しずく「時は戦国…」
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海未「お迎えに参りました、花丸様」
花丸「海未ちゃん…!?」
花丸「3年前のあの時いらい、人形みたいに動かなかったけど大丈夫なの?」
海未「ご心配をおかけしました」
花丸「ねぇ海未ちゃん、あの時のことほんとに覚えてないずら?」
海未「…あの時とは?」
花丸(ほんとに覚えてないんだね)
花丸「ううん覚えてないんだったらいいずら」
花丸「それよりもこれからどうするずら?」
海未「一刻もはやくこの国を脱出しなければなりません」 花丸「そうは言っても外は見張りでいっぱいずら」
海未「お任せください。刀と弓の扱いには自信があります」
花丸「…無理したらダメずらよ?」
海未「はっ。花丸様は私から離れないでください。追手は私が倒します」 花丸「海未ちゃんはこの国を出たらやりたいこと何かある?」
海未「花丸様のやりたいことに従います」
花丸「海未ちゃんは変わらないね」
海未「何かやりたいことがおありですか?」
花丸「うーん…この国の本はほとんど読んだから次は外の本も読みたいずら」
花丸「あっ、でもパン屋も開きたいずら」
花丸「この前エマさんがくれたパン、すっごく美味しかった」
花丸「だからこの国を出たら…」
海未「っ!?」
キンッ
「そんなに慌てて何処に行くつもりかしら?」 花丸「絵里さん…!」
絵里「久しぶりね花丸。おばあさまの墓前以来かしら?」
海未「お下がりください」
花丸「海未ちゃん…」
絵里「…」
絵里「海未、花丸をこちらに渡して」
海未「できません」
絵里「そう、残念ね。ならば力ずくで奪うまでよ」
花丸「海未ちゃん!後ろ!!!」
海未「…」
キンッ
花丸「あっ…」
絵里「ふんっ!!!」
海未「なっ!?」
海未「がっ…」
海未(う、腕が…)
絵里「海未、卑怯とは言わないわね?花丸はもらっていくわ」
海未(っ…申し訳、ご……せん) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています