絵里「暗い所怖いチカァ〜!!」希「ええこと思いついたわ」
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絵里「チカァ〜……!!」プルプル
穂乃果「もー! どうしたの絵里ちゃん、海に合宿に行ったときは何ともなかったじゃん!」
海未「私ですか?」
希「それにしても困ったなぁ……あ、せや」
穂乃果「どうしたの希ちゃん?」
希「絵里ちの暗所恐怖症を何とかするのにな、ええこと思いついたんよ」
……
………… 希「なぁ絵里ち、たまにはウチに泊まりにこうへんか?」
絵里「希の家ね。そうねえ……久しぶりに遊びに行こうかしら? 亜里沙も一緒に連れてきてもいい?」
希「……ウチは構わんけど、亜里沙ちゃんの予定も聞いてみないと」
亜里沙『希さんのお家にお泊まりですか!? あ……ゴメンなさい、今日は雪穂のお家にお泊まりする約束が……』
絵里「電話してみたけど、亜里沙は今日は穂乃果の家に泊まりに行く予定だったみたい」ピッ!
希「ほーん、ええやん。雪穂ちゃんと遊ぶんやろなぁ」
希(事前に穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんに根回ししておいてよかったわ)
希「それじゃあ今日は絵里ちだけウチの家にお泊まりやね」
絵里「そうね。ふふっ、放課後が楽しみだわ」
……
………… ――夜、東條家
絵里「暗い所怖いチカァ〜〜!!!!」ジョボボボ
希「なんやねん」
絵里「豆電球付いてないとこっ、こわっ!! 希ぃ!!!!」
希「あーはいはい、ちょっと待ってな絵里ち。ウチは暗くないと寝られへん」
希(そろそろ出番や。頼むで)
ガチャッ!!
絵里「ヒッ!?」
パジャマジシャン(パおじ)「イッツァ、パジャマァジック!!」
絵里「だっ、誰!? 変態!?」
希(頼むで、パジャマジックおじさん……) 絵里「希!! 誰、この人!?」
希「パジャマジックおじさんや。ウチが番台さんの知り合いに頼んで来てもらったんや」
パおじ「イッツァマジカァール!!」パチンッ!
絵里「キャアアアアアアア!!」
ピカー!!
希「何も心配いらんよ、パジャマジックおじさんが絵里ちの寝間着を光るパジャマに――」
絵里「こ、これは……私のパジャマに、光る穂乃果の絵が!?」ペカー!
希「は?」
パおじ「ホノカチャンガゲンキイッパイ、カワイイネー!」
絵里「光る穂乃果が私のパジャマに……これなら暗闇も怖くないわ!」
希「絵里ち」
絵里「凄いわ、この頬っぺたの具合が特に……それにどうやって光っているのかしら……でもこれでぐっすり眠れそうだわ」
希「絵里ち」
絵里「ん、どうしたの希?」
希「ちょっと寝るの待ってな。おじさん、ちょっとこっちに」 パおじ「ナンデショ?」
希「なんで穂乃果ちゃんの絵なん? 分からんでもないけど、おかしいやろ? 大事なこと忘れてるやろ?」
パおじ「……オウッ! イッツァマジカァール!」
希「わかったならええよ。次はちゃんとしてな」 絵里「希? パジャマジックおじさま? どうしかしたのかしら?」
希「絵里ち、そのパジャマな、間違ってるんよ」
絵里「えっ? でも穂乃果が……」
希「穂乃果ちゃんもええけどな、パジャマジックおじさんがやりたかったのは違う絵みたいなんよ」
パおじ「イッツァマジカァール!!」パチンッ!
絵里「キャアアアアアアア!!」
ピカー!!
絵里「私のパジャマに光る海未の絵が!!」ペカー!
希「は?」
パおじ「ラブアロー? カワイイネー!」
絵里「光る海未が私のパジャマに……これなら暗闇も怖くないわ!」
希「絵里ち」
絵里「凄いわ、この怒りんぼな表情が特に……亜里沙も喜びそうなデザインだし、これでぐっすり眠れそうだわ」
希「絵里ち」
絵里「ん、どうしたの希?」
希「ちょっと寝るの待ってな。おじさん、ちょっとこっちに」 パおじ「ナンデショ?」
希「何やっとるん? なんで海未ちゃんなんや? おかしいやろ? ウチが呼んだ意味分かってないやろ?」
パおじ「……オウッ! イッツァマジカァール!」
希「わかったならええよ。次はちゃんとしてな」 絵里「希? パジャマジックおじさま? どうかしたのかしら?」
希「絵里ち、そのパジャマな、間違ってるんよ」
絵里「えっ? でも海未が……」
希「海未ちゃんもええけどな、パジャマジックおじさんがやりたかったのは違う絵みたいなんよ。ていうか怒りんぼの絵と一緒に寝るのも変やろ?」
絵里「まあそう言われたら……」
パおじ「イッツァマジカァール!!」パチンッ!
絵里「キャアアアアアアア!!」
ピカー!!
絵里「私のパジャマに光るにこの絵が!!」ペカー!
希「は?」
パおじ「ニッコニッコニー、カワイイネー!」
絵里「光るにこが私のパジャマに……これなら暗闇も怖くないわ!」
希「絵里ち」
絵里「凄いわ、にっこにっこにーの絵が差分込みで4つも……明るさも増してるし、これでぐっすり眠れそうだわ」
希「絵里ち」
絵里「ん、どうしたの希?」
希「ちょっと寝るの待ってな。おじさん、ちょっとこっちに」 パおじ「ナンデショ?」
希「何やっとるん? なんでにこっちなんや? ふざけとるんか?」ガシッ!
パおじ「ホワッ!?」
希「確かににこっちはああいうプリントが似合うと思うよ? せやけどな、この場で絵にするのは違うやろ? な?」
パおじ「……オウッ! イッツァマジカァール!」
希「わかったならええよ。次はちゃんとしてな」 海未のぱじゃまなんて怖いしあの面が夢に出てくるからいらねぇにこ! 絵里「希? パジャマジックおじさま? どうかしたのかしら?」
希「絵里ち、そのパジャマな、間違ってるんよ」
絵里「えっ? でもにこが……」
希「にこっちもええけどな、確かに税込み3630円で売ってそうな絵になっとるし、こういうのはにこっちが適任やと思う。せやけどパジャマジックおじさんがやりたかったのは違う絵みたいなんよ」
絵里「まあそう言われたら……ちょっと子供っぽいかしら」
パおじ「イッツァマジカァール!!」パチンッ!
絵里「キャアアアアアアア!!」
ピカー!!
絵里「私のパジャマに光る【月光の踊り子】星空凛の絵が!!」ペカー!
希「は?」
パおじ「ゲッビョウヤ、カワイイネー!」
絵里「光る凛が私のパジャマに……これなら暗闇も怖くないわ!」
希「絵里ち」
絵里「凄いわ、何か夜に似合いそうな絵だし……それに文字もプリントされているわ……月猫夜? 何て読むのかしら……でもこれでぐっすり眠れそうだわ」
希「絵里ち」
絵里「ん、どうしたの希?」
希「ちょっと寝るの待ってな。おじさん、ちょっとこっちに」 パおじ「ナンデショ?」
希「ふざけとるやろ? ええ加減にせんと怒るで」ガシッ!
バキッ!!
パおじ「オグゥッ!!」ドサッ!
希「何や、ウチは 月猫夜(ゲッビョウヤ)以下ってことなん? おかしいやろ? ウチは強いVoタイプのURも実装されたやろ?」
パおじ「ハ、ハイ……」ハァ、ハァ……
希「SPタイプで特技発動率5%下げて、ライブスキルで特技発動率4%上げようとする月猫夜(ゲッビョウヤ)以下なんか、ウチは?」
パおじ「チ、チガイマス……ノゾミサン、ツヨクテ、セクシー……トックンマエノエモ、カガヤイテマス……」ハァ、ハァ……
希「せやろ? じゃあ絵里ちのパジャマに何が必要なのか分かるやろ? 絵里ちにはその輝きが必要なんよ」
パおじ「ハイ……イッツァ、マジカァール……!」
希「わかったならええよ。次はちゃんとしてな」 絵里「希? パジャマジックおじさま? どうかしたのかしら?」
希「絵里ち、そのパジャマな、間違ってるんよ」
絵里「えっ? でも凛が……」
希「月猫夜はアカン、もうどうしようないんよ。可愛いだけなんや。せやからパジャマジックおじさんがやりたかったのは違う絵みたいなんよ」
絵里「まあそう言われたら……ビッグライブで復権すると思われたけどこれじゃあ……」
パおじ「イッツァマジカァール!!」パチンッ!
絵里「キャアアアアアアア!!」
希(パジャマジックおじさんがこんなにアホやと思ってなかったわ……せやけどこれで絵里ちのパジャマにウチがプリントされるんやね)
絵里「アアアアアアアアア!!!!」
希「なんや長いな、めっちゃ眩しいし」
ピカー!!
絵里「こ、これは……私のパジャマに9人の絵が!!」ペカー!
希「は?」 パおじ「ミンナカガヤイテル、カワイイネ!」
絵里「凄いわ! こんなに眩しいくらいの明るさなんて……これでも暗闇も怖くないわ!」
希「こんな眩しかったら逆に寝れないと思うんやけど」
絵里「ありがとう希、パジャマジックおじさま! これで夜も安心だわ!」
希「……ま、ウチの絵だけじゃないのはちょっと気になるけど、まあええわ」
パおじ「ソレジャサヨナラ」バッ!
希「ほな、お疲れ」
絵里「あ、だんだん光が弱くなってきたわね」
千歌『私たちぃ〜! 輝きたーい!!』
絵里「これは……私のパジャマにAqoursのみんながプリントされているわ! だからこんなに輝いていたのね!!」
希「なんでや!!」 (実際)なんもええこと思いつかなかったから
おわり パジャマジックって何かわからずググってようやくわかったぜ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています