垢抜けた仲間の楽しそうな顔
知らないブランドや食べ物
聞くだけでもキラキラした日々
自分にはわからない都会の話題
いつしか自分抜きで盛り上がる会話

毎日続く繰り返しの日常
高校生活の延長戦のような生ぬるい時間
いい加減に飽きた代わり映えしない街
今日何を着るかなんて考えたのはいつだっけ…


明日も早いから、そう言って抜け出した帰り道、いつものコンビニで安いチューハイを買った――