ!)
ダイヤ「……」カキカキ
善子(特に変わったところは……っ!!?)
『理事長の雌犬ですわ』
善子「ぷっ!!あははははっ!!」
善子「何よあのプラカード!!理事長の雌犬って!!あははは!!」 ダイヤ「!!?」ギランッ
善子(やばっ!?バレた!?)
ダッ
ヒュン!!シュタッ!
善子「ひぃっ!」
ダイヤ「……善子さん?あなたそこで何をしていらっしゃるのですか?」
善子「ダイヤ!?い、いや、これは、その……」
ダイヤ「盗み見とはずいぶん悪趣味なことをなされるのですね」
善子「ちがっ!そんなんじゃないわよ!」
ダイヤ「詳しい話は中で伺いますわ」
ダイヤ「ついてきて、いただけますわよね?」 ダイヤ「……」スタスタ
善子(あっ、背中にも張り紙はってある……こ、ここにも『理事長の雌犬』って……)
善子「ぷっ!あはははっ!」
ギロッ!!
ダイヤ「善子さん!笑える立場ですの!!善子さんも一歩間違えればおんなじ立場でしたのよ!!」
善子「ぷっ……わ、悪かったわよ……でも取ればいいじゃない、そんな紙なんて」
ダイヤ「それが……できないのですわ、今日一日は」
善子「え、どうして?」
ダイヤ「……」
ダイヤ「……私、負けてしまったのです、鞠莉さんに」 ダイヤ「ご存知のように今日から胸の小さな人間は大きな人間に逆らうことが出来ません、それで……」
善子「ああ、それで今日一日鞠莉にペットになるように言われてるのね、理解したわ」
ダイヤ「……//」コクコク
善子「ま、普段からダイヤが口煩くガミガミ言ってるから鞠莉だってストレスたまってたんでしょうね、自業自得だわ」
ダイヤ「よ、善子さん!?手伝ってくれないのですか!?」
善子「手伝うって何を?」
ダイヤ「そ、それは……私が鞠莉さんに勝てるようになるための特訓を……」
善子「無理ね。勝てないものは勝てないわ。諦めなさい」
ダイヤ「そ、そんな……」
善子「ま、面白いものも見れたし十分だわ。ヨハネはこれで……」
ガシッ!
ダイヤ「そういう善子さんはおいくつなのですか?」 ダイヤ「今日から胸の大きさを示す名札が配布されているはずです。それを見せてください、善子さん」
善子「な、名札……?なにそれ……?」
ダイヤ「しらばっくれても無駄ですわ!さあ!早く!」
善子(そ、そんなこと言われても、知らないものは知らないっていうか……)
ガサッ
善子「!!?」
善子(な、何か知らないものがポケットに入ってる!ま、まさか、これが……)
ダイヤ「……そこですわね」
シュパッ!
善子「あっ!ちょっ!」
『79』 ダイヤ「……へえ、善子さん『79』でしたのね」
善子「そ、そうよ!それがどうかしたかしら!」
ダイヤ「残念ですわ、だって私……」
スッ
善子「!!?」
ダイヤ「……『80』なんですもの」
ダイヤ「どうやら私の『勝ち』みたいですわね」 善子「か、変わんないじゃない!誤差よ誤差!!」
ダイヤ「いいえ。たかが1cm、されど1cmですわ。そこには明確な差が存在するのです」
ダイヤ「これではっきりしましたね、どちらが上かということが」
善子「ひぃぃっ!!」
善子(マ、マズイ!この流れだと、今度は確実に私がまたいやらしい目に……)
善子「許してよ!もう二度と笑ったりしないから!許して!」
善子「お願いだから、私にヘンなことするのだけは……」ウルウル
ダイヤ「……」
ダイヤ「……はぁ、まあいいですわ」 善子「……え?」
善子「ほんとにいいの?何もしなくて」
ダイヤ「私だって小さきものの弱さは心得ているつもりです。これ以上無益なやり合いをすることは望んでおりませんから」
善子「ダ、ダイヤ……」
ダイヤ「ですから私は善子さんに危害を加えるつもりはありません」
善子「ダ、ダイヤ……」ウルウル
善子(神……天使……!!エデンはここにあったのね……)
ダイヤ「まあ私は、の話なんですけれどね」
善子「……え?どういう意味よ、それ?」
ダイヤ「いえ、なんでもありませんわ。それよりもうお引き取り下さい、善子さん。これ以上生徒会室を荒らされても迷惑なだけですから」
善子「ちょっ!まだ私の話は!」
梨子「ほら善子ちゃん、ダイヤさんもこう言ってるし、続きは保健室でやろ?」
善子「待ってリリー!まだ私ダイヤに聞きたいことがあって……」
善子「……へ?リリー?」 梨子「もう、善子ちゃん、探したんだよ?教室行ってもいなかったから……」
善子「……」
善子(な、なんか嫌な予感がする……だってリリーは、確か……)
善子「!!?」
ダッ
ガシッ!
梨子「どこ行くの、善子ちゃん?」
善子「ひぃぃっ!!」
善子(目が!!完全にスイッチはいっちゃってるじゃない!これ!)
梨子「あのね善子ちゃん、私ね、ちょっと溜まっちゃってるんだ」
梨子「ほんとはみんなが女の子どうしで恋愛するような世界を作ろうと思ってたんだけど、失敗しちゃったみたいで……私この世界だと強くなれないみたいだから……」
善子(何よこれ!?ちょっと!マジなやつじゃない!!) 梨子「ほーら、善子ちゃん『79』なんでしょ?私に逆らわないの」
善子「ど、どうしてリリーがその数字を……」
梨子「もう!善子ちゃんのことだもん!知らないわけないじゃない!」
善子「ちょ、ちょっと……そうだ!ダイヤ!助けなさいよ!」
ダイヤ「この世は常に弱肉強食、己の弱さを恨むのですわ」
善子「さっきと言ってること違うじゃない!!」
梨子「ほーら、今は私との時間だよ?」
梨子「いっぱい楽しいこと、しようね♪」
善子「ひぃぃっ!!!」 保健室
梨子「ふふっ、ありがと善子ちゃん♪楽しかったわ♪」ナデナデ
善子「はぁ……♡はぁ……♡」
チュッ
梨子「……大丈夫?」
善子「え、えぇ……これくらいヨハネには、造作もない、こと……」
善子「だから大丈夫よ、リリー。私は……」
梨子「……うん、じゃあ私授業あるからもう行くね?」
梨子「ありがと♪善子ちゃん♪」
ガラガラッ
善子「……」 善子(はぁ……!!!疲れた〜……!!!)
善子「全く、リリーってば加減ってものを知らないんだから……」
善子(恥ずかしさと気持ちよさで顔から火が出るかと思ったわ……)
善子(と、とりあえず、服着て……)
善子(私も教室行かないと……)
ガラガラッ
善子(で、でも、このままだと私、確実に負けっぱなしよね……)
善子「ダ、ダメよヨハネ!このままでは!新世界の魔王として、迷えるリトルデーモンたちを導いてあげなくては!!」
善子(でも、そのためには、まず私が勝負で勝てないとよね……)
善子(誰か手ごろな相手は……)
善子(……!!!) 教室
ピシャッ!!
ルビィ「おはよ!善子ちゃん!」
善子「ええ、おはよう。ルビィ」
ルビィ「……うゅ?善子ちゃん、どうしてそんなにニタニタしてるの?」
善子「ふっふっふ……それはね!!」
バサッ!
ルビィ「ぴっ!」
善子「今からあなたを打ち負かすからよ!さあルビィ!今こそ!尋常に勝負!!」 ルビィ「ぴっ!?しょ、勝負!?な、何を……!!?」
善子「そんなもん決まってるじゃない!!もちろん、おっぱ
ガシッ!
花丸「善子ちゃん、やめるずら?」
善子「ずら丸!?放しなさいよ!!」
モニッ!
善子(!!?)
善子(む、胸!?やわらかっ!!!//当たってるわよっ!!!//)
花丸「善子ちゃん?」
善子「ず、ずら丸……」
善子(マ、マズイ……確実にずら丸の大きさには、私じゃ敵わない……)
花丸「やめるずら?」
善子「……はい」
花丸「うん、やっぱり善子ちゃんは善い子ずら」 善子「……で、あんたは一体何考えてるのよ?」
花丸「何って、何を?」
善子「決まってるじゃない。あんたの方が、その……お、大きい……んだから、その気になれば、私になんでも……」
花丸「???」
花丸「マルは善子ちゃんとルビィちゃんが喧嘩になりそうだったから止めただけだよ?争いごとは良くないずら」
善子「……あっそ」
花丸「もしかして善子ちゃん、マルにいろいろされちゃうこと期待してたずらか〜、案外善子ちゃんにも可愛いとこあるんだね〜」フニフニ
善子「なっ!?//そ、そんなわけないじゃない!!//怒るわよ!!//」
善子(ちょっとだけ期待……というか覚悟はしてたんだけど……) 授業中
善子(はぁ……なんとかずら丸はやり過ごせたみたいだけど……)
ガサッ
『79』
善子(……このふざけたルールをどうにかしないことには解決しないわよね)
善子(はぁ……放課後までに打開策を考えとかないと……)
チョイチョイ
花丸「善子ちゃん?」コショコショ
善子「……何よ」
花丸「数学の教科書忘れちゃったから、見せて欲しいずら」
ヒョイ
花丸「……善子ちゃん?」
善子「どうせ私この後寝ようと思ってたし、それ使いなさい。貸してあげるから」
花丸「で、でも、それだと善子ちゃんが……」
善子「私はいいのよ、寝るから。じゃ、おやすみ……」
花丸「……むっ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています