真姫「オー! マッキー」
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真姫「今日から私の高校生活が始まるのね」
真姫「友達沢山出来るかしら。友達が多いことはいいことだもの」
真姫ママ「マッキー。友達なんてものより勉強をしっかりするのよ」
真姫パパ「そうだマッキー。勉強がしっかり出来てこそ高校生というものなんだ」
真姫「友達より勉強の方が大事なの?」
真姫ママ「そうよ。勉強がしっかり出来てさえいれば友達なんて必要ないの」
真姫パパ「そうだ。勉強が友達と思えるようになれば友達なんて必要ないんだ」
真姫「パパもママも寂しい高校生活を送っていたのね」
真姫ママ「あらこの子ったら」
真姫パパ「流石は、私達の娘だな」
「「「アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」」」 真姫「早速学校に行くわ」
真姫「学校に着いたわ」
真姫「私のクラスは何組かしら」
凛「馬鹿だな。一年生のクラスは一つしかないんだよ」
真姫「あなたは?」
凛「凛は凛だよ」
真姫「そう。あなたも新入生でしょ? 私と友達にならない?」
凛「凛にはかよちんだけいればいいの」
真姫「かよちん?」 花陽「……」
真姫「あ、この子がかよちんね。ねぇ、私と友達になりましょうよ」
花陽「……」ボソボソボソボソ
真姫「? なんて言ってるか分かんないわ」
花陽「……」ボソボソボソボソ
凛「かよちん、なんて? ふんふん」
凛「どういう人かも分からないのに、いきなり友達にはなれないって」
真姫「じゃあどうすれば友達になれるの?」
花陽「……」ボソボソボソボソ
凛「そんなの私も知らないって」
真姫「うーん、友達を作るのって難しいのね」 真姫ママ「真姫ちゃんが心配でついてきてしまったけれど」
真姫パパ「まるで私達の高校生活を見ているようだね、ママ」
真姫ママ「流石は、私達の娘ね」
「「「アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」」」 真姫「結局友達出来なかったわ」
真姫「このままじゃママとパパみたいになっちゃう」
真姫「そうだ。お金をあげれば友達が増えるかもしれないわ」
真姫「ねぇ、そこのあなた」
にこ「何よあんた」
真姫「お金をあげるから私と友達になって」
にこ「何ですって? お金をあげるから友達になれですって?」
真姫「ええ」
にこ「にこはね、そんな頼みを聞き入れるような安っぽい人間じゃないの」
真姫「こんなに沢山お金を用意したのに」
にこ「あんたがどうしてもっていうなら友達になってあげるわ」
真姫「やったぁ、友達ができたわ」
真姫「友達も勉強も大事だけど、お金の方がもっと大切なのね」 真姫ママ「真姫ちゃんは一つ大人になったようね」
真姫パパ「なんたって、もう高校生だからね」
「「「アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」」」 今日は高橋邦子だのマイキーだの懐かしいSSスレが多いな 真姫「友達も出来たことだし、次は部活を始めなくちゃ」
真姫「何をすればいいのかしら」
真姫「体を動かすのはメンドクサイし、文化系は根暗だと思われそうだし」
真姫「うーんうーん」
にこ「何を唸ってるのよマッキー」
真姫「にこちゃん」
真姫「にこちゃんは何の部に入ってるの?」
にこ「何よ突然」
真姫「何部に入ればいいか悩んでるの」
にこ「決まってるでしょ。あんたはアイドル研究部に入るのよ」 真姫「アイドル研究部?」
にこ「部費が出なくて困ってるの」
真姫「そんなぁ。勝手に決められちゃ困るわよ」
にこ「友達が困ってたら助けるのが友達でしょ」
真姫「そうか、友達が困ってたら助けるのが友達なのね」
にこ「そうよ。にこはマッキーの友達でにこが困ってるからマッキーはにこを助けなくちゃいけないの」
真姫「でも私もにこちゃんの友達で勝手に部活に入れられそうですごく困ってるんだけどにこちゃんは私を助けなくちゃいけないんじゃないの?」
にこ「友達ってのはね、自分にとって都合の良い相手ってことなのよ」
真姫「友達って、あんまり良いものじゃないのかしら」 真姫「アイドル研究部に入れられてしまったわ」
真姫「部員が私とにこちゃんしかいないなんておかしいわ」
にこ「部員はこれから増えていくのよ」
にこ「それよりお茶でも入れなさいよマッキー」
真姫「ええ、何で私がにこちゃんにお茶を淹れなくちゃいけないの」
にこ「にこはこの部の長よ。後輩は部長の命令には絶対に服従する。それが部活動というものよ」 真姫「そんな、横暴よ、職権乱用よ、メンドクサイ」
にこ「理不尽なことに耐えて少しずつ大人になっていくの。それが高校生というものよ」
真姫「嫌よ。それなら私は大人になんてなりたくないわ」
にこ「お茶を淹れないなら友達は解消よ。信頼がなくなればやっていけなくなる。それが友達というものよ」
真姫「えーんえーん」 真姫パパ「高校生の世界も中々にシビアだね、ママ」
真姫ママ「お金で作った友達の価値を知った。真姫ちゃんはまた一つ大人になったわね、パパ」
「「「アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ」」」 真姫「アイドル研究部に入ってからというもの、お茶汲みしかしてないわ」
真姫「友達もにこちゃんしか出来てないし、このままじゃまずいわ」
真姫「ストレス解消に音楽室でピアノを弾きましょう」
ポロロンポロポロポンポロロン 真姫「ふぅー」
真姫「完璧ね」
穂乃果「いいや違うね」
ことり「もちろん違うね」
真姫「うわっ、何よあなた達」
穂乃果「今のが完璧?」
ことり「今ので完璧?」
真姫「むっ、何よあなた達」 穂乃果「あなたのピアノ、まだまだ発展途中だよ」
ことり「あなたのピアノ、まだまだ発展途上だよ」
穂乃果「直さなくていいでしょー!?」
ことり「直さないとダメでしょー!?」
真姫「ちょっと。何なのよあなた達」
穂乃果「私は穂乃果」
ことり「私はことり」
穂乃果「二年生だよ」
ことり「一年生の一個上だよ」
穂乃果「二年生でいいでしょー!?」
ことり「どっちでもいいでしょー!?」
真姫「イミワカンナイ…」 穂乃果・ことり「あなた、アイドルに興味ある?」
真姫「へ? アイドル?」
穂乃果「実は私達」
ことり「スクールアイドルをやろうと思って」
真姫「一応アイドル研究部だけど」
穂乃果「アイドル研究部!?」
ことり「そりゃあ話が早い!」
穂乃果「私達と一緒に、スクールアイドルやろう」
ことり「私達と一緒に、スクールアイドルやろう」
真姫「スクールアイドル……」
穂乃果「二回言っても仕方ないでしょー!?」
ことり「二回言わなきゃ分からないんだよー!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています