穂乃果「わっ!!!」
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「ねぇ、にこちゃん」
にこ「──んぁ?なによ」
穂乃果「番長って、なに?」
にこ「はぁ?」
穂乃果「番長」
にこ「……番長?」
穂乃果「うん」
海未「……ハァ、」 にこ「ちょっと海未。この子なに言ってんの?」
海未「聞き流してあげて下さい。何にでも興味を持ってしまう年頃なんです」
穂乃果「!」
にこ「なによそれ、幼稚園児?」クスッ
海未「そうです。高坂穂乃果5才です」
ことり「あ、あはは……」
穂乃果「……」スッ コチョコチョコチョ
海未「うひぃ!!?やっ、やめ──ッ!」
穂乃果「穂乃果をバカにしたね?」コチョコチョ
海未「は、はなっ!離しなさいっ!!」
穂乃果「穂乃果を、バカに、したね?」コチョコチョ
海未「うぃっwいひぃっひっひっwww」
ことり(……アレいいなぁ、ことりもバカにしたらして貰えるかなぁ) 絵里「──で?番長がどうしたの?」
穂乃果「うん。番長ってどーゆーのなのかなぁって思ってさ」
花陽「ば、番長……怖い人のことだよね?」
真姫「怖いくらいバカな人の事でしょ」
凛「あー、なるほどねぇ」チラッ
にこ「……なぁんでコッチ見んのよ」ァア?
凛「なんでだろうね!」
にこ「……」 にこ「あーむっ」バリボリッ
凛「アーッ!!?凛のあみじゃがー!!」
穂乃果「穂乃果もほしぃー!!」
希「番長って、昔は学校のリーダー的存在の人をそう呼んでたんやない?」
絵里「リーダー的?それって、生徒会長みたいなものかしら?」
真姫「……」
希「う〜ん……。どちらかと言うと、生徒会長とは対をなす存在かもねぇ」 絵里「対?どう言うこと?」
真姫「分かるでしょ。嫌われ者の不良が生徒会なんてやると思う?」
真姫「ましてや会長だなんて、誰も投票しやしないでしょ」
絵里「……あぁ、なるほど」
絵里「ん?でも待って、嫌われ者なのにリーダー的な存在になんてなる?」
にこ「まぁ、存在感はあるからね。多少乱暴なのも相まって、嫌でも注目を浴びるからじゃない?」 絵里「……ふむ、なるほどね」
花陽「そ、そう考えると、番長さんも学校のアイドルって言えるのかも知れないね」
希「おぉ、言い得て妙やね」
海未「リーダー的存在、ですか」
ことり「番長さんがリーダー的な人なら、μ'sの番長は穂乃果ちゃんだね」
穂乃果「そっか!穂乃果って番長だったんだ!」
真姫「番長って、不良がなるんでしょ?」 穂乃果「へ?じゃあ穂乃果って不良なの?」
真姫「……」
海未「……確かに、ある意味では不良なのかも知れませんね」
穂乃果「ある意味?」
海未「遅刻はする。居眠りもする。宿題は忘れるし早弁までする。オマケに、起こす行動は大体考え無し」
穂乃果「……」
海未「あぁ。これでは不良と言うより、不良品ですね」 穂乃果「……」スッ
海未「!」バッ
穂乃果「……」ジリッ
海未「……」ジリッ
ことり「ま、まぁまぁ」
にこ「……でも、もし穂乃果が男だったら、ホントに不良になってたのかもね」
穂乃果「ん〜・・・、なんだかそれも違う様な気がするんだよねぇ」
にこ「はぁ?アンタ、番長になりたいんじゃないの?」 穂乃果「……番長かぁ、」
花陽「ほ、穂乃果ちゃんが弱い者イジメなんて……想像出来ないよ」
穂乃果「うん!穂乃果は悪い人としか戦わないから大丈夫!」
真姫「悪い人って言うか、乱暴者同士で争うだから、良いも悪いもないわよ」
穂乃果「?」
絵里「そうねぇ。」
絵里「それに、悪なんていつだって相対的で普遍性の無いものだから、それが必ずしも悪い人だなんて言い切れないもの」 穂乃果「……」
希「宗教戦争なんて、その際たる例やもんねぇ」
希「──てゆーか、番長って言ったら、戦いじゃなくてケンカやないの?」
穂乃果「……」
希「おーい?」フリフリ
真姫「……」
絵里「……」
希「……入ってきた情報量が、穂乃果ちゃんの処理速度を軽く上回ったみたいやねぇ」 穂乃果「……」スッ
希「おやぁ?もしかして、ウチとワシワシ勝負する気なん?」スッ
穂乃果「……今日は、希ちゃんがワシワシされる日だから」ザッ
希「ほっほぅ!良いのかなぁ?ブラの上から全力でワシワシしちゃうよぉ〜?」ワキワキッ
凛「なんか始まったにゃ。」
にこ「ある意味ケンカっぽいわね」 穂乃果「ッ」ザッ
希「あっ!スカート捲れてるやん!」
穂乃果「ぇえ!?どこ!?」
希「にゅん☆」ワシッ
穂乃果「!?」
希「む〜す〜ん〜で〜ひ〜ら〜い〜て〜♪」ワッシワッシ
穂乃果「ちょっ!?」
希「て〜を〜うって〜む〜すんで〜♪」ワッシワッシ
穂乃果「り、リズミカルに揉まないでっ///」 花陽「はわわっ///」
絵里「まったくもぅ」
希「いや〜、今日もいい仕事しました♪」
海未「アナタ達はぁ!学校で一体何をしているのですかっ!!?」
ことり(そっか。リズムに乗せてイタズラすれば……)
穂乃果「はあぁぁぁ……、またやられたぁ……」
希「カードも潤いましたぁ☆」
真姫(なんでよ) 凛「そー言えば、穂乃果ちゃんってケンカした事あるの?」
穂乃果「え?ケンカ?」
凛「そう」
穂乃果「う〜ん。口喧嘩とかならしょっちゅうしてる気がするけど、」
にこ「そぉねぇ。海未とか私とかと、いっつもギャーギャー騒いでるものね」
海未「全く持って不本意ですがね。」
凛「じゃなくて!こう──」 凛「ビシッ!バシッ!」パシッパシッ
にこ「うにゅ!?」ガクッ
凛「って、やるヤツにゃ。」
にこ「……ンなんで叩いたのよ、」
凛「伝わり易いかなぁって思ったにこ」ニコッ
にこ「……」
にこ「あむっ」パクッ
凛「もうやめてぇーっ!!」
穂乃果「穂乃果も食べたいーっ!」 絵里「えっと……それってつまり、殴ったり蹴ったりするヤツってこと?」
穂乃果「え?」
花陽「そ、そんなことしちゃダメだよ!」
ことり「そうです!お母さん許しませんよ!」
穂乃果「やんないよぉ〜。穂乃果、痛いの大っ嫌いだもん!」
海未「そうですね。予防注射ですら、親御さんの同伴がないと未だに出来ない子ですからね」
穂乃果「ちょっ!!?」 にこ「あらまぁ、ほのちゅわ〜ん。いたいのぶーぶーなんでちゅかぁ?」
穂乃果「──ッ///」
にこ「しょうがないでちゅねぇ。お姉さんがギューっとしてあげるからぁ、泣いたりしたらメーッ、ですよぉ?」
絵里「ふふっ」
穂乃果「う、うるさいうるさいっ!!!」
穂乃果「なんなの!!?注射なんてみんなも嫌いでしょ!?おんなじだよっ!!!」 海未「私は別に平気ですが」
ことり「こ、ことりも別に……」
穂乃果「うそぉ!?」
真姫「私は、そもそも嫌いだなんて言っていられない立場だし」
花陽「わ、私も特には……」
絵里「……」
希「ウチは、偶に献血とかするよぉ?」
凛「あ、凛もこの間したよ!」 穂乃果「……くっ、」
にこ「ほ〜のちゃん?」
穂乃果「ッ」イラッ
にこ「おめめギュッとしてぇ、おうたをうたってればすぐにおわるからねぇ?」ナデナデ
穂乃果「〜ッッッ」
スゥ……ッ
真姫「!」バッ
「穂乃果のことバカにするなぁああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」ワッ!!
にこ「ギッ!!?」キィ-ンッ ……イイィィィン。
穂乃果「ハァッ、ハァッ、ハァ……ッ」
にこ「うぎ……っ、あ、あんたねぇ!」
希「い、いやはや……流石の声量やんねぇ」チカチカッ
海未「くっ、耳が……っ」
真姫「……」スッ
穂乃果「──次、穂乃果のことバカにしたら、コレよりもっと大っきい声出すからね!?」 花陽「はあぁぁぁ……っ、みみ……みみがぁ……っ」クラクラッ
ことり「あ、あたまの中がごわんごわんしてるよぉ……」ヨロッ
凛「しばらく戻んないヤツだよこれぇ……」
絵里「ほ、穂乃果!あんまり大っきな声出さないの!」
穂乃果「だって!にこちゃんが穂乃果のことバカにするんだもんっ!!!」ワッ
絵里「うぁっ!?」キイィィンッ
海未「うぅ……っ、鼓膜がどうにかなってしまいそうですぅ……」 希「は、話を戻すけど──、」
希「声が大っきい人って、集団のトップになりやすいってよく聞くよ?」
穂乃果「そうなの?」
真姫「まぁ、声が通りやすいって言う事は、ある意味、自分の意思が通りやすいって言う事なのかもね」
にこ「良かったじゃないの。おバカな上に声もバカデカくて、番長の素質たっぷりよ」
穂乃果「──っ」スゥッ
真姫「!」バッ 絵里「にこっ!!」
にこ「ほ、穂乃果!お食べっ!」シュバッ
穂乃果「はむっ!」パクッ
凛「だからソレ凛のーっ!!」
穂乃果「〜♪」ポリポリッ
ことり「……あの、穂乃果ちゃんはどうして、番長のことを知りたかったの?」
穂乃果「昨日読んだ漫画に出てたからだよ!」
海未「勉強をしなさい。」 穂乃果「……っ」スゥッ
海未「ひ、卑怯ですよっ!!」バッ
真姫「……」
穂乃果「勉強の合間に読んだの」ジリッ
海未「う、うそ言いなさいっ!!」
真姫「……なるほどね。」
穂乃果「なにが?」
真姫「確かにこの横暴さは、番長に通じるものがあるわね」
穂乃果「!」 絵里「そうね。大きな声と言う力を盾に、みんなの意思を無理やり捻じ伏せているもの」
穂乃果「!?」
海未「えぇ。正しくこれは、秩序ある統治などではなく、暴力による支配ですね」
穂乃果「そ、そんなこと」
希「でも、仕方ないんよ。このグループの番長は穂乃果ちゃんやから、」
希「ウチらは、穂乃果ちゃんに逆らうことが出来ないんよ……」ニヤ
穂乃果「ち、違う!違うよ!」 穂乃果「みんなの意思はすっごく大事なものだよ!?捻じ伏せたりなんて……穂乃果、絶対そんなことしないもん!」
にこ「ヨヨヨ……このグループは、高坂穂乃果という絶対的な存在に支配されているにこ……」
凛「嗚呼!可哀想な凛たち。μ'sはもう、穂乃果番長とその子分に成り下がってしまったんだにゃ!」
穂乃果「うぅ……」
花陽(か、可哀想になってきた……)
ことり(穂乃果ちゃん、早く気付いて!みんなに遊ばれてるだけだよ!) 穂乃果「……ごめんね、みんな。穂乃果もう大きな声出さないから」
海未「ようやく分かってくれた様ですね」
絵里「根はとても良い子だもの。すぐ分かってくれるって信じてt」
穂乃果「穂乃果、もう帰るね……」
絵里「ぇえっ!?」
希「穂乃果ちゃん!?」
海未「ど、どうしてですか!?」 穂乃果「だって……穂乃果がいると、みんな怖がっちゃうから……」
にこ「そ、そんなことっ」
凛「待って待って!」
穂乃果「穂乃果、みんなに嫌われたくないけど……でも、」
穂乃果「みんなが嫌な思いするの……もっと嫌だから……っ」ジワッ
希「──ッ!」カッ
「みんなっ!抱きしめるんよっ!!!」
穂乃果「!?」 ことり「穂乃果ちゃーん!!」バッ
穂乃果「うわっ!?」
花陽「穂乃果ちゃん!大好きだよっ!」ムギュ
絵里「寂しいこと言わないでっ!嫌いなわけないでしょ!?」
穂乃果「み、みんなっ」
にこ「ほら穂乃果!お食べっ!」バッ
穂乃果「はむっ」パクッ
凛「食べてないっ!!星空さんまだ食べてないからぁ!!!」
希「よーしよしよしよしっ!穂乃果ちゃんは良い子やんねぇー!」ナデナデ
穂乃果「〜♪」モグモグ 海未「……」
真姫「……」
海未「……あ、あの、」
真姫「……」
海未「ま、真姫は行かないのですか?」
真姫「……あの塊に混ざれって言うの?」
海未「……は、ははっ、」 穂乃果「うぐぐっ、み、みんなくっつき過ぎだよぉ!」ムギュ
絵里「ちょっ、ちょっと!?いま胸掴んだのだれよ!?エッチ過ぎない!?」
凛「お?お尻の下に何かある」
にこ「うぎぎっ、つ、潰れるぅ……っ!」
花陽「はわわわ……っ、コンタクトずれちゃった!」
ことり「だ、だめだめ!髪の毛戻んなくなっちゃうよぉ〜!」
希「うはぁ!?このサイズは……っ、とうとうワシワシしてもーたやーん!!」
穂乃果「くぅ──ッ」
穂乃果「み、みんな一旦離れてぇええええええええええっっ!!!!!!」 ん、終わった?
μ'sのお約束が詰まった良コメディを久しぶりに見たわ
乙国境 グシャアァ……
ことり「あぁもう……ブレザーがシワくちゃだよぉ……」
花陽「や、やっと戻ったぁ……」
絵里「だれ!?ホントにだれなの!?」
希「……帰り掛けにもう一回やろ。」
にこ「ぐはぁ、つ、潰れかけたわ……っ」
凛「あー楽しかった♪」
穂乃果「もう!みんな一斉にくるんだもん!穂乃果ビックリしたよぉ!」
希「そりゃあ、アレだよ」
穂乃果「へ?」 希「穂乃果ちゃんを一人ぼっちにするくらいなら、例え揉みくちゃになってもみんなで止める。それがモギュッとの精神やもん」
穂乃果「も、モギュッと?」
にこ「……」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん。まだ帰りたい?」
穂乃果「うぅん!もう大丈夫だよ」
ことり「うん。良かった良かった♪」
真姫「まったくぅ。高校生にもなって何やってるのよ」
海未「端から見ると、まるで小学生の集まりみたいでしたよ」 絵里「あ、あはは……」
花陽「ご、ごめんなさい」
希「ええんよ。この気持ちは言葉だけじゃとても足りない。その為のもギュッとなんよ」
にこ「分かったから。アンタそれ言いたいだけでしょ」
希「そーでぇーす♪」
にこ「てゆーか凛っ!!私のことお尻に敷いたのアンタでしょ!!?」
凛「なんの話かにゃ〜ん?」
にこ「……」 にこ「あむっ!」
凛「にこちゃーーーんっ!!?!?」
にこ「ウマー」ポリッポリッ
凛「あぁあぁぁ……ひ、ヒドイにゃ……この入れ物の為に145円って……」ガクッ
穂乃果「要するにさ、番長ってなんなの?」
海未「ですから、不良集団のリーダー的存在なんじゃないんですか」
希「まぁ、それが一般的やんねぇ」
穂乃果「ふぅ〜ん」 絵里「穂乃果は、番長になりたいの?」
穂乃果「ん〜、昨日見た漫画に出てた番長は、カッコ良くていいなぁって思ったけど」
穂乃果「よく考えたら、穂乃果ケンカなんて出来ないし、やっぱり無理かなぁって」
にこ「じゃあ、ケンカが強かったら番長になりたいの?」
穂乃果「う〜ん。……でも、穂乃果痛いの嫌いだしなぁ」
海未「……話が堂々巡りしています。」
ことり「どっちかと言うと、穂乃果ちゃんは番長より応援団長って感じがするかなぁ」 穂乃果「……」
海未「?」
真姫「!」バッ
穂乃果「それだっ!!!」ワッ
海未「いっ!?」キイィィンッ
ことり「ピイィィィィ……っ」
絵里「ほ、穂乃果っ!!」
穂乃果「応援団長だよっ!!ケンカじゃなくて応援すればいいんだ!チアリーダーだってダンスで応援するし!」 にこ「はぁ……???」
真姫「なんの話をしてるの?」
凛「分っかんないにゃ」
穂乃果「番長でケンカって、なんかしっくり来ないなぁって思ってたんだよ!あースッキリしたぁ!」
希「ま、まぁ、その方が穂乃果ちゃんらしい気もするねぇ」
花陽「う、うん……解決したのならいい……かな?」
穂乃果「よしっ!それじゃあ早速ダンスレッスンだよっ!」 海未「ホント、単純な頭で羨ましいです」
穂乃果「……」
海未「きっとその頭には、プチトマトみたいな脳みそが入ってるのでしょうね」
穂乃果「……」スッ
コチョコチョコチョ
海未「ひぁ!?ま、また──ッ!」
穂乃果「バカにするからだもん」コチョコチョ ことり(あっ)
海未「やめっ、やめっなさいっ!!」バッ
穂乃果「ふーんだ!」
ことり「……」
ことり「……ねぇねぇ、穂乃果ちゃん」ツンツン
穂乃果「ん?」
ことり「ばぁーか♪」
穂乃果「!!?!?」 真姫「!」バッ
希「うわっ」バッ
花陽「ッッッ」バッ
にこ「おバカ──ッ!」バッ
絵里「ヒッ!?」バッ
凛「あ〜あ」バッ
海未「くっ」バッ
……スゥッ 「ことりちゃんのバカァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!」ワッ!!!
ことり「!!?!?!?」キィ-ンッ!!!
【おわり】 おっ続いてた続いてた
ことりちゃんが大音量の病み付きにならない事を願って
乙国境 穂乃果ちゃんとせつ菜ちゃんの大声対決が見たいものだ
いや聴きたいものだ ことりちゃんこちょこちょされたいってエロすぎでしょ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています