花丸「お化け退治をするずら」
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———
学校の七不思議—
どこの学校にもあったことだろう、生徒の間でまことしやかに囁かれ伝わってきた学校の怪談である
これは、そんな奇妙な事件に果敢に挑もうとした、少女たちの奮闘の記録である……
………
…
——— 花丸「というわけでマルたちはここ、北国にある小さな高校に来ているずら」
善子「なんで私がこんな調査をしなくちゃならないのよ……」
花丸「善子ちゃん、我慢するずら。こういう超常現象のお祓いをするというのも、お寺の立派なお仕事なんだよ?」
善子「いやどちらかというとそういうのは霊媒師とかの役割なんじゃ……それになんで私まで付き添わなきゃいけないのよ……ずら丸一人で十分じゃない……」
花丸「だって善子ちゃんってこういう怪談とか好きそうだったし……まさか堕天使のくせに怖いの?お化けなんかが?」ジトー
善子「こ、怖いわけないでしょう!!私は魔界でも上級の堕天使!ヨハネなんだからね!!」
花丸「じゃ、問題ないね。ほら善子ちゃん、遊んでるとおいていくずらよ〜」スタスタ
善子「あっ!!待ちなさいよ!!ヨハネをひとりにしないで!!ずら丸〜〜!!」 ガチャッ
ギィーーッ
花丸「失礼します……」
花丸「……」
花丸「……どうやら誰もいないみたいずらね」
善子「あ、当たり前でしょう!!だってもう夜なんだから!!返事があった方が怖いわよ!!」
花丸「それがね、善子ちゃん。依頼者さんのお話によるとどうやら、誰もいないはずの高校から声が聞こえてくることがあるんだって」
善子「何よそれ!?もしかしてお化け……」
花丸「そう、この高校では『ブッブさんの噂』って言われているみたいなんだけど……
………
… ———
【ブッブさんの噂】
ねえ聞いたよ聞いた?ブッブさんのその噂
夜になると集まるの。百合を求めて集まるの
チャームなホクロと満面の笑み。あなたを夢へと誘うの
だけどもだけどもご用心。ひとたびホクロを間違えば
一生ブッブさんに捕まって、帰ってこれなくなるかもよ〜
………
…
——— 花丸「他にもお嬢様言葉のような奇妙な言葉遣いをしてるとか、どんな罵倒を浴びせても微気味にニコニコしてるとか……本当かどうかはわからないけど、いろいろな噂がされているずら」
善子「ひぃぃっ!!捕まるなんて冗談じゃないわよ!!そんな不気味な怪物と一生過ごすなんて絶対にごめんよ!!」
花丸「……善子ちゃん、噂はあくまで噂ずら。真に受けちゃだめずらよ」
善子「……そ、そうね!それにそんなホクロが出てきても、このヨハネが撃退してやるわよっ!!」ぎらんっ
花丸「うん、善子ちゃん、その意気ずら。さすがマルの頼れる善子ちゃんずら」
善子「ず、ずら丸……//」
\おほー!!/
\百合の波動を感じますわ!/
善子「……今の間の抜けた声、何よずら丸?」 花丸「マルじゃないずら!マルあんな変な言葉話さないずら!」
\いけませんわ!やめて下さいまし!/
\あくあくAqoursですわ!/
花丸「それによく聞くと、なんだかお嬢様言葉に聞こえてくるような……」
善子「お嬢様言葉って……まさか!?これ!?ブッブさんの声なんじゃ……」
善子「い、いやぁっ!?捕まりたくない!!ずら丸早くお祓いしてぇっ!!!」プルプル
花丸「と、とにかく!この生徒会室の中から聞こえてきてるずら!開けてみるよ、善子ちゃん!!」
善子「あっ!待ってずら丸!まだ心の準備が!!」
花丸「えいっ!」
ガラガラッ 花丸「……」
善子「……どう、ずら丸?終わった?」
花丸「誰もいないずら……」
善子「ええっ!?じゃあ誰もいない部屋から声が聞こえるってことは……やっぱり幽霊の仕業とか!?」
花丸「善子ちゃん、落ち着くずら。良く見て?」ヒョイッ
善子「ずら丸!ちょっと!何するのよ!!」
\おほー!!/
\いけませんわ!やめて下さいまし!/
善子「……これは……カセットテープ?」
善子(それになんかよく聞くとこの声、ダイヤの声に似てるっていうか……) 花丸「そう、誰かがダイヤさんの声を録音して、このカセットテープで流していたんだよ。これがブッブさんの正体ずら」
善子「な、なんだぁ……そうだったのね……全く、はた迷惑な生徒もいたものね……」
花丸「これで一つの噂が解決したずらね。気を取り直して次の噂に向かうずら」
善子「ええっ!?まだあるの!?も、もういいんじゃないの……?」
花丸「だめだよ善子ちゃん。寺の娘として超常現象を放って帰るわけにはいかないずら。さあ行くよ、善子ちゃん」
善子「ええっ!?私は関係ないじゃないー!!!」 ———
【メノノリの噂】
ねえ聞いたよ聞いた?メノノリさんのその噂
月光の下に集まるの。蜜を吸うため集まるの
虫の羽音と鋭い眼光。月下に踊るはご満悦
だけどもだけどもご用心。ひとたび隙を見せたなら
骨の髄までしゃぶられて、二度とこちらには戻れなくなるらしいよ〜
………
…
——— 花丸「……以上がメノノリの噂ずら」
善子「何よそれ!?さっきより物騒になってるじゃない!!」
花丸「他にも確か、大きなみかんが大好物とか実は固有種じゃなくて外来種だとか罠で人間を誘って捕食するとか……とにかくいろんな噂があって、どれがほんとうだかもわからない状態ずら……」
善子「っていうかそれ!!超危険な動物かなんかでしょ!私たちだけでほんとに大丈夫なの……?」
花丸「見てみないと何とも言えないずら。一応マルも虫よけスプレーとゴキジェットは準備してあるし……」
善子「……ずら丸あんた、害虫駆除かなんかと勘違いしてない?」 ペラッ
善子「ん?何よこの紙?掲示物か何かかしら……?」
善子「……」
ルビィ『お、お姉ちゃん!おまたぺろぺろしないで!』ペロペロ
ダイヤ『うるさいですわね……』ペロペロ
善子「……」
善子「えっろ」
善子「じゃなくて……なんでこんなところにエロ同人の切れ端が落ちてるのよ!!//」
善子(なんてもん持ってきてんのよここの生徒は!) 花丸「そういえば聞いたことがあるずら……メノノリは百合同人が大好物で毎日発掘作業を繰り返してるって……」
善子「ええっ!?じゃあこれはメノノリの痕跡……?」
善子(同人誌を読む昆虫なんて前代未聞よ!そんなの!)
カサカサ…カサカサ…
善子「んにゃっ!!何か聞こえる!!」
花丸「とにかく行ってみるずら!善子ちゃん!!」 カサカサ…カサカサ…
花丸「どうやらこの部屋から聞こえてきてるみたいだね、善子ちゃん……」
善子「だ、大丈夫なの!?開けたら、その……グロい画が広がってるとか……」
花丸「日本に生息している昆虫はいくら気持ち悪くても人間を食べはしないから、多分大丈夫ずら」
善子「だから!!害虫駆除じゃないってば!!怪奇現象なのよ!?」
花丸「とにかく覗いてみないことには始まらないずら。いくよ善子ちゃん!えいっ!」
善子「わわっ!?ずら丸!?」
ガラガラッ
花丸「……」
善子「……ねえずら丸、もう終わった?目、開けてもいい?」プルプル
花丸「誰も、いないずら……」 善子「ええっ!?どういうこと!?じゃあやっぱり……UMAの仕業!?」
花丸「……善子ちゃん、落ち着くずら。虫の羽音のような音の正体は、これだよ」
善子「これは……本?」
花丸「そう、窓から入る隙間風で本のページがめくれて、それが反響して虫の羽音みたいな音になってたんだよ」
善子「そ、そうだったの!?でも私が聞いたのはもっと低い音だったような……?」
花丸「プラシーボ効果ずら。そう思えば思うほど、ほんとうにあるかのように聞こえるんだよ」
善子「じゃ、じゃあUMAがいたわけじゃないのね……なんだぁ……安心したわぁ……」
花丸「堕天使がおどおどしてたら連れてきた意味がないずらよ、善子ちゃん?」
善子「うっさいうっさい!いくら堕天使でも怖いものは怖いのよ!!」 善子「それにしてもこの本、変わった内容が多いわね……」
花丸「そうだね……表紙といい厚さといい、梨子ちゃんのロッカーで見たものにそっくりずら」
善子「ええ、そういう意味ももちろんあるけど……」
善子(なんかおねロリ本が妙に多いって言うか……)
善子「……そうね、この本の所有者も変わった趣味してるのね」
花丸「善子ちゃんには言われたくないと思うずら」
善子「私はこんなに悪趣味じゃないわよ」
花丸「一般人からみたら五十歩百歩だと思うずら……」 花丸「善子ちゃん、いよいよ次が最後の噂ずら」
善子「ええっ!?まだあるの!?どんだけ怪談好きなのよ、ここの生徒は……」
善子「で、いったい次の噂はなんなのよ?」
花丸「善子ちゃんもすっかり噂に慣ちゃったんだね」
善子「こんだけ目の当たりにしてたら嫌でも慣れるわよ……」
花丸「そうだね〜、最後の噂は……
………
… ———
【スイポ霊の噂】
ねえ聞いたよ聞いた?スイポの霊のその噂
甘い香りに集まるの。ぴょんぴょん可愛く集まるの
あっちでひょこひょこ、こっちでぴょこぴょこ、みんなで合わせてぴょっこぴょこ
だけどもだけどもご用心、ひとたび姿を見たならば
こっちまでスイポ霊みたいに可愛くされちゃうらしいよ〜
………
…
——— 善子「……なんだか前の二つに比べるとえらく可愛い感じね」
花丸「でも他にも冷蔵庫を開けたらプリンが一つなくなっているとかお芋のお菓子に目がなくて食べつくしちゃうとか言われているから、一応用心するに越したことはないと思うずら」
善子「なによそれ、小学生みたいね」
ウユ…ウユ…
善子「……ねえずら丸、さっきから変な影が廊下の先に見えるんだけど」
花丸「大丈夫、おらにも見えるずらよ、善子ちゃん」
ピギィ…ヨォ…
善子「まさかあれ!?スイポ霊なんじゃ……!!」
花丸「そうかもしれないずらね、善子ちゃん」 ウユ…ウユ…チャア!…
善子「影が分裂した!?」
花丸「それにだんだん大きくなっているってことは近づいてきてるってことずらね」
善子「呑気に解説なんてしてる場合じゃないでしょ!食べられちゃうかもしれないでしょ!」
花丸「でも善子ちゃん、この声……」
善子「とにかく逃げるのよ!ずら丸!いくわよ!」ダッ
花丸「あっ、でも……」
ガラガラッ
ルビィ「ぴぎぃ!」
善子「ぴぎゃっ!!」
ルビィ「ぴ、ぴぎゃああっ!!」 ルビィ「ごめんなさいごめんなさいルビィは悪い子じゃないので食べないでくださいもうおねえちゃぁのプリン勝手に食べたりしませんルビィはおいしくないので食べないでくださいごめんなさいごめんなさい……」ブツブツ
善子「……ってルビィ!?」
ルビィ「善子ちゃん!?……うえーん!善子ちゃん!ルビィ怖かったよぉ!!!」ダキッ
善子「ルビィ……」
理亞「ルビィ!大丈夫!?」ガラッ
善子「って理亞まで!?」
理亞「善子!?それに花丸まで!?いったい私の学校で、あんたたち何やってるのよ……?」
善子「いや私たちは花丸のところの依頼で怪談の調査をお願いされて…… ………
…
花丸「……というわけずら」
理亞「なるほど……私の学校の生徒から調査の依頼があって、それでここに調査に来ていたってことね……」
善子「そういう理亞はどうしてここにいるのよ?」
理亞「私はクラスのとも……//クラスメイトから夜の学校見てきてってお願いされて!それで……一人じゃ怖かったから、ルビィにも来てもらって……」
善子「へぇ……理亞にもちゃんと友達いたのね……」
理亞「それ、どういう意味?」
花丸「クラスでもぼっちの善子ちゃんとは大違いずら〜」
善子「どういう意味よっ!!」 ルビィ「うゆ……でも、良かったぁ……もうこの学校の噂さんは善子ちゃんたちがもう解決してくれてたんだねっ!ありがとっ!善子ちゃん!」
善子「ふっ、我がリトルデーモン、ルビィよ……この堕天使ヨハネの手にかかればこの程度造作もない……」
花丸「善子ちゃんはただマルの後ろに隠れておどおどしてただけずら」
善子「ずら丸!うるさい!」
善子「こほん……よく聞くのよ、ルビィ、理亞……この世には幽霊も怪奇もなくて、あるのは堕天使だけ……」
善子「ブッブさんの噂の正体はカセットテープ、メノノリの噂の正体は本のページが繰られる音、スイポ霊の噂の正体は壁に映るルビィの影……そう、全ては堕天使ヨハネの名の下に白日の下にさらけ出されたのです……」
花丸「なんか始まったずら……」
善子「さて……調査も終了したことですし帰還しましょうか……リトルデーモン」
??「うゆ!!今日はあったかいお布団で、みんなと一緒に眠るんだ!!」
善子「ええ、ルビィ。行くわよ?」
ルビィ「善子ちゃん……さっきからルビィ、話してないよ……?」 善子「ええっ!?でもさっき確かにルビィの声を聞いた気が……」
花丸「マルもずら。でもルビィちゃんはマルの前にいたけど、声は後ろの方から聞こえてきたような……」
善子「もう!怖いこといわないでよ!ずら丸!!」
理亞「ねえ善子……さっきの噂の解説なんだけど……少しおかしなところがあると思わない?」
善子「なによ!こんな切羽詰まった時に!」
理亞「噂が広がりだしたのが一週間前のこと……でもルビィがこの学校に来たのは今日が初めてなのよね?」
ルビィ「うん、理亞ちゃんの学校、今日初めてきたよ?」
理亞「だったら……スイポ霊の噂の正体がルビィであるはずないのよ」
花丸「確かにそうずら……ということは……」
理亞「ええ、スイポ霊の正体は、まだ別にいるってことね……」
善子「じゃ、じゃあさっき私が聞いた声が、本物のスイポ霊のものだったってこと!?」
ルビィ「ぴぎぃ!!やだよぉ善子ちゃん……ルビィ食べられちゃうよぉ!!」 ウユ…ウユ…
理亞「ね、ねえ!なんかまたルビィみたいな声があっちから聞こえてきてるんだけど!どういうことなの!?」
花丸「それに映ってる影もツーサイドアップでルビィちゃんにそっくりずら……」
善子「ってことは!ルビィのドッペルゲンガー!?」
ルビィ「よ、善子ちゃん!?ドッペルゲンガーって!な、何!?」
理亞「いいから逃げるのよ!ルビィ!このままだと襲われるかもしれないわ!」ダッ
ルビィ「お、襲われるって!ルビィ何も悪いことしてないよぉ!!」
??「理亞ちゃん!そこにいるの?待ってよぉ!!ルビィを置いていかないでぇ!!」
善子「ね、ねえ!あのドッペルゲンガー!理亞のこと呼んでるわよ!行ってきなさいよ!」
理亞「い、嫌よそんなの!私だってまだ死ぬわけにはいかないの!」 ガシッ
理亞「きゃあ!!」
??「理亞ちゃん、捕まえたよっ♪」
ルビィ「理亞ちゃん!?だ、大丈夫!?」
理亞「ひいっ!!た、助けて姉様!お願いだから!早く………もう家から追い出したりしないから……」
聖良「……理亞?大丈夫ですか?」
理亞「ね、姉様!?」 聖良「あら?花丸さんに善子さん、それに師匠までいらしてたのですね。こんばんは」
ルビィ「し、ししょー……?」
花丸「こんばんは聖良さん。こんな夜遅くに学校で、何してるずら?」
聖良「実は先日理亞に家を追い出されて……帰る場所がないので学校で生活していたのです」
善子「ええっ!?学校で生活!?聞いたことないわよそんな話……」
善子(待ってもしかして、じゃああの一連の噂は全部……) 善子「……一応聞くけど、聖良。あなた生徒会室のカセットテープに心当たりあるかしら?」
聖良「カセットテープ……ああ!教本のことですね!」
花丸「教本……なんずら、それは?」
聖良「理亞に家での使用を禁じられたので、代わりにここで流していたんです。やはりルビィさんごっこは生徒会室でこそ至高だと思ったので」
ルビィ「ルビィさん……ごっこ?」
善子「やっぱりあんたの仕業だったのね……じゃあもしかして教室に放置されていた薄い本も……」
聖良「ええ。全て私のコレクションですよ」
善子(変わった趣味の持ち主はこいつか……) 理亞「一応聞いておくけど、姉様。まさか家で出来ないからって学校で……」
聖良「うゆ!おねえちゃあみたいな立派なアイドル……
理亞「その話し方気持ち悪いからやめて」
聖良「うゆ……こほん。せっかく夜の学校にいることですし、スクールアイドルの高みを目指してずっと一人で練習をしていました」
ルビィ「聖良さん、しゅごい……」キラキラ
聖良「お褒めに与り光栄ですよ、師匠」
善子「じゃあスイポ霊の正体は聖良だったってことね、なーんだぁ……ほんとお騒がせな人ね……」
聖良「ほう、幽霊ですか……面白いですね……」
聖良「ですが幽霊くらいは、私の力で簡単に撃退できると思いますよ。だって私、アイドルですから」
ルビィ「聖良さん!カッコイイ!!」キラキラ
花丸「幽霊騒動の原因になった人物にだけは言われたくなかったずら……」 善子「とにかく本当に骨が折れたわね……わざわざ聖良の珍事件だけのために沼津から函館まで……」
花丸「ほんとずら……マルもどっと疲れたずら……」
善子「何はともあれ一件落着ってことで……帰るわよ、ずら丸、ルビィ」
聖良「待って善子ちゃん!ルビィ生徒会室にレコーダーとりにいかないと……」
善子「全く、しょうがないわね……ほらルビィ、私も付き添うから一緒に行くわよ?」
ルビィ「善子ちゃん、それ、聖良さんだよぉ……」ジトッ
善子「んにゃっ!?し、知ってたわよ!それくらい!」
理亜「……」
花丸「ずら?理亞ちゃん、どうしたずら?」
理亞「……一件落着?そんなわけないでしょう!!」 理亞「まだ怪奇現象は終わってないのよ!」
善子「理亞、あんた一体どうしたの?」
理亞「わからないの?だって姉様がこんなにも壊れちゃってるのよ!これもきっと怪奇現象の一つに違いなくて……」
花丸「理亞ちゃん、現実見るずらよ」ポン
善子「あんたも大変ね、変な姉を持つと」ポン
聖良「理亞ちゃぁ……甘えてちゃだめだよっ!」ポンッ
ルビィ「ええっと……頑張るビィ!」
理亞「………」ブチッ 理亞「とにかく!姉様は反省が終わるまで家の敷居を跨がせる気なんてないから!いい?」
聖良「うゆ……」
理亞「その喋り方禁止」
聖良「はい……」
理亞「それと白玉とブロッコリー用意しておくから」
理亞「この落とし前はちゃんとつけてもらうから、覚悟しててよね」ギロッ
善子「一体何をするつもりなのよ、理亞……」
花丸「姉妹の力関係が完全に逆転してるずら……」
聖良「り、理亞ちゃん……さすがにちょっとやりすぎなんじゃ……」
理亞「いいのよルビィ。全部姉様が悪いんだから、このくらいはやってもらわないと」
ルビィ「だから理亞ちゃん……そっちは聖良さんだよぉ……」 理亞「と、とにかく!姉様なんて放っといて、帰るわよ?花丸、善子、ルビィ。ちょうど家に使わない部屋が一個できたことだし、今日はウチに泊って行っていいから……」
花丸「理亞ちゃん、ありがとずら〜これで今日はゆっくりできるね〜」
善子「そうね……もう遅いし沼津に帰るのは明日にしましょうか、ルビィ」
聖良「うん!じゃあ今日はみんなでパジャマパーティーだねっ!」ヒョコヒョコ
理亞「そっちのルビィは呼んでない!!」 終わりです。お粗末様でした
スクスタにセイントスノーさん実装はよ おつおつ
めっちゃ面白かったわ
妹に家を追い出される姉様… 丸「三年はどいつもこいつもお化けずら。聖良さんといい水ゴリラといいブッブさんといいシャイニーといい黒髪胸ペタ防波堤といい、、、、退治してやるずら」 ルビィさんごっこ用の音声はみかんからなんだよなぁ… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています