ガチャッバタン

菜々「うぅ、さすがは三船さん。手厳しいです」

ウゥゥゥゥヒャッホーーーーイッ!!!

菜々「っ!? 扉の向こう、生徒会室から叫び声が!?」

ガチャッ

菜々「三船さん!?」

栞子「……なにか?」

菜々「いえ。床に寝転んで手足をバタバタさせて、何をしていたのかな、と。」

栞子「はあ。あなたに人を気遣っている余裕はあるんですか?」

栞子「スイーツ発表会にそんな気持ちで参加されるのは生徒会としてGOを出しにくくなりますが」

栞子「今は愛情を込めた料理を私に振る舞うことだけを考えてください」

栞子「分かりましたね。では、私は前生徒会長の残した仕事を片付けねばなりませんので」

ガチャッバタン

菜々「三船さんへの愛情を込めた料理を作ることが私のやるべきこと……」

菜々「……でしたっけ?」