栞子「付き合ってほしい?」
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栞子「念の為に伺いますが...」
栞子「あなたと私とで恋人関係になるという解釈でよろしいんですよね?」 どうしよう、俺のかわいい度指数が9999で上限だと思ってたら
16000かわいい叩き出したわ…乙! 最高
他人のために一生懸命っていう視点はなかったなー
あなたちゃんに似てるな この間もずっとしぃちゃん呼びなんでしょ?
可愛いが過ぎる… そろそろ他の女子と話をするだけで面倒臭くなる頃合いだぞ!気を付けろよ! こんなにキュンキュン来るSSを連発されたら、こちらの胸も大変な事になるので、たまには休ませて欲しい。
乙です! ---------------------------
月曜日 放課後
栞子「お待たせしました」
栞子「すみません、授業が少し長引いてしまいました」
栞子「...いえ、今日は生徒会の仕事は昼休みに処理してしまったので大丈夫です」
栞子「はい、行きましょう」 ..........................
児童館
栞子「着きました」
栞子「ここでは毎週イベントが開催されていて私達くらいの学生がここの子供たちと遊んだりし
ているんです」
栞子「少し子供たちと遊んで頂くことになると思いますが大丈夫ですか?」
栞子「...えぇ、ちゃんと相手をしてあげて下さいね」
栞子「ふふっ、油断してると泣かれたりしますから」
栞子「それでは入りましょう」
栞子「連絡は入れていますので大丈夫です」 栞子とお子さんは混ぜるな逆に危険!
浄化され過ぎて仕事の取引とか出来なくなるわw
乙! 乙
スクスタのメインストーリーもそろそろ更新入るみたいだしこっちもスクスタも両方楽しみ ..........................
栞子「どうですか?子供たち遊んだ感想は?」
栞子「そうです。それはもう大変ですなんです」
栞子「私も初めの頃はあなたの様にあたふたしてしまいましたから」
栞子「何人かから同時に引っ張られたりして慌てていました」 栞子「えぇ、でも何回か遊んでいると子供たちの事が段々と分かってくるんです」
栞子「その子の性格、好きな事や仕草だったりと沢山の子の色々な部分が見えてきます」
栞子「それに子供の方からも私に話してくれるようにもなって...」
栞子「話してるとあの子たちの良い部分や困っている事、得意なこととかも分かってきます」
栞子「良い部分は褒めてあげて...困っている事は相談に乗って助言をしてあげるんです」
栞子「それで少し経った後また私の所に来て、私の助言の通りにして上手くいったと笑顔で話してくれるんです」 栞子「えぇ、すごく嬉しいですよ」
栞子「そうしてあの子たちの長所を伸ばしてあげて、自分に自信を持ってもらえば...」
栞子「これからのあの子たちの未来はとても明るいものになっていくのだと思います」
栞子「あの子たちにはこの先の人生で後悔して欲しくはありません」
栞子「叶わない夢を追い続けて挫折してほしくはないんです」
栞子「色んな人に応援されてきたのに、才能が無い故に最後は挫折してしまう」
栞子「そしてあの時にああしていれば良かったと後悔してしまう」
栞子「これほど哀しいことは無いと思うんです」 栞子「......!」
栞子「すみません、少し喋り過ぎましたね」
栞子「ただ、あなたには私の考えを少し知って頂きたかったので...」
栞子「今回はわざわざ付き合ってもらったんです」
栞子「えぇ、ありがとうございます」 栞子「...違います」
栞子「あくまでも仲の良い友人だから話すんです」
栞子「的外れなことを言わないで下さい...」
栞子「......」
栞子「嘘です」ボソッ
栞子「...っ//」
栞子「そ、外ももう暗くなり始めてますね」
栞子「あまり長居するのも悪いのでそろそろ失礼しましょう」 ...........................
駅前
栞子「それではここで...」
栞子「はい、今日はありがとうございます」
栞子「えぇ、おやすみなさい」
栞子「......」
栞子「私も...あの人のように素直になりたいです」 今日更新のしおりん可愛すぎた
このスレのおかげでさらに可愛く見えたからほんとうにありがとう ------------------------
生徒会室
栞子「......」
栞子「どうして...」
栞子「どうして皆さんは分かってくれないんでしょうか」
栞子「自分に向いている事をやった方が成功出来るのに」
栞子「将来の役に立つというのに...」
栞子「無駄だと分かっていても、それをやりたいだなんて...」
栞子「私には理解できません」 栞子「......」
ポロッ
栞子「...っ」ポロポロ
栞子「うぅ...」
ガチャッ
栞子「!」
栞子「あっ...」
栞子「こ、これは...」
栞子「み、見ないで下さい...!」 栞子「お願い...出てって下さい...」
栞子「来ないで下さい...!」
栞子「...!」
栞子「ハンカチ?」
栞子「私が泣き止むまで待ってる...?」
栞子「嫌です...こんな顔をあなたには見られたくないです...」
栞子「後ろを向いてる...?」
栞子「絶対に出て行かないって...」 栞子「......」
栞子「少しだけ...」
栞子「少しだけ待っていて下さい...」 ...........................
栞子「すみません、取り乱してしまって」
栞子「えぇ、もう落ち着きました」
栞子「情けない姿を見せてしまいましたね」
栞子「あなたにあんな表情を見られてしまう日が来るとは思いませんでした」 栞子「...泣いていた理由、ですか」
栞子「それは...」
栞子「......」
栞子「あなたは...」
栞子「私が生徒会長になったのか理由を御存知ですか?」 栞子「...そうです」
栞子「この学校の生徒の方達の才能を見抜いて、その適正に合った道に導くためです」
栞子「好きな事をやり続けたとしても、それが夢半ばでやぶれてしまって悲しむ人を少なくするためです」
栞子「だから私は選挙であの公約を掲げて前生徒会長と戦い、そして勝ちました」
栞子「会長に就任した後は、学校内の生徒達の中で才能を埋もらせてる方や夢を目指して伸び悩んでる方達を、その適性に合った部活に変更させたりしました」
栞子「必要ならば先生方を説得して、他の学科への編入させたりもしました」 栞子「最初は私の見合った通り、皆さんは移動先の部活等で高い成績を収め本人もそれに満足して問題が無いように思えました」
栞子「ですが、最近になってその方たちが、やっぱり自分の夢を追いかけたいと言ってまた元の部活や学科に戻り始めたんです」
栞子「私は戻った方たちに再び説得に行きました」
栞子「ですが、ほとんどの方が自分の好きな事をやりたいと言って私の言うことを聞いてくれませんでした」 栞子「......」
栞子「...私のしたことは間違っていたのでしょうか」
栞子「それに...」
栞子「...いえ、これは言うべきことではないですね」 栞子「...言って欲しい?」
栞子「......」
栞子「例のスクールアイドル同好会の事です」 今日はここまでです!!!
13章最高でしたね!!!!!!
しぃちゃんの可愛さが存分に発揮されてました!!!!!!!! やべえスクスタのストーリー8章でサボってるから読まないと…
乙 イッチなんて単語使うまとめキッズは臭いから消えろ
乙しおりんかわいい 乙
普段余計なことを言わない>>1だからギャップが微笑ましい スクスタのストーリー読んだらここの栞子ちゃんとリンクしてしまった…
乙やで 栞子「私はあの同好会が嫌いでした」
栞子「あそこには豊かな才能を持つ方がたくさんいます」
栞子「工学系や料理、演劇などその分野を目指せばトップクラスの人間になれるような方がいるんです」
栞子「本来なら高校生活をその才能を磨くために使うべきだと私は思います」
栞子「それを、スクールアイドルに費やすなんて...」
栞子「あまりにも勿体ないです」 栞子「...他に?」
栞子「...どうして他に理由があると思うんですか?」
栞子「...スクールアイドル同好会にだけ攻撃的だから、ですか...」
栞子「そんな事は...ありません...」
栞子「ただ単にあの同好会は無駄なものだと思っているだけです」 栞子「......」
栞子「いえ、違います」
栞子「...あなたの言う通りです」
栞子「他にも理由があります」
栞子「...あなたには嘘はつきたくありません」 栞子「私は以前、ある人を通してスクールアイドルを見ていました」
栞子「その人はとても頭が良く、様々な才能があり、私にとってあこがれの存在で心から尊敬していました」
栞子「私はその人にスクールアイドルについてたくさん教えてもらったんです」
栞子「正直な所、私はその良さをいまいち理解をする事が出来ませんでした」
栞子「けれど彼女がスクールアイドルについて話すとき、心の底から楽しそうに話すのを見ていたので私はそれほど嫌ってはいませんでした」
栞子「むしろ、彼女をこんなに笑顔にさせてくれるスクールアイドルに対して好意を持っていたくらいです」 栞子「ですが、数年前その人はスクールアイドルフェスティバルという大会の運営の一人になったんです」
栞子「理由を聞いたら、大好きなスクールアイドルを近くで支えてあげたいと言っていました」
栞子「先程も言った通りその人は高い才能を持つ方です。本来ならもっと上の立場に立つべき人だと私は考えます」
栞子「運営の企画や方針などは他の方たちと一緒に決めるのであの人の能力が十分に発揮することはできません」
栞子「私はそれが最初からある程度予想はついてました」
栞子「ですが...あの人の気持ちを考えると無理に止める事は出来ませんでした」 栞子「結果、オリンピック等の原因もありましたが...彼女の努力も空しく今年のスクールアイドルフェスティバルは中止になってしまいました」
栞子「あの時喧嘩をしてでも止めるべきだったと私は考えています」
栞子「自身の才能に見合う仕事を選んでいたらもっと多くの人の為になれることを成しえたと思うんです」
栞子「それを...自分に向いてない事をやって無駄にするなんて...」 栞子「......」
栞子「私はその人の姿を見続けていたのでスクールアイドルの魅力の恐ろしさがよく分かるんです」
栞子「同好会の方達もスクールアイドルというものが本当に好きなんだと思います」
栞子「好きだからこそ自分に向いている事に費やす時間を減らしてまでアイドルをやっているんだと思います」 栞子「でも、このままでは彼女たちも無駄な時間を過ごしてしまいます」
栞子「だから私はあの人ようにならないよう同好会の方達を無理やりにでもアイドルを止めさせようとしているんです」
栞子「彼女たちの才能をあの人の様にスクールアイドルで潰させたくはないんです」
栞子「でも...最近はそれも上手くいかなくて...」
栞子「......」
栞子「何もかもが上手くいかないです」 栞子「...少し話したらすっきりしました」
栞子「話を聞いてくれてありがとうございます」
栞子「私の方も色々と考えてみます」
栞子「もしかしたら会長を止める事にするかもしれません」
栞子「他の人に才能云々と言いながら、私自身が自分の適性を把握できていなかったようです」
栞子「...駄目ですね」 栞子「...?」
栞子「どうしました?」
栞子「...私に告白した理由?」
栞子「あぁ...観覧車に乗った時のことですか」 栞子「...もう一つ理由が?」
栞子「何でしょうか?」
栞子「...私の事を支えたい?」
栞子「それは...どういう事でしょうか?」
栞子「何故ほとんど関わりの無かった私に対してそう思ったんですか?」
栞子「...他人の為に一生懸命になり過ぎて無理してるように見えた...」
栞子「そんな...無理なんて...」
栞子「だから私が躓いてしまったときに一緒に居て支えたかった、ですか」 栞子「...自分が私と付き合うのはふさわしくないと思っていた?」
栞子「しかし私に付き合ってくれと告白してきたではありませんか」
栞子「...本当に好きだったから...」
栞子「ふふっ、あなたらしいですね」
栞子「...同好会も同じ?」
栞子「本当にスクールアイドルが好きだからフェスティバルを再開させようとしてる...」
栞子「...無理やり止められる事ではない...」 栞子「でも、それで失敗して後悔しては本人たちが可哀想です...」
栞子「...しない?」
栞子「本当に好きな事を真剣にやった事は後悔しない、ですか...」
栞子「あの人も後悔はしていないのでしょうか...?」
栞子「姉さん...」 栞子「...大丈夫?」
栞子「そういうものなのでしょうか...」
栞子「分からないです」
栞子「でも、何故でしょうか」
栞子「不思議とあなたに言われるとそうなのかもしれないとも思えるんです」 栞子「でも、それならば私の今まででやってきた事は全く無駄だったという事ですね...」
栞子「...無駄じゃない?」
栞子「私には私の役割...私にしかできないこと...」
栞子「......」
栞子「分かったような分からないような、変な感じがします」 栞子「ですが、少し考えてみます」
栞子「あなたと話してると何か良い方法があるのではないかと思えてくるんです」
栞子「なんだか、知らないうちにあなたの影響を受けてしまったみたいですね」 栞子「そうですね。少し彼女達や他の生徒達への接し方も考えてみようと思います」
栞子「時間を取らせてしまいました。申し訳ありません」
栞子「そろそろ帰りましょうか」
栞子「帰りにどこかのカフェにでも行きませんか?あなたともう少しお話ししたいんです」 しぃちゃんってあだ名が出なかったけど他の人には言わせなかっただろうなと
このSSの影響で妄想しちゃってる 13章の最後のやり取りは、完全にこのスレに則った尊いもので
態度も完璧にしぃちゃんだったね 前から気になってたけどそういう持ち上げ方臭いからやめようよ
公式は公式、SSはSSでしょ ------------------------------
昼休み 生徒会室
栞子「今日はムニエルを作ってきてみました」
栞子「私としてはとても上手くできたと思うので食べてみて下さい」
栞子「...美味しいですか」
栞子「当たり前です。私の自信作なんですから」
栞子「こちらのおかずも食べて下さい」 栞子「...? あれから、ですか?」
栞子「そうですね。あまり生徒たちに無理を言うのは止めにしました」
栞子「基本的にやりたい事をやらせてその中で自分の適性や進路に悩んでる方に私が何かしら解決法を提示することにしています」
栞子「なので以前ほど反発は無くなりました」
栞子「同好会に関しても...あれから説明会等で色々とありましたので、前よりは嫌がられる事は無くなりましたね」 栞子「...それと」
栞子「実は今日ライブがあるから見に来てほしいとい誘われました」
栞子「まぁ...興味はそれほどはありませんが、見に来てくれと頼まれたので行ってあげるだけです」
栞子「...別に嬉しくなどありません」
栞子「ほら、早くお弁当を食べてしまいますよ」 ..........................
栞子「ごちそうさまです」
栞子「いえ、あなたのお弁当も中々でした」
栞子「最初の頃よりも随分と腕を上げたと思います」
栞子「...どうしました?」 栞子「眠い?」
栞子「まだ授業まで時間があるので仮眠でもしたらどうですか?」
栞子「そこのソファーでしたら体を横に出来ると思います」
栞子「...膝まくら?」
栞子「しませんよ。それは恋人同士がするものではないですか」
栞子「授業前には起こしてあげますから」
栞子「はい、おやすみなさい」 .........................
栞子「......」
栞子「起きてますか?」
栞子「...眠ってしまいましたね」
栞子「凄く落ち着いた寝顔ですね」
栞子「起きてる時の賑やかさが嘘みたいです」 栞子「......」
栞子「この人に告白されてから大分たちますが」
栞子「色んなことがありましたね」
栞子「良くも悪くもあなたに振り回されっぱなしで」
栞子「本当に大変でした」 栞子「でも、段々とそれが心地よくなって、楽しくなって...」
栞子「今思えばしかめっ面の私を元気づけようとしていたのかもしれませんね」
栞子「それに、あの日私が取り乱してしまったときも慰め、寄り添って下さいました」
栞子「あなたがいなかったら私はやけになって、周りの人にもっと強固な態度を取っていたかもしれません」
栞子「あなたのおかげで私も少しは変われたのかもしれません」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています