絵里「ハラショー!」
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絵里、希μ's加入時
部室
にこ「…」ガチャ
希「おっ、にこっち」
にこ「ああ希。早いわね」
希「そりゃウチらは新人やからねー。先輩より遅く来るわけにはいかないやん?」
にこ「何よそれ…」
希「エリチももうすぐ来ると思うよ?すぐそこで会ったから」
にこ「あっそ。そんなことより希、あんたダンスとか大丈夫なんでしょうね?経験あるの?」
希「踊るのは得意なんや!任せとき!練習ではいつもどんな感じでやってるん?」
にこ「そーねぇ…こんな感じよ」タタンッ タタンッ
希「おー…」 絵里「入るわよー」ガチャ
希「おーエリチ」
にこ「絵里」
希「今な、にこっちにダンス見せてもらってたところやったんよ」
絵里「へー…にこ、ちょっと私にも見せてくれない?」
にこ「そっ…そんなの練習の時にいくらでも見せるわよ…」
絵里「今見てみたいのよ。ね?にこ!」
にこ「仕方ないわねー」タタンッ タタンッ
絵里「…」
にこ「っ」クルッ タタタンッ
絵里「…にこ、ハラショー!」
にこ「んっ?」 絵里「動きにキレがあるわね!さすがにこね!」
にこ「えっ…どうしたのそれ?」
絵里「何が?…それにしても希、これは私達もウカウカしてられないわねっ!」
希「そうやな!ウチらも気合入れていかんと置いてかれちゃうかもしれんな!」
絵里「ええ!μ'sに入った以上、私も全力でやるわ!よろしく頼むわね!にこ!」
にこ「うん…で?どうしたのさっきの?」
絵里「…何が?」
にこ「いや…ハラショーって言ってたけど…」
絵里「ああ…あれはね?ロシア語で素敵なとか凄いとか…可愛らしいとかって意味の言葉よ」
にこ「それはなんとなくわかるけど…どうして急にさっきロシア語言ったの…?」
絵里「いやっ…?急にっていうか…前からたまに言ってたけどね…?」 にこ「いや嘘でしょ!」
絵里「本当よ?ついポロッと出ちゃうのよねー」
にこ「いや嘘つきなさいよっ!」
絵里「本当だって言ってるじゃない!もー変なにこねっ!…それで練習メニューのことなんだけど」
にこ「絵里がロシア語なんて使うの初めて聞いたけど…」
絵里「…そうだったかしら…?」
にこ「そうよ」
絵里「あーそう…それでね?バレエをやってた時の練習法なんだけど…」
にこ「ねぇ希はじめてよね?絵里がロシア語なんて喋ってるの聞くの」
希「まぁ…初めてやんなぁ」
にこ「そうよねぇ?」
絵里「あー…そうだったかしら?まぁアレだけどね。別に前からちょくちょく言ってたけど…二人の前で言うのは初めてか…そっかそっか。で練習のことなんだけど…」
にこ「…キャラ作ってんでしょ?」 にこ「なんで隠すの?にこ達には言ってもいいのよキャラ作ってるって。メンバーなんだから」
絵里「ちょ…ふふっキャラって何よにこったら…元々言ってたって言ってるじゃない…」
にこ「嘘つきなさいよあんた」
絵里「嘘ついてどうするのよこんなこと…うふふっ!変なにこね!それで練習のことで提案があるんだけど にこ「いいわよ一旦練習のことは」
絵里「いやいいことないでしょう…」
にこ「いつから言うようになったのよ?」
絵里「何が?」
にこ「ハラショーよっ!」
絵里「ああ…あれ?いやいつっていうか…ポロッと出ちゃうのよ…」
にこ「嘘つきなさいよっ!!」
絵里「本当だったら!ふふふっ…」 にこ「いつからポロッと出ちゃうようになったのよ…!?」
絵里「あれは…ロシアに住んでた頃だから…1歳ぐらいかしら…?」
にこ「嘘つきなさいよっ!ゼッタイ嘘よっ!」
絵里「1歳の秋かなんかじゃないかしら…」
にこ「嘘ねっ!なんであんた1歳の頃の記憶あんのよっ!?」
絵里「それは別にいいでしょうよ…ふふっ…」
にこ「1歳っていったらママとかワンワンとか言うのが関の山よっ!?あんたその頃からハラショーハラショー言ってたのっ!?」
絵里「とにかく言ってたのっ!!なんなのよにこはっ…ふふふっ…」
にこ「あんた…ポロッと出ちゃうって言えばセーフだと思ってるでしょう…?」 絵里「セーフって何よ…あはははっ…セーフの意味がわからないわよ…あははっ」
にこ「なんでそんな変な嘘つくのよ?」
絵里「嘘じゃないって!」
にこ「なんでキャラ作ってるのに作ってないだなんて変な嘘つくの?」
絵里「うふふっ…変なのはにこの方よ!本当にこったら…あははっ…」
希「なぁなぁ…いつまで言ってるん?いいやん別に。エリチの好きなようにやればいいやん?」
にこ「だって絵里が嘘つくんだもん! 絵里「嘘じゃないって言ってるでしょう!」
希「いいから練習の話しよう?今日も練習やるんやろ?」
にこ「やるけど…」
絵里「…私帰ろっかなぁ」
希「なんでっ?練習しないん?」
絵里「帰る? にこ「なんで?キャラ作ってるのバレたから?バレたからでしょ?ねぇ?」 絵里「…帰らないけど…なんなの?」
にこ「いやにこは本当のことが知りたいだけなの!」
絵里「ふふっ…本当にこったら…」
にこ「キャラ作ってるなら作ってるって言ってもらわないと困るの!いざっていう時にフォローしにくいから本当のこと言いなさいよっ!」
絵里「…はぁ…じゃあわかった…わかったわよ…本当のこと言うわよ…」
にこ「うん」
絵里「心を許してる人の前でしかロシア語言わないのよねぇ…」
にこ「はぁ…?」
絵里「いやほら…生まれのことで馬鹿にされたりすると嫌だから…心を許してる人の前でしか言えないのよ…」
にこ「嘘つきなさいよっ!!」 にこ「だったらさっきの1歳のころの嘘の意味が全くわからないんだけど!?最初から心を許してる人の前でしか言わないって言えば良かったじゃないっ!」
絵里「いやっ…それはちょっとみっともないかなぁと思って…」
にこ「いや全然大丈夫よっ!からかわれたくないから普段はあんまり言わないって言えばよかったじゃない!?アイドルやるからキャラ作ってんでしょあんた!?」
絵里「作ってないって!作ってるなら作ってるって言うしそれでいいじゃないそんなのふふふっ…」
にこ「心を許してる人って誰よ…?」
絵里「誰だっていいでしょう別に…」
にこ「なんでっ!?なんで言えないの!?キャラ作ってるから言えないんでしょう!?」
絵里「なっ…違うわよ!作ってないって言ってるでしょうよっ!」
にこ「じゃあ誰の前だったらハラショーって言うのよ!!」
絵里「あれよっ…!家族と…μ'sの皆よっ!!」
にこ「嘘つきなさいよあんた…!!」 絵里「本当よ!家族とμ'sの皆の前でだったら安心して言えるのよっ!」
にこ「急に!?今まで言えなかったのに急にμ'sに入った途端メンバーの前で言えるようになったのっ!?」
絵里「だから急じゃないのよっ!徐々に徐々にあなた達の性格とかがわかってきて安心して言えるようになったのよっ!」
にこ「嘘つきなさいよあんたはっ!誰の前でだったら言えるとか言えないとかないわよ普通!ないわよね希!?」
希「ウチもほとんどμ'sの皆にしか関西弁でしゃべらんよ?」
にこ「そうなのっ!? 絵里「ほらぁ!!ほらぁ!!」
にこ「たまたまよっ!絵里の場合はゼッタイ嘘!」
絵里「なんでよなんで…?」
にこ「あんた…心を許した人にしか言えないって言えばセーフだと思ってるでしょう…?」 絵里「ちょ…セーフってさっきから言ってるけど意味がわからないわよ…ふふふっ…セーフの意味が…」
にこ「ねぇ?ねぇ?ねぇ?」
絵里「何よ…?」
にこ「キャラ…作ってんでしょ?」
絵里「だっ…だから言ってるじゃないもう…なんなの?じゃあ言うけど…ハラショーは別にキャラ作って言ったわけじゃないけど…作ってたとしたらなんなの!?悪いのっ!?」
にこ「悪いなんて言ってないわよ!むしろ良いことよ!にこは正直に言って欲しいだけなのっ!」
絵里「だから言ってるじゃない…本当作ってるわけじゃないのっ…」
にこ「もういいわよそういうのっ!!嘘つきなさいって!!キャラ作って言ったんでしょう!?」
絵里「…何が?」
にこ「ハラショーよっ!!!」 絵里「はぁ…もう…」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「…」
絵里「…」コク
にこ「ほらぁーっ!!」
絵里「…」コクコク
にこ「ほらあんたキャラ作ってんじゃーんっ!!作ってんじゃないあんたっ!!ハラショーって言ったの人生で何回目よあんたっ!?」
絵里「本格的なのは今日で初めてよ…」
にこ「初めてっ!?一発目のハラショーがアレ!?もうあんたより私のほうが多くハラショーって言ってんじゃないっ!!」 絵里「…なに!?いけないわけ!?ダメなの!?」
にこ「だからダメなんて言ってないわよ!なんで嘘ついたのよ?」
絵里「…別にいいでしょう」
にこ「…恥ずかしかったんでしょ?」
絵里「…」
にこ「…」
絵里「…恥ずかしいわよおおぉーっ!!」ガターンッ にこ「!」ビクッ
絵里「恥ずかしいでしょうっ!?今までと違う自分をお披露目するのよ…恥ずかしいわよっ!!」
にこ「…」
絵里「うわなにこいつ…なに急に…えっ目立ちたいの…?…みたいに思われるのかなぁとか!目立ちたいわよっ!!何よっ!!」
にこ「…」 絵里「それにねぇにこ…これだけは言っておくわよ…!あなた達からしたら突然のハラショーだったかもしれないけどね…私はだいぶ前から考えてたからねっ!!私はこれから…こういう感じでいくからねーっ!!」
にこ「部室で何の宣言してんのよあんた…」
希「他の教室とかにもガンガン聞こえてたと思うよ今の…」
絵里「こういう感じでいくしっ…」 にこ「うんうん…分かったから…」
にこ「こんなに一気に全部ぶっちゃけるとは思わなかったわよ…」
絵里「そういうことだから… にこ「分かった!分かったから!」
絵里「でもあれでしょ…どうせ変だと思ってるんでしょ…」
にこ「…いや別に思ってないわよ?」
絵里「だってにこあなた…凄い言ってきたじゃないっ…!」
にこ「それはあんたが嘘ついてたことに引っかかってただけよ」 絵里「…じゃあ…どう思うのよ…こういう感じ…」
にこ「いや全然っ…いいんじゃない?」
絵里「ホント…?」
にこ「うんっ!本当にいいと思うわよ?」
絵里「本当…?…良かった…ふふっ!」
にこ「うんうん!いいじゃないロシア語キャラ!絵里にあってるわよ!」
絵里「ありがとう!やっぱりにこって…ハラショーね! 希「ぶふっwっw」
にこ「…」
絵里「…」
希「ふふっwwwくっww…」 絵里「…はいはいやめやめ。なーにがロシア語キャラよ にこ「ちょちょちょどうしたのどうしたの!?」
にこ「どうしたのよ絵里!?言いなさいよハラショーって!」
絵里「もういいわよ…」
にこ「言いなさいよ!一旦言いなさいよ!」
絵里「言わないわよっ!!」
にこ「なんでよっ!?」
絵里「笑われてるじゃないのよっ…!」
にこ「ちょっと希!」
希「ごめっww完全にカタカナの発音でwwwハラショーってはっきり言ってるから…っww」
絵里「希…そんなふうに思ってたのね…」
希「ごめんっwwっwホントごめんwwっ」 にこ「…もう一回言おう?もう一回ロシア語言ってみよう?」
絵里「もういいわよ…」
にこ「もう一回言ってちゃんと聞いてもらおう?ちゃんと聞いてもらおう?」
絵里「…」フルフル
にこ「大丈夫!大丈夫よっ!?そういう感じでいくのよねっ!?ねっ?」
絵里「…」フルフル
にこ「大丈夫よっ!ちゃんともう一回聞いてもらおう?ねっ?大丈夫っ!!」
絵里「…ダイジョブ?…ダイジョブ?」フルフル
にこ「っww…大丈夫!大丈夫よほらっ!希!あんたちゃんと冷静になって聞きなさいよ!?」
希「…わかった。エリチ、頼むわ」キッ
絵里「…ダスビダーニャ」
希「ぶふっwwっwwwwっw」 にこ「希あんたねぇ!!」
希「ちょ今のは卑怯やろwwwハラショーくると思うやんフツーwwっwそっちで身構えてたらwwっw」
絵里「はい終わり終わり。かんっぜんに終わりね」
にこ「ちょ…絵里… 絵里「もういい。もういいわ」
にこ「だってあんたせっかく考えたんでしょ…?」
絵里「考えたわよ…亜里沙が言ってたから…良いなって思って…」
希「ふふっwwっwwハラショー誕生エピソード言うのやめぇやwwっwwちょお腹いたいwww」
にこ「…まぁこうは言ってるけどロシア語キャラ続けなさいよ」
絵里「続けられるわけないわよっ!!もういいわよっ!!」
にこ「なんでっ?別に希の感性がおかしいってこともあるのよ?にこは本当に良いって思うわよ?」
絵里「嬉しくないわよ…」
にこ「どうしてよ?」 絵里「だってにこのキャラ…変よ」
にこ「…はあっ!?」
絵里「…」
にこ「あんたそれ今関係なくないっ!?」
絵里「一番大事なところじゃない… にこ「なんなのよそれっ!!じゃああんたのも変よっ!!」
絵里「はあっ!?」
にこ「あんたのロシア語キャラも!じゃあ変よっ!!」
絵里「じゃあって何よじゃあって!?」
にこ「そんなこと言うならじゃあもう変よっ!!」
絵里「あなたのっ…!あなたの変は私への復讐の変じゃないっ!!」
にこ「何よ復讐の変って!!本能寺の変みたいに言うんじゃないわよっ!!」
絵里「そんなつもりないわよっ!!」 希「まぁまぁ…もうこの話いいやん?着替えて屋上行こう?」
にこ「ほら練習始めるわよっ!早く言いなさいよハラショーって!」
絵里「あとで言うわよっ!!」
にこ「早く変になりなさいよっ!!」
絵里「変じゃないわよっ!!ハラショーハラショーハラショー!!」
にこ「変じゃん!! 絵里「変じゃないっ!!」
にこ「大体あんたハラショーとダスビダーニャしか知らないくせに何がロシア語キャラよっ!!」
絵里「これから勉強するわっ!!」
にこ「変だからでしょ!変だから勉強するんでしょ!」
絵里「ロシアが好きだからよーっ!!」
希「まぁまぁ二人共…ほしたら、行こか にこ「ぶふっwww」
にこ「ほっwwっwwほしたらってwwっw初めて聞いたわそれwwっww」 希「なっ…なんでやねん!なんで笑うん!?別にいいやろ!」
にこ「なっwwっww何か急に希のキャラ作りも面白いように思えてきたwwっww」
希「なんでやねん!なんでやねんなんでやねん!」
にこ「やめっwwっやめなさいwww」
絵里「ハラショーハラショーハラショー!!っwww」
希「なんでやねんなんでやねんなんでやねん!!wっw」
にこ「ふふっwwたっw楽しくなってきてんじゃないわよあんた達wwっwにっこにっこにー!!にっこにっこにー!!ww」
部室前
凛「…」 花陽「…」
ハラショー ハラショー ナンデヤネン ナンデヤネン ニッコニッコニー ニッコニッコニー
凛「は…入りづらいにゃ…」 花陽「…ダレカタスケテーッ!!」
おわり 読み直してたらこのネタがやっぱり一番好きだったので丸々転載しました
なんやかんや言ってほほ6年前のスレか… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています