おおらか・オア・無頓着 3/4


ことり「明日の準備をしてるときに、たまたまベッドの下に紛れ込んじゃったとかでしょうか」

家野「それも有り得なくはないですね。結局、テストに無関心なのはお嬢様にも引き継がれてしまった特徴だと言えるので…」

ことり「もしそうなら、わざわざ見つけたことを話す必要もないですよね」

家野「反対に、あえて見て見ぬふりをする必要もないということではあります」

ことり「そっかあ。まりちゃんの認識がわからないと、どうしたらいいのかもよくわからないですね…」

家野「そうですね。ただこれまでお嬢様を傍で見てきた私の感覚としては、ことさら取り沙汰することではないように思います。たまたまベッドの下に紛れ込んでしまいお嬢様自身がそれに気づいていない、という可能性が濃厚でしょう」

ことり「…だったら、ベッドの下に戻してきますね!」

家野「それもおかしな行為ではあるのですが、お部屋に入ったことを悟られないことを優先していいでしょうからね。お願いします」

ことり「はぁーい♪」タタタ