果南「テレビ電話疲れたから散歩してくる」鞠莉・ダイヤ「まさか…」
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ダイヤ「どうして勝てないんですのー」
果南「ダイヤが素直すぎるんじゃない?」
鞠莉「ダイヤのストーンヘッドではマリー達には勝てませーん!」
ダイヤ「もう1戦!もう1戦だけっ!」
鞠莉「どうせダイヤの負けだからもういいじゃない」
ダイヤ「よくありませんわ」
ダイヤ「黒澤の娘として負けっぱなしで引き下がるわけには…」
果南「ダイヤ一人だと負けるし、ダイヤと組んだら相手にバレちゃうし…」 鞠莉「接待プレイでもしてあげる?」
ダイヤ「そういうのは聞こえていないところで打ち合わせなさい!」
ダイヤ「そもそも手を抜かれて勝っても嬉しくありませんわ」
果南「まぁまぁ、一旦終わりにしようよ」
果南「私画面見すぎて疲れちゃった」
ダイヤ「しかし…」
果南「そもそも、生徒会とか理事長の仕事するんじゃなかったの?」
ダイヤ「…はっ」 鞠莉「あれあれー?もしかしてダイヤ忘れてた?」
ダイヤ「まさか、わ、わた、私が忘れる訳ありませんわ!」
ダイヤ「そもそも鞠莉さんが息抜きってうるさいから」
鞠莉「あー、人のせいにするんだ」
鞠莉「さっきまでもう一度ってせがんでたのは誰だったかなぁ?」
ダイヤ「ぐぬぬ…」
果南「はいはい、そこまで!」
果南「とにかく!ダイヤは生徒会、鞠莉は理事長の仕事!」 鞠莉「果南は?」
果南「え?」
ダイヤ「果南さんにもお手伝いしてほしいことが…」
果南「あー、私、ほら、ずっと座って身体サビついちゃったから…」
鞠莉・ダイヤ「から?」
果南「ちょっと…ちょっとだけ散歩に…」
鞠莉「果南ずるーい!」
ダイヤ「まぁ、いきなり画面の前で走り出したり、筋トレしたりするよりはマシですわ」
鞠莉「まぁ、そうね、果南ならやりかねないわ」
果南「二人に私はどう映ってるの…?」 ダイヤ「まぁ、それは半分冗談として、あまり人のいるところに行ってはいけませんよ?」
果南「半分…?」
ダイヤ「マスクも必ず着用すること」
果南「分かってるよー」
果南「そもそもすれ違うほど人いないけどね」
鞠莉「果南、いってらっしゃい」
果南「いってきまーす、帰ってきたら手伝うから!」
ダイヤ「くれぐれもお気をつけて」 鞠莉「ねぇ、ダイヤ」
ダイヤ「なんですの?まだ10分もたってませんわよ」
鞠莉「一つ気になったことができて、仕事に集中できないの」
ダイヤ「では、聞いてあげるので、手だけ動かしてください」
鞠莉「果南のことなんだけど…」
ダイヤ「果南さんがどうかしたんですか?」
鞠莉「果南の散歩ってどこに行くと思う?」
ダイヤ「はい?散歩なんですから普通…」
鞠莉「ダイヤも気づいちゃったんじゃない?」
ダイヤ「まさか…そんなことありえませんわ…」 鞠莉「でも…果南…だよ…?」
ダイヤ「…」
鞠莉「ほら、ダイヤも気になって手が動かなくなってきた」
ダイヤ「そ、そんなことありませんわ」
鞠莉「でも、さっきまで聞こえていたペンの音が聞こえなくなってきてるよ?」
ダイヤ「鞠莉さんのせいです…」
鞠莉「果南、早く戻ってこないかなぁ…」
ダイヤ「気になりますわ…」 ダイヤ・鞠莉「遅い…」
ダイヤ「なかなか帰ってきませんわね」
鞠莉「ほらー、やっぱり!」
果南「やっぱり、どうしたの?」
ダイヤ・鞠莉「果南(さん)!」
果南「え?なになに、どうしたの?」
鞠莉(濡れた髪、バスタオル…)
ダイヤ(先ほどとは違う服…)
ダイヤ・鞠莉「…やっぱり!」 果南「だからー、何のこと?」
鞠莉「いえ、さすが果南だわ」
ダイヤ「確かに人もいない…マスク?もしている…」
ダイヤ「文句は言えませんわ」
果南「もうっ、はっきりしてよ、なんのこと?」
鞠莉「果南、また今度一緒に行きたいわ」
ダイヤ「私も久々にあの景色が見たいですわね」
ダイヤ・鞠莉「海中散歩」 果南「はぁ?」
ダイヤ「どうでしたか?お魚さんたちは変わりありませんでしたか?」
果南「ダイヤ…?」
鞠莉「もしかしたら今の方が海は綺麗になってたかな?」
果南「鞠莉…?」
果南「二人とも何言ってんの?」
ダイヤ「え?果南さん散歩に行ってらしたんでしょう?」
果南「うん、そうだよ」 鞠莉「だから、海中の景色は…」
果南「そこっ!なんで海が出てくるの?」
鞠莉「果南、散歩行ってたんじゃ…海に…」
果南「二人とも私をなんだと思ってるの?」
ダイヤ「ですが…髪も濡れていますし、バスタオルも…」
鞠莉「そうそう、それに服も変わってるわ!」
果南「これは今日暑かったから、帰ってきた後軽くシャワーしただけ!」 鞠莉「なぁんだぁ」
ダイヤ「私たちてっきり…」
果南「大体、ダイヤも鞠莉も待ってるのに…」
果南「大切な友達待たせてるのに、今日はしないよ!」
ダイヤ・鞠莉「え?」
果南「え?」 果南「それより、二人ともあんまり進んでないんじゃない?」
ダイヤ・鞠莉「あ、はい」
果南「気が抜けてたんじゃない?」
果南「ダイヤ、さっきルビィに課題きちんとやること!とか言ってたのに」
ダイヤ「そうでしたわ!ルビィがきちんと課題やっているか確認しないといけませんわ」
鞠莉「ルビィももう子どもじゃないんだし、課題やるやらないは自由にさせてあげたらいいのに」
ダイヤ「仮にも理事長がやらないことを肯定するのはいけませんわね」
鞠莉「オー、ダイヤ怖い怖い」 果南「まぁ、でも確かにルビィならちゃんとやると思うけどね」
ダイヤ「もちろんですわ、ルビィは優秀な子ですもの」
鞠莉「なるほど、ダイヤがルビィに会いたい理由を作ってるだけってことね」
ダイヤ「別に、毎日同じ家に住んでいるのですから、そんなこと」
果南「あー、はいはい…早く見てきてあげたら?」
果南「きっとルビィも待ってるよ」
ダイヤ「そうですわね、しばし席を外します」
鞠莉「いってらっしゃーい」 果南「で、なんの悪巧み?」
鞠莉「What?なんのことですかー?」
果南「そんなにニヤニヤしといてよくとぼけられるね」
鞠莉「え?私そんなにニヤニヤしてる?」
鞠莉「これはいけないわね…ダイヤが移ったかしら」
果南「ダイヤは嘘がつけないけど、鞠莉は好奇心が隠せないからね」
鞠莉「さっすが果南!私達のことよく見てるのね!」
果南「そりゃずっと一緒にいたらね」 果南「それに…もう見えなくなるのはごめんだからね…」
鞠莉「果南…」
果南「あー!こういうのはなしなし!」
果南「何するつもりだったの?」
鞠莉「んー!これ!」
果南「それって肝試しするって昔作ったやつ?」
鞠莉「そうそう!果南もあるでしょ?」
果南「そりゃ、あるにはあるけど…」 鞠莉「ダイヤが戻ってきたときこれならびっくりするかなって!」
果南「えー、私ダイヤに怒られるの嫌だよ」
鞠莉「大丈夫だって!子どもの手作りなんだから!」
鞠莉「今見たらこの仮面とってもキュートよ!」
果南「そうかなぁ…」
鞠莉「ほら、果南もとってくる!」
果南「はいはい、分かったよ」
鞠莉「なんだかんだで果南も乗り気じゃない」
果南「まぁ、少しだけ…」
果南「あったあった、こんなの作ったなぁ…」
果南「でも、これも結局…あ…」 ダイヤ「…戻りましたわ」
ダイヤ「あれ?鞠莉さん?果南さん?お二人とも席を外していらっしゃるのでしょうか?」
鞠莉・果南「わぁっ!!」
ダイヤ「ピギャぁぁぁ!!」
鞠莉「あはは、ドッキリ大成功!」
果南「ダイヤもそこまで驚かなくても…」
ダイヤ「…っ」
鞠莉「あれ?ダイヤ?」
ダイヤ「…ぐすっ…」 果南「え?」
ダイヤ「…怖かったです…ぐす…」
鞠莉「あ、ダイヤ、ごめんね?」
果南「私も、ごめん、ダイヤ、大丈夫?」
ダイヤ「大丈夫じゃありませんわ……って…」
鞠莉「え?」
ダイヤ「呪って差し上げますわぁっ!」
鞠莉・果南「キャー!!」
ダイヤ「ふふ、お返しですわ」 鞠莉「なんで、ダイヤも持ってるのよ!」
ダイヤ「貴女達が盛り上がってうるさいからですわ」
果南「あはは、バレちゃってたのか」
ダイヤ「どうですか?私の演技も中々でしたでしょう?」
鞠莉「まさかダイヤにしてやられるとは、悔しい」
果南「まぁまぁ、ダイヤもちゃんと持ってたんだね」
ダイヤ「もちろん、大切な思い出ですからね」
ダイヤ「結局使うことはできなかったですが…一緒に作った時のワクワクは忘れておりませんわ」 果南「私達の思い出は雨に阻まれてばかりだね」
ダイヤ「神様に拒まれているのかもしれませんね」
鞠莉「そんな心の狭い神様はカンドーでーす!」
果南・ダイヤ・鞠莉「ふふふ…」
果南「せっかくだからさ!この騒ぎが落ち着いたらみんなでやろうか」
鞠莉「確かに!今のAqoursでやればとっても楽しそう!」 ダイヤ「ダメですわ!ルビィが怖がってしまうでしょう?」
果南「まぁ、そういうイベントだし」
鞠莉「ルビィのせいにして自分が怖がってるだけだったりして…」
ダイヤ「そんなことありませんわ!」
ダイヤ「いいでしょう!受けて立ちますわ!」
果南「きっと夏にはみんなで会えるから、楽しい計画いっぱいしておこう?」
ダイヤ「ふふ、きっと今まで以上に充実した忙しい日々になりそうですわね」
鞠莉「とっても素晴らしい毎日になること間違いないわね!」 鞠莉「ね、ダイヤ、果南?」
ダイヤ・果南「ん?」
鞠莉「楽しい計画っていいものだね」
ダイヤ・果南「そうですわね(そうだね)」
鞠莉「よーし!この先の計画いっぱい決めちゃおう!ほら!なんでも言ってみて?」
果南「ふふ、いきなりだね」
ダイヤ「んー、例えばどのようなことですか?」
鞠莉「だからなんでもって言ってるでしょ!」
ダイヤ「なんでもって…オーケストラで踊るダンスパーティとか?ふふ、まさかね…」
果南「あ!そういえば船の上でパーティってやってみたかったんだ!」 おしまい!
テレワークな3年生の楽しい計画!
『G線上のシンデレラ』は3年生の魅力が詰まってると思います。
過去分も見て頂けると喜びます。
ついったーにまとめてます。
@fffssyou なるほど今回の3年生のが時系列的には一番最初なのかな
各学年ももっと見たいしユニットとかでもやってくれたら嬉しいな コメント嬉しい
ありがとうございます。
また、学年とかユニットもなんか思いついたら書いてみます! ありがとう
こういう愛に溢れたお話どんどん書いてください ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています