真姫「もしもし花陽?」 花陽『チョコの作り方?』
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
花陽『えっとね、まずチョコを細かくしてね(包丁で)』
真姫「細かく…(一個ずつにばらせばいいのかしら)」ポキポキ
真姫「出来たわよ」
花陽『えっ、もう?』
真姫「えっ?」 花陽(やっぱり真姫ちゃんは器用で凄いなぁ…それともお金持ちだからそういう機械があるのかな?)
真姫「花陽?」
花陽『あっ、ご、ごめんね …えっとそれで、次はボウルにお湯を入れて、そのチョコを溶かすの』
真姫「ボウルに…お湯?」
花陽『うん』
真姫「おゆ……」トポトポトポ
花陽『それで、ヘラで混ぜてると段々溶けて』
真姫「溶けたわ」
花陽『えっ?』
真姫「えっ?」 花陽『もう溶けたの?』
真姫「溶けたわよ?」
花陽(…あっ、もしかして、今は少しだけお試しで作ってるのかな?)
真姫「…これでいいのよね?薄いけど…」
花陽『薄い?』
真姫(こういう物なのかしら……)
花陽(薄い……あっ、形かな?チョコが少ないから、器に広がっちゃってるのかな) 真姫『これでいいのよね?』
花陽「うん、ちょっとチョコが少ないと上手くいかないかもしれないけど…」
真姫『そうなの?なら足そうかしら』
花陽「あっ、でもそうすると今溶かしたチョコが冷めちゃうから…」
真姫『もう細かくしちゃったわよ』
花陽「えっ」
真姫『溶けたわ』
花陽「!?」 真姫「それで、次はどうするの?」
花陽『…え、えっと……後は型に入れて、冷蔵庫で固めるの』
真姫「型…」
花陽『あっ、それかクッキングシートの上に直接絞ってもいいよ』
真姫「絞る?」
花陽『うん、絞り袋に入れて…』
真姫「何を?」
花陽『えっ? チョコだよ』
真姫「…入るの?」
花陽「え?」
真姫「流れない?」
花陽「え?」
真姫「え?」 真姫「…まぁいいわ、確かお菓子の型があったから…」
花陽『あ、うん、それに入れて、冷蔵庫に入れて固めるの』
真姫「…冷凍庫じゃなくて?」
花陽『あっ…そうだったかも』
真姫「冷蔵庫じゃコレは固まらないでしょ?」シャバシャバ
花陽『う、うん、そうかも…』 花陽『後は固まったら、型から取り出して完成だよ!』
真姫「そう、思ったより簡単なのね」クルクル
花陽『…真姫ちゃん、にこちゃんにあげるの?』
真姫「ブッ…/// な、なんでにこちゃんの名前が出てくるのよ!イミワカンナイ!///」クルクル
花陽『あはは』
真姫「私が渡したいのは――…」
真姫「…花陽、この後って会えるかしら」
花陽『え?この後? 大丈夫だけど…』
真姫「チョコってどのくらいで固まるのかしら」
花陽『えっと、30分ぐらいかな?』
真姫「そう、なら一時間後ね、花陽の家に行くわ」
花陽『えっ?』 ――50分後
花陽「……」
花陽「…真姫ちゃんどうしたのかな…電話も切れちゃったし…」
花陽「LINEは見てくれてるみたいだけど…」
ピンポーン
花陽「あっ」 花陽「真姫ちゃん?」ガチャッ
真姫「はぁ、はぁ……」
花陽「ど、どうしたのぉ!?顔真っ赤…風邪引いちゃった!?」
真姫「違うわよ…ハァ…ここまで、走ってきたから…ふぅ…」
花陽「は、走ってきたって…」
真姫「だって…溶ける前に、って…思って……///」
花陽「えっ?」
真姫「……ハッピーバレンタイン、花陽」
花陽「あっ…!」
真姫「その…いつも、ありっ、あり…ありがと……///」
花陽「……うん、こっちこそ、いつもありがとう、真姫ちゃん///」 花陽「真姫ちゃん、上がっていってよ!一緒にチョコ食べよう?」
真姫「いっ、いいわよ!すぐ帰るつもりだったし…///」
花陽「寒いから風邪引いちゃうよ、ね?」
真姫「わ、わかったわよ…///」
花陽「あ、コーヒーも入れるね!」
真姫「そ、そんなセッティングしなくていいわよ!///」
花陽「だ、だって、嬉しくて…えへへ///」
真姫「べ、別に…チョコぐらい誰でも作れるわよ…///」クルクル 花陽ちゃんの部屋
花陽「じゃあ…開けていい?」
真姫「……開けなきゃ食べれないデショ」
花陽「あはは」カパッ
花陽「……?」 真姫「ど、どうかしら…?///」クルクル
花陽「…? ……? ?」
真姫「花陽に教わった通りに作ってみたケド…///」クルクル
花陽「……」
真姫「…?」
花陽「…あっ!!」
真姫「!?」ビクッ バッシャバッシャやん
林間学校で作ったカレー思い出すわ ――――
――
真姫「……///」プルプル
花陽「ご、ごめんね真姫ちゃん、私がちゃんと説明しなかったから…」
真姫「……」
花陽「…真姫ちゃん?」
真姫「ふんっ!」ガシッ ガリガリガリ
花陽「ピャアッ!? ま、真姫ちゃん!?」
真姫「なにヨ!チョコ食べてるだけでしょ!」ガリガリガリ
花陽「氷食べたらお腹冷えちゃうよ〜」
真姫「これはチョコよ!作った私が言うんだから間違いないの!」ガリガリ
花陽「あうぅ…」オドオド
花陽「…!」 花陽「真姫ちゃん!ホラ!」
真姫「?」
チャポン チャポ
花陽「ね?」
真姫「…何がねなのよ」
花陽「え、えっとね、アイスコーヒー作るときに、こういう風にする人がいるって…」オズオズ
真姫「……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています