穂乃果「ねぇ、食べ放題のお店に行こうよ‼」
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絵里「食べ放題?」
ダイヤ「何が食べ放題なんですの?」
穂乃果「全部だよ全部」
ダイヤ「答えになっていないのですが……」
ルビィ「色々な食べ物があるって事?」
穂乃果「そうだよ、色々あるんだから」
絵里「穂乃果、さっきから全部とか色々とか言ってるけど例えばどんな物があるのよ」
穂乃果「例えば……色々」
ダイヤ「……お手上げですわね」
穂乃果「とにかく行ってみればわかるって」
ルビィ「なんか楽しそう、ルビィ行ってみたいな」
穂乃果「はいルビィちゃん決まり‼絵里ちゃんとダイヤちゃんも行こうよ〜」
ダイヤ「ルビィが行くのでしたらわたくしも行くしかありませんわね」
絵里「私は行かないなんて行ってないわよ」
ルビィ「わぁ、皆一緒だね」
穂乃果「よーし、それじゃレッツゴー‼」 穂乃果「ここ、ここが食べ放題のお店だよ」
絵里「こんな所があったなんて……」
ダイヤ「初めて見ましたわ……」
ルビィ「広〜い、遊園地みたい」
穂乃果「穂乃果は海未ちゃんやことりちゃんと何回か来た事あるけどもしかして3人は初めて?」
絵里「初めてね、食べ放題なんて今まで体験した事ないわ」
ダイヤ「わたくし達もこのような場所とはあまり縁がなくて」
ルビィ「うちじゃあまり外食しないんだ」
穂乃果「それはいい事を聞いた……」
3人「?」
穂乃果「今日は皆に食べ放題の楽しさを教えてあげるよ‼」 なんかすたみな太郎いくssをいつかの昔に見たような気がする にこ「すたみな太郎に行きましょう」 りんぱな「「すたみな太郎?」」
千歌「すたみな太郎いくのだ」 穂乃果「まずは絶対に守らなきゃいけないルールから教えておくよ」
ルビィ「ルール?」
ダイヤ「テーブルマナーみたいなものですの?」
穂乃果「そんな堅苦しいものじゃないよ。簡単に言うと自分が食べられるだけ持ってくる事。他のお客さんもいるし、お店にも迷惑をかけちゃうからね」
絵里「まぁ、常識よね」
穂乃果「初心者は結構やりがちだから注意してね」
穂乃果「あとは、皆で仲良く、楽しく食べる事これが1番大事」
ダイヤ「心得ましたわ」
ルビィ「自分のお腹と相談して、だね」
穂乃果「そうそう。話が長くなっちゃってごめんね。さっそく料理を取りに行こうか」 絵里「それにしてもすごい数の料理ね」
ダイヤ「本当ですわね、一つ一つ数えてたら目が回りそうですわ」
穂乃果「いっぱいあると迷っちゃうよね〜時間はまだまだあるからゆっくり選びなよ」
ルビィ「こうやって見てるだけでも面白いね」
絵里「和、洋、中だけじゃなく見た事ない料理まであるわね」
ダイヤ「まるで博覧会のようですわ」
穂乃果「私はこれと、これと、これと〜」
ルビィ「わわ、穂乃果ちゃんそんなに取るの?」
絵里「最初に私達に教えたルール忘れたの?」
穂乃果「大丈夫大丈夫、残さず食べるよ」
ダイヤ「食べ過ぎはよくありませんわよ」 穂乃果「とかなんとか言っちゃって〜ダイヤちゃんも人の事言えないんじゃないの〜?」ジロジロ
ダイヤ「し、仕方がないでしょう。気付いたらお皿が一杯になっていたのですから」
ダイヤ「それにしても穂乃果さんはから揚げにハンバーグにステーキまで……お肉ばかりですわね。ハンバーグとかわたくしに対する当て付けですか」
穂乃果「当て付け?」
ダイヤ「なんでもありませんわ」
ルビィ「絵里さん、それだけ?」
絵里「私は穂乃果達みたいにいきなりあんな沢山は食べないわよ。色々な物を少しづつ、ね」
絵里「ルビィはなんというか……極端ね。お皿がフライドポテトだらけだわ」
ルビィ「ルビィ、おいも大好きなんだ。他にもまだおいも料理あったらからこれ終わったら取ってくるよ」 穂乃果「はぁ〜最近お肉食べてなかったからおいしかった〜」
ダイヤ「色々つまんでいたらお腹いっぱいになってきましたわね」
絵里「私はまだ余裕ね、もう1回行ってこようかしら」
ルビィ「ルビィも今度は大学いも取ってこよっと」
ダイヤ「ルビィ、よく食べますわね…わたくしは少し食休みしますわ」
穂乃果「今の内に次に何食べるか考えておくといいよ」
ダイヤ「しばらくは考えなくてもいいくらいですわ……」 絵里「さて、何を食べようかな……ん?」
絵里「ちょ、ちょっとルビィ見て‼すごいのがあるわよ‼」
ルビィ「え、なーに?」
絵里「なにかしら……?茶色い滝?」
子供「お姉ちゃん知らないの?これチョコレートファウンテンって言うんだよ」
絵里「ファウンテン……チョコレートの泉?」
子供「こうやるんだよ」
ルビィ「凍った果物をチョコの滝にくぐらせてる。あ、チョコが凍っちゃった」
絵里「こうして…こうして…こう、と」
絵里「すごーい‼こんなお菓子があったなんて‼」ファウンテーン
ルビィ「楽しいね〜これ」
絵里「本当ね、穂乃果とダイヤの分も持っていってあげましょう」 穂乃果「いや〜やっぱりパンはうまい‼」
ダイヤ「いつの間にかパンを食べてますのね」
穂乃果「一口サイズだからいくらでも食べられるよ」
ダイヤ「わたくしもそろそろ何か取りにいきますか」
ルビィ「お姉ちゃん、すごいのがあったよ」
ダイヤ「すごいの?」
絵里「見て、これなんだと思う?」
ダイヤ「チョコレートでコーティングされた……みかん?こちらはバナナでしょうか?」
穂乃果「あぁ、チョコレートファウンテンだね。それ楽しいんだよね〜」
絵里「私あんな物があったなんて知らなかった。今日来てよかったわ〜」
ルビィ「ルビィもおいもいっぱい食べれて幸せ〜」
ダイヤ「ルビィ、おいもばかりではなく他の物も食べたらどうです?偏りますわよ」
穂乃果「まぁまぁ、今日くらいいいじゃない」
穂乃果「穂乃果達も何か取りに行こう」 ダイヤ「まだデザートには早いですがつい足がデザートコーナーへと向いてしまいましたわ」
ダイヤ「穂乃果さんの言った通りデザートもパンのように一口サイズなのですね。少しくらいなら食べても大丈夫でしょうか」
穂乃果「ダイヤちゃん、見て見て〜」
ダイヤ「なんですかはしたない。そんなに大声を上げては周囲の迷惑ーーって、それは?」
穂乃果「わたあめだよわたあめ。自分で好きな大きさに作れるんだよ」
ダイヤ「なんとまぁ……大きなわたあめですこと」
穂乃果「ダイヤさんもやってみない?」
ダイヤ「やりませんわ、そんな事やって喜ぶのはお子様くらいですわ」
穂乃果「わたあめおいしいのにな〜」モフモフ
ダイヤ「………」
ダイヤ「どこですの……?」
穂乃果「えっ?」
ダイヤ「わたあめを作る場所はどこだと聞いているんです」
穂乃果「………ぷぷっ」
ダイヤ「なにがおかしいのです?」
穂乃果「べっつにー。こっちだよ」ニタニタ ダイヤ「ルビィ、おみやげを持ってきましたわ」
ルビィ「わぁ、わたあめだ〜おいしそう」
ダイヤ「絵里さんもよろしければどうぞ」
絵里「なにこれ?雲?」
穂乃果「わたあめだよ絵里ちゃん。おいしいから食べてみて」
絵里「食べられるのこれ……?」モフ
絵里「⁉」
絵里「な、なによこれぇ‼甘くてふわふわで口の中でなくなって……手品みたい‼」
穂乃果「いいリアクションだね絵里ちゃん」
ルビィ「初めてだったんだ、よかったね」
絵里「ダイヤ、私にも作り方教えて」
ダイヤ「もちろんですわ、参りましょう」 穂乃果「ルビィちゃんはデザート?」
ルビィ「うん、スイートポテトだよ」
穂乃果「本当においも好きなんだね〜」
ルビィ「なんなら3食おいもだけでもいいくらい好きなんだ」
穂乃果「私も3食パンでもいいなぁ……」
ルビィ「ねぇ穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん?どうしたの?」
ルビィ「お姉ちゃんと絵里さん、すごく楽しそうだよね。お姉ちゃん、普段はあんな顔しないんだよ」
穂乃果「絵里ちゃんもね、いつもはクールで落ち着いてるからあんなにはしゃいだ姿は珍しいよ」
ルビィ「穂乃果ちゃん、今日は誘ってくれてありがとうね」
穂乃果「ううん、お礼をいうのはこっちの方だよ。この4人で集まるのも楽しいね」 皆で仲良く楽しく食べる事…か
一人ですたろう行く俺って… ダイヤ「まさかわたくしとルビィがこのような場所に来るとは思いませんでしたわ」
絵里「ご家庭、厳しいの?」
ダイヤ「特別厳しい訳ではありませんがやはり両親にはそれなりに気を使います」
ダイヤ「ルビィも言っていましたが家族で外食など数える程度しかなく会話も少ない寂しいものでした」
絵里「私も、小さい頃はよく家族で食事をしたけど今は妹と二人だけだからこういう所にも行こうと考えなかったわ」
絵里「こんどは、妹も連れて来ようかしらね」
ダイヤ「きっと、妹さんも喜びますわ」
ダイヤ「……あら、手作りクレープ?」キラーン
絵里「……それはまた楽しそうね」シャキーン 穂乃果「いや〜絵里ちゃんが作ってくれたクレープはこれまた格別だね〜」
ルビィ「ルビィのクレープにさつまいも入ってる。お姉ちゃんありがとう〜」
絵里「なぁに」クチノマワリニ
ダイヤ「いいってことですわ」クリームベッタリ
穂乃果「ーあ、そろそろ終わる時間だよ」
絵里「時間が経つのはあっという間ね」
ダイヤ「楽しい時ほど余計に、ですわ」
ルビィ「また来ればいいんじゃないかな」
穂乃果「そうだね、今度は他の皆も誘ってみようよ」
ダイヤ「それでは帰りましょうか」
絵里「少し名残り惜しいけどね」
ルビィ「それはいいんだけど二人共口にクリーム付きっ放しだよ」 これで終わりになります
最後まで読んで頂きありがとうございました
最初は穂乃果とルビィだけと考えてたら書き始めたら絵里とダイヤも混ざりました ほのぼのしてよかったで
スクスタ時空ってええね
また書いてや〜 穂乃果は知らない世界を見せ、戸惑っても手を引いてくれる 日本で唯一食べ物で遊んでいいお店で出禁になる系かと思ってました テイストがスクスタぽくて、続きが読みたい短編でした いきなり「不味!」とかじゃなくてほのぼのでよかった
絵里とダイヤは同世代になったから憧れではなくなったけど、こういうクールからのはしゃぐ組み合わせもいいね 焼いた肉刺してそれでわたあめくるくるする暗黒魔術とかなくてよかった 飯食いに行く系SSって安定して良い作品多い気がする
海未のやつとか おつおつ
こういう皆が楽しく過ごす様子を見れるSS大好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています