栞子「付き合ってほしい?」2スレ目
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栞子(二年)「ほら、ここの問題間違ってますよ」
栞子「解き方が違います。この公式を使って解くんです」
栞子「...駄目です。休憩は先程したばかりではないですか」 栞子「私と一緒の大学に行きたいのでしたらもっと勉強して下さい」
栞子「このままの成績では合格できませんよ」
栞子「まったく...何故一学年下の私があなたの勉強を教えなくてはいけないんですか」 栞子「あなたのおかげでまだ授業でやってない範囲も勉強したんですから...」
栞子「...駄目です」
栞子「私はもう進学する大学は決めてあるんです」
栞子「だからあなたが私に合わせてください」 栞子「それとも、私と違う大学に進むことになっても良いんですか?」
栞子「違う大学になってしまったら、今みたいに会える機会も減ってしまうかもしれませんね」
栞子「それに大学の距離が遠かったら、住む場所も遠くなってしまうかもしれません」
栞子「遠距離恋愛は冷めてしまいがちとはよく聞きますがもしかしたら私たちも...」 栞子「...嫌ならもっと勉強に取り組んで下さい」
栞子「私もあなたと一緒の大学に通いたいんです」
栞子「だから、私も出来る事をしますからあなたも頑張って下さい」 栞子「...そうですね。もう少しやりましょう」
栞子「あと一時間くらいやったら今日は終わりにしましょう」
栞子「えぇ、あまり無理してガス欠になられても困りますから」 栞子「それと...」
栞子「帰りに一緒に肉まんでも買いに行きましょう」
栞子「何事も長く続けるには息抜きが必要です」
栞子「特にあなたの場合はそれがよく当て嵌まると思います」
栞子「ほら、喜んでいないで早く解いてしまいましょう」 -----------------------------------
栞子(三年)「......」
栞子「ついに今日は合格発表の日です」
栞子「私の成績でしたら合格も余裕だと思っていたのですが...」
栞子「試験の時思っていたよりも緊張して力が出せませんでした...」 栞子「大丈夫でしょうか...」
栞子「...大丈夫って...」
栞子「もし落ちていたらあなたと一緒の大学に通うことができないんですよ?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています