Cleaning of Memories 1/3


『まりの部屋』


キィ…

ことり「失礼しまぁす」

ことり「本人がいないときにお部屋に入るのって、なんだかとっても緊張するよね…」


──家野「お嬢様のお部屋の掃除をお願いできますか?」

──家野「ただ、お嬢様もお年頃ですので、できればお部屋に入ったことは気づかれない方がベターです」


ことり「ふっふっふ…」

ことり っハタキ スチャ

ことり「この南ことりをなめてもらっちゃ困りますよ、家野さん」

ことり「適度に散らかっているこのお部屋を、物を動かすことなくお掃除するのは困難です。困難ですが──それは普通のお母さん達のお話!」

ことり「ことりには長年培ってきたスキルがあるのです!」


※ 独り言です。