密着!スクールアイドル 絢瀬絵里編
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絢瀬絵里の朝は早い。
AM6:00
絵里「うん。美味しい」
亜里沙「お姉ちゃんおはよ〜」
絵里「おはよう。朝ごはん出来てるわよ。先に顔を洗って来ちゃいなさい」
都内で妹と二人暮らしをしている為、朝ごはんを作るのは彼女の仕事だ。
亜里沙「いただきまーす」
絵里「はい。召し上がれ。亜里沙、今日帰りは?」
亜里沙「いつも通りだよ」
絵里「じゃあ、洗濯物干してあるから取り込むのお願いしても良いかしら?」
亜里沙「うん。やっておくわ」
絵里「ありがとう。助かるわ」
亜里沙「ううん。部活頑張ってね」
絵里「うん」 AM7:15
亜里沙「お姉ちゃん!先に出てるね!」
絵里「はーい。気をつけるのよ。ふう。さて、私もそろそろ行こうかしら」
家事を一通り終えて家を出てしまえば彼女も現役の女子高生である。
希「えりち〜!おはよう!」
絵里「おはよう」
希「待った?」
絵里「ううん。私も今来た所」
毎朝、友人と待ち合わせて学校へ向かうのが彼女の日課の様だ。 Q:絢瀬絵里さんと登校する様になったのはいつ頃から?
希「えりちと?一年生の頃からです」
Q:昔から仲が良かった?
希「いえ、高校に入ってからですよ。入学してえりちを見た時、仲良くなりたいなって思って声を掛けたんです。それからの付き合いです」
Q:なるほど。では、ズバリ!あなたにとって絢瀬絵里さんは
希「ふふっ。親友です」 AM11:15
しばらく彼女の授業態度を見ていて分かった事がある。
教師「であるからして。はい、ここを…絢瀬!読んでくれるか」
絵里「はい。I ate Takoyaki very quickly, so I got a burn in my mouth.」
教師「ありがとう」
クラスメイト「わ〜。発音上手」
クラスメイト「流石絢瀬さんだわ」
彼女は非常に優秀であり、まさに優等生と呼ぶにふさわしい。 ここでクラスメイトに絢瀬絵里の印象を聞いてみた。
Q:クラスメイトから見て絢瀬絵里の印象は?
クラスメイトA「絢瀬さんですか?やっぱり凄いの一言に尽きますよ。あれだけ美人で勉強も出来て。運動神経も凄く良いんですよ」
クラスメイトB「そうそう。まさに完璧超人って感じ?昔はちょっと取っ付きにくい所もあってお堅い生徒会長ってイメージもあったけど最近はだいぶ変わったよね?」
クラスメイトA「うん。クラスでも良く笑う様になったしね。やっぱり生徒会長のプレッシャーもあったんだろうなぁ」 なんと、彼女は生徒会長も務めていたらしい。
ことり「絵里ちゃん…。今、時間大丈夫ですか?」
絵里「あら、どうしたの?教室まで来て」
ことり「来期の予算の事で少し相談が…。去年はどんな感じだったのか教えて欲しいなって…」
絵里「いいわよ。こっち来て座りなさい」
ことり「ありがとう絵里ちゃん!」
そのせいか、校内では頼りにされる事も多い様だ。 穂乃果「絵里ちゃーーん。なんかクラスの子が絵里ちゃんに恋愛相談したいって」
絵里「え?なんで私?」
穂乃果「μ'sだと恋愛の事なら絵里ちゃんくらいしか分からないなぁって言っちゃって。えへへ」
絵里「なるほど。分かったわ。穂乃果は後で指導室に来なさい」
穂乃果「え?」
一日、彼女の元を訪ねて来る者は後を絶たない。 ここで我々には一つ疑問が生まれた。高校生にしてここまで完璧超人の彼女に弱点はないのか。
生徒N「え?絵里の弱点?」
生徒R「絵里ちゃんの弱点か〜。なんだろう?にこちゃん心当たりある?」
生徒N「ん〜あっ!絵里って高校生にもなって暗いのが怖いのよ」
生徒R「え〜そうなの?なんか意外にゃ〜」
生徒N「そうそう。あっ!これ、にこ達の事は伏せといてよ」
生徒R「バレたら怒られるもんね〜」
どうやら彼女にも苦手な物はある様だ。 ここで我々は彼女ドッキリを仕掛けて見る事にした。
絵里「インタビューですか…。けど、私…そんな大した事…」
Q:好きな食べ物は?
絵里「好きな食べ物ですか。ん〜チョコレートかな。昔から大好きなんです。甘いのも好きなんですけどビターな」
パチン
絵里「え?キャアアアアアアアアア」
ガタガタ バタン ドタン
絵里「痛い…」
どうやらやり過ぎてしまった様だ。 絵里「どうして私が暗いのが苦手だって…」
我々は反省した。
絵里「そうですか。にこと凛が。もう、後でとっちめてあげなくちゃ」
我々は二度同じ事を繰り返さないと誓ったのだった。 放課後、彼女は屋上へと向かった。
彼女は今、巷で話題のスクールアイドル、μ'sのメンバーなのだ。
絵里「ワンツースリーフォー、ワンツースリーフォー。花陽!遅れてるわよ!穂乃果!よそ見しない!凛、にこ!覚えてなさい!」
花陽「はい!」
穂乃果「はい!」
にこ「なんでバレてんのよ!」
凛「知らないにゃ〜」
練習では彼女は主にまとめ役に回る事が多い様だ。 海未「はい。絵里が居てくれると本当に…本当に助かります。それはもう凄く。何が助かるって。とにかく絵里は常識があるんです!」
Q:常識?
海未「はい。絵里は非常識な事、突拍子もな事を言わないですから。個性的なメンバーを私一人でまとめ上げるのは不可能に近く絵里の様な常識人が居てくれて凄く凄〜く助かるのです!」
Q:それだけですか?
海未「いえ。もちろんそれだけでは無いですよ。絵里は幼少期、ロシアでバレエをやっていたのですが、その経験を活かしダンスの指導にも回ってもらっています。やはり、技術的な面では絵里が一番です」 幼少期にバレエ。我々はそこに絢瀬絵里のルーツがあると睨んだ。
絵里「はい。そうです。まだ幼い頃バレエ、やっていました」
Q:詳しく聞いても?
絵里「はい。どうぞ。なんでも聞いてください」
Q:何故、幼少期から続けていたバレエを辞めてしまったのですか?
絵里「……自分で言う事じゃないんですけど…結構、良い成績を残してたんです。けど、後一歩の所で挫折しちゃって…」
そう言うと彼女は目を細め遠くを見つめていた。
絵里「私の人生って失敗と挫折の繰り返しなんです。みっともない姿も散々晒して…けど、だからこそ今の私があるんだと…そう思います。そりゃあ、失敗しないで生きていけるならそれに越した事はないんでしょうけどね」
そう言って笑う彼女に我々は等身大の高校生、絢瀬絵里を見たのだった。 最後に彼女の親友である東條希に絢瀬絵里について聞いてみた。
希「えりちは昔から完璧に見られがちだけど…。どこにでも居る普通の女子高生なんです。人並みに悩んで人並みに失敗して…たまに空回りしたりして…人一倍努力する…それが絢瀬絵里ちゃん!ウチの大親友です」 放課後、絢瀬絵里は東條希とチョコレートパフェを食べに行く約束をしているらしい。
やはり、彼女はどこにでもいる普通の女子高生なのだろう。
絵里「ん〜美味しい!やっぱりパフェはチョコレートに限るわね!」
そして、彼女は
賢い 可愛い エリーチカなのである。 我々は目を疑った。
AM6:30
花陽「頂きま〜す」
およそ160センチにも満たない彼女のその身体で朝からこれだけの量を食べる事に我々は驚きを隠す事が出来なかった。
Q:毎日同じ量を?
花陽「はい。毎朝ちゃんと食べないと授業中お腹が空いてしまうので」
と彼女は笑顔で答えてくれた。 花陽「やっぱり、ご飯のお供は卵ですよね!大好きなんです!卵かけご飯!」
この日、彼女は茶碗一杯の卵かけご飯を平らげていた。
ちなみに、醤油の量はニ滴、掛け過ぎずかと言って少な過ぎずが彼女のモットーらしい。
花陽「あまりお醤油をかけ過ぎると卵の風味が分からなくなってしまうので」
と彼女は語る。 AM7:30
花陽「行ってきま〜す」
身支度を終え、制服に身を包み家を飛び出した。彼女は今年から音ノ木坂学院に通う女子高生なのだ。
花陽「普段は朝練があるんですけど。今日は朝練はお休みで」
Q:部活動を?
花陽「はい。アイドル同好会でスクールアイドルをやっています」
なんと、驚く事に彼女は今、巷で話題のスクールアイドルμ'sのメンバーであったのだ。
朝からあれだけ食べていたのは普段激しい運動をしている証拠なのだろう。 彼女の友人はこう語る。
友人M「関係ないと思うけど。花陽はただ食べるのが好きなだけです。運動してもしなくてもよく食べるし。あの小さな体のどこに入るのかしら」
驚く事に彼女の食欲に運動や成長期と言ったものは無関係と言うのだ。
友人M「本当によく食べるのよね。朝、家で食べて一時間目が終わって早弁して…この早弁って言うのが驚きで…早弁用のお弁当を用意してるんです」
我々は耳を疑った。彼女は一体一日どれだけの量を食すのだろうか…。 この日は一時間目が終わり早弁する事なく終わった。
後に彼女に尋ねた所…。
花陽「…恥ずかしから…我慢してたんですけど」
との事だ。
AM 10:45
だが、二時間目を終えた所で限界を迎えたのか彼女は鞄の中からおにぎりを取り出したのだった。
花陽「その…我慢出来なくて…中身は梅干しです」
どうやら、おにぎりの具は梅干しが一番好きな様だ。
しかし、おにぎりを美味しいそうに食べる彼女は幸せそうで見ているこちらまで嬉しくなってしまう。
美味しいそうに食べるその姿は彼女の魅力の一つなのだろう。 PM14:45
五時間目の終了後に事件は起こった。
花陽「あの…その………お腹が空いちゃって…」
なんと、驚く事に彼女はおにぎりを食べていたのだ。
昼休み、確かに彼女がお昼ご飯を食べていたのをカメラは確認している。それからたったの二時間しか経っていないのにもうおにぎりを食べていたのだ。
友人達も驚いた表情をして彼女を見ていた。
Q:お昼を食べてまだ二時間しか経っていませんが?
花陽「あの…四時間目の授業が体育だったので…動いたらお腹空いちゃって…」
との事だがこの日の体育の種目はソフトボール。ちなみに彼女の出番は二打席のみであった。 ここまで来ると流石に我々も心配になってしまう。ここで我々は小泉花陽の幼少期からの友人に話を聞いてみる事にしてみた。
Q:彼女の食欲は昔から?
友人R「はい。かよちんとは小さい頃からず〜っと一緒だったけど昔からご飯を一杯食べてました」
Q:食べる量も変わらず?
友人R「ん〜…部活始めてからの方が食べてるかなぁ。単純に小中学校は給食しか食べれなかっただけかもしれないけど…」
Q:給食はおかわりしてなかった?
友人R「ん〜やっぱり男の子も居たからなぁ。混ざっておかわりするのは恥ずかしかったみたいで…」
Q:では、給食はおかわりしてなかった?
友人R「いや、してました!」 放課後、我々は彼女が所属するアイドル研究部を訪ねる事にしてみた。
ことり「花陽ちゃん。美味しい?」
花陽「はい!凄く美味しいです!ね!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うん!ことりちゃんの作るミロクレープ凄く美味しいよ〜」
にこ「ミルクレープね!ミロなんか一ミリも使ってないでしょ」
なんと、彼女はここでもケーキを食べていたのだ。 Q:小泉花陽さんは良く食べますが…?
ことり「ん〜そうですね。良く食べますよね!花陽ちゃん!」
Q:ズバリ!どう思いますか?
ことり「どう思うか?ん〜…花陽ちゃんの食べっぷりは見てて気持ち良いなぁって思います。それに…」
Q:それに?
ことり「花陽ちゃんって凄く美味そうに食べてくれるんです。それって作った側からすると一番嬉しい事で、だから花陽ちゃんにまた食べて貰いたいなって思うんです」 ここで我々は意外な話を耳にした。
Q:小泉花陽さんの印象は?
希「花陽ちゃんの印象?ん〜小さくて可愛いな〜とかほっぺったプニプニしてるな〜とか。よく食べるな〜とか?妹にしたいです。ふふっ」
Q:守ってあげたいタイプ?
希「んーそうですねぇ…特に最初は声が小さくて気の弱いイメージやったけど。けど、本当は自分のやりたい事に真摯に向き合って。思ってるよりもずっと強い女の子ですよ」 Q:小泉花陽さんの印象は?
絵里「私も希と一緒です。出会った頃はいつもビクビクしてて…まあ、それについては私にも問題があったんですけど。大丈夫かなぁって…とにかく凄く心配でしたね」
Q:今では印象が変わった?
絵里「はい。私の見る目が変わったのか花陽が成長したのか…ふふっ、きっと両方なのかな。芯が強くてとっても優しい女の子。それが小泉花陽です」 Q:小泉花陽さんの印象は?
にこ「まあ、結構いい線いってるんじゃないかしら。アイドルにもぞうしが深いし…え?ぞうしって……あぁ…造詣?そう…造詣が深いし…」
Q:アイドルに詳しい?
にこ「そうよ。え?密着してたんでしょ?花陽はアイドルが大好きなのよ」
Q:だからスクールアイドルを?
にこ「そっ。昔からアイドルに憧れてたのよ。あの子は」 気の弱い大食いの女の子。今日一日密着していた我々の彼女に対するイメージだった。
だが、それは間違いであったようだ。
後に、彼女はこう語っていた。
花陽「そんな…私なんて………いえ…私はまだまだ未熟者です。けど、いつの日か…一人前の小泉花陽ですって胸を張って言える様に…日々精進して行きます!」
にこ「何カッコつけてんのよ」
花陽「か、カッコつけてなんかないよぉ」
凛「あ〜かよちん顔が赤くなってるにゃ〜。真姫ちゃんみたい〜」
真姫「誰がよ!」 小泉花陽。彼女は我々の予想より遥かに強く、そして我々が思うより何倍もよく食べる。
部活が終わった後彼女はこう言っていた。
花陽「この後、凛ちゃんと真姫ちゃんとラーメンを食べに行くんです!」
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