0113名無しで叶える物語(光)
2020/04/03(金) 04:47:57.11ID:QE/egOWf____________
「びっくりしたわ、何か騒がしいと思って扉開けたら勢揃いでいるんだから」
「うちらだってびっくりしたよ、も〜急に開けないでよねにこっち」
「そうだよ〜、穂乃果びっくりして心臓飛び出ちゃうかと思ったんだよ?」
「にこが悪いの!?」
「あはは……にこが悪いとは思ってないけれど、びっくりしたのは確かね?」
「海未ちゃんなんて扉に手をかけてたから腰抜かしちゃうんじゃないかってくらい驚いてたもんね?」
「そこまで驚いてません!大体一番に声を上げたのはことりじゃないですか!」
ここまで私の友達が揃うなんて事初めてじゃないかしら。絵里達と海未達が初対面っぽい所をみると、別の要件なんじゃないかと思うけどこんなタイミングで一体なんの用事なのかしら?
「それで?あんた達なんの用?わざわざ部室まで来るなんてよっぽどの事なんじゃないの?」
にこがそう言うと、今まで和やかに談笑してた皆の口元が急に強ばる。
「えっと……絵里先輩たちの用事からで!穂乃果たちはその後でいいから…」