0111名無しで叶える物語(光)
2020/04/03(金) 04:46:06.49ID:QE/egOWf____________
「いざ行こうとなると、緊張するものですね。後は扉を開けるだけなのに…」
「うん…断られたらって思うと怖いよ……」
「もしにこちゃんの事を怒らせちゃったらどうしよう…」
にこの元に入部させて欲しいと伝えに来たはいいものの、あと一歩の所で怖気付いてしまいます。
にこの過去を考えると簡単には伝えられません。どうしても最悪の事ばかり頭に浮かんで来てしまいます。それでも、言い出した私が弱音ばかり吐いているわけにはいけません。
「大丈夫です。やれる事はやって来ました、そうでしょう?」
「うん、大丈夫。海未ちゃん、お願い」
「はい、では開けますよ……」
「あら?貴女達は……」
アイドル研究部の扉に手をかけると、誰かから声をかけられます。誰かと思い振り向くとそこには……