梨子「桜内梨子の秘密」
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わたし桜内梨子には秘密があるの
それは壁本が好きとかじゃなくて
いやあながち間違ってないんだけど
わたしはレズじゃない
レズを見るのが好きなの! 最近は壁本を買うだけじゃ我慢できなくなってきて
Aqoursメンバー達を題材にしたSSなんかも書くようになって…
そんなわたしの書いた短編集 ルビィ「ねえ善子ちゃん」
善子「なによ それにヨハネよ」
ルビィ「じゃあヨハネちゃん」
ルビィ「ルビィはヨハネちゃんに怒ってることがあります!」
善子「あら? なにか怒らせるようなことなんかしたかしら」 ルビィ「あるよ! 大ありだよ!」
ルビィ「ルビィはいつまでリトルデーモン4号なの!?」
善子「え いつまでって4号なんだからずっと4号でしょ」
善子「BLEACHの十刃じゃないんだから」
ルビィ「ぅゆ… よくわかんないけどご不満なの!」
善子「別に偉い順とかじゃないから気にしないでって言ってるのよ?」
善子「ね? かわいいリトルデーモン4号?」 ルビィ「そっかぁ 偉い順じゃないならいいや…」
ルビィ「ってなんないよ!」
善子「ノリツッコミ!?」
ルビィ「だって善子ちゃんは梨子ちゃんのことリリーって呼んで上級リトルデーモンにしてるもん」
善子「そうね」
善子「リリーはヨハネと特別な盟約を交わした僕だから」
ルビィ「梨子ちゃんばっかりズルい!」 ルビィ「ルビィだって一緒に儀式の準備したりしてさ」
ルビィ「上級リトルデーモンになれるように頑張ルビィしてたのに」
ルビィ「善子ちゃんはぜんっぜん上級リトルデーモンにしてくれないんだもん」
ルビィ「さすがの4号ももうご不満です!」
善子「でもほら ルビィ自分のこと4号って言ってるしかわいいからいいかなぁなんて…」
ルビィ「ぴっ かわいいとかいってもダメだもん」
善子「ごめん…」
善子「それでルビィはどうしたいのよ?」 ルビィ「ルビィも上級リトルデーモンになりたい!」
ルビィ「できれば上級より特別な感じがいい!」
善子「ずいぶん欲張りなリトルデーモンね」
ルビィ「リトルデーモンはアクマだから欲張りなんだよ」
善子「いうじゃない さすが4号 わかってるわね」
ルビィ「4号じゃいやって言ってるのに いじわる」
善子「堕天使なんだからいじわるで当然でしょ?」
ルビィ「うゆゆ…」 善子「4号だってなんだってみんなわたしの大事なリトルデーモンよ?」
善子「それにね ルビィは最初から4号って言ってくれてたから今更変えたくないのよ」
ルビィ「どういうこと?」
善子「ルビィはずっとリトルデーモンでいてくれる そう信じてるから4号なの」
ルビィ「うーん なんか騙されてる気がするけど」
ルビィ「今回はそれでいいことにする!」
善子「ありがとう かわいいリトルデーモン」 とまぁこんな感じで色々あるの
やっぱりよしルビは堕天使関連がいいわね
1番小さいアクマは外せない!
でもルビィちゃんより花丸ちゃんの方が小さいような…
誕生日も花丸ちゃんの方があとだし…
まぁかわいいからいいや
あとなんだかんだで上級リトルデーモンはわたしのものよ 果南「善子! 大変だよ!」
善子「そんなに慌ててどうしたのよ」
果南「今度かなよし総選挙があるんだって!」
善子「かなよし総選挙? どんな選挙なのよ」
果南「なんか1番仲のいいメンバー同士を決める…みたいな」
善子「ふーん?」 果南「あれ? でもおかしいなぁ」
果南「かなよしってわたしと善子のことだよね?」
果南「それなら選挙しなくてももう終わってるような…」
善子「どういうことなのよ…」
善子「わたしと果南で一騎討ちでもするっていうの?」
善子「絶対いやよ 勝てるわけないじゃない」 果南「なんで殴り合い前提みたいな言い方するのさ…」
善子「そうね 選挙っていうくらいだからそれはないわね…」
善子「っていうか どこで仕入れてきたのよ そんな情報」
果南「えっとこれこれ ここに書いてあって」
善子「果南… これ…」
善子「かなよしじゃなくてなかよしよ」
果南「あれ〜 ほんとだ!」 善子「まったく… まぁそれならさっき果南が言ってた内容も納得ね」
果南「なかよしさんを決めるってことだね」
善子「果南はマリーとかと一緒に選ばれそうね」
果南「鞠莉かぁ うん そうだね ずっと前からいるもんね」
果南「でもね 見間違えちゃったっていうのもあるけど」
果南「わたしはもっと善子ともなかよしになりたいな」
善子「なっ」
果南「だからハグしよ?」
善子「いやよ」
果南「なんでさ!」
果南「ハグ!ハグはぐはぐ!」
善子「ぎゃー!」 かなよしはなかよし
平和な感じがいいわね
ほのぼのしてて心が浄化されそうね… 曜「おはよーしこー!」
善子「ヨハネよ 朝から元気ね」
曜「曜ちゃんはいつでも元気全開でいでいでいなのであります!」
曜「よーしこーは相変わらず朝は弱そうでありますなぁ」
曜「朝ごはんちゃんと食べてる?」
善子「食べてるわよ だいたい普通朝はみんなこんなものでしょ」 曜「むむむ じゃあ曜ちゃんがよーしこーを元気にしちゃうであります」
善子「ちょ なにするのよ」
曜「こちょこちょこちょこちょ」
善子「ひっ やめてっ」
曜「ひっって ちょっと傷ついた… 曜ちゃんは傷ついたであります」
善子「ごめん… でも急にくすぐられたらへんな声も出るわよ」
曜「じゃあ嫌だったわけじゃないと?」 善子「まぁ そうね」
曜「わーい! じゃあもっと!」
善子「嫌! くすぐりはダメよ!」
曜「えぇー そんなぁ」 曜「………」
善子「ちょっと急に黙ってどうしたのよ」
曜「善子ちゃんが先輩とのスキンシップを嫌がる…」
曜「善子ちゃんに避けられてる…」
善子「避けてないわよ!」
曜「でもくすぐっちゃダメって…」
善子「あー もう!」
善子「わかったわよ ハグ ハグならいいわよ」
曜「ほんと!? やった!」
善子「なんでこうくっつくのが好きな人が多いのかしら…」 はぁ〜じもい…
曜ちゃんってがんがんいきそうでちょっと誘い受けっぽいわよね
そして善子ちゃんは誘い受けに弱そう
捗る… 善子「マリー お願いがあるの」
鞠莉「oh 珍しいわね なになに?」
善子「マリーはさ やっぱり卒業したら海外に行っちゃうのよね?」
鞠莉「そうねぇ パパのお仕事も手伝わなきゃだしね」
善子「そっか」
鞠莉「どうしたの? 悲しい顔して」
鞠莉「キュートなお顔が台無しよ?」 善子「うん ホントはね せっかく仲良くなれたから離れ離れになりたくない…」
善子「そのまま理事長続けてくれればいいのにって思ってる」
善子「でもそれじゃいけないって思うから」
鞠莉「oh 嬉しいこと言ってくれるじゃない」
善子「だから だからね」 善子「いまのうちにマカロンいっぱい食べさせて!」
鞠莉「ほわっつ!?」
善子「マリーの家でいっぱいマカロン食べたい!」
鞠莉「よーはーねー? さっきのは演技だったんでーすか?」
善子「ぎくっ」
鞠莉「さっすが堕天使ヨハネね かんっぜんに騙されたわ」
鞠莉「いいでしょう たーっぷり食べさせてあげる」 この後めちゃくちゃマカロン食べたんだろうな
寂しいのはほんとなのに素直になれないよっちゃんかわいい
鞠莉さんもしんみりは苦手そうだからそれもよさそうね 千歌「かんかん!」
善子「みかん?」
千歌「そう! チカはこの度みかん大使に就任したのだ!」
善子「それはよかったわね」
善子「みかん好きだものね おめでとう」
千歌「ありがとう!」
千歌「でも喜んでばかりいられない!」
善子「どうして?」 千歌「それはずばり善子ちゃんのせいだよ!」
善子「えぇ… なによ急に…」
千歌「だってみかん大使のいるAqoursにみかん嫌いがいるなんてすきゃんだるだよ?」
善子「そうなのかしら… いいじゃない1人くらい」
善子「Aqoursにはずら丸と曜だっているし」
善子「3人もみかん好きがいるんだし充分じゃない?」 千歌「ダメだよ! こういうのは人数じゃないんだよ!」
善子「あっ これはもうなにを言ってもダメなやつね…」
善子「それで? わたしにみかん嫌いを克服させたいってこと?」
千歌「うん だって悔しいじゃん! 千歌の好きなみかんを嫌いって言うんだよ? 悔しいじゃん!」
善子「あなたそれ言いたいだけでしょ…」 善子「それで?どうするつもりなのよ?」
千歌「まずはこのみかんを食べてもらいます!」
善子「もしかしてバカなの? ヨハネはそれが嫌いなのよ?」
善子「食べてください はいそうですかって食べるわけないじゃない」
千歌「えぇっ チカが泣く泣く好物をあげようというのに…」 千歌「わかった! チカ知ってるよ」
千歌「善子ちゃんはツンデレなんだってよーちゃん言ってた」
千歌「みかんをもらうだけだと悪いって思ってるんだね!」
千歌「じゃあチカのみかんと善子ちゃんのチョコを交換しよう」
善子「善子でもなければツンデレでもないわよ…」
善子「それにわたしはみかんが嫌いなのよ? みかんと交換するなら塩辛ってことになるんだけど」
千歌「えぇ! ひどいよ 善子ちゃん!」
善子「ひどくないわよ! 嫌いなもの同士のトレードじゃない」
千歌「ここは好きなもの同士のトレードをっ」
善子「しない!」
千歌「えぇ〜」 千歌「善子ちゃんがみかん嫌いだって 食べたくないって」
千歌「チカのイメージカラーはみかん色なのに」
千歌「チカはみかん大使なのに」
千歌「善子ちゃんはチカのこと嫌いなんだぁ…」
善子「嘘泣きしないで!」
善子「ヨハネが悪いことしてるみたいじゃない!」 善子「それに千歌のこと嫌いなんて言ってないじゃない」
千歌「じゃあ好き?」
善子「う うるさい! それとこれとは関係ないでしょ」
千歌「うぇぇん やっぱりみかんもチカも嫌いなんだぁ」
善子「好き 好きだから泣き止んで…」
千歌「わーい! じゃあみかん食べて?」
善子「あー もうめんどくさい! 食べればいいんでしょ 食べれば」
善子「うぅぅ すっぱい…」 よっちゃんはちいさい頃はみかん嫌いじゃなかったらしいよ
おやつとか給食で出されすぎたのと持ち前の不幸さからすっぱいのが当たりがちだったんだって
というか千歌ちゃん曜ちゃん花丸ちゃん
ライバルになりそうな3人はみんなみかん好きなのね よっちゃんと相性悪いじゃない
これはチャンスね
え?あれ?なんのライバルだろう… 善子「ダイヤ! これを見なさい!」
ダイヤ「これはっ」
善子「そう 13の紅き…」
ダイヤ「苺と抹茶のタワーパフェ!の割引き券!」
善子「えぇい! 遮るなぁ!」
ダイヤ「善子さん! さっそくココスに行きましょう!」
善子「善子じゃなっ ってはや! 待って〜」 ってことがこないだあって
たしかにダイヤさんは抹茶のスイーツ好きだし誘うのもわかるけど
別にわたし誘ってくれてもよかったじゃない!
13個イチゴがのってるとか13って悪魔的!とか絶対言うじゃん あー見たかったなぁ
よっちゃんはいい子だからメンバーの好きなものとか覚えてて可愛いけど…
あー ダイヤさんズルい
わたし結局1人で食べに行ったんだから! 花丸「…………」
善子「…………」
花丸「…………」
善子「…………」
花丸「…………」
善子「…………」 善子ちゃんは黒魔術の本を花丸ちゃんは図書室で借りてきた本を読んでるだけ
2人は会話がなくても安心できる的な!?
実家のような安心感みたいな!? 気心知れた幼なじみだからみたいな? あれ? なんかよっちゃんのことばかりだなぁ
やっぱりよっちゃんが好きなのかも…?
そうみたい
でもよっちゃんとよっちゃんを見ることが好きなだけだからやっぱりレズじゃない! なんかこう、言葉にするの難しいんだけど、雰囲気が可愛かった
梨子ちゃんが気持ちを自覚するのはまだ先のことかもしれないな
乙! まさかの善子カプ詰め合わせ
とても可愛くてよかったです桜内先生 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています