体重計『体重増えてるしw』海未「ガーン‼」
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体重計『自主規制sだしw』
海未「ぐっは!!なんて事でしょう……」
海未(最近穂乃果のお店のおまんじゅうを毎日食べ食事の量も以前より増えました)
海未(学校帰りに穂乃果やことりと寄り道しては間食してばかり……体重が増えて当然ですね)
海未「このままでは皆になんと言われるか……」
穂乃果『穂乃果にダイエットやれとか言っておいて自分が太ってたんじゃ人の事言えないよね〜』
ことり『海未ちゃんの衣装作り直さなきゃ。あ〜あ大変だなぁ』
凛『こんな時こそ山頂アタックだにゃ!!痩せるまで山篭もりダイエットにゃ!!』
花陽『秋と言えば新米の季節、です。海未ちゃんも食べる?』
真姫『しっかりしてたと思ってたけど、海未って意外とだらしがないのね』
にこ『自分の体の管理も出来ないなんてあんたはアイドル失格よ!!』
絵里『少し自覚が足りないんじゃないかしら?穂乃果や花陽になんて言ったか忘れたの?』
希『うしし、わしわしのしがいがありそうやん』
海未「あぁ〜!!これはまずい、まずいです!!」
海未「明日からダイエットしなくては……」
海未「絶対に痩せてみせます‼」 次の日 早朝
海未「まずは学校に行く前に腹筋と腕立て伏せ100回、それとランニングです」
海未「ふんっ、ふんっ、ふんっ!!」
海未「必ず、痩せて、みせます!!」
海未「はっ、はっ、はっ……」タッタッタッ
海未「ふぅ……とりあえず朝はこのくらいにしておきましょう。そろそろ家に戻って支度をしないと」
海未(朝食は抜く訳にはいかないのでしっかり食べます。少し少な目にして……)
母「海未さん、なんだかご飯が少ないわね。なにかあったの?」
海未「……自分を鍛え直す為に修行しているのです」
母「そう……よくわからないけど、無理だけはしないでね。あなたは根を詰めすぎるから」
海未「わかりました、ありがとうございます」
海未(お母さんにもあまり心配をかけないように気を付けなくては)
海未「ごちそうさまでした。それでは行ってきます」 ホノカスは同じ状況でガッツリ大盛りかっこんでたからな 穂乃果「おっはよ〜海未ちゃん」
海未「おはようございます、穂乃果」
ことり「おはよう、海未ちゃん。ーん?」
海未「おはようございますことり。……なんですか?」
ことり「……んーん、なんでもないよ」
穂乃果「ねぇねぇ知ってる?駅前においしいお好み焼屋さんが出来たみたいだよ」
ことり「へぇ〜お好み焼かぁ、最近食べてないなぁ」
穂乃果「私も久しぶりに食べたいな〜」
穂乃果「ね、海未ちゃんも食べたいでしょ?」
海未「うぇっ?お好み焼ですか?」
海未(お好み焼なんて食べたらまた太ってしまいそうですね……でも私も食べてみたいです)
海未「そうですね、おいしそうですね」
穂乃果「でしょでしょ?よーし帰りはお好み焼屋さんだ〜」
海未「あっ、いえ私は」
穂乃果「ほぇ?どうしたの?」
海未「あの、少し……考えさせてください」
穂乃果「ふ〜ん、じゃ放課後までに決めておいてね」
ことり「………」 お昼休み
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、お弁当食べよう」
ことり「今日は天気がいいから中庭で食べようか」
海未「外もそれほど寒くないのでいいですね」
穂乃果「あれ?海未ちゃんお昼それだけ?」
海未「えっ?まぁ、そうですね。これで十分です」
海未(しまった、お弁当の量を少なくしたのに気付かれてしまいましたか……)
穂乃果「珍しいね、いつも穂乃果よりいっぱい食べてるのに」
ことり「食事のバランスを見直したんじゃないかな?ね、海未ちゃん」
海未「そ、そうです。このくらいの量でも足りる事がわかったのです」
海未(ことり、ナイスフォローですよ)
穂乃果「そっかぁ、穂乃果も見直してみようかな〜」
穂乃果「あんまり食べてばかりいると前みたいにダイエットするハメになっちゃうもんね」
海未「!!」ポロッ
ことり「海未ちゃん、お箸落ちたよ」
海未「す、すみませんことり。ありがとうございます」
ことり「うふふ、どういたしまして」ニコニコ 練習中
海未「ほっ、はっ、たぁっ!!」
凛「海未ちゃん、今日はいつにも増して気合入ってるにゃ〜」
花陽「ちょっと張り切り過ぎな気もするけど……」
にこ「いいじゃない、あれくらい必死になってもらわないとこっちも張り合いがないわ」
海未「絵里、今の練習をもう3セットやらせてください」
絵里「練習メニューを考えるのは海未だから構わないけど、大丈夫?無理しないでね」
海未「はい、自分の体の事はわかってますから」
海未「それっ、いちっ、にっ、さんっ!!」
希「海未ちゃんほどほどにね〜。倒れたら元も子もないよ」
真姫「まっ、練習サボるよりはマシかしらね」
穂乃果「うぐっ、真姫ちゃんそれ穂乃果に言ってるの?」
真姫「誰とは言ってないけど。自覚があるから言われたように感じるんでしょ」
穂乃果「うわ〜ん真姫ちゃんが意地悪するよ〜」
ことり「よしよし、いい子いい子」ナデナデ 放課後
穂乃果「あ〜海未ちゃんが張り切るから穂乃果達までいつもより多く練習して疲れたよ……」
海未「申し訳ありません、私に合わせてもらうつもりはなかったのですが」
ことり「まぁまぁ、これからお好み焼食べに行くんだしちょうどよかったじゃない」
穂乃果「そうだ、お好み焼!!」ガバッ
穂乃果「海未ちゃん、どうするの!?て言うか行くよね!?私お腹ぺこぺこだよ!!」
海未「お、落ち着いてください穂乃果。私は…その…」
穂乃果「どうしたのさ〜?いつもだったら即答して一緒に行ってるじゃん」
海未「それは……そうなんですが」
ことり「はいはい、そこまでだよ穂乃果ちゃん」
ことり「海未ちゃん今日は乗り気じゃないみたいだから二人で行こうか」
海未「ことり……」
ことり「海未ちゃん、また今度一緒に行こうね」
穂乃果「ん〜わかったよ。海未ちゃん、ごめんね」
海未「いえ、私の方こそなんだか申し訳ありません」
海未「出来れば一緒に行きたいのですが……」ボソッ
穂乃果「え?なんか言った?」
海未「な、なんでもありません‼」 海未「はぁ……疲れました」
海未(今まで当たり前のようにしていた寄り道を断るのは意外と精神的に効きますね……)
海未(穂乃果とことりにも申し訳ない事をしました)
海未「こうなったら早く元の体重に戻してまた3人で寄り道出来るようにしなくては」
海未(もちろん、ダイエットメニューは毎日欠かさずやります。食べたらそれ以上にやります)
海未「さて、寝る前に朝と同じメニューをこなしますか」
海未「夜は静かでいいですね」タッタッタッ
フワ〜ン
海未「うっ……レストランの前からハンバーグのおいしそうな匂いが」
海未(ハンバーグ、いいですね……食べたいです)
海未「ーはっ!?ダメです、いけません!!何を考えているのですか私は」ブルブル
海未(それにしても……ダイエット中の食べ物の誘惑は強烈ですね。穂乃果や花陽の気持ちがわかった気がします) 2日後
海未(流石に朝晩繰り返してダイエットメニューをやるのは辛いですね……)
海未(しかし、なんとしてでもやり遂げなければ……)
ことり「う〜みちゃん」セナカツツーッ
海未「うひゃ!?ことり、脅かさないでください」
ことり「あはは、ごめんね〜」
ことり「海未ちゃんさぁ、ダイエットしてるでしょ?」
海未「なっ……!?なんの、事でしょう?」
ことり「とぼけたってわかるよ。海未ちゃん、顔にすぐ出るんだから」
海未「そ、そんなバカな」
ことり「それにね……」オナカサワサワ
海未「きゃっ、どこを触って……」
ことり「ことりは衣装係なんだよ」ニノウデプニプニ
海未「ちょ、ことり!?」
ことり「海未ちゃんの体型が変わった事なんてすぐ気付いたよ」ホッペムニュー
海未「ひゃめれくらひゃい……」訳(やめてください……)
ことり「海未ちゃんかわいそうに。最近一緒に寄り道出来なくなったよね」パッ
ことり「本当は一緒に行きたいんでしょ?お好み焼だって食べたかったんだよね?」
海未「それはその通りですが、どういうつもりですか……?」
海未「何を考えているのです?」
ことり「ことりも、お手伝いしてあげる」
ことり「海未ちゃん、ちょっと気持ちが揺らぐ時があるからそこをサポートするよ」
海未「はぁ、そうですか……」
海未(ことり、何をするつもりです……?) ロッカー室
海未「ふぅ〜今日も沢山練習しましたね」
海未「水分補給は怠ってはいけません」ガチャ
海未「ん?なんですかこれは……」
<海未ちゃん、お疲れ様。差し入れだよ、よかったら食べてね ことり>
海未「メモと一緒に入っているのは……」
海未「こ、これは穂むらの新商品!?」
海未「…………ごくり」
海未「いやいやいや!!食べたらいけません!!」
海未「耐えるのです私、心頭滅却するべし……」スゥーハァー…スゥーハァー
ことり「誘惑に負けずによく我慢した、感動した!!」
海未「うわ、ことり!?」
ことり「まずは第1段階クリアだね〜」
海未「一体なんのつもりですかことり。サポートしてくれると言ったじゃないですか」
ことり「だから海未ちゃんの揺らぐ心を鍛えてあげようと」
海未「鬼ですかあなたは」
ことり「あの時の海未ちゃんほどじゃないよ〜」
ことり「おまんじゅう持って帰っていいよ」
海未「お返します‼」 次の日
海未「やれやれ、昨日は危ないところでした……」
海未「さて、少しはダイエットの効果は出ましたかね」ギシッ
体重計『ちょっと体重計減ったしw海未ちゃんこの調子で頑張れだしw』
海未「ほっ……確実に体重は減っているようですね」
穂乃果「いや〜今日はチャーハンがうまい!!」
海未「穂乃果、今日は珍しくパンではないのですね」
穂乃果「う、うん。なんだか急にチャーハンが食べたくなって……」
海未「ほう……」ジロッ
ことり「スヒュースヒュー」
海未(口笛を吹いてるつもりですか……まったく穂乃果にまでこんな真似をさせて)
穂乃果「海未ちゃんも食べる?」ズイッ
海未「結構です。自分のお弁当がありますから」
穂乃果「海未ちゃんチャーハン好きだったよね。残念だなぁ」
穂乃果「う〜んおいしい〜」
海未(くっ、やたらおいしそうに食べますね……しかしこれはことりの策略。はまってはいけません)
ことり「穂乃果ちゃん、ひと口もらってもいい?」
穂乃果「はいどうぞ」
ことり「あーん、……んん〜おいしい〜ん」
海未(はまっては、いけません……耐えるのです園田海未……)プルプル 海未(あれからもことりのサポート(?)は続きました)
ことり「ねぇ海未ちゃん」ツンツン
海未「なんですかことり?」クルリ
ことり「えいっ」チョコレートヒョイ
海未「んなっ!?」サッ
穂乃果「おっと!!」パクッ
ことり「穂乃果ちゃんナイスキャッチ」
海未「こらっ、食べ物で遊んではいけません!!」
ことり「海未ちゃんが最初から食べてればよかったんだよ〜」
海未「なんですかこの強硬手段は」
穂乃果「海未ちゃん流石の反射神経だね」
海未「あなたまで飼い慣らされているんじゃありません」
ことり「ことり、海未ちゃんが誘惑に負けないって信じてたよ」
海未「どの口が言うんですか」
海未(あぁ、頭が痛くなってきました……) 海未(そんな紆余曲折を経てついに……)
体重計『体重元に戻ったしwむしろ前より減ったしw』
海未「やった……やりました!!」
海未(ことり達の誘惑に負けずに頑張った甲斐がありました……感無量です)
ことり「海未ちゃ〜ん」
海未「ふふふ、ことりの悪巧みももうおしまいですよ」
ことり「あ〜やっぱり。ダイエット成功したんだね」
海未「えぇ、おかげさまで。前の体重よりさらに減らす事が出来ました」
ことり「嬉しいけど、ちょっと残念。ぷくぷくの海未ちゃんも可愛くて好きだったのにな」
海未「まさかのカミングアウトですね……」
海未「まぁ、ことりのサポートも割りと悪くはありませんでしたよ」
ことり「それはよかったぁ。ことりも頑張った甲斐があったよ」
海未「出来れば違う方向に頑張って欲しかったですが」
ことり「またダイエットする時は声をかけてね。ことり、もっともっと応援するから」
海未「もう2度とダイエットしないように自己管理を徹底します」 穂乃果「海未ちゃんダイエット成功おめでとう!!」
海未「やはり穂乃果も知っていたのですね」
穂乃果「あはは……ごめん海未ちゃん」
海未「今となってはもうどうでもいい事です。穂乃果もことりに付き合わされて大変でしたね」
穂乃果「海未ちゃんの助けになればと思って協力したんだ。穂乃果がダイエットした時、海未ちゃん本気になって協力してくれたから」
穂乃果「すっごく厳しかったけど、海未ちゃんがいなかったら痩せられなかったと思う」
穂乃果「だから、海未ちゃんの為ならなんでもしてあげようと思ったんだ」
海未「穂乃果……」ウルッ
ことり「なんかことりの時と雰囲気違くない?」
海未「想いの違い、ですよ」
ことり「海未ちゃんひどいな〜」
穂乃果「よーし、海未ちゃんのダイエット成功を祝してお好み焼食べに行こう‼」
ことり「いえ〜い行こう行こう」
海未「はっ?ちょ、なんですか急に」
ことり「ちょっとくらい食べても大丈夫だよ〜」
海未「またあなたはそんな無責任な事を言って……って穂乃果、引っ張らないでください!!」
穂乃果「太ったら3人でダイエットしよう。ファイトだよ!!」
海未「もう太るのはいやぁ〜!!」ズルズル >>24
今の若い人はこのネタがわかるのか?
ちな20代後半 終わりです。ことりのキャラが違うとよく指摘を受けますが自分の中のことりはこういうキャラなのでご了承ください。最後まで読んでくださりありがとうございました。 >>33
おつおつ
幼馴染みにはちょっと意地悪しちゃうことりちゃんも良いよね >>26
訂正
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体重計『ちょっと体重計減ったしw海未ちゃんこの調子で頑張れだしw』
○
体重計『ちょっと体重減ったしw海未ちゃんこの調子で頑張れだしw』
間違えました、ごめんなさい。 そこなくてもいいと思うけど入れることによって台無し
馬鹿だねぇ 健気な穂乃果といたずらっ子なことりの差が面白いw
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