穂乃果「旅の仲間?」
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〜平和な村 オトノキ〜
穂乃果「はあ〜、今日もパンがうまいっ!」
パクパクモグモグ
ことり「はぁぁん!食べてる穂乃果ちゃんもかわいいよお〜」
ここはホビット達の住む、平和な村オトノキ。
ホビットというのはいわゆる小人族で、背が低く、無欲で、楽しいことがだいすきな人種である。彼らは歌を歌ったり、踊りを踊ったり、パイプ草をすったり、お酒を飲んだり…たまに仕事をしたりして、暮らしている。
海未「こら!穂乃果、さっき朝ご飯は食べたばかりでしょう。ことりも穂乃果を甘やかさないでください!そろそろ草刈りの時間ですよ。」
穂乃果「ええ〜…これから食後のパイプ草を…」
海未「そんな場合じゃないでしょう、まったく。これだから村一番のお気楽者なんて呼ばれているのですよ…」
穂乃果「あははっ、まあおばあちゃんなんて、村一番の変人って呼ばれてるくらいだし…お気楽者くらいなら、まだまだ全然だよ!」
海未「全然とはどういうことですか…って、あ!ことりまでパイプ草を!」
ことり「まぁまぁ海未ちゃん、これ吸ったら穂乃果ちゃんも、きっとお仕事する気になるよ♪」
穂乃果「そうだ、海未ちゃんも一本吸って行こうよ!今回はいい草が手に入ってね…」
ガサガサ 海未「……、はあ。まったく…仕方ありませんね。一本だけですよ?」
穂乃果「えへへ!そうこなくっちゃ。それじゃあ海未ちゃんの分も…っと。はい!」
シュボッ
三人「………ふう〜〜〜、、、」
海未「あーー、、これは…いい草ですねえ」
穂乃果「へへへ、でしょ〜〜」
ことり「ふふっ、三人で一緒に吸うパイプ草は、格別だねえ〜〜」
チャランチャランッ
穂乃果「ん〜?この馬車の音、久しぶりに聞いたような…って、あー!!」
海未・ことり「のぞみ(ちゃん)っ!!」
希「やっほ〜みんな、相変わらず仲良いねえ」
穂乃果「もーっ、来るの遅すぎるよ〜〜!」タタッ
ギシッ
希「おおっと、もー。びっくりするやん。この馬車1人乗りなんよ?」
ことり「えーいっ♪」タタッ
ギシギシ
希「ことりちゃんまで!…まったくもう」
海未「……」ソワソワ 希「……、ほら、海未ちゃんもおいで。もてなし好きのホビットだもの。お仕事より客人に、最近のお話をするのが習わしやろ?」
海未「……!」パアアア
海未「はい!それでは失礼して…」タタッ
ギシッ
希「…じゃあちょっと、この馬車も大きくせんとねえ…ほい!」フルッ
キラキラキラッ……ドカン!!!
穂乃果「おおー!!馬車が大きく…?なったような、なってないような」
希「気持ち大きくなったやろ〜?うちの力じゃこれくらいが限界やねえ」
ことり「まあ私たちは小さいからね!それより希ちゃん、もっと早くくるのかと思ってたよ、準備とか色々あるだろうし…」
希「魔法使いは絶対遅刻しないんやで、ことりちゃん。早すぎることもない。一番ちょうどいい時間にやってくるんよ。」
海未「…また希は、そんなことを言って。どうせ趣味の昼寝でもしていて遅れたのでしょう?」
希「あっバレた☆?さすが海未ちゃん、目敏いなあ〜」
海未「たまにしか会っていないとは言え、希とは長い付き合いですからね。穂乃果のおばあ様からも希の話は聞きますし…って、ことり?」
ことり「わぁ〜!うしろ、花火でいっぱいだね!」
希「ふふっ、今夜のおばあちゃんの誕生日パーティーのために作ってたんよ。のぞみん特性花火!1000発分はあるよ。」 穂乃果「おばあちゃん、喜ぶだろうなあ!なんてったって111歳の記念だもん。すごいよね!111歳!」
海未「おばあ様も何かみんなを驚かせるようなサプライズを準備しているそうですし、今夜が楽しみですね。」
希「………、サプライズ、ね…」
ことり「……?希ちゃん?」
希「っ!ううん、なんでも。それよりみんな、ここ最近のオトノキ村の話、聞かせてよ!ここに来るのもかなり久々やからねえ。」
穂乃果「もちろん!そうそう、この間凛ちゃんと花陽ちゃんがね…」
希「凛ちゃんと花陽ちゃん!あの2人は面白いからなあ…それでそれで?」
ワイワイガヤガヤ
希(………)
希(おばあちゃん…やっぱり、決めたんやね) -夜-
シュ〜〜〜〜…バァァァンッッッ
パチパチパチ
穂乃果「すごーーーい!!!きれーーー!!!!」
希「ふふふっ」
海未「あはははは!!竜の形になったりおはなの形になったり…すごいれす!ことり、おかわりくらさい〜〜」ヘラヘラ
ことり「えへへっ酔っ払ったンミちゃんかーわーいーいっ♪はい、かんぱーぁい!」
穂乃果「もーっ2人とも酔うの早いよ〜〜!穂乃果も!かんぱーい!」
ワイワイガヤガヤ
村の子供たち「ねえねえおばあちゃん!また竜の秘宝の闘いのお話きかせてよ!」
「僕もそのお話だいすき!とくにトロルにつかまった時のところ!はなしてはなして!」
「なにそれわたし聞いたことない!ききたーい!」 おばあちゃん「そうさねえ…あれはまだわたしがたった20くらいのころのことだね。竜の秘宝を探しに仲間のドワーフたちと洞窟に忍び込んだ時…うっかりトロルに見つかってしまってね、今にも食べられそうになってしまったんだよ」
子供たち「ふんふん!」ワクワク
「それでそれで!どうやって逃げたの」
「こわい!トロルってすっごい大きいんでしょ!」
おばあちゃん「…そうさねえ、どうして逃げようかと仲間たちとコソコソ相談していたらね、急にトロルたちが喧嘩を始めたんだよ」
「なんでなんで!」
おばあちゃん「私たちを生で食べるか、焼いてたべるか、蜂蜜漬けにするか…ってね、それで…」
「あははは!トロルもそんなことで喧嘩するんだ!」
「まるで僕たちと一緒だなあ」
アハハハッ
ワイワイガヤガヤ
凛「かよちんかよちんっ!」
花陽「どうしたの?凛ちゃん。このご飯おいしいよ?」
凛「そうじゃなくて!希ちゃんの花火、保管してるとこ!見つけたんだ。1発大きいの打ち上げようよ!」
花陽「ええ〜っ、おこられちゃうよう。」
凛「大丈夫大丈夫!こんな機会めったにないよ。かよちんもあの花火、自分で打ち上げてみたいでしょ?」
花陽「う〜〜ん…」
凛「ほらほら、いっくにゃー!」ガシッ
タッタッタッ
花陽「ぴゃ〜〜〜っ、まだご飯が!あっ、あっ、」
\ダレカタスケテ〜!!!/ ……ワイワイガヤガヤ
穂乃果「あっはは〜よったよった、よーし!!歌うぞー!!」
ことり「わたしも!」
海未「わたしもれす!」
希「あははっ、きかせてきかせて♪」
穂乃果「ゴホン、ゴホン。あー。あー。」
穂乃果「だってーかのうせい、かんじたんだ」
穂乃果「そうだ、すすーめー♪」
穂乃果「こうかい、したくなーいめーのまえに、」
穂乃果「ぼくらの、みちg」
ド!!!!ガーーーーーーン!!!!!
希「っ、!?」
海未「ひえっ、な、なんれすかあの花火!」
ことり「す、すごい勢いで!こっちに落ちてくるよ〜〜〜?!!?!」
穂乃果「希ちゃん?!」
希「や、これは特別製の一番大きいやつ…うちは打ち上げとらんよ?!ええっ?!」
キャーーーー!!
なにあの花火?!
またあのトラブルメーカー希の仕業か?!
希「いやいや、誰や今トラブルメーカーとか言ったの!もーー、えい!」フルッ
キラキラ…バァン!!! 穂乃果「あっ、勢いが少しおさま…おさまった?えっ?えっ?」
海未「あまりおさまってません!」
ことり「ぶ、ぶつかる〜〜?!!?!」
希「ーーーっ、」
バァァァアアアンッッッ
穂乃果「……っ、ごほっ、ごほ…」
穂乃果「びっ…くり、したぁ…ギリギリセーフ?だったね…」
海未「は、はぁぁぁ…酔いも一気に覚めましたよ…」
ことり「ドキドキしたけど…すごい花火だったね…!」
パチパチパチパチ!
こどもたち「すごい!!どきどきしたー!!」
「すごい花火だったなあ!」
「希ちゃん、今のもっとやって〜!!」
希「あはは、ちょっとまってなあ…」
希「ちょっとあの裏にいる2人と、お話があるから」チラ
りんぱな「…?!!」ドッキーン
タッタッタ
希「…さあ、2人とも?訳を説明してもらおうか」
凛「ご、ごめんなさい希ちゃん!かよちんは悪くなくて…あんなすごい花火だとは思わなくて!」
花陽「や、でもわたしもついてきたから!凛ちゃんだけが悪い訳じゃなくて…!」
希「ほおほお。とりあえずじゃあ、悪戯者にはコレをしとかないとね?」
凛「に、にゃあ〜〜〜?!!まずい!!かよちん、にげよう?!」
花陽「ピャ…?」
\ワシワシMAX〜〜〜!!!!!/ ーーー
ーー
パン、パン!
村人「そろそろおばあ様からひとこと、いただくぞ〜〜!!」
\ワーーーーーーー/
おばあちゃん「えー親愛なる村の皆様、今宵はわたしのために集まってくれて、ありがとうねぇ。」
こちらこそありがとうだよー!!!
おめでとーーーおばあさん!!!
めでてえな!!!
ワイワイガヤガヤ
おばあちゃん「えーー111年という長い年月も、このオトノキ村で過ごすとあっという間さね。」
ばあさん60年くらい旅に出てたから111年もここにいねえだろがよー!
全く変わり者だぜー!!
ワイワイガヤガヤ おばあちゃん「ハハハハ。言われてみればその通り。」
おばあちゃん「…、今日はね、去年までのパーティと違う。大事な話があるんだ。」
なんだなんだ!
111年記念に再婚とかじゃねえか?!
やーそれなら穂乃果ちゃんだろ。
穂乃果ちゃん結婚したら俺ァ泣いちゃうぞ?!
もしかしてサプライズって…?!
ワイワイガヤガヤ
おばあちゃん「…すまんねえ、そういうニュースじゃなくて。」
おばあちゃん「実は私は、今日をもってこの村とは、さよならをすることにしたんだよ。」ゴソゴソ
………は?
シーン
おばあちゃん「…さよならじゃ。みんなと過ごした日々、楽しかったよ。ありがとう。それでは…さようなら」スス…
-シュンッ-
穂乃果「え……?」
海未「お、おばあ様が…」
ことり「消えた…?」
消えた!!ばあさんが消えたぞ?!
変人だとは思ってたが…まさか消えるとは?!
希がなんかしたんだろう!あいつはいつもそういうトラブルを起こす!
ワイワイガヤガヤ
穂乃果「希ちゃんはすごいけど、そんなすごい魔法は使えないよ…人が消えるなんて」
穂乃果「….、おばあちゃん……」 書き溜めほぼしない主義なのでちみちみいくぞ
おちたときは気が向いた時にまたたてる いや、これだとマジで落ちるからもうちょい書いとけよ -穂乃果の家-
シュンッ
おばあちゃん「ふふ…ははは!」
希「うまくやったつもり?」
おばあちゃん「なっ…、希、いたなら脅かさないでおくれよ。」
希「おどかしたのはおばあちゃんの方やん。村のみんな…特に穂乃果ちゃんと海未ちゃんとことりちゃんは、びっくりしてたよ。」
おばあちゃん「ハハハ、そうだろうさ。希だってできないような魔法だからね。」
希「まあ、ね…でも、その指輪は危険なんよ。言ったやろ?それをあんなおふざけで使っちゃダメやん。」
おばあちゃん「ごめんて。ちょっとしたおふざけじゃよ。一瞬のことだし、大丈夫だろう。」
希「もう……、それで、穂乃果ちゃんにはきちんと話してあるの?」
おばあちゃん「うーん、まあ、軽く言ってはあるわい。まあ伝わってなくともあの子には海未ちゃんもことりちゃんもいるんだし、なんとかなるだろう。希もいるしね。」
希「それはそうだけど…うちだって万能じゃないんよ。わかってるやろ?」
おばあちゃん「それはもちろん。灰色ののぞみんだもんねえ….」
おばあちゃん「……まあ、そんなことはいいんだよ。それでも希のことは頼りにしてる。たとえ魔法がなかったとしても、希が頼りになることは変わらないからね。」
希「もう、またそうやって調子のいいこと言って。」
おばあちゃん「調子のいいのはあんたの受け売りさね。…っと、そんなことを話している場合じゃないよ。穂乃果が来ても困るし、私は今すぐにでもここをでなくては」
希「…本当に行くんやね。」
おばあちゃん「そうとも。私には長い休暇が必要なんだ…ここはうるさくてね、穂乃果もいるし、凛も近いし。静かなところでこの本を書き上げたいんだよ」
希「わかったよ…それで、」
希「例の指輪はどうするの?」 おばあちゃん「ーーーっ、」
おばあちゃん「…もちろん、穂乃果に置いていくよ。私が持っていても仕方ないだろう。」
希「うんうん。絶対それがいいよ。どこに置いたん?」
おばあちゃん「そこの暖炉の上さね。」
希「ふむ…」
おばあちゃん「いや……、ちょっとまって。」
希「…?」
おばあちゃん「指輪は…まだ、わたしのポケットの中じゃ。」ゴソ…
希「そっかそっか。それじゃあ暖炉の上に置いていきなよ。」
おばあちゃん「………」
希「おばあちゃん…?」
おばあちゃん「………」
希「おばあちゃん…」
おばあちゃん「……、すまぬ。あげるとなったら、少し惜しくなってきたんじゃ。」
おばあちゃん「…しかし……わたしが見つけた指輪じゃ。わたしが見つけた……それをどうして、あの子に譲らなきゃいけない?」
希「おばあちゃん…!」
おばあちゃん「そうじゃ、これは私の…私だけの指輪じゃ。」
おばあちゃん「これはわたしの……愛しいひと……」
希「ーーーっ、それをそう呼んでいたのは、あなたじゃないはず。」 おばあちゃん「…もちろん、穂乃果に置いていくよ。私が持っていても仕方ないだろう。」
希「うんうん。絶対それがいいよ。どこに置いたん?」
おばあちゃん「そこの暖炉の上さね。」
希「ふむ…」
おばあちゃん「いや……、ちょっとまって。」
希「…?」
おばあちゃん「指輪は…まだ、わたしのポケットの中じゃ。」ゴソ…
希「そっかそっか。それじゃあ暖炉の上に置いていきなよ。」
おばあちゃん「………」
希「おばあちゃん…?」
おばあちゃん「………」
希「おばあちゃん…」
おばあちゃん「……、すまぬ。あげるとなったら、急に惜しくなってきたんじゃ。」
おばあちゃん「…しかし……わたしが見つけた指輪じゃ。わたしが見つけた……それをどうして、あの子に譲らなきゃいけない?」
希「おばあちゃん…!」
おばあちゃん「そうじゃ、これは私の…私だけの指輪じゃ。」
おばあちゃん「これはわたしの……愛しいひと……」
希「ーーーっ、それをそう呼んでいたのは、あなたじゃないはず。」
おばあちゃん「そんなことはわかってる!それがどうして、私がこの指輪をそう呼んじゃいけないことになるのじゃ。」
おばあちゃん「そうだ…希、おまえきっと、穂乃果に譲らせるようにして、こっそり自分がもらっていってしまうつもりなんだろう!この大切な指輪を!」
希「…っ、」 希「……おばあちゃん、その指輪を長く持ちすぎたようやね。」
希「それに、うちをズルイ魔法使いみたいに言って。」フル…
キラキラキラキラッ
希「Zurui-Zurui-ZuruiKotoHa」
希「Sichadamemanoyo-KoraKora!!」
ズズゥゥゥゥゥン…ッ
おばあちゃん「ひっ……」
おばあちゃん(部屋が…急に、影、が…うごいて)
おばあちゃん(…っ、希が怒っている。こんな怒ってる希は、はじめて見た…)
おばあちゃん「ひぃぃ…やめとくれ!わかった、わかったよ!あんたの言う通りだ!」
希「……、わかってくれて、ありがとうな。」
シュウウウウウ
希「ごめんなあ。うちもこんなことはしたくなかったんよ……ただ、あなたを救いたくて。」
おばあちゃん「……、わかっとるよ。」
おばあちゃん「…それじゃあ、わしはそろそろいくよ。穂乃果のこと、よろしく頼んだよ。」
スクッ
希「……、まって…おばあちゃん。まだ指輪は、あなたのポケットの中よ。」
おばあちゃん「ーーッ、ああ、そうだった。そうだったねえ…歳を取ると、忘れっぽくて困るねえ…」ゴソ…
おばあちゃん「………っ、」スッ
おばあちゃん「……っ、う……う……」ス…
コトッ おばあちゃん「……はーーーーーー。」
おばあちゃん「はあ。なんだか体が軽くなったような気がするね。」
希「それはよかった!」
おばあちゃん「それじゃあね。希。いつかまた機会があれば、あんたとまた、龍の秘宝でも探す旅にでたいよ」
希「ふふ…懐かしいね。きっとまた。」
おばあちゃん「それじゃあね。」
希「うん…またね。道中は気をつけて。」
おばあちゃん「ハハハ。まだまだ私は若いからね!よーし、新たな旅に出発だ。」
希「いってらっしゃい!」 >>19 >>20
なんかコピペミスったわノリで読んで ーーー
ーー
ガチャッ
穂乃果「おばあちゃん!!!」
穂乃果「………っ、」
希「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「…希ちゃん。行っちゃったんだね…おばあちゃん…」
穂乃果「あははっ…前々から旅に出る〜とか、休暇がほしい〜とか、言ってたけど…まさかこのタイミングで、なんて。お見送りくらいさせてくれたらいいのに。」
希「あの人は、そういう人やからね。」
穂乃果「ふふふ、まったくだよ。もー。おばあちゃんがいなくなったら…この家は私一人で。家のこととか全然わかんないのに…」
穂乃果「…はー。もう!希ちゃんは、おばあちゃんとも昔馴染みでしょ?穂乃果のこと、よろしく頼んだよ!」
希「あははっ、穂乃果ちゃんらしいなあ。言っとくけどうち、そんなに頼りにならないよ?」
穂乃果「希ちゃんは、例え魔法が使えなくたって頼りになるよ…って、なんだろうこの指輪。おちてる。」ヒョイッ
希「あーー」
穂乃果「?」
希「穂乃果ちゃん、海未ちゃんとことりちゃんは?」 穂乃果「パーティーの混乱を収めてるところだと思うよ。」
希「他に今、誰かこの辺りにいるかな?」
穂乃果「みんなパーティー会場だと思うけど」
希「そっか…そっか。ねえ穂乃果ちゃん、その指輪はね、もしかしたらすっごく危険で、貴重なものかもしれないんだ。」
穂乃果「…、希ちゃん…?」
希「だから…、絶対誰にも見つかっちゃいけない。海未ちゃんにもことりちゃんにも…絶対に。隠しておける?」
穂乃果「……、わかったよ。なんだかよくわからないけど、希ちゃんが真剣なのなんてすっっごく珍しいから、それだけすごいものなんだね。」
希「あはは…まあ、言う通りや。頼んだよ。うちは少し…調べることがあるから。またすぐここを訪ねるね」ガチャ
穂乃果「えっ、もう言っちゃうの?」
希「ふふ…穂乃果ちゃん。魔法使いが旅立つのに、早いも遅いもないんよ。必ずちょうどいい時期にでて、丁度いい頃合いに戻ってくる。」
希「きっと…すぐに戻ってくる。予想が当たってなければいいんやけど…少し、まっとってなあ。」タタッ
穂乃果「希ちゃん…!!」ガチャッ
穂乃果「…、もういない。」
穂乃果「まったく…おばあちゃんも希ちゃんも、自由すぎるよ。」
穂乃果「これじゃあ穂乃果のことなんて言えないじゃん…」
ガチャッ ことうみ「穂乃果(ちゃん)!!!」
海未「はあっはあ、…おばあさまは…?」
ことり「希ちゃんも…」
穂乃果「あはは…2人とも、行っちゃったみたい。」
穂乃果「希ちゃんは、すぐ戻ってくるみたいだけど。」
ことり「穂乃果ちゃん…」
海未「…っ、大丈夫です!穂乃果には、私もことりもいますから。」
ことり「そうだよ!穂乃果ちゃん!きっと大丈夫!!」
穂乃果「ふふ、ありがとう。2人とも。」
海未「穂乃果……」
穂乃果「あーあ、まったく、自由なおばあさんと魔法使いのせいですっかり酔いがさめちゃった。もっともっと酔いたいのに〜…」
穂乃果「…ってなわけで、それじゃあ2人とも、いこっか…!」
海未「…、いくとは、どこに…?」
穂乃果「あははっ、そんなのもちろんーー」
ーーパーティの二次会だよっ!! >>28
このスレ見てたわ
久々指輪物語見たら書きたくなってな 予想
A-RISE 裂け谷・ロリアン
Aqours ローハン ・ゴンドール
イムラヒルとベレゴンド推しだから
余ったキャラで映画未登場の原作キャラとかも出してほしいな 悪いが原作読んだの10年前とかだから全然覚えてねえぞ…基本映画だと思ってくれ
てか大筋は一緒でも全然中身変えるかもしれん -数日後-
ドンドンドンドンドン!!!!
穂乃果「あーもーうるさぁあい!!穂乃果は留守だよ!もういないよ!」
ドンドンドンドンドン!!!!
穂乃果「くっ…もう、せっかくの夜食タイムに!でない!もー絶対でないからねーだ!」
希「魔法使いのお友達でも?」
穂乃果「…っ!!希ちゃん?!」
ガチャッ
希「やっほー♪1週間ぶりやね!」
穂乃果「ごめぇん希ちゃん!もー村の人たちがね!おばあちゃんのことで朝も夜もひっきりなしに訪ねてくるから!またかと思って!」
希「別にいいんよ。こうしてあけてくれたんだし!それより話したいことがあるんよ、入って入って…」
…ガチャン。
穂乃果「どうしたの?急ぎ?」
希「そう、そう。急ぎなんよ。穂乃果ちゃん、こないだ話した指輪、ちゃんと隠してる?」
穂乃果「もちろん!ちゃーんと封筒に入れて、いつもポケットの中に……ほら。」
スッ
希「ごめん穂乃果ちゃん、ちょっと借りるよ」スッ
ポイっ
穂乃果「?!!?!なんで暖炉の火の中に?!大事なものなんじゃないの?!」 希「大丈夫…大丈夫。ちょっとまって…………」
穂乃果「……?」
希「……よし、穂乃果ちゃん、手だして、」
スクッ
穂乃果「え、え、穂乃果の手に乗せるの?」
希「大丈夫…熱くはないよ」
コト…
穂乃果「…、ほんとだ。」
希「穂乃果ちゃん、何か指輪に見える?」
穂乃果「や、なにも………、」
穂乃果「…….…ん、まって。」
希「……?」
穂乃果「何か…文字が浮かび上がってきた。エルフ語かな?読めないや…希ちゃん読める?」
希「それはエルフ語じゃないよ。」
穂乃果「え、じゃあどこの言葉だろう…」
希「……、穂乃果ちゃんは知ってるよね?レズドールって…全ての悪の根源って言われていた場所のこと。」
穂乃果「うーん、なんだか前に海未ちゃんに聞いたような…大昔、力で無理矢理この世界を支配しようとした国のことだよね?」
希「簡単に言うとそんな感じやね。そこに浮かび上がったのはそこの言葉。読んだらいけない文字なんよ。」
希「……でも、この国の言葉に訳して読むことはできる。」 穂乃果「なんで書いてあるのっ?」
希「待ってね、そこに浮かび上がってるのは一部だから…全てを訳した文章が、昔の書物に残ってたから。今から読むね、」
三つの指輪は、空の下なるエルフの王に
七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に
九つは、死すべき運命(さだめ)の人の子に
一つは、暗き御座の冥王のため、
影横たわるレズドールの国に
一つの指輪は、すべてを統べ、
一つの指輪は、すべてを見つけ、
一つの指輪は、すべてを捕らえて、
くらやみのなかにつなぎとめる
影横たわるレズドールの国に
希「…と、まあこんな感じやね」
穂乃果「???」
希「さっぱりわからないという顔やね。まあここまでは予想通り。それじゃあ窓の外で聞き耳をたててる誰かさんに、穂乃果ちゃんへの通訳をお願いしようかな、」
希「…ね。海未ちゃん、ことりちゃん?」
ことうみ「「っ!」」ビクッ
ガチャ
ことり「あはは…ばれてたんだ。というか、海未ちゃんも聞いてたんだね」
海未「私も希にバレていることよりも、ことりがいたことの方に驚きました…」 希「というか、なんで2人揃ってこんな時間に穂乃果ちゃんちの周りにはりついてるんよ…」
ことり「何か…何故だかわからないんだけど、胸騒ぎがして」
海未「私もです。何故でしょうね…」
希「あはは、流石は幼馴染みやね…魔法よりもすごい胸騒ぎや。それで…三人とも。」
三人「?」
希「穂乃果ちゃんはこの運命に抗えないとして…でも2人はまだ、選ぶことができる。」
希「ここから先の話を聞いたら、ただではすまないよ?何が起こるか…ひょっとしたら死ぬことになるかもしれない。ここには2度と戻ってこれないかもしれない。」
希「その覚悟はある?穂乃果ちゃんと、運命を共にする覚悟ーー」
「あるよ!!!」「ありますっ!!!」
希「ふふ、そう言ってくれると思った。」
希「まあでも、今のは少し脅しすぎ…かな。でもまぁもしかしたらそういうこともあるかもしれない…から、一応ね。」
穂乃果「と、というか私はそれを受け入れる以外の道ないの〜?!」
希「ごめんね。こればかりはうちにもどうしようもないんよ…でもうちも、できる限りのことはするから。」
穂乃果「う、ん……そっか。まあ、希ちゃんが助けてくれて、2人が一緒なら……」 穂乃果(希ちゃんは、2人に判断を委ねていたけど…きっと希ちゃんだって、この運命を外れることはできたはずなんだ。私以外は。)
穂乃果(みんな、私のために、同じ運命を選んでくれようとしてるんだ。本当は他の道だって選べたはずなのに。私のために……)
穂乃果「………」
穂乃果(それなら………それなら、わたしは)
穂乃果「……わかった。私も覚悟を決めたよ!」
海未「それで、私達は何をどうすれば良いのですか?」
希「結論だけ先に言えば、穂乃果ちゃんが持っている指輪をある場所まで届けて欲しいんよ。」
穂乃果「これを?」スッ
ことり「わあ、きれいな指輪!」
穂乃果「えへへ、綺麗だよね〜!大きいから、指には合わなそうだけど…」スス…
希「…!!!?!はめたらダメや!!!」
三人「っ!」ビクッ
希「……っ、ごめん、ごめん。そういえば言い忘れてたっけ…抜けてるなあうち…や、抜けてるじゃすまないなあ。」
穂乃果「希ちゃん…?」
希「穂乃果ちゃん。その指輪、一度でもはめたことある?」 穂乃果「ないよ!はめようとしたのは今が初めてかも…だってこれ、大きいし。」
希「……、はーーー……よかった……」
海未「この指輪は、そんなにはめたらまずいものなのですか?」
希「そうなんよ。そう、この指輪がなんなのか…知らないままで、こんな理不尽な使命は押し付けられない。」
希「少し長い話になるけど、聞いてくれる?」 ーーー
ーー
今からずっと昔、邪悪の塊と言ってもいいくらい…世界を悪で満たそうとしてる者がいたんよ。
名前は綺羅ツバサ。
彼女は彼女のもつ邪悪な力で指輪を作って、それを各種族に配ったんや。
海未「先ほど浮かび上がったという文字の話ですか?」
そうそう。流石は海未ちゃん。
3つをエルフに、7つをドワーフに、9つを人間に配ったんやね。
もらった各種族の王たちはそれはそれは喜んだらしい。
美しい魔法の指輪。そりゃあもらったら誰だって嬉しいよね。
ーーーでも、それは罠だった。
新たな指輪が一つ、作られたんよ。
さっき出てきた文字の話にあった、一つの指輪。レズドールの指輪。
その指輪は強力で、配った指輪を意のままにできる指輪だったんや。
ことり「もらった指輪をつけてる人は、それで操られちゃうの?」
まあ簡単に言うとそんな感じやね。
指輪の魔力に溺れてしまうんよ…
結局、指輪の力で綺羅ツバサはどんどん勢力を広げていった。世界を全て支配するのも、目前ってくらいまで…
でもね、それに抗って戦った人たちもいた。
エルフと人間の連合軍が、レズドールまで攻め込んだんよ。
海未「聞いたことがあります。一度世界が終わったと言われる、大きな戦争…」 そうそう。その戦争のこと…そこで綺羅ツバサは、人間に手を切り落とされて、指輪を失い…破れたんや。
穂乃果「すごーい!やるなあ人間!」
ふふ。でもね、人間はこの世で一番強欲な生きもの…
今度はその指輪を自分のものにして、世界を自分が動かそうと考えた。
自分の正義に従ってね。
海未「すごいですね、ホビットでは考えられません…自分が指輪にのまれてしまいそうで。」
ホビットは謙虚やからねえ…
でも海未ちゃんの言う通り。人間はすぐに指輪にのまれ、奪い合い…その果てに、
綺羅ツバサを倒した人間は、川の中で殺されたんや。
ことり「物騒な話で怖いなあ…」
穂乃果「ほんとだよ……」
海未「…?ちょっとまってください。もしかして、この指輪って。」
希「そうそう、穂乃果ちゃんが持っているその指輪は、まさに綺羅ツバサが最後につくった…一つの指輪。」
三人「…っ?!?!!!」
希「まあうちも今さっき火に投げ入れた時点でそれを確信したんやけどね。」
ことり「ま、まって!なんでその指輪がここに?!」
海未「そうですよ!ツバサを倒した人間は、指輪を持ったまま川の中で殺されたのでしょう?!何故それがここに!」
希「やっぱりその話もしないとやね…でもどうやら、時間があまりないみたい。手短に話すね。」
希(うちの勘が、急がないとヤバイと告げてる…) 文章上手いし期待
ただ、この超大作をどこまでやるつもりなのか トールキニストの俺がついてる
分からない事があれば聞いてくれたまえ ーーー
ーー
川に落ちた指輪は、そのあと数百年もの間沈んだままで…人々の記憶からは薄れていった。
魔法の指輪には、きっと意志がある。
来るべき時が来るのをまっていたんやね。
でも予想外なことがおきた。
ホビットに似て体の小さな、アルパカ族と呼ばれる種族に拾われたんや。
そこから500年もの間、指輪はその持ち主の元にいて…
海未「まってください!500年とは…その種族はエルフに近い生き物なのでしょうか?」
ことり「私達も寿命は長い方だけど、せいぜい100年ってとこだし、500年なんて流石に生きれないよねえ…」
穂乃果「……!、もしかして…」
…その通り。指輪には持ち主を生きながらえさせる力がある。それはもちろん、穂乃果ちゃんのおばあちゃんにも働いたっていうわけやね。
穂乃果「だから111歳になっても、あんなに元気でピンピンしていたんだね…」
まあ、そういうことになるね。
話を元に戻すと、500年も指輪を手にしていた…通称「パカオ」と呼ばれたその生き物は、いろんな事情があって村を追放され、薄暗い洞窟の中で生きていた…
と、そこに風変わりな冒険者が訪れたわけや。
ことり「穂乃果ちゃんのおばあちゃん…!」 そうやね。そこで少しイザコザがあって、おばあちゃんは指輪を手にして…パカオは指輪を失った。
おばあちゃんは盗んだわけではなかったけど、500年も大事にして、「愛しいしと」と呼んでいた指輪を失ったパカオは…
「高坂」という「ホビット」に「盗まれた」と、半狂乱になっていったんよ。
穂乃果「愛しい…しと…」
海未「なるほど。指輪がここにある理由は理解できました。」
ことり「それで…これをどうするの?」
希「…落ち着いて聞いてな。悪は繰り返す…綺羅ツバサは、指輪という自分の"意志"がこの世に在り続ける限り、何度でも復活する。」
穂乃果「それって…」
希「復活したんや…綺羅ツバサは。レズドールは既に邪悪な者たちが集結し始めてる…それでな、」
希「ツバサの軍勢はパカオを捕らえ、拷問にかけて…「高坂」と「ホビット」という、二つの単語を得た。」
希「それが意味するところ…わかるよね?」
海未「ーーッ、奴らがここに!」 希「そうなんよ。もう一刻の猶予もない…急いで支度して、三人とも。」
ダダッ
希「そしたら昌平橋を渡って…夏色村にいくんや。宿屋ヒフミ亭で落ち合おう。」
穂乃果「希ちゃんは一緒に来てくれないの…!?」
希「…ごめんなあ。ここ1週間調べっぱなしで、重要なことができてないんよ。」
希「魔法使いの先輩に力になってもらおうと思ってね。彼女が力になってくれれば百人力やから。」
海未「わかりました…!穂乃果のことは必ず私達で守ります。もちろん指輪も。」
希「…2人がいて、3人が揃っていて本当によかったよ。お願いするね。その指輪は絶対に綺羅ツバサの元に渡ってはいけない。」
希「それからはめないように気をつけてね。はめれば消えることができるけど、悪に居場所がばれるんや。」
ことり「…よし、準備できたよ!」
穂乃果「穂乃果も!」
海未「私もです!」
ザッ 希「……!」
希「…ありがとう。3人とも…こんなうちのこと、信じてくれて、力を貸してくれて。」
海未「当たり前ですよ、昔からの友人でしょう…きっとこれからは友人に加え、旅の仲間となるのでしょうね。」
ことり「私達は小さくて、できることも少ないけれど…でも、友達に対する想いは、どこの種族にも負けないつもりだよ!」
穂乃果「希ちゃん!たくさん調べて、大切なことを教えてくれて…ありがとう。私たち、絶対この指輪を守るから!」
希「……!」ウルッ
希「あはは…もー。3人がすっごく…大きく見えるよ。ありがとう。」
穂乃果「…?身長は伸びてないと思うけど。」
希「あはははっ、それはそうやね。」
海未「穂乃果…希はきっとそういう意味で言ったのではありませんよ…」
ことり「ふふっ♪穂乃果ちゃんらしくて、私は好きだなあ」
希「…ほんと。こんなしまらない門出ははじめてや。」
希「……、それじゃあ3人とも…あとでなあ。」
穂乃果「あとでね!!」
ガチャッ ーーー
ーー
ー
穂乃果「ふえ〜つかれたなあ。おなかへったなあ。海未ちゃーん、2回目のお昼まだー?」
海未「さっき食べてから10分程しかたっていませんよ。あなたの胃袋はどうなっているのですか…」
ことり「あはは…飴ならあるよ。食べる?穂乃果ちゃん。」
穂乃果「やった〜!!ありがとう、ことりちゃん!」
海未「幼稚園児ですか!って、あ…」
穂乃果「…?どうしたの、海未ちゃん。」
海未「ここは…」
海未「…、この一線をこえたら、私は未だかつて踏み出したことのない大地に踏み出すことになります。」
穂乃果「ふふっ、海未ちゃん大袈裟だなあ。」
ことり「そっか。海未ちゃん小さい頃から、あんまりオトノキ村の外に出たがらなかったもんね。」
海未「出たがる穂乃果や、それについて行きたがることりが珍しいのですよ。元来ホビットというのは、冒険とは無縁の種族ですから。」 海未「それに…オトノキ村にいれば安心ですからね…」
穂乃果「……ふふ、」ギュ
ことり「えへへ」ギュ
海未「……?2人とも?」
穂乃果「それじゃあ、一緒に飛び越えよう!この一線。」
ことり「よーし、せーのっ♪」
ピョンッ
海未「わ……」
穂乃果「へへへっ、意外と大したことないでしょ?」
海未「ふふ…そうですね。2人がいれば…大したことはありませんね。」
ことり「ふふふ…って、あれ、何か聞こえない?」
穂乃果「ほんとだ。さけび声?あれ、この声って…」
凛「わああああ〜〜〜!!!」
ドオオオンッッッ 花陽「ぴゃあああ…!すみませんすみません…っ…て、」
凛「なーんだあ、穂乃果ちゃんたちだ〜!」
花陽「ああ〜、それならよかったー…って。」
村人「ゴルゥゥゥゥアアアア!!!また悪戯泥棒猫の仕業かい!!!うちの野菜を返せェエエエエエエ!!!」
凛「わあああ落ち着いてる場合じゃないにゃあ!!!ほら穂乃果ちゃんたちも持って持って!!」ドサッ
穂乃果「へ?」
海未「は?」
ことり「ほ?」
花陽「く、くるよー!こっちにくるよ凛ちゃん!!」
凛「まずい!!ほらみんな!こっちに向かって走るにゃあああ!!!」ガシッ
スタタタタタタダダッ
穂乃果「えええええ?!!?!」
海未「な、なんでこうなるのですか?!」
ことり「ひえーん、野菜で泥まみれだよ〜!」
花陽「も、もうつかれたよお〜〜!!」
\ダレカタスケテー!!!!/ 見切り発車でかきはじめすぎてμ'sだけだとキャラ足りんことに今気づいたわ
Aqours出したいんだがサンシャインほぼ見てないんだよなどっかで今見れたっけ SSのために今から見るの草
アマプラとか見られそうじゃね? ただでさえキャラ足りないのにサムを二人にするからこんなことになるんだ
サン借りてこい ss書くためにきちんと調べ上げるss書きの鏡のような作者 ーーー
ーー
凛「はぁっ、は…はぁっ……なんとか巻けたにゃー……」
花陽「しぬ…しんじゃうよぉもー……」ゼエゼエ
穂乃果「ことりちゃぁーん…つかれたよ〜…」
ことり「私もだよ〜…はぁ…はぁ…」
海未「ま…ったく、ケホ、なんだっていうのですか…!はぁ…はぁ…」
海未「凛!!!ちょっとこっちに来なさい!」
凛「は…はい〜?ゲッ、そっか海未ちゃんもいたんだった…」
海未「げっではありません!!大体あなたはいつもそうなのです!この野菜はきちんと返して…」ガミガミ
凛「えーー新鮮な野菜だよ?海未ちゃんも食べたいでしょ!」
海未「食べたい食べたくないとかの問題ではないのです!この野菜は農家の方が丹精込めて…」ガミガミ
花陽「わー!美味しそうなキノコがはえてるよ!」
凛「わー!ほんとにゃー!!」 海未「2人とも!!というか花陽もです!いつも巻き込まれて不憫には思いますが、花陽ももう少し…」ガミガミ
穂乃果「………」ボー
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果(……あれ、どうしてだろう、意識が遠く……)
ことリ「……ノカちゃん!……ちゃ………」
穂乃果(首から鎖でさげた指輪に…手が…伸びていく……)
ガシッッッ
ことり「穂乃果ちゃん!!ダメ!!!」
穂乃果「!!!」ハッ
ことり「どうしたの…?穂乃果ちゃん!様子が変だよ…それに指輪は、はめたらだめだって」
穂乃果「ことりちゃんどうしよう!!やつらがくる…追手が!もうここまで!」
ドシッ……ドシッ……
ことうみ「!!!」 ことり「むこうから聞こえる…不穏な足音……!」
海未「隠れましょう!!」
りんぱな「???」
ことり「2人も一緒にかくれて!話はあと!!」
ガサッ
凛「な、なんで隠れるのー??あっ、野菜あっちに置いたままだ、取りに…」
海未「ダメです!!!」
凛「ーッ、」ビクッ
凛(海未ちゃん…いつもの怒り方じゃない。これはきっと本当に…)
凛(静かにしてよう…)
凛「……」
ドシッ…ドシッ…ドシッ…
グルルルル……
花陽(何何何!よくわからない足音が近づいてきて…)
ドシ………
???「……」キョロキョロ
海未「……っ、」 ことり(……!隙間から少し見える…何あれ、真っ黒で、おぞましくて…)
ことり(でも少し…馬に乗ったその姿は、高貴な感じもして…)
ことり(……っ、)
穂乃果「……」ボー
穂乃果(まずい…まずいよ、まただ、また頭がぼーっとして…!)
穂乃果(今場所がバレたらダメなのに…それなのに、指輪をはめたくなる…姿を消したい…ここから逃げたい…!)
穂乃果「……」ソー…
ギュッ
海未「……」
穂乃果(っ!、海未ちゃん……)
???「………」キョロキョロ
???「……」
クルッ…
ドシッ……ドシッ……ドシッ……
5人「………、はぁぁぁ〜〜〜……」 凛「な、なんなのあれ!真っ黒で怖すぎるにゃ…殺されるかと思ったよ!」
花陽「私もあんなのは初めてみたよ…」
海未「……、すみません、話はあとということでしたが、少し時間がないようです。2人はなるべく早く帰宅してください。気をつけて。」
ことり「そう…だね。もうここまで来てるなんて…急がないと。」
穂乃果「うん……急いで昌平橋までいかないと…って、あれ……?」
ドシッ……ドシッ……ドシッ……
花陽「?!!?!?!モドッテクルヨォ?!!?!」
グルルルル…グォォォォ!!!!
海未「は、走ってください!!!とにかく走って!!逃げるのです!!!」
\わぁぁぁぁー!!!!/
ダッダッダッ
穂乃果「だめだ…!これじゃいつか追いつかれちゃうよ…っ!」
ことり「ーーっ、」
ことり(最悪は…わたしがおとりになれば、)
ことり(海未ちゃんのほうが…私より知識も力もある。この先穂乃果ちゃんを任せるなら、きっと海未ちゃんの方がーー)
海未「ダメですよ、ことり。」
ことり「…っ!」 海未「ことりが何を考えてるかくらいわかります。」
ことり「でも……でも、じゃあどうしたら…!」
凛「昌平橋にいきたいんだよね?!」
海未「はい!そうですが…何か策がっ?」
ダッダッダッ
凛「…ついてきて!凛がいつも使う、逃げるの専用いかだがもう少し先にある!」
凛「それに乗れば昌平橋を通って、夏色村までいけるよ!むこうは馬に乗ってるから、川に出ちゃえば追いかけて来れないはず!」
海未「夏色村まで…!あなたは最高ですか!!」
ことり「凛ちゃん…!」
海未「ホビットが5人もいるのですよ、ことり。どうとでもなります!こんなことでは負けません!」
凛「……、っと、ここだよ!ほら!!」
ザザッ
穂乃果「よ、よかった〜!!さすが凛ちゃんだよ!…って、あれ?花陽ちゃんは?」
凛「ーーッ、かよちんっ?!」
花陽「ピャアアアア、おいつかれる〜!!!」 ダッダッダッ
ドシッドシッドシッ
グォォォォ!!!!
凛「かよちん!!!今凛が!!!」
花陽「ダメ!!!凛ちゃん!!だして!いかだだして!!!」
凛「で、でも……っ!」
花陽「飛び乗るから!!受け止めてええええ」
凛「ーーーっ、わかった!!!海未ちゃん、だして!」
海未「…っ、わかりました!」ゲシッ
ス〜……
花陽「あわわわわわわ」
ダッダッダッダッ
ギュオオオアアアア
花陽「ひえええ怖いよォォォ!!!うわあああああ」 凛「かよちん…っ!!凛が絶対受け止めるから!!」
花陽「うわあああああ凛ちゃん!!!ジャンプー!!!!」ドッ
ひゅーーーー
ガシッッッッ
凛「……っと!!!」
穂乃果「よかった!!!」
海未「ヤツは……?」
ドシッドシッ………バシャ……
グォォォォ…
ことり「これないみたいだね…!」
花陽「わぁぁぁ…よかった…怖かった……怖かったよ……」グス…
凛「かよちん、泣かないで…ナイスジャンプだったにゃ!」
花陽「うわあああ凛ちゃんんんん」グスグス
ぎゅーっっっ
凛「か、かよちんちょっと苦しいよ〜…もー…」
凛「でも…ほんとによかった。」
花陽「ううううう……」グスグス グォォォ……
ドシッ……ドシッ………
海未「……引き返して行きましたね。」
ことり「凛ちゃん…花陽ちゃん、ごめんね、巻き込んで。」
凛「ううん…元はと言えば凛たちが悪いんだし。って、あー!!!」
凛「野菜置いてきちゃったにゃ〜…」
穂乃果「ああー!ほんとだ。天ぷらにしたら美味しそうなのばっかだったのになあ…」
海未「あなたまで何を言ってるのですか…まったく。」
花陽「あはは……はあ、少し落ち着いてきたよ…あの野菜、ご飯に絶対合ったのになあ。」
海未「花陽まで!」
花陽「ふふ…まあ、じゃあご飯のお供は諦めるとして…そのかわり、」
花陽「……何がどうなってああなったのか、三人はこれからどうするつもりなのか…教えてもらってもいいかな?」
凛「そういえばあとで話すって話だったにゃ!」 海未「ぎくっ……ま、まあ…たしかにそういう話ではありましたね…しかし…」
ことり「2人になら…いいんじゃないかな?」
海未「しかし…それだと、」
穂乃果「…どちらにせよ、私たちとふたりが一緒にいたのは、もうあいつらにバレちゃったんだ。」
穂乃果「話さなくても…2人を巻き込んでしまったことはかわらない。置いていったら危険な目に合っちゃうかもしれない。」
海未「たしかに…そうですね。」
海未「……、わかりました。それでは、」
海未「このいかだが夏色村に着くまでに、手短にお話しします。よく聞いてくださいね、特に凛!」
凛「はぁーい、わかったよ!」 >>55
ちがいねえw
コロナで暇だし借りてくるわ〜 >>55
原作には構想の段階では旅に同行する事になってて
後で村に残ることにしたボルジャーという仲間がいてだな・・・・ ーーー
ーー
ー
希「ふー…ついたついた。」
ギー…ゴゴゴ…
希「おお…自動で開くなんて…ハイテクやなあ」
???「ふふ、化学じゃなくて魔法よ?」
希「あははっ、わかってますよ。」
希「……、お久しぶりです!白の賢者・理事長!」
理事長「ええ。久しぶり…東條さんがここにくるの、わかってたわ♪」
理事長「とりあえず中に入って、お茶でも出すわ。話はそこでしましょう。」
希「あ、でも…実は急いでるんです。私が行かないと…」
ギギー……
ガチャン…
理事長「…わかったわ。実は私も話したいことがあるの。東條さんが賛成してくれれば、話はすぐに終わるわ」
希「…?わかりました、聞かせてください。」
理事長「ついてきて」
スタスタスタ
希「ーーっ、これは…」
希「…黒の水晶・パランティーア」 理事長「そうよ。東條さんは使ったことないかしら?」
希「当たり前です!これはとても危険な道具だって言われてます…理事長、たとえ白の賢者だとしても、使いこなせるとは思えません」
希「この水晶は誰の味方もしない。誰の味方もしないということは…」
理事長「ときには私達の味方をし、ときには綺羅ツバサの味方をするとも言えるわね。」
希「…!そうです。その通り…これを使えば綺羅ツバサに居場所や考えていることまで全て筒抜けになる可能性が…」
理事長「かまわないわ。」
希「…!そんな、」
理事長「かまわないのよ。」
希「……、」
理事長「ねえ東條さん。エルフの時代もそろそろ終わるわね。」
理事長「何千年と生きた彼らも、そろそろ海を渡るでしょう。…となると、次にこの世界をおさめるのは誰かしら?」
希「…人間、でしょうね。」
理事長「人間は弱い。それはあなたも知っているはず。」
理事長「人間が弱くてだめだとしたら…そしたら誰が?あなたの大好きなホビット達?ふふ、まさか」 理事長「彼らは人間以上にもろい…小さく力もなければ、知識があるわけでもなく、欲すらない。あるのはパイプ草くらいのものね」
理事長「すぐに虐殺されるか……奴隷にされるか」
希「やめて!!」
理事長「…っ、ふふ。びっくりするじゃない。」
希「理事長は…何が言いたいんですか?」
理事長「人間に希望はない。もちろん、他の種族にも。あるのは絶望だけよ。」
理事長「綺羅ツバサには誰も敵わない。それならあのお方の側についたほうが、どれだけいいか」
希「…っ、」
希「……まさかあなたともあろう人が、綺羅ツバサの手に落ちるなんて。拷問にでもかけられて、頭がおかしくなりましたか?」
理事長「ふふふ、失礼ね。私は自分から望んでそうしたのよ…ねえ、東條さん。私、あなたを買ってるわ。」
理事長「こちら側にきなさい、悪いようにはしない。」
希「ーッ、そういうお話でしたら…謹んでお断りさせていただきます。」
希「話すことももうない…私、帰ります。」
スタスタ
ガチャンッ
希(…っ、扉がしまった) ダッ
希(たしかこっちにも、扉が…!)
ガチャンッ
希「……っ、」
希「帰してはくれないんですね…」
理事長「当たり前よ。灰色とはいえ、あなたも魔法が使える。そんな相手をみすみすここから逃して、敵に回す理由がないわ。」
希「ここに留められたところで、私はあなたの側にはつきませんよ」
理事長「ふふ…それは、どうかしらね」フルッ
フワッ
希(…っ、一瞬で体が持ち上げられて…なんとか対抗しないとっ)
理事長「…」フルッ
ビュンッ
希「うわっ」
バタァンッッッ
希「あぐ…っ、」
ズルズル…
希「かはっ、ごほっ、ごほ…」
希(痛ったあ…あばら一本逝ったわコレ…) 希(もう…うちの知ってる理事長じゃないんやね。手加減も何も…ない)
理事長「ふふ…口で言ってきかないなら、こうなるのもしょうがないわよね」
理事長「でも…時間の無駄だと思わない?早くこちら側につきましょうよ。」
希「うるさいな。つくわけないって言ってるやん!」
希「自分から綺羅の側につくなんて…歳のせいで判断力が鈍ってるんやないっ?!」フルッ
キラキラッ……シュン
希「ーーッ」
理事長「あなたごときの魔法が、私につうじるとでも思ったの?」
希「…っ」
理事長「それより自分から地雷を踏みにくるなんて…あなたドMなの?いいわ、期待に応えてあげる。」フルッ
希「あっ…あっ…」
ボキン!!!
希(ーーッ、杖が……!!)
理事長「ふふ…これで魔法は使えない。」フルッ
フワッ
希「……っ、」
ビュンッ
希(叩きつけられるーッ、受け身をッ)
ドォォオンッッッ 希「い"っ……たあ…」
理事長「あははっ、受け身なんてとっても無駄よ!」フルッ
バァァァンッッ
希「がはっ…ッ」
希(まずい…まずい、何もできない!こんなに力の差があったなんて!)
理事長「ふふ。こうやって誰かを痛めつけるのは…楽しいわ。もともと私はきっと…こっち側の人間なのよ…ッ」フルッ
ズダァァァンッッ
希「あぐっ……」
ズルズル…
希「ゲホッ……けほっ……」
希(だめだ……っ、意識が、とおく……)
理事長「…ほら。灰色が白に歯向かおうとするからそうなるのよ…もうわかったでしょう。圧倒的な力の差が」
理事長「こちら側に…」
希「…っ、つかない……」
理事長「ーーそう。じゃあまたあとで聞くわ。」フルッ
ガンッッッ 希「ーーーッ、、」
希(……、穂乃果ちゃん…みんな、ごめん……)
希「………」クタッ
理事長「…きなさい、ウルク=ハイ」
ウルク=ハイ「はいはい理事長さま」
理事長「この子…この塔のてっぺんに幽閉しといて」
理事長「あとでまた話しに行くから…あと、計画は順調?」
ウルク=ハイ「木がたりませんで、理事長さま」
ウルク=ハイ「この辺の木は狩り尽くしてしまいあしたからなあ」
理事長「木ならあっちの森にたくさんあるじゃない。あれを使いなさい。」
ウルク=ハイ「ああ…わかりあした。」
理事長「なんとしても間に合わせるのよ…たくさんの軍勢が必要だから」
ウルク=ハイ「俺たちは苦痛も疲れも知らない、あなたが作られた生き物…」
理事長「そうね。そんなあなた達なら、間に合わせることもたやすいでしょう。ほら、いきなさい」
ウルク=ハイ「あい、理事長さま」 ーーー
ーー
穂乃果「ついた〜!!夏色村!」
海未「門がありますね…そろそろ夜も遅いですが、門番さんはいるでしょうか」
凛「…、おかしいな、凛が前に来たときには門なんてなかったけど」
コンコン
ヒデコ「はーい!!」ガチャッ
ヒデコ「…あれ、誰もいない。」
ことり「もっと下だよう!」
ヒデコ「あ、ああ…ホビットさんか。珍しい。じゃあ人間用の窓じゃダメだね」ガチャ
ヒデコ「はいはいホビット用の窓口だよ。わ、凛ちゃんだ!久しぶり!」
凛「久しぶり!どうしたの、前は門なんてなかったよね?」
ヒデコ「近頃物騒でさ〜、なんかよくわかんない真っ黒なのとかがうろついてて。急遽できたんだよ」 花陽「真っ黒なの…この町で大丈夫なのかなあ」ガクガク
ヒデコ「そっちも珍しいじゃん!凛ちゃん以外のホビットがこんなとこまで来るなんて。」
凛「ま、まあ野暮用ってやつにゃ!」
ヒデコ「ふふ、絶対その言葉使ってみたかっただけでしょ〜…ま、いいや!入って入って!」
ギギギ…ガチャ…
ヒデコ「ようこそ!夏色村へ!」 ーーー
ーー
ガチャ
ワイワイガヤガヤ
穂乃果「おお〜!無事にヒフミ亭までこれたねっ!」
海未「なにやら大きい人たちが賑やかで恐ろしいです…っ」
ことり「ふふ、しがみつくンミちゃんもかーわいっ♪」
凛「あ!あっちにフミコちゃんがいるにゃ!フミコちゃーんっ!」
花陽「り、凛ちゃんまってよぉ〜!!」
ドタドタドタ
ミカ「ごめんごめん、おまたせしました…っと、わー珍しい!ホビットのお客様が…あっちの二人も合わせて、五名様ね!」
ミカ「ホビット用の快適な部屋、あいてるよ〜!お名前お伺いしてもいいですか!」 穂乃果「あ、はい!こ…ンググ」
海未「こ、胡蝶です!胡蝶!」
穂乃果(な、なんで口塞ぐの海未ちゃーん)モゴモゴ
海未(高坂という名前を使っては危険でしょう…!敵にバレてるのですよ!)コソコソ
ことり(それにしてもなんだか毒でも盛ってそうな苗字だなあ)
ミカ「はいはい!胡蝶様御一行ね〜…はい!入ってどーぞ!」
穂乃果「ありがとう!あっ、希ちゃんってもう来てる?」
ミカ「んんん?希ちゃん…?」
海未「魔法使いの希です!」
ミカ「魔法使い…ああ〜!灰色のとんがり帽子の!それで巨乳の!」
海未「グッ…ま、まあそうですね…」
ミカ「半年くらい見てないなあ」
ことり「ええっ…!」 ーーー
ーー
ガヤガヤ
ガヤガヤ
ことり「……、希ちゃん、どうしたんだろう…」
花陽「何かあって、少し遅れているのかもしれないね…どうしようか」
海未「どちらにせよ、希が来るまで私達はここにいるしかありません。この後どうするつもりなのかも聞いていませんし…」
ガヤガヤ
村人「がっはっは!じょうちゃん達いいなあ!もっとやってくれよ!」
穂乃果「まっかせといてー!凛ちゃん!やろー!」
凛「よーしっ!」
すぅぅぅ… 凛「がんばってがんばってそのさきで〜♪」
穂乃果「すてきなことーがおーこるよ〜♪」
\ハイ!/
凛「あいむおっけあいむおっけあきらーめなーい♪」
穂乃果「あしーたもーはっぴーめーかー!♪」
\いえい!!/
凛「がんばってがんばって……がんばる穂乃果ちゃんが〜〜みたぁい!」
\みたぁい!!/
穂乃果「よーし!いっくぞ〜!」グビグビ
穂乃果「んっ……んっ…………ぷはー!!」スッカラカン
村人「アッハッハ!ほんといい飲みっぷりだなあ!」
ガハハハッ
ガヤガヤ
海未「………、はぁぁぁ……」 ことり「う、海未ちゃーん…」
海未「仮にもアレを持つ者が、あのような感じで良いのでしょうか…」
花陽「ま、まあ私達も見てるし、きっと大丈夫だよ…たぶん…」
海未「そう、ですね……」
海未(まあ昼間追いかけられた時のように、追い詰められた顔をしているよりはよっぽどいいのですが…)
???「………」
海未「……?」
海未「…、あの、2人とも」
ことぱな「?」
海未「奥の…あの、フードをかぶった人間」
海未「やけに穂乃果ばかり見ていると思いませんか?」
ことり「………!」
花陽「あはは…まあ、穂乃果ちゃんかわいいし、ホビットって珍しいし」
ことり「や、でもそれにしても…たしかに見すぎかも…」 海未「ミカ、ミカ」コソコソ
ミカ「うんー?どうしたの、海未ちゃん」
海未「あの奥にいるフードを被った人間、どういった方なのですか」コソコソ
ミカ「あー…」
ミカ「……ここではストライダーって呼ばれてるよ。いわゆるさすらい人で…一つの場所に居つかない人だね。ここにはたまに来るけど」コソコソ
海未「なるほど…ありがとうございます。」
ことり「何か問題ありそう…?」
海未「いえ…今のところは。でも注意して見ておきましょう。」
ことり「うん…っ!」
ワイワイ
ガヤガヤ
凛「どぅはーー、凛もー飲めないにゃ〜」
穂乃果「はっはっは、だらしないぞ〜凛二等兵!」 村人「いやぁいい飲みっぷりだったよ!俺たちゃすっかり嬢ちゃん達のファンだわ!」
村人「名前!名前教えてくれよ!」
凛「いいよー!凛が星空凛で、こっちがーー」
ことうみ「ーーッ?!!」
ダッ
穂乃果「あっ、凛ちゃん、私はー!!」
凛「高坂穂乃果ちゃんだよ!」
ガタンッッッ
穂乃果「うおわっ」
海未「くっ、」
海未(ま、間に合わなかった!!)
グラグラ
穂乃果(あわわっ、衝撃で椅子のバランスがーっ、ひっくり返るっ)
村人「あん?なんだってー?!ガヤガヤうるさくてちっとも聞こえんかったわ!ガハハ!もう一度!」
ことり「…!」ホッ
海未「はぁぁ……、凛!!」
凛「にゃ?!」
海未「……、そんなことより、飲み過ぎですよ!大体凛はーー」ガミガミ
穂乃果「うわあああ!」ドテンッ 海未「?!?!穂乃果っ?!」
キラッ
穂乃果(あっまずい!ひっくり返った勢いで指輪がっ!)
穂乃果(キャッチしないと!!)
穂乃果「ーーーー!!」テノバシ
-シュンッ-
村人「なんだァ?!!消えたぞ?!」
海未「穂乃果?!!!」
ことり「穂乃果ちゃん?!!」
花陽「……っ、」ゴクッ
花陽(あ、あれが指輪の力……って、)
花陽(ちょっとまって、あれをはめてしまったら確か……)
穂乃果(わー!!間違えた!!キャッチしそこねてはめちゃったよ!!!)
穂乃果(外さなきゃ…!外さなきゃ!)アクセク <<見える…見えるわ、あなたのことが。>>
穂乃果「……っ、なに…これ……目……?」
穂乃果(暗い…こわい、重い………熱い)
穂乃果(これが…綺羅ツバサ……?)
<<ふふ…あなたの考えてること…わかるわ。そう。わたしが綺羅ツバサよ>>
<<さあ、あなたのこと…もっと見s
ガバッ
穂乃果「はっ……は………???!」
???「…それの扱いは十分に気をつけなくてはならないわ。高坂穂乃果。」
穂乃果「あ、あれ…ここは…あなたは……??」
ガヤガヤ
???「ここはヒフミ亭の二階よ。私はーー」
ガチャッ 海未「ほ、穂乃果を返してください!!ストライダー!!!」
ことり「穂乃果ちゃんは渡しません!!」
花陽「わ、わたしたち小さいけど!4人もいるよ!!」
凛「にゃー!!!そうだそうだ!返せにゃー!!!」
穂乃果「みんな!!」
ストライダー「……、はーー」
ストライダー「…私は敵じゃないわ。希の友達だもの。」
ストライダー「とりあえず4人ともその武器みたいなものを下ろして、この部屋に。話はその後よ。」
ガチャン _人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> バーリバーリバリィ〜〜〜〜〜!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
/⌒\__,、. -――- 、,、___/⌒\
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人 l\_ _/ ( \
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 ̄了イ ! { } { rく⌒ヽ
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