妹が書いた痛いss 静岡県沼津市の怪談
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ナレーション「ここはよくある普通の剣と魔法のファンタジーRPGの世界」
ナレーション「そしてここは静岡県沼津市」
ナレーション「物語はここから始まる」 しいたけ「俺の名は……しいたけ!」
しいたけ「どこにでもいる普通の飼い犬だ!」
しいたけ「今日も今日とて人間共の機嫌を取っている!」
しいたけ「代価として奴らは俺に食事と家を提供する! ギブアンドテイクという訳だ!」 美渡「おーい、しいたけー。ご飯だぞー」
しいたけ「お!? 噂をすれば来たぞ!」
しいたけ「おい、今日の飯はなんだ!?」
美渡「ごめんなー。いつものエサ売り切れてたからちょっと安めのやつになっちゃった」
しいたけ「何だと!?」
しいたけ「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!」 しいたけ「俺は自分の役目を果たした! 貴様ら人間も相応の報酬を与えて然るべきだ!」
しいたけ「それこそが利害関係というものではないのかぁぁぁぁぁぁぁ!?」
美渡「ほう! 利害関係だと!?」
美渡「笑わせるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
しいたけ「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」 美渡「飼い主と飼い犬の間にあるのは利害関係ではない!」
美渡「主従関係だろうがぁぁぁぁぁ!」
しいたけ「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
美渡「いいか!? 飼い犬にとって飼い主は絶対の存在だが……」
美渡「飼い主にとって飼い犬など……いくらでも替えが利くんだよぉぉぉぉぉ!」
しいたけ「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
しいたけ「それ以上俺を愚弄するなら容赦はせんぞぉぉぉぉぉぉぉ!」 しいたけ「人間と犬、上なのはどちらか教えてやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
美渡「人間に決まってるだろうがぁぁぁぁぁぁぁ! この駄犬がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
しいたけ「ならば決着をつけてやる! 行くぞ! 決戦のバトルフィールドへ!」 志満「こら二人とも、喧嘩はやめなさい?」
美渡「げっ、志満姉」
志満「しいたけ、ご飯なら私のを分けてあげるから。それでいいでしょ?」
美渡「志満姉はしいたけに甘いんだよー。そんなんじゃこいつどんどんつけあがるよ?」
志満「しいたけは家族なんだからいいじゃない、ね?」
美渡「むー」
しいたけ「滑稽だな。人間共にも主従関係が存在するらしい」 志満「ほら、しいたけ。ご飯よー」
志満「私のカップ麺分けてあげる」
しいたけ「なめるなぁぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドドド!
志満「ギャァー!」 しいたけ「何がカップ麺だ! ゴミはゴミ箱に突っ込んでおけ!」
しいたけ「俺のメシは……超高級霜降り牛だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!」
美渡「しいたけぇぇぇぇぇ! よくも志満姉をぉぉぉぁぉぉ!」
しいたけ「ならば行くぞ! 決戦のバトルフィールドへ!」 高海母「こら二人とも、喧嘩はやめなさい?」
美渡「げっ、お母さん」
高海母「しいたけ、お肉なら私のを分けてあげるから、それでいいでしょ?」
美渡「お母さんはしいたけに甘いんだよー。そんなんじゃこいつどんどんつけあがるよ?」
高海母「しいたけは家族なんだからいいじゃない、ね?」
美渡「むー」
しいたけ「滑稽だな。人間共にも主従関係が存在するらしい」 高海母「ほら、しいたけ。お肉よー」
高海母「私の豚バラ肉分けてあげる」
しいたけ「なめるなぁぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドドド!
高海母「ギャァー!」 しいたけ「俺のメシは……超高級霜降り牛だろうがぁぁぁぁぁぁぁ!」
美渡「しいたけぇぇぇぇぇ! よくもお母さんをぉぉぉぁぉぉ!」
しいたけ「ならば行くぞ! 決戦のバトルフィールドへ!」 千歌「もー、二人ともうるさい!」
しいたけ「てめえは黙ってろぉぉぉ!」ドドドドドド!
千歌「ギャァー!」 しいたけ「ダメだ! ここの連中は糞の役にも立たん!」
しいたけ「この俺が直接スーパーに行くしかあるまい!」 ーースーパー
しいたけ「こんにちはー」
店員「いらっしゃいませ」
しいたけ「あのー、高級霜降り牛って置いてますか?」
店員「申し訳ございませんお客様。当店の商品全て売り切れとなっております」
しいたけ「え!?」 しいたけ「そ、そんな! 何故ですか!?」
店員「実は……」
店員「コロナウィルス流行によるマスク等の買い占め騒動が他の商品にも波及し…………商品が全て奪われてしまいました!」
しいたけ「なんだとぉぉぉぉぉぉ!?」 しいたけ「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ!」
店員「申し訳ございません……それほどウィルスの恐怖に国民は怯えているのです」
店員「このままでは食料品や日用品が行き渡らず……餓死する者も出るかもしれません!」
しいたけ「見えもしないものに怯えて自らの首を絞めるだと!?」
しいたけ「愚かだ! 人間共に分からせてやろう!」
しいたけ「真に恐怖すべき存在は何なのかを!」 しいたけにふざけるな言われた瞬間骨になってるのが容易に見える 前作の決戦のバトルフィールドが無かったという声に応えている +10000点 ーーホワイトハウス
大統領「私は……アメリカ合衆国大統領! ドナルド・クリントン!」
大統領「大統領、つまりは地球上で最も権力のある人間だ!」
大統領「今世界中がコロナウィルスの脅威に怯えている!」
大統領「大統領として、恐怖から解放してやらねばなるまい!」
大統領「アメリカ以外の国を消し去り、ウィルスを死滅させるのだ!」 国務長官「だ、大統領!」
大統領「どうした、国務長官!?」
国務長官「に、日本から核ミサイルが発射されました!」
大統領「なんだとぉぉぉぉぉぉお!?」
国務長官「着弾予想地点はここ! アメリカ合衆国です!」
大統領「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ! 何としても打ち落とせぇぇぇぇぇぇぇ!」 ーー核ミサイル
しいたけ「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
しいたけ「秘密裏に開発したこのミサイルでアメリカを吹き飛ばぁぁぁぁぁす!」
しいたけ「そうなればコロナウィルスに恐怖している暇などなくなるだろう!」
しいたけ「コロナを上回る恐怖! しいたけを恐れよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 ギュォォォォォォォ!
しいたけ「!? なんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
迎撃ミサイル「俺だ! 迎撃ミサイルだ!」
しいたけ「なんだ貴様はぁぁぁぁぁぁ!? 俺を打ち落としにきたのかぁぁぁぁぁ!?」
迎撃ミサイル「打ち落としに来ただと!?」
迎撃ミサイル「その通りだぁぁぁぁぁぁ!」
迎撃ミサイル「往生せえやぁぁぁぁぁぁぁ!」 しいたけ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
迎撃ミサイル「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドー……ン…… 美渡「しいたけ、私が悪かったから早く帰って来てくれないかなぁ」
美渡「……あ、流れ星……」
コロナウィルス流行によるマスクやトイレットペーパーの買い占めは大きな問題となっている。
本当に必要な人間に必要な物が行き渡るよう、それぞれが節度を持った行動を心掛けたいものだ。
今回の事件も、しいたけのエサが購入出来ていれば、防ぐことができたのかもしれないのだから…… ーーー
ーー
ー
千歌「梨子ちゃーん。おーい」
梨子「……う、うーん……ち、千歌ちゃん…?」
千歌「大丈夫? 凄いうなされてたけど」
梨子「へ、平気。あれ、ここ、千歌ちゃんの家?」
千歌「もー、寝ぼけてるの? 今日はお泊まりだよ?」
千歌「ほら、しいたけもいるよ」
しいたけ「ワンッ!」
梨子「……」
パタッ
千歌「梨子ちゃーーーん!?」
終 書いてて頭おかしくなりそうになったので終わり
こんなの二作もやるもんじゃない(戒め) > しいたけ「俺の名は……しいたけ!」
この初手から勢いのある自己紹介がほんと邦子 >>16
ここのいらっしゃいませはボイス付なんだろうな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています