0023名無しで叶える物語(茸)
2020/03/25(水) 22:56:15.18ID:5rGwT7zJ用心棒代わりだった果南が戦闘不能になった以上、自分を守る物は何も無い。
護身術に覚えはあるが、目の前の化け物に通用するとは到底思えない。
逃げなければ。ダイヤは理屈ではそう理解していても、身体は動かなかった。
曜「薬をよこせ!」
ダイヤ「わ、わかりましたわ! 今ある分、全部差し上げますから!」
曜「よこせ!」
曜はダイヤに近付き、頭を掴んだ。
ダイヤ「や、やめてください」
曜「よこせってんだ!」
曜「よこせ!」ゴッ
果南「曜! 何してんだ!」
叫ぶ果南を無視して、壁に向かって、思いっきり顔を叩き付けた。