穂乃果「デコピン張れよぉ!」
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『ほのにこりんに男子中学生みたいなノリをさせるSS』
穂乃果「なんで数学なんて存在するんだろうね」カリカリ
凛「生きていく上で絶対必要ないよね」カリカリ
にこ「にこはもう17年生きて来たけどね。微分やら積分なんて微塵も使わないわよ。所詮そんなもんよ数学なんて」
穂乃果「やるだけ無駄だよね〜」
凛「無駄と言えば英語も無駄にゃ」
にこ「分かるわ。なんで日本人が英語喋んなきゃいけないのよ!?」
穂乃果「I am a japanese people!」
にこ「オイ!」
凛「英語…だと……」
穂乃果「フッ」ニヤリ
にこ「バカのくせに何英語使ってんのよ!?バカのくせに!バカはバカらしくローマ字使いなさいよ!?違和感あんのよバカが英語使うとさぁ!」 穂乃果「シャラップ!」
にこ「今のはなんか違うわ」
凛「思いっきりカタカナだし」
にこ「バカにはこれくらいが丁度いいわ」
穂乃果「はぁーッ!?」
にこ「あによ?」
穂乃果「さっきから言わせておけばバカバカバカってさー!喧嘩売ってるの!?」
にこ「にこはただ真実を言ったまでよ」
穂乃果「フッ」
穂乃果「穂乃果キレさすなんて大したもんだよ」
にこ「フッ」 にこ「オイ!」
穂乃果「なに?」
にこ「バカのくせにデコピン張んじゃないわよ!バカのくせに!違和感あんのよバカがデコピン張るとさぁ!」
穂乃果「デコだせやああああああああ!」
にこ「いいわ!やってやろうじゃない!」
穂乃果「いくよ凛ちゃん」
凛「らじゃ」
にこ「ちょ…二体一は卑怯でしょ!?」
凛「にこちゃんは3年生。凛は1年生。穂乃果ちゃんは2年生」
凛「凛と穂乃果ちゃんを足して丁度3年生になるんだよ。つまり卑怯じゃない!」
にこ「盲ッッ点ッッ!」 穂乃果「というわけだから。行くよにこちゃん」
にこ「しょうがないわねぇ〜〜」
穂乃果(まずは様子見。オーソドックスなデコピンから)
穂乃果「ていっ」バチーン
にこ「ほぐっ!?」
凛(手堅いスタートだね。中指と親指を使った基礎の基礎をしっかりとこなしてきた。デコピンはこれを見ればその人の『デコピン道』が分かると言われている超王道。なかなかやるね)
凛「続けて叩き込むにゃーーー!」ベチーン
にこ「ぬんっ!?」
穂乃果(人差し指と薬指をオデコに固定してブレを軽減する。そして一番太くて長い中指でデコを叩くッ!『発展系デコピン』の基礎中の基礎。これを見れば〜ry)
にこ「くっ…うぅ」 穂乃果「ギブアップか!?」
凛「ギブアップか!?」
にこ「ノーギブアップ」
穂乃果「オイ!」
凛「英語…だと……」
穂乃果「バカのくせに何英語使ってるのさ!?バカのくせに!バカはバカらしくローマ字使ってよ!?違和感あるんだよバカが英語使うとさぁ!」
にこ「オイ!」
穂乃果「なに?」
にこ「バカのくせになに人バカにしてんのよ!?バカのくせに!バカはバカらしくバカ言ってりゃいいのよ!?違和感あんのよバカがバカバカにするとさぁ!」
にこ「デコだせぃ!」
凛(にこちゃんのそのお手並み。拝見させてもらうにゃ) にこ「ていっ!」ババチーン
穂乃果「〜〜!!」
凛「あれはッ!」
凛「入りこそはオーソドックスなデコピンフォーム。だけどその過程はまるで違う!人差し指でデコを弾きそのフォロースルーの過程で人差し指とデコが垂直になったその瞬間に」
凛「もう一打」
凛「突きを加える。本来なら2度打ちはレギュレーション違反。けど違反にならない程に超高速で二打目を加えることによってレギュレーションも守りそして威力を倍増させることができる…!」
にこ「フッ」
凛「あれは…『二重のデコピン!?』」
にこ「次はあんたの番よ、凛」
にこ「『二重のデコピンァ!』」
凛「ドッシャーーー!」 凛「ドッシャーーー!」
にこ「ギブアップか!?ギブアップか!?」
穂乃果「ノーギブアップ」
凛「ノーギブアップ」
にこ「フン。流石にやるようね」
穂乃果「次は穂乃果のば」
にこ「待ちなさいよ!」
穂乃果「え?」
にこ「にこはあんたらから1発ずつ、計2発のデコピンを受けてるんだから。あんたらも2発受けるってのがスジってもんでしょ?」
穂乃果「それもそうだね」
凛「来なよ、にこちゃん」
穂乃果「二重のデコピンとやら…受けて立つよ!」
にこ「にこのデコピンが『二重』までなんていつ誰が言ったよ?」 穂乃果「なんだって?」
にこ「にこの同接最多デコピン打数は『三重』よ」
凛「なんだってーーー!?」
にこ(『二重のデコピン』は人差し指の平突きまででおしまいだけど。突きの勢いを利用し、そのままデコを下に払い除けることで『三重のデコピン』は完成する)
にこ「くらいなさい『三重のデコピン』」バババチン
穂乃果「ヌンッ!」
凛「にゃっす!?」
にこ「ギブアップか!?ギブアップか!?」
穂乃果「ノーギブアップ」
凛「ノーギブアップ」
にこ「それでこそ張り合いがあるってもんよ」 穂乃果「いくよ」
凛(人差し指をデコに添えただけ?何をするきにゃ!?)
穂乃果「スッ」d
にこ「あによそのなまっちょろいデコピンは!?なめてんのぅぅぅぅぅえええあああああああああああああああい」
凛「まさか…!?『秘境』ッ!『秘境』をついたって言うの?」
穂乃果「デコには無数の『秘境』という場所が存在する。とても小さなもので常人には捉えることが出来ない。けど穂乃果なら捉えることができる」
凛(デコピンのダメージが遅れてにこちゃんの痛覚に到達した。ごく稀に達人のデコピンは脳が技を受けたと認識するのが遅れ身体に痛みを伝えるのが遅れると聞くにゃ)
凛「これが『業師』と呼ばれている穂乃果ちゃんの実力。おそれいったにゃ」
穂乃果「さぁ、凛ちゃんの番だよ」 凛「いくよにこちゃん」
にこ「きな…さい……!」
凛「『二連釘デコピンッ!』」バチバチン
にこ「ごうん!?」
穂乃果「あれはッ!?」
穂乃果「本来なら薬指と人差し指でデコを固定する。けど凛ちゃんは薬指と親指でデコを固定して見せた。中指でデコを叩き中指がデコを離れるその瞬間に」
穂乃果「もう一打」
穂乃果「人差し指でデコを叩く二連撃。薬指が離れきる前に二打目を打つことによってレギュレーションを守ることが出来る。『二重のデコピン』と対をなす技!」
凛「ギブアップか!?」
穂乃果「ギブアップか!?」
にこ「ノーギブアップ」
穂乃果「しぶといね」
凛「さすがはμ's三銃士隊最強と謳われてるだけあるね」
にこ「フッ」 穂乃果「まぁ、三銃士隊最強は『穂乃果』なんだけどね」
凛「まぁ、三銃士隊最強は『凛』なんだけどね」
穂乃果「あ?」
凛「あ?」
にこ「フッ」ポゥ
穂乃果「何笑ってぃぇぇぇええええええええええいッ!」
凛「穂乃果ちゃんの身体が宙に浮いた!?」
にこ「『決闘』の最中によそ見してるからそうなんのよ」
凛「にこちゃんはまだ穂乃果ちゃんに指一本と触れていなかった。なのに何故!?」
にこ「『三重螺旋デコピン砲ッ!』」ポゥ
凛「にゅんっ!?」 にこ「もう一発ッ!」
穂乃果(両手を構えた!?)
にこ「『三重螺旋デコピン二連砲ッ!』」ポポウ
穂乃果「へばッ!?」
凛「のぶっ!?」
凛「さっきの技を……!?」
穂乃果「両手で同時に……!?」
にこ「『三重螺旋デコピン砲』机や椅子といったデコ以外のモノを叩く。そしてその衝撃は地面や壁を伝ってデコへと届く」
穂乃果「音ノ木に7人しか体得していないと言われている『遠距離デコピン術』」
凛「にこちゃんはその一人だった!?」
にこ「フッ」
にこ「ギブアップか!?ギブアップか!?」
穂乃果「ノーギブアップ」
凛「ノーギブアップ」 にこ「腐ってもμ's三銃士隊が一人ってわけね」
穂乃果「次は穂乃」
海未「随分と楽しそうなことをしていますね?穂乃果」
穂乃果「ゲッ」
真姫「ちょっと目を離すとすぐこれね」
凛「ニャッ」
絵里「にこは一応3年生だから二人のことを見ててって頼んだはずよね?」
にこ「にごぉ」
海未「何故勝手に」
真姫「三バカお勉強会を」
絵里「辞めてしまっているのかしら?」
真姫海未絵里「お仕置きが必要ね(ですね)」
穂乃果「あわわわわわわわわわ」
凛「あわわわわわわわわわわわ」
にこ「あにびびってんのよ!?こんな奴らにこのデコピ」
絵里「『二重のデコピン』をにこに教えたのは誰だったかしら?」
にこ「ハッ」
絵里「『四重螺旋デコピン八連砲ッ!』」
にこ「みょぉぉーーーん!」
穂乃果「あれはッ!『二重のデコピン』の後中指を下に払うのではなく一度上に突き上げそして下に払う」
穂乃果「『四重のデコピンッ!?』」
凛「それも遠距離から衝撃を伝える『螺旋砲』バージョン。それを両手両肘両足両膝の八連部位で同時にやってのけた!」
絵里「すこしやりすぎたかしら?」
海未「穂乃果」
穂乃果「ヒッ」
海未「真面目に勉強をすると言ったのに遊んでいた事に関しては腹を立てました。けどあまり根を詰めすぎるのも良くなかったのかもしれません」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「だから今回の件は不問に」
穂乃果「海未ちゃん!」 穂乃果「ッ!?」
海未「その脱力状態が『秘境』を突くのに必要だったんですよ」
穂乃果「騙されたッ!これは『卑怯者』の海未の常等手段ッ!信じた穂乃果がバカだった!」
海未「五連華」d
穂乃果「……え?いたくなあああああああああああああああああえええええええええええいッ!」
凛「五本の指で同時に五つの『秘境』を突く。本来デコピンとは強く打つために大きな振りをしたり大掛かりなフォームも組む。けどこの海未ちゃんは違うッ!」
凛「デコピンには似ても似つかない静かなフォームで静かに勝つッ!」
凛「これが『秘境者』の海未の真骨頂!」 凛「甘いね。三人は凛に時間を与えすぎた!凛はバカだけどアホじゃない。既に逃走経路は確保済みにゃ!」ダダ
絵里「『四重螺旋デコピン八連砲』」
凛「当たらないよ」
凛「『四重螺旋デコピン八連砲』の軌道上に障害物を置き軌道をそらした。さよならにゃ」
絵里「チッ!」
真姫「私がやるわ」
真姫「ねぇ、凛」 凛「え?」
真姫「『超凸品磁砲』」
凛「にゃあああああああああああああああああ」
絵里「壁や床に衝撃を伝えるのではなく、まるで空を裂くかのようにデコピンの衝撃を飛ばす『超凸品磁砲』器用なことするわね」
真姫「床や壁を伝えない分威力の減衰が激しいから『螺旋砲』ほどの威力はないけどね」
絵里「これだけあれば十分よ。それじゃあ」 穂乃果「ねぇ」カリカリ
にこ「あによ?」カリカリ
凛「なに?」
穂乃果「日本史や世界史って本当に必要なのかな?」
凛「さぁね」
穂乃果「こんなオッサンオバサンの名前を覚えて何になるんだろうね?」
にこ「社会に出て必要な時がくるんじゃないの?」
穂乃果「でも穂むらで店番しててこんな事聞かれたことないよ?ほんとに必要なの?」
凛「それなら必要ないんじゃないかな?」
にこ「百里あるわね」 穂乃果「じゃあ覚える必要ないじゃん。あー、バカらし」
にこ「いえ、必要あるわよ」
凛「どんな時に?」
にこ「徳川家康」
穂乃果「え?」
にこ「偉人しりとりよ偉人しりとり。負けた人帰りラーメン奢りね。はい次凛」
凛「杉田玄白」
穂乃果「空海」
にこ「伊能忠敬」
凛「葛飾北斎」
穂乃果「イエス・キリスト」
にこ「オイ!」
凛「外人…だと……」
穂乃果「フッ」ニヤリ
にこ「バカのくせに何外人使ってんのよ!?バカのくせに!バカはバカらしく日本人使いなさいよ!?違和感あんのよバカが外人使うとさぁ!」
穂乃果「はぁーッ!?」
にこ「あによ?」 穂乃果「びっぶん♪せきっぶん♪」
凛「わっかんっにゃい♪」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています