ダイヤ「美味しかったですわ。」
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ルビィ「美味しかった?」
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1530675133/
一応、コチラの続きとなっていますが
読まなくとも大体は大丈夫です。
少し長い投下となってしまいますが、
お付き合い頂けたならば、是幸です。
宜しくお願いします ──────
───
─
チュンチュン!
ピヨピヨッ
カァ-ッ カァ-ッ
「……」パチッ
「……ほわぁ〜、」
「……」ムクッ チョットウミチャン!?
カラスハユウガタダヨ?
アケガタモナクンデス!
「よいしょっと」
「……」スッ
ガラガラッ ヒトキタヨ!
サラバッ!
マ.マッテクダサイ!!
「ふ……ッーーーん!」ノビ-ッ
ダイヤ「……はぁ。今日はとてもいいお天気ですわねぇ」
ガチャッ ダイヤ「ほわわ……」
ダイヤ「はむ……。眠いですわねぇ」
「……」ユラァ...
ダイヤ「──あら?今朝は早いですのね」
ルビィ「……」
ダイヤ「ルビィ、おはようごz」
お姉ちゃん……。 ダイヤ「ひぃっ!!?」ビクッ
ルビィ「……」
ダイヤ「だだ、だからぁっ!!その低い声は一体何処から出しているんですの!?」
ルビィ「また、食べたでしょ……」
ダイヤ「な、なにがですの?」
ルビィ「私の……アイス……」
ダイヤ「そ、その洞穴の中から喋ってる様な声をやめなさい!!」
ルビィ「質問に答えてぇ……」 ダイヤ「だからぁ!なんの話ですの!?」
ルビィ「アイスゥ……」
ダイヤ「食べてませんわっ!!」
ルビィ「じゃあなんでないのぉ……」
ダイヤ「知りません!!」
ルビィ「……」
ルビィ「……どうせお姉ちゃんの事だから、また食べたの忘れちゃったんでしょ?」
ダイヤ「っ」イラッ ルビィ「この前だって……」
ダイヤ「貴方もっ!!」
ルビィ「!?」
ダイヤ「貴方も!決して人の事は言えませんわよ!?」
ルビィ「な、なんの話?」
ダイヤ「貴方だって!よく私のものを食べてしまっていたではありませんか!」
ダイヤ「人の物は食べてよくて、自分のものは悪いんですの!?」 ルビィ「そ、それは──」
ダイヤ「今日から貴方の苗字は剛田です!」
ルビィ「っ」イラッ
ルビィ「……他人を非難したってさ、自分のやった事は正当化出来ないよ」
ダイヤ「それは貴方も同じ事でしょう!?」
ルビィ「おんなじ訳ないよ!!」
ダイヤ「!」
ルビィ「ルビィが買って来たのは沼津の限定アイスだったんだよっ!?一週間も食べるの我慢してたんだよ!?」 ダイヤ「〜ッッッ」
ルビィ「一人だけ二個も食べて……っ」
ダイヤ「それはもう謝ったではありませんかっ!!」
ダイヤ「だいたい!私だっていつも楽しみに取って置いてるんですのよ!?」
ルビィ「っ」
ダイヤ「それを貴方は……泥棒ねこみたいに横から攫って行って!私の気持ちだって少しは考えて欲しいですわ!!」 ダイヤ「大体!貴方には自立心と言うものが足りないんですのよっ!!だから一々人の物を欲しがったり真似ばかりしたり!」
ルビィ「ッッッ」
「──そもそもっ!」
ダイヤ「私が居なくなったら、貴方一体どーしますのっ!!?」
ルビィ「──ッ!!」 ダイヤ「そんなんだから!いつまで経っても独り立ち出来ないって言わr」
「お姉ちゃんのバカァッ!!!」
ダイヤ「!?」
ルビィ「〜ッッッ」
ダイヤ「る、ルビィ……?」
ルビィ「お姉ちゃんなんてダイヤモンドじゃない!エドモンドだよっ!!」
ダイヤ「──は、」
「はぁあああああああああっっ!!?!?」 【スクールアイドル陪̶部・部室】
ダイヤ「……」ムスゥ
ルビィ「……」プイッ
果南「……あのさ、」
善子「なに?」
果南「アレは、何かあったの?」
善子「分かんない。ここに来た時にはもう、二人ともあの状態だったんだもん」 花丸「う〜ん。ルビィちゃん、朝はぜんぜん普通だったと思うんだけど」
鞠莉「ダイヤも、特に変わったところは何も無かったわねぇ」
果南「──て事は、恐らく家でなにかあったってことかな」
善子「多分ね。ホントのとこは本人達に聞くしかないけど」
鞠莉「かな〜ん。」
果南「へ?」
鞠莉「出番よ?」 果南「はぁ!?な、なんで私が……っ」
鞠莉「こう言うのはぁ、やっぱり果南の役目でしょ〜?」
果南「〜っ」
果南「……は、花丸ちゃんならさ、聞いても大丈夫なんじゃない?」
花丸「まるは遠慮しとくずら〜」
果南「うぇ!?」
果南「じ、じゃあ善子!」 善子「私もパス」
果南「パスぅ!?」
果南「そ、それじゃあやっぱり──」
鞠莉「ハァ〜イ♪ダイヤ」
ダイヤ「はい?」
果南「はぁ!?」
花丸「さすが鞠莉ちゃんずら〜」
善子「敢えてダイヤさんのとこに行ったね」
果南「なにさソレっ!?結局自分で行ってるじゃん!!」 ダイヤ「……何か、御用ですの?」
鞠莉「このあいだ頼んだ各部の予算表って、もう出来てる?」
ダイヤ「あぁ、それでしたら──」
ダイヤ「……しまった。」
鞠莉「?」
ダイヤ「打ち込んだだけで、まだ印刷まではしていませんでしたわ」
鞠莉「oh〜」
ダイヤ「今終わらせて来ますので、少しだけ待っていて貰えます?」
鞠莉「オッケー♪」 鞠莉「──それと、今日は何だかルビィと」
「そう言うのは、」
ダイヤ「!」
鞠莉「へ?」
ルビィ「そう言うのは、部活へ来る前に全て終わして来るべきだと思うんですが」
花丸「る、ルビィちゃん!?」
ダイヤ「アナタは……っ!」
「ねぇ?」
ルビィ「エドモンドさん?」ニコッ
ダイヤ「ッッッ」ギリッ 果南「え、江戸……?」
鞠莉「あっひゃっひゃっwwwっ!!」
ダイヤ「〜ッ」イライラッ
善子「!」ガタッ
善子「どすこいの人ね!?」
バチンッ!!!
善子「ぶひゅっ!!」
鞠莉・果南『!!?』
ズザザァ----ッ 花丸「よ、善子ちゃ〜ん!」タタタッ
ダイヤ「……お黙りなさい。」
果南「あわわ……っ」
鞠莉「か、神よ……っ」
花丸「善子ちゃん!」グッ
善子「こ、コンティニューを……っ」50円
花丸「足りないずら〜!」
善子「──無念なり。」ガクッ ルビィ「……」
ダイヤ「……それでは、」スッ
果南・鞠莉『!!?』ビクッ
ダイヤ「私は予算表を印刷するために、一旦生徒会室へ戻りますので」
ダイヤ「……後のことは鞠莉さん、よろしくお願いしますわね?」ギロッ
鞠莉「は、はいぃ……」
バタムッ! 鞠莉「っ」
果南「……アレは、相当おかんむりだねぇ」
花丸「る、ルビィちゃん。ダイヤさんと何があったの?」
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃん?」
ルビィ「……ハァ...」
花丸(ため息つかれた……)
「ほぉ〜?」 善子「この堕天使を前に、そのままだんまりを決め込むつもりなのかしら?」
ルビィ「……」
善子「……アナタ、いい度胸してるわ」スッ
果南(50円で復活してる)
バサァ
花丸「!?」
ヨハネ『遍く冥道の使者達よ。今、この愚者に闇の祝福を施し給え』ズズズッ
ヨハネ『そして、願わくば深淵の淀み。常しえの彼方へとその御霊をa』ズズッ
「──あのさ、」 善子「へ?」プシュ
ルビィ「今は"ソレ"止めてくれないかな」
善子「そ、ソレって……?」
ルビィ「その"ウザい"の」
善子「!!?!?!?」
善子「う……ウザ…ッ………っっっ」ガクガクッ
花丸「よ、善子ちゃん?」
善子「やだぁああああああああああああああああああっっっ!!!!!」
花丸「!?」 ドサッ
果南「よ、善子っ!?」
善子「」ビクンッビクンッ
鞠莉「Jesus……」
花丸「善子ちゃん!」ユサユサッ
善子「」ガクガクッ
花丸「こりゃダメだ」スッ
prrrr! prrrr!
prrrガチャ <ヤッホ~マルチャン!
花丸「──あ、善子ちゃんのお母さんですか!?今すぐ善子ちゃんにっ」ガクッ
花丸「!」
「うゅ〜」グイッ
花丸「……え?」<エ~?ヨシコガナニ~?
よしこ「つみき〜、おゆうぎ〜、ちゅっちゅちょ〜だぁ〜い」キャッキャッ
花丸「」<モシモ~シ,マルチャ~ン?
花丸「あ!やっぱりいいですっ!!」pi!
果南「……」 ガタッ
ルビィ「……」スッ
果南「ちょっと、ルビィ!?」
鞠莉「まだ話は終わt」
「チッ」
鞠莉「……りましたので、モウダイジョウブデス」
果南(舌打ち大っきすぎぃ……っ)フルフルッ
「──ルビィちゃん!!」バッ ルビィ「……」
花丸「それ以上八つ当たりするのなら、マル本当に怒るからね!?」
ルビィ「……」
花丸「いいの!?」
ルビィ「……花丸ちゃん。」
花丸「!」
ルビィ「うしろ」
花丸「へ?」クルッ よしこ「おねぇちゃ〜ちゅっちゅ♪」ダキッ
花丸「あぁあああぁあああっ!!!!!!」
バタッ
よしこ「ちゅっちゅっちゅっ」チュッ チュッ
花丸「おんっ、おんっ……っ!」ブシュ-ッ
果南「か、顔中にちゅっちゅしてる……っ」
鞠莉「〜っ!」ゴソゴソッ
ガラガラッ 千歌「お疲れー!」
曜「ヨーソロー!」
梨子「お疲れさ……」
花丸「むん!むんんんんっ!!」ブシュ-ッ
よしこ「ちゅっちゅっ♪」
果南「よ、善子〜っ!」
鞠莉「●REC」ハァッ ハァッ 千歌「……ぇ、」
曜「……」
梨子「……」
「あ、すみません」
千歌「へ?」
ルビィ「わたし帰りますので、あとは宜しくお願いします」
曜「……はい?」
ルビィ「……」スッ
梨子「ちょ、ちょっと!」
「帰す、とでも思ってるのですか?」 ルビィ「!」ザッ
ダイヤ「──ねぇ?ルビィ。」
ルビィ「……邪魔です。そこどいて下さい、エドモンドさん」
ダイヤ「ッッッ」イライラッ
千歌「江戸……?」
曜「ぶはぁwwwっ」
梨子「くっww」 ダイヤ「は?」
曜「……すみません。」
梨子「……反省してます。」
千歌「な、何がなにやら」
果南「千歌。」
千歌「あ、果南ちゃん!」
鞠莉「取り敢えず〜、ここまでのあらすじをクイックに説明しま〜す」
───
─ >>28
忠告してあげるなんてルビィちゃんは優しいなぁ(白目) ダイヤ「……」
ルビィ「……」
果南「──て、言うことなんだよ」
千歌「ぇえーっ!ダイヤさんとルビィちゃんが喧嘩しちゃったのぉ!?」
「聞こえていますわよ」
千歌「!」
ダイヤ「……」 果南「バカ千歌!声大っきすぎ!」
千歌「ご、ごめん」
鞠莉「イェ〜ス。黒澤家、姉妹戦争勃発なのデェース!」
果南「……アンタ。今のこの状況、ちょっと楽しんでるでしょ?」
鞠莉「ノンノンノノン。事はあんまり悠長に構えていられないわよ?かな〜ん」
千歌「そ、そうだよ!二人のためにも、早く仲直りさせてあげないと!」
果南「……どうして、私が真剣に考えてない様に取られてるわけ?」 梨子「そ、そもそも。二人が喧嘩した原因が分からない事には、仲直りのさせようがない気が……」
果南「そこなんだよねぇ」
鞠莉「それを聞こうにも、本人たちはご覧の通り、にべも付かない状態なのよ」
千歌(……ニベア?)
梨子「る、ルビィちゃんに聞いても、話してくれなかったんですか?」
果南「寧ろ、ルビィの方が刺々しいくr」チラ
ルビィ「……」ギロッ 果南「ひぃっ!?」ズザッ
梨子(に、睨まれた……っ)
曜「……」
善子「……ねぇ。」
曜「ん?」
善子「なんでずら丸は、両の鼻にティッシュ詰めて気絶しているの?」
曜「さぁ」
花丸「〜っ♡」
果南(覚えてないんだ……) 千歌「っ」
千歌「ダイヤさん!ルビィちゃん!」
果南「バカ……ッ!」
鞠莉「オーゥ、アグレッシブ!」
千歌「どうして二人がケンカしているのか、私には分からないけど……」
千歌「でも、みんなに八つ当たりするのは、絶対に間違ってると思うっ!」
ダイヤ「……」
千歌「何より、みんなも二人のこと凄く心配しているから、せめてケンカの原因だけでも教えて欲しい!」
ルビィ「……」 千歌「……私なんかじゃ、役に立てないかも知れないけど、それでも」
千歌「友達がケンカしてるのを見てるのは、やっぱり辛いよっ、」
曜「……千歌ちゃん、」
梨子「……」
ダイヤ「……」
ダイヤ「この間のアレですわ。」
千歌「へ?」
果南「あ、アレ?」
ルビィ「……みんなで怖い話した時、」 曜「あっ」
善子「あ〜、アレね」
梨子「で、でも!あの話って、もう解決したんじゃ──」
ルビィ「なに一つ解決なんかしてないよ」
梨子「!?」ビクッ
ダイヤ「それはただ、貴方が不必要に蒸し返しているだけだからですわ」
ルビィ「エドモンドさんは黙ってて」
ダイヤ「その呼び方を今すぐにやめなさいっ!!!!!」ダンッ 鞠莉「ん……っw」プルプル
曜(笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ笑っちゃダメ……ッ)ギュッ
ダイヤ「大体!たかがアイス如きで、よくもここまで大騒ぎ出来ますわね!!」
ルビィ「っ」
ダイヤ「挙げ句の果てには関係のない人達まで巻き込んで、被害者ぶって……見苦しいにも程がありますわよ!?」
ルビィ「ッッッ」
ダイヤ「なんですの?言いたい事があるのなら、ハッキリと言ってご覧なさい」
ダイヤ「どうせまた、ブツブツと独り言の様にしか言えないのでしょう?」 ルビィ「……っ」ボソ
ダイヤ「はい?」
ルビィ「…………みたいな……クセに」ボソボソ
ダイヤ「聞こえませんわ」
ルビィ「〜ッッッ」
ガタンッ!
ルビィ「こけしみたいな髪型のクセにぃいいいいいいいいいっっっ!!!!!!」
ダイヤ「」ブツンッ 千歌「!?」
果南「……あぁ、」
善子「……」
鞠莉「はひゃっww……っwww!!」
曜「っwwっwwwっ!!」
梨子「ッw(わ、笑いっ……止め方……っ)」スッスッ
ダイヤ「〜ッッッ!」
ダイヤ「決闘ですわっっっ!!!!!!」
ルビィ「!」 ダイヤ「黒澤ルビィ!!今から私とアナタは敵同士!!勝負が決するまで!姉妹の縁は解消させてもらいますっ!!!」
果南「ちょっ!」
千歌「だ、ダイヤさん!?」
梨子「ケンカは駄目ですよ!!」
ダイヤ「いいえ!先に仕掛けて来たのはこの愚妹の方ですっ!!」
千歌(ぐまい……?)
ルビィ「……事の発端を作ったのは、こけしさんの方からでしょ?間違えないで」 ダイヤ「こ、こけ……ッ!」
鞠莉「ぐっ……w」
「千歌ちゃん胸貸してっ!!」
千歌「へ?」
ギュッ
千歌「うわ!?」
曜「んっふっふっふっふwww(ギ、ギリギリ間に合った……)」グリグリ
千歌「よ、曜ちゃんっ……胸元で笑われるとくすぐったいよぉ」ナデナデ 曜(ここでなら存分に笑えるっ!それに……)
曜(マーキング!ママママーキングッ!)グリグリ
千歌「あんまりグリグリしないで!」
梨子(……F○ck)
善子「あんた達なにしてんの?」
鞠莉(アレいいなぁ。次、笑いそうになったら果南でしてみよう)
ダイヤ「公平を期す為!決闘の内容については皆さんにお任せしますわっ!!」 果南「はぁ!?」
鞠莉「ワォ♪」
ルビィ「結局人頼みなんですね。こけしさんは」
ダイヤ「──ふんっ!!」ブンッ
ルビィ「ッ」バッ
ダイヤ「!?」
果南「だっ、ダイヤの怨速ビンタを避けた!?」 ルビィ「……頭に来たら暴力ですか、こけしさんは本当に野蛮ですね」
ダイヤ「減らず口を……ッ!」
善子(ホント、まるで別人ね)
ダイヤ「いいですこと!?勝負は今日より一週間後!」
ダイヤ「当日、皆さんから出されたお題にて雌雄を決する事としますわっ!!」
梨子「えっ」
果南(メンドくさ……)
善子(なんで私らまで……) ダイヤ「怖かったら、別に逃げてもいいんですのよ?」
ルビィ「その心配はまったく要りませんよ。こけしさん」
ダイヤ「グギッ……ッ!」
ダイヤ「どーせ一週間後には!いつもの様にただ、うゆうゆ言って困っているだけですわっ!!」
ルビィ「……」
ダイヤ「いいですこと!?首を洗って待ってなさいっ!!!」
ダイヤ「──フンッ!」ガチャン!
バタンッ!! 千歌「……」
梨子「……」
果南「……どーすんのさ?これ」
善子「お題ねぇ」
ルビィ「……」
ガチャ
花丸「る、ルビィちゃん!」
果南(いつの間に起きたの?)
ルビィ「…………ぅゅ、」 バタンッ
花丸「……え?」
千歌「うゆ?」
曜「なんか、一瞬だけいつものルビィちゃんっぽかった様な……」
梨子「そ、そうだね」
鞠莉「とにかく、先ずはあの二人が闘うためのお題を、私達で考えないとね♪」
果南「……だから、なんでアンタは楽しそうなの?」
鞠莉「it's show time!!!」
………………
………
… 「Hello Everybody!!!」
鞠莉「How are you?」スッ
千歌「……」
鞠莉「How are you?」スッ
梨子「あ、あはは……」
鞠莉「How are you?」スッ
曜「I'm Fine!!!」 鞠莉「How ar」
果南「分かったから!みんな元気だから!」
果南「てゆーか!さっきから何回おんなじ質問してるのさ!?」
鞠莉「え〜?10回くらい?」
千歌「……だって鞠莉ちゃん、英語で答えるまで離してくんないんだもん」
鞠莉「Can you speak English?」スッ
千歌「イエスッ!!!」
千歌「……ちょっとだけ、」 鞠莉「オ〜ゥ♪」
善子「いいから、さっさと案内してよ」
花丸「鞠莉ちゃん。今日は鞠莉ちゃんのお部屋で勝負するの?」
鞠莉「ノンノンノノ〜ン。私の"部屋"じゃあありませ〜ん」
花丸「?」
善子「え?だってここ、マリーの家でしょ?」
鞠莉「んっふっふっ♪」
鞠莉「そぉーれではーっ!今日の会場はこちらになりまぁーす!」グッ
ガチャッ 千歌「……うわぁ、」
曜「……すっご、」
果南「コレだから金持ちは、」
梨子「な、なんか萎縮しちゃうね……」
鞠莉「だーいじょーぶ!今日は私たちしかいないから♪」
善子「……なんで、ホテルのロビー丸ごと借りなきゃならないわけ?」
鞠莉「だって、イベント事は盛大にって言う、小原家の鉄の掟があるんですもの♪」 善子「……にしたって、やり過ぎでしょ。」
鞠莉「あら、"ヨハネ"の所は違うの?」ニヤッ
善子「!」
善子「……クックック。闇の降誕祭、それ即ち静寂を意味する。そして、この世界を創り成す為の様相を変え」花丸「ずらぁ〜☆」
花丸「鞠莉ちゃん。今日はありがとう」
鞠莉「親友の為ならば、この小原鞠莉!国一つだって買ってみせるわっ!!」
梨子(冗談に聞こえないから恐ろしいのよね) 千歌「そ、それにしてもこれ……なんか、クイズ番組のセットみたいだね」
梨子「うぅ……変に緊張してきた……」
鞠莉「ハイハーイ!Aqoursご一行様〜ごあんな〜い♪」
果南「──ん?」
果南「そういや、ダイヤとルビィは?」
鞠莉「おやぁ〜?まだ来てないのかしら?」
「お待たせしましたわね」 鞠莉「!」
千歌「あ!」
ダイヤ「ふっふっふっ」
果南「だ、ダイヤ!?」
曜「いつの間に……」
鞠莉「oh〜♪いらっしゃ〜い」
ダイヤ「遅れてしまい申し訳ありません。……しかしぃ、」
ダイヤ「主人公と言うものは遅れて登場する。これは世の常と言うものでs」
「──それじゃあ、」 ダイヤ「!?」
千歌「えっ!?」
ザッ
ルビィ「一番遅れて来たこの私が、主人公って事でいいのかな?」
ルビィ「ねぇ?」
ダイヤ「おのれ……ッ」ギリッ
曜「ルビィちゃん!?」
千歌「いつの間にっ!?」
善子(やっぱり、一週間経ってもあの性格は直ってないみたいね) ダイヤ「……ふっ……ふふふっ」
ダイヤ「臆病者のアナタが、よく逃げずにここへ来れましたわね」
ルビィ「そうですね。」
ルビィ「こけモンドさんに怯える理由なんて、一つも無いですから」
ダイヤ「このっ……ッ、減らず口を……ッ!」
曜(げ、原型がっwww)
「果南っ!!!」
果南「は、はい!?」
ガバッ 果南「うわぁ!?」
鞠莉「にっひっひっひっwww(パフパフパフ〜ッwww)グリグリ
果南「ちょっ、くすぐったいから!」
鞠莉(果南ファンの皆さん!大変申し訳ありませ〜ん!1/1果南ドールは小原財閥により既に売約済みデェース!)グリグリッ
果南「あんまりグリグリしないでよ!」
曜「ま、鞠莉ちゃん……っw」 ダイヤ「〜ッッッ」
ダイヤ「鞠莉さんっ!!曜さんっ!!」
鞠莉「は、はいっ!!」
曜「なんでしょーかっ!!」
ダイヤ「勝負内容を提示して下さいっ!!」
鞠莉「曜っ!おねがい!」
曜「ぅえっ!?な、なにをどうすればいいの!?」
鞠莉「司会進行役の台座にパネルが置いてあるから!GO!!!」 曜「よ、ヨーソロッ!」バッ
タッタッタッ
<鞠莉ちゃーん!これー!?
鞠莉「オーケー!」
タッタッタッ
曜「と、取ってきたであります!」
鞠莉「グッジョブよ!」
鞠莉「さて!今日のお題目はコレッ!!」
バンッ! ──────────────────
【第一次 黒澤家姉妹戦争】
1:歌唱力対決 (桜内)
2:運動力対決 (松浦)
3:裁縫力対決 (渡辺)
4:演技力対決 (津島)
5:腕相撲対決 (小原)
6:知識力対決 (高海)
7:お楽しみ (国木田)
────────────────── 千歌「──んん?」
果南「千歌?」
千歌「……」ジィ-ッ
千歌「んぁ!?」
果南「!」ビクッ
千歌「ま、鞠莉ちゃんっ!!」
鞠莉「what's?」
千歌「そのタイトルやめにしようって、わたし何回も言ったじゃん!」 鞠莉「why?」
千歌「だからぁ!アレだと次もあるみたいで凄く嫌なの!」
鞠莉「where?」
千歌「ど、どこ?どこって……その第一次ってとこだよ!」
鞠莉「who?」
千歌「???」
果南「落ち着きなって、アンタ遊ばれてるだけだから」
千歌「!?」 鞠莉「ぴゅ〜るるる〜♪」
千歌「ガルルルルルッ!」
果南「まぁまぁ、」ポンポン
果南「それにホラ、これは飽くまでもタイトルなんだからさ?ね?」
鞠莉「ソーリー♪ちかっち」
千歌「ウゥゥゥッ」
千歌「──あっ、」
ダイヤ「……」 千歌「ダイヤさん!どうですか!?」
ダイヤ「えっ!?え、えぇ。」
千歌「コレなら大丈夫ですよね!」
ダイヤ「まぁ、そうですわね……」
ダイヤ(……なんか、思ってたよりも内容がパッとしないと言いますか、)
ルビィ「……」
ダイヤ(果たして、本当にコレで決着が付くのでしょうか……) 千歌「二人が絶対に怪我したりしない様に、みんなで一生懸命かんがえたんです!」
善子「ホントよ。一週間経っても全然アタマ冷えてないんだから、この内容にして本当に良かったと思うわ」
千歌「善子ちゃんはねぇ、特に一生懸命考えてくれてたよねぇ。ね?」
善子「マイ!ネーム!イズ!ヨッハネ!!」
梨子(果南さんのはしょうがないとして、鞠莉さんのは何だか悪意を感じる……)
果南「花丸ちゃん」
花丸「ん?」 果南「花丸ちゃんの"お楽しみ"ってさ、結局何をする事にしたの?」
花丸「ふふふのふ♪それは後の"お楽しみ"ずらぁ〜」
果南(寺生まれはやっぱり違うねぇ)
鞠莉「……曜。」
曜「?」
鞠莉「どっちが勝つと思う?」
曜「ん〜。まだよく分かんない所があるから、なんとも言えないけど……」 曜「今までの二人なら、1.2.5.6はやっぱりダイヤさんが勝つだろうから、今のところ、ダイヤさんが有利なんじゃないかな」
鞠莉「──"今までの二人なら"ねぇ」
曜「……うん。」
曜「正直言って、今のルビィちゃんだと全く予想が出来ないんだよねぇ」
鞠莉「ミートゥー。あのルビィからは、何か得体の知れないスーパーパゥワーをヒシヒシと感じマァース」
曜「うん、なんかオーラが出てるよね」
鞠莉・曜 (( どす黒いのが ))
ルビィ「……」オオオォォォ…… 鞠莉「それではー!第一次、黒澤家姉妹戦争を開始しまぁ〜す!」
千歌「ぅう〜っ!」ガルルルッ
果南「千歌。もうなに言ったって変わんないんだからさ?」ポンポン
千歌「やだって言ったのにぃ〜!」
鞠莉「注目の第一回戦はこちら〜っ!」パタッ
【歌唱力対決】
鞠莉「それじゃあ、出題者の方〜前へどうぞ〜♪」
梨子「ぇ、ぇえ!?べっ、別に、前に出なくても……」 鞠莉「ダメよぉ〜♪」
梨子「うぅぅ……なんでこんな事に……」
千歌「梨子ちゃーん!頑張れー!」
曜「よっ!待ってましたー!」
果南「トップバッターだよ、気合い入れて行きなー!」
花丸「ファイトずら〜♪」
善子「リトルデーモンよ、その使命を完遂する為の魔力を与えましょう」
梨子「好き勝手言わないで!」 梨子「……えっと、」
梨子「しゅ、出題者の桜内です。……宜しくお願いしますっ、」
<イェース!
<ふっふー!
梨子「や、やめてっ///」
梨子「……あの、今日は、鞠莉さんが音響機材を揃えてくれたので、私が提示した曲を二人に歌って貰って、競いたいと思います。」 梨子「音取りやダイナミクス。アクセントやブレスタイミングなど、」
梨子「それら、様々な歌唱法を意識して、私たち聴き手の心を揺さぶる様な、そんな歌声を期待しています」
ダイヤ「ふむ。なるほど」
ルビィ「……」
梨子「そして、今日二人に歌って貰う曲ですが──」スッ
トンッ
【僕らのLIVE 君とのLIFE】 ダイヤ「!?」
ルビィ「……」
梨子「今回は、この曲にしようと思います」
千歌「おぉ〜!やっぱりμ'sの曲にしたんだね!」
梨子「うん。Aqoursの曲はみんな飽きるほど聴いてるし、気分転換も兼ねてと思って」
千歌「あ、飽きてなんかないよ!?どの曲も私、大好きだもん!」 梨子「ふふ、言ってみただけだよ♪」
千歌「えへへ〜」
梨子「(か、可愛い……っ///)」
曜「……Fu◯k」ボソ
鞠莉「曜、それ禁句」
鞠莉「あと、声低すぎ」
曜「……sorry」 梨子「そ、それじゃあセッティングの方も終わりましたので、先ずはどちらが歌うか、もう決まりましたか?」
ダイヤ「……」
ルビィ「……」
梨子「あ、あのぉ、」
ダイヤ「……お先にどうぞ。」
ルビィ「いえ、コケシさんどうぞ」スッ
ダイヤ「〜ッ」イライラ
ダイヤ「──分かりましたっ!では先ず、私から参りますわっ!!」ダンッ 梨子「ぅ……そ、それじゃダイヤさん。準備が出来たら、その再生ボタンを押して下さい」
ダイヤ「えぇ。」
ダイヤ(……歌なら大丈夫。特にμ'sの曲ならば、本家意外、誰にも負けない自信がありますわっ)
ルビィ「……」
ダイヤ(──そこで、不様に吠え面かいてるといいですわ!ルビィ!!)スッ
pi!
───
─ ジャラ〜〜〜ン♪♪♪
ダイヤ「……ふぅ。」
千歌「わぁ〜!流石ダイヤさーん!」パチパチ
鞠莉「oh〜bravo〜!」パチパチ
梨子「ホント、μ'sの曲はお手の物ですね」
ダイヤ「い、いえいえっ///」
花丸「やっぱり、ダイヤさんの声は張りがあってカッコいいずらぁ〜」
善子「えぇ。まるでデーモンの囁きの様だったわ」 ダイヤ「……」スッ
善子「へ?」
『……こんな感じですの?』ボソッ
善子「ひぃっ!!?さ、囁かないでっ!!」
ダイヤ「ふふっ、」
梨子「えっと、じゃあ次は──」
ルビィ「……」
梨子「ぅ……る、ルビィちゃん。準備は出来てる……?」 ルビィ「……はい。」
梨子「えっと、じゃあ宜しくね……?」
千歌「ルビィちゃん頑張れー!」
ダイヤ「……」
鞠莉(……さて、)
曜(どうなる事やら)
ルビィ「……」スッ
pi!
───
─ ジャラ〜〜〜ン♪♪♪
ルビィ「……ふぅ。」
梨子「う、うそ……っ」
果南「正直、ビックリだよ」
鞠莉「Wao!!」
ルビィ「……」ペコッ
花丸「ルビィちゃんカッコイイずら〜♪」
千歌「凄い凄い!カッコ良かったよ!」 曜「る、ルビィちゃんて、こんなに声張って歌えたんだね……」
善子「見る目変わったわ」
ダイヤ「あ、あなた……」
ルビィ「なんですか?エドモンドさん」ニコッ
ダイヤ「くっ……きぃぃぃいいいっ!!」
ダイヤ「皆さんっ!!判定はっ!!?」
鞠莉「そぉれでは皆さーん!マリーに続いてぇ、どちらかの名前を書いたボードを上げて下さーいっ!」 鞠莉「hey!」【ダイヤ】
梨子「……」【ルビィ】
果南「今回はこっちかな」【ルビィ】
千歌「難しかったぁ」【ルビィ】
曜「あはは、ごめんねぇ」【ダイヤ】
花丸「ずらぁ〜」【ルビィ】
善子「コレが運命よ!」【ルビィ】 【ダイヤ】2票
【ルビィ】5票
ダイヤ「!!?!?」
ルビィ「……」
鞠莉「オーゥ!第一回戦から大番狂わせ!」
鞠莉「数多の予想を裏切り、まさかの展開となってしまいまーしたぁ!」
梨子「数多って……私達しかいませんよ。」
鞠莉「そぉ?」
梨子「え?」 鞠莉「黒澤家、姉妹戦争第一回戦【歌唱力対決】を制したのはーっ!!」
千歌「うぅぅっ」
果南「千歌。」
鞠莉「5/7票を獲得したぁ!黒澤ァー!ルビィーーーッッッ!!!!!」
ダイヤ「──そっ、」
ダイヤ「そぉんなバカなぁああああああぁあああぁああああああっっっ!!?!?!?」
ルビィ「……」ニヤッ ダイヤ「うっ、嘘ですわ……ッ、この私がっ……あろう事かμ'sの楽曲でっ……し、しかも、あのルビィに負け、負け……っ!?」
果南「だ、ダイヤ?大丈夫?」
ダイヤ「負け……負け、負け負け負け負け負け負け負け負け負け負け……」ブツブツ
梨子「ダイヤさん!しっかりして!」
曜「だ、駄目だ……壊れたラジオみたいになってる」
ダイヤ「負け負け……負け負けッケッケw」
「──大したことないな。」 鞠莉「第一回戦。歌唱力対決!出題者の桜内梨子っぴにぃ〜、拍手ーっ!」
パチパチパチパチッ
梨子「あ、ありがとうございましたぁ///」
千歌「梨子ちゃんお疲れー!」パチパチッ
果南「いいお題だったよー!」パチパチッ
花丸「お疲れ様ずら〜♪」フリフリ
鞠莉「ハイハーイ!みんな次行くよー!」 ダイヤ「!!?!?」バッ
ルビィ「……」ニィ
ダイヤ「ふぁあああぁあああああぁぁっっっ!!!!!!!こぉのジャリチビィイイイイイィィィィィィッッッ!!!!!!!」
果南「だ、ダイヤ!落ち着きなって!!髪すっごい事になってるからっ!!」
ダイヤ「おのぉおれぇええええっっ!!!」
曜「(……うわっ、山姥みたい)」ボソッ
ルビィ「……」 申し訳ありません。
>>95と>>96が逆になってしまいました。 鞠莉「そぉーれでは!続きまして第二回戦!」
鞠莉「お題は松浦果南で【運動力対決】!」
果南「お、私の出番だね」スッ
鞠莉「それじゃあかなーん!ヨロシク〜☆」
果南「うん。二人とも、宜しくね?」
ダイヤ「……」
ルビィ「……」
果南「あの、宜しくね?」 ダイヤ「……よろしくですわ、」
ルビィ「……どうも、」
果南(帰りたい、)
果南「ハァ……じゃあ、コレから二人には体力測定をして貰います」
果南「項目は三つ。一つ目は握力。二つ目は背筋力。そして三つ目は50m走」
ダイヤ(これなら……っ、これならばっ!絶対にっ!絶対にいぃぃっ!!!)ギリギリッ
ルビィ「……」 果南「それぞれの測定器は鞠莉が用意してくれたから、それで測って行くね」
果南「で、分かりきってる事だけど、数値の優れている方が勝ちってこと」
鞠莉「オーケーかなーん!じゃあ先ずは何から測定して行く?」
果南「そうだね。先ずは握力から行こうか」
鞠莉「それではお二方〜!机の上にある握力計を手に取って下さーい!」
ダイヤ「……」ガチャ
ルビィ「……」ゴトッ 果南「よし、二人とも持ったね。開始と終了は笛の音で報せるから」
ダイヤ(身体能力だけは……絶対に勝っているはず……っ!)
ルビィ「……」
果南「それじゃあ、始めるよ」
果南「……スゥッ」
ピッ!!!
ダイヤ「ふんっにゅ……ッッッ!!!!」グイッ
ルビィ「ッ」ググッ ギギギギギッ
曜「おぉ……」
千歌「が、がんばれー!」
ダイヤ「にっぎぎぎぎぎっっっ!!!!!」
ルビィ「〜っ!!!」
梨子「うぁ……」
善子「感じます。二人の魔力が高まって行くのを……」
花丸「がんばれがんばれ〜☆」
ダイヤ「ぐにゅにゅにゅうぅぅぅっっっ!!!!!」グググッ
ルビィ「ッッッ」ググッ 果南「……」スッ
ピピィ-ッ!
ダイヤ「──ぶはぁっ!!!」
ルビィ「ふぁ……っ!」
果南「はい、お疲れさま。じゃあ二人の数値を読み上げて行くね」
ダイヤ「ハァッ!ハァッ、ハァ……」
ダイヤ(こ、渾身っ……正に渾身でしたわっ……ッ!)ハァッ ハァッ
果南「……ダイヤの数値は、」
果南「37kg!」 千歌「すごぉーい!千歌より全然力強いよー!」
花丸「さすがダイヤさんずらー!」
梨子「ホントに凄いです!」
善子「デーモンの握撃。しかと見せて貰いました」
ダイヤ「あ、あはは……」
鞠莉「ナイスファイト!それじゃあ果南、ルビィの方もよろしく♪」
果南「了解。」 果南「じゃあ、ルビィの数値を読み上げるね」
千歌「な、なんか緊張するね」
梨子「う、うん」
曜「まだ三分の一だよ?」
ルビィ「……」
ダイヤ「〜っ」
果南「ルビィの握力は……」
果南「29kg!」
ルビィ「ッ」
ダイヤ「!?」 ダイヤ「や、やったぁあああああっ!!!」
鞠莉「運動力三本勝負、一本目を制したのは〜!」
鞠莉「黒澤ダイヤーっ!!!」
千歌「ぉおーっ!!」パチパチ
花丸「ずらら〜♪」パチパチ
曜「ぱちぱちー!」パチパチ
善子「貴方に闇の祝福をっ!」バッ
ダイヤ「やりましたわぁああっ!!!」 ダイヤ「──どうですの!ルビィ!」
ルビィ「……」
ダイヤ「ふふんっ、この調子で残り二本も頂ですわね」
ルビィ「……山姥って、力強いんですね」
ダイヤ「!!?!?」
曜「!」バッ
ルビィ「フッw」
ダイヤ「ぎきぃいいいぃいいいいいいいっっっ!!!!!」ザッ
曜「うぎぎっ……っ!ダッ、ダイヤさんっ!!」ググッ 果南「ダイヤッ!!」ガバッ
鞠莉「Wait!!! cool dwon!!!」ガシッ
ダイヤ「フゥーッ!フゥーッ!こぉのジャリイィィィィィ……ッッッ」
ルビィ「……」
果南「ダイヤ。次、暴れたら失格負けにするよ!」
ダイヤ「くっ……」
果南「ルビィも、これ以上挑発したら同じく失格にするからね!」
ルビィ「……」 果南「……まったく、先が思いやられるよ」
鞠莉「さ〜てさて、それじゃあお次のお題目をよろしくね〜♪」
果南「はいはい。」
果南「二本目は、背筋力で勝負してもらうね。二人とも、そこの測定器の前に」
ダイヤ「……っ」ギロッ
ルビィ「……」ジッ
千歌「い、一時はどうなるかと思ったよ」
曜「ホントだよ、もう……」
梨子(……ダイヤさんはともかく、ルビィちゃんのあの目。ダイヤさんの事をまるで、汚物でも見てる様な感じだよ、) |c||^.- ^|| あのルビィが♡このワタクシを汚物を見るような目で♡ブッブーッですわ♡♡♡ ルビィの29kgも女子としては高い記録だと思うけどダイヤの37kgとかもはや化物クラスじゃないかな 果南「じゃあ始めるよ、準備はいい?」
ダイヤ「ゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツ……」ブツブツ
ルビィ「……」
果南(……聞くだけ無駄か、)
果南「──スゥッ」
ピッ!!!
ダイヤ「ホンッッッ!!!フンッ!!!」ガチッ
ルビィ「グギ……ッ!!!」ガチッ 果南「……ふふっ、いい顔してるねぇ」
花丸「鬼気迫る表情ずら〜」
曜「うわわ、すっごいねぇ」
千歌「な、なんだか千切れそうな勢いだね」
善子「アレは、冥府の住人を繋ぎ止める鎖。そう簡単に切れる代物ではないのです」
梨子(じゃあ、なんでメーターなんか付いてるの……)
鞠莉「そーれ!わっせ♪わっせ♪」
ダイヤ「きぇええええええええいっっっ!!!!!」ギリギリッ
ルビィ「グッ!!ギギッッ!!!」グググッ 果南「……」スッ
ピピィッ!!!
ダイヤ「──だっはぁあっ!!!」ガチャン
ルビィ「くっ……、」ガチャ
果南「はい、二人ともお疲れさま」
鞠莉「う〜ん!この逼迫した雰囲気、正に勝負って感じデェース!」
ダイヤ「ハァッ!ハァッ、ハァ……ッ」
ルビィ「……っ……ハァッ...フゥ......ッ」 千歌「だ、ダイヤさん!タオル使って!」
ダイヤ「……あ、ありがとうございます。」
花丸「ルビィちゃん。はいコレ、」
ルビィ「……うん、」
鞠莉「それじゃあ果南、数値の方をお願い☆」
果南「うん、分かった」 果南「えっと。さっきと同じく、ダイヤの方から読み上げて行くね」
ダイヤ「よ、よろしくですわ」
果南「ダイヤの背筋力は……」
果南「92kg!!」
千歌「ぉおっ!!すっごい……のかな?」
梨子「うん。平均は上回ってるみたい」 果南「続いて、ルビィの背筋力は……」
果南「98kg!!」
ルビィ「!」
ダイヤ「なっ!!?!?」
鞠莉「Wao!」
曜「うーん!僅差だねぇ!」
花丸「ルビィちゃん凄いずら〜!」 鞠莉「運動力三本勝負、二本目を制したのは〜!」
鞠莉「黒澤ー!ルビィイイィイイッ!!!」
果南「いやぁ、意外だったねぇ」
千歌「ルビィちゃん凄ーい!」
花丸「おめでとー♪」
善子「見事、冥府の鎖を断ち切った様ね」
ダイヤ「ばっ、バカな──ッ」 ダイヤ「何故なんですのっ!!?筋力勝負で私が負ける筈が……っ、」
「あの、」
ダイヤ「!?」バッ
ルビィ「……」
ダイヤ「なっ、なんですの……っ」
ルビィ「……」
ルビィ「……」✌︎
ダイヤ「」ブチッ ダイヤ「ジャリガキがぁあああぁあああああぁああああああっっっ!!!!!!」ズァッ
果南「ダイヤッ!!!失格だよ!?いいの!?」ググッ
ダイヤ「もはや関係ありませんわっ!!!この赤玉をたたき壊して、私も砕け散る所存ですのぉおおぉおおっっ!!!!!」グイッ
梨子「ルビィちゃん!挑発は禁止だよ!忘れたの!?」
ルビィ「すいません、忘れてました」
ダイヤ「いけしゃあしゃあとぉぉおおあああぁあああああっっっ!!!!!!」ズァッ 千歌「ダイヤさんっ!!」グッ
ダイヤ「ぬうぅぅぅっ!!ふぬぅううぅぅうううぅぅ……っ!!」
曜「ま、鞠莉ちゃん!もう次行っちゃって!それで発散させよう!」グッ
鞠莉「オーゥ!ナイスアイディーア!」
花丸「ダイヤさん、飴舐めるずら」ヒョイ
梨子「そ、そうだね。糖分取って少し落ち着きましょう?」
ダイヤ「はむうぅぅぅ……っ!ンフウゥゥゥ……ッ!」モムモムッ
曜(牛みたい……) 鞠莉「そぉーれではーっ!運動力三本勝負、ラストはぁーっ!!」
鞠莉「かっなぁ〜ん♪」
果南「……はいはい。」
果南「最後は、二人に50m走で勝負して貰うよ」
果南「このフロアの端からスタートして、今わたしの前にあるラインテープまでが、ちょうど50m。」
果南「そして、より早くこのラインを切った方が勝ち。簡単でしょ?」 ダイヤ「ワガオンテキヲメッスルソノヒマデウラミノホノオキエルコトアタワズ……」ブツブツ
ルビィ「……」
果南「……はあぁぁぁ、ホントいい加減にしてよねぇ」
梨子「か、果南さん。大丈夫ですか?」
果南「あはは、大丈夫大丈夫。梨子ちゃんもちゃんとやり切ったんだし、私だって頑張らないとね」
善子「いざとなったら、私を呼びなさい。方法は……まだ覚えてるわよね?」
果南「な、なんの話し?」 鞠莉「三本勝負の三本目!果南、お願い♪」
果南「それじゃあ、最後の勝負はじめるよ」
果南「二人とも、準備はいい?」
ダイヤ「オノレオノレオノレオノレオノレオノレ……ッ」
ルビィ「……」
果南「はいはい。位置について」
ダイヤ「──ッ」ザッ
ルビィ「っ」グッ
果南「……スゥッ」
ピッ!!! ダイヤ「フッ!!」ダッ
ルビィ「ッ!!」バッ
……タッタッタッタッタッタッタッ!!!
千歌「いっけぇーっ!」
曜「ぉおお!速い速い!」
花丸「がんばれー!」
善子「終わりを観測しなさい。それ即ち、貴方はそこに居るという証明になるのです」
梨子(またよく分かんない事言ってる……) ダイヤ「フッ!フッ!フッ!」
ルビィ「ッ!ッッ!」
鞠莉「ワァーォッ!!若干だけどダイヤが速いかぁー!?」
果南「頭一つ分くらいの差だけど、もしこのまま行けば」
鞠莉「……ぉおっとぉ!!?ここでルビィの速度が上がったぁ!!!」
果南「やるねぇ。コレは分からなくなって来たよ」
善子「堕天は光矢と共に。そして、彼の使徒たちは審判の羽衣を断ち切るでしょう」 ダイヤ「くっ!ハァッ!!ハアウゥゥッッ!!!!」ダッダッダッ
ダイヤ(負けるワケにはッ!負けるワケにはぁああああああっ!!!!!)ゼェッ!ゼェッ!
ルビィ「クッ!!グウゥッ!!」ハァッ!ハァッ!
曜「おっ、ぉお!ぉおおおおっ!!?」
千歌「もうちょい!!あと少しっ!!!」
ダイヤ「くぁああぁあああああぁああああああああああぁあああっっっ!!!!!!」ザッ
ルビィ「ぐうぅぅぅぅっっっ!!!」ダッ
パッ 鞠莉「ゴォォオオォオオオオオオルッッッ!!!!!!」
ダイヤ「ぐっはあぁぁぁっっ!!!!」ズザァッ
ルビィ「ッファアあぁぁぁぁっ!!!」ドテッ
千歌「ダイヤさんっ!!ルビィちゃん!!」
花丸「だ、大丈夫!?」
梨子「二人とも!怪我してない!?」
ダイヤ「ハァッ!ハァッ!ハァッ……ッッ」
ルビィ「ぁっ……ハァッ……フゥァ、ゴホッ!ゴホッ!」 果南「お疲れ様、凄くいい勝負だったよ。」
鞠莉「そぉーれではぁー!判定はこの映像を見て行いたいと思いマァース!」
曜「え、映像!?」
梨子「いつの間に録画してたんですか!?」
鞠莉「んっふっふ〜。ウィンブルドンでも使われてるスペッシャルな物を使ったのよ〜♪」
千歌「ウィン……?」
果南「金持ちの道楽だよ」
鞠莉「それじゃあ、再生しまぁ〜す!」 ──────────────
ダイヤ『くぁあああぁ』
ルビィ『ぐうぅぅぅ』
──────────────
鞠莉「ほうほう。」
果南「この時点ではほとんど並んでるね」
ダイヤ「あ、あまり見ないで下さい!」
曜「見なきゃ分かんないですよ」
ルビィ「……」
花丸「ルビィちゃんがこんな顔するなんて、希少価値高い映像ずら〜♪」 ──────────────
ダイヤ『ああぁあああぁ』
ルビィ『ぅぅぅぅっっっ』
──────────────
果南「テープ目前のシーンだね」
千歌「──あっ!」
千歌「ほんのちょっとだけど、ルビィちゃんの方が速いよ!」
ダイヤ「!?」
ルビィ「……」
花丸「なんか、こう言うのってカッコいいねぇ」
鞠莉「さてぇ、次はいよいよゴールの瞬間デェース!!」 ────────────────
ダイヤ『あぁぁっっっ!!!!』
ルビィ『ぅぅぅっっっ!!!!』
────────────────
ダイヤ「!」
ルビィ「!?」
鞠莉「ぉ、ぉお!!?」
果南「コレは……」
千歌「すこぉーしだけど……」
曜「うん。鼻先が、」
梨子「だよねぇ。」
花丸「て、ゆーことは……」
善子「審判の時です。」 鞠莉「最終的な審判は、出題者の果南に決めて貰いまぁーす!」
果南「……」
鞠莉「果南、宜しくね!」
果南「……うん。それじゃあ発表します」
ダイヤ「ッッッ」
ルビィ「……っ」
果南「運動力三本勝負。コレを制したのは……」 果南「──黒澤ダイヤッ!」
ダイヤ「!?」
ルビィ「!」
果南「おめでとう。ダイヤ」
ダイヤ「…………か、」
ダイヤ「勝ったぁああああああっ!!!!」
ルビィ「……チッ」 ダイヤ「やったやった!やりましたわぁああああっ!!!」
鞠莉「Congratulation!!!!! 第二回戦は、黒澤ダイヤの勝ちデェース!!」
千歌「二人とも!すっごくいい勝負だったよ!」
花丸「最後は本当にカッコよかったずら〜♪」
梨子「ルビィちゃんも頑張ったね。どっちが勝ってもおかしくなかったよ?」
ルビィ「……どうも、」
梨子(……どうでも良さそう、) 鞠莉「第二回戦の出題者、松浦かっな〜んに〜、拍手ー!」パチパチ
千歌「果南ちゃんおつかれー!」パチパチ
梨子「本当にお疲れ様です」パチパチ
曜「凄く盛り上がったよー!」パチパチ
花丸「楽しかったよ〜♪」パチパチ
善子「運命の天秤を授けるに相応しい徒です」パチパチ
果南「あはは。まぁ、終わり良ければ全て良しって感じかな」
鞠莉「ハイハーイ!この熱を逃がさないように、このまま三回戦に突入しまぁーす!」 鞠莉「さてさて〜。黒澤姉妹戦争、第三回戦に移りたいと思いま〜す♪」
千歌「うぅぅぅぅっ」
果南「千歌、しつこい」
千歌「……だってぇ、」
果南「あんまりしつこいと、その内チューするからね」
千歌「……」
千歌「ぇええっ!!?」
曜「は?」ザッ
梨子「あ?」ザッ 千歌「か、果南ちゃん!?」
果南「嫌なら大人しくしてな」
千歌「い、嫌と言うk──」
「まっつうっらさ〜ん」
果南「?」
梨子「ちょちょ〜っとそっちで話そっかぁ〜」
果南「なに?」
曜「す〜ぐすむからさぁ〜」
千歌「え?」 鞠莉「──よし!準備オッケー☆」
鞠莉「ではでは〜♪お次は渡辺曜で【裁縫力対決】でーすっ!」
……。
鞠莉「……曜?」
鞠莉「ねぇねぇ、曜は?」
善子「マリョク2000マン.シュウマツノトリヲココニショウカンシマス...」
花丸「あそこずら〜」
鞠莉「ん〜?」 果南「……」
曜「チッチッチッチッ」
梨子「ペッ!」ピチャッ
果南「……なんか用?」
梨子「ぉあっ!?」グイッ
曜「ぉおん!?」グンッ
果南「……」 鞠莉「おーっとぉ!ここでまさかの場外乱闘が始まってしまいましたぁー!」
鞠莉「美少女JKが一瞬にして、街のチンピラに早変わりデェース!」
ダイヤ「あの三人は、一体なにをやっているんですの?」
千歌「わっかんない」
善子「カツアゲにしか見えないんだけど」
花丸「カツはお家で揚げるずら〜」
ルビィ「……ハァ」 果南「……アンタたち、私が優しく言ってるウチにt」
梨子「優しく言ってんのはさぁああ!!?」
曜「ウチらの方なんですけどぉおお!!?」
果南「……」
……ォォォオオオオッ
梨子「ッ」ビクッ
曜「!?」ビクッ
果南「……」スッ 「ちょっと、曜」
曜「ヒィッ!!?」ズザッ
善子「何してるの、出番よ」
曜「あっ!よ、よろしくー!」パッ
果南「……」ォォオオオオ
果南「……」フッ
梨子(さっ、殺気!?今のが殺気!!?) 鞠莉「いらっしゃ〜い♪」
曜「いらっしゃいましたー!」
鞠莉「それじゃあ曜、よろしくね〜♪」
曜「全速前進!ヨーソロー!」
曜「二人とも、お待たせ!」
ダイヤ「ホントに待ちましたわ」
ルビィ「……」
曜「あ、あはは、ごめんごめん」 曜「ダイヤさん、ルビィちゃん。これから第三回戦【裁縫力勝負】を始めます!」
ダイヤ「っ」
ルビィ「……」
曜「そしてぇ、気になる対戦内容は〜コチラになりまぁーす!」パッ
https://i.imgur.com/7egBoYY.jpg
ダイヤ「……コレは、シュシュ?」
ルビィ「……」 梨子「!」
千歌「あっ、このシュシュって!」
鞠莉「オ〜ゥ♪」
花丸「やっぱり可愛いずら〜♪」
梨子「えへへっ」
果南「コレが今回のお題なの?」
曜「!」
曜「は、はい!ソウデアリマス!」ビクビクッ
果南「?」 曜「え、えーっと……第三回戦は、二人にシュシュを作って貰いたいと思います。」
ダイヤ「……シュシュ、ですか。」
ルビィ「……」
曜「うん。で、それぞれで作ったものを提示して貰って、それを私達で評価して行くって言う感じ。」
曜「まぁ、梨子ちゃんの時と似た様な内容でやりたいと思いまぁーす」
鞠莉「イェース。つまり、今回も投票制にするって言うことね?」
曜「そうそう!それ!」 曜「布地と裁縫道具一式は、鞠莉ちゃんが全部揃えてくれたから、それを使って各々作業して貰いたいと思います」
曜「因みに、作業時間は評価の対象にはならないけど、一応制限時間を設けるから、そこだけは気を付けて下さい」
鞠莉「つまり〜、どれだけへたっぴでも、時間内に完成させれば勝つ可能性はあるって事よぉ〜」
曜「その通りー!」
ルビィ「……」
ダイヤ「ぬぅっ、」
ダイヤ(……裁縫はルビィの得意分野。……正直、今回はどう考えても分が悪いですわね) ダイヤ(ですが、もしこの勝負を落としてしまったら、いよいよ後も立つ瀬も無くなってしまいますわ……)
ダイヤ(幸い、この勝負は技術力よりも、独創性を重視しするかの様な発言が、会話の節々に見受けられます)
ダイヤ(ならばいっそ、普段の私のイメージを一度崩してしまって、まったく新しいデザインで攻めて行くのも手ですわね)
曜「布地は、此処にあるのを好きな様に使って貰って大丈夫です。」
曜「もし必要なら、ミシンを使っても大丈夫だよ。……まぁ、使わないとは思うけど」 鞠莉「曜。説明はオーケーかしら?」
曜「うん、大丈夫。」
曜「二人とも、怪我だけは注意してね?」
ダイヤ「(独創性……既成概念を打ち壊す……)」ブツブツ
ルビィ「……」
曜「……ま、鞠莉ちゃん、」
鞠莉「イェース!」 鞠莉「そぉれでは二人ともー!席に着いて下さいましーっ!」
ダイヤ「……」スッ
ルビィ「……」ガタッ
曜「じゃあ、今から第三回戦はじめるよ」
曜「真ん中に置いてるタイマーが鳴ったら、それが終了の合図だからね」
鞠莉「用意はいいかしらー!?」 千歌「こ、今回はどっちが勝つと思う?」
果南「ん〜。こう言うのはルビィの方が得意だからねぇ……」
梨子「でも、曜ちゃん的には技術よりも、センスと言うか、発想力を重視してるみたいだよ?」
善子「てゆーか、ダイヤさんが裁縫してるの見た事ないんだけど」
花丸「ダイヤさんは、デザインよりも効率とか量産の方を考える人だからねぇ、やっぱりルビィちゃんが有利な気がするずら」 鞠莉「さて!曜、お願いするわ!」
曜「了解であります!」
曜「じゃあじゃあ!スタートしちゃいますよぉー?」
ダイヤ「──ッ」
ルビィ「……」
曜「レディ……」
「ヨーソローッ!!!」
ピッ! キャラ崩壊が激し過ぎて名前を見て誰が言ったかを理解しなければならない
そして、自身のキャラクター像との剥離が広い為、全然違う人物が言ってるようにしか思えない ルビィ「……」スッ
ダイヤ「──ッ!」バッ
プスッ
ダイヤ「!!?!?」
ダイヤ「いったぁあああああああああいっっ!!!!!」
曜「ぇええっ!!?」
鞠莉「だ、ダイヤ!?」 ダイヤ「うぅぅ……っ、痛いぃ……」
果南「あ、アンタ!開始早々なにやってんのさ!?」
善子「……メディ丸!」
花丸「はぁ〜い」テッテッテ
花丸「ダイヤさん。マキロンと絆創膏ずら〜」
ダイヤ「あ、ありがとうございますぅ……」 千歌「ダイヤさん!大丈夫!?」
梨子「何処刺しちゃったんですか!?」
ダイヤ「ひ、人差し指ぃ……」
善子「うっ、もうちょっとで爪の間じゃないのよぉ……っ」
曜「ひいぃぃぃっ!!」ギュッ
果南「いやあぁぁぁぁ……っ」ギュッ 鞠莉「ダイヤ?まだ行ける?」
ダイヤ「……うっ、」チラッ
ルビィ「……」
ルビィ「フッ」クスッ
ダイヤ「ッッッ」
ダイヤ「やれますわっ!!!」
鞠莉「オーケィ!ナイスガッツよ!」 ダイヤ(おのれルビィ……っ、私の些細なミスで笑ってからに……っ!)
ダイヤ(……落ち着いて。落ち着くのよ、私。今は、あの様な愚昧に構っている場合ではありませんわ)
ダイヤ「スゥ……フゥッ、」
ダイヤ「──よし!」スッ
プスッ
ダイヤ「ぎぃっ!!?!?」
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