【母娘系SS】海未「分身の術で、ダブルブッキングを乗り切ります!!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
〜月曜日・校舎の屋上〜
8人「ハァ……ハァ……」疲労困憊
絵里「みんな、お疲れさま!」
絵里「今日のダンス練習はここまで!」
絵里「本番まで、この調子で頑張りましょう!」
穂乃果「いよいよ、今度の土曜日だね……」ゼェハァ
穂乃果「次のライブ……」ゼェハァ
ことり「うん……」ゼェハァ
ことり「今までで最高のライブにしようね!穂乃果ちゃん!」ゼェハァ 海未「フフッ……」
海未「2人とも、いつになく真剣ですね」
海未「穂乃果もことりも、いい面構えになってますよ」
ことり「う、海未ちゃん……////」
穂乃果「海未ちゃんだって、目だけで女の子を墜とせる顔になってるよ〜〜」ニヤニヤ
海未「なっ!!////」
海未「ど、どういう意味ですか!!穂乃果!!」
アハハハハハハ…… __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ それから?
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ 〜園田家・道場〜
(小型ラジカセから優雅に流れる三味の音をバックに、和装した海未が日本舞踊の稽古を母から受けている)
海未ママ「今日はここまでにしましょう、海未さん」
海未「はい」
海未ママ「それにしても……」
海未ママ「海未さんの無尽蔵な体力には、我が子ながら感心しますよ」思わず唸る
海未ママ「毎日毎日、学校の部活も忙しいでしょうし……」
海未「そんな……」
海未「当たり前のことをしてるだけですから」得意そうに
海未「それに、『部活と舞踊を両立させる』というのが、お母様との約束ですし」 海未ママ「そうでしたね……立派ですよ」
海未ママ「その調子で、今度の発表会も頑張って下さいね」
海未「はい!!」
海未「…………」
海未「……ん?」
海未「あの……お母様」
海未ママ「何です?」
海未「今度の発表会って、いつでしたっけ……」
海未ママ「まっ!!海未さんったら!!」
海未ママ「今度の土曜日に区民ホールって、前に言いましたよ!?」
海未「」
海未「そ……そうでしたね」作り笑い ∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | それからそれから?
| | \
| |  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄
| | , -つ
| 从*´ ヮ`ル /__ノ
| ― / / ――――,
. | | ̄/ /  ̄ ̄
| レ' /
| /
〵 /
〵 〵
〵 〵 WEST
〵 〵 SOREKARA
〵 〵 STORY
〵 〵
‿ 〜夜・園田家の地下倉庫〜
海未「まずい……まずいです」切羽詰まる
海未「私ともあろう者が……ダブルブッキングだなんて」
海未「μ'sのライブも大事ですが、家業の日舞をすっぽかすワケにはいきません……」
海未「なんとか、この危機的状況を打開する策がないものでしょうか……」
海未「ここは、先人達の知識を拝借するしか……」
(海未は一縷の望みを掛けて、地下にある膨大な園田家の蔵書を漁っている)
海未「こういう時、歴代の家元たちはどうやって切り抜けたのでしょうか……」
ガサガサゴソゴソ…… 海未「…………!?」
海未「こ……これは」
『園田流・分身の術指南書』
(その書物を手に取った瞬間、海未の体に100万ボルト級の衝撃が駆け巡った)
海未「こ、これです!!」
海未「まさに、今の私が求めていた本です!!」
海未「あぁ……」身震い
海未「なんだか、目の前が晴れたような気分です……」
海未「週末までに分身の術を我がモノにし、活路を求めます!!」 |||||||||||||||||||||||||| ...┳ ::||||||||||||||||||||||||||||||
||||||||||||||||| ..┠ +20 ::||||||||||||||||||||
||||||||||||| . .┃ :|||||||||||||||
||||||||| ┠ +10 ||||||||||||
||||||| . |||||||
|||||| |||||
|||||| ┣┿┿┿ 从*´ ヮ`ル ┿┿┿┿┫||||
|||||||: それから? .|||||||
||||||||: :::||||||||
|||||||||||| ┠ -10 :||||||||||
||||||||||||||, ┃ ||||||||||||||
||||||||||||||||||: ┠ -20 |||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||||||||: ┻ :|||||||||||||||||||||||||||| \ラブアローシュート!!/
||||||||||||| . .┃ :|||||||||||||||
||||||||| ┠ +10 ||||||||||||
||||||| グサッ!! . |||||||
|||||| ↘ |||||
|||||| ┣┿┿┿ 从*ºヮºル ┿┿┿┿┫||||
|||||||: うっ!! .|||||||
||||||||: :::||||||||
|||||||||||| ┠ -10 :||||||||||
||||||||||||||, ┃ ||||||||||||||
||||||||||||||||||: ┠ -20 |||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||||||||: ┻ :|||||||||||||||||||||||||||| 〜道場〜
ページパラパラ……
海未「え〜〜、なになに……」
園田流・分身の術
目にも止まらぬ早さで
動き回ることで
1人の人間が
あたかも2人いるように
目の錯覚を狙う技なり……
海未「早い話が、素早く動き続けて残像を起こせばいいのですね」
海未「では、さっそく練習に取りかかりましょう」 ふぅ〜〜〜〜〜〜〜
/cVー◇VーV
海未「…………」精神統一
海未「はぁっ!!」
反復横跳び!!!!
タタタタタタタ……
/cVσ _VσV
タタタタタタタ……
/cVσ _VVσV
タタタタタタタ……
/cVσ _VσV_VσV
海未「はぁ……はぁ……」 備え付けの鏡でチェック
海未「ほんの数センチですが、私が分裂しましたね」
海未「あとはこれを、できるだけ離れた距離でもできるように……」
タタタタタタタ…… _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を早送りするわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 〜金曜日の夜・道場〜
_人人人人人人人人人人人人人人_
> ヒュババババババ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
..ィ⌒¨¨:.:....... ..ィ⌒¨¨:.:.......
...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、 ...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
/.:.:.:.:.:.:.:{:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /.:.:.:.:.:.:.:{:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:|:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:|:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:./:./|:/ :.:|:.:.:ハ\:.:.:.:.:.:.:.:.:':, :.:.: /:.:.:./:./|:/ :.:|:.:.:ハ\:.:.:.:.:.:.:.:.:':, :.:.:
/:.:.:.:.:./、j:| v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i /:.:.:.:.:./、j:| v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i
.:.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:| :.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
|i|:.:i|:.:.| γ_笊` リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l |i|:.:i|:.:.| γ_笊` リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l
リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:., リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:.,
:.:.:.{\ xx , xx /:.:./.:.:′ :.:.:.{\ xx , xx /:.:./.:.:′
\i「`\ , 厶ィ }:.|!| \i「`\ , 厶ィ }:.|!|
}:ーヘ `−´′ , 、/:ハ:| }:ーヘ `−´′ , 、/:ハ:|
|:.ハ:个:..... イ:.:.i:.:.:.| } |:.ハ:个:..... イ:.:.i:.:.:.| }
|:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.| :, |:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.| :,
__}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \ __}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \ 海未「や、やりました!!」
海未「なんとか分身する事が出来ました!!」
海未「まさに、『虚仮の一念岩をも通す』です!!」
海未「明日のライブと発表会は、これでバッチリですね!!」
アハハハハハハハ……
/cV^ДV^V /cV^ДV^V ♪それから
\ それから?♪ /
\ __________/
| |
| ♪ それから? >
< それから?♪ |
| : (ノ'A`)>: ♪ それから〜? >
/ ̄ ̄ ̄ ̄: ( ヘヘ:: ̄ ̄ ̄ ̄\
/. \
\ それからどうしたの?♪/ 〜土曜日・園田家玄関前〜
海未ママ「海未さ〜ん!支度は出来ましたか〜!?」
タタタタタタ……
海未「はい、準備万端です!」
海未ママ「では、区民ホールへ向かいますよ」
海未「はい!」
スタスタスタ……
/cVσ _VσV (cVσ _Vσν 海未(いよいよですね……)
海未(練習の成果を、活かす時がきました……)
ヒュバッ!!
/cVσ _VσV 三三三三 /cVσ _VσV
海未(このまま区民ホールへ行きながら、学校にも向かいましょう……) 〜学校・部室〜
扉ガチャッ
穂乃果「あっ!海未ちゃんおはよう!」
海未「おはようございます、みなさん」
ことり「今日は頑張ろうね!海未ちゃん!」
海未(ふふふ……)
海未(今のところ、私が分身だと誰も気づいてませんね……)
海未(この調子なら、ライブの方は大丈夫……)
真姫「ちょっと、海未!」
真姫「ちゃんとドアを締めなさいよね」困惑
穂乃果「も〜う、海未ちゃんらしくないなぁ〜」 (と、穂乃果がドアを閉めようとした所へ––––)
海未「し、締めないで下さい!!!!」取り乱し
穂乃果「えっ!!??」ビクンッ
シ〜〜〜〜ン……
海未「あ……いや……」
海未「室内の空気を入れ換えようと思って、ドアを開けっ放しにしていたのですが……」
穂乃果「そ、そうなんだ……」萎縮
海未(ふぅ〜〜……)
海未(危なかったです……)
海未(ドアを締められたら、区民ホールまで分身できなくなりますからね……) 花陽「あ、海未ちゃん」
花陽「これ、海未ちゃんの分だよ」
ペットボトル飲料差し出し
海未「……これは?」
凛「理事長からの差し入れだって!」
花陽「ライブ中は、みんな喉が渇くだろうからって……」
海未「そうですか……理事長が」
海未「ありがたく頂戴します」
(と、ペットボトルを受け取ろうとしたものの––––) スルッ!!
床にボトンッ……
海未「あっ……」
花陽「!!??」
凛「う、海未ちゃん!?」
花陽「いま、海未ちゃんの手をすり抜けて……」
海未「すっ、すみません!!」アセアセッ
海未「うっかり、手を滑らせてしまって……!!」
慌ててペットボトル拾い 花陽「そ、そうだよね……」目ゴシゴシ
花陽「私の見間違いだよね……」
凛「海未ちゃんも木から落ちるって奴だにゃあ〜!」
海未(あ、危なかったです……)
海未(すこしでも気を抜くと、物体を掴み損ねてしまいますね……) 絵里「大丈夫かしら……海未」
にこ「いつにもまして、テンパッてるわね……」
希(海未ちゃん……)
希(ウチ以外は気づいてないけど……)
希(どうして、分身の術なんか……) 〜講堂〜
(満員御礼な観客の中に、見慣れた2人の少女の姿がある––––)
雪穂「もうすぐ始まるよ!亜里沙」ドキドキ
亜里沙「はぁ〜〜」溜め息
亜里沙「なんだか、こっちも緊張してきちゃった」
亜里沙「お姉ちゃん……緊張してミスとかしないかなぁ」
雪穂「亜里沙はまだいい方だよ」
雪穂「絵里さんはパーフェクトビューティなんだし」
雪穂「ウチのお姉ちゃんなんて、いつも周りの人間をヒヤヒヤさせるのが得意なんだから……」
亜里沙「そ、そうかなぁ……」
雪穂「それよりも亜里沙は、絵里さんよりも『本推し』の心配をした方がいいんじゃな〜い?」悪代官顔
亜里沙「も〜〜うっ!!雪穂のイジワルッ!!////」 そして、会場の照明が消えて––––
(♪『僕らのLIVE 君とのLIFE』)
観客「きゃああああああああああ!!!!」
♪確かな今よりも〜
新しい夢〜
つかまえたい〜
亜里沙「…………」
雪穂「どうしたの?亜里沙」
亜里沙「……今日の海未さん」
亜里沙「いつもの海未さんじゃない……」
雪穂「え?」 園田海未が講堂と区民ホールを往復するタイムは、僅か0.05秒にすぎない。
こうして講堂のライブに出演してる今も、もう一方の園田海未もまた、区民ホールにて日本舞踊の発表会に出席してるのである。
では、そのプロセスを見てみよう!!
(ナレーション・政宗一成) @ルパンダイブの要領で、衣装から抜け出す
/cVσ _VσV
〃 ビヨヨ〜〜ン
衣装 A下着姿のまま、街中を超高速移動
― ― ゴォォォォォォォ……
― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
― ― /cVσ _VσV ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― B全身の関節を外し、着物の中に入る
/cVσ _VσV ボキボキッ!!
⤵
着物
C後は、これを素早く繰り返すのみ…… 〜区民ホール・園田流発表会〜
(ホールの舞台上では、日本人形のように艶やかな海未が、古風な和楽器の音色と共に、華やかに舞い踊っている)
〜舞台袖〜
海未ママ「海未さん……」
涙腺ゆるみ……
海未ママ「よくぞ、ここまで立派に成長してくれました……」涙ふきふき
海未ママ「いずれ私を追い抜くのも、時間の問題……」
海未ママ「…………」
海未ママ「むむっ?」 (さすが、園田流家元の海未ママである)
(照明に照らされた海未の足下にあるはずの、影が無いのを見逃さなかったのである)
–––––(cVσ _Vσν–––––!!
海未ママ(………………)
海未ママ(海未さん……)
海未ママ(前言を撤回させてもらいます……)
海未ママ(この大事な発表会に、まさか分身の術を使うだなんて……)
こめかみピクピク……
海未ママ(どうやら、再教育が必要のようですね……) 〜そのころ、講堂では〜
海未「♪引いたり〜満ちたり〜
心の〜波が〜」
雪穂「やっぱソロでもすごいね〜!!海未さん」感嘆
亜里沙「…………違う」
亜里沙「舞台にいるのは海未さんだけど、海未さんじゃない……」
亜里沙「なんだか、いつもの海未さんが半分になったような違和感がする……」
雪穂「もぉ〜〜!!さっきから何なの!?亜里沙」
海未(フフフ……)
海未(今しがた、発表会の方は終わりました)
海未(これであとは、ライブの方に専念できま……) _人人人人人人人人人人人人人人_
> 海未さん!!!!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
海未「!!??」ビクッ
????「さっきから聞いていれば、『引いたり満ちたり』だの『私のなか激しくなる』だの……」
????「まるでトイレを我慢してるような歌詞を、満面の笑みで歌うとは……」
????「恥を知りなさい!!!!恥を!!!!」
場内ザワザワザワ……
(舞台袖で見守っていたμ'sメンバー達にも、動揺が走る)
穂乃果「え?なにが始まったの?」
ことり「こんな演出、台本にはなかったよね?」 海未(こ、この声は……)
海未(まさかっ!?)
ヒュバッ!!!!
海未ママ「見つけましたよ、海未さん」冷たい目
海未「おっ……お母様!?」
場内騒然!!
穂乃果「えっ……」
穂乃果「なんで、ステージにおばさんが……」
絵里「誰なの?あの人……」
ことり「海未ちゃんのお母さんだよ……」
絵里「ええっ!?」 海未ママ「海未さん……」静かな怒り
海未ママ「あなたには失望させられましたよ……」
海未ママ「今日は大事な、園田流の発表会だというのに……」
海未ママ「まさか、別の予定を入れていたとは……」
海未ママ「次期園田流家元としての、自覚が足りてないようですね……」
海未「ど……どうして……」狼狽
海未「なんで、お母様がここに……」
海未「お母様は今、私と一緒に区民ホールの控え室に……」 –––––/cV;○ _V○V–––––!!
海未「ま……」
海未「まさか……」
海未ママ「そのまさかですよ、海未さん」ニヤリ
海未「ぶ、分身の術……」
海未ママ「ふっふっふっ……」
海未ママ「何年ぶりですかね……」
海未ママ「海未さんを説教(物理)するのは……」
海未「あわわわわわわ……」メダパニ
凛「海未ちゃんが、まるで山奥で熊に出会ったみたいに怯えてるにゃ……」 グニャアアアアアアア……
..ィ⌒¨¨:.:.......
...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
/.:.:.:.:.:.:.:{:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:|:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:./:./|:/ :.:|:.:.:ハ\:.:.:.:.:.:.:.:.:':, :.:.:
/:.:.:.:.:./、j:| v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i
:.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
|i|:.:i|:.:.| γ_笊` リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l
リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:.,
:.:.:.{\ xx , xx /:.:./.:.:′
\i「`\ 厶ィ }:.|!|
}:ーヘ − , 、/:ハ:|
|:.ハ:个:..... イ:.:.i:.:.:.| }
|:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.| :,
. __}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \
希「余りの恐怖に、海未ちゃんの分身の術が解けかかってる……」 指ポキポキ
海未ママ「今日はたぁ〜〜〜〜っぷり、『お尻ペンペン』させてもらいますからね!!!!」怒気
海未「」
海未「たっ」
海未「助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ダッ!!
(と、舞台袖へエスケープを試みた海未だったが––––)
ヒュバッと先回り!!!!
海未「ひっ!!!!」目ん玉ひん剥き!! 海未ママ「逃がしませんよ……海未さん」
海未ママ「私の分身の術は、あなたの付け焼き刃な術とは年期が違いますからね……」
海未「…………」顔面蒼白・生まれたての子鹿
花陽「う、海未ちゃんのお母さんが2人になっちゃったぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
ヒュバッ!!ヒュバッ!!ヒュバッ!!ヒュバッ!!
真姫「ああっ!!」
真姫「一瞬にして、海未ママが沢山出現して……」 (cV#σ _Vσν(cV#σ _Vσν
(cV#σ _Vσν (cV#σ _Vσν
(cV#σ _Vσν /cV;◉ ДV◉V (cV#σ _Vσν
(cV#σ _Vσν (cV#σ _Vσν
(cV#σ _Vσν(cV#σ _Vσν
にこ「一分の隙もなく、海未を取り囲んだわ!!」 海未ママ「さぁ……」
海未ママ「潔く観念しなさい……海未さん」
海未「ああ…………」絶望
両膝ガクッ!!
海未「ご、ごめんなさぁぁぁぁい!!!!」号泣
海未「まさか、同じ日にライブと発表会が重なるとは思ってなくて……」ビエエエエエエエエン
海未ママ「問答無用!!」クワッ
海未ママ「園田の人間が、言い訳をするなどもってのほか!!」
(次の瞬間!!大勢の海未ママが、一斉に海未に襲いかかった!!!!) 海未「いやああああああああああ!!!!!!!!」
海未ママ「天誅!!!!」
お尻ペンペンペンペンペンペン!!!!!!!!
\CRITICAL/
(cVσ _Vσν 50000 _人人人人人人人人人人人人人_
> ギャピ〜〜〜〜!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
: :: : :: : :: : :: / : :/ |: :: : :: : :: : :| \: ヽ: : :: : :: : :: ::,
:: ::.: : :: : ::.__i::_;厶イヘ:.:: : :: : :|: ::ト、__|:_:: ':: :: : :: : :: : ::,
: :: : :: : :: ::./|::/____∧: :: : :: j: :リ ___|:: :ハ: :: : :: : :: : ::,
: :: : :: ::i:: /≫─宀ト ': : :: : : ァ宀‐≪. ∨: ::|: :: : :: :!
: :: : :: ::|〃 八: ::/|〃 Vハ : i: : :: : ::|
: :: : :: ::|{{ }/ }} |:: : :: : :: : |
: :: : :: ::| \ -= =- 丿 |:/:: : :: : :;′
∧:: ::.八 ´“ | | ′ | | 八:: : /: /
(ハ: :: : ::、 | | __ | | .: :: : ::/}/
__)、:: : ::\ | /ー――ヘ | | /:__:: //
ト、 〈 \::\ \ /:::::::::::::::::::::::::::. '⌒Z八
i :`ト--:、\:Z⌒ {⌒⌒¨¨⌒ヽ__| ,′
i: ::i:: : : ::.\ 、 リ .イ
i: ::i:: : :: : ∧>、 \ー‐‐ / イ::│
i: ::i:: : :: : /∧ ≧=-  ̄_,.. < :: :i: : | 6人「ああっ!!!!」
ことほの「う、海未ちゃああああん!!!!」悲痛
観客ザワザワ……
雪穂「海未さん……可哀想」哀れみ
亜里沙「…………」
亜里沙「……よかった」
雪穂「へ?」
亜里沙「今、ステージにいるのは、まさしく本物の海未さん……」
亜里沙「やっと、いつもの海未さんに戻ったんだね!!」瞳ウルウル
雪穂「えぇ……」ドン引き 海未ママ「さてと……」
海未ママ「私は先に帰らせてもらいますよ、海未さん」
海未ママ「これに懲りたら、二度と小手先の技で私を騙そうなどと考えないことですね」
ヒュバッ!!
海未「ヒック……うううっ……」パンツ半降ろし・お尻真っ赤っか 〜控え室〜
海未「うええぇぇぇぇええん……」赤ちゃん返り
穂乃果「うっ、海未ちゃん……」オロオロ
穂乃果「ファイト……だよ?」
海未「う」
海未「うああぁぁぁぁぁあああん!!」火に油
穂乃果「だ……ダメかぁ……」
ことり(あぁ……これが)
ことり(夢にまで見た、マケミちゃん……)
ことり(やだ……私ったら不謹慎……) にこ「凛、花陽……」
にこ「ちょっと付き添ってよ」
にこ「海未の尻を冷やす氷を買いに、コンビニへ行くから」
凛「うん……」
花陽「私たち、それぐらいしかできないもんね……」
真姫「まったく……海未らしからぬミスね……」
絵里「そうならそうと、事前に言ってくれれば良かったのに……」
希「まぁまぁ、みんな……」
希「海未ちゃんなりに、みんなに迷惑を掛けまいとした結果なんやし……」 真姫「それにしても、こうも運悪くスケジュールが重なるなんて……」
絵里「海未も海未だけど、それに振り回されるファンもたまったモンじゃないわね」
希「欲をかいて二兎を追うと、ロクな事にならないというのが、よくわかったSSやったね……」本日の教訓
〜おわり〜 >園田海未が講堂と区民ホールを往復するタイムは、僅か0.05秒にすぎない。
5フレーム毎に描画される海未ちゃん見てみたい >>21
間に障害物がなければセーフという謎理論でちょっとリアリティある感じを演出するのは無理があるから… 乙乙
Aqoursにとって恥ずかしくない復讐をするんだSSもボツらせずにいつか頼む ウミママはほぼ量子化しているからトンネル効果で壁くらい通り抜けそう 園田卍丸「魍魎拳を極めたので5分身までできるようになりました!」 μ'sはつらいよを読んでた時はまさか将来こうなるとは思わなんだ てっきり海未ママがステージ上がるとかそういう破廉恥なやつかと思ったらこのザマだよ! 俺も分身(海未ママ)にするのかと思ったら変化球だった 政宗一成ナレに草
初代TFのノリならこのカオスさも納得がいく ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています