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小原鞠莉との新婚夢(百合)生活
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2020/03/03(火) 17:00:39.75ID:6C6lezLE
小原鞠莉との新婚夢百合生活

高校までの小原鞠莉像は絶対に壊したくないので
出会いは、小原鞠莉の進学した外国の大学に通う日本人学生の君♀
小原鞠莉は社会生活を学びたいことから、同じ寮にいる日本人学生として交流を深める
最初は窮地を小原鞠莉に助けられたところから、次第に話し相手として仲良くなる
0002sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:05:41.41ID:6C6lezLE
スクールアイドルというものを知っていたものの、リアタイでは追ってなかった君♀
小原鞠莉から日本のビデオを一緒に何晩も明かして見ることに
定期試験やレボートも順調に勉強しながら、金銭感覚が合ってしまうがゆえによく遊ぶようになる
同じ海外の大学に通う日本人学生の君♀は、海外進学させてもらうだけあって割と裕福
卒業まで日本に居たくせに、小原鞠莉やAqoursやスクールアイドルのことは全然知らない
0003sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:12:13.92ID:6C6lezLE
小原鞠莉がAqoursでの日々を熱く語る
ネットにまだ残るPVは、9人でのもの
小原鞠莉は語る

「これが私の大好きな仲間達なの!」

狭い寮の部屋、片付いている君♀の部屋で
白い天井にプロジェクターでPVを写す
その姿はまさに「輝き」そのもので
君♀は少し小原鞠莉が活動していた姿に妬いてしまう
0004名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/03(火) 17:17:01.27ID:0S+nsuNe
続けて
0005sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:19:48.28ID:6C6lezLE
春入学して3ヶ月、暑い夏がやってくる
小原鞠莉と君♀は交友関係を広く持つが、週末の夜はいつも2人で思い出を重ねた
都合が合えば一緒に映画を見たり、観光したり、カラオケで歌ったり、美術館巡りで芸術鑑賞をした

「鞠莉ちゃんと一緒に居ると、私すごく楽しいよ!」
「あなたもそうなの? マリーもあなたと一緒にいると誰よりも心が安らぐの!」

恋もしたいわね! と小原鞠莉が君♀に語りかける時、君♀は胸の奥が焦がされるれうな違和感に気付いた
だが、すぐに収まったのでそんな感情はすぐに忘れてしまい覚えることはなかった
0006名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/03(火) 17:28:09.24ID:0S+nsuNe
続けるのだ
0007sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:31:42.18ID:6C6lezLE
小原鞠莉は経済学部の経営系の学科(詳しい学科の名称は、1度聞いただけでは覚えられなかった)
君♀は物理学部の再生エネルギー電磁系統系を専攻している

大学での図書館で勉強も飽きたので、一緒の部屋で勉強していた
君♀は平日の夜はいつも大学図書館の同じ場所で勉強するものだから、小原鞠莉も決まって君の隣へ座って勉強し始めた

定期試験が終わる頃、小原鞠莉が君♀に甘ったるいミルクを頬に当ててちょっかいをかけてきた

「ねぇ、頑張り屋のあなた♡ テスト終わったらビーチに行きましょう?」

「最近ずっと一緒の空間にいるだけだったもんね。いいよ」

「もう私たちは大学生だし、ラブの1つでも探してみたらいいんじゃないかって思うのよ!」

やけにはりきってる小原鞠莉に、君♀は可愛い妹みたいだなと思っていた

君♀は小原鞠莉(163cm)とそんなに変わらない、162cmだった
0009名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/03(火) 17:42:14.26ID:0S+nsuNe
もっと続けるのだ
0010sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:42:54.99ID:6C6lezLE
「あら、肝心の水着を持ってきてなかったわね」

「鞠莉ちゃんも? 私も持ってきてなくて」

「じゃあ、ショッピングと行きましょう♡」

イタリアのユーロ表記の買い物にも慣れてきた
美人の店員さんや小原鞠莉と掛け合いしながらワンピースの水着を探す君♀
小原鞠莉は海外ということで、スラングを使いながら笑って値切ってくれた

「スクールアイドルの夏は、ダイヤが果南のグラマラスを売りにして海の家も経営してたのよ」

「ふふ、私も友達とプールで遊んだなぁ」

君♀の水着は青色のスタイルがよく出るワンピース型で、小原鞠莉の水着は紫の装飾が美しいビキニだった

「もうっ! 海外はビキニが基本装備よ?」

「だって、恥ずかしいんだもの……」

「次回はマリーと一緒にあなたのスレンダーな姿を皆に見せるのよ〜!」

まさか、地中海の綺麗な海でナンパが止まらないなんて露知らずに。
0011名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/03(火) 17:44:28.72ID:0S+nsuNe
続けろといっているのだ!
0014名無しで叶える物語(茸)
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2020/03/03(火) 17:53:59.80ID:yGl7ZAgI
何よこのスレ
つづけなさいよ
0015sage(なし)
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2020/03/03(火) 17:55:14.00ID:6C6lezLE
※「」→日本語
※『』→外国語(だいたいイタリア語)

「鞠莉ちゃん、どこ……?」

小原鞠莉の代わりに屋台のジェラートアイスを買った君♀

しかし、小原鞠莉はそこにいなかった

人が多い地中海の海、辺りは白い建物ばかりで眩しくてサングラスをかけて周りを探すと威勢の良い小原鞠莉の声が聞こえてきた
見渡すと、いいグラマラスな美女やガタイのいい美男に囲まれている

『ねぇ、そこの6ガール♡ お姉さん、あなたのこと食べちゃいたいぐらい気に入っちゃった』
『彼女いるの?』

『ちょ、ちょっと! 私には果南やダイヤ、それにあの子がいるんだからね!』

美男美女の集団に、ラブを見つけられるかなと気付かず探し続ける君♀
0016sage(なし)
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2020/03/03(火) 18:05:52.91ID:6C6lezLE
しかし、小原鞠莉は新たなラブを見つけるどころではなかった。
知らない人に囲まれて、例えそれが目を見張るような美男美女でも嫌だったのだ。

ラブを見つけられるんじゃないかと探し続ける振りを一瞬でもした君♀は後悔する。

「ごめん、鞠莉ちゃん」

「あなたってば! アイスありがとう!」

『ねえ、彼女は私の恋人だから話しかけないでよ』

『まぁっ! デート中だったのね! 邪魔してごめんなさい』
『デートなら、離れず一緒にいた方がいいよ』

「鞠莉ちゃん、遅れてごめんね。行くよ」
「な、あ!?あなた、ちょっと/// え!?」

手のひらを繋いでビーチへ走り出すと、小原鞠莉は手をもだもだ落ち着かないように動かしたので
君♀はしっかりその手を握れるように指と指の間に自らの指を絡めた。
それが恋人繋ぎだなんて、全く意識もしない。
0017名無しで叶える物語(ささかまぼこ)
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2020/03/03(火) 18:08:37.17ID:9YPPyH+f
続けたまえ
0018sage(なし)
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2020/03/03(火) 18:22:00.83ID:6C6lezLE
見渡す人がみんなこちらを見る
何しろ、うら若きいい歳した女が恋人繋ぎなんてしてるのだから
祝いだというように、口笛の高い音が風に乗る

「ちょっと!/// あなた、これ恥ずかしくて……」

「不安な状況にさせてごめんね。ラブ見つけてくれるんじゃないかなって思ったから」

「……もう。マリーはナンパがとても苦手みたいデース」

「えへへ、なにそれ」

「ラブなら、しばらく見つけなくてもいい気がしてきたし……」

「あぁ、そんなにトラウマやったんだ。ほんとにごめん……」

「トラウマになんかなってないわよ! 代わりにあなたというもっと大事な親友を見つけたから」

「私も、鞠莉ちゃんのこと大好きだよ」

「マリーもあなたのこと……『愛してるわ』」

「何語か分かんないけど、どっかで聞いた事ある言葉だよね」

なぜ、小原鞠莉はそこだけ英語でもイタリア語でもない言葉で言ったのか?
君♀は疑問にさえ思わなかった。

小原鞠莉はラブを探さないように変わり始めた。

君♀は、それが小原鞠莉にとって恋愛がトラウマになってしまったのではないかと責任を感じるようになった。

そして、決意した。
小原鞠莉の好きな人が見つかるまで、傍に居よう、と。
0020sage(なし)
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2020/03/03(火) 18:35:36.28ID:6C6lezLE
寮の部屋(君♀の部屋にお泊まり)

「いやぁ、海外で友達とビーチで遊ぶのって本当に楽しかったよ」

「一緒に水着を買ったかいがあったわ〜」

「本当にみんなビキニだったね、私も1人だけワンピースで恥ずかしくなっちゃった」

「あなたはダイヤよりももっとスレンダーだからね」

「Aqoursの黒髪ロングの、鞠莉ちゃんの親友だよね! ……あの子もビキニ着ていたの!?」

「そうよ〜ダイヤは上も下も白で、果南は青だったわ♡」

「私もビキニ挑戦してみよっかなぁ」

「え、嫌よ」

「大丈夫だよ!次は鞠莉ちゃんに迷惑かけないから(あのあと私もナンパされたけど、そこまで怖くなかったし……、でも、トラウマだったよね。きっと)」

「や、あなたが危険な目に入って欲しくないから嫌よ……」

「私は危機管理できるようにするそ、鞠莉ちゃんのことも守るから!」

「ちょ、ちょっと///それはその……意識しちゃうから///」

「大丈夫! 鞠莉ちゃんが誰かといい雰囲気になってるのを判断してから身を引くから!」

「あ……」ズキ

「(ラブを見つけられるように、もうわざと鞠莉ちゃんを放っておいたりしない)」

君♀はほどほどに、小原鞠莉と相性のいい異性を探して架け橋になることを決めた。
0021sage(なし)
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2020/03/03(火) 18:44:07.59ID:6C6lezLE
AM 2:30

「ねぇ、あなた……?(胸がずっとドキドキして、寝たのにすぐに起きてしまった)」

「んんぅ……食べれにゃ……」

「あなた……(海で泳いだ時には楽しさで消えてしまったけど、今になって指先から手全体が暑くなってしまうようで)」息フ-

「んにゃぁ」ビクッ

「す、き(可愛い)」ソ-ッ
0022名無しで叶える物語(ささかまぼこ)
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2020/03/03(火) 18:51:55.91ID:9YPPyH+f
ワッフルワッフル
0025sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:11:16.75ID:6C6lezLE
小原鞠莉は入学前に愛しいAqoursの皆とイタリアで歌った楽曲を思い出していた

今は夏の8月、イタリアで歌ったのは3月。
だが、小原鞠莉にとっては今でも昨日のように思い出せた。
それほど、Aqoursのみんなと。
果南やダイヤと「あの時」を取り戻した後の日々は夢のようだった。

小原鞠莉にとって、あの頃より楽しい時期などもうないだろうと感じていた。だが。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「鞠莉ちゃんやっぱり歌上手いよね。さすがスクールアイドルやってただけある!」
「鞠莉ちゃん自炊初心者なんだよね。私だから、一緒に自炊頑張ろ!」
「スクールアイドル、話のネタでやっとけばよかったかなぁ……でも、勉強しないと私、鞠莉ちゃんに会えるこの大学に行けてなかったし」
「私も、鞠莉ちゃんのこと大好きだよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

イタリアで出会った日本人学生の、たまたま同じ境遇で出会ったからとはいえ
彼女との日々もあの時に負けないぐらいに輝いていた。

地中海の海の眩しさは、緯度が低いため内浦よりも日差しが焼け付くようだった。
小原鞠莉の目前で無防備に眠る彼女は、今になって小原鞠莉の中に強烈に印象が残る。
それは、痛みのように小原鞠莉の心を突き刺した。

「むにゃ……」

「ごめん、起きていても気付かない振りをして」

後輩よりも短く揃えられたボブカットに
「曜みたいにウェーブつけたりしてもいいんじゃない?」
と茶化したこともあった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「染めようかと思ったこともあるけど、黒髪だと鞠莉ちゃんと一緒に撮って映えるから、染める気なくしちゃった」

「なら、髪を伸ばしてみてもいいんぞゃない? あなたのサラサラヘアーで遊んでみたいわ」

「もー、結ぶんじゃなくって遊ぶ気満々じゃん」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あの居心地の良さが、今となっては熱を帯びてまとわりつく。
既に小原鞠莉の思考を熱く焦がしていた
0026名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2020/03/03(火) 19:13:00.77ID:34+2ANOW
いいぞいいぞ
0027sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:21:27.32ID:6C6lezLE
「絶対に起きちゃダメよ、あなたは私のここでの大親友なんだから知らないふりをしていて」

「……んにゃ」

「これは親友で、ノーカンなんだから」ギュッ

指を小原鞠莉が絡めると、眠る君♀は無意識にぎゅっと掴んだ。
それは小原鞠莉をより急かした。

「……寝込みを襲ってごめんね」

顎を撫でると、君♀は眠っているというのに猫のように反応するものだから。

「んっ」

「ここで、ラブを見つけたなんてずっと言えないわ」

君♀の規則正しい寝息が小原鞠莉に吹きかかる。
小原鞠莉は初めてそれをするのにだいぶ時間はかかってしまったものの、君♀の唇を文字通りに奪った。

「……////////」

重ねた唇は想像以上に柔らかく、味はしなかった。

冷房がかかった夏の寮の部屋。
その感触は重ねる度に狂おしく愛おしくなる。
寝込みを襲ってると言うのに、小原鞠莉の頭はひどく興奮していた。

「……ごめん」

その晩、小原鞠莉は唇を重ね愛を一方的に伝えながら、
朝にいつも通り君♀の前で普通に振る舞うイメージトレーニングを絶やさなかった。
0028sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:28:21.85ID:6C6lezLE
AM 7:00 夏休み2日目

「鞠莉ちゃん、おはよっ」

「……Zzz」

「ぐっすりなら私のお得意手料理作って、ご披露しちゃうからね♪」

小原鞠莉の髪を撫で、朝食作りに取り掛かる君♀

今日は1人の朝食ではないので、彼女が好きそうなパスタ料理を作ることにした。

といっても、授業の忙しさでしょっちゅう小原鞠莉と外食して食事をしのいだ君♀に作れるレベルは限られていたのだが。

「……今日もスープパスタ!」
0029名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/03(火) 19:31:09.16ID:RmEHmDkE
続けろ
0030sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:35:18.52ID:6C6lezLE
AM 9:00 夏休み2日目
君♀は日本で練習していたスープパスタを完成させて眠る小原鞠莉を起こす。

「鞠莉ちゃん、朝ごはんできたよ」

「……ピンクエプロン、似合ってるわ」

「なっっっっ、あっ、ありがとっ」

「寝入っちゃってごめんね(さすがにあんなことしてしまったら唇が柔らかすぎて、やめられなくて眠いなんて言えない……)」

「まだ眠い? 寝とく?」

「ううん、せっかくのあなたの料理なんだもの。いただくわ」

「ありがと、鞠莉ちゃん」

君♀は、鞠莉がぎこちない表情をしていたのに気が付いた。
なにしろこの夏休みまでの約4ヶ月間、ほとんど毎日顔を合わせてはスクールアイドルの話や思い出話をしていたのだから。
0031sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:44:01.15ID:6C6lezLE
「……(まぁ、あんまり立ち入りすぎるのも嫌だよね)」

「……(昨晩はその場の勢いで1回だけでなくずっとキスしてしまったけど、この人がほんとに好きになるべき人かよく知らないといけない)」

いつも通りの朝食。楽しい休暇として、何度かお泊まりに来たことがある。
そのお泊まりは、小原鞠莉よりも君♀の家に泊まることが多かった。
理由は自明。君♀の方が整理整頓等しっかりしていたからだ。
それに、小原鞠莉には誰にも言えない(主にホテルオハラ関係の)機密書類が山積みしていた。

「ねぇ、あなた。これうちのシェフよりもおいしいわね」

「シェフって、鞠莉ちゃんの経営してるホテルの方?」

「えぇ。でも、あなたがマリーの、私のために作ってくれたのはずっとおいしいわ」

「照れちゃうな」
0032sage(なし)
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2020/03/03(火) 19:50:21.88ID:6C6lezLE
己のものとは異なり柔らかい唇。
ダイヤや果南よりも高いが、自分とほとんど同じ身長。
座っても、目線が近く、目線は唇にいつてしまう。

「……もしかして、エビとか歯茎についちゃったりしてる?」

「うっ、ううん!」

「口の当たり見られてるから、何か付いてるの分かったら言ってね」ニコリ

「あっ……はい」

君♀も小原鞠莉が大人しいのに気がついたが、朝で眠いからだと考えた。

朝食後に彼女を再び寝かせることにした。
0033sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:06:18.64ID:6C6lezLE
「鞠莉ちゃん、まだ眠たいんでしょ。私の部屋で良かったらまた眠っていったら?」

「そんなの、あなたに悪いわ」

「大丈夫だよ、私なんて今日は夜まで何も予定ないから。帰省は来週だから荷造りにも十分時間あるし」

「マリーも果南、ダイヤ、ちかっちたち皆にも久しぶりに会えるから前から準備してたの。バッチリよ!」

「私も友達といっぱい楽しんでくるね」

「うん」

「(ダイヤや果南、私たちが抜けた新生Aqoursに会うのが何よりもの楽しみで仕方ないのに……。あなたに会えなくなるのが寂しいと感じてしまう)」

「でも、まぁ大学の予定とか逃したら嫌だから連絡はこまめにするね」

「えっ!? うん!」

「私は山口の実家に帰るけど、鞠莉ちゃんは……静岡の内浦だね、そういえば」

「あっ、あなたのこともっと教えて! マリー、全然聞いてなかったから……」

「もしよかったら、また日本でも会おうよ。いろんなところ回ってみようよ!」

「あっ……! それ、すごく幸せよ」

「私も、海外の友達と私の故郷で会えるかもしれないって聞いて最高に幸せだよ 」

最高に幸せ、という言葉を拾ってしまい小原鞠莉は再び胸の熱さで悶えてしまうのであった。
0034sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:25:10.74ID:6C6lezLE
「じゃあ、お疲れの鞠莉ちゃんはベッドに潜って」

「話変わったけど、1人寝るのは申し訳ないからあなたも一緒に眠ってくれない……?」

「じゃあ狭くないように私は床で「冷房が上手く調節できないかもしれないし、あなたも定期試験や海で疲れたかもしれないし! ね?」

「鞠莉ちゃんがそこまで言うなら。お皿洗いしてからまたお昼寝しよ」

ーーーーーーーーシングルベッドにふたりきりーーーーーーー

「あなた、もっと寄ってもいい?」

「うん」

「夜はどんな予定があるの?」

「イタリア歴史研究会の友達に呼ばれてるの」

「まぁ! プロポーズ! かしら?」

「もう、サークルの集まりだからね?」

「でも、マリーは美女にもナンパされた身よ? あなたにも……、女性から愛の告白を受けたら、異性と同じ感じで断ったり付き合ったりできる?」

「もちろん。今の時代に性別を理由にして断る方が間違ってると思うからさ」

「よ、よかっ」

「それに、私はこれまで誰にも告白されたことがないしさ。告白されたらたぷん誰でも付き合っちゃいそう」

「そ、それなら」

「鞠莉ちゃんは、あのビーチで好きな人見つけられた?」

「……! 秘密よ」

「なぁんだ、鞠莉ちゃんも恋を見つけるの早いな。私も誰か見つけたいな」

「告白されたら誰でも付き合っちゃいそう、って今言ったのに。恋を見つけたいだなんて」

「だってそうじゃん」

小原鞠莉は君♀の手をぎゅっと握って、君♀の恋の話を聞いた。
0035sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:29:25.92ID:6C6lezLE
休憩 適当な感想ください(展開予測はしないでね)
小原鞠莉単推しの夢百合厨です
小原鞠莉関連ならなんでも食べますが、カップリングではようまりダイマリかなまりちかまりの順で好きです

小原鞠莉が幸せだったらそれでよかったのですが、生きるのがつらすぎてついに夢百合小説(?)を書き始めました

また明日まで残っていれば続きを書きます
0036sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:30:42.50ID:6C6lezLE
小原鞠莉と結婚したいひと(女)いっぱいいる
スクスタで完全に夢百合に目覚めてしまった。夢百合流行れー
0037sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:32:00.31ID:6C6lezLE
>>13
SSだったらスレタイ教えて欲しいです読みたい
0038sage(なし)
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2020/03/03(火) 20:46:50.35ID:6C6lezLE
「だって、鞠莉ちゃんは元から輝いてたしすごく素敵だったけどさ」

「今はなんか、もっと魅力的で……恋する乙女って感じ」

「告白されたときだって、そんなに嬉しそうじゃなかったのにさ……」

「今は目が輝いてて、寝てる間にその人のことが好きだって自覚したんだなって羨ましくてさ」

「あなた……」ゾクゾクゾクッ

小原鞠莉の鼓動は早くなり、目は見開いた。
しかし、笑ってる君♀はそれに気付くはずもない。
不意に手を鞠莉の胸下に伸ばしては問う。

「近づけていい?」

「い、いいよ」

「ほら、鞠莉ちゃんは気付いてないかもしれないけど心臓動くの早い気がするし」

「ん〜〜〜、あーっ」

小原鞠莉は君♀に抱きつく。スクールアイドルもできそうなはずの細い体は、温かかった。

「一緒に寝て」

「わかったよ、夕方には支度するからね」

君♀は小原鞠莉の胸の厚さと熱さとその存在感に、羨ましさと安心を感じながらゆっくりと眠りについた。
0039名無しで叶える物語(はんぺん)
垢版 |
2020/03/03(火) 21:07:04.45ID:BwBTa6NQ
マリーにぞっこんな筆者の想いが伝わってきていい感じ
そのまま自分の思うままに書いていただきたい
0041sage(なし)
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2020/03/03(火) 21:52:11.26ID:6C6lezLE
>>39
やった、ありがとう!

>>40
脳内をなんとか共有して欲しいです(じゅるり)

スクスタあるんだし、夢百合(百合夢?)流行れ
0042sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 22:10:52.59ID:6C6lezLE
「(内浦よりも太陽の日差しが痛い気「だって、鞠莉ちゃんは元から輝いてたしすごく素敵だったけどさ」

「今はなんか、もっと魅力的で……恋する乙女って感じ」

「告白されたときだって、そんなに嬉しそうじゃなかったのにさ……」

「今は目が輝いてて、寝てる間にその人のことが好きだって自覚したんだなって羨ましくてさ」

「あなた……」ゾクゾクゾクッ

小原鞠莉の鼓動は早くなり、目は見開いた。
しかし、笑ってる君♀はそれに気付くはずもない。
不意に手を鞠莉の胸下に伸ばしては問う。

「近づけていい?」

「い、いいよ」

「ほら、鞠莉ちゃんは気付いてないかもしれないけど心臓動くの早い気がするし」

「ん〜〜〜、あーっ」

小原鞠莉は君♀に抱きつく。スクールアイドルもできそうなはずの細い体は、温かかった。

「一緒に寝て」

「わかったよ、夕方には支度するからね」

君♀は小原鞠莉の胸の厚さと熱さとその存在感に、羨ましさと安心を感じながらゆっくりと眠りについた。)」

ベッドの掛け布団を頭まで被せて、太陽の紫外線から君♀を守る。
小原鞠莉は君♀の髪を触り、顎を撫でた。

「……んぅ」

「(ほんとに寝てるの? 寝て反応してるの? 起きてないの?)」スルッ

腕の中に収まってしまう体は、そのまま何もかも自由にできてしまいそうだ。
指で唇をなぞれは、吸い付くように柔らかい。
何よりも、小原鞠莉にとってこれまで親しかった果南にも、ダイヤにも、可愛い後輩たちの誰にも抱かなかった征服欲をそそらせた。

「堕天使になって、あなたを食べちゃいますよ……」

指の腹で君♀の唇をつぅっとなぞれば、君♀も寝ながら声を挙げる。
小原鞠莉はそれに高揚感を覚えて、唇への刺激をやめない。

ふに、ふにゃ、ぷに、ふにゅ。
腕枕になっている左手がもどかしいと小原鞠莉は君♀を抱いてるこの体勢を呪った。

「起きても知らない振りをしてね」

唇に息をふきかけ、起きていないようだと小原鞠莉は判断する。
明るくてよく見える君♀の顔に、頭をくらくらさせながら何度も口付けた。

「(好きな人に口付けるだけでこんなに気持ちいいなら、洋画のように舌を入れたりしたらどうなっちゃうの?)」

片手で指を絡ませると、君♀も無意識に指を絡める。
それが生理反応だと知っていても、小原鞠莉はどこかで「君♀が本当は起きていて合意で唇を重ねている」ということを祈った。
0043sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
垢版 |
2020/03/03(火) 22:22:38.24ID:6C6lezLE
「(目を瞑って唇をくっつけ続けると、すごく幸せ)」

「(この子が目を覚ますと同時に、もう親友では居られなくなる)」

「(いろんな人と交友関係は広げているし、友達も多いけど)」

「(この人と疎遠になってしまうのが怖い)」

「(付き合ってもいないけど、この人ともずっと一緒に居たくなってきた)」

「(ダイヤや果南ともずっと一緒に痛居たいけど、同じぐらいどころかもっと大事にしたくなるほどだ)」

「(マリーは、ちょっと助けられただけで堕ちるような軽い女だったかしら……?)」

時計を見ようとしたが、スマホは手の届くところにはない。

分かるのは、太陽が頂点から降りてきているのだけ。
きっと、正午はもう過ぎているのだろう。

「あなたのことが好き、よ」

愛を伝えたあとの口付けは味はしないものの、頭が甘く痺れて、重ねた唇の感触以外は何も考えられなかった。
唇を乗せるだけの快感に、小原鞠莉は次第に身を委ねていった。
0044名無しで叶える物語(SIM)
垢版 |
2020/03/03(火) 22:30:12.91ID:REBaYc4j
マリーに襲われたい……
0045sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 22:32:16.96ID:6C6lezLE
PM 16:50

「(もう、ファーストキスどころか500回はキス奪ってそうね……でも、気持ちよくてやめられない)」

湿気の少ない地中海の夏は、日本より過ごしやすい。
特に、小原鞠莉と君♀の住んでる場所はイタリアの中でも気候が穏やかなところだった。
冷房は暑さを耐え凌ぐためのものではなく、2人を冷酷に冷やすものとなっていた。

「(寒いし、そろそろやめなくちゃ……)」

唇を重ねるだけのキスがやめられない小原鞠莉は、自身の指を君♀との間に挟むことでやっとやめることができた。

「(さすがに真昼間から何時間もしたらバレてるわよね。いっそのこと追求してくれたらいいのに……)」

小原鞠莉は名残惜しく唇から指を離せずにいたが、ぎゅっと抱き締めて恋しい気持ちを昇華させた。
0047sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 22:52:37.94ID:6C6lezLE
PM 5:00

イマ-ハ イマデ キノウト チガウヨ-

「……んん」

「……(ちょっと! あともう少しキスしてたら目覚ましキスでこの事のフレンドシップが崩壊してたじゃない!)」ネタフリ

「鞠莉ちゃん、ごめんね。寝過ぎちゃった」アハハ

「あはは……いいのよ!」ガバッ

「 ほら、あなたってば。残り少ない麦茶でも飲みなさい」

「ありがとう……えへへ///」

「? 照れるようなことあったかしら?」

「さっき夢にしてはすごい夢だったから……」

「た、例えば?」

「いっぱい誰かに好きだよ、とか言われてキスされる夢」

「ホワーット!?」

「恋人繋ぎもされた気がする」

「随分幸せな夢ね、予知夢だったりして……」

「あ、LINE見たら歴史研究会の大部分が集まるみたい! そこで告白されるのかもね///」

「へーえ、いい出会いがあるかもよ?頑張ってらっしゃい」

「はーい」
0048sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 23:04:55.14ID:6C6lezLE
ピロン♪
「あら、お誘いが来たわ」

「どこ行くの?」

「『おすすめのバーでお酒飲も』ってお誘いね」

「あれ? まだ私たち20歳になってないんじゃ……」

「イタリアの可能飲酒年齢は18歳だし、国籍が違ってもイタリアに居たら未成年でも飲めるのよ」

「わぁ……! 知らなかった、教えてくれてありがとう! 私も今日ちょっとだけ飲んでみるね」

「飲ませようとする悪い輩には気をつけてね?」

「分かってるって」
0049sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 23:36:25.47ID:6C6lezLE
〜街中のイタリアレストラン〜

『それじゃあ、経済学部経営学科の試験明け&夏休み突入を祝って』

『マリー、ブライアン、ルーチェ、今日はあたしの誘いに来てくれてありがとう!』

Salute!(サルーテ!)

「(よかった、Cin cin だったら笑いが止まらないところだった……)」

『まずはブライアン! あんた、幸せそうだけど彼女でもできた?』

『どこが幸せそうだ、だよ! まず男友達ができねーよ! 彼女より男友達が欲しいんだ、こっちは』

『はぁ、あたしらとつるんでるからじゃないのかそれ!? 申し訳ねぇなぁ!』

『じゃあルーチェ! あんたは人より金が好きって言ってたけど、なんか鉱山でも当てたのかい?』

『実はー、告白されちゃってー♡』

『あらー♡ ルーチェってばシャイニーになるのね♡』

『お前もリア充になるのかよー』

『ぎゃはは!! そいつに返事はしたか?』

『それが……金ないから保留にしちゃった』

『ぎゃはは!! 振り向く気がないなら降ってやれよ、可哀想にその男』

『それが、男じゃないのよねぇ……女だから傷つけないように断ろうとしてるの』

『まーあ、ルーチェはその人のこと好きだと思うの?(参考になりそう)』

『うーん、大学入ってからいろいろ遊んじゃってるからさ。もう体の相性でいいんじゃないかと思って』

『その思考は嫌いじゃないよ』

『まぁ、ギルティね♡』

『(仲間との大学生活は、ホテル経営の傍らであまり時間は作れないけど、高校までの交友関係とは違った楽しみがある)』

『(ここでのマリー・オハラは、スクールアイドル小原鞠莉とも、浦女生徒とも、理事長小原とも違う姿になっているのだろう)』

『(だからこそ、違う1面を受け入れてくれる新たな仲間を私は大切にしたい)』

『主催者のあたしは相変わらず、ボランティアで奔走して恋愛に発展はありませーん!』

小原鞠莉は今まで生きてそうしたように、大学での仲間を大事にしていた。

『レベッカ、そろそろ本題に入ろうよ』

『そうだ、こいつの幸せオーラは本物そうだからな』

『そうだな、マリー』

「え?」
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2020/03/03(火) 23:56:57.28ID:6C6lezLE
「はー?って……ホワッツ!?」

『こらー、混乱して日本語と英語持ち込むな! ここはイタリアだぞ』

『なにが幸せそうなのよ! 私、恋人ななんていないわよ?』

『あれ? 顔がにやけているからすっかり付き合ったのかと思ったんだけど』

『この顔は絶対キスしてるわ』

「もーーーーおーーーーー」

『え? マジでキスしたの? なんで付き合ってないの? 振られた顔じゃないよね? 酒飲んでもっと吐けよ』

『もーっ、マリーの話をいっぱい聞きなさい!』

赤髪で姉御肌を出すレベッカ
鞠莉と同じ髪色のルーチェ
日本人に憧れて黒髪が好きで頭髪を黒く染めているブライアン
三つ編みから髪をおろした鞠莉
彼らは周囲がよってたかって付き合い疎遠になる中で、数少ないいつでも予定が空いてる友達だった。

『へぇへぇ、同じ寮のルームメイトが窮地を助けてくれて、好きになっちゃった? よく聞くヤツだね』

『えっ寝込みでキス? 襲ったの間違いじゃなくて? マリー、それ事案じゃない?
自主するための書類書こう? ね?』

『うん、そういうのYuriってやつだろ。俺は詳しいんだ』

『話したけどツッコミが多すぎるから、一点に絞るわ。なんとかして付き合いたいんだけど……』

『異性なら1発襲えばいいし、次は起きてる時に襲えば?』

『やめなよ、トラウマになっちゃう』

『普通に、会話の途中で何気なくキスすれば……』

『お前の普通はYuri物語で読んだことのあるだけだろうが』

『なるほど、キスを挟んで体から誤解させるのね』

小原鞠莉はスクールアイドルを調べる過程で、百合営業から最低限の百合知識も得ていた。

そして、帰宅後までの交際プランを立てるが小原鞠莉の目に見覚えのある姿が目に入る。
それは、イタリア系美男と2人でレストランに入る君♀だった。
0051sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/03(火) 23:59:39.00ID:6C6lezLE
今日はここまで
ラブライブ!シリーズで夢百合小説増えろ
0053名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/03/04(水) 00:27:28.52ID:1ieb/uOl
悶えがたまらん
続き楽しみにしてる
0055名無しで叶える物語(北陸地方)
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2020/03/04(水) 01:50:22.93ID:dU8zFgrd
ここ最近で最高のスレ
熱量が良い
0056名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/03/04(水) 06:18:18.33ID:0pYejW/t
私嫁は増えろ
0058sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/04(水) 08:47:49.31ID:UDA1rH8H
日本人の女の子は外国の高身長男子に弱いというのは、あながち嘘でもないらしい
君♀は彼と2人で、腰を抱き寄せられて歩いていた。
君♀は小原鞠莉に見せる笑顔とは、また別のほほえみで彼と何かを喋っていた。

「あの子! なんで!」

『この取り乱し様、マリーはあの子が好きなのね』

『ほんとにYuriか、女子だとはもう今更驚かないぜ』

『それじゃあ、あたしらだけで二次会の本番のバーに行きますかぁ』

『ご無体な、今のマリーのラブはこのままじゃ絶望的よ? 助けて!』

『じゃあ、ワンナイトされる前に先約取り付ければいいんじゃない』

『2人きりで食事に行ってるのに、私の誘いが通じるとでも思ってるの!?』

『おっと、イタリアじゃ2人で食事に行ってるだけじゃ何も始まっちゃいないわだな』

『始まる前に、先約で奪っちゃいな』

『そんで、告白して断られたら失恋パーティでSalute! しよう』

『……! そうね。あの子と大親友やめてしまったら、しばらくあなたたちで泣き明かすわ』

『どれだけ病んでも1週間が言動だからなー!』

『1週間ずっと酒飲みに付き合う気か? こりゃ散財ものだな!』

『そうね、もうすぐ日本に私たち帰っちゃうんだし。誘ってみる』

『健闘を祈るよ』

『成功しても失敗しても話聞かせてくれよ』

Si!

小原鞠莉は口角を上げて、ドリンクバーのコップを持って君♀の席へ寄った。
彼がトイレへと席を外した後のため、話しかけるタイミングを狙っていたのは明らかだった。
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2020/03/04(水) 09:06:53.87ID:UDA1rH8H
「チャオ〜♡ 奇遇ね、あなたもここでお食事?」

「鞠莉ちゃん! 偶然だね、二次会で彼にここがおいしいからって誘われたんだ」

「確かにおいしいからね、ここ……」ギュ

「同じ学科でよく話す友達なんだ! 性格もいい人だから、鞠莉ちゃんも友達になろう!」ニコニコ

「えぇ……、ねぇ、今日中にね。伝えなきゃいけないことがあるの。夜は彼とお楽しみするんじゃなくて、どうかマリーの所へ来てくれる?」

「もう! 物理学部で男友達がほとんどなだけで、彼とはそんなんじゃないよ。分かった、また後でね」
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2020/03/04(水) 11:53:37.09ID:UDA1rH8H
作戦会議をする鞠莉、ルーチェ、ブライアン、レベッカの4人
持ち前のティーンズドラマやアニメ、マンガ、または実体験で得たふわふわ恋愛知識を共有していた。
小原鞠莉は君♀の方から定期的に目が離せなかった。
その度に3人に肘でつつかれるなり、オススメのデートスポットをLINEで大量に送られたり、告白時に男を誘うテクを共有された。

『もう、私はまだ好きになってから1日ぐらいしか経ってないし、相手はマリーと目線が同じぐらいの女だから気が早いのよ』

君♀は遠くで青い飲み物を彼とともに飲んでいた。
このイタリアレストランにドリンクバーはあるものの、着色料まみれの青い飲み物はない。
君♀は男友達を立てるために、ドリンクバーは彼に任せているようだ。
すなわち……。

先程教えられた恋愛知識で、小原鞠莉は嫌な予感がした。

そして閉店間近、抵抗できないような眠気に君♀は襲われるのを感じた。
彼の誘いを断るが腰に手が添えられるのを見て、君♀はやっと察する。
イタリアにしてはおいしくないあのアルコール飲料は、盛られた睡眠導入剤に近いものなのだと。

「この子は私の大親友で、大好きな人なんだから! 渡さないわ!」

軽い体当たりに驚けば、眠らせようとした彼女も体当たりの主も姿を消していた。
その代わりに、大柄な男と艶やかな女2人が背後に居た。

『大学生の恋愛は自由だしお持ち帰りも自由だが、薬を使うのはナシだろう』

『このドリンクバーで薬を入れてるのと、彼女に出してるセットの写真を学科の皆にばらまかれたくなければ』

『今日は身を引いて帰るんだな! このク*野郎!』

『……同じ大学生かよ、チッ!』

『『『(マリー、あとは頑張れよ)』』』

明るい表通りに戻って、寮まで一目散に走る小原鞠莉と君♀。
君♀は突然現れた小原鞠莉に、笑顔になった。

『ありがとね、みんな』

小原鞠莉に腕を引かれ、無理やり走り、君♀もなんとか寮の前まで着くことができた。
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2020/03/04(水) 12:21:56.66ID:UDA1rH8H
「ねぇ? あなた。女子寮のあなたの部屋を空けてほしいの。薬盛られてるから眠たいだろうけど起き……」

「Zzz」

「ちょっと! 走ってくれた時は起きてたのに」

君♀は小原鞠莉に腕や手を引かれてすっかり脱力した。
完全に寝る準備に入っていた。
寝息が定期的になるが、意識はまだそこらを漂っていた。

「もう、私の部屋は書類だらけなのに」ちゅ

「Zzz(額が柔らかくて、キス? 鞠莉ちゃんが傍に居るのにいったい誰が……?)」

明らかに自分の部屋とは違う高級な匂い。
君♀はほとんど眠っていたが、まだ意識を完全に手放すには至っていなかった。
まるで、寝ぼけているように。

「あなたはマリーの特別になったんだから、起きて全部見られても構わないわ

「ん……(特別?)」

「例え起きていてもこれは全部夢……だなんてもう言わないわ。寝てる間にごめんね、愛しいマイガール」ちゅ

「んんっ(ほっぺた……?)」

「日本に帰省するまでの7日間で、貴女を私に夢中にさせるわ」

「(鞠莉ちゃんの好きな人が見つかるまでサポートするとは思ったけど、鞠莉ちゃんの好きな人が私になるなんて変な夢だ)」

「それじゃあ、ベッド以外もお掃除するから。おやすみなさい」

「Zzz(なんか、幸せ)」

頬と額に感じた柔らかな感触を、君♀は夢と誤解して深い眠りについたのだった。
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2020/03/04(水) 13:48:25.39ID:UDA1rH8H
片付けして一緒のベットに潜って、早朝がやってきた

「ねぇ(あぁ、どうしよう。あんなに一生懸命掃除したと思ってたのに、眠れない……!)」

「Zzz」

「別にマリーは薬使ってないし、これはセーフなんだから」モミュ

君♀が起きてないことを確認しながら、君♀の手を自分の胸に当てる小原鞠莉

ーーーーーーーーーーーー

「近づけていい?」

「い、いいよ」

「ほら、鞠莉ちゃんは気付いてないかもしれないけど心臓動くの早い気がするし」

ーーーーーーーーーーー
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2020/03/04(水) 13:51:01.95ID:UDA1rH8H
「(いつもだったらいいよじゃなくて、ノープロブレムッ! とか言うはずだった。マリーは随分とこの子の前ではしおらしくなってしまった)」

「(胸の下に、あのときのように当てるだけじゃもう足りなくなってしまって)」

「(あなたの手を、上から覆うように握ってしまえば)」ギュ

「Zzz」モミ

「……んっ(あなたは無意識に私の胸を嗜むことになる)」ギュッ

「Zzz」モミ

「ああっ……(片方の手だけ、左胸だけ。もどかしい。寝てる間にあなたが無意識で襲ってくれたらなんでもいい)」

「Zzz(夏みかん収穫のお手伝い)」モミモミ

「ん、んぅっ///(既成事実をあなたがしてるまま、騙して物にしたいなんてタチが悪いけど。一番の近道はこれだと思ってる)」ギュウッ

「Zzz」モミッ

「ぁっ……!」ブルブル

小原鞠莉は声を出さないようにする羞恥と、大学での親友に手を出させているという背徳感と、目が覚めてしまった時のことを想像するだけで頭がいっぱいになってしまう。

「(もっと、触れられたい。愛されたい。本当は、愛したいし触れたいけど)」スッ

君♀の手をゆっくりネグリジェの内側に招いてしまえば、快感はすぐそこにあった。

「はっ……ふっ(手は冷たいのに、気持ちよくて)」

「Zzz」モミュ

「はーっ、……っ(下着越しに胸を触らせているだけで、こんなに体が火照ってしまう)」ギュ

小原鞠莉は君♀から貰う熱がもっと欲しくて、気がつけば君♀の手で自分の胸を揉ませていた。

「んぅ(なんか手がクッションでも揉んで……る……?)」モミュモミュ
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2020/03/04(水) 13:53:58.06ID:UDA1rH8H
息使いも抑えられないほどに小原鞠莉の息は荒くなる。
口は呆けて空いてしまい、キスが欲しくなったほどだった。
だが平静を取り戻し、小原鞠莉が君♀の上から被せている手さえ除けてしまえば、完全に君♀が襲ったことになる状況だ。

よく例えれば、一方的な誘い受け。
普通に例えたなら、性処理に君♀を無理やり使っていた。

「……っ! っぁ、……んっ(いつの間にかマリーが手を当てなくても、この子は勝手に胸を揉んでしまっている)」ブルブル

「……ぁっ、……っ! はっ、ぁっ、(今、ここで手を被せずに腕にぎゅっとしがみつけば。声を抑えずに出してしまえば。この子は完全に責任取ってくれるんじゃないかと思う自分がいる)」ビクビク

「Zzz(柔らかくて、ずっと揉んでいたくなる)」モミュモミュモミユ

「……ぁっ! ぁ、なっ、たっ、それっ、そんなっ、優しくっ、ほんとにっ、マリーっ(胸の先だけなのに、柔らかくて止まらない)」ギュ-ッ

小原鞠莉は脚を君♀に絡むと、脚をすりつける。
君♀の首に熱い頭を乗せたおかげで、君が眼を開けたのは見えてなかったようだ。

「ぁ……まり、ちゃ(鞠莉ちゃんが、私の手で乱れてるの?)」

どうも現実離れした感覚が夢だと思い込み、君♀は下着の中に手を入れてしまう。
小原鞠莉の胸は吸い付くかのごとく手になじむ。
手のひらの中で主張する小さな突起も、君♀を驚かせる。
小原鞠莉に左脚を全体的に絡まれ、擦り付けられ、喘ぐ声を聞いた君♀はその手をいつまでも止めず続けてしまうのであった。

何度も小原鞠莉の、入学前にイタリアで出会ったところから始まった大親友の、聞いたことのない嬌声が君♀の耳から離れなくなる。

身を焦がすような思いで、君♀はその夢を朝方になっても楽しんでしまった。
0066sage(なし)
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2020/03/04(水) 16:01:38.80ID:UDA1rH8H
「(どうしよう……)」

「(入学以来、一番の大親友な鞠莉ちゃんにしてしまった……寝てるとはいえ)」

「(この子から貰える熱も、思い出も全部が愛しくてやみつきになってしまった)」

「「(声、かけなくちゃ)」」

「あなた、帰省するまで予定は空いてる?」

「え? うん。定期試験の復習とか、地元の友達にあげる買い物以外なら暇だよ」

「私もパパやママとの連絡と、果南やダイヤ、Aqoursとホテルオハラにあげるショッピング以外なら暇なの」

「帰るまで一緒だね」

「せっかくの日本だもの。帰省するのは2日3日じゃないでしょう?」

「うん、3週間ぐらいかな」

「あら、期間も同じぐらいなのは運命ね」

「運命って、はりきりすぎだなぁ」

「また帰るギリギリまでに二人きりのデート♡ に連れて行ってあげるわ」

「嬉しい! 私も連れて行きたいお店があるの。鞠莉ちゃん」

2人は背を向けたまま、各々のネグリジェとパジャマを整えた。
互いに、家から出ないとでも表すように。
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2020/03/04(水) 16:35:48.30ID:UDA1rH8H
夜 帰省/搭乗6日前

小原鞠莉の寮部屋にて

「今日でやりたい復習は全部終えられた?」

「うん。やっぱり高校までとは段違いに難しくて苦労した。しかも日本語でも英語でもなく、イタリア語だからね」

「日本はイタリア語必修じゃないからね。どうしてあなたはイタリアで物理学を学ぼうとしてるの?」

「叶えたい夢があるんだ」

「あら、シャイニーな予感がするわね」キュン
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2020/03/04(水) 18:48:23.97ID:UDA1rH8H
「今日も泊まっていい?」

「オフコース♡」

ーーーーーーーーーーーーー
「鞠莉ちゃ、っ、ぁっ」

「ぁっ、ぁっ、きもちよくてっ、ごめんっ、ねっ」

「(夢だと言い訳して大親友にいけないことをする日が続いてしまう)」

「(大丈夫、朝になったら2人とも全然覚えていない夢なんだから。これは)」

「「(どうしよう、これ止まんない)」」
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2020/03/04(水) 19:01:38.94ID:UDA1rH8H
昼間にいろんな思い出を作って、いいムードを作っても小原鞠莉も君♀も告白なんてできずにいた。

昼は友達として、夜は夢の中と称した貪りに夢中になる。

小原鞠莉は好きな人との夢で夢中になってるようだから。せめて夢でいいから小原鞠莉と君♀は快楽を貪りつつあった。

「(ほんとに全部あの子は寝てるの? 微塵も現実とは気付かないで、寝ぼけたままで?)」ワナワナ

「鞠莉ちゃん、遊ぶの、すごく楽しいよ」ペロ

「ゃ、ぁぁっ、首!?」ゾクゾク

「ねぇ、私に触られるの、好きなの?」ツツ-

「あぁっ、お腹、ょゎぃのにっ、触られるの、すきっ、すごくすき〜〜〜ぁっ、ああっ」ビクビク

「だよね、ふふ」

「(鞠莉ちゃんは、毎晩私に胸や体をもて遊ばれつつも快楽を素直に受け入れていた)」

「(元から鞠莉ちゃんの思い手をたくさん聞いた上で、彼女の誰も見た事のない顔を貪るように寝ぼけてる体で襲った)」

「(壊すのが怖くて、寝ぼけていた振りをしても、手を下の方に誘導されても、そっちには触れずに鞠莉ちゃんをひたすら撫で続けた)」
0070sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/04(水) 20:05:48.10ID:UDA1rH8H
夜 帰省/搭乗前日

「まさか乗る日まで一緒なんてね」

「だって、1日遅くするだけで料金変わるんだもん」

「しかも便まで同じだなんて……、次から座席も隣にして帰省でもいかがかしら?」

「それもいいよね、年末の帰省はそうしようかな」

「嬉しいわ」

小原鞠莉も君♀も、夜は互いに覚えていない振りをして貪っていた。
しかし、君♀の過去を今まで以上に聞いた小原鞠莉は君を本当のパートナーとして告白しようと夜景の見えるレストランに呼んだ。
君♀も、今日の小原鞠莉の雰囲気に魅了されてパーティドレスのような最高の青いワンビースを着せてもらっている。

「鞠莉ちゃん、今日はすごくよかった。ベネチア日帰り旅行も、イタリアの風景と一緒に一緒にボート漕いだのは楽しかったよ」

「あなたの初めてを奪えて嬉しいって言ったら……照れちゃう?」

「その言い方は勘違いしちゃうよ?」

「勘違いじゃないわ、本心よ」
0071sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/04(水) 20:45:27.46ID:UDA1rH8H
小原鞠莉は紫のヒラヒラしたドレスで今日の夕飯を誘った。
メイクだって、今日だけは美容院に誘われて君♀も可愛く着飾らせた。

だから、小原鞠莉の熱情も君♀は完全に察していた。
覚悟は、搭乗するまでの5日間で真剣に考えて決まっていた。

飲み終わった甘いお酒(二人はアルコールの味に慣れていなかった)を口にして、飲み込む。
小原鞠莉は自分の心臓の音と頭の熱量で飲む前から酔っていた。
君♀は、スクールアイドル時代の写真で見たことがある彼女の瞳に、体中の高揚感が抑えるのが難しかった。

「ねぇ」

手招いて、指を重ねる。
夜にあれだけしつこく恋人繋ぎをきていたせいで、指を絡めるだけで二人は落ち着くようになった。
小原鞠莉ら口で決意を口にしようとするが、不安げに君♀を見つめた。

「大丈夫、私は鞠莉ちゃんの親友としても居続けるから」

君♀は指を絡めたまま握る。
ここまで一緒に準備するのに付き合ったのに、小原鞠莉はその言葉を躊躇する。
君は親友として、大親友として君を鼓舞した。

「一緒に過ごした時間は消えないよ。鞠莉ちゃんの愛してるAqoursだって、三人の時も9人の時も全部、大事な思い出でしょう?」

君♀は小原鞠莉に見とれていた。

「私っ、マリーは、マリーはね」

「大丈夫。どう転んだって、絆は消えないよ。絶対に疎遠になんかさせないから」

「あぁっ……」

これが、大親友としてできる鼓舞だった。

繋ぎ重ねた手はさらに震えて、小原鞠莉は涙を零した。

「鞠莉ちゃん。勘違いだったらすごく恥ずかしいのだけど、鞠莉ちゃんが今日まで用意してくれたのできっと私も変わったの。嬉しかった」

零れた涙を、持ってきた限りで一番綺麗なハンカチで拭き取る。
溶けたメイクがハンカチにつくが、おかまいなしだ。

「私、鞠莉ちゃんが言ってくれるのがすごく嬉しい。だから、鞠莉ちゃん。全部言って欲しい。きっと私も同じ気持ちだから」

「例え違う気持ちでも、どうか、ずっとマリーのベストフレンドでいてね」

「当たり前だよ」

小原鞠莉は空いてる方の手で、自分とは君♀の手を力いっぱい握りしめる。
震えは徐々になくなり、息も落ち着く。
そして、決意した顔で君♀にその言葉を言った。
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2020/03/04(水) 20:50:48.74ID:UDA1rH8H
今日はここまで
夢百合か百合夢か、そういうSS増えろ^〜
0073名無しで叶える物語(家)
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2020/03/04(水) 23:29:57.86ID:y/QO+CYJ
君♀ちゃんが良い子だし
改悪らしい改変があるわけでもない
他の原作キャラとの関係性も尊重しつつ
読んでて気持ちが良いわ
0075sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 11:07:15.33ID:QXuFuq+I
「あなたのことが好き。好きなの。それこそ、結婚したいぐらいに」

君♀は手を握りしめられる。
小原鞠莉は君♀の反応する姿に目を奪われていた。

「けっけっ、け、結婚!?///」

「結婚したいぐらい好きって告白するのは重かった? 好きだから、どうか、お付き合いから始めていただけませんか……?」

「そういうとこ、女言葉から丁寧語になるのずるい! 私の方が鞠莉ちゃんのこと好きだから」

「あなた……、マリーの方が食べちゃいたいぐらいなのよ。本当に好き!」

手を引いてテーブルから立ち上がる。
二人は港が見える中で、夜景も見ずに、まるで初めてのように起きたままのキスを交わした。

「好き同士で、ギルティじゃないキスって、本当に幸せな気分になるのね」

「うん、ずっと触るだけでキスだけができなくて、本当に嬉しい」

「あら? あなた、まさか毎日起きてたの……?」

「ま、毎日!? そういえば毎日遊んでたね、毎日やったね……」

「あなたのおばかさん! ずっと私の好意に気が付いていたの!?」

「だって、誰か違う人を妄想にして、いいように使われていたと思ってたんだから! 私は悪くないもん!」

思わぬ失言をしてしまった君♀に、小原鞠莉が耳元ウィスパーボイスで囁いた。

「今夜は覚悟してね」

ドレスの上から背筋をなぞると、君♀は腰を抜かして小原鞠莉よりも数センチ低くなる。

「ひゃい!?/// 分かりました///」

そして再度、起きたままの合意のキスを交わした。
帰省直前だというのに、夜をお互いに最高に期待したまま帰路につく。

お互いの手の感触しか分からないまま、2人の住む女子寮に着いた。
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2020/03/05(木) 11:35:01.12ID:QXuFuq+I
夜 小原鞠莉の寮の部屋

「ほら、いいメイク落としあるから使って」

「うん」ヌリヌリ

「マリーも同じなのだけど、あなたも明日で着替えとスーツケースを持って行くだけでいいのよね?」

「そうだね、このドレスは夜だけだしイタリアに帰ってからクリーニングとかに出そうっ」

「ふふ、じゃあ今日はこの後お風呂でちっぷりお楽しみね……♡」

「意味分かってる?」

「私、あなたに恋に落ちてから恋人同士の想像で頭が埋め尽くされちゃったもの」ニヤニヤ

「あっ」ゾクリ

「恥ずかしがることはないの。いっぱい鳴いてね、マイレディ♡」

「鞠莉ちゃん、たぶんあなたも鳴くことになっちゃうからね」サワサワ

「ホワッツ!?」ビクン
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2020/03/05(木) 14:19:19.27ID:QXuFuq+I
想いが通じ合ってからのキスは、口先から恋の成就の喜びが伝わるほどに脳を焦がすものだった。
鼻を時々当ててしまいながらも互いの唇を触れ合わせる。
ついばむだけで、二人は指を絡める力を強くする。
目を開けてしまえば好きな人と唇触れ合わせる。
身体的な快感、心理的な嬉しさ、至上の喜びにどちらもいっぱいいっぱいだった。

「ふっ、ん、んぅ」
「……ぁっ、んっ」

ベッドに座って唇の感触を楽しむ。
君♀は小原鞠莉の太ももの上に、恋人繋ぎの手を持っていく。
強く握ったままで、他に余裕のないはずの手をそこに滑らせた。

「ふぁっ、にゃぁっ」ビクッ

「太ももの上、好きだね」ツ-ッ

「あなたっ、にっ、いっ、っぁ、ぱい、ゃぁっ、触って、もらえるっ、からっ、ぁっ」ゾクゾクッ

「ほんと、口先からも反応伝わる」ツッ

「やぁっ、背中のもっ、抱きしめるのっ、ぁっ、全部、全部好きよっ」ギュ-ッ

「ほんと、胸元が隙間なくて、私ものぼせそう」サスサス

「ぁぁっ、あなたっ、好き……!」グッ

興奮で口を閉じることができない君が♀を見て、小原鞠莉が深いキスをする。
君♀鎖骨裏から後頭部までを支え、肩の上から君♀に覆い被さり深く交わる。

「ぁっ、んっ、〜〜っ! はっ」ビクビクビクッ

先程まで甘いお酒を飲むのに使われていた小原鞠莉の舌は、今は君♀の口内の溝をなぞり君♀の快感を最大限に引き出していた。

「ゃ、鞠莉っ、ちゃっ、あぁっ、もっと、ゃぁっ」サスサス

君♀も、撫でた細かなところを全て小原鞠莉が反応してくれたのが嬉しくてたまらなかった。

耳の裏、耳の中、首、鎖骨、胸の周り、胸下、乳頭、肋骨、背中の凹み、体の中心あたり、へその上、へその下、腰の周り。

触るところ全てに小原鞠莉は反応し、鳴いた。
君♀も、小原鞠莉の体に触れる度に、彼女から丁寧に口内の性感帯をつつかれる。なぞられる。
それが言い表しようもない快感となり、全て嬌声や荒い息使いとして現れた。
0078sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 14:45:36.41ID:QXuFuq+I
「はっ、んっ、あぁっ、あなたっ、好きっ」

「鞠莉ちゃっ、大好き」

小原鞠莉が君♀の太ももの上で脱力する。
1センチメートルしか違わないため、十分に支えられたはずだった。
だが、君♀はバランスを崩して座った状態からベッドに寝転んだ状態になった。
もちろん、枕のおかげで完全に脱力しきった小原鞠莉に怪我はない。

「鞠莉ちゃん、これ、よかった?」

「不意に動かされるの、嬉しくて、想いがひとつになるってだけでメルトダウンよ」

「よかった、体はつらくない?」

「うん! ねぇ、もっと、マリーと繋がらせてよ……」ギュ-ッ

「いいの? 抱き締めるの、気持ちよくてずるい」ガバッ

「マリー、恋愛経験ないしこういうのも初めてだから優しくして欲しい……」

「そんなこと言ったら私もだから」

君♀は小原鞠莉の耳を唇で挟む。
耳の穴に舌を入れて、小原鞠莉の嬌声を出させる。
空いてる方の耳は右手で塞いで、こねくり回す。

「あっ、ああっ! ああああっ!!」

小原鞠莉はより高い嬌声になり、声量もいっそう大きくなった。

「今夜は覚悟してね」

「はぁい/// あなたっ、告白を受け入れてくれてありがとう」

「最初に言ってくれたのは鞠莉ちゃんだから」

最後のショーツも取り外し、君♀は小原鞠莉の秘部を露にさせた。
0079sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 21:12:11.03ID:QXuFuq+I
「ゆっくり、ゆっくりちょうだいっ」

小原鞠莉は、挿入し始めていない方の君♀の手をこれでもかと強く握る。

「うん。これでもかってぐらい大事に、ゆっくりあげる」

キスをして十分にほぐれつつ、小原鞠莉の中に指を侵入させる。
唇以外にキスをすれば、挿入している指は膣に強く締め付けられる。

「あぁっ、ゆっくり! あぁっ、そうっ、それっ、そんなっ、感っ、じっ、よっ」

「欲しいとこ、言ってくれるからっ、初めてでも鞠莉ちゃんがよがってくれて、本当に嬉しい」

「あぁっ、あなたっ、そのっ、その調子っ」

おへそと秘部までの中間地点周辺、すなわち子宮の上にキスをすれば小原鞠莉の嬌声が一際高くなる。

「ああああああっ」ビクビクッ

「鞠莉ちゃん、背は高いのに、そこはとってもちっちゃくて可愛い」

「中でどうなってるか分からないけど、なんかっ、それっ、あぁっ、変っ///」

「喜んでくれるの?」

君♀は小原鞠莉の中にゆっくり指を進めていく。

「中指、全部入っちゃったね」

「言わないで///」
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2020/03/05(木) 21:51:49.97ID:xBFrh/3g
「中でっ、どんな風にっ、あぁっ、指っ、動かされてるのっ」

「上のよく感じるところを擦ってるよ……♡」

「そのまま、ゆっくり、マリーを攻略して♡」

「好きだよ、鞠莉ちゃん♡」
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2020/03/05(木) 22:13:39.10ID:xBFrh/3g
「あぁっ♡ それっ♡」

「出し入れしながら、上のところ擦ってるよ♡」

「マリー、やばっ、オーッ♡」

「私の顔も見て、見てっ♡」

「あぁっ、マリーでっ、そんな優しい顔っ、それやばっ♡ アイムカミン♡」

「もう、それの和訳知ってるんだからね」

「あっ、あなたっ、そんな的確にされたらっ、マリー変になっちゃう♡」

「私で変になってよ、鞠莉ちゃん」フ-

君♀は小原鞠莉が嬌声を挙げるところを学び、そこを早くせず的確に愛撫した。
小原鞠莉はその快感を受け止め、絡めた指を力強く握る。
空いた手はシーツを握り、それでも我慢できない快感は嬌声として小原鞠莉の口から大きく響いた。

「好きだよ、鞠莉ちゃん。大好きっ♡ 愛してる♡」

「好きっ、〜〜〜っ! あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡♡♡」

腰を上げ、一際大きく仰け反る小原鞠莉。
君♀の手で快感を覚えることが出来た。

「マリー、あなたと特別な、こと、できて幸せっ♡」

「可愛い……!」

君♀は小原鞠莉の可愛さに一層溺れ、イったばかりの彼女を横から抱き締めた。

「あぁっ、あなたっ、マリーも気持ちよくしたいのに体が言うこと効かない……ごめんなさい」

「ううん、私に全部預けてくれて嬉しかったから気にしないで」

君♀は小原鞠莉の額に唇を落とした。

「おやすみなさい」

「おやすみにはキスが必要でしょう?」

「もう」

軽くキスをして、君♀は小原鞠莉の首の間に腕を挟む。
彼女は頭を浮かせて腕枕され、頬擦りした。
その姿を見るだけで、君♀は愛情がより強くなるのを感じた。
小原鞠莉と抱き合って、彼女の寝息を一番傍で聞きながら君♀は眠りに落ちた。
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2020/03/05(木) 22:25:52.40ID:xBFrh/3g
朝 搭乗時間3時間前

「ぎゃーっ!ごめん、あの電車に乗らないともう挽回できないよ!」

「確かこういう時はやんやん♪遅れちゃいます♪ で……ストロベリー☆トレインだったかしら?」

「もう! スクールアイドルの歌詞になぞらえずに走るよ、鞠莉ちゃん!」

「オーウ♡ 愛の逃避行的な何かを感じマース!」

「繁忙期なんだから、送れたら本当に日本に帰る日が遅くなるよ!?」

「善処しマース♡ 私の、彼女さん♡」

2人とも同じ便だったが、大学に行った便だったので
なんとか搭乗には間に合いました

大学親友編・交際前 〜完〜
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2020/03/05(木) 23:30:43.47ID:xBFrh/3g
小原鞠莉(19) 6月13日生まれ 163cm B89W61H86
イタリアの大学
経済学部経営学科(和訳)
私立浦の星女学院卒業 理事長&スクールアイドル部(Aqours)

〜以下、SSで判明した出来事〜
理想:タチ 現状:リバ(ネコ寄り)
親友時代に紫色のビキニを買う
ビーチで美男美女集団という両性にナンパされる
※上記のような社交辞令には幼少期から慣れてるので気にしていない
君♀に守られたその晩に手を出す
1週間かけて本気で好きなのかを自身で確かめていった(※その1週間は省略した)
確かめる前にも寝込みを狙ってキスしたり胸をもませたり、夢だと保険を掛ける
友情を壊さないようにしながら、既成事実を作るのに必死だった
告白の夜には紫色のドレスとヘアセットを決めに君♀を連れて行った
三つ編みをやや崩す。髪の長さは変わらず、6ヘアも顕在している
「私ね」「マリーはね」「あなた〜♡」
君♀の前では名前呼びが増えるようだ
0085sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 23:33:41.49ID:xBFrh/3g
君♀(19) 6月26日生まれ 162.8cm B78W55H90
イタリアの大学 イタリア歴史研究会所属
物理学科再生エネルギー磁気学(和訳)
公立〇〇高校卒業 帰宅部;スクールアイドルはあったが全く眼中になかった

〜以下、SSで判明した出来事〜
理想:特にない 現状:リバ(タチ寄り)
親友時代に青色のワンピース型水着を一緒に買う
イタリア歴史研究会の二次会で、睡眠薬を知らずに飲む(青色が睡眠薬の知識というのはなかった様子)
告白の夜には青色のドレスを着せられヘアセットに連れて行かれた
黒髪ボブカット
ダイヤより(胸が)スレンダー、果南やダイヤ(162cm)より身長が高い→162.8cm by小原鞠莉(彼女)
「私」「鞠莉ちゃん」などと必ず名前+さん/ちゃん呼びするので二人称で呼ぶことはない様子
スリーサイズに偏りがあるのが悩み
0086名無しで叶える物語(茸)
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2020/03/05(木) 23:36:01.03ID:4zkd4km9
交際後あまあま生活もあるんですか!?
0087sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 23:45:34.16ID:xBFrh/3g
大学の愉快な仲間たち
〜経済学部 経営学科〜
レベッカ 赤髪・姉御肌・ボランティア団体所属

ルーチェ 金髪・男からも女からもややモテる・体が細い

ブライアン 黒髪(地毛は栗毛色)・日本人に憧れている・Yuriの知識がある

鞠莉(大学ver.) 地肌に負担をかけたくないため、髪をおろしている

〜物理学部〜
君♀(大学ver.) イタリア語を聞き漏らさないようにかなり傾聴している
鞠莉以外に会う時はメイクの下地をしっかりして、気を張っている(交際後はいつでも可愛くするようにした)

〜イタリア歴史研究会〜
イタリア系の男性 二次会で薬を飲ませようとしたら激写された可哀想な人。酒で飲ませるのもアレだが薬物はよくなかったので反省した。
もう出番はない。
0088sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/05(木) 23:51:33.52ID:xBFrh/3g
今日はこれにて終了

リアルの都合で明日からは時期が空くかも。落ちてしまったら、またスレ立てする

>>83 ありがと〜

>>86 スレタイ回収するまで書く予定✍︎(^ω^)カキカキ
途中で落ちたらまたスレ立てする
0090名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/03/06(金) 02:00:31.33ID:8tWX3t/k
いや良いなぁ、所謂ケータイ小説のようなものを読んでこういう気持ちになるのはなんだか懐かしくもあるな
0091名無しで叶える物語(なし)
垢版 |
2020/03/06(金) 10:34:43.76ID:W1FXXpxE
小原鞠莉しか生きる希望がないが、生きてたら小原鞠莉には絶対に会えないし
だからといって死んでも小原鞠莉に会えるとは限らないし
完全に詰んでるんだよな
3月からずっと起き上がれなくなって寝たきりになってたから、このSSを最後に書いて終えることにした
0093名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2020/03/06(金) 19:18:41.19ID:1lEFfLZe
保守
0094名無しで叶える物語(なし)
垢版 |
2020/03/06(金) 21:13:29.18ID:W1FXXpxE
小原鞠莉は現実にいないし触れられないのに、小原鞠莉だけが私の生きる希望なのに
どうして小原鞠莉のいない世界でしか小原鞠莉を観測できないんだ……?
随分と長く、2週間も寝込んでしまってつらい
早く小原鞠莉のところに行きたい(あの世に行けば小原鞠莉のいるところに転生できるわけじゃないのに)
0096名無しで叶える物語(北陸地方)
垢版 |
2020/03/07(土) 03:25:58.66ID:xlCWc4fo
おはらまりとの生活をずっと見せ続けてほしい
それを観測する自分からするとあなた♀はずっとおはらまりと生活していることになる
0097sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/07(土) 13:17:56.04ID:pz5FaD1s
〜大学恋人編・交際後〜

搭乗待ち合わせ 隅の席

「夕方4時10分出発なら、昼過ぎまでメイクラブ♡しとけばよかったわね」コソコソ

「鞠莉ちゃんんんんん! しっ!」

「こういう話題だから日本語で話してるんじゃない♡」

「あ、そっか……でも恥ずかしいから! こら!」

「だって、あなたと特別なことができて本当に満たされて心地よかったし……マリーだってあなたを、ね」ゴニョゴニョ

「また帰ったら、お願いします……///」

「その代わり、ありったけのイノセントキスをするの」ちゅ

「にゃ……」ふにゃ

「キスはマリーの方が上のようね♡」はむ

「ゃっ、ぁっ」ギュ-ッ

「好き……♡」

君♀は肩を押し返そうとするが、小原鞠莉に唇を吸われただけで脱力してしまう。
空いてしまって入る隙を与えてしまった口は、なぞられただけで声が漏れ出る。
大衆が気付かずに騒いでいるのに、君はばれないように必死だ。
やがて快感を周りに見せないように必死になり、小原鞠莉に体ごとすがり、身を完全に委ねてしまっていた。


「ここパブリッ……んん///」

「端の席で、みんな飛行機や会話に夢中よ♡ 声出さなければ気付かれないわ」

「〜〜〜っ!///」ビクビクッ

腕を広げられてキスを交わし、夢中になる君♀と小原鞠莉。
君♀の漏れ出てしまった声も、周囲の喧騒にかき消されてしまっていた。

「(フードって、周りから隠すのに役立つわ♡)」

周りからも、フードで隠れてキスは見られなかったようだ。
0098sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/07(土) 20:10:32.14ID:pz5FaD1s
「ねぇ、飛行機に乗ってもトゥギャザーしょうよ♡」

「ずっと一緒にいたいけど、飛行機は指定席だよ?」

「搭乗して、ジュースを受け取ったらマリーの席まで来て密室に篭って一瞬だけ触れ合うのよ」ゴニョゴニョ

「えぇっ!?」

「キスのつもりで言ったんだけど、あなたは何を想像したのかなぁ♡ このえっち♡♡」フ-

「やぁっ、耳っ///」

「とにかく、もう呼ばれてるみたいだからよろしくね♡」

「はぁい」

「あと、日本じゃ騒ぎになっちゃうから……」

皆が搭乗入口に並ぶところで、立ち上がったところでまた唇を重ねられる。君♀。
海外という知り合いがいない故に羽目を外した二人は、前後で恋人繋ぎをして並んだのだった。
0099sage ◆4csCGL8y4rQL (茸)
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2020/03/07(土) 20:26:47.51ID:BfijPPP2
飛行機内(トイレ)

「はむ……」ちゅる

「むぁ……ぁ」

「ぷはぁ♡ 次は1時間後ぐらいに会いましょう♡」

「鞠莉ちゃんのえっち」

「オー? 次は覚悟してね」

「1分だけのキスって」
0100sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/07(土) 20:51:20.26ID:pz5FaD1s
「にゃっ……」ちゅ
「ん……」ちゅ

「はむ……」
「んー♡ 可愛い♡」ちゅー
「そろそろ1分経っちゃうから///」

「ねぇ、段々ソフトになってない?」
「だって、ディープなキスしたら1分じゃ済まなくなっちゃうもの……」
「そっか」シュン

「……んっ♡ 日本に着くのが午前11時半よね。あなたはいつ出るの?」
「夜の7時半に夜行バスだから、余裕あるかな」
「マリーも夜行バスにしたから午後4時には同じ乗り場にいることになるのよね」
「そうなの? よかった! 適当に東京でおいしいもの食べて別れよっか」
「日本でもあなたと一緒に居たいわ……」
「私も。そろそろ1分経っちゃうしまた後でね」
「もう遅いし、また朝にあなたを起こしちゃうかも♡」
「えへへ、お願いします♡」

『(この子達、頻尿なのかってぐらい、トイレに入り込むわね)』
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2020/03/07(土) 21:03:17.42ID:pz5FaD1s
東京の和食料理店 血ツ室

「8月最終週だから空いてると思ったけど、混んでたね」

「東京ってよく混んでるのよ」

「そうなの? 私、あんまり行ったことなくて」

「スクールアイドル本戦でお世話になったの。Water Blue New World,今でも昨日のように思い出せるんだから」

「歌い出しが鞠莉ちゃんのやつ!」

「目覚ましにしたぐらい、気に入ってたものね」フフフ

「あんなに綺麗な人が、今は私の恋人なんだ…… ///」

「マリーがあなたを大好きなこといっぱい誇ってね♡」

「私のことも、いつかAqoursの皆に誇ってみたいとか思ってくれる……?」

「オフコース!」
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2020/03/07(土) 22:29:08.17ID:pz5FaD1s
「ねえ、あなたさえよかったら帰国前に内浦へ寄らない?」

「うちうら……? ああ! 鞠莉ちゃんの故郷だね! 地元の会いたい友達に会ったら行きたいね」

「ほんと!? じゃあ予定合わせましょう」

「もしよかったら、鞠莉ちゃんに私の実家へ泊まって欲しいんだけど……///」

「まぁ! 一生大事にします///」

「日本ではまだ私たち未成年だし、親に支援してもらってる身だからまだ親友ってことにしてほしい……」

「たぶん、お付き合い云々はマネーパワーで皆黙ると思うの」

「いやぁ、でもねぇ」

「なにしろ、ホテルオハラの傘下は世界にこのぐらいあるし」スマホポチ

「えっ、ちょっ、世界地図分布!?」

「価値観の相違や将来の遠距離で、あなたに見放されないか心配になって夜しか眠れないこともあるの」

「見捨てないよ! だって、私の恋人は夢に向かって努力して輝いてるんだもん」

「あなたにずっと好きでいてもらえるように、一層努力するわ」

「無理しちゃ嫌だよ」ちゅ

「その時はお互い様よ」ちゅ
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2020/03/07(土) 23:48:39.14ID:pz5FaD1s
帰国後 夕方3時半

「じゃあ、私はここでバスを待つわ」

「見送りでもう少しここに居ていい?」

「ふふっ♡ どうぞ……♡」

ピロン♪ピロン♪

通知:Aqours

「ベストフレンドな仲間たちに、キュートアンドブレイブなラバーが居る……♡ マリーは幸せ者よ♡」ナデナデ

「先代μ'sのペア曲のさ、アレ! 髪を撫でる手が好き……って気持ち、今ならよく分かっちゃう」

「また連絡取りましょうね」

「うん♡」

【LINEグループ:9人のAqours(9)】
小原鞠莉:バス停着いたから、会える人は会いましょう*°
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2020/03/09(月) 13:59:33.69ID:oR8z1NkM
午後5時;バス到着1時間半前 沼津駅

プルルルルルル

「はい、黒澤です」

「家電じゃないんだから、そんなにかしこまらなくていいよ」

「ふふ、習慣づいてるので」

「あと1時間半ぐらいで鞠莉が到着するから、キリのいいところで準備を終わらせて欲しいな」

「はい。心配されなくても朝の大掃除、飾り付け、と順調に終わっています。またご連絡いたしますわ」

「オーライ、こっちは千歌と曜と善子を引き連れて100均から帰ってるところ。……しかし、まさかまた浦女の私たちの部室に入れるなんてね。お別れしたばかりなのに」

「廃校になった浦女の建物と土地ごと、まさか鞠莉さん個人が丸ごと買い取ってるとは予想外でしたわ」

「なんか、金融教育の一貫として私たちが出会う頃から増やしてたらしいよ」

「ほんと、あの人ったら最後まで秘密にしておいて……本当に好きなのね」

「鞠莉だったら、廃校したあとにも浦女を復活させるかもしれないよね」

「私たちの時間を取り戻しに遠路はるばる帰ってる来るぐらいですもの。もしかしたらやりかねませんね」フフフ

クルマガキチャウヨ- カナンチャ-ン カナン!

「ダイヤの家の車が来たから、またね」

「行きも帰りも黒澤家のドライバーが安全にあなたたちを運びます。お買い出しご苦労様でした」

「またあとでね」プ

ピロン♪

小原鞠莉:皆へのお土産も買ってきたし、楽しむわよ〜♡

タタタタッ

黒澤ダイヤ:わたくしたちも、いいお土産を用意してますわ。

「梨子さん、花丸さん。練習後に飾り付けのため、集まってきてくれてありがとうございます」

「いえ、こちらこそ。大掃除はダイヤさんと果南さんの二人でされてたんですから」

「あのとき泣きながら門扉を閉めたのに、ちょっと複雑な気分だったずら」

「ふふっ、わたくしもまさか鞠莉さんが浦女の法人から購入したとは聞いてなかったので」

「今夜が楽しみですね♪」

「マルも、鞠莉ちゃんに会えるの楽しみずら♡」
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2020/03/09(月) 14:14:00.63ID:oR8z1NkM
午後6時35分 沼津駅

〜沼津駅に着きました。お降りのお客様は足元にお気をつけてお帰りください

「(確か、今日はダイヤと果南に浦女の部室を貸したのよね)」

「(どんな楽しいことをしてるのかしら……?♡)」

〜預けられたお荷物をお忘れずに

「ーん……沼津の8月最終週の6時半ちょっと過ぎ! 暑くてシャイニーだわぁ」

鞠莉が紫のスーツケースを取ると、懐かしい声が聞こえてきた。

「鞠莉」「鞠莉さん」
「鞠莉ちゃーん!」「鞠莉ちゃん!」「鞠莉さん」
「鞠莉さんっ!」「鞠莉さん」「鞠莉」

「「「「「「「「おかえりなさい!」」」」」」」」

「まぁっ! 二人だけじゃなくて全員! じゃあ、まさか?」

「ドライバーさん、よろしくお願いします」ペコリ

「黒澤家として安全運転を頼みますわ」

黒澤家のドライバーはにこやかに笑い、全員を車に乗せると旧浦の星女学院校舎まで連れて行った。
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2020/03/09(月) 14:45:12.99ID:oR8z1NkM
旧浦の星女学院(貸切) 旧Aqours部室

〜9人のAqours・集合記念〜

「それでは、改めまして高海千歌より祝杯をあげます……鞠莉ちゃん帰省と9人Aqours集合祝いとして! かんぱーい!」

「「「「「「「「かんぱーい」」」」」」」」

「鞠莉ちゃん、せっかくだから一言」

「また皆に会えて嬉しくて、シャイニーな気分よ」

「シャイニーで思い出したけど廃校後なのに、電気が通っててびっくりしたずら」

「学校買い取るのでインフラ止めるのに気が回らなかったわ」

「浦の星女学院、買い取っちゃったんですか!?」

「あはは……」

「理事長から更にランクアップしてる気がするよ」

「ふふっ、今日のパーティも準備もしてるのよ♡ みんなに伝えたのが遅かったから、スーパーで買ったぶどうジュースと軽いワインしか用意できてないけど……」

「あれ、鞠莉ちゃん18歳だよね?」

「イタリアの本場ですか」ガタッ

「梨子ちゃんの目が見開いてる」

「きっとホテルの方へのお土産用なんだよ」コソコソ
「いや、海外帰りだからたぶん普通に酒飲めるのよ」コソコソ
「ルビィも海外行こうかな……」コソコソ

「鞠莉さん、後輩の前なのに未成年飲酒を匂わすのはいけませんわよ」

「ノープロブレム! って、そうね、年齢確認されないからって忘れてたわ。お土産にする……うぅ」

ピロン♪

【LINEグループ:ダイかなまり】

松浦果南:私たちの二次会でいただこうよ

「ちょっと、わたくしは誘われても飲みませんわよ……?」コソコソ

「そう思ってノンアルも用意してるから大丈夫だよ」どさっ

「みんなもいっぱいお菓子やジュース飲んでね」

「いただきまーす♡ ずらぁ♡」

「堕天使の本場、ヨハネは異国情緒に舌鼓を打ちます! ヨハネ、召喚!」

「ヨハネ様にお供致します! 出発進行……ヨーソロー!」

「よかった、皆相変わらずね」
0108sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 14:46:27.91ID:oR8z1NkM
「Aqoursも健在だよー!」

「千歌ぁ! 曜ちゃん! 梨子ちゃん! 善子ちゃん! ルビィちゃん! 花丸ちゃん! すごく嬉しいよ♡♡」ギュッ

「かなぁん♡ 後輩たちだけじゃなくて、私にもハグちょうだい」

「わたくしも入れてくださいませ!」

「みんなでハグする♡♡♡♡」

きゃっきゃきゃっきゃ やいのやいの うふふ
0109sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 17:55:13.75ID:oR8z1NkM
「ねぇ、今日の主役は私だけじゃないでしょう? 果南とダイヤの歓迎会はやったの?」

「お寿司に皆で行ったりしたよ」

「海外から日本に帰るだけでも忙しいですし、ね」

「まぁ! 次は1番早く帰ってやるんだから」

「3年生組の恋の伽で、皆盛り上がってたのよ。悪魔通信によると、鞠莉も例外じゃないって聞いたわ」

「ホワッツ!? なんで!?///」

「だって、鞠莉さんいきなり『好きな人を堕とす方法』を聞いてきたんですもの。善子さんが取り憑いたのかと」

「ヨハネ!」

「スクールアイドルをやりきったんだもん。みんなモテて仕方なさそうだよね」

「確かに。でも、そういう千歌ちゃんも告白されてたの見たんだけどな〜」チラリ

「曜ちゃんっ、見てたの!?」

「えっ……そうだ! 梨子ちゃんも、高校で告白されてたの見たからね!」

「高校で告白なんてされてないわよ。カマかけてたのね」

「曜ちゃん〜〜! スクールアイドル、全力でやりきりたいからそれまでは。ねっ!」

「ルビィだったら、言い寄られたらとびきり嬉しいからすぐOKしちゃいそう」

「煩悩とか関わらず、みんな好きなことを好きにやればいいと思う」

「ずら丸、赤面するかと思ったのに意外と大人ね」

「本にそんな感じのこと書いてたからね」

「果南とダイヤの恋バナは〜?」

「またいつかね」

「ここでは言えません」

「こいつらほんっとハラ立つよね、みんな」

「私たちは結構ほじくり返したので、鞠莉さんのお話を聞いてみたいな。なんて」

「梨子ちゃんいけいけー!」

「鞠莉ちゃんのお話を聞き出せー!」

「じゃあ、まずは大学生活のことから話すわね」
0110sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 18:57:41.44ID:oR8z1NkM
「初めてその子と出会ったのは寮の前だったの」

ーーーーーー小原鞠莉の寮の部屋ーーーーーー
「引越し、終わったぁ……」

「会話とイタリア雰囲気に慣れるために、外にでも出ようかしら」

『初めまして、鞠莉・オハラです、スクールアイドルやってました、カードでお願いします。日常会話に支障があるは、実践してみないと分からない……』

『まぁ、ここの大学に入学できてる時点で現地語のイタリア語はかなり上手になっているとは思うのだけど』

『……イタリア語で何か思考するのも問題ないし、喋るのも大丈夫。それじゃあ、外出しましょう!』

ガチャッ

重そうな買い物袋を持つ黒髪の女子生徒が斜め向かい側の部屋へと歩くのを小原鞠莉は見ることが出来た。
彼女は、まだ小原鞠莉と知り合う前の君♀だった。

『(真っ黒で綺麗な黒髪、ダイヤを思い出すわね。日本は人口も少ないし、中華系か韓国系の留学生かしら?)』

『(寮の部屋は申請した時には決まっていたし、この辺は非イタリア国籍の学生で固まっているのかもしれないわね)』

『(まだ大学も始まってないし、イタリア語実践しに街へ出かけましょう)』

小原鞠莉は黒髪大学生の君♀に声をかけることもなく、外へ出た。
小原鞠莉の部屋は3階で、君♀も同じ階である。
寮の階段を降りた先には、学生証が落ちていた。

『(あら、私の大学の長髪の生徒さんなのね)』

『(名前を見るに……日系かしら? もしも日本人だったら、スクールアイドルのことをいっぱい布教したりAqoursのことをいっぱい教えてあげたいわね♪)』

『(せっかく大学という新天地なのだから、いろんな人と仲良くなってみたいのよね。その中から、1人でもシャイニーな部分を見つけられたら大学生活は楽しくなりそう!)』

小原鞠莉は未知なる期待に胸を踊らせて、新品の学生証を隅に置いた。
まだ警察がどこにあるかも分からないのだ。届けるよりは、落とし主が探しに来る方が先だと考えたのだ。

小原鞠莉が期待に胸を踊らせて外出した一方で、高校時代まで髪を伸ばしていた君♀は日本語で呻いていた。

「あ〜〜〜〜っ、学生証……」


日本より治安が良いのか悪いのか分からないが、君♀は大学入学前の家族とのイタリア旅行で銃を持った兵隊を間近で見ていた。
そのため、まだ外出に抵抗があった。

「怖いテロとか、恐喝とかに巻き込まれませんように」

君♀は数時間ほどかけて決心を固め、やっとのことで家を出た。
0111sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 19:04:30.17ID:oR8z1NkM
休憩

透明クリアファイルで、小原鞠莉様とツーショ(Instagram Ver.)撮れるやつをこの間見つけられて
夢女子は感激した
0112sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 19:07:23.41ID:oR8z1NkM
地雷回避で書いておきますが

この世界線は夢百合(百合夢?)世界線なので、グループ内恋愛はないのをお伝えしときます

小原鞠莉ちゃんにAqoursの思い出を一日中話してもらって、一日中AqoursのPV解説とかしてもらってじっくり聴きたい まりちゃん
0113sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/09(月) 22:35:02.78ID:Mjog5Jd5
異国の街を歩く君♀
本当に学生証を落としてしまった寮の階段下ではなく買い物で寄ったスーパーに狙いをつけたが、見つかるはずもなかった。

「どうしよう、あれがないと学生としての身分証明に困りそう」

近くに交番はない。イタリア語は話しても、イタリアに不慣れな君♀は道案内の看板で交番の表記を見つけられなかった。
周囲は誰もが家族連れか友達間、または恋人同士と誰もが親しげで話しづらかった。
スマホで交番の場所を探そうとするも、4月から海外でネットを使うことになっていた。
パケット料金の関係で繋げられず、WiFiを繋ぐためにLTEや4Gを使う必要がある。
君♀は行く手がだめで一人暮らしして早々に絶望した。

「もうだめだ……貴重なお金使って学生証の再発行するしか手がない」

すると、散策に一人出掛けていた小原鞠莉を見つける。
小原鞠莉は純粋なイタリア人と言っても違和感ないほどに、この街と国に馴染んでいた。

『(ここだと、私の金髪もあまり目立たないわね。日本では普通のあの黒髪の娘みたいな人が際立つわ……あら、話しかけてきた)』

『すみません! 探し物をしてて、交番を探しているんですが』

「何を探してるの? マリーも引っ越したばかりで散策してたから、力になるわ」

『すごい! 日本語お上手なんですね』

「マリーは生粋の日本国籍なんだから! それに、見た目で話す言語を変えるのはナンセンスよ?」

「ご、ごめんなさい」
0115名無しで叶える物語(えびふりゃー)
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2020/03/11(水) 00:47:30.12ID:e/40f3wJ
素晴らしい
0116sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/11(水) 10:55:50.76ID:+u15+TKi
リアルが急に多忙になってきたので、暫く低浮上
みんな好きに妄想していて
0117sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/11(水) 22:03:56.18ID:+u15+TKi
まずいな
リアルが大変なことになった

小原鞠莉の夢百合小説とか夢同人誌いっぱいください
0120sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/12(木) 10:48:10.00ID:T41yHowu
小原鞠莉と出会ってなんとか好きになってもらって、永遠を誓いたかった
0121sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/12(木) 19:44:13.04ID:o9SFlpFM
「でも、それならお姉さんも日本語で話しかけるのアウトなんじゃ」

「オゥ! それは失敬してたわ」

君♀と小原鞠莉は懐かしい日本語で話す
出国後、イタリア語だけを理解する脳内になっていたのでお互いに嬉しかったのだろう

「ねぇ、名前は?」

君♀は名前を教えると、小原鞠莉はまた笑う。

「もしかして春からの、マリーと同じ新入生? 〇〇大学?」

「同い年ですか!? はい、そこです!」

「ロングヘアのキュートなあなたの学生証、私の寮の階段下にあったの。ついて来て」

「私も寮に住んでます」

小原鞠莉は君♀の前を歩き、君♀は背丈の同じ金髪の新入生に目を奪われた。
金糸で編まれたような三つ編みは、君♀の異国への憧れを満たすのには充分だった。
0122sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/12(木) 19:54:19.35ID:o9SFlpFM
「あなたー、学生証ってこれ?」

「うん! それです! ありがとう〜!」

君♀は学生証を見つけて本気で喜んだ。
小原鞠莉は内浦でAqoursとしての活動を続ける後輩を思い出して、別れの言葉を告げる。

「それじゃあ、マリーは引き続き散歩に出掛けるわ」

「待って、お名前と所属を教えてください」

「同じ大学の経済学部の……正式名称はまだ覚えられていないのだけど、和訳すると経営学科になるはずよ」

「お名前!」

「私は小原鞠莉。高校の頃は静岡県の内浦でスクールアイドルAqours一員として活動して、優勝したの」

「スクールアイドル……? 優勝ってすごいね」

「さっき買い物済まして寮へプラスチックバッグを両手に抱えていたでしょ? もしよければ、話すわ」

「うん、ありがとう! 鞠莉ちゃん! 鞄持ってくるから、一緒に喋って仲良くなって!」

「うふふ、あなたとの2人きりのデート、楽しみにしてるわ」

「デ、デート?///」

「女の子二人で出掛けるときはデートって言って茶化すのよ」

「もう!」ニコニコ

君♀と小原鞠莉はイタリアの下町で周囲を探索し、買い物場所や面白そうな店を開拓していった。
0123sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/12(木) 20:10:57.75ID:o9SFlpFM
「ねぇ、鞠莉ちゃんって呼んでてよかった?」

「ここイタリアでは呼び捨てにされることが多いだろうし、ちゃん付けは特別感があるからいいわよ」

「私の名前も呼んでほしいな」

「いいわよ。マリーの声、よく聴いていてね」

小原鞠莉は君♀の下の名前を呼んだ。
君♀は新天地で呼ばれ、気分が舞い上がるようだった。

「鞠莉ちゃん♪ 鞠莉ちゃん♪」

「んー♪ キュートなあ・な・た♪」

日が沈んでも、明るい大通りで眠くなるまで二人は遊び続けた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「って感じね」

小原鞠莉は後輩のキラキラした表情と、幼馴染達のにやついた顔を見た。

「鞠莉、それって寮の前というか寮の前だね」

「まさか初っ端から惚気が来るとは思いませんでしたわ」

「しょうがないじゃない!/// 本当にあっちでの最初の友達だったんだから///」

「果南ちゃんとダイヤちゃんから根掘り葉掘り聞いたよ! 鞠莉ちゃんの彼女の名前だよね! 最初に出会えたなんて、奇跡だよ!」

「私はてっきりイケメンと付き合うのかなって思ってたから、驚いちゃったよ」

「オトメアンで読んだことある」

「マルも大学に行ったら恋人できるずら?」

「ルビィ、身の回りに付き合ってる人いないから聞いてみたいな……///」

「友達から恋人へのラグナロクを経たリトルデーモンマリーなら、もう既に契りを結んだんじゃないの?」

「えぇ、正直いって結婚したいわね……」

「リトルデーモンの独立を祝うけど!
なんか悔しい!」

「善子ちゃん、嫉妬ファイアーはだめだぞー。全速前進でヨーソローするしかないよー」
0124sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/12(木) 21:56:55.65ID:o9SFlpFM
「私の話だけじゃなくて、ムフフのフな果南とか〜、メイクの腕を上げたダイヤとかもっと聞きたいのよねぇ」

「私はそういうのいないから」

「わたくしも、そんな殿方はいないので」

「あら、本気になってる人や女性だったらいるの?」

「あのねぇ///」
「い、いませんよ///」ホクロポリポリポリポリ

「みんな、こいつらもクロよ」

「裏切り者ぉ!」

「かかれ!」

「お姉ちゃんの馬鹿ーーーっ」

「CYaRon! がやばいわね」

「置いていかれたAZALEAとして嫉妬するよ」

「花丸ちゃんも語尾を忘れるぐらい乙女だ」

やいのやいの きゃっきゃ

3年生組の浮ついた話で弄り終わったら、Aqoursの最近の活動報告会が始まる。
前回優勝グループとしての悩みを聞きながら、あっという間に時間は過ぎる。
巻き寿司、海の幸、内浦名物をたくさん食べながら最後はケーキを食べて3年生おかえりパーティは幕を閉じたのだった。
0125sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/13(金) 19:13:40.14ID:YK0GF0Ky
「みんな〜♪ また明日、Aqoursの練習を見に行くわね♡」

「私達も明日、新しい校舎に寄るからね」

「本日は練習後に集まっていただき、ありがとうございました。また明日、よろしくお願いします」

「またね、果南ちゃん〜!」「鞠莉ちゃん、またぶっちゃけトークしようね」
「ダイヤちゃん、明日はよろしくお願いします」「新生Aqoursも最高だというのを見てもらうわ」
「鞠莉ちゃん果南ちゃんダイヤちゃん、また明日ね」「お姉ちゃん、遅刻しないでね〜!」

「今日はルビィちゃん、お泊まりなの?」

「千歌さんたちの旅館で質のいい睡眠を取るらしいです。お二人はこちらの車へ、どうぞ」

「お世話になりマース!」

「ねぇ、鞠莉。ゴミ回収だけでお掃除済ませてよかったの?」

「私が所有者だし、パーティ前にダイヤ達がしっかり掃除してくれたから大丈夫よ」

「ありがとう」

ピッ プ-プ-

「夜遅くに運転お願いしてごめんなさい。お願いします」

「普通車は任せなさーい!」

「運転する前にちょっと待って」

「どうしたの果南」

「よくも海外のあの人について根掘り葉掘り聞かせたな……このぉ」グリグリ

「いや〜ん痛い、助けてダイヤぁ」ギュッ

「わたくしも、大学生活の気になる人を聞かれたので鞠莉さんに一発食らわせたいとこでしたの」ギュウ-

「ほっへふねりゃないへ!」

「運転してもらうのでこれぐらいに」

「ごめん……3年生組だけでまた恋バナしよう」

「ありがとう♡ ダイヤの家へしゅつぱーつ!」

ブロロロロロロロロ
0127sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/14(土) 18:50:46.63ID:EtEeXyun
深夜 ダイヤの部屋

「部屋に着いたー! 防音はバッチリできてるのかしら?」

「そんなもの、全くありませんよ」

「ダイヤのご両親に恋バナが丸聞こえするわけだ」

「黒澤家は跡を継ぐとわたくしは決めていますが、自由恋愛を勧められてますからね?」

「鞠莉の恋人の写真見せてよー」

「オーケー、ちょっと待っ」「こういうときは待ち受けにあると相場が決まってます」「どれどれ」

「こら!勝手に見ないの!」

ロック画面:ダイかなまりの自撮り(WBNW衣装)

「わたくしたちが間違ってましたわ、果南さんとわたくしは鞠莉さんの大親友ですものね」

「海外から私たちのために飛んで来てくれたぐらいだもんね、世界で1番愛してる」

「そういうの照れるから/// もう!」

「いつかロック画面も変わってしまうのかとしれません。今のうちに鞠莉さんと三人婚で囲いこんでしまいましょう。いかがです? 果南さん」

「あはは、…………悪くないかも」

「今の間は何!?」

「いえ、ただれた大学性活を想像したのでしょう」

「あーわかる? ダイビングの資格取るとこもそういうの多くてさ」

「何か悪意を感じるわね」

「うふふ、また3人で大学生になっても一緒に居られてよかった」

「9月の修学旅行・改も待ってるよ」

「この時をずっと待ってましたの……、わたくしの立案に賛成してくれてありがとう。2人とも」

「卒業したのに浦女の制服で東京に行くなんてハラハラするわね」

「鞠莉の分は、千歌から借りてきたからね」

「サンキュー♡ うふふ、2年生時代の青春も大学生時代のも全部楽しみましょう♡」
0128sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/14(土) 21:37:58.74ID:EtEeXyun
「鞠莉のもっとただれたお話、聞きたいな♡」

「幼馴染のセクシーな話掘っても、何も出ないわよ」

「まぁ鞠莉さん胸揉むから、もういろいろ進んでるのかと」

「一昨日付き合ったばっかだもん」

「私は2ヶ月前ぐらいかなぁ」

「果南さん、相談相手がここにいるのに見栄はらないでください」

「……鞠莉のギルキス気味な話が聞きたいな♡」

「こら、話を逸らさない」

「私は普通に恋してアプローチかけまくっただけだもの」

「そこんとこ、詳しく!」

「わたくしも、その、今後の一助にしたいですわね……///」

「とりあえず、寝てる間に体に覚えさせてから告白したわ」

「えっ」ボン!
「まっ」ボボボボン!

「今思えば、大学1番の親友とはいっても過言でないあの子だからこそ正しかったのかもしれないわね……ってあれ? ダイヤ? 果南? 」

果南とダイヤは脳内であらぬ妄想でいっぱいになってしまった。
それこそ、深夜というわけでベッドインが思い浮かぶわけである。

「はわわわわわわわ」
「ピギャ-----ッ」

「なによもう! 初めてこっそりキスした私と同じぐらい純情じゃない!!!」

「私も確実に結ばれたいから、成功例を詳しく」

「わたくしも興味ありませんが、素晴らしい教養になると思われますので」

「いや、その、友達やめられるかもしれないと怖がりながらアプローチした時期だからちょっと」

「私たちは今、友情から恋愛に移行にしたいの!」

「ほんとですわ! 体から、スタートしてみたら……を体現した鞠莉さんを師匠にしてくださいませ!」

「なーーー!? アプローチは至って純情よ!!! だって、私からはキスだけしてたもの!!」

「じゃあ、寝ぼけた相手も応戦してキス以上をしたと言ってるの……?」
「最高ですわ」

「深読みしないでよ! 割と事実だけどもう!」プンブン
0131名無しで叶える物語(なし)
垢版 |
2020/03/15(日) 23:46:02.15ID:/f8SgCbe
※新婚夢百合生活するまで気長に待ってて
いつも小原鞠莉さんといろんな妄想を繰り広げては切なく思っているため、ストックは脳内に無限大にある(書き溜めはできない)
0133名無しで叶える物語(しうまい)
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2020/03/17(火) 04:34:25.28ID:pFcu+FeU
保守
0138名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/03/20(金) 09:42:15.01ID:jO1TF8Ei
この妄想SS読みごたえがあって一気読みした


細かいけど鞠莉果南ダイヤのことは「3年生」じゃなくて「卒業生」とかにしてほしいかも
この時間軸だと千歌たちが3年生はずなので
0140sage ◆4csCGL8y4rQL (公衆)
垢版 |
2020/03/20(金) 17:06:25.70ID:H6VBrKnD
「ダイヤこそ、同じ大学生だし気になる人のお話聞きたいな」

「いるにはいますけど、話すネタはありませんよ。果南さんの方がお盛んな気がします」

「海外のあの人にはハグしか出来てないよ? 鞠莉、ダイヤの話をもっと聞き出す」

「気が変わった、果南をもっとほじくり返す」

「やめろーーーー」ジタバタ


ーーーーーーーーーーーーーーーー

「カナン、ソーキュート♡」

「もう……///」

「ダイビングスーツ下の下着のような水着、すごくセクシーなんだから」

「○○ちゃん、好きにして///」

ーーーーーーーーーーーーー

「って感じでだんだん押し流されていく果南は、その人のことを好きになるのであった……」
「果南さん、押しに弱いですもんね。至高ですわね」

「あんたらの妄想の中の私、どうなってんの」
0142sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
垢版 |
2020/03/21(土) 20:28:02.82ID:6aB2eNVq
「だいたいその妄想、言動が鞠莉じゃんか」

「1年半後、海を越えた異郷の地からはるばるあなたを救い出すためだけに留学を早く終わらせた。好きになる要素しかないので妄想相手の像として妥当ですわ」

「ダイヤ、すごく恥ずかしくて果南をしばらくいじれないわ……」

「2人とも馬鹿っ! 私だって2人の妄想するもん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「○○さん、お覚悟ください。このまま曖昧なままにされては返しません」ドンッ

「好きです、黒澤さん。でも想いを伝えるだけでいいの」

「好きと言うだけでいいの? 他にしたいこと、伝えたいこと。あるでしょう?」クイッ

「あるけど……」

「言って」

「黒澤ダイヤさん、好きです。大好きです。愛してます。どうか、このわたしめと、交際してください」

「よくできました」チュ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ダイヤは照れるけど決めるとこは決める」

「んまぁっ!?」

「ほうほう」ニヤニヤ

「鞠莉はなんだかんだ相手に好きになってもらって尽くすけど、いつの間にかにゃんにゃん鳴かされるネコになってる」

「浦女や果南さん、Aqoursのためによく泣いてくれたから性的に鳴く姿とか想像できますわね」

「ウェイト! ちょっとぉ!?/// 幼馴染のそういう姿って普通、背徳感とか湧かない?」

「だって鞠莉が嬉しそうなんだもん」
「憎らしいほどにね」

「うぅ……///」
0143sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
垢版 |
2020/03/21(土) 20:54:47.70ID:6aB2eNVq
ピロン♪

(君♀の名前),cucciola:夜遅くにごめん、起きてる?

「ん? あっ♡」

「鞠莉〜」ニヤニヤ
「あらあらまぁまぁ」

「LINEトークの背画像が、可愛いショートの娘とのツーショットになってますわね」

「顔がとけてる」

「勝手にスマホ見ないでよ、果南はさっきからうるさいよ///」

小原鞠莉:元気よ! 今は3年生組でお泊まり会してる

(君♀の名前),cucciola:ふふ、今日も可愛い! でも、3年生組じゃなくてもう卒業組じゃない?

「電話! 電話!」

「何でダイヤの家でラブコールするの! それもこんな深夜に」

「付き合って1週間経ってないので、愛おしいのも仕方ありませんわ

「愛してるよ、マリーズラバー……マリチャン! スキダヨオヤスミアイシテル!」

「勝手に声あてするな、こら」

小原鞠莉:あら? 今日は3年生組お帰りなさいパーティって書いてて誰も気付かなかった

(君♀の名前),cucciola:あはは、面白いね

「リア充爆破ですわね」
「恋の幸運を分けて」

「外野うるさいぞ」プンプン
0144sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
垢版 |
2020/03/21(土) 21:07:05.55ID:6aB2eNVq
「そうだ! 明日は新しい高校でAqoursの練習見るんだから早く寝ましょうよ」

「深夜2時を回ってるし、ドライバーがいるしギリギリまで寝てもいいのでは」

「私も資格取得の時間ギリギリまで寝てるし大丈夫だよ」

「怠惰な大学生と専門学生するな、こら」

「メイクするよね?」

「人並みには」

「Aqoursの皆さんですし、しなくてもいい気はするけど」

「明日にでも、写真撮ってあの子に送ってみよ……///」

「梨子ちゃんからオトメアン借りてくるわ」

「花丸さんから話題の恋愛小説でも聞きましょうかね」

「はぁ、皆に会いながらあの子にも会いたい……2人とも、明日から大忙しだしスリープしましょう」

「はーい」「わかりました」

お布団ばっさばっさ
ーー寝室はこちらですわ
ーーダイヤの部屋じゃないの?
ーー掃除が行き届いてないので
ーーダイヤも硬度10から1になったかな
ーーうるさいですわよ?
ーー口が悪いお嬢様達だ……

「明日は9時起きで10:00出発で、統合後の高校に向かいますからね」

「おやすみー、あ、最後にちょっとだけ連絡入れる」

「ルビィ、新しい衣装も期待してますわ……」

「グッドナーイト♪」
0147sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/22(日) 20:48:57.58ID:DrOSD8QX
8月31日 AM10:00 静真高等学校 屋上

「チャオ〜!」
「おはようございます」
「おはよっ」

「皆、3年生組が来たずら」

「花丸、実は私たち学年が進んでるから卒業組に訂正しないといけないのよ……」

「あはは、私達も3年生なのにすっかり言い忘れちゃってたよ」

「えぇっ!? 私も3年生組って言っちゃってたなぁ。今は私達が3年生だね!」

「パーティ用紙を書いたダイヤさ……ダイヤちゃん花丸ちゃん私、買い出しに行ってた千歌ちゃん曜ちゃん善子ちゃん果南ちゃんみんな気付いてなかったね」

「ラグナロクの衝撃により発生した集団催眠により、ヨハネもろとも認識の歪みが発見されました。これは堕天使の不幸に巻き込んだヨハネのパワーによるものなのです!」

「善子ちゃん、ありがとっ」

「とにかくようこそ、学年がひとつ上がった新Aqoursへ!」
0148sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/22(日) 21:17:10.84ID:DrOSD8QX
「予習としてNext SPARKLING!! を事前に見ました。動画越しでも感動で震えたんですよ」

「鞠莉とダイヤと間奏中に歌えるパートを作ったら……ってのも想像したなぁ」

「ウルトラスーパーシャイニーって感じで胸が高鳴って、6人の新しいAqoursのスタートに涙出ちゃった」

「ほんと〜? 嬉しい!」

「実はあれ、卒業組の3人が歌える余白を意図的に作ってるんだよね、梨子ちゃん」

「3人が入れるように、歌詞の入るところを作ろうって提案は千歌ちゃん花丸ちゃん善子ちゃんのおかげだから」

「新年度前だからできる、最後のお遊びで楽しかったよ」

「えぇ。遠くに飛び立って行った3人のリトルデーモンに合う最適な祝詞を作るつもりで考え抜いたわ」

「ルビィたちはいつも通り、衣装を最高なものにしたよ」

「静真高等学校のAqoursとしても、最高のPVでたくさん見たわ! 今日は全曲の披露の約束だけど、疲れてない? 大丈夫?」

「大丈夫だよ、鞠莉ちゃん!」

「普段から練習を重ねて、今年の夏も輝きを見つけたからね」

「ククク……我らの深淵をご覧あれ」

「お姉ちゃん、鞠莉ちゃん、果南ちゃん、そこで待っててね」

「歌って踊って魅せるよ!」

「そういうわけで、待っててね」

「「「はーい」」」

〜6人のAqoursの楽曲〜
0149sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/23(月) 12:17:33.15ID:NdSyaMes
「PVで見ただけの新曲を全部踊ってもらと、本当に感動するね」

「新しいAqoursも素敵よ……! 私たちの、後輩がAqoursの名前を引き継いでくれてるからクるものがあるわね」

「新しい後輩が改めて入部するのも、時間の問題でしょう」

「あはは……、そんなに熱心に部員を集めたりはもうしてないけどね」

「新しい生徒会長の選挙ももうすぐですし、Aqoursを応援していただけるよう祈ってるんです」

「マルはルビィちゃんとか善子ちゃんがなったらいいと期待してるずら」

「堕天使生徒会長、お嬢様生徒会長、お茶目な生徒会長のどれも楽しそうだよね!」

「曜……、後輩で遊ばないの! 必殺、堕天使ブロック!」

「ひーん、ヨーソロー」
0151sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/24(火) 10:17:50.11ID:tgtw4Z6V


「ところでこれ、イタリアのお土産ね」

「東京土産ですわ」

「海外の塩のお土産だよー」

「ありがとう! おいしくいただきます」

「みなさん、学業はきちんと両立できてますか?」

「あはは、梨子ちゃんによく絞られてるから大丈夫」

「曜ちゃんは大丈夫だけど、千歌ちゃんはサボるときに本当にサボっちゃうから……勉強もしっかりしようね?」

「善子ちゃんも、教師の娘さんなだけあって教え方かなり上手いんだ」

「照れるわね、リトルデーモン」

「割となんとかなってるずら」

「ふふ、よかった……! それじゃあ、かなり暑くなってきたし私達はそろそろおいとまするわ」

「メニューとか練習成果を見ていただき、ありがとうございました」

「いえいえ、OB……じゃなかった、OGですもの」

「脱水症状には気を付けてね」

「それじゃお、卒業組は退散するのでーす」

「「「またね/それでは/元気でやるのよー」」」
0152sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/24(火) 10:38:52.33ID:tgtw4Z6V
「帰りは沼津観光と買い物を兼ねて歩きですからね」

「ありゃ、車で送迎される気になってた」テヘヘ

「(あの子からおはようLINE来てた。マリー、一生の不覚)」

(君♀の名前),cucciola:鞠莉ちゃん、おはよ♪ 昨日は夜行バスお疲れ様!7:29

(君♀の名前),cucciola:私も今朝、地元の駅に着いたよー! これから親に迎えに来てもらうんだ 7:29

(君♀の名前),cucciola:Aqoursや親友達との再会を楽しんでね 7:30

「こうやって8月も終わりなのにのんびりしていると、本当に大学生という気分ですね」

「私も、もう夏休みの宿題に追われることなくて最高だよ」

「ふふふ……♪」

小原鞠莉:いっぱい楽しんできたわ! またあなたにも見せたいな〜、いっぱい話したいし夜に電話してもいい? 12:08

「果南さん、大変です。幼馴染の危機です。鞠莉さんが彼女に夢中ですよ」

「な〜に〜? やっちまったね! 私のことだけ考えてくれた鞠莉が懐かしいかも」

「えー? 果南だけじゃなくてダイヤと私の3人のことを考えてただけよぉ♡ かなぁん♡」ダキッ

「えへへ、はぐー♡」

「人の多い往来で何してるんですか……わたくしも入れてくださいませ♡」

ヒソヒソ アクアノサンネンセイダゾ モウサンネンセイジャナイヨ
ナカガイイコト シャシントッテモラエルカナ

「久しぶりに走るよ!」ダッ

「待って、今日厚底の靴なんだけど〜」

「わたくしはハイヒールですよ」

「全力じゃなくても、足早でいいから♪」

「かなーん」

「果南さん待って」ゼェゼェ

「(あの子を睡眠薬導入剤から救い出した後に走ったあの日を思い出すわね♡)」
0153sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/24(火) 16:27:28.55ID:tgtw4Z6V
沼津 ショッピングモール

「プリクラ撮るよ」

「高三以来ですね」

「ダイヤと果南に落書き落書き〜♪」

「顔は残しといてよ」

・変顔プリクラ(ガチ)
・Aqours☆OG
・海に還った者s
・半年ブゥリですか✳
・全員彼女持ち(予定)

「変顔傑作すぎて、笑いが、あははっ」

「ブゥリってなんですか、うふふふふ」

「海に還っちゃったって、なんかお亡くなりになってるみたいで、不吉だわっ、ふふんっ」

「次はゲーセン行こっ」

「まぁ、大学生ですから貯金もありますし」

「太鼓の達人とか、いっぱいやりましょー♡」
0154sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/24(火) 17:02:53.22ID:tgtw4Z6V
スタバ

「ダイヤ、ほっぺたにクリームついてる」

「果南は口の周りにクラッカーついてるわよ」

「はい、お二人とも。写真撮っちゃいますからね」

「ぴーす」「いぇーい」

パシャ

「次はダイヤと」「可愛く撮ってくださいね」

「オーライッ、スリー・ツー・ワン」

パシャ

「ダイヤー♡」「鞠莉さんが笑ってくれて嬉しいですよ」

「笑って笑ってー!」

パシャ

「最後は3人で自撮りだよ」

「果南さん、私たちしか写ってませんよ」

「ハグが1番でーす!」

「まぁそれが1番よく写りますわね」

「えへへ♡ はぐぅ♡」

パシャ
0155sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/24(火) 17:03:33.12ID:tgtw4Z6V
「やっぱり、ハグしたときの果南さんが1番輝いてる気がします」

「今度はダイヤの好きなプリン持っていくね」

「物で釣られやしませんよ?」

「マリーは2人さえいれば最高の笑顔になれるわよ♡♡」

「いや恋人の前の方がにやけ顔やばそう」

「鞠莉さんの本気の気持ちを受け取れて、最高に嬉しいですわ」

「もう! 恋人と幼馴染は天秤にかけないよ!」

「じゃあ、トロッコ問題で鞠莉の恋人とダイヤと私だったらどうする?」

「有事の時までに、小原家の財力とマリーのフィジカルを最大限に鍛えて全員助けるよ!」

「うふふ、わたくしも欲張れるように力を付けませんと」

「私だけ財力ないんだけど!?」ガ-ン

「日本は20歳からだけど資産形成できふわ。将来困らないように基礎だけなら教えてあげる……ダイヤもね!」

「金融教育はお任せしますわ」

「鞠莉に全財産託すから、お金増やしてー!」

「それはダメよ、投資は自己責任」
0157sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 20:15:48.04ID:V41D4upo
夕方 沼津から内浦へ

「明日からは待ちに待った旅行だし、そろそろ解散しよっか」

「えぇ、荷物作りの最終確認でもしないとね」

「はいはーい、鞠莉のホテルに泊まりたいです」

「旅行用の服や浦女の制服、日用品も既に揃えていますわ。出港するまで待っていただけますか?」

「オフコース! じゃあ、港で待ってるから日が暮れる前にね!」

「また送迎してもらうので、そう遅くはなりませんよ」

「いやぁ、今日も楽しかったわ」

「まだまだ続きますよ。それでは」

ダイヤは手を振ると、家の方向へ歩いて行く。
まだ夏の終わりで秋など感じさせないような暑い夏。
今日は8月31日である。しかし、高校を卒業組し大学と専門学校に進んだ彼女達にとっては2ヶ月長の休みの合間の日でしかなかった。
過ぎ去っていく日々に焦る要因は何もない。
大親友兼幼馴染と過ごす日々は、夢を叶えるため尽力した結果に対する休憩地点として彼女達に存在していた。

「1年生の頃は、またこうやって3人で遊べるなんて思わなかったな」

「それ、3年生の時も言ってたよ?」

「だって、鞠莉はずっと帰って来ないはずだと思い込んでたから」

夕焼けに反射し、橙色に染まった海を背景にして果南は鞠莉を強く抱きしめた。

「私とダイヤが鞠莉のことで気まずくなってたのも、鞠莉が戻って千歌達に呼びかけてくれたおかげで。ダイヤがAqoursの名前を千歌達に伝えてくれたおかげで解消できたの。ぎこちなくなっていた仲を戻してくれてありがとう」

「果南のために帰るのは当たり前よ。ダイヤも同じ。二人は、私の大好きで大好きでーーーー何よりも大事な大親友なんだから」

「恋人よりも大事?」

「大親友達も、恋人も1番大事よ?」

「あはは、ほんとに全部大事だよね。それも、全部叶えちゃう。留学もスクールアイドルも進学も、何よりも私達のことも諦めなかった」

「今はAqoursの皆が1番大事だし、もしもの時には窮地を救えるぐらい強くなるわ。叶えたい夢は諦めるまで、叶ってないことにはならないもの」

「それ、俗に重いっていうんだよ」

「浦の星女学院の廃校阻止だけはできなかったけどね」

「大丈夫だよ。鞠莉やダイヤたちが居てくれるだけで、私は満足してるから」
0158sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 20:36:15.40ID:V41D4upo
「でもねぇ……」

「大丈夫だよ」

「ねぇ、果南」

「どうしたの?鞠莉」

「私は先に19歳になったけれど。これからも叶わないかもしれない夢を、諦めずに叶えようとしていいと思う? 叶えるまで、頑張ってみてもいいと思う?」

「そうだね、うーん」

果南は腕を組んで目を瞑り、腕を組む。
真面目に考えてくれてる果南を鞠莉はじっと見つめていた。
港から流れる波、橙色から茜色へと色濃く変わっていく水面。太陽の逆光となる淡島。
空も暗くなる頃に果南は目を開けて鞠莉の手を取った。

「それは鞠莉が決めることだと思う」

「果南なら私の自由意志に任せてそう言ってくれるだろうと思った。だけど、不安になるの」

「どうして? 私もダイヤも、千歌達Aqoursも、鞠莉の彼女さんだっているよ? 不安になったら、頼ってすがればいいよ」

「あ……」

「鞠莉はよく泣いてた印象があったけど、それは諦めずに強くなりたいと思ったり、叶えたいと思ってるからだよ。
鞠莉は、泣いた分だけ強くなるために頑張ってる。
鞠莉が留学を短くするために学業頑張って、私を元気にする計画を立てて、必死に努力してきたのも、雰囲気だけで分かるようになったよ。
2年間振り回した私が、鞠莉の諦めない強さを保証する。ネバーギブアップってのを1番体現しているんだから」

「あぁ……」ポロポロ

「これから、もっと難しい夢に立ち向かうことがあると思うけど。
鞠莉には笑顔で居て欲しい。私が話さず勘違いさせるように仕向けて傷つけた分、ずっと笑っていて欲しい。
辛くなったら、周りの人を頼って。どんなことでも受け止めて、秘密なんて漏らしやしないんだから」

「かなぁ〜ん」ポロポロ

「鞠莉が泣くのは、いつも自分のためじゃないんだから。よしよし」トントン

「私、あなたとの絆を諦めないでよかったよぉ……」

「留学から帰った時も、絶交してなかったでしょ」

「そうだけど、最初は果南は冷たかったしすっごく不安だったもん……」

「ごめんね、鞠莉。大好きだよ」

「果南ー」ギュゥ-
0159sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 20:46:47.94ID:V41D4upo
「(私が高校時代、唯一叶えられなかった大きな夢は一つある)」

「(私はどう考えても欲張りなのだろう。
幼馴染の確執を解決し、大好きな仲間達と最後の言葉を青春を謳歌し、部活動では優勝という成果を挙げたにも関わらず。
心の中にはまだ未練が残っている)」

「(それは廃校が確定した時から、描いていた物語だ。夢で終わらせたり諦めたりしないけど、大親友にそれで本当にいいのか聞きたかった。
そのために、私はもっといろんなことを学び修める必要がある)」

「(留学してから、10万円が皆にとっての1円ほどの価値にもならないような価値観だった。
多額のお金でマネーゲームを何度も行い、負けないように進んできた。
第1段階の浦の星女学院の買収はできた。
もう、計画を始めた時点で私は諦める気がなかったんだ。きっと。
だからこそ、これからも負けないように、できるなら勝ち進まなければいけない)」

「(愛してる人と、最愛の友達。全部満ち足りている。
失敗しても取り返せばいい。焦る必要は無い。
第2段階はきっと数十年かかる。でも、やり遂げてみせる……)」

「ありがとう、果南」

「どういたしまして! いつかその夢を教えてね。私も力になりたいから」

「えぇ。近いうちに、ね」
0160sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 20:56:05.46ID:V41D4upo
鞠莉と果南が見える位置

「今回も送迎、ありがとうございます。おかげで1時間以内に着きました」

「また戻る時は連絡致します。それでは、ごきげんよう」

ブロロロロロロロロロ

「(あらあら、あの時みたいにまた鞠莉さんと果南さんが抱き合ってますね……今日は混ぜてもらうのはやめてもらいましょう)」

「(果南さんが鞠莉さんの背中をさすったり叩いたりして、そろそろ落ち着いた頃でしょうか。写真でも撮っておきましょう)」

パシャ

「(あ、船頭さんもわたくしに気が付きましたわね)」

「(果南さんも気が付いた)」

「ダイヤー! 三人でもハグしよー!」

「あらー♡ ダイヤ、3人で交ざり合いましょう♡」

「言い方が嫌ですわ! ふふ、ではお言葉に甘えて……!」ダッ

ゴロゴロゴロゴロゴロ

「あはは、赤いスーツケースの音がシュールだ」

「ダイヤー! 私、夢叶えるわよー!」

「あとでじっくり聞かせてください!」

ぎゅー♡

「おーい、日が暮れちまうからそろそろ淡島に戻るぞぉ」

「「「はーい/分かったよ/了解いたしました」」」
0161sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 21:14:23.69ID:V41D4upo
淡島港

「それじゃ、私は自宅からスーツケース持って行くからね」

「野生動物と不審者には気を付けるのよー」

「鞠莉さんと果南さんしか住んでいませんよ」

「また連絡するから」

「気を付けてねー!」「鞠莉さんの部屋で待ってますわ」

鞠莉の部屋

「ふ〜。ダイヤ、ホテルのパジャマ貸すから一緒にお風呂入ろ〜♡」

「えぇ? わざわざ二人で入らなくても」

「いやぁ、裸の付き合いで果南に話したこと教えるからさぁ」

「果南さんがひとりぼっちになって、ちょっとばかし可哀想ですから」

「受付にお風呂入ってるから果南もおいでって伝えとくから!」

「それでは、私も鞠莉さんとイチャイチャしましょう」

「ホワッツ!? マリーのグラマラスボディの魅力、ついにダイヤも分かってもらえたのね!」

「はぁ? 最初から知っていますとも」

「早くお風呂お風呂〜! 入ろ〜!」キャッキャ

「ありがたく借りておきますね」

プルルルルル

「ハロー? こちらマリー。果南が入って来たら、お風呂に入ってるから入っておいでって伝えて。よろしくお願いします」
0162sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 21:29:25.82ID:V41D4upo
鞠莉の部屋の脱衣場

「ねぇ、鞠莉さん。先程の話を今聞いてみても?」バサッ

「要約すると、叶う確率が低いかもしれない難しい夢を諦めずに追いかけていいのかって私が質問して、果南が皇帝も否定もしなかったってことよ」ファサッ

「ふむ。新たな夢とは聞いてみても?」

「伝えてぬか喜びさせてはいけないから、まだ伝えるかは考えてるのだけど……」バサッ

「言ってください。果南さんより早く聞きたいですわ。へくちゅ」

「それはね…………ってことでね、ダイヤには…………って面で協力して欲しいんだ」

「あら、黒澤家が内浦に居ることを見透かされてしまいましたわね。私も将来はどうするか分かりませんが、その提案は面白そうなので是非とも参加しますわ」

「でしょ?」

「私も、その夢を叶えたいです。スクールアイドルを終えて、空白期間とも休憩期間ともいえる今。唯一の後悔であるのでそれを叶えたいのです」

「いいの!? もしいいなら、ダイヤを支援するわ」

「しかし、それでは賄賂になるのでは?」

「他の人を立てる必要があるかな……、まぁいいや。お風呂入ろっ!」

「ふふ、これはこれは大きな夢であり鞠莉さんが一生かける輝きかもしれませんね……」

「でしょでしょ? ダイヤならきっと分かってくれると思った!」

「あなたの彼女にも話してみてはいかが?」

「受け入れてくれるかしら? まだ過去に未練があるような重い女と思われたくなくて」

「果南さんのために留学を早めたぐらいですから、果南さんのストーカーだからとも言ってましたよね? 重い女だなんてすぐバレますから伝えても大丈夫かと」

「あのストーカーって言葉は、それ果南のことが大好きだってことだからね!? ダイヤには気の置けない最高の信頼感を置いてるつもり」

「光栄ですわ。私も所属している学部が政治・経済系なので頑張ります」

「えへへー♡ 期待してるぅ♡」

「鞠莉、ダイヤ、入るよー」

「「はーい」」
0163sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 21:52:29.76ID:V41D4upo
鞠莉の部屋

「いやー、最高に気持ちよかったわぁ」

「果南さんもはより引き締まったのに、わたくしと鞠莉さんはけっこう太ってませんでした? 特に鞠莉さん……」

「イタリアはチーズとパスタがおいしいもん!」

「久々に背中流し合いっこして楽しかったよ、また明日もしようね」

「てへへっ そろそろ皆で寝よっか」

「遠慮してる?」「惚気けてくださいませ」

「えーーーっ、でもさすがに10年来の親友の前で電話するのはその……ベリーシャイになっちゃうっていうか」

「いいからいいから!」

「交際して1週間以内なら、連絡して電話しても大丈夫ですって」

「そう? それならちょっと……連絡送ってみよっかな」

小原鞠莉:チャオ♡ 帰省一日目は楽しめた? マリーはAqoursの後輩と大親友といっぱい楽しんできたのでーす 21:44

小原鞠莉:写真を送信しました(Aqours全体のツーショット)

小原鞠莉:写真を送信しました(Guilty Kissでのツーショット)

小原鞠莉:写真を送信しました(新生Aqoursの皆との胡烈のツーショットを合成したもの)

小原鞠莉:写真を送信しました(新旧Aqoursの全体写真)

小原鞠莉:写真を送信しました(ダイヤと果南とのツーショットを1枚に集約したもの)

小原鞠莉:写真を送信しました(卒業組の街での自撮り)

小原鞠莉:写真を送信しました(ホテルでの自撮り)

「写真送りすぎじゃない?」

「彼女さん、嫉妬しますよそれ」

「いいもん、友達時代からいっぱい過ごしてるし……嫉妬ファイヤーかもしれなかったら電話するし」
0164sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 21:53:17.46ID:V41D4upo
「お、既読ついた」

ポコッ

「返信早いですわね」

(君♀の名前),cucciola:わぁ〜! PVで踊っていたAqoursだ! 鞠莉ちゃんも一員だったんだよね、いいね!

小原鞠莉:あなたはどんな1日だった?

(君♀の名前),cucciola:おばあちゃんちの夏みかんを収穫したり、地元の友達とカラオケに行ったりしたよ

(君♀の名前),cucciola:写真を送信しました(白頭巾を被った君♀と長袖のおばあさんの自撮り)

(君♀の名前),cucciola:写真を送信しました(机にお菓子がいっぱいある様子)

(君♀の名前),cucciola:写真を送信しました(ズッ友!と書いているツーショットの画像。君♀はピースをしている)

(君♀の名前),cucciola:鞠莉ちゃんさえよかったら、電話してもいい?

「きたっ」ガタッ

「きましたわ! しーっ」

「あ……最高にスーパーシャイニーかも/// あの子の声、電話越し……」

「鞠莉が彼女だけの人になっちゃったよ、悲しいよーダイヤー」

「ふふっ(鞠莉さんの首の周りに薄くなったキスマークがあったのは知らせないでおきましょう)」
0165sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 22:01:54.21ID:V41D4upo
小原鞠莉:いいよ、電話掛けて♡

プルルルルルルルル

「きゃあ! 来たわ! あの子からの電話が、来た! どうしよどうしよ!!」

「鞠莉さんが1番テンション上がってるのは、流石というか」

「鞠莉が違う女に心を鷲掴みされてるよー、高校時代は私のことが何よりも大好きな感じだったのに!」

「お黙らっしゃい! 果南さん、深い友愛と恋愛感情は別だから告白しようとも思ってなかったでしょう!?」

「果南のことは大好きよ、私の世界の1番の親友の1人よ」

「うわああああああああん」

「よーしよし。果南さん、とりあえず悔しがるのはやめましょう。鞠莉さんが電話できなくなるので」

「ダイヤぁ」

「ごめんね果南。あなたのことは1番の親友だと思ってるから」

「わたくしもですよ」

「ありがと鞠莉いいいいダイヤああああ……んむ」

「口を塞いでおいたので、今のうちに電話に出てください」

「えっ/// 唇で?///」

「このおばかさん! んなわけあるかっ///」

「だよねっ! 電話取るからねっ!」

(君♀の名前),cucciolaから着信...

「ハァイッ、オハラマリです! もしもー し!」
0166sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 22:07:30.95ID:V41D4upo
今日はここまで 明日は多忙になるためお休みします

小原鞠莉さんは幼馴染のためにあれだけ必死になったんだから友達のこと大好だと思うので
その時間を丁寧に想像して書きました

小原鞠莉さんと結婚できるまで更新続けるけど、できれば最後まで書いてから終わらせたいな

展開予測は文中でまぁまぁ分かるだろうけどダメダヨー(棒)

見てくれる方がいたら、コメントください(乞食)
0167sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/25(水) 22:21:58.46ID:V41D4upo
というか夢女子スレ見てくれてありがとう
推しのことが恋愛的にも好きで人間的にも好きな人達が、他の推しとの新婚夢百合生活書いてくれないかなって日々思ってます
0170sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/27(金) 12:33:10.56ID:7IcaX+IW
>>168

小原鞠莉さんの重さが好きなのわかってくれてありがと( *ˊᵕˋ)ノ
ありがと、夜にまた書くぞ
0171sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/03/27(金) 16:13:58.22ID:7IcaX+IW
「はい、こちら〜〜です」

電話越しに聞こえる君♀の声。
小原鞠莉は体の奥から愛が溢れ出す錯覚を覚えた。

「苗字なんてよそよそしくない?」

「だって、LINE通話じゃないときもこうしないと家電のとき間違えちゃいそうだから」

「うふふ♡」バタバタ

「逃げた、追うぞ」ボソボソ

「逃がしませんわ、絶対に隅から隅まで聞いてやりますわ」ボソボソ

「ねね、鞠莉ちゃん。足音がすごいけど、深夜に外出してるの? 危ないよ」

「ノンノン、ちょっと恋仲に関してのオブザーバーがマリーを追っているだけよ」バタバタバタ

「ああっ、ベッドや絨毯の上は歩きにくい」ズサッ

「こういうのは、舞踊の抜き足差し足が効くんですよ」テクテク

「どこかで聞いたことがある声だけど……」

「Aqours仲間で10年来の大親友兼幼馴染の松浦果南と黒澤ダイヤよ。今部屋の中で追いかけっこされてるの」ダダダダダ

「な、なんで!?」

小原鞠莉は逃げた。
仮にここがダイヤの家や内浦の神社であれば、小原鞠莉はすぐに捕まるはずだった。
しかし、ここは小原鞠莉の自室。それも、スイートホテルの宿泊部屋をそのまま使ってるのである。
部屋は広く、足場は絨毯で上手く走りにくい。
よく遊びに来る仲と部屋の主の対決では、小原鞠莉に勝算があった。
0175名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/03/30(月) 00:34:43.70ID:Z6rbBUb5
コロナキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
0185sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/07(火) 13:30:36.71ID:FyLhMim8
生存報告
だいぶ苦しい
これほんとに治るんか
小原鞠莉と添い遂げるまで死ねない
0187名無しで叶える物語(どろえび)
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2020/04/08(水) 04:30:03.46ID:iVxs7txp
保守
0188名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/04/08(水) 09:08:16.76ID:mOUhofj5
あなたちゃんの治療に対し、万全の設備を用意するも自分自身では何もできないことに不甲斐なさを感じる鞠莉ちゃん…
0192sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/11(土) 16:45:11.24ID:XE7nMfZt
いつの間にか新調されているふかふかな絨毯。
足をそれに掬われる親友2人を見る小原鞠莉。
電話で繋いでいる君♀は、果南やダイヤが起こした振動に笑っていた。

「やっぱりね。あなたとのラバーズトークをダイヤ達に聞かせるのは気が引けてね」

「電話違う日にして、切っとこうか?」

「果南の口を手でしか塞がなかったダイヤだったから、仕方なかったのよ」

「ダイヤ。残念だけど、私には鞠莉がいるんだ……なんてね、嘘ぴょーん」ルビィポ-ズ

「ボケ倒さないで、静かにして鞠莉さんの電話を聞きましょう」

「そうだった! 惚気聞かないと」

果南とダイヤは黙ってゆっくりと鞠莉に近付いた。
電話からは小原鞠莉と、小原鞠莉以外の誰かの声が聞こえる。
それがまさしく小原鞠莉の恋人である、君♀の声だった。

「優しそうだね」

「落ち着いた声の方ですね」

「あなた、早く会いたいわ♡」

「鞠莉ちゃんも? 私は鞠莉ちゃんと大学で抱き合……仲良くしたいな」

「なっ! ぶっぶー! んぎゃ」

「ダイヤ、落ち着いて」

「あら、果南がダイヤの口を塞いだわ……///」

「え、百合……///」

「手でね」

「鞠莉の彼女さん! 恋人間でもセクハラには気をつけてね」

「えっ、仲良くなったら日常間でセクハラしてくれるの?///」

「もう、そんなのしたことないってば///」

「ねふぉはぶっへまふわへ(猫かぶってますわね)」
0194sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/12(日) 00:57:58.24ID:igDje8IR
「ねぇ、仲良くなったら常にセクハラしてくれるの? 友達にそんなにセクハラしてるの?」

「果南! フェイクはだめデース♡」

「なんなら、過去と今の胸囲を比べるために平気で幼馴染の胸を揉むんですよ」

「ダイヤ、ストーップ」

「鞠莉ちゃん……」

電話越しに聞く恋人の昔の痴態に君♀は黙って耳を傾けた。
小原鞠莉は必死に弁解する。

「あのね、ダイヤの胸を揉んだのはね? あの時はダイヤも果南の味方だと思ってたし、いくら幼馴染でも気まずいままは嫌だから。だから胸を揉んで挨拶みたいな、ね?」

「挨拶で胸を揉む……」

「ノーッ! 恋人ができた今はあなたしの胸しか揉まないから! 一生の誓いよ!」

「一生の誓い……」

「嫌よーっ、過去のことだから!全部! 果南の胸を揉んだのは、気まずかっつ当時は話し方が分からなくて。でも距離は近付けなくちゃずっと離れたままだと思って、ね」

「喧嘩してたのかな。分かったから、よしよし」

小原鞠莉は慌てていたので、君♀の声から思考を思い図ることができなかった。
0195sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/12(日) 01:02:24.72ID:igDje8IR
「ねぇ、これで鞠莉が彼女と別れたらどうするの? 私達、責任取れないよ?」コソコソ

「鞠莉さんが親しい相手にすることなんていずれ分かることです。それなら今のうちに現実をお知らせしようと思って」コソコソ

「あれは幼馴染で親友の2人だからやったんだってばーっ!」

「曜からちょっと聞いた」「曜さんからこぼれ話を聞いたのですが」

「あれはぶっちゃけトークのきっかけ作りなのよ。あなたぁぁぁ、信じてー」

「鞠莉ちゃん、可愛いのに相手を気遣うあまりに不器用になっちゃうんだ。 さすが私の彼女になった女の子だね、すごく可愛い♡」

「そうなのよ/// アイムソーホット///」

「聞きました? 彼女さんが鞠莉さんを『不器用になっちゃうんだ』って言った時の彼女の声色を」

「しっかり耳に入ったよ! なんか、こう、ほんとに彼女なんだなーって感じの色気っていうか、S具合みたいな」

「え、色気とかSとか思われてる!?」ガ-ン

「あーっ! ほんとハラたつよね、こいつら!」

「明日、卒業後の修学旅行に行くのに何を今更」

「ごめん! 愛してるわダイ……あっ」

「鞠莉ちゃんは、私が世界で1番愛してるからね」

「違うの! 浮気じゃなくて、親友として好きだってフォローを伝えたくてね」

「全力で私を堕としに来てくれた熱量、しっかり受け止めてるから大丈夫だよ♡」

「はー甘い甘い。明日は3人で修学旅行に行くんだから切り替えよろしくね」

「えっ、明日予定があったの?日付超えてるんだからすぐに寝てよ。 電話してごめんね」

「ううん、私がして欲しかったし果南達も乗り気だったから。またね♡」

「好きだよ、鞠莉ちゃん♡ おやすみなさい」

「愛してるわ、あなた♡ またね」

ピッ
0196sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/12(日) 01:03:07.62ID:igDje8IR
「果南さん、あなた嫉妬してますわね?」

「してないもん。ほんとに電話に夢中になるなんて、鞠莉のバカッ」

「そうね、昔は鞠莉さんが果南さんのことをずっと考えて追いかけて来ていたからね……よしよし」

「うぅ……鞠莉ぃ、ごめんってばー」

「別に怒ってないってば。なんか、果南に嫉妬されているのが嬉しくてね」

「三人で、ハグしてから明日に備えて寝ましょう♡」

「同じベッドがいい」

「わたくしも久しぶりに二人を感じたいですわ」

「ありがとう、果南。ダイヤ」

小原鞠莉は二人の大親友を抱き締めた。
浦の星女学院の制服をハンガーにそれぞれかけて、三人で手を繋いで眠りに落ちた。
君♀は夢には出なかったものの、小原鞠莉は愛しい親友と修学旅行のやり直しを予行演習する夢を見たのだった。
0197sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/12(日) 01:34:20.81ID:igDje8IR
詳しい生存報告(ssには全く関係ない):
一人暮らしでずっと家にいる
コロナかどうかは結局分かっていない
(一応自炊できているし部屋の中を歩くのは支障がないので、検査は受けていない)

外出も可能な限り控え外食も2月中旬から控えていたのに

症状が風邪にしては、やけに長引いてそして息苦しい
数日おきに峠!谷!峠!谷!みたいな感じで席は出ないもののしんどい
いつ寝ても寝れなくて、なんだか息苦しくて、あんまり寝れない

念の為、小原鞠莉等のラブライブ!サンシャイン!!グッズは隔離している
体の全部の力が抜けて、力を入れてもあんまり足が上がりにくくて起き上がれないことが多い

災害用に買い貯めていた賞味期限間近の家の缶詰を開封して生きている
24時間ずっと、外界の仕事先や友達とzoomやLINEで通話している
無事な友達に買い物してもらって、玄関に置いてもらっている感じです

あー早く小原鞠莉と結婚するんだ……(幻覚)
0199sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/13(月) 21:26:03.09ID:/Be5moaP
>>198
ありがとう
体調よくなったり、または一気に悪化したり変な感じ

>>188 にうるっときたので
リハビリ代わりに途中脱線の閑話で指定感染症(COVID-19)罹患してしまった想定の特別編を書くかも
0201名無しで叶える物語(どろえび)
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2020/04/15(水) 03:27:08.22ID:PcOXWwcK
とりあえず保守
0204名無しで叶える物語(えびふりゃー)
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2020/04/16(木) 02:54:55.42ID:MR3goHLm
夢系は貴重だよなあ
0209sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/20(月) 23:01:02.74ID:eg3hcBNM
1日目 TDL

「すごい行列だぁ」

「ここ、東京なんて名前つけてますが千葉県なんですよ」

「学生証持った?」

「「もちろん」」

ーーーーーーーーーー

「見て、隠れミッキー見つけた!」

「果南、詳しいのね」

「頼りになります」

「だって、日本最大のテーマパークだよ!? ダイヤだって、東京にいるのにあんまり行ってないの?」

「興味なかったので、1度も」

「それじゃあ、解説とかよろしくね★」

「このお嬢様達は〜、もっと遊んでよ」

ーーーーーーーー

「なんか、ファストパス使って乗ってても歩き疲れちゃったわね」

「ランドはパレードより乗り物を楽しむのが通だから、楽しもっ。こっち」

「大学に行ってもスクールアイドルは大切にしてますし、ダンスだっていつでも踊れますよ」

「大学って、スクールアイドルあるの?」

「わたくしの大学にはありました」

「やらないの?」

「あなた達以外とは、アイドルしないつもりなので」

「ダイヤ、またホテルで踊ろうね」

「Hop? Stop? Nonstop!かBlightest Merody、まだ覚えてたらMy舞☆Tonightとか」

「今日は歩き疲れて踊れないと思いますよ……」

ーーーーーーーー
「2年生の学生服で写真撮ると、なんか嬉しいね」

「そりゃあ待ちに待ったやり直しの修学旅行ですから」

「2人とこの格好で修学旅行のやり直しができて、本当によかった……」

「しんみりしない、ハグしよ」

「ん〜〜〜♡ 2人とも、愛してるわ♡」

「浮気だ」「浮気ですわね」「こら!笑わないの!」
0213sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/24(金) 00:36:05.77ID:4ENp8Pkm
「(誰かを好きになってから気付いたことがある)」

「(好きになったその瞬間、好きだと気付いてからはずっと。胸の内がキュッと痛みを伴い、鼻の奥が未知の匂いを感じ取る)」

「(好きでいるという危うさを続ける状態は、1週間でさえ不安定状態になった。恋愛の不確定さに加え、私の、マリーの片思い同性愛というジャンル少数派に変わりないはずだから)」

「(あの子を好きになって、より故郷の幼馴染兼親友を愛することができるようになった気がする)」

「(あの時はお互いに「相手が喜ぶであろうこと」を期待して、がむしゃらに壁に手をつたいながら手探りで進むことが最善だと思っていた)」

「(今は、会話で言葉を聞くことが出来る。愛情とか、友愛とか、そういうの全部)」

「(生涯のかけがえのない親友と遊んでる時も、あの子と遊びに行った時の懐古とこれからの思い出の期待がよく空から降ってくるような感じ)」

「(身近な感覚ならあの子を抱きしめた時に髪から香るシトラスの匂い、同じ身長なのに私よりも小さい肩幅、ハグしたときの胸の隙間が埋まる多幸感、顔を近づけた時に私よりも一回り小さい唇、私の中に抜き差しされる細い指……)」

「(好きになったその瞬間が好きのピークだと思っていた。違ったんだ。あの子のことが好きで、一緒に居るたびに新しいところを好きになる)」

「(私からアピールしたけど、あの子も私の半分でいいから私のことを考えて欲しくなる。期待しすぎは良くないけど)」

「(両想いになってからは、もっと遠い未来や将来をよくするべく自己鍛錬や勉強にさらに身が入るようになった)」

「(両想いという事実が、私をこれだけ元気づける。いつまで元気で頑張れるか、少し怖い気もするけど)」

「(愛し愛されるということは、こんなにも満ち足りているのね)」

「隠れミッキー、いったいいくつあるんですの?」

「んー、10はあるはずだけど。次はさっき言ったタワーオブテラーだよ」

「果南、ダイヤ、本当に私は果福者よ」

「顔が1日中緩みっぱなしですわ。私も、ですけど」

「分かる? 私も! 話変わるけど、鞠莉ってイタリア行ってから日本語増えたよね」

「ふふっ。2人とも、にやついてる顔が素敵よ。まぁ帰国すると、こう日本語話したくならない?」

「私はまだ、日本語以外の言語を話すモードにスイッチ切り替えできてないからさ。日本語話したくなるって感覚がよく分かんないや」

「思ったよりも語学について盛り上がりますのね。私は第二外国語でドイツ語を専攻してますが、話し相手がいないことを言い訳に何も出来てませんし」

「ダイヤの発音なら、ドイツ語でも耳に心地よさそう」

「オーストラリアの英語がイギリス英語だからさ、高校までのアメリカ英語と違ってつらすぎるし2人に教えてほしい」

「TOEICの試験教材のオススメしかできませんが」

「確か世界基準はTOEFLとかじゃなかったっけ」

「頭痛くなってきそう。ねね、タワーオブテラー順番回ってきたよ」

「果南さんが真ん中ね。揺れそうだから」

「うわぁぁぁぁ」
0214sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/24(金) 00:52:11.92ID:4ENp8Pkm
24:00 ダイヤの下宿先

「楽しかった〜、これスマホの背景にしとこ♡」

「東京すごいね、道路狭いのに人は沼津より多い!」

「TDLは千葉県、私の家周辺ならその感想で合ってますが」

「ちゃちゃっと歯磨きしてスリープしましょ。ダイヤ、お客様用の布団ってある?」

「用意しますから大丈夫ですよ。鞠莉さんは、愛しの恋人さんにおやすみコールをしなくてもいいんですか?」

「んー、毎日連絡すると、恋人でも迷惑じゃないかなぁって」

「遠慮しなくても、大丈夫だと思うよ」

「まぁ2日連続ぐらい、いいよね」

プルルルルル
0221sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/29(水) 01:17:20.46ID:FaT92Z89
プルルルルルルルル

プルルルルルルルル

プルルルルルルルル

「もう日付変わってるし、寝てるかな……」シュン

プルルルルルルルル

プルルルルルルルル

プルルルルルルルル

ビッ

「取るの遅くなってごめん、鞠莉ちゃん! どうしたの?」

「あなた! ごめんなさい、邪魔だった?」

「ううん、いろいろ調べ物してたから平気。今日は何してた?」

「今日はね、果南とダイヤと一緒に夢の国へ遊びに行ってたの!」

「親友と遊園地ね。いいね、私もUSJに地元の友達と行ってみようかな」

「それでね、隠れミッキーを探してたんだけど。パレードの人混みに巻き込まれて果南が押されて遠くに行きそうになっちゃって」

「うん、うん」

「ダイヤとマリーで果南を引っ張ったんだけど、結局3人で流されちゃったのよね〜。はぐれなかったからよかったけど」

「ふふっ、怪我はなかった? ミッキーは全部見つけられた?」

「大丈夫よ! 隠れミッキーは全部でいくつあるか公開されてなくて、今日は12個も見つけたの!」

「いいね、鞠莉ちゃんのはしゃいでる顔が今にも見えそう」

「彼女さん、声は割と落ち着いてるね」ヒソヒソ

「物静かな方のように聞こえます」ヒソヒソ

「鞠莉の彼女らしいから、私たちと同じぐらいハイテンションになれる人かと思った」ヒソヒソ

「ダイヤ! 果南! ドントリッスントゥアス!」

「え、この会話全部聞かれてるの? 恥ずかしいよ……///」
0222sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/04/29(水) 01:33:04.43ID:FaT92Z89
「親友との旅行なんだし、私はそろそろ切るね」

「うんっ! また、大学でね」

「あぁ、それなんだけど……いつか1人になって暇になった時教えてよ」

「分かった、また明日」

「じゃあn「待ってください、鞠莉さんの彼女さん……〜〜さん」

「ひゃっ、鞠莉ちゃんってば私の苗字をAqoursの親友に教えてたんだ!? 」

「つい名前を言っただけなのよ。今でもみんなにあなたの名前を連呼されて茶化されるの。どうしたの、ダイヤ?」

「わたくしは明日から集中講義を受けるため、今日が鞠莉さんと自由に遊べる最後の日になるかもしれません。その前に1度鞠莉さんのパートナーであるあなたに伝えたいことがあって」

「それなら私も。私も鞠莉の彼女さんに伝えてみたいことがある! いいかな?」

「はいっ! 分かりました、どんな言葉でも受け止めます。どうしよう、鞠莉ちゃん。私、すごく緊張してきた……!」

「なんか小っ恥ずかしい予感がするけど、2人ともお手柔らかにね? はい、スピーカーつけたからあなたの声がよく聞こえるはずよ」

「ダイヤから言う?」

「えぇ。小原鞠莉の親友、黒澤ダイヤからのお願いとなります。どうか、肩の力を抜いて聞いてくださいね」
0227sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 15:17:12.40ID:RsPYJPHi
「鞠莉さんは、意思の強い人です」

「私たちが勘違いさせて無理やり送り出したとはいえ、歌えなかった果南さんを元に戻すためにはるばる留学を早めて浦の星女学院に帰りました」

「果南さんと本当の仲直りをして、私たちは新たな後輩と一緒に活動を再開しました」

「鞠莉ちゃんと友達の時代に、その思い出は聞いたことがあります」

「そうですか? では、話が早いです。きっとこの先もあなたは私たちよりも長く鞠莉さんと一緒にいることとなるでしょう」

「日に日に鞠莉ちゃんを好きになってきて、自分でも驚いてます」

「ふふ、また惚気られてしまいましたね」

電話越しに聞こえるダイヤの声に、君♀は鞠莉が愛されてることをひしひしと感じた。

「鞠莉さんは諦めず努力し続け、夢を達成する強さを備えています」

「それでも、いつか叶うか分からない夢を追い続けている道中で。ある日、絶望して気力が尽き、頑張れなくなって折れてしまう時が来るかもしれません」

「鞠莉さんは精神的に強いですし、絶望しても夢を叶えるために諦めることがありません。虎視眈々と先を見据えて、立ち上がります」

「ですが、ホテル経営者など経済人というのは主に金銭関係で追い詰められやすいと聞いています」

「鞠莉さんも、叶えられるか分からない夢を追い続けるのはなかなかつらいはずなので」

「(叶いにくい夢ってなんだろう?)」

「だからどうか、鞠莉さんをよろしくお願いします」

「これから1番そばに居るのはあなたでしょうから。あなたも危機的な状況のときは、無理せずに鞠莉さんと助け合ってください」

「分かりました、ダイヤちゃん。私も鞠莉ちゃんと絶対に幸せになって、病める時も健やかなる時も支え合うので!」

「ちゃ、ちゃん……!? ふふふ、よろしくお願いします。次は果南さんの番です」

「あ、ちょっと待って。今は鞠莉を介抱してる」

「なにそれ、私と幸せになってくれるの……? 誓いの言葉……? 新しい家族……!?」ブツブツ

「そういえば、これは受話器じゃなくてスピーカーモードにしてましたね」

「そんなあああああああああああぁぁぁ!?//////」

「あの子と結婚、結婚……///」

「ドンマイ鞠莉! なんか私も鞠莉が盗られたような気がしてたけど、私の事大事にしてたの思い出してきた!」

「私の支えはもう充分ですか?」

「うん、ダイヤ。ありがとう! 打ちひしがれてたのから立ち直ったから受話器ちょうだい」

「果南さんに代わりますね」

「は、はいっ」
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2020/05/02(土) 15:37:06.06ID:RsPYJPHi
「もしもし、こちら鞠莉の大親友の果南です」

「初めまして、果南ちゃん! よく鞠莉ちゃんの写真で見ています」

「あはは、私もさっき鞠莉の待ち受け画面で君の顔見たよ」

「手短に言うね。私たちの大事な親友の鞠莉をよろしく!」

「はい、私も大好きだから頑張ります」

「正直、さっきまでぽっと出の奴に……とか思ってたんだけど、君はダイヤへの応答を見るにいい人そうだから嫉妬とかショックとか、いろいろどっか行っちゃった」

「あはは……親友を盗ったようでごめんなさい」

「いいよー、鞠莉が君のことかなり好きみたいだし! 今日なんか千歌達、Aqoursの後輩に聞かれてた時に」

「ノー! ストップ! やめなさい果南!」

「帰国したら直接鞠莉に聞いてみて」

「気が向いたら」

「鞠莉を幸せにして欲しいな」

「果南ちゃんも、私に構わず鞠莉ちゃんやダイヤちゃんといっぱい遊んでみて」

「え? でも、鞠莉はもうあなたと付き合って……」

「鞠莉ちゃんは、故郷の2人の話をするときすごく幸せそうなんだ。喧嘩したって聞いてたから、幸せな時間が少なくなってしまったと思う」

「だから、これからも私の事は気にせずに鞠莉ちゃんの1番の親友で幸せになってよ。ダイヤちゃんも一緒の3人でね、Aqoursの皆とも、これから仲良くなる人ともみんなで幸せになって」

「なんか、あなたってばすごいね。さすが、鞠莉と付き合えただけある? って感じ」

「鞠莉ちゃんは皆で幸せにしよう! 大学でも、もう十分に幸せそうだから。安心してこれからも、いっぱい遊んでね」

「なんか……あなたってば楽しいね! もしも内浦、静岡県の一地方なんだけど、来てくれたら舟盛り歓迎会するからね」

「ほんとうに!? いいなぁ東日本。楽しそう! ありがとう、果南ちゃん。ダイヤちゃんも、伝えてくれてありがとう!」

「ダイヤちゃんです、ご満足です。うふふ」

「ダイヤちゃんと呼ばれたがってるもんね〜」

「お黙り! ……こほん」

「それじゃあ鞠莉に代わるね」
0229sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 16:01:52.74ID:RsPYJPHi
「もしもしあなた、マリーよ」

「鞠莉ちゃん? とってもみんなに愛されてるのが伝わって、私楽しかったよ!」

「わたくしたちも、鞠莉さんを愛してるんだなと雰囲気が伝わって良かったです。次は是非とも内浦で会いたいですね」

「再来年ぐらいには内浦に帰れるから、その時はご馳走用意して待ってるね」

「わぁ……! 2人とも、絶対に行きますね!」

「もしもーし、マリーを置いてけぼりにしないでね?」

「大丈夫だよ、鞠莉ちゃん。日に日にあなたのことを好きになってるから」

「あら……私の方が大好きだから」

「いや私の方が愛して「夜も更けましたし、わたくしは明日早いので寝ますよ」

「ダイヤの講義にお忍びしちゃおうか!」

「ナイスアイディーア! 大学でのダイヤを見てみたい」

「さっきは会話に置いてけぼりにしてごめん、確かにこれつらいね……」

「分かった? じゃあ、あなた。おやすみなさい」

「ひゅーひゅー、名前呼んでお休みした方がよく寝れるらしいよ」

「そういえば鞠莉さん、全然名前を呼びませんね。どうして?」

「なんか、恋人になったって自覚してから呼ぶの恥ずかしすぎて……///」

「呼ーべ! 呼ーべ! 頑張れ!」

「お、お願いします///」

「じゃあ、おやすみ……♡」

消え入るように小さな声でおやすみと言われ、君♀はスマホに耳を押し付け聞こうとした。
直後、耳の中に直接囁くように、小原鞠莉が君♀の名前を囁く。
君♀は不意打ちで聞いた小原鞠莉の妖艶かつ甘い声と、切れる直前に受話器越しに聞こえたリップ音に悶えるのだった。

「鞠莉ちゃん、ずるい……。次はもっと予習していっぱい鳴かしてやるんだから」

君♀は寝る前だというのに、インターネットで女同士の性的な気持ちよさを探したが、

「でも、こういうのだけじゃなくてもっと大人になって守れるようにならないと……」

日本やイタリアで使える法律を調べ、有事の際に備えて勉強するのだった。
0230sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 16:02:26.40ID:RsPYJPHi
ダイヤの下宿先 24:30

「寝ますよ」

「その前にシャワーさっさと浴びよ」

「さすがに3人は入らなそう」

「ご心配なく。風呂場も広めのところを選びましたので」

「ダイヤもそういえばリッチだよね、これだから金持ちは」

「将来、黒澤家に還元できるように今をしっかり学ばないと行けませんからね」

「テイクアバス! ダイヤを最優先で洗うわよダイヤー!」

「ちょっ」

小原鞠莉は親友と恋人を手に入れて、心身は完全無欠になっていった。
今後も君♀に愛され、自信をつけ、ちょっとやそっとでは足りなくなる。
そんな小原鞠莉が君♀の地元に訪れるのは、ここから数日後のお話。
0231sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 16:22:37.25ID:RsPYJPHi
東京4日目夜 ダイヤの部屋(東京23区内)

「おじいからの忘れ物、やっと届いた! 明日の搭乗時間に間に合うから、よかったー」

「海外で使えるキャッシュカードは死活ですからね。最初にその報告を聞いた時は間に合うかなハラハラしましたわ」

「ダイヤは集中講義が終わったけど、入れ替わりで果南が海外に帰っちゃうのよね」

「うん、もっと3人で遊びたかったな」

「長生きして健康でさえいればいくらでも遊べますよ。3人とも五体満足でいてくださいね」

「オフコース♪ 昔の分はもう取り戻したから、これからは大学生や社会人の大人の遊びをしましょうね♡」

「それじゃあ、果南さんの荷造りを手伝いましょうか」

「手伝ってくれると助かるよ」

「あれ、制服も海外に持って行くの?」

「うん。ダイビング資格のとこの友達が直接見たいって言ってたから、帰国用のスーツケースも持ってそのまま東京に行ったってわけ」

「大学へ帰国か、また寂しくなるね」

「今はグローバルですし、お互いの住所も知っています。手紙や電話、SNSなどなんでもありますよ。それに」

「どこにいても心は一つ! ってね?」

「えぇ。Aqoursを再開した時から、もう
わたくしたちの心は離れ離れにはなりません」

「つらいことも悩んでることも、潰れる前に相談しよう。伝えるのを忘れちゃっても、潰れる前に助けてくれたらそれでいいんだから」

「助けられるときはみんなで、助け合おうね」

「ねぇ……ハグ、しよ」

「果南さんは帰国しますし、鞠莉さんは彼女さんの実家にお呼ばれしてますし。お互いに楽しんできてください」

「また絶対に会おうね! ダイヤ、鞠莉」

「ハグ♡」「はーい」「やっぱり2人と抱き合うと癒されますわ」
0232sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 16:32:42.16ID:RsPYJPHi
小原鞠莉&あなたの帰国直後編
〜彼女のことでいじられっぱなし!〜
終わり
0233sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 18:05:30.78ID:RsPYJPHi
帰国直後編 登場人物紹介/再復習
(小原鞠莉大学1年生、劇場版ラブライブ!サンシャイン!!OVER THE RAINBOWの時空からおよそ半年後時点)

高海千歌
静真高等学校3年生。
前年に引き続きAqoursのリーダー&作詞担当。
花丸と共に切磋琢磨し、輝きを魅せる歌詞を作っている。
昨年度優勝グループというわけでAqoursは地方予選(静岡)免除というシード権を得たので、Aqoursの皆と協議しながらラブライブ! 対策をしている。
ラブライブ! 優勝経験という圧倒的な成功体験のおかげもあり自分に自信がついた。その自分への自身のおかげなのか、曜にも悩みを打ち明けられるようになった。

桜内梨子
静真高等学校3年生。
前年に引き続きAqoursの作曲担当。
善子に協力してもらいながら、輝きを魅せた歌詞を最高にするための曲を作っている。
曜と千歌の仲を密かに気にかけているので、時々は曜に電話して現状を聞いている。
なぜかは分からないが、曜に心の余裕が溢れているようだと分かったので安心している。
千歌と曜と3人で居られること、Aqoursのみんなで輝きを魅せることを最高に楽しく思っている。

渡辺曜
静真高等学校3年生。
前年に引き続きAqoursのトレーナー&衣装担当。
ルビィと共に切磋琢磨し、輝きを魅せる歌詞歌詞を最高にした曲を作っている。
今でも友情ヨーソローで千歌と梨子に嫉妬はするものの、寂しい時はダイヤさんのように突入することを覚えている。
静真の同学年別クラスの人が曜の熱烈なファンであるため、デート紛いで溺愛されている。
そのせいもあって、鞠莉のぶっちゃけトークを求めることもなく身近な梨子に相談し心に余裕ができている。
なお、同学年の熱烈なファンとは付き合ってはいない。
0234sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 18:07:36.48ID:RsPYJPHi
津島善子
静真高等学校2年生。
小原鞠莉達の卒業後は足りない役を埋めるように梨子を師匠として作曲のいろはを感じ取っている。
梨子と共に切磋琢磨し、輝きを魅せる歌詞を作っている。
静真に行ってからというものの、バスに乗らないということで練習がない日は遅刻魔になってしまった。
「『ラブライブ! サンシャイン!!』がアニメと映画になっている世界から来た熱烈なリトルデーモン♀です、記憶を取り戻して数日なんですけどヨハネ様のことをどこの誰よりも前世では推して愛してました! 今同じクラスになってからは最高に最大に好きなんですっ!」
という、善子に負けないぐらいの自称転生設定を持つ同学年の静真生徒に付きまとわれるが、静真高等学校の初めての友達となる。
自分と同じような設定の地味ver.か、生きているのが嫌で転生設定を持ち出してやり過ごそうとしてるのだろう……とヨハネ様なりに慮っていたが、浦の星女学院時代Aqoursしか知らないことをいくつも言い当てられたので本物だと信じた。
その他にもAqours以外の友達もよく出来て、堕天使キャラが受けて悪い気はしてない様子。

国木田花丸
静真高等学校2年生。
小原鞠莉達の卒業後は千歌に従事し、歌詞の源泉となるパワーを貰い与えたりしている。
千歌と共に切磋琢磨し、輝きを魅せる歌詞を作っている。
静真高校に2年生で編入してから、善子が静真生徒をこき使っている節があると誤解していたが、逆だと知って安心した。
善子に懐かれ善子も満更ではない様子を見て、
最近は本を分かち合える友達が熱い。
最近、ルビィの真剣な表情をよく見るのでを放課後によく図書館へと誘う。

黒澤ルビィ
静真高等学校2年生。
小原鞠莉達の卒業後は渡辺曜とタッグを組み、衣装をよりよくするための会議を行っている。
曜と共に切磋琢磨し、輝きを魅せる歌詞を作っている。
新しいAqoursで、次期リーダーとしての風格と才能を開花させつつある。その姿は姉のダイヤを思い出させるものだった。
そのため、渡辺月に「静真高等学校の生徒会長にならない? 」と誘われている。
Aqoursに集中したいからという理由で断ろうとしているが、姉への憧れへも捨てられず迷いに揺れている。
0235sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 18:08:47.49ID:RsPYJPHi
卒業組歓迎パーティ内訳
買い出し 千歌 曜 善子 果南
設営 梨子 ルビィ 花丸
全員の送迎指示 ダイヤ

TDLで行った場所
タワーオブテラーなど

原作(ラブライブ!サンシャイン!!アニメ時空)独自解釈点
・果南の「海外で資格を取ろうと思って」→オーストラリアのスキューバ等を学べる専門学校

※続々追加予定
0236sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 18:10:01.62ID:RsPYJPHi
松浦果南
オーストラリアのスキューバ等を学べる専門学校に通う。2年で卒業できるようにコースを組んでいる。
進学目的は、ダイビングショップの経営を円滑にするため。
最初は慣れない英語に日常生活も苦難の連続であり、半年経った今もかなり苦戦しているようである。
日本人以外の友達が海外で沢山できた。
さかなかなんだか? を歌ったり、Aqoursのダンスを踊って多少の語学ハンデをなしにしている。
スクールアイドルだったので、体型は維持している。
隠れミッキー探しに夢中になり、夜のファンタスティックパレードに響いた。
高3のときに黒澤ダイヤから鞠莉の「私は果南のストーカーだから」という発言をこっそり聞いていたため、久々に会った鞠莉が彼女ができて言いようもないショックを感じた。
恋愛感情ではないと思うものの、鞠莉の1番が自分でなくなったように不安になって、鞠莉が電話している傍らダイヤに軽く泣きついた。
君♀と電話することで、その傷心は少し癒えた様子。
何故傷心が癒えたのかは本人も分かっていない。
果南本人も、何故傷ついたのか考えても分からなくてもやもやしている様子。

黒澤ダイヤ
東京の大学1年生。
推薦で入学したため、遅れを取らないように上京後は猛勉強した。
元々、推薦は高校の学力を評価するものであったため勉学には困らなかった。
友達と大学生活を楽しみながらも、スクールアイドルの鑑賞も並行している。
大学でできた親友にスクールアイドル(特にAqours)をゴリ押しすぎたため、ゴリ押しされたときはAqours時代の動画を目前で再生されてしまう。
友達経由で合コンに誘われるが、今はスクールアイドル追っかけの方が楽しくて、忙しくて断っている。
現行の全国のスクールアイドルを語る友達が欲しくてうずうずしている。
鞠莉に彼女が出来て安心した。鞠莉が家族という形式にに不信感があったら、最後の手として黒澤家の扶養に入れることも真剣に考えていたことがあった。

小原鞠莉
イタリアの大学に通う経済学部経営学科1年生。
帰国前日に彼女ができた。
君♀のことも大好きで愛しているが、果南やダイヤ、それどころかAqoursの皆も1番愛している。1番はタイで10人ぐらいいる。
幼馴染2人に死ぬほど彼女とのことを茶化される。
3人でやり直した修学旅行ディズニーは最高だった。
その後のダイヤの下宿先で泊まって、数日間ご飯を作ったり一緒に買い物したりも楽しかった。
とにかく今は幸せだが、高校時代に達成出来なかったあのことも叶えるため努力する。今は充電中。
君♀のことが好き。
0237sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 18:10:53.01ID:RsPYJPHi
君♀ ルビ:キミチャン(苗字表記:〜〜 名前表記:○○)
イタリアの大学に通う物理学部 再生エネルギー学科 物理学科再生エネルギー磁気学専攻の1年生。
実家が山口県。詳しい位置などは次の山口旅行編を参照。
今はおばあさんの家に泊まって、旬の終わりの8月下旬から9月上旬に夏みかん収穫のお手伝いをしている。
帰省したので親友と遊んだ。高校へご挨拶には行ってない。
小原鞠莉がディズニーから帰った深夜、誘うような声でドキドキさせられたので鳴かせてやる! と決意した。
性的なコンテンツで勉強しようとしたが、将来のことを思って日本とイタリアの法律の方を勉強した。
研究者になりたいぐらい、勉強と研究することが好き。
小原鞠莉にLINEの名前を「(君♀の名前),cucciola(恋人のイタリア語)」にされている。
告白された日が1番小原鞠莉のことを好きなのだと勝手に感じていたが、会えない5日間を経て更に好きになってしまっている。
好きすぎて困ってはいない。まだ。
0240sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 23:06:45.61ID:RsPYJPHi
>>239
高校生なのでいろんな出会いがある(白目)
ネタバレすると、この時空はAqours同士でくっつきません( ¯-¯ )
キラキラ夢(百合)時空ですΣ( ´・ω・`)
津島善子(ヨハネ)編だけプロットができてる誰か書いて()
0241sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/02(土) 23:13:32.54ID:RsPYJPHi
メモ
✕✕編の終わりに、SS内の登場人物の復習をするのが楽しすぎる(自己満)
0243名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2020/05/04(月) 01:04:53.54ID:jgikhnSJ
コロナで暇すぎるんだ。暖かくなってきたし全裸待機してる
0244名無しで叶える物語(えびふりゃー)
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2020/05/04(月) 03:01:26.44ID:FLwVFuMP
君♀ちゃんとマリーは実際に結婚するのだろうか
0245sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/05(火) 00:03:16.16ID:KroUhrY4
遡ること山口旅行の2日前(かなダイとTDL旅行した2日後ぐらい)

夜 ダイヤの下宿先

「ジュースでかんぱーい」

「門限や家の者を気にせず、三人でずっと一緒にいられるのは楽しいですね」

「かんぱーい!」

ごきゅっ ごきゅっ ごきゅっ

「あははっ、一気に全部飲んでる」

「喉乾いてたのよ。そうだ、自撮りしましょ」
0246sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/05(火) 00:03:58.29ID:KroUhrY4
「はい、……撮りました? あなたたちのおかげで随分と部屋が綺麗になりましたし、食生活も自炊で改善されましたわ」

「ダイヤも私も、全然料理できなくて。果南がいなくちゃダメになってたわ」

「あはは、まさか2人とも焼くのと炒める区別がつかないなんて思わなかったから」

「仕方ないでしょう! BBQや焼肉、鍋料理でしか料理したこと無かったのですし」

「これだから金持ちとお嬢様は。でも、観察学習してた2人が可愛かったよ」

「これ、たらし込まれてる?」
「どうしましょう。わたくし、女性には興味ありませんのに」

「なーんで素直に受け取らないのかな! 怒っちゃうぞ……怒っちゃうかなん!」

「果南が可愛い問題ね」
「あらら、鞠莉さんの浮気を彼女さんに報告して差し上げないと」

「ホワイ!? 可愛いって言っただけよ!?」

「冗談ですよ。男女間でしたら報告も考えますけど」

「もう、怒った! 明日の超美味しいシーフードピラフは教えてあげないんだから!」

「いやーっ」

「果南さんの自炊力だけが頼りなんです! 周りの自炊レベルについて行くために!」

「分かったら飲み食いするよ。ほら、サラダとジュースとチャーハンと回鍋肉食べてね」

「ああっ! いつも下手な煮物や蒸し料理しか作れなかったのに、おいしすぎますわ!」

「んー、デリシャス♡」

「基礎料理だけでも作れるようになって」

「「はーい」」

〜間〜

「今夜は電話かけませんの?」

「いやぁ、私はダイヤと果南のことも、恋人ではないにしろ大好きなのよ? そうそう毎日恋人のこと持ち出さないでよ」

「嬉しい」

「そういうことなら今日も七並べとババ抜きと実況オセロしよう」

「『浮気だ』『彼女さんに報告しないと』と言われると思ったのに、まともに受け取られると逆に照れるようになるんだけど……//」

「たまには私からも愛を差し上げますわ」ぎゅー

「私の特許が、私もハグするから」

「ふふふ」
0247sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/05(火) 00:18:49.49ID:KroUhrY4
「さっきの自撮り、見せてよ」

「はい、どうぞ」

「ふんふん、みんなミディアムヘアーとかロングストレートとかで綺麗だね」

家ということで、髪を下ろしていた三人が小原鞠莉のスマホの写真が笑っている。

「果南が見せて丁寧に教えてくれた料理の方が、1番輝いているわ」

「わたくしたちにとって、かけがえのないものです」

「あはは、元スクールアイドルの美貌より私の料理の方が綺麗に見えるってこと? なんかそれはダメだよ」

なお、今回は観察学習ということで、ほとんど果南が料理を先導した。
次回から鞠莉とダイヤも作れるようになるだろう。
そもそも、ダイヤの下宿先には包丁とおたまとまな板ぐらいしかまともな調理器具がなかった。
小原鞠莉も同様で、そもそも料理をしないゆえに台所のイメージがおぼろげだ。
壁につければ便利な吸盤やフライ返し、すりおろし器などは彼女たちに思いつかない。
それらは置いておらず、更には調味料も醤油とマヨネーズ、ケチャップ、ソース、砂糖、塩、こしょうしかないように基本的な調味料も不足していた。

調理場に立つ必要のなく、他の習い事や経営のための学習が必要だった2人に、ご飯を出してもらえるという状況なら仕方なかったかもしれない。
しかし、今は一人暮らしだ。自炊はモチベに関わり、外食をし過ぎたつけは、年々出費としてかさむ。

小原鞠莉と黒澤ダイヤの親が「現地で揃えるだろう」と観察学習をさせる余裕も機会も与えず、娘を過信し本人の学習に任せたのは間違いだった。
基礎訓練がないなら、これから学ぶための基礎を作ってやればいい。
観察学習できなかったのなら、今行えばいい。
果南はそう思って2人の目の前で料理を作り、丁寧に教えたのだった。

「だって、私たちは食べれないけどこれは食べれるし見た目もいいんだもーん」

「果南さんの伴侶は幸せになりますね」

「これ基本レベルだから」
0253sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 01:49:07.38ID:Qo4fhI7T
セルフ保守(完全回復したはいいものの、溜めてたがめちゃくちゃ溜まって消化中)
0254sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 16:10:14.12ID:Qo4fhI7T
「ふわぁぁ……もう日付変わっちゃうね」

「布団はすぐそこですし、歯でも磨いてもう寝ましょう」

「また果南とダイヤに恋人ができても、こうやって3人で定期的に遊んでお泊まり出来たらいいな」

「もちろん。どんな未来でも、ずっと遊ぶからね」

「わたくし達の絆は永遠ですから」

「うふふ、嬉しい! それじゃあ、寝ましょ……ちょっと待ってね」

小原鞠莉は君♀に素早くLINEを打つ。

小原鞠莉:今日も果南とダイヤと街へ出かけたり、料理したり、トランプしたり楽しかったわ!

小原鞠莉:あなたとも、日本で会ってみたいの。都合さえ良ければ連絡ちょうだい

小原鞠莉:おやすみなさい、あなた♪ 愛してるわ。Mio cucciola✨ 0:04

「すごく親しい親友に恋人ができるのって新鮮だからいじりたくなるんだよね」

「あんなに悲しい顔でわたくしに泣きついてたのに……果南さんったら」

「二人ともいつか運命の人が見つかるから、そのときにね」

「はーい」「えぇ」「おやすみなさい!」

3人は客用布団とダイヤの布団に入って、眠りについた。
0255sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 16:18:59.68ID:Qo4fhI7T
小原鞠莉のスマホに君♀の通知が画面に出る。
マナーモードということで、音は鳴らなかったようだ。

(君♀の名前),cucciola:楽しそうで何より♪ 私も今日は小学校の頃の友達とカラオケで遊んできたよー

(君♀の名前),cucciola:本当? どこに行く? 今は9月だから、京都とか行ってみたいよね!

(君♀の名前),cucciola:今の時期は修学旅行の時期の手前で空いてるみたいなんだ〜。外国の観光客はいつもいっぱい居るみたいだけど

(君♀の名前),cucciola:今日は電話なしなんだね。ちょっと寂しいかも……私も友達の家でお泊まりしようかな

(君♀の名前),cucciola:ね、鞠莉ちゃん。私の故郷の山口県には興味無い? 東京から始まって大阪とかにも泊まる超特急な新幹線だけど、私の近くの街には泊まるんだよね!

(君♀の名前),cucciola:よかったらまた明日連絡よろしく✨ 1:32
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2020/05/10(日) 16:38:39.98ID:Qo4fhI7T
翌日 朝7時(山口に旅立つまで残り1日)

「ダイヤッホー、おはよ」

「おはシャイニー?」

「朝からいきなり挨拶を作らないでください」

「夜はシャイ煮にしようね」

「えっ、ちょっと10万円はきついや」

「家庭用シャイ煮だから! ね? 材料はじゃがいもとにんじんと玉ねぎでカレールーを入れて」

「ただのカレーですわね?」

「サイドメニューで、カレーに合う福神漬けスペシャルも作ろっか。今日は買い出しね」

「えっ? 福神漬けは店で食べるものだと思ってました……果南さん、素敵!」

「やったー! 今日も料理教えてねー」

「任せて」

「それじゃあ10時に出るからね」

「はーい」

「メイク、間に合わせないと」

昨日作った夕食の残りを三人で食べ、食べ終わりを洗面台につけ、皿をすぐに洗い、ふきんで水をとって片付ける。

そんな生活も三日目となり、三人はすぐに洗面台一人用の鏡の前に列を作った。

「オールインワン取ってー」

「わたくしもこの化粧水などを使い終わったらオールインワンにくら替えします」

「ジェルって便利ねぇ。私は断然下地付きのアレ!」

「あははっ、鞠莉ってば言えてない」
0257sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 16:39:05.98ID:Qo4fhI7T
メイクも終わり、小原鞠莉がスマホを見る。
君♀の通知があることに顔をにやつかせた。

「ねえねぇ! マリーズハニーが、ご実家にご挨拶してって! 新幹線で泊まってだって!」

「へぇ〜、報告楽しみにしてる」

「誤字ではありませんの?」

「まぁいいや! 果南が海外に帰る時、私は彼女に会いに行きマース!」

「あらあらうふふ」

「なんか改めてそういうの聞くと、負けた気分でぐさってきた」

「果南のことは恋愛感情ではないけど、親友として愛しているから……ダイヤ、あなたのこともひと時も忘れたことはないのよ」

「なぜわたくしが二人で楽しんでると分かったのですか」がーん

「ん? 二人で楽しむ? 何を?」

「いえ、こちらの話でしたのでお気に構わず」

「私も恋人出来ればなんか分かるのかなん……」
0258sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 16:48:47.89ID:Qo4fhI7T
「果南の運命の人は?」

「鞠莉とダイヤ」

「ん!?」

「そりゃあ、果南さんの夢より小原鞠莉さんの将来を取ったぐらいですもの……わたくしはなぜでしょうか」

「ダイヤは必然だから」

「ん!?///」

「分かるよ。果南にとってダイヤは幼い頃から私がいない時も支え合っていたパートナーなんだもの」

「しんみりしてないで行きますわよ」

「はーい」

〜回想〜
「(そんなこんなで私はマイハニーとこれからご挨拶して遊ぶ訳だけど……)」

「ダイヤ、鞠莉。私、二人のことをずっと愛してるから」

「ど、どうしちゃったの?///」

「なんだか照れますわね///」

「正直になっただけだから。二人とも。好き、愛してる。……やだあ、どうかずっと、どこにいても心だけは離れないでいて」

「もちろん。私たちは他にどれだけ大事な人ができても、支え合うんだから。大丈夫よ、果南」

「あの時、果南さんがわたくしたちを大事に想って行動したのは無駄ではありません。……寂しかったらまた連絡してね」

「うん……! ありがとう、勝手に不安になっちゃった。いってきます」

「「いってらっしゃい」」
0259sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 17:00:33.29ID:Qo4fhI7T
〜間〜

朝、新幹線見送り

「行ってくるね、ダイヤ」

「鞠莉さん。あなたも、恋人やわたくし達を頼ってね」

「また私の描いてる夢の話、聞いてくれるかしら?」

「三人で、いつかは九人で聞きたいですわ。その話は浦の星女学院の皆に、密接に関わるので」

「うん、分かった。もっと計画を入念に立ててくる」

「気疲れしないように、恋人に頼れない時にはわたくし達を頼ってね」

「何言ってるの。恋人もダイヤ達も、私の1番なんだから」

「嬉しいですわね」

プルルルルルルル 新幹線が到着致します。お乗りの方はご準備を……

「じゃあ、行ってきます!」

「行ってらっしゃい、また会いましょう」

「ばいばーい!」

「迷惑かけてはいけませんよ。ぶっぶーですからね!」

小原鞠莉はスーツケースを引くと、指定席がある自分の車両へと走った。

「(あなたの街へ、あなたの居場所に行く。待っててね)」

東京から山口へは、1番早い便で4時間ほどで到着する。
0260sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/10(日) 23:10:51.23ID:Qo4fhI7T
>>244
タイトル回収までは間違いなく書くよ
書いてるうちにいちゃいちゃ路線からストーリー路線に勝手にシフトしちゃったけど(プロット)
0262sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/11(月) 23:11:16.38ID:mRIMOwPy
「(彼女が住んでいる町は、駅から車で30分かかる小高い丘のある町だと聞いた)」

「(祖母との写真と山の輝き、それに山口県の特産品が夏みかんということから予想すると、きっと内浦のように綺麗な海田舎なのよね。シャイニーしちゃいそう)」

熱気で暑い彼女の実家を想像して、小原鞠莉は妄想に浸る。

「(夏の民家で、彼女のおばあさんがいないときに好きなだけキスをして……あの子の可愛い声を聞いて……♡)」

妄想している間に小原鞠莉は寝入ってしまい、遅刻予防のための目覚ましが鳴る頃には熟睡してしまった。

「ここは……? あっ! すぐに降りなきゃ!」

小原鞠莉はスーツケースを急いで降ろして、電車を降りた。

新幹線乗り場を降りて、大きな河豚の看板に面白がっていると、愛しい声がすぐ隣から聞こえる。

「まだ夢の中……? って、かっこいいわ。あなた!」

君♀はスラッとした麗人の服装で小原鞠莉を出迎えていた。

「鞠莉ちゃんに1番に見せたくて、国道沿いのユニクロで揃えてきたの。似合う?」

「イエースッ! キュートな印象とズボラな服のどちらかしかなかったイメージだけど、かっこいいのもかなり似合うわね」

「まぁ、髪が短いからね」

「厚底のブーツだし……身長はあなたの方が高いのね」

「ふふっ、身長差もいつもよりあるんじゃない?」

「目線が少しだけずれても、より好きになってしまいそう」

「私も……」

厚底のブーツを履く君♀(162.8cm+5cm=167.8cm)は、普通のヒールを履いてる小原鞠莉(163.0cm+3cm=166.0cm)よりも背が高くなっていた。
男装とも可愛い格好とも異なる、中性的な格好は小原鞠莉をより魅了した。

「これからどうするの?」

「今日は新幹線で疲れただろうから、私の家に泊まって。親には言ってあるから」

「明日以降は?」

「私の生まれ育った街を紹介するよ」

「生まれ故郷を探索するのね。いいわね! 父との中間報告の日程と被るけど、そこだけは許してね」

「ありがとう、鞠莉ちゃん」

小原鞠莉は事前にメモしていたことを思い出し、駐車場へと一緒に歩きだそうとした君♀を呼び止めた。

「帰りはマリーの、というよりはホテルオハラに任せて欲しいの。どうか新幹線チケットは買わないでおいて」

「奢らなくても、私はきちんと日本円の貯金はあるよ?」

「ううん、あなたを驚かせたいの。お願いします」

「分かった、期待してる」
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2020/05/12(火) 23:07:30.39ID:OD3IQQKd
新幹線側・駅駐車場

「そういえば、いつもAqoursの皆は乗せる側だったから、運転されるのって新鮮ね!」

「事故しないように、この間帰ってから親にめちゃくちゃ鍛えられたんだよね」

「ちなみに、どこを走るの? 平日の昼過ぎだから、交通量は通常より少ないはずだけど」

「国道1号線通って、ここの中央病院まで直進して、それから左折して校区内に入る感じ」

「初心者マークついてるから一応聞くけど、実際に運転してからどれぐらい?」

「帰国して帰ってからだから、5日かな」

「Can I go home by walking with you? I'd like to live , for instance, until seventy...」

「英語にしても日常会話なら全部分かるんだからね!? 鞠莉ちゃんこそ、免許取ってから何回運転したことあるの!?」

「友達乗せるイメトレとAqoursを乗せた時と国際免許証取る時に内浦を運転したぐらいだから、3回ぐらい!」

「私の方が回数と場所的にも難しい場所走ってるから従ってよ」

君♀は心底震えてて涙目の小原鞠莉に、明確な劣情を抱いた。だが、そこは持ち前の意志の力で振り払った。

「一日保険は入ってるし、鞠莉ちゃんも以前聞いた時に保険は必要最低限に入ってるって言ってたし。問答無用だから」

「嫌っ! そうだ、その厚底は運転姿勢に違反してるはずよ? 運転ルールは守るのデース!」

「きちんと運転用のシューズ持ってるから」

「オーマイガ〜〜〜〜ッ!」

小原鞠莉の抵抗も虚しく、君♀は運転しようとキーを差し込もうとした。
彼女は君♀の腕を取って、瞳をじっと見つめる。

「運転する前に、最後かもしれないからして欲しい」
0266sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/12(火) 23:08:24.59ID:OD3IQQKd
「大好きな人の前だから、いつも以上に気を付けて運転するんだけどね」

「動揺させたら、運転できないタイプ? 3Cとか?」

「動揺したら、落ち着くまで傍に居てよ」

「オーケー! じゃあ、キーを抜いて目を閉じて……」

君♀は乗車姿勢にしていた運転席を元に戻して、鍵を取る。
目を瞑る前に見た小原鞠莉の顔はほんのり赤く染まっていた。
赤く染まってたのは残暑のせいでも、日射を溜め込んだ車内のせいでもなかった。

「運転、よろしくお願いね。あなた♡」

片方の手は繋ぎ、片方の手はシフトレバーに添える。
田舎県にある新幹線が泊まる駅、辺りは平日の昼。駐車場の真ん中にある車は、誰にも見られることがなかった。

二人は唇を重ねたが、君♀は舌を入れられる前に顔を離す。

「運転できなくなっちゃうから、浅いキスだけ!」

「えぇ〜。あなたのマリーは、ずっと会いたかったのに」

「家に帰ったら覚悟してよ……」

MT車はゆっくりと駐車場を出発する。
君♀は左側の小原鞠莉の視線に甘く痺れる錯覚を覚えながら、早くこの運転を安全に終わらせようと強く心に抱いた。
0267sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/13(水) 20:50:34.76ID:5fV9XoIo
「What a safely driving you do...」

「絶対に傷付けたくないからね。鞠莉ちゃんは運転する時、どんな感じなの?」

「うーん………………(Aqoursを連れていく最初の時は転回とかド忘れしちゃって。でもその後なら)ソーグッド?」

「北海道やアメリカとかに行って、で練習できたらいいね」

「それ、いいわね! 春休みにでも本格的な旅行に行きましょう♪」

「大学付近の狭路でももっと練習しないとね……」

「車でトラベルでトゥギャザー! なんて、高校卒業した実感が湧くのよね」

「大人な感じじゃなくて?」

「大人と言うにはまだ子供よ。だって私たち、まだ自立してないじゃない。マリーも、あなたも」

「それもそうだね」
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2020/05/14(木) 22:07:34.42ID:aUa8rZr5
恋人ができると余計な動きが増える。その癖、時間が進むのは早く感じられる。
世間から恋人間の触れ合いが鬱陶しく思われるのは、恋人間とそれ以外との温度差や行動の違いだ。
余計な動きが増えるのに、時間が早く進むように感じられるのもあり、少しの触れ合いでは全然足りない。
したがって、小原鞠莉と君♀のいる空間、車内は余計な動きを煮詰めた集大成となった。
その行動の一部分を紹介する。

・信号待ちで手をぎゅっと握る
・T字路に出る時、君が右を見てから左を見ると小原鞠莉が「左から車は来てないわ」とサポートで言う
・「運転慣れたら、もっといっぱい喋れるわね」と語りかける
・信号待ちで君♀が小原鞠莉の頭を撫でる
・信号待ちで小原鞠莉が君♀の手に顔中で触れて、顎を撫でさせる

およそ二十分の運転を経て、緑豊かな小高い山の上の一軒家が見える。
君はそこに付属する駐車場に車を止めて、小原鞠莉を玄関へと手招きした。
小原鞠莉は君♀の手招きする手に頬ずりし、恋人繋ぎをさせて玄関の前へ歩く。
0270sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/14(木) 22:08:06.94ID:aUa8rZr5
君♀の実家の庭は一軒家で、庭には家庭菜園の跡があった。それは放置されたナスやトマト、そして残暑をたくましく生き実をたわわにつけるきゅうりがあった。
小高い丘の奥側、開拓されていないような山に目を向ければ白い鳥が赤い粒の実を食べていた。

小原鞠莉は君♀の育った環境を思い浮かべ、恋人繋ぎしている手の力を強めた。

「私たちの関係性は、言っていいの?」

「ごめんね、鞠莉ちゃん。私の親は、同性婚に賛成はしてないの。だから、一緒に説得できる方法を考えて欲しい」

「け、結婚……/// あなたが真剣に考えてくれてるなんて! 嬉しい」

「喜ぶのは早いよ。偏見だけで、鞠莉ちゃんのことを知られない状態で、関係性を先に伝えて反対されたら嫌だもの」

「あなたの家だから、あなたが一番暮らしやすくできるように私も振る舞うわ」

「ありがと、……大好き、好き」

「愛してるのよ、こっちは。あの日救われた日からあなたを恋人にしたくて、追いかけて、全部知りたくて。本気なの」

「見ててよ。日に日に鞠莉ちゃんより私の方が好きな気持ちが増えて、追い越すんだから!」

「そうでなくっちゃ」

小高い丘に拓けた駐車場から歩いて数分、芝生に覆われた丘の周りを半周すると大きな家が見えた。

「ここが、私の家。鞠莉ちゃん、ようこそ」

「お邪魔します……!」

「ピンポン押すから待ってね。いつか鞠莉ちゃんがここに住むかもしれないからね」

「それは……」ズキ

ピンポーン

「もしもし、お母さん。車ありがとね。私、帰ってきたよ」

ーーーーーーーはーい!

「お母さんったら、2階で私の部屋でも漁ってたのかな? 私の両親はいい人なの!
きっと気に入るよ 」

小原鞠莉はその「夢」に従って、内浦に帰ることだけを考えていた。君♀の言葉に、小原鞠莉ははっと我に返った。

君♀を両親から引き離して、離れ離れにさせて。自分と一緒に住んで欲しいと言うことが将来できるのか。
そもそも、真剣に交際していることを同性愛に賛成ではない人達に伝えることが出来るのか。
小原鞠莉は、彼女自身が描く「夢」以外の問題に、ぶつかることとなった。
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2020/05/15(金) 19:53:01.68ID:VW3beLVw
夕食時 君♀(〇〇)の家

「改めまして、自己紹介を。お母様、お父様。〇〇と同じ大学に通う親友の小原鞠莉です」

「あなたが〇〇の親友ね! 海外から日本、そして私たちの家へ、よく来てくれたね。ようこそおいでませ。娘がいつもお世話になってます」

「あら、私のことは前からご両親によく話してたの?」

「うん! 入学したばかりの頃はよくお父さんやお母さんに電話してたから」

「よかった、でもそれなら。(恋人だと打ち明けたら……)」

「親友の鞠莉さん、野菜に好き嫌いはないって聞いてたから今日は野菜炒めを作りました。ナスとトマトとキュウリは家の物だから無農薬です」

「ありがとうございマース! 今日は、大学での〇〇のことをいっぱい聞いてくださーい!」

「お父さん、久しぶりの娘とべっぴんさんに黙ってないで、何か言ってあげなさい」

「……」コク

「鞠莉ちゃん。あんまり変なこと言っちゃうと、ダメだからね?」ボソ

「気をつけるわよ」ボソ
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2020/05/16(土) 19:14:37.93ID:HQXoPf8f
保守ありがとう
(区切りのいいとこまで書けてないのでセルフ保守しに来た)
0275sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/17(日) 19:32:28.14ID:ZgSmmXdE
最近はイタリアの外食ばかりを楽しんでいた。大学で2人が行う自炊といえば、煮込むしかできない簡素なものだった。進学以前はスクールアイドルと受験勉強のみに注力していたのが理由だ。
だからこそ、久々の家庭の食事に舌鼓を打つ。

「おいし〜い♡」

「鞠莉さんはどこの出身なの?」

「静岡県東部の沼津市デース!」

「将来の夢とかもう決まってる? うちの娘は電気の理を研究するんだ!って聞かなくてねぇ。面白がって塾や助成金の制度を調べて支援したら、県どころか日本から飛び出しちゃったのよね……」

「ワーオ! 〇〇は学者になりたいのね! 初耳だわ。私は親のホテル家業を継ぐ予定で、そのために娘さんと同じ大学の経営学部で勉強しているところです」

「いいわねぇ、才女揃いで羨ましいわ」

「鞠莉ちゃん、ホテルオーナーの娘さんだったの? だから部屋が機密書類で埋もれてたり、毎日外食について行けたりしたんだ」

「ふふっ、まだあなたに夢や将来とかいろんな話はしたことなかったわね」

「あぁ……そこらへん話すのはちょっと恥ずかしくて///」

「(そういえば、私、鞠莉ちゃんのこと全然知らない……仮にも恋人なのに)」

「……」ヒソヒソ

「もう、お父さん。あなたが聞けばいいのに」

君♀の母が隣の父を茶化して、背中を叩く。君♀の父はどうやら、小原鞠莉という客人に照れてるようだった。

「ねぇ、鞠莉さん。お父さんが大学での娘のことを聞きたがってるんです。話してくれる?」

「〇〇のことですか? いつも勉強を欠かさず努力家で、私と遊びに行く時はよく付き合ってくれて、それでもって海に行った時は私をナンパから助けてくれたりして……あぁ///」

「学部が違うから、むしろプライベートで仲がいいのね。お母さん、ただでさえ娘が上手く友達作れてるか心配だったから、嬉しいわぁ」

「お母さん! そりゃあ、私友達は多くない方だけど。大学ではいっぱい友達いるから」

「女友達、サークルの仲間と鞠莉さんを除いて片手以上に数えられる?」

「ノープロブレムッ! 〇〇のマmゲフンゲフン、お母様、彼女はいつも女の子たちと………………うーん」

「鞠莉ちゃん、沈黙しないっ! 所属している学科は物理学科ということで、たとえ海外でも女子が少ないんだから」

「ごめんなさい、お母さんったら配慮が足りなかったわ。でも鞠莉さんが友達なら安心ね」

君♀と小原鞠莉と君♀のご両親の4人で食卓を囲む。だが、君♀も小原鞠莉が感じていた温かな雰囲気は、すぐに壊された。

「娘に、〇〇に。いい感じの異性とかいたりしない?」
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2020/05/20(水) 17:08:32.49ID:ydURqM/e
君♀は口を閉ざす。
小原鞠莉は親友の頃のように茶化した状態で会話を進めようとした。

「〇〇のお母様、お父様! この子は以前から誰かにデートとかに誘われ「い、いないよ!」

「鞠莉さんは大親友なんでしょう? 何もメリットないのに嘘とかつくの? 私の娘よ」

「鞠莉ちゃんは、話を盛り上げるために、言い方をおおげさにする癖があるから」むぎゅ

「そんなのな、いたたたたたた!」

君♀は小原鞠莉のスカートの上から肌をぎゅっとつねる。
小原鞠莉に目配せすると俯いた。

「あら、鞠莉さん。小指でもぶつけられましたか?」

「そうなの、デース! ベリィハードで、ソーペインフル、デース、いたたたたた」

「あなたー、悪いけど絆創膏を棚から取って持ってきて」

「……」コク スタスタ

「(恋愛の話題を家族の前でしてほしくなかったのかしら?)」

小原鞠莉は隣に座る君♀の、掴みすぎて白い爪を見る。 君♀がどれだけ力を込めてつねったのか、言われたくないほどの何かがあることを察して、君♀の人生に思いを馳せた。

「(私たち、マリーもあなたもお互いの生い立ちや過去の詳しい話を聞いたことがなかった気がするのよ)」

「(今日のバスタイムで裸の付き合いで、あなたのことを最初から知りたいの)」
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2020/05/24(日) 10:52:04.40ID:9o/BYVXu
「〇〇、お風呂できた?」

「うん、お母さん。今洗ったところ」

「お湯沸かしてちょうだい、1番はお客様の鞠莉さんだからね」

「はーい」

小原鞠莉は君♀の昔のアルバムを見ていた。
赤と青のラベルがついた蛇口を、丁度いい温度になるように回す。適温に調整できた頃には、重い水量の音がけたましく流れる。
その音は君♀の両親と小原鞠莉のいるリビングにも響くのだった。

「鞠莉ちゃん、お風r「あなた! トゥーレイト! 洗ってくれてありがとう、幼稚園の頃のまん丸お顔がベリーキュートね♪」」

「ちょっと、後半早すぎて何言ってるか分かんない!」

小原鞠莉は満面の笑みで君♀のアルバムを見せた。小学生ぐらいの頃だろうか。ここにはいない年上の子供も含め、BBQで自撮りした君♀の四人家族が写っている。

「お母さん! 鞠莉ちゃんにはアルバム私が見せたかったのに」

「ごめんなさいね、せっかく娘にべっぴんさんな親友ができたからお母さん嬉しくて」

「……」ニコニコ

「私の事は全部私が教えたいから」

「あらあら」ウフフ

「……」ニコニコニコニコ

「お父さんも超絶笑顔にならないで」

「愛されてるわね〜」

小原鞠莉は恋人が昔から愛されていることに、何よりも喜びを感じた。
君♀は幼稚園時期ではなく、小学校時期の可愛くない写真を見せたことによく思っていなかった。
しかし、小原鞠莉は一つ一つの君♀の可愛いところを今も含めて熱弁したので機嫌を直したのだった。

「お風呂湧くから準備して。パジャマや下着はある?」

「オフコース! ダイヤの、友達の家で洗ったから完璧よ」

「じゃあ、入って」

「そうね。シャンプーとかの使い方を知りたいから、あなたも来てよ」

「まだお風呂場は案内してなかったからそうだね。いいよ」

君♀は両親に手を振って小原鞠莉とお風呂場へ向かった。

「……///」

「ちょっと娘達は不用心だったわね。お父さんいるのに」

「……」シクシク

「はいはい、よーしよし。あなたの妻がついてるから悲しまないでね」
0285sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/24(日) 11:23:54.63ID:9o/BYVXu
脱衣場

「タオルはこれをどうぞ。シャンプーとか石鹸とかは自分用にする?」

「センキュー、あなた♡ ううん、今日はあなたの家の物を使いたいわ。体用ブラシもあるし」

「じゃあ、後は脱ぐだけだね。次はお風呂の説明だから脱いで」

「お風呂場の説明するときは、中は蒸気でいっぱいよ。服着たまま入るの? 濡れちゃうわよ」

「洗濯カゴに出すから大丈夫!」

「そうじゃなくて……耳貸して」

小原鞠莉は君♀が傾けた左耳に囁いた。

「あなたとお風呂に一緒に入りたいのよ」

「!?///」

「ダメかしら?」

「今日は産毛もムダ毛も処理できてないし、ムダ毛とか鞠莉ちゃんに比べたら濃いし、ここ実家だし、そもそも裸って、この間までは全部着衣で愛情交わしてたし、裸ってそんな///」

「マリーはただ純粋にお風呂に一緒に入りたいと言ってるだけなのに……そこまで意識してくれるの。ソー、ハッピー」

頬を染める君♀の顔を見つめて、小原鞠莉は君♀の顎を撫でた。

「んっ……/// ……っ、にゃ、ぁっ」

君♀は細目で優しく見下ろす小原鞠莉が、恋人としての表情を出してくれているのに気が付く。
その手を離して欲しくなくて、左手で小原鞠莉の手首を逃がさないようにして、快感が欲しくて目を閉じる。
小原鞠莉は君♀の後頭部に空いている方の手を回し、キスをした。

触れるだけのキスはもうたくさんしていたので、舌を入れた。
寝室やベッドの上ではなくて、立った状態での深いキスが繰り広げられた。
口内を侵食されたあとには、唇が濡れているのにも、小原鞠莉の唇がてらてらと濡れているのも気がついた。
君♀は完全に獲物と受け入れたい思いでいっぱいの顔をしていて、小原鞠莉は捕食者と愛おしさでいっぱいの顔をしていた。
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2020/05/24(日) 11:24:40.52ID:9o/BYVXu
「どう? その気になってくれる?」

「で、でも私の家で、お風呂で///」

「大丈夫よ、声さえ出さなければね」

小原鞠莉は腰に手を回されてお腹とお腹をくっつけた。互いの体温が、まだお風呂に入ってないのに高いのが分かる。

「ダメ、かしら」

「……じゃあ、お願い。お風呂でいっぱい、ちょうだい……」

「分かった、親御さんには言っておくから」

「わ、私が」

「そんな顔や声、全部あなたのご両親にだって見せたくないのよ。お願い」

「分かった、ぁ///」

君♀は濡れた唇をなぞられると、いそいそと自分のパジャマを取りに、トイレ前の棚へと向かった。リビングとは別方向なので、両親には見えない。

「すみません、〇〇ともっと語りたいのでお風呂一緒に入ります」

「分かったわー!ゆっくり浸かってね」

「(鞠莉ちゃんの……裸……。抱き締めてる時に胸の圧力がすごくて満たされて、それだけでぐちゃぐちゃになるのに//////)」

君♀はタオルに自分の顔を埋めて、胸と体の奥から湧いてくる熱さと火照りを紛らわす。
0287sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/05/24(日) 11:39:03.08ID:9o/BYVXu
「準備できた?」

「う、うん」

「じゃあ脱がせるから、こっちおいで」

「え!? ちょっとそれは、刺激が強すぎったいうか……///」

「こっちはあなたを本気で好きになった時から、付き合え後のことも考えてたの。今、この行為も」

「生々しいっ!/// 余計に恥ずかしくなる、こら!」

「マリーはイタリア系アメリカ人だから、スペイン語分かりません〜」

「Hola! じゃないよ、もう」

そう会話する間に、君は服を脱がされ肌着だけになった。

「そのシャツとブルマを……脱ぎなさーい!」

「やっぱり脱がせるのって恥ずかしいよ//////」

「マリーだって、ちょっとは恥ずかしいからて!?」

「なんでちょっとなの!? 恥じらいちょっとなら、後はなんなの!?」

「残りは、あなたのヌードに対してソーホット……欲情してるのよ」

「だめ、耳元で欲情とかだめ! 浴場でしょ! ……ぷぷっ」

「まだ脱衣場なんだからダジャレは通用しまセーン! 観念しなさっい!」

「やっ//////」

「うよーっ♡」

シャツが脱がされると、君♀はいよいよ下着とブルマだけになる。君♀は観念してブルマを脱ぐ。
上下がレース生地の水色で揃っており、ショーツの回りは紐のような、使用感のない下着だった。

「あんまり胸とか肌とか、昔から荒れてて水着とか着にくいし、ビキニ着なかったのもほんとは肌が荒れてるからなの。自信ないから……その……どうか幻滅しないで……」

「オゥ、キュート♡♡ マリーのために着替えてくれたの?」

「だって、今日はするつもりもされるつもりもなかったから、上下揃ってなかったからさっき着替えてきた」

「今日はいっぱいご奉仕するからね」

「えっち……」

「あなたがそれぐらい好きなのよ」

「私にも鞠莉ちゃん、脱がさせてよ」

「最初からそのつもりよ」
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2020/05/24(日) 22:23:16.19ID:9o/BYVXu
君♀は小原鞠莉の服に手を掛ける。
小原鞠莉は君♀の手首を指で挟むが、すぐに指を離す。

「緊張してるの?」

「ベリィホット」

君♀の手は緊張で震える。服の下の小原鞠莉の素肌から感じる熱はとても高い。
小原鞠莉は、君♀とは異なって服の下はシャツやブルマなどの下着を囲う肌着はないらしかった。
君♀は初めて小原鞠莉の胸を揉んだ日のことを思い出していた。あれは寝ている時に無意識だったのだが、もしかしたら小原鞠莉に嵌められたのかもしれないと君♀は今更ながら気が付いた。
君♀は下着状態、小原鞠莉はまだ服を着ている。
君♀にとって、服を全て脱がせるのはこれが初めてだった。
脱がせるイメージが具体化しないまま、君♀は小原鞠莉の服を脱がさず、背中の窪みを背筋に沿ってなぞる。
上下左右、斜方に動かし円を描けばその度に小原鞠莉は軽く啼いた。

「ゃっ……んぅっ//」

小原鞠莉が目を閉じて顔が羞恥に染まる。しようとすることは結ばれた夜と同じなはずなのに、自信が下着姿のせいでいけないことをしている背徳感とそれを上回る興奮が襲った。

君♀は唇を重ねたくなった衝動に抗って、小原鞠莉を万歳させてブラジャーを露わにさせる。下の方も足元へゆっくりと下げると、高級そうな紫の装飾がかった下着が見えた。
滑らかな質感のある腕、豊満な胸、筋肉のない君♀にも負けないぐらいの華奢なウエスト、肉感を主張するヒップ、メリハリのある体型に相応しいちょうど良い太さの太もも。
丁寧に剃られたムダ毛を見て、君♀は1部剃り残したり剃ってない部分があったりする己が恥ずかしくなった。

小原鞠莉の指を取って唇を奪い続けると、息の仕方を忘れてしまう。息苦しくて目を開けた時には、小原鞠莉の織り込んだ髪が解けて乱れていた。
大学入学時から、小原鞠莉の髪をおろした姿しか知らなかった君♀は余計に欲情に狩られていた。

「鞠莉ちゃん」

「は、あぁっ///」

耳元で名前を呼べば、恋人間でしか出さないような声を漏らす。
君♀が夢中にならないはずがなかった。

手を繋いでいない方の手を、背中からお腹に回し、そのまま下腹部のショーツの方へ移動させようとすると手を押される。

「お風呂入ってからよ。結構遊んじゃったから、フルウォーターなはずよ」

「ぎゃ、ごめん」

「いいのよ。あなたが私で、マリーで興奮してくれたのが痛いほど分かったから。だから」

小原鞠莉は君♀の腰を抱いて、体温がよく分かる下着で抱き締めた。

「綺麗に洗いましょうね♡」

「う、うん///」

女性用シェイパーとボディソープ、体を洗うタオル、体用ブラシなど。君♀と小原鞠莉は準備した物を風呂場に持ち込んだ。
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2020/05/26(火) 20:37:24.37ID:eutL1mC5
「オーゥ、下着のまま入ったらお風呂の意味がナッシングでーす」

「向こう側で脱いでもいい?」

「逃げられちゃ嫌だから、マリーが出口側で着替えるわ」

「うぅ……//////」
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2020/05/29(金) 23:38:42.56ID:l/7/8BYA
ばさっ

脱衣場の入口で小原鞠莉がその音を立ててから、君を後ろから抱いた。

「マイハニー♡///」

「やぁっ///」

君は小原鞠莉の熱い吐息から、彼女が自分に興奮してるのだと悟った
。彼女の小原鞠莉の前ということで、君は背中のブラジャーのホックを外せないでいた。
ひどく恥ずかしがる君♀だが、小原鞠莉は容赦なく抱きつく。
君のお腹で水カルの手を組み、逃がさないと意志を露にしていた。
背中に感じる、鈍く奇妙で柔らかすぎる感触がある。
それはまるで、イタリアでは久しく食べていないお餅のようだった。
冷たくなく、人肌の温度で肌に吸い付く。

「ねぇ、鏡見てよ」

「え? なんで? ……ひゃあ!?//////」

鏡の中には下着を未だに脱ぐことのできない君と、一糸纏わぬ姿で君を抱きしめている小原鞠莉が映っていた。
先程の音は、早々に脱いだ彼女の下着だった。上品な装飾がされているそれは、普通に畳まれるだけで一種のおしゃれとしてなりたっている。
心なしか、鏡に映る小原鞠莉は肉食女子の目をしているように君♀は感じ取った。
君はキス以外では上に、ビアン界隈でいうタチという役割になるものだと信じて疑わなかったが、その眼光に不思議と惹かれた。
君はずっと、小原鞠莉の裸体を直視できなかったのだ。
小原鞠莉の胸が君♀の背中に自由に形を変えられてることが分かり、君はいてもたっても居られなくなる。

「や、やだぁ///」

「本当に嫌だってここでリフューズしたら、一緒にお風呂なんて諦めるからね」

小原鞠莉は数ミリ低い君♀の肩に頭を乗せて、言葉を待つ。

「私は……」

初めて心が結ばれた夜の日、日本に帰国する前の晩のことを君♀は思い出す。
小原鞠莉の首や頬、裸体を撫で、胸を撫でやかに気を使いながら揉みほぐしたこと。
下を丁重に触って、小原鞠莉の言葉に従い彼女の体を何度も快感に溺れさせ、両手では足りないぐらいに連続でイかせたこと。
舌でほぐすことは初回では抵抗が強くてできていなかったが、今となっては恋人としての情が強くなると君♀は小原鞠莉に協力できることなら何でもしたいと思った。
そうして、心が結ばれた晩に体も結ばれたこと。すなわち、小原鞠莉の、秘部から内側に指を挿し込んだこと。
押し込んだというような形になった晩だった。

君♀は、小原鞠莉をベッドの上で喘がすのが好きだ。
だから、自分が喘がされるとは全く思ってない。
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2020/05/30(土) 00:01:24.29ID:N0DpO9nX
「ねぇ、まだ? 肩に載せてる頭も首も痺れちゃうわ」

「鞠莉ちゃん。私……」

「気になることは全て言って」

「受験勉強のストレスでしか、ひとりで慰めるなんてことしたことないの」

「私もスクールアイドルで少し溜まったときは……なーんてね(本当はあなたを好きになった1週間の片思い期間でめちゃくちゃ自分をディベロップしてしただけなのよ)」

「莉ちゃんに全部暴かれたら、私、そこはやり過ぎて色が黒ずんでるかもしれないの。ただでさえ今日はムダ毛処理が十分じゃないのに、軽蔑されないかって不安でーーー」

「あなたの一部だもの。どんな色でも好きになるわ。毛は2人で剃りましょう」

「鞠莉ちゃん……」

「あなたは、〇〇は私にヌードは見せたくない?」

「あと、生まれつき背中とか肌がかなり荒れてるでしょう? 綺麗じゃないから、嫌われるかもって心配で脱げなかったの。水着でワンピースで頑固にしてたのも、そうなの」

「醜いと自分で思ってるから、見せたくなかったのね」

「抱きつく前から分かっていたでしょう?」

「いいえ。醜いとは思わないし、あなただから愛おしいの。一緒にお風呂に入って、何がいけないのかふろ場の資材からリサーチしましょう」

「鞠莉ちゃん……、脱いでも凸凹や色素背中下あたりの沈着が激しいんだよ、私一緒にお風呂に入ってもいいの?」

「もしそれが感染系でもすぐ治るわ。ううん、治すの」

「声だって、見た目だって、鞠莉ちゃんたちスクールアイドルみたいに気を使ってないから。その、喘ぎ声とか……///」

「実家なんだから、最小限にやるわよ!?//////」

「よ、よろしくお願いします//////」

「ほら、じゃあ脱いで」

「ムダ毛」

「剃るから!」

「丸見えになる……」

「早かれ遅かれ関係ない! やっぱり気分が乗らない?」

「ううん、恥ずかしいのと生涯消えたことの無いぶつぶつが感染しないか不安なだけ」

君♀は小原鞠莉の手を取り、目を瞑ってキスをしようとする。しかし、視界は閉じているのでたどたどしい。
小原鞠莉はそんな君♀の後頭部を手で支えてキスをした。すぐに深いキスになり、君が唇を離そうとしてもしっかりと小原鞠莉はそれを止めた。

「入りましょ。 お風呂、ずっと流しっぱなしなんだから、ガス代?電気代? あなたの家にはオール電化だっけ? がシャイニーしちゃう」

「あっ」
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2020/05/30(土) 12:22:46.32ID:N0DpO9nX
君は自らショーツを脱いで洗濯カゴに入れる。蛇口からの水音が小さくなっている気がしたが、それは落差がないからだ。
ふろ場への扉を開けると、風呂場から出たであろう湯気が脱衣所まで入り込んできた。
風呂場を見ると湯は既に溢れ帰っており、満杯だった。
それを君♀は急いで止めると、湯加減を確認した。やや熱いぐらいのお湯で、冷めてはいなかった。

「髪から洗おう」

「オーケー♡」

大学に入学して以来、銭湯などに行ったことがない2人にとって初めてのお互いの裸体に、君♀は目を背けて頬を染めた。

「ベッドの上でのあれはどこに行ったの?」

「あれは下だけ脱いでもらってたし、服着てたし……///」

「マリーにはハングリーで、むっつりでいてよ」

小原鞠莉は自身のシャンプーを手に取ると、泡立てて、まだ目を瞑っている君♀の頭を洗う。
吐息が君♀の肩に当たる。

「鞠莉ちゃん、それ、正面に立って洗ってるんじゃ……//////」

君♀は羞恥で、胸に手を当て隠す。

「そうよ。だって、あなたをずっと見ておきたいから」

「や、あっ」

「目、開けて?」

君♀がおそるおそる瞼を上げようと考えたところ、唇が再び落とされた。

「なんでキスするの! 髪や体を洗うだけだよね?」

「Because I love you...」

「はぁっ////////」

小原鞠莉が君♀の耳にキスをするのが分かる。それと、瞼を閉じたままのおかげと、初めての彼女とのお風呂ということで君♀は胸の高鳴りと体のくすぶりを覚え始めた。
恋人のいつもより少し低い声は、君♀を可愛い猫にするには充分だった。

「あとは後頭部だけね」

「ま、まdぐむっ」

後頭部に手が伸びると同時に、小原鞠莉の唇が再び君♀の唇を奪う。

「舌を外に出してみて」

「こう?」

小原鞠莉は君♀の舌を唇で挟み、器用に愛撫する。
突然の快感から逃げたくても、髪を現れてるので後頭部で押さえつけられている。

「んちゅ……はむ……ちゅる♡」

「ぁっ、や、にゃ、あぁ……♡」

キスをするたびに必ず感じる胸の圧が、今日は素肌同士で心地の良いものだった。
君♀は恋人との快感に溺れて、小原鞠莉の背中に手を回し、快感に耐えた。
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2020/05/30(土) 12:47:54.06ID:N0DpO9nX
君♀が小原鞠莉の体を強く抱き締めると、彼女は君♀の耳の上あたりを手のひらで包み込む。
君♀の舌を淫らに愛撫した唇を離した。

「なんで……?」

「だって、髪洗い終わったからよ」

君♀は自身の短く揃えたボブカットを憎く思った。背中まで届くロングヘアだとしたら、体中の力が抜けても快感を与え続けられたのだろうか。
君♀は腑抜けにされるような会館から脱出し、やっとのことで目を開けた。

「きゃあああああ!?///////」

「どうしたの!?」

「裸の鞠莉ちゃんが、鏡じゃなくて本物の裸の鞠莉ちゃんが、私の鞠莉ちゃんが裸で」

「誰にも盗られたりなんかしないわ。あはたのマリーよ」

小原鞠莉は君♀の手を取ると、胸下の中央に辿らせた。

「ほら、私だってビーティングストロング」

「にゃ、鞠莉ちゃん裸」

「ふふ。シャイなあなたもベリィキュート♡」

お風呂の少し熱いお湯を冷ましながら、君♀の頭を洗い流した。

「リンスはいつもどれを使うの?」

「これ。メリットっていう肌に優しいやつなの」

小原鞠莉はリンスを手に馴染ませて、君♀の毛先に染み込ませる。

「次回から髪を洗うのは無添加石鹸にして、リンス代わりのクエン酸トリートメントを使うようにしてみましょう? 肌に優しくても、合わないってのはよくあることなのよ」

「さすがスクールアイドル、体を綺麗にするのが当たり前なプロだけある」

「そうね。悔いはないけれど、今はあなたと踊れたらと思うこともあるわ」

「体動かして半年ぐらいだから、頑張ります」

「顔が可愛くて綺麗なのだから、肌も綺麗になればいい服も着られるはずよ。この肌では毎日辛かったでしょう」

「うん。ホルターネックとか、タンクトップとか着られなくて」

「……ファッション雑誌も一緒に読みましょうね」
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2020/05/31(日) 02:15:56.39ID:QOFFcjBl
「次は体よ。どれを使ってるの?」

「体用タオルとこのラベンダー石鹸だよ。ちょうだい」

「はい。……っ」

小原鞠莉は手に何か違和感を覚えた。
君♀はいつものように、タオルに石鹸を押し付けるようにして、泡立たないうちに体を洗う。

「あなた、何やってるの。……っ」

「私、背中がぶつぶつで汚いからさ。こうやって少しでも垢を落としとかないと」

「そうじゃなくて、全然泡立ってないじゃない。……ぅっ」

「なんかこれ泡立たなくてさ。どうすればいいんだろう」

「マリーの体用ブラシを分けてあげる。これに石鹸を擦り付けてね。……っ」

「わかった」

石鹸がラベンダーの色として紫の泡を立てた。これから体を洗おうと鎖骨に置いた時、小原鞠莉が体用ブラシを奪う。
小原鞠莉は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。君♀は彼女の表情の理由が分からない。

「あなた」

「どうしたの? 先に体洗いたい? それとも」

「この石鹸ダメよ。あなたも、肌がピリピリしない?」

「ピリピリと言われても普通だよ。分かんない」

「ねぇ、彼女のお願いよ。石鹸とか、前部いい物があるの。使ってくれない?」

「でも、これは母さんが通販でよく買うやつだから……」

「私でもピリッと痛むの。きっとだめなのよ。マリーのボディソープも弱めだけど、日本の弱めの物が肌に合わないなら、思い切って無添加にした方がいいの

「そうなの?」

「あと。いつも体を洗う時は、全力で背中を擦ってたりする?」

「うん。できるだけ汚れを落とさないように「ノー!」

小原鞠莉は君♀に詰め寄る。

「体の汚れは石鹸の泡で落とすものであり、擦って落とすものではありまセーン! 昔ならともかく、肌が荒れてるあなたはしちゃだめデース!」

「でも、お母さんがいつも買ったり貰ったりしてストックがあ「あなたの肌が早く治って欲しいからなの。お願いよ」

「それもそうだね。そこまで言ってくれるなら、しばらく無添加石鹸でやってみる」

「旅行が終わったら買い物に行きましょうね」

「はーい」

君♀は結局小原鞠莉の使うボディソープを使い、水で頭から綺麗に流しリンスともども落とした。
途中で君♀の母親がお風呂にやっと来たが、長風呂の原因を友達と語らったことにして事なきを得た。

そうして、君♀と小原鞠莉は君♀の部屋で一緒に寝ることになった。
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2020/06/02(火) 19:37:58.50ID:/8sf8g3u
君♀の部屋

「VIPルームで寝なくてよかったの?」

「客間だよ。だって、いろいろ、秘密の話ごととかできないでしょ」

「秘密の話? ねぇ」

小原鞠莉と君♀はパジャマに着替えて、既に布団の中に入っていた。
布団はあらかじめ干していたので、独特のいい匂いがする。

「瀬戸内海は日射量が多くて、グッドスメルね」

「ねぇ……」

「どうしたの? あなた」

「……」

君♀は小原鞠莉の胸元に潜り込んで、彼女に抱きついた。

「鞠莉、ちゃん」

「そんな可愛く抱きつくと、キスするよ?」

「や、それは……」
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2020/06/02(火) 19:39:31.68ID:/8sf8g3u
ーーーーーーーー回想ーーーーーーーーー

「体、洗うわね♡」

「ちょ、ちょっと、体用ブラシでかいてくれるんじゃなくて手なの……?」

「あなたの肌が弱いって分かったから、よりソフトにするのよ。合理的でしょ?」

「そうだけど。恥ずかしいよ……///」

「万歳して、ね」

「んっ……/// おっぱい、触らないで///」

「他にされたいことは?」

「触れるだけなの……?」

「うふふ、あなたに言われないとできないのよ。下に行きましょうか」

「だめっ♡ そこっ♡ 股は♡ だめ♡」

「聞こえちゃいけないし、ね」

「んっ/// はむ……んんっ/// やあっ///」

「ぷはっ……どう?」

「嫌、やるなら最後までしてっ……!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

君♀は風呂での彼女に触られた快感を思い出し、脚を閉じようとしたが小原鞠莉が既に足を入れられていた。

「私の足、ぎゅっと締め付けるのね」

小原鞠莉に背中に手を回されれば、もう君♀はその魅力に体を委ねてしまう。

「キスされたくない?」

君♀は答えられない代わりに、小原鞠莉に体重を預ける。
上に覆いかぶさる形になり、全てを委ねた。
君♀はキスのとき、まだ目を開けられない。すぐ傍で、唇を舐める音が聞こえた気がした。
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2020/06/02(火) 19:59:43.47ID:/8sf8g3u
「はむ/// ぁぁっ/// んっ///……ぷはぁ//////」

「♡ ♡ ♡ ……ふふ、いい娘」

体制としては君が小原鞠莉に被さっているが、君♀は逃げ場もないまま快感を全て受け取り攻められている。
首や背中を猫のように撫でられ、ある時は耳を唇に押し付け耳を攻められ、君♀は快感でいっぱいになっていた。

「お風呂で最後までしてって言ってくれたのに、親の目を気にしていたあなたに配慮して、リフューズしちゃってごめんね」

「あっ/// やぁっ///」

「窓も閉めた。ドアの間からも漏れないように、使わない布団をあなたと一緒に置いたしね」

「んっ……あぁっ!」

「そんなに、胸や背中を撫でられるの気持ちいい?」

「やめちゃ、嫌っ♡ もっと、もっと……」

「そうね、そんな強請った顔で断られたら困るもの」

小原鞠莉が君♀を布団の横に手招きして、君♀は力の入らないままなんとか横に移動する。
布団の中央に移動されて、小原鞠莉が君♀の上に覆い被さる。
君♀がやっと目を開けると、恋人が首元にいた。

「んんっ//////」

「キスでもう塞げないから、我慢するのよ」

「ぅん……っ♡ ぁ……っ♡」

君♀は方に這う舌の感触に、更なる強い快感を感じながら両手で口を押さえる。

舐めるうちに、吸われる感覚にはっとして小原鞠莉を見ると、いたずらしたときのような笑顔で舌を出していた。

「痕つけちゃった」

「えっ!? どこ?」

「だいぶ肩の方。9月になってもまだ暑いから、控えめなとこにつけたわ」

「首元にもつけて、お願い」

「リアリー?」

「低いところにつけてくれたら、日中は暑いとか言い訳してタオルで隠すから。お願い!」

「でもここはあなたの家。見えるところにはつけないわ」

「お願いっ♡ 鞠莉ちゃんっ♡ お願いだよっ♡」

「そんなとろんとした顔じゃ我慢できなくなっちゃう。マイハニー♡」

「鞠莉ちゃんから貰う快感、好きやけん……あっ///」

「今のは方言? 可愛すぎるわ!」

「あぁっ/// 吸われてる///」

「やっちゃった。重ね着服を着て、明日はファンデーションを塗ってきちんと隠しましょうね」
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2020/06/02(火) 20:18:41.11ID:/8sf8g3u
「はぁっ♡ はぁっ♡」

「……♡」

君の胸から腕の内側にかけて、鈍い肌色が舞う。翌朝には全ての色が濃くなり、キスマークになるだろう。

「意外と独占欲強いの? 大学まではそんな素振り見せなかったのに」

「違うわ。誰にもあなたを渡したくないだけよ」

「鞠莉ちゃんのこれまで、聞きたいな……」

「私もよ。あなたがどう考えて、どう生きてきて、これからどう生きるのか知りたいの」

「嬉しい……! 鞠莉ちゃん。来て」

「なぁに?」

君♀は快感で脱力しきった体から、腕を広げる。小原鞠莉はそこに飛び込むと、また君♀を大切に抱き締めた。
力は弱くても、胸の主張で君♀は甘く痺れる。
先程から胸の先や胸を同時にいじられ続けたせいか、体の奥から熱が回る感じがした。

「ねぇ……」

「欲しい?」

「うん♡ ちょうだい、いっぱい♡」

君♀は小原鞠莉が自身の股に顔を乗せたのを見て、目を瞑る。
しかし、これまでよりも更に激しい快感が襲い、君♀は目を開かざるを得なくなった。
先程、笑顔の舌出しで見たあの舌が。ディープキスで散々触れ合ったあの舌が。君♀の奥を優しく広げようとしている。

「……っ! 〜〜〜〜っ!」

小原鞠莉は1度舌から口を離すと、女の子の1番弱い場所を口に含み、刺激した。
先程まででも感じすぎだと思っていた君♀に、さらなる快感が襲いかかる。

「……あぁ〜〜〜〜っ、んぅ〜〜〜〜〜〜っ!」

小原鞠莉を見る余裕はもう君♀にはない。激しく喘ぐ君♀は小原鞠莉が何と声をかけているのか反応できなかったが、天井を見ていても、彼女が優しい気持ちで自分に奉仕していると本能的に分かった。

「やっ、あっ、あっ、あっ、ああああっ///
あっあっ、ああっ、あああっ」

「Comin',Go♪」

快感を発散する処理が追いつかないまま、君♀は初めて小原鞠莉の手で天に上り詰める感覚を掴んだのだった。
0307sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/03(水) 19:01:21.31ID:hY2tJgGE
「もっとちょうだい。やだって言ってもやめないで、いっぱいイかせてぇ……!」

「できるかなぁ?」

「触ってほしいとことか、言うから、ほら」

「じゃあ、どうしてほしい?」

「お願い……して」

「プリーズ、セイ、ダイレクトリィ」

「指を、中に、お願い。挿れて」

「オーケー。お尻の方に潜り込むらしいけど、違ったら言ってね」

「はやく……!」

「そんなとけた顔で足を回さないでよ。欲しくて欲しくて仕方ないみたい」

「鞠莉ちゃんに、触られると、気持ちよくてふわふわするの」

「ふふっ……」ゾクゾク
0308sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/03(水) 19:20:06.10ID:hY2tJgGE
小原鞠莉は袋からフィンドムを取り出し、器用に中指につけようとした。

「お願い、鞠莉ちゃん。キス、してよ。名前をいっぱい呼んで」

「嫌がるかなと思ったけど、いいの?」

「鞠莉ちゃんが本気で私を気持ちよくしてくれたのに、嫌がるわけないじゃない」

君♀が再び目を瞑って、腕を広げる。小原鞠莉に抱き締めてもらう。
君♀は耳をいじられている間に、器用にパジャマのボタンを外し、スボンを脱がされていた。
小原鞠莉も、自分で服も下着も傍に脱ぎ捨てていた。君♀の上に馬乗りする形になっていた。
胸と胸が形を変えて隙間をなくす。それ以外も、できるだけくっつくように小原鞠莉は動いた。

目を瞑る。肌よりもさらに柔らかい唇を、何度も2人はついばむ。

「〇〇、好き」

「鞠莉ちゃん、大好き」

両手を恋人繋ぎして、より深みに行く準備が2人ともできた。

「ゴム、つけるからね」

「生えてなくない?」

「オーゥ、イッツジョーク? 指用よ」

「あぁ……結ばれた日は用意してなくてごめんね」

「ううん、私が告白したのだから私が持ってるべきだったのよ」

「よろしくお願いします。私、濡れてる?」

「えぇ。すごく妖艶なの///」

「恥ずかしすぎるかも///」

「いろいろ手探りでやるわ。あなたも私も初めてだから、気を付けて進むわね」

「お願い……♡」
0310名無しで叶える物語(えびふりゃー)
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2020/06/04(木) 04:08:27.69ID:XaEW3wmq
かわええ...
0311sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/04(木) 16:05:31.22ID:Y1brmWZ4
「顔を見ながらずっと攻めていたいの。どうか、顔隠さないでね」

「分かった///」

生まれたままの姿で布団に横たわる。しかし体はとっくに成熟した。
君♀はウエストが細くて、お腹が出ていない。胸も寝転んだ姿では横に広がるので、小原鞠莉が秘部を舐めていようと君♀は感じる姿を全て見られていることになる。

「感謝とラブを込めて! いただきまーす♡」ちゅる

「そんな私が食べ物みたいな……あっ///」

「(仰け反られると感じてる顔が見えないけど……体全体で感じてるのが分かるのね♡)」

小原鞠莉は両手で君♀の柔らかいお尻を包み込んだ。そして、揉みながら鈍い性感帯も刺激する。

「あっ、やっ、あぁっ、鞠莉、ちゃ、気持ちいい///」

「(シーツが引っ張られるから分かるの。本当に心の底から感じてるのね。本当に愛おしい♡)」

小原鞠莉は自分の舌で、まだ固く閉じている君♀の中をこじ開けながら、刺激していく。

「やっ、ああぁっ、これっ、中からっ、変にっ、なあぁっ/// るぅっ/// だめっ、気持ちよすぎて変になる///////」

「(嫌って言ってもやめないで、って言ったのはあなたなんだから)」

クリトリスを刺激し、愛液でいっぱいになった君♀の中は、小原鞠莉の唾液と混じって次第に湿りを増す。

「(鈍い方の性感帯は、そろそろ感じるようになってきたかしら?)」

「なっ!?/// あああっ/// ゃぁぁ//////」

逃げないように包み囲っている尻部を手で揉めば、君♀のひだひだが小原鞠莉の舌をぎゅうぎゅうと搾る。
誰も受け入れたことのないことを示していて、小原鞠莉は君♀の処女性を嬉しく思った。
攻めは初めてなので、次第に小原鞠莉の舌ら痺れてくる。

「(もう少ししたいけど、これ以上は無理ね……)」

上手く痺れて舌を引っ込められずに、顔を遠ざけようとする。すると、

「ぁ……もっと……おねがい……」

「!?///」

小原鞠莉の舌を柔らかな温かみのある極小バイブにでもするように。君♀は動いていた。
君♀の腰はゆっくりと小原鞠莉の舌を膣奥に導き、彼女が舌を出すだけで突かれる状態を作った。

「ごめん、止まれないの」

「(楽になるから、いいのよ♪)」

小原鞠莉が君♀の子宮上の辺りを擦り、君♀はまた体を反り返す。
0312sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/04(木) 16:06:39.54ID:Y1brmWZ4
快感が快感を呼び、何度目かの絶頂を迎えたところで深いキスが降りかかる。

「そろそろ、指入れるわね」

「うん♡ 抵抗あるだろうに、秘部を舐めてくれてありがとう♡」

「あなたが愛おしいから、何でもしたくなるの」

フィンドムを中指につけると、再び小原鞠莉は君♀に手をあてがう。

「この辺。間違ってない?」

「うん、鞠莉ちゃんに挿れたときも膣口の下の方だったから……///」

「オゥ/// いくわよ」

「お願いします……♡ 私の綺麗な、鞠莉ちゃん♡」
0316sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/07(日) 17:06:18.72ID:ddCMar53
小原鞠莉の舌でほぐされたそこは、彼女が与えた湿り気と、君♀の愛液で充分に濡れていた。
フィンドム越しで中指を入れると、多少の抵抗はあるものの滑らかに奥へと入り込んでいく。

「ワーオ///」

「痛くなりそっ、きついから広げて……!」

「オーケー、マイハニー♡」

上下左右の膣壁から、小原鞠莉の中指を求めるように君♀の中は収縮する。

「痛くない?」

「へい、き、空いてるほうで、触っ、 てぇ///」
0318sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/09(火) 12:46:51.87ID:afls2MJ6
報告(セルフ保守)
諸要件で更新が滞ってますが、既に下書きの文章は挙式まで書けてるので
こちらの世界での12日に君♀ちゃんと鞠莉ちゃんが挙式する予定です。
13日開始〜13日23:50まで小原鞠莉との夢百合新婚生活(短文スレ)が延々と投稿されます。
小原鞠莉ちゃんと新婚生活したらやりたいことを淡々と書く予定です。
ご査収ください。
0320sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 00:16:46.66ID:W8sR2irs
小原鞠莉は空いてる方の左手で君♀の子宮上をとんとんとリズム良く指の腹で擦り、滑らし、外から子宮に圧力をかける。

「だめ、くるし……」

「ソーリー、〇〇」

君♀は舌よりも熱さを持たず、柔らかくなくい指に苦悶する。

「痛っ……くるしい、抜いて」

「ごめんね、〇〇」

小原鞠莉は挿した中指を抜く。窮屈な中の窪みを超えて気持ちよくするためには、まだ解し方が足りない。

君♀の息切れが普通のものとなり、顔の苦悶がなくなるのを見届けてから、小原鞠莉は舌で君♀の秘部上にある弱い場所を唇で挟む。

「あぁっ!?」

鼻に君♀の下腹部が押し付けられるのを、感じているサインと小原鞠莉は受け取る。
そのまま、舌で弱い所を優しく舐める。唾液を含み、より粘土と熱さを保ち、君♀の1番弱い場所責め立てる。

「あっ、あっ、やあっ、だめっ」

「(その声、すごくキュートよ♡)」

持ち上げられていたハズの敷布団も、乱暴に持ち上げては、君♀が腕を解放して体全体を反らせ、震わせる。

君♀は受験勉強のストレス解消でした経験よりも強い快感に流されていた。本物の濁流なら流れていることに気が付いたが、君♀が流されているのは快感で、頭が会館の感情に溺れる感覚を覚えていた。

「だ、だ、あっ、あっ、あっあっあぁ〜〜〜っっっっっ!!!」

子宮を指圧で押される感触と、クリトリスを柔らかい感触や熱い感触で包まれながら、君♀は大きく仰け反った。
0321sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:34:39.57ID:W8sR2irs
「はぁ、はあっ……ちゅー、して」

「好きよ、〇〇。愛してるわ」

触れ合うだけでは足りなくて、唇の奥を二人は貪る。上顎の方を擦れば君♀は感じた声を上げ、舌の下を擦れば小原鞠莉からくぐもった声が漏れた。

君♀はイった後も小原鞠莉に外も中も舐められ続けられた。元々受験勉強で運動を定期的にする習慣のない君♀は、自分の秘部のクリトリスはよく弄んだ経験がある。
小原鞠莉の愛撫で普通以上によく感じた。

「だめっ、まり、ちゃ、トんじゃいそう」

「飛んで♡ しっかり見とくから♡」

「ああっ! だめっ、ひとりっ、だめっ」

「独りには、しないから」

「その声、やあぁっ〜〜〜♡」

「ギルキスで使う声だけど、好き? 指、すっごく締め付けてるわよ」

「そんな「はむ……ちゅる♡」ゃぁっ///」

君♀は小原鞠莉よりも感じ方が激しいことから、ひとり遊びの経歴がバレることを恥じたが、小原鞠莉は君♀が感じてくれていることが嬉しくて仕方ないようだった。

指を挿し込み、君♀が外イキで得た快感を中でも得られるように小原鞠莉に開発され、君♀の力が完全に抜ける。
小原鞠莉が君♀の時計の時計を見る。短針は2時寄りを指しており、随分と長いこと攻めていた。
スクールアイドルで鍛えた身体能力は、受験勉強でただでさえ筋肉が減っていた君♀を完全にものにしていたらしい。
随分長いこと君♀は小原鞠莉の寵愛を受けていたようだ。

小原鞠莉は目を閉じ、眠っている君♀の首元に腕を入れて腕枕をする。

「気絶するぐらいに気持ちよかったの?」

そうして、また小原鞠莉は秘部を舐め続ける。
0322sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:35:44.16ID:W8sR2irs
次に君♀が起きた時は絶頂する直前であり、状況整理をする暇もなく、叫ぶような甲高い声を上げることになった。

「ああっ、んぅぅぅっ!」

君♀は起きたその瞬間に快感の濁流に再び押し流された。
0323sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:36:16.03ID:W8sR2irs
ピロートーク

君♀は体全身に、特に下半身に力が入らないまま小原鞠莉を背中にして座らされたり、腕枕をされたりした。

終わったあとのキスは情事の時と共通する行為ではあるものの、劇場の激しさや底知れぬ性欲によって突き動かされたものではない。優しく、ソフトに唇を離す。

「よく感じてくれたところ、可愛かったわ」

「う、うん……//////」

「気持ちよくてもマリーの名前を呼ぶのに必死なのところとか、必死に抱きつくところとか。ね」

「むぅ//////」

「むくれた顔も小動物みたいで可愛いわ」

「ほとんど同じ身長だって」

君♀と小原鞠莉の身長は、2ミリメートルほどしか変わらない。その差は通常ならヒールや厚底で自由に変えることができる。

「あなたは、マリーのことをどう例えてくれるの?」

「可愛くて、素敵な女の子」

「あははっ、女の子ってね、私もあなたと同い年なのよ!」

「そうじゃないって、えへへ」
0324sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:37:34.92ID:W8sR2irs
小原鞠莉は君♀の髪を愛おしそうに、何度も何度も撫でる。君♀も負けじと小原鞠莉の髪を撫でるが、すぐに眠気の限界が来た。
小原鞠莉に何度もイカされたからだ。加えて、体力がないのもある。仕方がなかったが、君♀は負けず嫌いで瞼の下垂に負けながらも懸命に彼女の髪を撫でるようにする。
君♀が懸命に髪を撫でるようにしても、とても眠かったので頭が回っていない。頭はうとうと前後に揺れている。小原鞠莉から見れば、髪をとかそうとする幼女のように愛おしく見えた。

目を閉じる顔は、小原鞠莉に故郷の幼馴染の二人を思い出させた。松浦果南と黒澤ダイヤだ。

「眠くていいけどね。私の腕枕に乗りなさい」

「うん」

「マリーは、私ね。故郷に大好きな幼馴染がいるの。果南とダイヤ」

「う、んぅ……」

君♀は睡魔に抗う。スクールアイドル時代にした小原鞠莉の最高に楽しそうな顔が思い出されて、嫉妬が思い出された。

「その大好きな2人と同じ高校に通っていたの。私立高校、浦の星女学院」

「廃校で幕を下ろした、あの……」

「そんなこと、言わないでよ」

顔を近付けられ、君♀は目を閉じる。長いキスを交わし、息の仕方を忘れても小原鞠莉は首に回した手を緩めようとしない。
口内を舌で犯され、君♀が抵抗しなくなってから話を続ける。

「私、浦の星女学院の最後の理事長だったの」

「……えっ」
0325sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:38:34.21ID:W8sR2irs
君♀は小原鞠莉の親友だ。今は恋人でもある。まだ高校以前の友人や幼馴染より知り合った期間は短いものの、彼女の昔も今も知っているつもりだった。
それが己の思い過ごしだと気付いた時、君♀は泣きそうになった。

「浦の星女学院は、もう終わったの。廃校式も済んだ。学校の皆に頭を下げて謝った」

「そっか。鞠莉ちゃんのせいじゃないって分かってるよ」

「ラブライブ! で優勝した。最後に名前も残して、幕を下ろしたの」

「辛かったね、よしよし」

君♀は上半身から抜けていた力を取り戻し、小原鞠莉を抱き寄せた。肌と肌が触れ合い、胸と胸の間が隙間なく埋まるようだった。
小原鞠莉の声は、震えていた。瞳からは、今にも零れそうな涙が滲み出る。

「アンコールで後輩に、曜って後輩なんだけど。彼女にも最後泣きそうになったところを支えられたわ。後悔なく歌ったはずだったの」

「うん……」

小原鞠莉から涙が一粒、零れ落ちた。

「そのまま、千歌達の協力もあってAqoursは受け継がれて、春休みに私は勝手な婚約相手を紹介するママからの自立を決断した」

「本物のお嬢様、なんだね」

「私は自由を手に入れて、高校の全てが終わったの。パパの薦めもあってこの大学に入学した。あなたと出会って、同じ学部のベロニカ達と出会った」

「私も鞠莉ちゃんと友達になれて毎日が嬉しくて楽しかったよ」

「えぇ。何もかも楽しくて、部活は優勝して、私には後悔なんてないつもりだった」

「うん。そうだね」

「でもねっ……!」
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2020/06/10(水) 20:39:56.82ID:W8sR2irs
そのまま、涙腺の字が表が如く涙が線となり小原鞠莉の胸元へ落ちていく。
君♀はうなだれる小原鞠莉をこれ以上ないぐらいに強く抱き締めた。自分とは体が異なる質感が、肌によく吸い付くようだった。

小原鞠莉は君♀に長いこと抱きしめられ、ベッドの傍に置いてあるティッシュで鼻を噛ませてもらう。
君♀に長く抱き締められ、嗚咽し、声に感情が籠る。
君♀はその様子を最も近くで見た。

「あるのよ……っ! 後悔は……! 浦の星女学院を、廃校のまま止められなかったことが、人生で一番後悔していることなの!」

「私が一年生の頃から廃校の噂はあって、μ'sみたいに廃校を阻止しようとしたのに」

「私が留学を拒んだせいで、果南達のスクールアイドル活動そのものをやめさせた」

「私が最初から果南達の、留学に行って未来を開けてほしいという意志をよく汲み取れなかったの」

「私を留学に行かせるために、当時東京でのイベントで歌わなかったとは見抜けなかった。ううん、見抜くのは無理でも、果南がショックを受けたと思い込んだのよ」

「後腐れなく行かせるために、そう見せたんだよ。きっと」

「分かってる。でも、私が素直にそのまま留学に行けばよかったの」

「留学そのものを最初から短縮させて一年半で終えて、果南とダイヤは内浦でスクールアイドル活動を続けてもらう結論を出せばよかったの」

「普通、留学を短縮なんて思いつかないよ。大丈夫」

「三年生の時に普通に帰るということが思い浮かばなかったの!」

「親友を思う強い気持ちがあったから、鞠莉ちゃんは帰って行けたんだよ。計画だけじゃ、二人の仲を案じてとかで心が折れちゃうはずだよ」
0327sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:40:55.58ID:W8sR2irs
「私が浦の星女学院の廃校回避、私がAqoursが進歩して有名になる芽までを潰してしまったの」

「違うよ。鞠莉ちゃんが大事だから、三人揃った状態でやりたかったから続けなかったんだよ」

「私が、 私が。果南やダイヤの考えてることをきちんと察せられなかった。私が、果南とダイヤの言葉を聞けなかった」

「親や周りから期待されてたみたいだし、幼馴染の深い関係なら、仮に聞いても言えないよ。親友は広い世界へ旅立って欲しいはずだもの。だから、後悔する必要なんてない」

「Aqoursは結果的に優勝したから浦の星女学院の名前はラブライブ! の歴史や雑誌には残った。でも、内浦には永久には残らないのよ」

「そんなことないよ。内浦の人達が生きてる限り、強く心に残る」

「百年後は? ダイヤと果南と過ごした校舎はずっと前からあったのに? ずっとずっと、大学に進んでから、どうしようもない後悔だけがずっと私を苛んで仕方ないの」

「私が精神的支柱になるよ」
0328sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:41:47.28ID:W8sR2irs
「だから、夏休みにダイヤに初めて打ち明けたの。廃校した浦の星女学院を復活させたいって」

「計画するのがすごいよ。それは大きな夢だから。応援する」

「ダイヤも果南も協力すると言ってくれてるけど、これまでの経験で分かってるはずなの。廃校になったものは、きっと二度と復活することないって」

「18年間の経験なんて大したことない。知らないだけだよ」

「えぇ。ここに来る前に東京の国立図書館に廃校と統合についての歴史を探したの。でも、ないの。ネットで検索しても、廃校と統合を繰り返すだけなの」

「うん……」

「廃校になった学校がそのまま復活した例は、探しても、日本じゃ一個も出てこなかった! 海外はまだ探していないけど」

「世界中を探すのにも協力するから。ね」

「私が検索しても現実性がないのは明らかで、分かるはずだから二人も知ってるはずなのに。それでも私の諦めない意志を担保に信じてくれた。二人とも協力すると言ってれたけど、廃校から復活した前例は見つからなくて……」

「ねぇ、鞠莉ちゃん」

君♀は小原鞠莉の唇を人差し指と親指で挟み、静止させた。

「君の、何よりも大好きな二人は。鞠莉ちゃんが大きな野望を知りながら、裏で否定するの? そんなわけないでしょう?」
0329sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:42:41.23ID:W8sR2irs
君♀が指の押さえを外すと、小原鞠莉の口が開く。涙は流れたままで。鼻声で水音がずずっと鳴った。

「それは……」

「そもそも、その話だと前例が見つかってないだけでしょ。なくても、鞠莉ちゃんはもう、その最初の前例になるべくもう走り出してるんでしょう」

「イエス」

「信じてるんだよ。ダイヤちゃんも、果南ちゃんも。鞠莉ちゃんの描いた最後の遺恨を、晴らし浦の星女学院がもう一度復活する日を」

「いいの? 私、ダイヤにお願いしちゃったの。内浦に流入する人口を増やすため、内浦発の市議員か県の議員になってくれない? って」

「押し付けじゃないんでしょ。別に友達に頼まなくても、市長さんとか関わりを持ったらいいんだよ。賄賂にならない程度に」

「『いいですわね』と賛成してくれたけど、私はダイヤの未来に口出してお願いしてしまったの。いけないことだと思ってる」

「割と鞠莉ちゃん、深くまで考えるよね」

「だって、提案とはいえもしもダイヤがそれで不利益を被ったら……!」

「鞠莉ちゃんは見捨てないでしょう? ダイヤちゃんも同じだよ」
0330sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:43:51.12ID:W8sR2irs
「それに、果南にも図々しくお願いしたの。世界と繋がり続けて、内浦のAqoursのことを広めるように」

「果南ちゃんは何て言ったの?」

「『鞠莉の頼みなら、協力するよ』『私もAqoursをやめた責任を私も感じてるから』って。果南は私のために、三人でできるスクールアイドル活動を無理矢理やめたのだから責任感じなくてもいいのに」

「もーう、三人とも気持ちが重いなっ」

君♀は小原鞠莉の肩に片手をつけ、布団に押し倒す。頭の後ろにはもう片方の手で頭部を守り、枕に着するとわかると首の方へ移動させた。

「私は、鞠莉ちゃんが親友が大好きだってことが話から分かってたけど。思い出を他の人のためにも残したいほど気持ちが重いとは予想してなかったな」

「どうか、嫌いにならないで」

「ううん、元々鞠莉ちゃんに告白されて、それに応えるような形だったけど私も変わったの」

君♀が顔を近付けると、小原鞠莉は目を閉じる。君♀は今まで以上に心の奥から湧き出る、愛情を感じながら小原鞠莉の唇を楽しんだ。

「私、鞠莉ちゃんのことが好きだ」
0331sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:44:48.95ID:W8sR2irs
「今更?」

「だって……今まで誰のことも好きにならなかったもん」

小原鞠莉の乳房に君♀が触る。全体を指を使って弄び、乳首を指の間に挟み滑らす。

「あっ、あなたっ……」

「名前で呼んでよ」

「〇〇っ、……ぁあ!」

君♀は小原鞠莉の乳房に吸い付き、舌で執拗に愛撫した。
股に膝を立てたら小原鞠莉はすぐに足を開いてくれて、君♀からの刺激を好んで受け取る。
膝が小原鞠莉の秘所入口の固い場所に触れる度、小原鞠莉は喘いだ。
好きな人から貰う快感が、与えられる言葉に何よりも昂った。
0332sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:45:52.87ID:W8sR2irs
「はあんっ、乳首っ、気持ちぃ、あぁんっ」

「好き」

舌を出して乳頭の周りを刺激する。目線だけで小原鞠莉の顔を見ると、目を瞑り、顔を高揚させ、背中を仰け反らせて悦んでいた。
君♀の足に絡む足は妖艶に、君♀の足から精でも搾り取るように圧をかけてくる。

敏感な性感帯と鈍い性感帯、乳頭と胸そのものを長く責め続けていると、君♀は圧をかけられている足に血が回らなくなるのを感じた。
手を下に伸ばすと、クリトリスを指の腹で触ってしまう。
小原鞠莉はそこで高みに上り詰め、一際高い声で痙攣し、体全体を滅茶苦茶に動かし、揺れた。

「あぁっーーーーー」

反り返ることで、元々大きかった胸が更に主張される。上下にぶるんと揺れ、肉感のついた太ももは君♀に思い切り擦れる。
手は君♀の二の腕を思い切りつねる形となり、君♀は痛みよりも小原鞠莉がイく姿を嬉しく思った。
0333sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:46:37.66ID:W8sR2irs
女性は一回イっただけでは普通は終わらない。何度もイって、やっと満足することができ、疲れることになる。
精を吐き出すのが区切りとなる男性とは対照的に、女性の場合は絶頂が区切りにはなる。
しかし、一回一回の休憩が必要な男性とは比較的に、女性は連続して刺激を与えれば、擦れすぎて痛みを訴えるまではいつみでも感じやすくなる。
更に絶頂しやすくなり、連続で何度もイクことができる。果てるという大きな概念はまるで存在せず、幾度も小刻みに、それもイクたびに絶頂の波は大きくなる。
絶頂に体力は使うものの、疲労感は数回では現れない。

つまるところ、君♀は小原鞠莉が痛い、やめて、疲れたという台詞を訴えるか、君♀の舌や指または手が痺れ動かなくなるまでする気でいる。
幾度も、膣の収縮を迎えさせて、小原鞠莉の声が愛撫で瞬間的にか細くさせ、快感を増長させてイカせ続けた。

「〇〇っ、気持ちぃ、好きっ、大好きっ、好きっ、大好きっ……!」

「(前は舐めるなんて抵抗が大きかったけど、君の生い立ちを知ってからは実際に舐めてみたくなったの)」

「あなたっ、ああっ、〇〇っ、〇〇っ、あなたっ、〇〇っ///」

「(なんとなく、好きだから付き合うんじゃなくて、君の夢を応援したくなったの)」

「舌ぁっ、でぇっ、こじ開けられてぇっ、あなたでっ、マリーっ、形付くられてくっ///」

「(ねぇ、鞠莉ちゃん)」

「あっ、あぁんっ、ハニーっ、深いぃっ//////」

「(私、君のことが好きからより愛してるって気持ちに変わったの)」
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2020/06/10(水) 20:47:31.54ID:W8sR2irs
君♀は酸欠になるのを感じながら、舌で小原鞠莉の腟内をこじ開ける。

「(私は鞠莉ちゃんにずっと寄り添って行きたいから、一緒にいるから、私の事をどうかずっと好きでいて……♡)」

「ああああああああぁぁぁっ//////」

小原鞠莉の反応が鈍くなってきて、君♀は痺れた舌に不自由を感じる。
小原鞠莉が君♀をいじるときにつけていたフィンドムを、つけ方を見ながら転がし、中指につける。

「鞠莉ちゃん、私ね。どちらかというと好きだから付き合ってるという気持ちから変わったの」

「あっ、あぁっ、やぁっ」

小原鞠莉は君♀に触れられてないのに、感じていた。

「まだ快感消えてないんだね、挿れてもいい?」

「あ、あぁんっ、やぁっ、感じすぎてる、恥ずかしいの。見ないで……」

「見るよ。もう私は君に夢中だから」

君♀は小原鞠莉の秘所にもう一度口付けると、舌で辺りを拡張しながら届く奥まで舌を突き出す。フィンドムをつけてる指がある腕は何も触らないように、二の腕と肘より上部で太ももを押さえている。
0335sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:48:41.71ID:W8sR2irs
君♀の舌はまだ痺れ疲れたままで、思うように動きを出せない君♀を小原鞠莉は求める。
自ら腰を動かし、君♀の舌を求めた。

「あなたっ、あなたっ」

「(名前……)」

「〇〇っーーーーー♡」

「(私も鞠莉ちゃんの声だけでイっちゃいそうーーーー♡)」

何度目かの絶頂で、中指を挿す直前にも小原鞠莉の中を充分に解す。

「指、挿れてちょうだい♡///」

「言われなくても♡」

そのままフィンドムで滑らかになった中指を、小原鞠莉の愛液と唾液で湿らせ、中を上下左右に拡張しながら進む。

「あっ、きついっ」

「OK」

君♀は苦悶に変わった顔をすぐに解放させた。秘部の上部分にある、女の子の固い場所を見つける。

「鞠莉ちゃんも処女みたいで、嬉しい♡」

「誰ともこんなこと、したことっ、ない、のっああぁぁっ♡///」

君♀は中指を入れながら、小原鞠莉の固い場所を口で愛部する。
小原鞠莉の中が激しく収縮するのが中指一本だけでも分かり、君♀は体の内側が悦ぶのを感じる。
内股を擦りながら、中指を動かさない。

「きつく、なくなった♡」

「ぷはっ……最初は膜とか痛いみたいだし、固いところを広げるから。少しの痛みは我慢して」

「マリーと付き合ってから♡ えっちなこと調べてたんだっ♡」

「気持ちよくさせたいし、気持ちよくなりたいだろうと思って、ね……ふふ♡」
0336sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:50:28.49ID:W8sR2irs
小原鞠莉がきつい、固いと訴えれば君♀は最も敏感なところを舐める。
小原鞠莉は苦痛から快感を感じ取ることができ、それは中の収縮から見ても外の反り返りと痙攣を見ても明らかだった。

「あア゙っ♡///////」

一段階奥へ進み、指の第一関節が全部入り、第二関節が差し掛かるところで小原鞠莉から可愛くない喘ぎ声を聞く。
君♀は小原鞠莉が余裕が無くなるほどの喘ぎ声が出る場所を探す。
探し出し、中のしわに触れると、小原鞠莉は今までにないぐらいに反り返り、お腹の底から出す声になる。
それはお世辞にも女性としての声ではなく、雌のような声だったが君♀は小原鞠莉を余裕なく感じさせてることに嬉しく思い、興奮していた。

「あア゙っ♡ ごえっ♡ ア゙えっ♡」

「鞠莉ちゃん、綺麗だよ。可愛いよ。愛してる」

「あア゙っ♡ ア゙えっ♡ あア゙っ♡ ア゙っ♡」

「感じてる姿、すっごくそそるよ」

「ア゙っ♡ ア゙ア゙っ♡ ア゙あア゙っ♡ ああア゙ア゙っ♡ イクぅ♡♡」

「イってよ」

「あああああア゙ア゙ア゙ア゙♡ んんっ♡」

小原鞠莉の痙攣がより激しくなり、声も獣のように遠慮がなくなってしまう。
それがイく前の激しい痙攣だと分かると、君♀は執拗に中のしわの部分をつつく。

「愛してる、好きだよ、鞠莉ちゃん。ずっと、ずーっと、どんな時だって愛してる♡」

「あっ、あっ、あっ、〇っ、〇っ、あああああああああああっーーーーーーーーー♡」
0337sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 20:51:17.98ID:W8sR2irs
そうして小原鞠莉は始めての激しすぎる絶頂を迎え、肩で息をして絶頂で上がっていたままの膝を下ろす。

君♀は小原鞠莉が幸せそうに君♀を見つめる目に負けて、また枕の傍に転んだ。
時計を見たら、時計の短針が4のあたりを指していた。

「綺麗で、可愛かったよ」

「あっ、やあぁっん///」

「まだ快感が残ってる?」

「ああああああっ//////」

君♀は小原鞠莉の快感が落ち着くまで、小原鞠莉を胸元に抱き寄せ、背中をさすった。
まさか、それが小原鞠莉の快感をより増長しているとは思いつかなかったが。小原鞠莉はなんとか快感に悶えながらも話すことができるレベルに落ち着いた。

「もう、親御さんに聞こえさせるまでイカせないでよ。あなたが親から迫害されたらと思うと私のせいなんだから」

「言ってなかったっけ? お父さんとお母さんは明日の農作業があるから、今日は岡の下の離れで寝てるんだ」

「ホワッツ!? マリーは声を押さられなくてあなたに迷惑がかかったらどうしようかと思ってたのに!」

小原鞠莉は君♀の背中を叩こうとしたが、背中がひどく荒れているためやめた。その代わり、ぶっちやけトークさながらに君♀の頬を掴む。
君♀の頬は、か細い顔とは裏腹に柔らかかった。

「二人で水入らずにゆっくりしてねって言われてるし、離れの方が駐車場にも近いし、家も新しいし、寝やすいからね」

「離れの方が住みやすいって、こっちは住居としていいの……?」

「だから、扉に毛布とかいっぱい置いてるけど。親が深夜に家になにか取りに来たらの為だったんだ。ごめんね」

「もーぅ、私が激おこぷんぷん丸だよ」

小原鞠莉が君♀の唇にキスをすると、すぐに舌が間から出てきて君の舌をノックする。
君♀はそれを受け入れると、薄く目を開けた。目を閉じて優しく抱きしめられているのに、君♀は愛情を感じる。
しばしの間、また唇の感触と口内をまさぐりあい、君♀は小原鞠莉と再び枕で寝た。
0338sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 22:43:25.21ID:W8sR2irs
「そろそろ、太陽でも出るんじゃない?」

「まだ5時になってないし、今は9月だよ?」

「でも、向かいの山の向こう側がなんだか他よりも明るい気がするの」

「ここは空気が澄んでるからね。でもさすがに早すぎる気がする」

「もしかして、山の向こうの臨海コンビナートの光かしら?」

「鞠莉ちゃんのところは漁港だっけ。私のところは化学コンビナートという、海のロマンもへったくれもない場所なんだ」

「詳しくは忘れたけど、そこの会社は聞いたことがあるのよ。駅の広告によると夜景ツアーが綺麗らしいのよね」

「行く? 」

「うん!」
0339sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 22:43:55.45ID:W8sR2irs
「お父さんとお母さんに連絡しとくね。徹夜でお喋りに夢中になってしまったので、そっとしておいてください。昼ごはんはいりません……っと」

君♀と小原鞠莉は裸体で布団に潜った。二人でひとつの布団を使うのは面積が足りないが、旧式であるもののクーラーがついているので暑くなかった。

「あなたの昔話を聞いていないわ」

「また山口旅行で行くよ。今日はゆっくりして、明後日行くことにしよ」

「キャンセル料とか大丈夫?」

「まだ予約してないから安心してよ」

君♀も小原鞠莉も腕枕をしたくて、揉めることもあったが、すぐに眠る。
山の上は星がまたたいていた。
カーテンを開けたまま、直射日光の暑さで目を覚ましてしまうこともあった。
夜は次第に明けていく。
君♀の傍にある輝きは、迷いなく光を放つ閃光に変化しつつあった。

山口旅行編(前夜) 終わり
0340sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/10(水) 22:46:09.90ID:W8sR2irs
山口旅行編(本番)

一日、君♀の両親とも打ち解けた小原鞠莉と君♀と小原鞠莉はついに旅行にでかける。
日本でも有効な免許証だというのを確認してから、途中から小原鞠莉が運転することになった。

車で十分のコンビニまでは君♀が車を走らせる。
車の保険をスマホで申請しクレカで3日間支払う。

「はい、これで三日間、事故しても大丈夫になるから」

「費用はいいとして親御さんの車通勤が気がかりよ」

「お母さんがリモートワークだし、買い物なら他の車で困らないはずだから」

「事故しないように気を付けるわ」

コンビニのすぐ側には国道一号線が通っており、付近では最も交通量の多い場所だ。

「ねぇ、怖すぎるから国道は任せていい?」

「言うと思った!」

君はMT車を発進させる。
本日の目的地の角島へと出発進行した。
0343sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 18:22:39.68ID:UtNe/8Yq
ICをいくつも通り過ぎ、県道275線に入る。
ついに、パンフレットやSNSでよく見た眺望が現れた。

「わぁ〜っ!」

「道路の橋、綺麗でしょう? 夏を代表する観光地なんだよね」

「秋でもエメラルドグリーンなのね! 淡島を思い出すわ」

「うん。9月もまだまだ暑いし、今日は天気もよくて綺麗だよね」

「運転お疲れ様、あなた♡」

角島に着く前に、君♀は車を海士ヶ瀬公園に駐車する。車から降りて、小原鞠莉と二人で、大橋と角島を眺めた。
小原鞠莉の純白のワンピースと、君♀のキュロットが海風に揺れる。

「すごい、宝石箱みたい!」

「ちょっと海が荒れてるわね……、こんなにいい天気なのに」

「山育ちだから、海のことは鞠莉ちゃんが詳しいね」

「テイキングフォト♡ しーましょ」

「鞠莉ちゃんの単体写真も撮りたい!」

「えぇ? それなら、マリーもあなたのソロ写真を撮っちゃいまーす♡」

「あぁ、でもまずは売店で情報収集した方がいいのかな」

「撮ってからでも遅くはありませんかー?」

二人は絶景を撮影し、自撮りを終えて売店を回る。
0344sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 18:23:50.49ID:UtNe/8Yq
「展望台教えて貰ってよかったね」

「市役所とか、観光名所では情報収集するのがマイセオリーなのよ」

「そうなんだ。あまり旅行なんてしたことがなかったから、覚えとく」

売店から出た君♀は運転席の方に乗ろうとすると、小原鞠莉に止められた。

「今日は平日で昼間だし人が少ないみたい。マリーに運転任せてもらえない?」

「でも鞠莉ちゃんに楽しんでもらいたくて……」

「あなたもここ、初めてでしょ?」

「な、なんで分かったの!?」

「だってー、ここはあなたの実家から随分離れていたし。下調べはたくさんしてたみたいだけど、初めて見たみたいに感動してたから」

「ばれちゃった? じゃあ、鞠莉ちゃん。行きは運転お願い!」

「オーケー♡」

窓を開け、小原鞠莉は車を発信させた。
海風が車を突き抜け、君♀は涼しさと感動で写真を取り続ける。
小原鞠莉は隣で君♀が大喜びしているのを優しく見守り、大橋を走りきった。

島に入り、茂みや林を超えると開けた場所に出る。牧場らしき牛を背景に、道路を道なりに進むと、道路の終点にたどり着いた。

「ここからは、遊歩道なのね」

「誰もいないね……」

「いても、マリーは手を繋ぎたいのだけど。ダメかしら?」

「知り合いはいないと思うし、いいよ」

「……」

小原鞠莉と君♀は手を繋ぐ。後ろも前も誰もいない。緑を仰げば水平線が見える。
山育ちで、近くの海も化学工場である君♀には新鮮だったようだ。
自然の雄大さに心奪われ、遊歩道を進んで行く。
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2020/06/12(金) 18:24:46.19ID:UtNe/8Yq
いでいた手は外れ、二人は海岸線沿いに夢中になる。

「実際に侵食されてるのを見ると、ほんと迫力あるよね」

「地元でもこういう自然はあまり見たことなかったわね。今度、内浦も紹介してあげる!」

遊歩道の終点は開けた場所で、海平線が広がっていた。
後ろを振り返れば、人の気配もない。
君♀が小原鞠莉に必要以上に距離を近づけると、彼女は顔をにやにやさせる。

「ねぇ、鞠莉ちゃん」

君♀は髪に触れ、顔に触れて小原鞠莉を包み込む。鼻が触れ合う距離になる。小原鞠莉の瞳には君♀だけが映っていた。
触れた手から、首から、体温や心拍数を上げているのが自分だけではなかった。
今日の君♀は少し厚底のブーツを履いていて、小原鞠莉は普通のブーツを履いている。
いつもはほとんど同じぐらいの身長だったが、どちらかというと君♀の方が背が低かった。しかし、今日は君♀の方が背が高い。目線が少しずれてしまうほどに。
小原鞠莉は目を閉じて君♀と指の合間に手を絡めた。恋人繋ぎだ。
近くなった距離はゼロに近づいていた。
初々しく、キスを待つのように目を瞑る小原鞠莉が可愛いと君♀は感じる。
心臓が強く鼓動すると、その後の動きは早かった。
君♀は、小原鞠莉の顎に手を添え、唇を近づける。

小原鞠莉の日本人よりも高い鼻と、日本人にしては比較的高い君♀の鼻がぶつかる。
外で君♀からキスを仕掛けようと挑むが、君♀はまだキスが上手くなくてできない。
ベッドの上では顔をずらしてキスができていたが、外では、昼間はどうやって唇を重ねるんだったか。君♀があくせくしていると、小原鞠莉が薄目を開けた。

「焦らさないで、早くしてよ……」

小原鞠莉は再び目を閉じる。先程よりはやや斜めを向かれたが、そっぽを向くという程ではない。
可愛い。愛おしい。綺麗。美しい。好き。大好き。愛してる。
様々な喜びの感情が、君♀の中で逡巡する。

それからは、思うように事が進んだ。
君♀は目を閉じて、やっと小原鞠莉の柔らかな唇の触り心地を、唇で感じた。
何度も何度も、初めてキスをするようについばむ。
小原鞠莉が舌で君♀の唇をぺろりと舐められ、驚いてしまったが、それが合図だった。
君は小原鞠莉に深いキスを施した。

「(好き、大好き、鞠莉ちゃん。大事にする、愛してるよ)」

「(早く、ディープキスにも慣れてね。マリーの将来のお嫁様。絶対に、なってね)」

角島に架かる長い橋、内浦にも負けないエメラルドの綺麗な海。景色が一望できる人気のない通り道。
君♀と小原鞠莉はまた一つ、山口旅行でかけがえのない思い出を紡いだ。

山口旅行編 終
0346sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 23:04:57.08ID:UtNe/8Yq
結婚式編に至るまで(あらすじ前略)

山口旅行が終わった後、君♀は小原鞠莉とヘリコプターに乗った。
直線にしておよそ600kmの距離を経て、小原鞠莉の恋人として六人の新生Aqoursやホテルオハラの従業員全員にに挨拶する。
そこで、打ち明けられたのは小原鞠莉の母の説得だった。
何しろ、世界中にホテル経営を持つゆえに、中途半端な交際相手では許可しないらしい。

「あなたは日本語を母国語としながら、イタリアの大学で不自由なく暮らしていけるほど優秀よ。だから、ママも交際を認めてくれるわ」
「これでやっと、結婚相手の押し付けから解放される」
と小原鞠莉が笑いながら言ったが、君♀は彼女の母の説得が容易ではないことを悟った。
電話で取り急ぎではあるが小原鞠莉に協力してもらい、彼女の母に「交際相手と結婚相手は自分で決める」と再度念を押し、苦難を乗り越え認めてもらう。
小原鞠莉の母を説得した後で、君♀がようやく小原鞠莉の交際相手として紹介された。

交際相手の条件として、家のことを細かく聞かれる君♀。借金がない、持病もない、親との関係が良好であることなどを根掘り葉掘り聞かれ、交際条件として必要最低限の金融知識を持つことを挙げられる。
勉強のジャンルが増えただけだ、と君♀は快諾した。

隙を見つけ、愛し合い、小原鞠莉との付き合ってからの日々は閃光の様に過ぎていく。
0347sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 23:07:41.48ID:UtNe/8Yq
大学一年の終わりには新生Aqoursのパフォーマンスに心を奪われ、大学三年に上がるころには小原鞠莉と本格的な同棲を始めた。
君はイタリアの大学院へ進み、小原鞠莉は地元の淡島ホテルを中心に、ホテルオハラの次期経営者としての修業を積む。
君が二年間の研究を終え、小原鞠莉のもとへ久方ぶりのハグをし、キスの雨を降らしたのだった。

内浦の淡島に越して一年と二か月が過ぎた。
小原鞠莉の誕生日に君♀は、紫と白の装飾が施されたネックレスをプレゼントした。
そして、「私と夫婦になってほしい」とプロポーズを申し込んだ。
小原鞠莉は涙を流し、喜ぶ。プロポーズは、受け入れられた。
君♀の姉に家のことを任せて、内浦の方に嫁入りすることを確定させた。
日本ではまだ同性婚ができなかったため、知人に入れ知恵をしてもらった。
パートナーシップを交わしても、法的拘束力は結婚に比べればまだまだ弱い。ならば。
小原鞠莉の母親と父親に再度お願いし、養子縁組をしてもらう。
戸籍上は姉妹だが、これで二人を法的に別離するものはなくなった。

「日本で同性婚が認められた時に、養子縁組を解除して正式に夫婦となりましょう」
小原姓となった君♀は、小原鞠莉と指輪を買い、互いのどちらの親も認める夫婦となった。

そして翌年の6月20日。結婚式の日は、梅雨にしては例外的によく晴れた。
小原鞠莉、ホテルオハラ経営者見習い。次期社長。6月13日生、27歳。
小原○○、△△物理研究所開発チーム。研究員。6月26日生、26歳。
ジューンブライドの二人の花嫁の結婚式が、ホテルオハラにて行われる。
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2020/06/12(金) 23:19:17.00ID:UtNe/8Yq
ホテルオハラ 大広間

(元)Aqoursメンバー

「果南ちゃーん!ダイヤちゃん! なんかここ、外国の人がいっぱいだよ!?」

「鞠莉の高校時代と大学時代の友達がいっぱい来たみたいだね」

「結婚相手の○○さんの日本やイタリアでの友人も、少なからず参加されているみたいですよ?」

「リリーは今日の式場では弾かないの?」

「頼まれたんだけどね。ギリギリまで悩んだけど、鞠莉ちゃんの花嫁姿を焼き付けたいから断っちゃった」

「鞠莉ちゃんも結婚へ前進全速……ヨーソロー! しちゃったね」

「曜ちゃんや善子ちゃんの方が、結婚みたいなことしたのは早くなかったずら?」

「パートナーシップ、だね♡」

「鞠莉ちゃんたちと私たちがいた頃のAqoursのPVも流れるんだよね?」

「そうだよ、千歌。照れないでね」

「果南さん、余裕そうですが高校時代の親友代表のスピーチは大丈夫ですの?」

「あははっ。ダイヤと千歌も後ろで支えてくれるし、なんとか頑張るよ」

「ラブライブ! 最終予選並みに緊張する……」
0349sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 23:20:26.17ID:UtNe/8Yq
イタリアの経営学部イツメン(小原鞠莉の親友達)

『おめでとっ、マリー!』

『ジャパン旅行ついでに、経営学部のイツメンで無事に到着したぞ!』

『ご祝儀は贈り物と気持ちばかりのユーロだけど、勘弁してくれよな』

『エンじゃないから、勘当されるんじゃないか?』

『海を隔てて物理的には遠いけど、ずっと俺たちは友達だぜ』

『ところで、あたしたちのスピーチは日本語じゃないんだけど。字幕とかつくの?』

『後ろに、和訳と英訳がテロップされるらしいぜ』

『金持ってんわねー』
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2020/06/12(金) 23:22:22.39ID:UtNe/8Yq
イタリアの大学のイタリア歴史研究会イツメン(君♀の親友達)

『イタリア歴史研究会、有志で日本に来たぞー! 結婚おめでとう、プリンセス・○○!』

『いやぁ、物理学部が男ばかりだったから誰かと国際結婚でもするかと思ったよ』

「威勢が多い中で同性婚だもんな。狙っていた後輩や同期が泣いていたぜ』

『あたし、○○ののろけ聞いてたんだけど、一年ぐらいずっと男だと思って聞いてたわ……』

『まぁ、あいつ隠してたもんな』

『幸せオーラは隠せてなかったけどな!』

『海外でもまだイロモノ扱いになるかもって恐れてたみたいだし、いいんじゃね?』

『愛する奴らが結ばれる世界に変えていこうぜー! 早くジャパンも同性婚認可しろよ! 俺たち異性愛者だけが法的にも保証されるのはなんだか申し訳ないぜ!』
0351sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 23:24:37.98ID:UtNe/8Yq
小学校〜高校時代の同級生(君♀の親友達その2)

「うわ、あそこらへんの集団英語じゃないじゃん……何言ってるかわかんないや」

「雰囲気から祝ってるんじゃない? いっやー、結婚するまで長かったね!」

「○○が女の人と結婚するって聞いて驚いた。お嫁さんの小原さん、元スクールアイドルなんでしょ?」

「同性と付き合ったって報告受けて、騙されてないか心配したけど。なんか年収も性格もよさげだし、めっちゃ美人だから応援したわ」

「こら。それ○○に聞かれたら絶交されんぞ」

「でもまぁ、結婚なんだから好き以外の最低条件はクリアしとかないとさ……親じゃないけどね」

「さっきすれ違ったんだけど。幼馴染なんだけど、会うたびに綺麗になったのに、今日は超綺麗だった! あんなに人って綺麗になるんだねぇ」
0352sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/12(金) 23:30:14.52ID:UtNe/8Yq
君♀の両親

「いやー、最初は同性婚とか全く関係ないと思ってたし大反対だったんだけどねぇ」

「……」

「そうよね。その辺の男よりもよっぽどお金持ってたし、それに何よりも○○ちゃんを愛する心が強いみたいだし」

「……」

「やだ、あなたってば。まだ披露宴も見てないのに、泣くのは早いわよ! 泣くのはウエディングドレスを見てからでないと」

「……?」

「え? あぁ、お母さんも既に涙もろいわね。だって、娘があんなに立派に綺麗になってたもの……さっき一足早くのぞき見しちゃったから」

「……」

「怒らないでよ。ホテルオハラで道に迷ったからで、わざとじゃないのよ!」
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2020/06/12(金) 23:46:15.90ID:UtNe/8Yq
小原鞠莉の両親

「さっき、鞠莉を見てきた。綺麗だったぞ」

「うぅっ! ついに、マリーが、チャンマリのものになってしまいました……」

「ハグゥにデスワァもそうだが、そのあだ名のセンスはなんなんだ?」

「あの○○という娘が、マリーをマリチャンマリチャンとばかり呼ぶからデース! 泥棒猫!」

「私もお前にもらい受けるとき、親から恨まれたことを思い出したよ」

「こうしてはいられまセーン! 今からでも、マリーに考え直すよう……」

「いいや、やめるんだ。あんな優秀な奴は男でもそうそう見つからないよ」

「ですが!」

「聞け。ミス・〜〜は日々努力し、賢さを後天的な努力と人脈を頼って身に着けた。今は小原か」

「あのチャンマリがマリーを私たちから奪いました!」

「だから、聞け。さらには条件として出した経営センスまで身に着け、我がオハラ家の経営状態もきちんと把握し、鞠莉とは違う視点からの最適解を答えるようになった」

「そうですが……! でも……! マリーが……!」

「研究分野の希少性からもあって、日本からも期待されている。だが、あの才能は、ホテルオハラの経営補佐に欲しかった」

「マリーは私たちの、娘デス!」

「そうだな。だが、それ以上にあの者の、○○さんの妻だ」

「あなた……私はずっとマリーと一緒に居たかったです」

「それは分からないな。鞠莉は私たちよりも、友達や恋人といる方が幸せそうだ。ホテルオハラの次期後継者として、厳しくしつけてしまったからな」

「私たちは……どうすれば?」

「鞠莉の新しい門出を、心の底から祝福しよう。お前の無茶な条件を全て聞き入れ知識を付けたあの者なら、鞠莉を幸せにできるとお前も納得しただろうに」

「マリ〜! オーマイガー! プリーズ、ビー、フィルドウィズハピネス……」
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2020/06/12(金) 23:52:31.73ID:UtNe/8Yq
結婚式直前

「鞠莉ちゃん、おめかししてもらったよ」

「あぁ……! どんなにこの日を待ち望んだことか」

「次は、みんなの前で神様に誓ってキスするんだけど……恥ずかしくない?」

「あなたがマリーのパートナーで妻で夫だって、みんなに知らしめるのよ! むしろ楽しみで仕方がないわ!」

「私は、まだ緊張してるんだけど!?」

コンコン

「新婦の小原鞠莉さん、新婦の小原○○さん。、もうすぐ準備なので、準備してください」

「はい!」

「わかりました」

「あなた、キスの練習しよ?」

「口紅つくからダメっ!」

「はーい。それじゃあ……顎に?」

「だから、これからみんなに披露するんだから、我慢して〜!」

「それじゃあ、○○。次は、神様の前で誓うときまで」
うん!
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2020/06/13(土) 00:14:19.81ID:gS4SIMw2
結婚式編

「二人の新婦が入場します。まずは、小原鞠莉さんから」

小原鞠莉は父親にエスコートされ、慣れ親しんだカーペットでホテルオハラの大広間を歩く。

「続いて、同じく新婦の○○さんです」


君♀も、父親にエスコートされ、今ではすっかりなじんだホテルオハラの大広間をゆっくりと歩く。

神父が小原鞠莉に問いかける。

「新婦の鞠莉さん、あなたは新婦○○さんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
0356sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/13(土) 00:15:42.77ID:gS4SIMw2
「はい。誓います」
続いて、新婦は君♀に問いかける。
「同じく新婦の○○さん、あなたは新婦鞠莉さんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
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2020/06/13(土) 00:16:32.94ID:gS4SIMw2
「はい。誓います」

神父はにこりと微笑む。

「では、誓いのキスを」

君♀と小原鞠莉はその手を強く繋ぎ、目を合わせ、瞑る。

唇はしっかりと重なった。
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2020/06/13(土) 00:18:03.43ID:gS4SIMw2
「鞠莉、結婚おめでとう!」

「鞠莉さん、おめでとうございますわ!」

「鞠莉ちゃん、おめでとう!」

『ヒューヒュー!』

『結婚おめでとう、マリー!』

「おめでとう、○○ー!」

「マリ〜〜〜〜〜〜!」

「人生で一番綺麗よ○○! 鞠莉ちゃんも私たちをお義母さんと呼んで〜! おめでとう〜!」

君♀の長い付き合いの親友や、小原鞠莉のAqoursを筆頭とする親友。家族、仲間、同僚、小原家やホテルオハラの従業員達に祝福される。
0359sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/13(土) 00:20:04.44ID:gS4SIMw2
「鞠莉ちゃん、一緒にいきましょう」

「リビングアンドゴーイングよね!」

大広間からホテルオハラの屋外に出ようと手を伸ばす。
ウェディングロードは、参加者に手渡された花びらが無尽蔵に辺りを桃色に染める。
梅雨にしては珍しく快晴だったこの日、6月20日。
小原鞠莉と君♀の誕生日の中間にあたるこの日。
君♀たちは、同性婚の挙式を挙げた。

確かに法的効力で婚姻制度は守られてはいないが、君♀たちは君♀たち自身だけではなく、日本における同性婚の未来を変えることになった。
この挙式をきっかけとして、君♀は知らないうちに、日本の同性婚にまつわる憲法解釈を変える運動の核になっていたが、それはまた別のお話。
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2020/06/13(土) 00:20:57.85ID:gS4SIMw2
おめでとう、小原家に嫁いだ君♀よ。
その一生をかけて小原鞠莉との結婚生活を、お楽しみあれ。

結婚式編 了
0361sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/13(土) 00:22:44.66ID:gS4SIMw2
新聞見出し:
―――――元スクールアイドルの小原鞠莉さんが同性婚挙式。お相手は、大学時代の同級生か?

―――――この社会的アプローチにより、同性婚の合法化を求める活動が全国にて活発に高まっています。

結婚式編 本当に終わり
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2020/06/13(土) 00:26:11.06ID:gS4SIMw2
次回予告:小原鞠莉との新婚夢(百合)生活 編
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2020/06/13(土) 14:02:56.62ID:gS4SIMw2
小原鞠莉との新婚夢(百合)生活

夕食編

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あなた♡ ご飯にする? お風呂にする? それとも、マ・リ・ー?」

「ご飯食べて一緒にお風呂入ってから鞠莉ちゃん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「っていうのを想像してたんだけど」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「鞠莉ちゃん♡ 私のフルコース、召し上がれ……///」

「イエース! いただきマース♡」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「実際は両方働き盛りだから、なかなか難しいわ」

「あと何か、変なこと考えなかった?」

「あら? あなたこそ、大学生時代のいちゃいちゃを思い出してたような顔だったわ」

小原鞠莉はホテル内で引っ越し、君♀とダブルベッドの部屋に住んでいる。
今は夕食時で、時計を見ると午後八時二十分だった。内線の受話器が鳴る。
近くに座っていた君♀が呼び出しに応じた。
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2020/06/13(土) 14:03:33.73ID:gS4SIMw2
「もしもし、○○です」

「ご婦人様。料理がそろそろできあがるので、一階へ降りて、いつも通りレストランで待っていてください。鞠莉お嬢様にもお伝えください」

「わかりました。伝えておきますね」

君♀は受話器を置くと、書類とにらめっこしている小原鞠莉に声をかける。

「夕食できるから、きりのいいとこで終わらせて」

「オーライ、待ってね。カリフォルニア支部の第三半期決算報告書がなかなかセンシティブで補助が必要かもしれないわ」

「うわ、すごい赤字。関係ありそうなのは……××ホテル経営破綻でのホテル不信の波が来たとか?」

「それに付け加えて、このホテル近郊で今年開催されるはずだったイベントが開始一週間前で中止になって大バッシング食らってたでしょ? 直前キャンセルでも増加しちゃったと考えるわ」

「うーん、すごいね……」

ストップウォッチが鳴る。二人が話人熱中しないように、君♀が仕掛けたものだ。
内線でかけられてから、既に三分が経過していた。

「いけない、早く行こう!」

「ソーリー、早く食べましょう!」

君♀たちはホテルのエレベーターに乗り込み、足早にレストランへ駆けていく。
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2020/06/13(土) 14:05:13.23ID:gS4SIMw2
「お嬢様方、今しがた料理が完成しました」

「ーーさん、今日の料理は何ですか? 匂いがとても香ばしいです」

「今日はイベリコ豚の香草焼きに、オニオンスープ、和風ドレッシングをかけたサラダ、そしてライスをご希望とのことで新潟産のコシヒカリをプレートに装いました」

「マリーの好きなコーヒーを注ぎにいってもいい?」

「いけません、鞠莉お嬢様。○○婦人様との時間を大切になされてください」

「分かりました! 休日にしっかりと休んでちょっかいかけます」

「すごい、人が最高の料理をふるまってくれるんだから……」

君♀は小原鞠莉と仕事の意見交換をする。この新婚生活も楽しいな、と思い感謝の気持ちを言葉に込めるのであった。
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2020/06/14(日) 16:41:24.88ID:BB98F6TH
1日じゃ終わらなかった\(^o^)/
予定変更して、しぱらく書き続ける
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2020/06/17(水) 15:50:22.03ID:sUeF2HkO
みなさんへ
リアルがおそろしく忙しくなって土曜夜まで全く更新できなくなりました……
日曜以降も、更新の保証ができません
もしもスレ落としたら、小原鞠莉ちゃんとの新婚夢百合生活のスレをまた立てて、気が済むまで書いてから終わりますm(_ _)m
0378sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/20(土) 22:04:00.21ID:n8CJ4nMQ
小原鞠莉との新婚祝日生活・朝
「久々に、夫婦水入らずで過ごせるわね!」

「はしゃぎすぎだよ」

「だって、マリーはあなたに触れたくてもう、セクシーなイメージが頭から離れないのよ」

「恥ずかしい……」

「Be ashamed?」

「ううん、照れてるって言った方が正しいね。ごめん」

「ノープロブレム! ただ、大学生時代と比べて毎日することもなくなってしまったから……ね?」

「今でも毎日したい?」

「あなたは嫌?」

「質問に質問で返すのずるい。私だって鞠莉ちゃんを抱きたいにきまってるもの!」
0379sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/20(土) 22:10:04.37ID:n8CJ4nMQ
「オゥ! 今夜は私が上ね」

「鞠莉ちゃんは愛されてね」

「あなたは研究所でこの世の物理の真理を解き明かすんだから……ね?」

「それなり、君だって世界中のホテルオハラを飛び回ってるじゃない!」

「つべこべ言わずに、愛されなさ〜い!」

「妙案思いついた、朝と夜やれば回数的には平等だよ」

「週二回の夫婦ってとても健全よね! じゃあ、あなたが先に愛されて」

「鞠莉ちゃんが先に愛されてよ」

 二人にとって限られた貴重な祝日の時間。朝の小さな諍いは、取っ組み合いにより決まることになった。
元スクールアイドルをやっただけあって、体幹の基礎が出来上がっている小原鞠莉が君を押し倒す。
君♀は観念してネコ約に回り、小原鞠莉は必要以上に、十分に、大事な彫刻を磨くように、君♀を思いやって愛した。

「どう? マリーの舌とフィンガーは♪」

「よかった……///」

「うふふ、おいで♡」
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2020/06/20(土) 22:31:27.72ID:n8CJ4nMQ
 淡島の海が輝きを増している。朝八時に起きてすぐに夫婦の営みをした二人は、ホテルオハラの内戦に電話し、部屋のシーツを取り換えてもらうことになった。

「鞠莉オーナー様と奥様がご健在で何よりです」

「こんなに早く来なくても……」

「他のお客様が出られて、シーツ取り換えをしていたので」

「清掃員の__さん! 今日もハニーが可愛かったわ♡」

「シーツの乱れ具合いと、貴女方の雰囲気から想像できます」 

「鞠莉ちゃんも、その、かっこよかったので……///」

「全部屋がスイートホテルとして、防音工事はバッチリなので、何も聞こえていませんよ」

「リアリー? よかった、もう少し激しくできるわね!」

「夜は覚悟してよ……」

「従業員はみんな、鞠莉様と奥様の仲を気にしていますよ」

「え? __さん、それはどういうこと?」

「たぶん、芸能界でゴシップが絶えないのと同じ理由だと思うよ」

君♀が耳打ちすると、小原鞠莉は頬を膨らませて怒り出す。

「私が激おこぷんぷん丸だよ? 取引先が男性でも女性でも、マリーはリトル・マイ・ハニーにしか興味ありませーん!」

「言葉足らずで申し訳ありません。オーナーと奥様の仲睦まじさに、従業員全員が和むのです」

「あら/// それじゃあ、おかまいなくハニーと一緒に居られるのね」

「私も、鞠莉ちゃんにもっと気兼ねなく触れていいんですか?」

「あなた……」
「鞠莉ちゃん」

「取り換えたあとは部屋の中を掃除するので、ご夫婦は外へ出てください」

「「はーい」」
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2020/06/20(土) 22:32:20.09ID:n8CJ4nMQ
小原鞠莉と君♀は、簡単に顔を洗って着替えた。ホテルオハラを出て、近所の松浦家の敷地まで歩くことにした。

「果南のお嫁さんが、この間野菜を分けてくれたのよね」

「いいなぁ、いつ来てたの?」

「果南と抱き合って海水まみれになったあとだったわ。あなたが昨日家に帰る三十分前ぐらい」

「海水って、服、痛むんじゃ……?」

「服に見える水着だったわ。船でいろいろ作業してたみたい。まだ梅雨が明けてない曇天だったのに、二人ともよくやる」
「夏ももうすぐ始まるね」

「あなたに初めて恋した地中海での夏は、今も忘れないわ」

「えへへ/// 私も、誰かを心の底から愛する日が来るなんて思わなかったよ」

「ん……その顔可愛いわ。ちょうだい」

「ちょ、ちょっと」

軽く唇を重ねると、舌ももれなく入りたいというように唇を縦になぞる。
「はむっ」
「ぷはぁ」

同じシャンプーの香りに、君♀は夫婦の証を強く感じていた。
0386sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/24(水) 22:12:22.56ID:EIY8OzB4
小原鞠莉との新婚祝日生活・昼
 淡島には小原鞠莉の大親友兼幼馴染、松浦果南が世帯主の松浦果南がいる。君♀も小原鞠莉を通じて松浦夫妻と知り合い、小原鞠莉が出張でいないときはよくお世話になっている。
今日は曇天で過ごしやすい気温で、体を密着しても熱くない。小原夫婦の君♀たちは、松浦家までの道を歩いている。

「今日は週末だから、松浦ダイビングショップは朝から忙しいんじゃない?」

「安心して。今日は休みにするって聞いてたわ」

「なおさら、アポなしで行くのは悪いんじゃない?」

「大丈夫よ。果南だって昔はダイヤとアポなしでうちまで不法侵入していたし」

「ご両親や従業員の方々に怒られそうだよね」

「星を見たいとき。こんな曇天の日だったわ。よく一緒に連れてもらっていたの。事前に執事のお姉さんに伝えたけど、ママかパパに命令されてたから、探さざるを得なかったの」

「あっちゃー。腕白すぎる」

 海風と共の潮風が二人の間を駆け抜ける。遠くに茶色い家が見えてきた。果南の家を目視する。
小原鞠莉の顔が嬉しそうに、はにかんだ。君♀はそんな妻の顔を見て、また恋に落ちる。

「鞠莉ちゃんって、私と果南ちゃんのどっちかしか助けられない状況になったらどうする?」

「どっちかを見捨てたりはしません。なんとしてでも、あなたたち二人を絶対に助けてみせます」

 小原鞠莉が真剣な目で君の手を掴み、止まる。襟元を掴まれ、小原鞠莉の綺麗な顔が近づいた。間近でウインクされ、自然と目を瞑る。
 唇に柔らかいものが、口の合間から舌で触れ合う。再び目を開ければ、優しい顔の妻が見える。
 君♀は愛しさと勇敢さを感じ、小原鞠莉を強く抱き締めた。

「オハラの力と、私の力で危機を回避し一生守るわ」

「ふふ、なら。私を守る鞠莉ちゃんを私が守れるようにするね」

「具体的にはどうやって守るつもり?」

「えっと、うーんと……鞠莉ちゃんを狙う人を、私の妻だからって安全な場所まで逃がしてあげるよ」

「逃がして合流したそのあとは?」

「言っていいの?」

「いじわるしちゃったね。夜、家で聞くわ♡」

「分かってるじゃん!」

 他愛もない話をし、散々触れ合いながら歩く二人。松浦夫婦の住処へは普通よりも時間がかかる。
0387sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/24(水) 22:35:50.34ID:EIY8OzB4
「チャオ! マリーです」

「突然すみません、久々の休日だったので遊びに来ました。〇〇です」

「はーい、待ってね」

チャイムを鳴らし、二人のどちらかを待つ。玄関から出てきたのは、髪をとかしていない寝起きの果南だった。

「え? あら? お盛んの真っ最中だった?」

「いや、どっちかというと事後で今まで寝てた」

「///」

「朝の四時まで、可愛がっ」

 君♀が顔を赤くして、黙っていると果南の後ろから余所行きに着替え、美しい女性が現れる。果南の口を手で塞ぎ、続く言葉を乱暴に封じた。

「強がりはやめなさい! まだ鳴かされたいの?」

「ひゃん///」

「お見苦しいものをお見せしました。すぐに着替えさせてきますね」

「分かりました」

「オッケーでーす!」

「客間に座っていてください」

「ありがとうございます。待っていますね」

「私たちもアポなしで訪問してごめんなさい。ゆっくりでもいいので、支度してくれたら嬉しく思います」

「カナンには、乱れた格好で外に出ないようきつく言っておきますね」

 日本人離れした外見の女性は、果南の手を引き背中を押す。
 曇天のせいか、ドアが閉まってすぐに水音が二人の耳に入ってきた。

「ねぇ、帰った方がいいんじゃない?」

「歓迎されるみたいだし、私たちのことはダシにしてもらいましょう!」

「どんな声が聞こえても、聞かなかったことにするね」

君♀は交際したばかりの情事を思い出し、再び顔を赤くする。小原鞠莉は君♀の唇を人差し指の先っぽを使い、わずかな面積で触れた。

「あっ///」

「あっちは軽くお楽しみみたいだし、ね?」

「ばか、夜は本当に覚えていて」

 君♀は松浦夫妻が客間へ顔を出すまでの十五分間、小原鞠莉のいたずらに耐えた。
0389名無しで叶える物語(四国地方)
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2020/06/25(木) 19:27:38.79ID:zhgHls97
人妻果南という概念
0390sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/25(木) 23:39:52.11ID:pdxmnxnB
「皆様、召し上がれ」

「この間、お客さんから土産で貰ったクッキーとアーロンティーだよ」

普段着らしいルームウェアに着替えた果南と妻が、紅茶とクッキーを用意して君♀と小原鞠莉に提供する。

「ありがとう、せっかくの水入らずの休日なのに遊びに来てごめんね」

「いやぁ、鞠莉こそ多忙なのに来てくれて嬉しいよ」

「式を挙げてから、初めて仕事が邪魔しない休日なのよね」

小原鞠莉がけらけらと笑う。
君♀は紅茶に息を吹きかけ、果南は自分用の食用わかめを食べ、果南の妻がクッキーをかじる。
各々が早めのおやつを味わう中、果南の妻が思い出したように聞いた。

「マリーと〇〇は、全世界のホテルオーナー兼社長と未来を担う研究者なのよね。過労死しないか心配よ」

「あはは、時々疲れてどうしようもなくなっちゃうんだ……」

「ホテルオハラのマッサージサービスを使えばいいのに。夫婦なんだから、サービス使用も共有財産よ」

「あはは、これだから金持ちは。鞠莉のホテルの従業員ってすごいホワイトそう」

「ホワイトよ! 食いっぱぐれたらうちにおいで。 果南こそ、国内外からお客さんが来て繁盛してるじゃない」

「まぁね。日本以外からも受け入れたおかげで、松浦ダイビングショップは不滅な感じ」

「きちんとお仕事してる……私ってば、皆の財産で食い繋いでもらってる研究職だから、余計にちょっと罪悪感が……」

「大丈夫! 淡島の〇〇が学会で発表したってのは内浦全体の話題になってるし、この間潜ったお婆さんも誇ってたわ」

「田舎のネットワークすごい」

小原鞠莉と君♀、果南と妻は4人で世間話やスクールアイドルの趨勢や廃校状況などの話をして、小一時間ほど話した後にに松浦家を出た。

「またいつでも潜ったり遊びに来てね〜」

「カナンと同様に家や松浦ダイビングショップで待っているからね!」

「果南さん、ーーさん、今日はありがとうございました」

「果南、ーー、ハブアグッデイ♡ 」

手を振って、松浦夫妻の愛の巣から離れる。
そうして、なんともないように君♀達小原夫妻も腕を組んでホテルオハラに戻るのだった。
0394sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/06/27(土) 19:13:04.47ID:KLki94gK
>>391
>>393

ありがとう、レスつけてない方々も全て読んでます
とりあえず綺麗な女達の人妻Aqoursは、小原鞠莉と君♀を中心に全員書く予定です。
推敲しながら短文状態で書くので、気長に待ってくれたら嬉しいな
0398sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/01(水) 01:24:09.25ID:zIVQL0Ub
小原鞠莉との新婚祝日生活・夕方

 自室に戻り、声が聞こえないように全身で君♀と小原鞠莉は触れ合う。
 それはグルーミングのように髪を撫で、頬に体重を預け、始まることのない前戯のようだった。

「明日から、また平日が始まるね」

「えぇ。仕事は楽しいけどあなたを連れたくなるわ」

「私が失脚したら拾ってもらおうかな?」

「研究職に飽きたらお願いするわと言いたいけど、あなたはきっと飽きないでしょう?」

「うん! 鞠莉ちゃんのおかげで研究に集中できてるし、何かを期限までに学会で発表するのが楽しいよ」

「あなたを金銭的かつ精神的に支えることで、世界の研究が進むならマリーもはたらきがいがあるわ」

「収入差でみると、ほとんどヒモなのが恥ずかしいけど……」

「あら。金銭的な働きなら、あなたの株や不動産が人並みに稼いでくれているのよ」

「えへへ……私を信頼してくれてありがとう」

「仮に損失を出してしまっても、ホテルオハラの黒字や赤字から見れば小さなものだから」

「ははは……さすが、原価十万円の料理を出しただけある」

「そんなもの、提供したかしら?」

「ダイヤさんから高三のときの昔話を聞いたんだ」

「ワーオ! 海の家ね? そんなの覚えてないわ」

「海の家って答えてるじゃん」

「あー、何も聞こえないわ」

「聞こえないの?」

「今のマリーには、何も聞こえませーん」

「そうか、じゃあ好きってささやいても聞こえないのか……」

「うぅっ、聞こえませーん!」

 君♀はベッドの上で、対面していた小原鞠莉を腕の中に抱き寄せる。
 スキンケア・ボディケアがしっかりしている金糸の織物のような髪に愛おしさを感じ、唇を耳に当てた。

「んっ」

 小原鞠莉が可愛らしい反応をする。
 君♀は全身の力を込めて、妻を強く抱き締めた。体は、期待で温かい。

「世界で一番、誰よりも好きだよ。鞠莉ちゃん」

「にゃっ/// あぁっ///」

 夕日はとっくに山の奥へと沈み込んでいて、延長されていた夕焼けの燃えるような紅は空に消えかけていた。
 夕方の代わりに、波音に包まれた静寂の闇が内浦全体を包み込みつつあった。
0403sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/05(日) 00:39:36.27ID:ROPcWibG
小原鞠莉との新婚祝日生活・夜

 体のいたるところを撫で、鈍感な腰を触っても小原鞠莉が鳴く頃。
 太陽はすっかり沈み込んでいた。

「夜になっちゃったね」

「先に、シェフのご飯を食べに行きましょう」

 君♀は小原鞠莉の手を取り、新婚夫婦の自室を出る。

「歩ける?」

「散々焦らされたから、ちょっと歩きにくいかも」

「ごめん……///」

「イッツジョーク♡」

二人はホテルで誰ともすれ違わないのをいいことに、腕を組ませ、恋人つなぎをより強くし、指を何度もさすりながら一回へ降りていく。
0404名無しで叶える物語(なし)
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2020/07/05(日) 20:24:43.80ID:ROPcWibG
ホテルオハラ付属 レストラン(ビュッフェ)

辺りには宿泊客が、豪華な料理をプレートによそおっておしゃべりしている。だが、それは少数派だ。

通常、ホテルオハラには部屋に夕食サービスがつくため、レストランで食事する客というのは、ビュッフェで様々な料理を味見したい者に限られる。

二人は宿泊客に紛れて、オニオンスープを白磁器によそおい、調理場で働いている非番のシェフにチーズハンバーグを頼み、受け取って席に着いた。席は、シェフの調理場に近い。

席についてすぐさま、小原鞠莉が自分のハンバーグを切り分けた。

「はい、あなた♡ あーん」

鞠莉がハンバーグに息を吹きかけ、熱を冷ます。君♀に、熱々の肉切れを差し出した。

君♀は口を大きく開けて、それをほおばる。

「んんっ、おいしい♡ あのシェフの料理は格別だね!」

 すると、褒められた料理人は調理場の奥から返事をする。

「奥様に褒めていただき、光栄ですな」

 シェフは、君♀達の向かい側のテーブルの食事した皿を片付けにこちらへ寄ってきた。

「ご夫婦は、本日の休日は楽しまれましたか?」

「もっちろん!」

「おかげさまで、最高の休日ですよ」

 君♀はシェフに軽くお辞儀をして、微笑む。鞠莉はにこやかに笑い、歯に付着したたまねぎをスープで流し込む。

「夜ですが、休日はこれからが本番かもしれません。翌日に疲労を残さないように、ほどほどに」

「? はーい」

「疲れそうなら、ホテル付属のリラクゼーションで疲れをとるだけよね」

「浪費にならない?」

「ホテルオハラのオーナーの配偶者なのだから、無料よ」

「えへへ///」

「結婚式を挙げて、やっとあなたと私の本気が伝わったんだから」

「ふふふ。籍を入れてほんとに結婚できたらいいんだけど」

「覚悟はみんなに見せているから大丈夫よ」
0405sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/05(日) 20:25:19.67ID:ROPcWibG
 君♀と小原鞠莉は洋食セット食べ終え、新婚夫婦の部屋へ向かう。階段を上る道中で、小原鞠莉が君♀のロングスカートの上から、煽情を搔き立てるように脚をなぞった。

「ひゃんっ///」

「放っておくと、夜の幼生マリーが私が攻めちゃうわよ?」

「今日は唇をなぞったり、今も変な声を出させたの、夜はどうなっても知らないからね」

 人の気配がせず、足音が聞こえないのをいいことに、廊下で君♀は小原鞠莉を階段の壁際に追いやった。

 何度も回数を重ねて慣れるはずの唇は、甘美な気持ちにさせて、いつも新鮮な気持ちにさせる。

 舌先で互いの愛情をもてあそび、君♀は小原鞠莉に夜の誘いを囁いた。

「続きは、ベッドでね……♡」

「あなっ、たっ///」

口の端にみだらな液体が流れ、二人は互いにばれないようにそれを舐めとった。
0409sage ◆4csCGL8y4rQL (筆)
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2020/07/09(木) 15:15:01.15ID:+WhkYLfd
二人の部屋、元々小原鞠莉の個人部屋だったその扉を閉めると、待ちきれないとばかりに君♀は部屋のドアに小原鞠莉を追いやり、背筋をピンと張って、同じ目線で余裕たっぷりに見つめ合う。

「カモン……♡ マイ、〇〇♡」

「ハニーってごまかさずに名前を呼べたから、ご褒美」

 左手で指を絡ませ、右手で小原鞠莉の頬に手を添えると、小原鞠莉が目を瞑り、彼女のもう一つの空いている手で伴侶の手を愛しく包み込み、気持ちよさそうに頬ずりする。

 そのまま君♀が近づくと、小原鞠莉は目を閉じ君♀からのキスを待つ。頬に添えた手を顎へと動かして撫でると、小原鞠莉の腑抜けた吐息と声が君♀に伝わった。

「にゃぁっ」

「猫みたいね」

君♀はそのまま小原鞠莉の顎を撫で続けた。

「ねぇ、どうして意地悪するの……?」

「久しぶりだから、気分を高めて、最高に気持ちよくしたいの」

「そっかぁ……♡ でも、早く欲しいわ」

「私も、朝やってもらったのと同じように鞠莉ちゃんに尽くしたいから」

「好きよ、〇〇。I trust you.」

「いっぱい愛するね。覚悟して。I believe you」

 次第に、小原鞠莉が喉のあたりで甘く鳴き始める。君♀はそれを聞いて忘れないように楽しみ、唇で蓋をした。
0410名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2020/07/10(金) 03:18:47.30ID:VOxTf099
最高です
0413sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/12(日) 22:42:55.31ID:i7DvhNUq
「は……むっ」

「……ぷはっ」

 蓋をしたはずの唇から息が漏れ、舌先が触れ合う。恋人のうちから結婚式を開くまでの何度も触れ合わせるうちに、次第に敏感になっていったのだった。

 昔よりも恋人としての時間が短くなり触れ合えなかった寂しさで、大学時代よりも濃くなった愛の営みで、劇場だけでなくいつくしむような愛おしさで君♀はいっぱいだった。

 日に日に、小原鞠莉が好きなことを自覚しつつあった君♀だった。小原鞠莉が君♀に恋に落ち、告白し、君♀が受け入れた時と比べて君♀は人を愛する喜びを覚えた。

「にゃ、あ……っ」

 なぞるように、口の中で触れ合うと小原鞠莉の吐息が強く感じられる。同時に、漏れ出る声も十分に聴くことができた。

「やぁんっ」

 口の内側で触れ合って、うなじをなぞると小原鞠莉はひときわ高く震えた。君♀はそれがいとおしく感じられた。

学生時代よりも、美しい雰囲気を身に付けた最愛の妻。己の内側にある獣欲が、触れて可愛がってもなお貪りたいと願う。

朝に小原鞠莉が君♀に跨られて、愛情をもって優しく貪れた情欲が、夜になった今でさえくすぶっていた。

「〇〇、ひぁっ」

 目を瞑って口づけを受け続けていた小原鞠莉を撫でながら、額に、瞼に、耳たぶに、頬に唇を這わせた。

「もっと撫でてよ。それ、好きなの」

「ふふっ。よしよし」
0417sage ◆4csCGL8y4rQL (筆)
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2020/07/14(火) 22:15:21.65ID:FaiKNeys
恋人になってしばらく経ってから分かったことだが、妻は、小原鞠莉は撫でられると猫が満足するように声の調子が変わる。
両親の家にいる時間が少なく、同い年のダイヤや果南とは対等に暮らしていたため甘えられなかったのだろう。同じ淡島や内浦の黒澤家に挨拶をする中で、君♀は察していた。

高校の頃も、渡辺曜という、水泳選手兼船乗りという肩書を持つAqoursの後輩の相談に乗っていたそうだ。
特に、誰からも年上として小原家の一人娘として強制されたわけではなく、小原鞠莉が自然と環境に適応していたのだろう。

だが、海千歌という十千万旅館の三女という同じくAqoursのリーダーという後輩の助け舟にすがったように、小原鞠莉の意志と環境さえあれば助けを求めていたのだろう。

君♀は小原鞠莉の大学以前の知らない側面を聴いて、妻への理解を深めようとした。
それは君♀の探究心にも基づくものだったが、愛情もあったと今なら確信できる。

高校時代の気遣いがきめ細やかな先輩という側面や、浦の星女学院の理事長であり仕事能力が高いという側面をより詳しく知った。

濃い三年間や、幼馴染兼大親友達の約十年間の付き合いと比べて、半年の親友期間と八年半の恋人・夫婦期間も同様に深いものになったと感じていた。

だからこそ、頭を撫でた時だけに見ることのできる、小原鞠莉が安心する存在になることができた。昔もAqoursの仲間達に弱った姿を見せていたのかはあずかり知らないもしれない。
だが、これからは小原鞠莉が弱る時は、彼女らに加えて自分も含め、持ちつ持たれつの関係になる。

そんな、婚姻の誓いをちぎった夫婦だからこそ果たせる義務があることに安心した。

頭を撫でた時、小原鞠莉に幼さが宿る。

君♀の腕の中で、肩に頭を寄せて撫でられ、口角をくいっと上げて撫でる頭と顎に摺り寄せる姿を見せていた。

さながら、妻が愛猫にでもなったようだった。
0418sage ◆4csCGL8y4rQL (筆)
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2020/07/14(火) 22:17:20.37ID:FaiKNeys
「〇〇、愛してるわ……撫でられるのが、すごく安心するのよ」

「このまま寝ちゃう?」

「ううん、もっとあなたを感じたいから」

 小原鞠莉が唇を指さす。撫でられている姿が好きな君♀は、伴侶動物の様に撫でを体いっぱいで受けている妻がよりいっそう可愛く見えた。
 幼さの戻ったような雰囲気に別れを告げて、再び唇を塞ぐ。

「……あぁん♡」

 幼さは消え、声に妖艶さが戻る。先ほどまで全体重を己に預けていた小原鞠莉は、君♀が反対側に移動して攻めたせいで、力が抜けているところを口からぐちゃぐちゃにされる。

 口元から涎があふれそうなところで、飲み込んだ。

 もう、君♀と小原鞠莉の境界は上部で、なくなりつつあった。

「そういえば、お風呂入ってなかったから指だけにする?」

「何を今更。舐めるのにも、抵抗なんてないから」

「あぁ……もう♡」
0420sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/16(木) 00:51:44.51ID:2vdRK/93
 君♀が小原鞠莉の上着を脱がせ、下着を露わにし、下着で隠せない鈍い性感帯を直接なぞろうとする。

 すると、腕を取られて止められそうになる。

 だが、君♀から与えられる気持ちよさで小原鞠莉は勝てない。

「今日、いっぱい弄ばれたしさ。覚悟してって忠告したよね」

「欲しいの、服の上からされたし、今度は直接、あなたの舌も、指も、ちょうっ、だい。ねっ///」

 君♀は性感帯を丁寧になぞるのをやめて、ブラジャーを外し、スカートを脱がす。最後の砦だったショーツの内側に、手をまさぐると、程よく残っていた陰毛が愛液で随分と濡れていた。

 確認した後に、濡れた墨染の中を指でなぞりかきわけ、真珠のごとく存在するそれを感触で見つける。

 直接君♀はそれを指で愛撫し、小原鞠莉に声をかけた。

 妻は、小原鞠莉は、快感に溶けた甘い声を甲高く上げて、悦ぶ。

「はぁ、やあぁぁ、あぁっ、んぅ」

「もっと早く欲しかった?」

 小原鞠莉が自らの手で絶頂に達しようとしている様は、何よりも淫靡で美しいと君♀は感じていた。

 今となっては、妻のことが好きで、好きで。それぐらいにいとおしくて仕方がない君♀にとって、なによりものご褒美だった。

 小原鞠莉は何かを伝えようとしたが、君♀はいつも同様に激しく感じる妻に情欲を与えたくて、そのまま数度、絶頂に導いた。

「やあぁぁぁっ、すっ、あぁっ、好きっ」
0422sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/17(金) 00:35:58.01ID:+3UmSDAS
およそ四度、真珠を刺激して妻の痙攣と矯正が途切れるのを聞く。小原鞠莉が快感の闇の中で目を開けるのと、君♀が足の間から顔を出すのは同じだった。
「よろしく、気持ちよくめちゃくちゃにして♡」
「あはは、先に言われちゃった」
 小原鞠莉はあふれ出る快感の中、君♀に導かれ、膣奥を舌で十分にほぐされる。恋人として開発し、夫婦となるころには、舌は簡単に入った。それでも、いわゆる締まりというものは何歳になっても健在で、小原鞠莉はそのひだひだで君♀の舌を絡めるように、強く締め付けた。
 同程度に、小原鞠莉も外からではなく中からの絶頂を得る。長く恋人生活をしていたせいで、すっかり舌技は長時間できるようになり、小原鞠莉は自身の体力が全て嬌声や痙攣になるのを感じていた。(金曜)
「(鞠莉ちゃん、世界で一番愛してる)」
「あぁ、あぁぁぁんっ、あぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
0423sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
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2020/07/17(金) 00:37:27.31ID:+3UmSDAS
>>422 行間訂正

およそ四度、真珠を刺激して妻の痙攣と矯正が途切れるのを聞く。

小原鞠莉が快感の闇の中で目を開けるのと、君♀が足の間から顔を出すのは同じだった。

「よろしく。気持ちよく、めちゃくちゃにして♡」

「あはは、先に言われちゃった」

 小原鞠莉はあふれ出る快感の中、君♀に導かれ、膣奥を舌で十分にほぐされる。恋人として開発し、夫婦となるころには、舌は簡単に入った。それでも、いわゆる締まりというものは何歳になっても健在で、小原鞠莉はそのひだひだで君♀の舌を絡めるように、強く締め付けた。

 同程度に、小原鞠莉も外からではなく中からの絶頂を得る。長く恋人生活をしていたせいで、すっかり舌技は長時間できるようになり、小原鞠莉は自身の体力が全て嬌声や痙攣になるのを感じていた。(金曜)

「(鞠莉ちゃん、世界で一番愛してる)」

「あぁ、あぁぁぁんっ、あぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
0427sage ◆4csCGL8y4rQL (なし)
垢版 |
2020/07/19(日) 23:37:43.63ID:S5AxVY0g
 何度目かの、中を柔らかい舌でほぐしたあと、小原鞠莉は再び君♀の愛情でも抱えるように、胸の上で手を組んで満足感に浸る。
 残る最後の、君♀の指を待っていた。

「水道で、無添加の石鹸で手を洗ってからフィンドムつけるね。ちょっとだけ待っててね」

「は、ぁっ、い♡」

 小原鞠莉は洗面台に君♀が歩くのを見て、君♀に愛されていることをひしひしと感じつつあった。
 体中の情欲が愛情に変換されて、胸の内が満たされるようだった。
 再び愛情が、情欲と満足に再変換されるのを待っていた。

 二人の新婚部屋、元々は小原鞠莉の自室だったその部屋は、ホテルの一室だけあって水道・風呂が完備されている。
 ホテルの宿泊者用の冷蔵庫もあった。
 したがって、材料さえあれば君♀達はその部屋で新婚生活が営めることになる。

 手を洗う前にフィンドムの箱からフィンドムのパックを開封し、取りやすくする。
 そうして、台所の清潔にしてある定位置にそれを置き、無添加の石鹸で手を洗う。
 中指と薬指を特に入念に洗い、指全体を清潔にした。朝に君♀が小原鞠莉にたくさん尽くされたように、君♀もまた最愛の妻を尽くす準備をしていた。

 フィンドムのパックの端だけを、秘部には入れない親指と小指で器用に挟む。

 一糸まとわぬ姿で君♀が小原鞠莉が待っているベッドに向かい、顔を覗き込む。
 小原鞠莉は目を細め、閉じた。

「よろしくお願いします、あなた……ううん、〇〇」

「鞠莉ちゃん。夜だから、いっぱい感じてね」

 触れ合えば触れ合うほどに感じ合う。胸が擦れて小原鞠莉は一人感じる。
 君♀はそんな妻の姿が可愛らしく、感じるよりも小原鞠莉を観察したくて見入った。

 触れ合わせるだけのキスを交わし、フィンドムのパックからフィンドムを日本取り出す。
 慣れた手つきで中指と薬指に取り付け、小原鞠莉の秘部の扉付近を他の三本で、かき分ける。

 そして、欲しくてたまらない液が扉の下あたりを濡らしているのを見つけた。
 お腹を反らし、徐々に開脚されつつある秘部に、君♀は興奮と妖艶を感じながら検討をつけた。
 小原鞠莉の秘部の扉の下側をかき分け、内部に防護幕を施した指一本をを差し込む。

 扉の中は、君♀が手を洗う時間が多少経ってはいたが、十分に湿り気であふれていた。

「この先、いい?」

「〇〇、おねがぁい……♡」

 君♀はいつも行うように、小原鞠莉の扉の奥へ、中指と薬指を滑らせた。
 入口から少し進んだ場所は狭いが、ボトルネックのように狭小なそこを超えると奥がぎゅっと君♀の中を締め付ける。

「あぁっ……♡」

「苦しくない?」

「気持ち、いいっ」

「ふふっ」
0434sage ◆4csCGL8y4rQL (筆)
垢版 |
2020/07/26(日) 11:30:36.67ID:e8G8tNMp
保守ありがとう……
先週からリアルに忙殺されてるのでだいぶ亀更新になります……orz
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