まごころクッキング 10/11


まり「好きかキライかだったら好きよ。キラキラしてきれいだもの」

まり「でも、理科で習うのはニガテ。よくわかんないわ」

ことり「そっかぁ。ことりのお友達…に、ね、お星さまに詳しい子がいるんだよ。なんでも知ってて、科学館の職員さんみたいに色んなことを教えてくれるから、その子がなぞる人差し指を追ってお話を聞いてるだけでどんどん引き込まれていっちゃうの」

ことり「ことりもお星さまのことなんかよくわかんなかったけど、その子と星空を見るのは好きだったなぁ」

ことり「いつか、まりちゃんも会ってみてほしいな。そしたらきっとお星さまのこと、好きになれると思うよ」

まり「…色んなお友達がいるのね、ことりには」

まり「わたし、流れ星を見てみたいわ。知ってる?流れ星を見つけてお祈りしたら、お願い事が叶うんだって」

ことり「へえ、そうなんだ。ことり、流れ星は見つけたことないな。まりちゃんだったら流れ星にどんなお願い事をするの?」

まり「そうねー、やっぱり大好きな人達とずっと一緒にいられますように、ってことかなぁ」

ことり「…うん。すごくいいね。私も、そう願いたいな」

まり「ところで、なんで突然星の話?」

ことり「えっ!?」

まり「……………!まさかあなた、まりの部屋に入ったりした?」

ことり「えっっっ!!?し、してないよ!なんで!?」ギクゥッ

まり「ほんとに!?なんでそんなに動揺してるの!?」

ことり「ど、動揺なんてしてないよ。あ!ガナッシュ冷めたかな、様子見なくちゃ!」ガタ

まり「あっちょっとことり!!」ガタ