花丸「恐暴竜イビルジョー。弱点属性は龍、雷」

花丸「ギルドから発行されている資料なんかだと『食物連鎖の頂点』だとか書かれていている事が多いけど……マルは少し違うと思うずら」

花丸「イビルジョーは全身の殆どを筋肉で覆われているずら。当然、筋肉が多いって事は体の燃費は悪いんだけど、その圧倒的力と体躯で全ての生き物をねじ伏せて、捕食することでその体を維持してる。」

花丸「普通なら、何でも食べなきゃ維持できないほど燃費が悪い体を持つ生物なんて絶滅するはずずら。全ての獲物を餌になんてしていたら食物連鎖の理をモロに受けてあっという間に滅ぶはずずら」

千歌「でも、実際に……」

花丸「うん、イビルジョーは極寒の雪山にも灼熱の火山でも、ありとあらゆる場所に移動して、全てを喰らいつくして生きながらえているずら。






花丸「地球上全ての場所において、イビルジョーは食物連鎖から逸脱した怪物だと、マルは思うずら」