ルビィ「ここ、入れないんだね」

理亞(ルビィが転落防止用の柵をポンポンと叩く)

理亞「そうよ、過去にここから、何度も人が飛び降りたから」

理亞(崖の先からだいぶ手前に設置されているそれは、景観的にはあまり歓迎できる物ではないから、気になるのも仕方はないけど)

ルビィ「じゃあ、落ちたら危ないんだね」

理亞「まあ、そうね」

理亞(当然、不慮の事故も多いから、柵が設置されているわけで――)


ルビィ「よっと」

理亞「ば、馬鹿!」

理亞(なのにルビィは、柵を乗り越えていこうとする)