栞子「……たしかに、私たちはお互いの意思で惹かれあったわけではありません」

栞子「……見合いの席でも互いに気まずい雰囲気にもなりました」

栞子「正直な話……結婚というのも両親の顔を立てるため仕方がなくという気持ちでした」

栞子「ですが……あなたと共に過ごし、苦楽を乗り越え……いつしか私は……」

栞子「わ、悪くないなと思うようになっていました……」

栞子「……あなたも、同じかと思っていました……」

ポロ


あなた「!!……栞子……」

栞子「水滴です……気にしないでください」

キイィィィィィン

あなた「っっ!」