璃奈ちゃんボード『にっこりん』
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璃奈「あれは…μ'sのにこさんと凛ちゃん」
にこ「あーもう!学校の勉強よりもアイドルの勉強のほうが大切だわ!にっこにっこにー!あなたのハートに」
凛「今日も冷えるにゃ〜」カリカリカリカリ
にこ「うるさいわね!」
璃奈「!」
璃奈「あの!」タッタッタ
にこ「?虹ヶ咲の璃奈じゃない」
璃奈「私にも今のやつを教えてほしい」
凛「璃奈ちゃん!?早まったらだめだよ!」
にこ「どういう意味よそれ…まあ、教えてあげるのはいいけど理由を聞かせてくれる?」
璃奈「私、スクールアイドルなのに笑顔作るのが苦手。さっきのにこさんはとても素敵な笑顔だった。だから、もしかしたらさっきのが出来たら私もにこさんみたいな笑顔ができるかも…」
凛「璃奈ちゃん…」
にこ「わかったわ。でも『にっこにっこにー』においてまず習得しないといけないのはファンを魅了できる笑顔よ。だからまずあんたを笑顔ができるように特訓してあげるわ!」
璃奈「ありがとう!」
凛「あれ?笑顔が作れるようになったら『にっこにっこにー』はいらないんじゃ…」
にこ「スペシャルサービスよ!サービス!」
璃奈「あはは…」璃奈ちゃんボード『苦笑い』
璃奈「それで特訓とは一体何をするの?」璃奈ちゃんボード『期待の眼差し』
にこ「えっとぉ…ほ、他の三年生に聞き込み調査よ!」
凛「いきなり丸投げにゃ」
にこ「ほ、ほら!早く探すわよ!」
凛「は〜い」
凛「そういえば、璃奈ちゃんはそのボードずっと持ってるの?」
璃奈「うん、これのおかげでみんなと仲良くなれた。とっても大切な私の一部」
璃奈「でも、だからこそ、もう一歩前に進んだ自分を見てもらいたい。私の笑顔をみんなに見てもらいたい」
にこ「…あなたのスクールアイドルへの情熱は本物よ。絶対私があんたを笑顔にしてあげる」
璃奈「にこさん…ありがとう!」 絵里ダイヤ彼方「〜」ワイワイ
にこ「あそこに絵里とダイヤ、彼方もいるわね。おーい!」
絵里「にこと凛に璃奈じゃない。どうしたの?」
凛「突然だけど笑顔を作る方法を教えてほしいんだ」
璃奈「私、ボードなしでも笑顔を作れるようになりたくて…」
絵里「ハラショー!是非ともお手伝いさせてほしいわ!」
彼方「笑顔になれる方法ね〜…それならこれを見てごらん」スッ
璃奈「この写真は?」
彼方「妹の遥ちゃんが踊ってる写真だよ〜。これを見たら思わず笑顔になっちゃうんだ〜」ニヘラ
凛「彼方ちゃんアイドルとしてやばい顔してるにゃ…」
璃奈「かわいい…けど笑顔にはなれない。ごめんなさい…」
ダイヤ「ふむ…やはり実の妹のものでないとなかなか共感し辛いのかもしれませんわね」
璃奈「私一人っ子だし…絵里さんやダイヤさんは?」
絵里・ダイヤ「私にもと〜ってもかわいい妹がいるわ(いますわ)」ピラ
絵里・ダイヤ「あ〜…やっぱり妹の笑顔は最高だわ(ですわ)!」ニヘラ
璃奈「二人ともやばい顔だ」璃奈ちゃんボード『ぶるぶる』
にこ「うーん、妹がいない璃奈には駄目そうね。そろそろ次に行きましょ。ありがとう3人とも」スタスタ
凛・璃奈「ありがと〜」スタスタ
彼方「あ、行っちゃったね〜」 ダイヤ「璃奈さん…笑顔が作れるようになれたらいいですわね」 絵里「きっとなれるわ。私だって昔はそうだったもの」
\ソウイエバ、ケサアリサガネ!アラ、ルビィダッテ!ハルカチャンガネ〜/キャッキャ にこ「うーんと…あ、果南と果林、エマ!ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」
果南「どうしたの?」
璃奈「笑顔の特訓のために3人の笑顔になれる方法を教えてほしいの。私、スクールアイドルとして素敵な笑顔ができるようになりたい」璃奈ちゃんボード『フンス』
エマ「璃奈ちゃんとっても頑張ってるね〜」
果林「私でよければ力になるわ。笑顔になれる方法ねぇ…」
果南「ん〜、ハグはどうかな!」
璃奈「ハグ?」
果南「うん!千歌たちによくやってあげるんだけど、とっても嬉しそうな顔をしてくれるんだ!」
エマ「私もあなたちゃんによくやってあげるけどとっても気持ちよさそうな顔をするよ〜」
果林「ということは決まりね♡」スッ
璃奈「へ?」
果璃果ギュウウウウ
エ
果南「いかがかなん?」果林・エマ「だいぶいい感じ?」
璃奈「」璃奈ちゃんボード『白目』
凛「スススストーップ!」
にこ「璃奈が死んじゃうわよ!」
3人「!」バッ
果林「璃奈!?大丈夫!?ごめんなさい、やりすぎたわ!」
璃奈「死にかけた…」璃奈ちゃんボード『満身創痍』
果南「ご、ごめんね?3人だから加減がわからなくて…」
エマ「ごめんね璃奈ちゃん…」
にこ「ちょっと璃奈には合わなかったみたいね」
凛「3人がやりすぎただけじゃないかな〜」
璃奈「うーん、一応気持ちはよかったんだけど笑顔になれるかと言われれば微妙かも…」璃奈ちゃんボード『ガーン』
にこ「残念だったけど落ち込んでる暇はないわ!次に行きましょう!ありがとう3人とも」
凛・璃奈「ありがと〜」
果林「ふふふ、あの子はやっぱり努力家ね」 エマ「応援したくなっちゃうよ〜」 果南「きっと素敵な笑顔を見せてくれるよ」 にこ「あと聞いてないのは希と鞠莉だけね」
希「うちと鞠莉ちゃんがどうかした?」 鞠莉「チャオ〜☆」
凛「希ちゃんと鞠莉ちゃんだ!」
璃奈「あの、私笑顔を作れるようになりたくて…」
鞠莉「ふむふむ、それでマリーたちにアドバイスをもらいにきたのね!」
鞠莉「璃奈はスマイルを作る感覚がわからないのね?」
璃奈「うん、なんだか感情の作り方そのものがわからなくなっちゃったの…」
鞠莉「それならベリィグッドな方法があるわ!そ・れ・は♡」
璃奈「そ、それは?」璃奈ちゃんボード『ゴクリ』
鞠莉「コチョコチョコチョコチョ〜」
璃奈「わわわわわわっ!」
鞠莉「…ん〜?全然効いてなさそうね〜」パッ
璃奈「違う、くすぐったさは感じるんだけど顔には出せない…」
鞠莉「オゥ!効いてたのは効いてたんだね!ソーリー!」 希「ふむ、くすぐってもダメ、となると…」
凛「!」
凛「にこちゃん!希ちゃんのあの顔…あれをやる気だよ!」
にこ「わかってる!璃奈!逃げなさい!」
璃奈「へ?」
希「もう遅いよ!ワシワシMAXや!」
璃奈「胸元のピンチ!」璃奈ちゃんボード『まな板』スッ
希「!?」ガキィン
にこ「ワシワシMAXを防いだ!?」凛「なかなかやり手にゃ…」
希「まさかワシワシMAXを防がれるなんて…」
璃奈「よくわからなかったけど危険を感じた…」璃奈ちゃんボード『ガクブル』
鞠莉「ねぇ希?ワシワシMAXって何?」
希「胸をワシワシすることやね」
鞠莉「なるほど!マリーも果南やダイヤによくやってるわ!」
璃奈「ああ、3年生恐ろしい…」璃奈ちゃんボード『ガクブル』 鞠莉「力になれなくてソーリー…」
にこ「う〜ん…これで3年生は全滅ね」
希「ん?3年生全員に聞いて回ったん?」
凛「うん!朝からずーっと聞きまわってたんだよ!」
希「ふーん…てことは宿題は?」
凛・にこ「そんなの当然やってない…はっ」
にこ「凛、璃奈!逃げるわよ!」 凛「はいにゃ!」 璃奈「えぇ!?」ダダダダダ
希「逃がさへんで〜!」
鞠莉「まあまあ希。あの二人は璃奈の為に頑張ってたんだから許してあげようよ」
希「…そうやね。ってもう行っちゃったけどね。」
鞠莉「ふふふ。ねえ希、璃奈は笑顔を取り戻せるかな?」
希「大丈夫。きっと素敵な笑顔を見せてくれる。カードがウチにそう告げてるし、ウチも信じてる」
鞠莉「そうね!きっとシャイニーな笑顔を見せてくれるわ」 にこ「なんとか撒いたようね…」凛「疲れたにゃ…」璃奈「ハァハァ…」璃奈ちゃんボード『ゲホゲホ』
にこ「はぁ…今日はあんまり収穫なかったわねー」
凛「明日は1・2年生にも聞いてみようよ!」
璃奈「…もういいよ」
にこ「璃奈?」
璃奈「二人にこれ以上私の為に時間を使わせるのは申し訳ない。それに、最年長である3年生に聞いてもダメだったんだから無理だと思う。二人とも今日はありがとう」
にこ「…璃奈、ちょっと時間を頂戴。凛!」タッタッタ
凛「わかったにゃ!」タッタッタ
璃奈「?」璃奈ちゃんボード『ハテナ?』
〜間〜
にこ・凛「」タッタッタ
璃奈「帰ってきた。二人とも何を…」
にこ・凛「せーの!璃奈ちゃんボード『にっこりん』!」
璃奈「!?」
にこ「にこたち今日から〜」 凛「璃奈ちゃんボードになりま〜す」
にこ「だから今日も明日も明後日も」 凛「璃奈ちゃんから離れられませ〜ん!」
にこ「あ、ちなみに『にっこりん』以外の感情も表せるから安心してほしいにこ!」
凛「にこちゃんが考えた寒いダジャレにゃ」 にこ「余計な事言わなくていい!」
璃奈「にこさん…凜ちゃん…」
にこ「私たちはスクールアイドルなの。笑顔が作れないひとをほおっておく訳にはいかないわ」
凛「璃奈ちゃんが笑顔になるまで…ううん、ずーっとずーっと支え続けるからね!」
璃奈「…ありがとう!すごく嬉しい」
璃奈「あの、あれをやりたいの!」
にこ・凛「了解!じゃあ早速」
璃奈「にっこにっこにー!」にこ・凛「璃奈ちゃんボード『にっこりん』!」ニコ
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