カキ『キミがもくたんか!』

ダイヤ「はあ、そうですが。あなたは…?」

カキ『おれはカキ。この先のヴィラ火山を修行の場にしている者だ』

ククイ博士『そして彼は、若いながらにホノオの試練を預かっている猛者なんだぜ』

ダイヤ「まあ!」

カキ『や、やめてくださいよ。おれはほのおタイプのポケモンと修行するのが好きなだけで、まだまだ…』

カキ『とにかく、スイレン達からキミの話は聞いてる。試練を受けたければヴィラ火山の頂上まで来るといい、やけどなおしの準備を忘れずにな。それじゃあな!』スタスタ…

ダイヤ「ホノオの試練ですか。アスナさんとの戦いを思い出すわね」

ルビィ「おねいちゃん、アスナさんのことよくお話に出すよね」

ダイヤ「ええ。ホウエン地方のジムリーダーさん達との戦いはいずれも楽ではなかったけれど、やはりアスナさんとテッセンさんとの戦いは強く印象に残っているわ」

ダイヤ「…」

ダイヤ「アスナさんと、また勝負しようと約束を交わしたのに…わたくし達はホウエン地方を去ってしまって…」

ルビィ「だいじょうぶだいじょうぶ。だいじょうぶだから」


なにが大丈夫なのかは頑なに言わなかった。