花丸「優しい梨子ちゃん」
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図書室
花丸「……」ペラッ
梨子「……」カキカキ
花丸「……ふう……」
花丸(良いお話だったずら〜)チラッ
梨子「…………」カキカキ
花丸(梨子ちゃんの顔……真剣そのもの。何描いてるのかな)ソー
花丸「梨子ちゃん」ツン
梨子「ひいいっ!?///」 花丸「そんなに驚かなくても良いずら」
梨子「は、花丸ちゃん?どうしたの?」アセアセ
花丸「汗掻いてるよ。ハンカチあげる」
梨子「うん。ありがとう……じゃなくて」
花丸「いやあ、あんまり真剣にお絵描きしてたから気になっちゃってね」
梨子「そうなんだ……あんまり見られると恥ずかしいよ///」サッ
花丸「隠さなくても良いのに」 花丸「梨子ちゃん、絵を描くのが上手いんだから」
花丸「もっと自信持っても良いと思うよ?」
梨子「そ、そうかな……私は花丸ちゃんも上手いと思うなあ」
梨子「ほら。前に描いてくれた」
花丸「そうだっけ……あ、描いた様な気がする」
梨子「あの絵、私が好きな雰囲気なんだ」
梨子「花丸ちゃんの優しい感じが出てる……って言うのかな」
花丸「いや。マルは梨子ちゃんの方が優しいと思うよ」
梨子「え?///」
花丸「例えばこの前とか……」 回想 部室
花丸「」モグモグ
花丸(一人でのご飯……慣れてる筈なのに寂しいな)
花丸(いつもならルビィちゃん善子ちゃんと食べてるからか)
花丸(でも今日はルビィちゃんは曜ちゃんと衣装の話)
花丸(善子ちゃんは鞠莉ちゃんと学校を抜け出して遊びに行っちゃったから……)
花丸「……ふふ、マルはやっぱり独りなんだね」
ガララ
梨子「あ、あの……花丸ちゃん?」
花丸「……梨子ちゃん!?」 今月60kg太ったピザたこやきの戯言は気にせずはよよ 梨子「やっぱり居たね、良かったよ」ニコッ
花丸「え、何でここに??」
梨子「うん。千歌ちゃんが……」
千歌『曜ちゃんも居ないし、果南ちゃんとダイヤちゃんの3人でお弁当食べる!』
梨子『わ、私は一人なのかなあ……?』
千歌『ふふん。実は今日、花丸ちゃんがフリーなのだ!だから……』
千歌『梨子ちゃんがお迎えに行ってあげると喜ぶよ』ニシシ
梨子『お、お迎え……///』
千歌『じゃあまた後でねー!』パタパタ 花丸「ふふ、千歌ちゃんらしいね」
花丸「でもそのお陰で2人でご飯が食べられるから感謝しないと」
梨子「だね。そういえば花丸ちゃんって意外と寂しがりやさんなの?」
花丸「ん?」
梨子「私がドア開けた時、ちょっと嬉しそうだったから……///」
花丸「……えっ、そう見えた?///」
梨子「うん……///」 花丸「まあ、人並みかな」
花丸「小さい頃から一人で留守とかしてたから少しは慣れてると思うけど」
梨子「そっか……私なら寂しくなっちゃうかな」
花丸「留守番とかした事無いの?」
梨子「あんまり無いなあ。だから花丸ちゃんは凄いなって思うよ」ニコッ
花丸「そんな事ないよ。今日なんて普段より静かなお昼だったから」
花丸「ちょっと心に穴がぽっかりしてたんだ」
梨子「そうなんだ……じゃあ、これで少しは安心する?」
花丸「え」
ギュッ メイ*,> _ <,リ
メイ*,> _ σリ
メイ*,> _ <,リ 花丸「り、梨子ちゃん!?///」
梨子「////」ギュー
パッ
花丸「あ、ありがとう////」
梨子「うん……/////」 花丸「……ふうー……」
梨子「ど、どうだったかな?」ドキドキ
花丸「うん……梨子ちゃんの優しさが温かいよ」
花丸「ありがとうね」ニコッ
梨子「…………うん///」プシュー
花丸「あれ、熱々な顔」 花丸「……あの時の梨子ちゃん本当に真っ赤だったよね」
梨子「そ、そうだったかな?」
花丸「でもあの優しさはマルが救われたからね……うんうん」
梨子「もう花丸ちゃん……」クスッ
梨子「よし、出来た!」
花丸「あ、絵描いてたね」
梨子「これ部室に飾ってみようかな……」
花丸「良いね。千歌ちゃん達も喜ぶよ」
梨子「え、本当に?」
花丸「だって……皆の優しい笑顔が描いてあるもん」 乙乙
胸がきゅんとなるりこまるでした
りこまるはいいぞ りこまる読めて嬉しいありがとう
2人の優しさが素敵 需要はわからない
でも個人的には大好きだしもっと増えてほしい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています