千歌「お腹すいた〜」曜「なにか作ろうか?」
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千歌「お、曜ちゃんが作ってくれるの?」
曜「もちろん。なに食べたい?」
千歌「ハンバーグ!!ハンバーグ食べたい!!」
曜「いいね〜ハンバーグ。私も大好きだよ」
曜「ちょっと待ってね。材料あるか確認するから」
曜「……あ〜ひき肉と玉ねぎがないや。近くにスーパーがあるからパッと行って買ってくるね」
千歌「私も行く〜」
曜「すぐ戻るんだけど、まぁいっか。それじゃ一緒に行こうか」 千歌「ただいま〜」
曜「ひき肉と玉ねぎだけのつもりがみかんとかお菓子とか色々買っちゃったね」
千歌「あはは、みかん見たらつい食べたくなって」
曜「食後のデザートに食べようか。さて、材料も買ってきたしそろそろ始めますか」
千歌「曜ちゃん料理上手だから楽しみ〜」
曜「千歌ちゃんにも手伝ってもらうからね。2人で作ればきっともっとおいしくなるよ」
千歌「そうだね、千歌もなにかやらないとね。なんでも言って。私頑張るから」 曜「さてまずは、玉ねぎをみじん切りにしないとね」
千歌「曜ちゃん大丈夫?玉ねぎ切ると涙が出ちゃうよ」
曜「大丈夫だよ、事前に水にさらしておいたから多少はマシになってるはず」ザクッザクッ
千歌「相変わらず手際がいいね〜」
曜「千歌ちゃんもやってみる?」
千歌「あんまりやった事ないけどこれも経験だよね……」ザクッザクッ
千歌「うう…やっぱり涙出ちゃうよ」
曜「千歌ちゃんは涙腺が弱いんだね。後は私がやるよ、ありがとうね」
千歌「ごめんね、少ししか出来なくて」 曜「お次は玉ねぎを炒めるよ」
千歌「それくらいなら私にも出来るからやらせてよ」
曜「いいよ〜それなら私はその間にサラダでも作ってようかな」
曜「最初に強めの中火でフライパンを温めて玉ねぎを入れて炒めてね」
千歌「了解」ジュージュー
曜「色が軽くついてきたら少し火を弱めて。フライパンの淵に玉ねぎがくっつくから気を付けてね」
千歌「よし、このくらいかな。火を弱めてと」
曜「あと5分くらいじっくり炒めてきつね色になればOKだよ」
5分後
千歌「曜ちゃん、そろそろどうかな?」
曜「どれどれ……うん、いい感じだね。あとはしばらく置いて粗熱を取るよ」
千歌「結構炒めるだけってのも疲れるもんだね」
曜「そうだね、お疲れ様。ちょっと休憩しようか」 千歌「あ〜みかんおいしい」
曜「デザートに食べるつもりだったけど先に食べちゃったね」
千歌「大丈夫だよ、いっぱい買ったからまだ残ってるし」
曜「みかんも買ってきてよかったね」
ピンポーン
千歌「誰か来たよ」
曜「誰だろ?はーい」
果南「やぁ、遊びに来たよ」
曜「果南ちゃん、いらっしゃい。どうぞ上がって上がって」
千歌「あ、果南ちゃんだ」
果南「千歌も来てたんだ。なにしてたの?」
曜「千歌ちゃんのリクエストで一緒にハンバーグ作ってたんだ。果南ちゃんはご飯食べた?」
果南「ううん、まだだよ」
曜「ちょうどよかった、材料多めにあるから果南ちゃんの分も作っちゃうね」
果南「なんか悪いね〜よかったら私もなにか手伝うよ」
曜「それじゃ、今度は3人でハンバーグのタネを作ろうか」
千歌「果南ちゃん頼りにしてるよ〜」
果南「はは、あまりあてにしないでよ」 曜「ボウルにひき肉とパン粉、牛乳、にんにく、塩、こしょう、お砂糖を入れて混ぜる、と」
曜「結構手強いなこれ……」グググ…
果南「曜、貸してみなよ」
曜「果南ちゃん、ごめんね」
果南「いいっていいって。この中で1番力あるの私なんだから」
曜「はじめは握るように混ぜて全体が混ざってきたらぐるぐる回して混ぜてね」
果南「はいよ、余裕だね〜」マゼマゼ
千歌「果南ちゃんさすがだね」
曜「うん、果南ちゃん来てくれて助かったよ」 曜「今度は千歌ちゃんにも一緒にやってもらおうかな、タネをハンバーグの形にするよ」
千歌「わーい、これ楽しいんだよね」
曜「まずは楕円形に形を作って右手から左手、左手から右手に軽く投げて空気を抜くよ」パンッパンッ
千歌「これが重要なんだよね」パンッパンッ
果南「なんだか泥団子作ってるみたいだね」パンッパンッ
曜「20回くらいやったら最後に形を整えてね」
千歌「あ〜楽しかった」
果南「自分で作るってのも悪くないね」
曜「2人共、ありがとう。完成までもう少しだよ」 曜「いよいよハンバーグを焼いていくよ」
千歌「おいしく頼むよ曜ちゃん」
果南「あとは私達に出来る事はなさそうだね」
曜「ハンバーグは私に任せて2人はご飯を食べる準備をお願いね」
果南「じゃあ私は片付けられる物を片付けてるね」
千歌「私はテーブルのセッティングしてくるよ」
曜「弱火で片面に焼き色を付けて……」
曜「焼き色が付いたら裏返して蓋をして9分くらい蒸し焼きに、と」
9分後
曜「よし、出来た!!千歌ちゃん、果南ちゃんハンバーグ出来上がったよ」
千歌「やったー。私もうお腹ペコペコだよ〜」
果南「ん〜いい匂いだね。おいしそう」
曜「盛り付けするからあと少し待ってね」 曜「完成、友情ようちかなんハンバーグ」
千歌「待ってました〜早く食べたいよ〜」
曜「お待ちどおさまでした千歌ちゃん。果南ちゃんも召し上がれ」
果南「それじゃいただきます」
千歌「んん〜口の中で肉汁が溢れてる〜お店のハンバーグよりおいしいねこれ」
果南「ソースもおいしいね。いつの間に作ってたの?」
曜「ハンバーグ焼いた後にササッとある物混ぜて作ったんだ」
千歌「曜ちゃんも食べなよ、すっごくおいしいよ」
曜「そうだね、それじゃ……あ〜ん」パクッ
曜「う〜んおいしい!!これは確かにお店じゃ味わえない『手作り』ならではの味だね」
千歌「曜ちゃん、もう1個食べていい?」
曜「いいよ何個でも食べて。果南ちゃんもよかったら食べてね」
果南「なら私ももう1つ貰おうかな」
曜「私ももう1個食べちゃおう!!」
3人「ん〜おいし〜い!!」 曜「はい、食後のデザートだよ」
果南「お、みかんかぁ。ちょうどいいね」ムキムキ
千「いやぁハンバーグおいしくて全部食べちゃったね」ムキムキ
曜「うん、これも千歌ちゃんと果南ちゃんが手伝ってくれたからだよ」
果南「そう言ってくれると嬉しいね」パクッ
千歌「皆で料理するのって楽しいね」パクッ
曜「そうだね、今度は果南ちゃん食べたい物を作ろうか」パクッ
果南「私?今のところないなぁ。今度会う時まで考えとくね」
千歌「私も家で料理の練習してくるよ。曜ちゃん、果南ちゃん、今日はどうもありがとう!!」
果南「私も飛び入り参加だったけど一緒に料理出来ておいしいハンバーグも食べれてよかったよ」
曜「また3人でご飯作って食べようね」 終わりです。ハンバーグ食べたくなって曜ちゃん達に作ってもらいました。最後まで読んでくれてありがとうございました。 これはつまり既に渡辺千歌になっているという事ですね やはりようちかなんは最高だな
東日本さんのほのぼのSS好き いいSSだった。やっぱ"ようちかなん"だヨーソローなあ >>25
趣味が料理なのに呼ばれもしない子がいるらしい… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています