愛「ねえ、せっつー?」
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愛「人気投票一位おめでとう、これで二ヶ月連続だね」
せつ菜「ありがとうございます」
愛「せっつーがステージに立つと客席が盛り上がるもんね」
せつ菜「……愛さんもそうではないですか」
愛「そうだね、今回は過去最高の4位だった、結構頑張ったんだけどさ」
せつ菜「次はさらなる上の順位を」
愛「やめない? こういうの、アタシたちさ、スクールアイドルなんだよ?」
せつ菜「……何を言いたいのか、はっきりと言ってくださると助かります」 愛「AKBとかSKEとか、プロのアイドルとは違うんだから、順位をつけるのはやめようよって話」
せつ菜「……なぜ私にそれを?」
愛「アタシが言っても負け犬の遠吠えだよ、人気投票で一位のせっつーが言えば」
せつ菜「なんで私がそのようなことを言わなければ」
愛「辛いでしょ」
せつ菜「……」
愛「一位がいて、最下位がいるっていう現実が、辛いでしょ?」
せつ菜「一位である私が言えば、状況は改善されるとでも?」 愛「りなりー、ずっと頑張ってる。最近はボードも少しだけ取れるようになった」
せつ菜「とても可愛らしい笑顔でした」
愛「3ヶ月連続で最下位だった、それでも笑ってた」
せつ菜「……」
愛「せっつーは見られた? りなりーの笑顔を」
せつ菜「……次は上を目指すって、笑ってたじゃないですか」
愛「そうだね、かすみんも、上しかないでしょって言ったよ」
せつ菜「……良いことではないですか」
愛「本来は2位のかすみんが、そんなフォローをしなければいけないのっておかしくない?」 せつ菜「少したとえ話をしましょうか」
愛「……聞くよ」
せつ菜「すごく美味しいラーメン屋さんと、すごく美味しくないラーメン屋さん、どちらに並びますか?」
愛「それはやっぱり、美味しいお店かな?」
せつ菜「美味しくないラーメン屋さんは、人当たりも良くて、お店もキレイ、手間暇もかけています」
愛「……?」
せつ菜「でも、肝心のラーメンだけが美味しくない、接客も優れ、とてもいい人です」
愛「……りなりーが美味しくないラーメン屋だって?」 せつ菜「繰り返します、愛さんはそれでも人当たりの良い美味しくないラーメンを食べますか?」
愛「……せっつーは美味しいラーメン屋だって?」
せつ菜「違います、そうであれば嬉しいですが」
愛「謙遜をしているの?」
せつ菜「私は本気です」
愛「……理由を尋ねても良い?」
せつ菜「美味しい、美味しくない、それ以外に売れる理由があります」
愛「……どういうこと?」 せつ菜「小説家になろうというサイトを御存知ですか?」
愛「ネット検索で引っかかったりするけど」
せつ菜「人気投票一位、ネットで大人気――それらはすべて名作ですか?」
愛「好みにもよると思う」
せつ菜「そうです、カクヨムでも、ノベルアップでも、その他投稿サイトでも、似た作品が上位です」
愛「市場の調査をしろってこと? りなりーが?」
せつ菜「……なろうでは作品の出来よりも、作者の知名度で作品が読まれます」 愛「出来は関係ないって?」
せつ菜「ある程度……些細というレベルですが」
愛「おかしくない?」
せつ菜「では、愛さんは私が璃奈さんよりも優れたパフォーマンスをしていると?」
愛「……!?」
せつ菜「上原歩夢よりも、朝香果林よりも、エマ・ヴェルデよりも……前回2位、中須かすみよりも」
愛「……」
せつ菜「いつ何時も、いかなる場所でも――体調不良でも、誰をも凌駕するパフォーマンスを、私がしていますか?」 愛「……実力よりも、人気だって?」
せつ菜「Twitterをご存知ですか?」
愛「また、たとえ話?」
せつ菜「多くの人に感銘を受ける素晴らしい発言を、一般人と芸能人がツイートしました」
愛「……」
せつ菜「どちらがより多くリツイートされ、多くイイネを貰えるでしょうか」
愛「……芸能人?」
せつ菜「語ってる内容は同じ……いえ、取るに足らないモノでも、芸能人のRTとイイネの数は」
愛「……それでも」 愛「……それでも、順位をつけることの是非は教えてもらってない」
せつ菜「本音を言えば、やめたいですよ」
愛「え?」
せつ菜「ふだん私が何をしているか、どのようにして知名度を得ているか」
愛「……」
せつ菜「見てみますか?」 翌日 中川家
せつ菜「みんなー! 元気ー!?」
愛「……これ、動画?」
せつ菜「はい、撮影はしていますが、アップロードはしません」
愛「観客がいるイメージ?」
せつ菜「そうです、人気は、知名度は、露出した数です」
愛「……実力は?」
せつ菜「私たちは、パンダです」 せつ菜「……パンダは愛想を振るいます」
愛「……」
せつ菜「そんなこと、パンダに聞いたのか」
愛「……」
せつ菜「飛行機による移動の疲れも感じさせず、動物園でパンダが」
愛「……」
せつ菜「N○Kでも言いますよ、お肉と言えば……」
愛「ジューシー」 せつ菜「今のは単なるきまり文句ですが」
愛「……」
せつ菜「同じことを、かすみさん、歩夢さんがやりました、人気投票のとおりです」
愛「……え?」
せつ菜「部長のアドバイスです、私は露出を増やしました」
愛「……」
せつ菜「人気はみるみるうちに上がりました、ステージでどんなに努力したときよりも」
愛「……」
せつ菜「オタクの嫁って知ってますか?」 愛「〇〇ちゃん萌え?」
せつ菜「そんな感じですね、私は優木せつ菜を嫁にしたいという書き込みを見ました」
愛「……どうだった?」
せつ菜「何より怖かったのは、その人が過去に嫁にしたいと言っていたのが璃奈さんだったことです」
愛「……え?」
せつ菜「書き込みは数日前、それほど時間は経っていない」
愛「……」
せつ菜「それでも、嫁は変わってました」 せつ菜「私たちは、パンダです」
愛「……」
せつ菜「パンダが何を考えていたって、観に来た人は可愛いと言うでしょう?」
愛「でも」
せつ菜「有名人がなくなれば悲しい、哀悼のコメントが多く出る」
愛「……」
せつ菜「でも、有名人に限らず、人は死ぬ、今日も……もしかしたら、この瞬間も」
愛「……」
せつ菜「知名度って……覆せないんですよ」 愛「でも……!」
せつ菜「嫌ですよ……私だって、璃奈さんがどれほど努力しているか、エマさんが、彼方さんが!」
愛「……」
せつ菜「でも、ステージに立つってこういうことなんです、人気って、現実って……こうなんですよ」
愛「なんで?」
せつ菜「私は人気を得て、そのことを知りたかった、人気があって実力もあれば……」
愛「……」
せつ菜「こんなモヤモヤは消えていくんじゃないかって……」 愛「せっつー……」
せつ菜「消えませんでした、モヤモヤは深くなりました」
愛「でも……キミは、頑張ってる」
せつ菜「私よりも頑張っている人がいても?」
愛「え?」
せつ菜「Aqoursやμ'sの協力もあり、私たちの知名度は向上しました」
愛「……」
せつ菜「まるで太刀打ちの出来なかった、μ'sの方にも、以前スクールアイドルの人気投票で勝利しました」 せつ菜「……その人がどれだけ努力をしていたか、私は知っています」
愛「……」
せつ菜「生徒会長としても活躍をされています」
愛「……」
せつ菜「μ'sのまとめ役としても」
愛「どうして?」
せつ菜「ふざけんなって……言いたいです、私よりも、歌がうまくて、踊りもうまい……」
愛「……」
せつ菜「でも、勝っちゃった……私、勝っちゃった……嬉しくなかったと言えば嘘です」 愛「どうして」
せつ菜「人気って、なんですか……投票って……」
愛「アタシ……ごめん……」
せつ菜「順位って……ひどいですよ……」
愛「……せっつー、泣かないで」
せつ菜「最下位が、頑張っていないですか」
愛「……」
せつ菜「人気投票で下位であれば、劣っていますか? 優劣の差は人気や知名度でつくんですか?」
愛「部長は」 せつ菜「あの人は、やめたいのならやめようって言いました」
愛「……そうだね、そういう人だ」
せつ菜「やめたければやめていい、現実は変わらないって」
愛「え?」
せつ菜「変わらないって……どういうことですかって」
愛「……」
せつ菜「応援している人は、代わりを探すだけだって、璃奈さんのファンを、私が奪ったように」
愛「……ひどくない?」 せつ菜「代わりをこれから、探すんだって、優木せつ菜の代わりを」
愛「あなたのこと、忘れちゃうの?」
せつ菜「私たちがやめれば、同好会の代わりに、μ'sやAqoursを推す」
愛「……」
せつ菜「じゃあ、誰の応援もなく、私たちはステージに立てるのか」
愛「でも、アタシたちは人間だよ! パンダなんかじゃない!」
せつ菜「パンダですよ、アイドルなんて、客からすれば、いくらでも代用の利くただのパンダ」
愛「……」
せつ菜「可愛ければ、もてはやされる、人気があれば、受け入れられる」 せつ菜「……μ'sやAqoursが目指したスクールアイドルって、こうだったのかな?」
愛「……」
せつ菜「人気や順位であらゆることが決められる姿だったのかな?」
愛「……」
せつ菜「それでも私たちは……あらゆる人達にとって代用の利く、スクールアイドルだったのかな……」
愛「……」
せつ菜「キミに 言ってるんだよ」
せつ菜「昨日 私を推してくれてありがとう」
せつ菜「一昨日は歩夢さんを推してましたよね?」
せつ菜「私のパフォーマンスが良かったって? 私実は39℃の熱がありまして」
せつ菜「全然いつものパフォーマンスじゃなかったんですよ」
せつ菜「……キミに言ってるんだよ」
せつ菜「μ'sでは絵里さんを、Aqoursではダイヤさんを、虹ヶ咲では……私を」
せつ菜「2010年、μ'sが出て、一時休止して、μ'sのこと忘れて」
せつ菜「こうしてまた復活して、推しも復帰」
せつ菜「……ファンにとって、私たちなんて、こんなものですよね?」 絵里推しダイヤ推しだけど虹の推しはせつ菜じゃないから俺のことじゃないな! 実際人気のコンテンツに群がってイキってるイナゴ共多いよね 自分は良いけど周りがどう思うか…のような代弁風持論はみっともないとしか思わなかったな
自分は頑張っているんだとSSでしか語れんのか
底辺の自分を認めて貰いたきゃそんな時間に投稿すんなよ
親にでも言ってろ μ'sやアクアで明確な推しはいなかったけど虹で初めて歩夢ちゃんという推しができました 最初からずっとほのファン 人気投票何位だろうと関係無い きっしょいSS ワンルームの片隅に埋まって死んでろよ
オナニーにキャラを使うなや なんかウーマンラッシュアワーの漫才を思い出した 独りよがりっていうか 俺はただ愛さんが「せっつー、泣かないで」と言ってる時頭撫でたりしてるんだろうなぁと1人尊くなっていた 途中愛さんのせつ菜な呼び方がキミになってて気味が悪かった なんか自分のこと賢いって思ってそうな発達障害のバカが書いてる感じした μ'sから今までずっと推し変わっていないけど
Aqoursは箱で応援してた ハッキリ言えって愛に言ったせつ菜がタラタラ15レスくらい喋ってんの笑うわ
お前が言いたいことはなんとなくわかるが、自分の言いたいことをキャラ崩壊させてまで代弁させるのはやめような ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています