ルビィ「万引きがんばるビィ」
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ダイヤ「ルビィ、タピオカミルクティーを買ってきなさい」
ルビィ「ほぇ?」
ダイヤ「お姉ちゃんは今凄くタピオカミルクティーが飲みたいの」
ダイヤ「めちゃくちゃ飲みたいのよ」
ルビィ「ぅゆ…買ってきます…」
ガララ
ルビィ「タピオカミルクティー、ファミマに置いてあったよね」
テクテク ウィーン
ルビィ「タピオカ、タピオカ…」キョロキョロ
ルビィ「あっ、プリンだ」
ルビィ「ハーゲンダッツだ」
ルビィ「カップヌードル、ポテチ、ポッキー、ボンタンアメ…」
ドッサリ
ルビィ「いっぱい買っちゃった…」
\ 2490
ルビィ「ピギッ」
ルビィ(足りるかな…?)
ルビィ「2000円と…あ、500円玉一枚あった…これでお願いしますゅ…」
店員「10円のお返しでーす」
店員「またお越しくださいませー」
ウィーン テクテク
ルビィ「重いよぉ…」
ルビィ「喉乾いた…ジュース飲みながら歩こう…」
ガサガサ
ルビィ「あれ、ジュース買って無いや…」
ルビィ「…??」
ルビィ「ルビィ、なんの為にコンビニ行ったんだっけ」
ルビィ「ぅゆ…」
ルビィ「…!」
ルビィ「ピギャ!!!!!!!!!!!」
ルビィ「タピオカ!!」
ルビィ「おねぇちゃに怒られる…!!!」 ルビィ「どうしよ…」
ルビィ「あと10円しか無いよ…」
ルビィ「…」
ルビィ「うーん…」
テクテク ウィーン
ルビィ(セブンイレブン…タピオカミルクティー置いてあるよね…)キョロキョロ
ルビィ(あ、あった…)
ルビィ「…」ソワソワ
ルビィ「…」ソーッ
ルビィ(ファミマの袋の中に…)
ルビィ(バレたら…バレたらどうなるんだろう…)
ルビィ(大丈夫かな…大丈夫なのかな…大丈夫なのかなぁ、おねぇちゃ助けて…)バクバク
ルビィ「…」ポスン
ルビィ(入れちゃった入れちゃった入れちゃった…!!!)
ルビィ「はぁっ…はぁっ…」 ルビィ(あ、焦ったらおかしいよね、冷静に、普通に…)
ルビィ「…ッフー」
ルビィ「…」テクテク
ウィーン
店員「ありがとうございましたー」
ルビィ「…」テクテク
ルビィ「…」
ルビィ「…ッ!」ダッ
タッタッタッタッタ
ルビィ(盗っちゃった盗っちゃった盗っちゃった盗っちゃった!!!!!!!!!) -黒澤家-
ダイヤ「あら、いっぱい買ってきたのね」
ルビィ「ぅん…色々…美味しそうだったから…」
ルビィ「あ、おねぇちゃ、ポテチあるよ、ハーゲンダッツとか…」
ルビィ「ボンタンアメとか、ポッキーもあるよ」
ダイヤ「…?タピオカミルクティーは忘れましたの?」
ルビィ「…」
ルビィ「あ、あるよ、ちゃんと…買って…」
ルビィ「…」ガサゴソ
ルビィ「はい…」スッ
ダイヤ「あら、ありがとルビィ」ナデナデ
ルビィ「ぅゆ…」 万引きするスリルと高揚感に取り憑かれたルビィちゃんはよ ダイヤ「それにしてもこんなに買ってしまって…」
ダイヤ「幾らぐらいでしたの?」
ルビィ「え、えーっと…2500円ぐらい…?」
ダイヤ「やっぱコンビニだと高くつきますわね…」ガサゴソ
ダイヤ「はい、ルビィ」スッ
ルビィ「えっ、これ…」
ダイヤ「お買い物代と、お手伝いのお駄賃」
ルビィ「5000円も…」
ダイヤ「ミルクティー、美味しかったですわよ」ニコッ
ルビィ(うっ…)
ルビィ「こ、こんなに貰えないよ…」
ダイヤ「いいのいいの、貰っておきなさい」
ダイヤ「こういう場合は貰っておくのが礼儀ですのよ」
ルビィ「わかった…ありがとおねぇちゃ」 -深夜-
ゴソゴソ
ルビィ(寝れない…)
ルビィ(ルビィ、犯罪者になっちゃった)
ルビィ(…バレてないよね…?)
ルビィ(盗んだミルクティー…おねぇちゃ喜んでたけど…)
ルビィ(ルビィはあまり嬉しくなかった…次はちゃんと買おう…美味しいミルクティー調べて…)
ルビィ(ちゃんと…お金払って…)
ルビィ(…) 1日遅れでもいいから店員の隙見て金をレジ近くに置いといたらセーフやぞ -翌日-
花丸「…ん、ルビィちゃんすごいクマ」
花丸「昨日徹夜したずら?」
ルビィ「う、うん…色々…考えてて…」
花丸「…悩み事?」
花丸「マルはいつでも聞くずらよ?」ニコッ
ルビィ「ありがと…でも大丈夫…大丈夫だよ…」 善子「帰りコンビニ寄らない?」
花丸「いいズラね〜」
花丸「ルビィちゃんも行くずら?」
ルビィ「あっ、うん、行こっかな、喉乾いちゃった」
善子「じゃああそこのセブンイレブン…」
ルビィ「…!!!!」
ルビィ(セブンって…タピオカの…)
ルビィ「ファミマにしよっ!!!」
善子「!?」
ルビィ「ファミマ…がいい…」
花丸「…どうしてもファミマで欲しいものがあるみたいずら」
善子「ふーん…オッケー、ファミマね」
善子「じゃあそこまで競争しましょ?…ヨハネの堕天ダッシュに敵うかしら?」タッタッタ
花丸「善子ちゃ〜ん、誰も付いてってないずらよ〜」 ウィーン
善子「ゼェ…ゼェ…」
善子「アクエリ…アイス…」ヨロヨロ
花丸「善子ちゃんはアホずら」
善子「ヨハネ…」
花丸「ルビィちゃん何買うずらか」
ルビィ「適当なジュースと…おねぇちゃ用にタピオカミルクティー買ってく」
花丸「ほぇ〜」
善子「キャッサバとかいう堕天の卵がゴロゴロ入ったあれね」 -黒澤家-
ルビィ「おねぇちゃ、はいこれ」スッ
ダイヤ「あら、タピオカミルクティーですわ」
ルビィ「今日のはファミマで買ってきたの」
ダイヤ「…?」
ダイヤ「昨日のはファミマのやつではないんですの…?」
ルビィ「うん、昨日のはセブンで…」
ダイヤ「ファミマの袋だった気が…」
ルビィ「…」
ルビィ「!!!!!」
ルビィ「あっ、違う、間違えた!おねぇちゃ!!!昨日のもファミマの!!!!」
ルビィ「ファミマでね!!買ったの!!間違えちゃった!!!!」アタフタ
ダイヤ「…?」
ダイヤ「…何故そんなに慌てているんですの?」
ルビィ「いや、えっと…あの…なんかまちがえちゃって、恥ずかしかったからで…!!」
ルビィ「別に、何もしてないよ!!!!!なんかまちがえちゃっただけだよ!!!!!!」 ルビィ「…zzz」スピー
ダイヤ「…」
ダイヤ「流石にあの慌てようは不自然でしたわね…」
ダイヤ「セブンで売ってる飲料…」カタカタ
ダイヤ「…あ、昨日飲んだタピオカミルクティーのパッケージ…セブンに置いてあるのですね…」
ダイヤ「ファミマには…」カタカタ
ダイヤ「…」
ダイヤ「同じモノは置いてないのですね…」
ダイヤ「今日飲んだミルクティーはファミマのモノで…」
ダイヤ「昨日のはセブンの…でもファミマの袋から出てきて…」
ダイヤ「ルビィがそれを隠す意味…」
ダイヤ「…」 セブンはクソだって桜内家が教えてくれたからおっけ
でも損害はすべてオーナーか -翌日-
ウィーン
ルビィ「…」
ルビィ(すんごく歩いて遠くのローソンに来た…)
ルビィ「…」キョロキョロ
ルビィ(タピオカミルクティー、あった…)
ルビィ「…」テクテク
ルビィ(今日は鞄があるから…この中に…)
ルビィ「…」ストン
ルビィ(バレてないよね…?)
テクテク
ウィーン
店員「ありがとうございましたー」 ルビィ「…」テクテク
ルビィ「…」ガサゴソ
ルビィ(よかった…バレなかった…)
ルビィ(やっぱり全然バレないってことだよね…?)
ルビィ(昨日おねぇちゃに疑われそうになっちゃったけど…)
ルビィ… (やっぱりバレないんだ…大丈夫なんだ…大丈夫…大丈夫…)
ルビィ「…あ、飲んでみよ」
ルビィ「…」チューチュー
ルビィ「へぇー…こういう味なんだ…」チューチュー この迫真の文書の前では、内浦にファミマは無いというのは無粋か おねぇちゃに疑われて怖くなっちゃって
また万引きしたんだな
万引きはバレないっていう安心感を得るために万引きをしてる -黒澤家-
ルビィ「ただいま〜」
ダイヤ「どこに行ってたのですか?」
ルビィ「あー…ちょっとランニングしてきたんだ、体力つけたくて…」
ダイヤ「…制服で?」
ルビィ「ぅゆ…」
ルビィ「制服…好きだから…!」アセアセ
ダイヤ「…」
ダイヤ「そうですわね、ルビィは制服が好きですものね」
ダイヤ「うん、うんうん…」
ダイヤ「でも、次からはジャージ等を着て走った方がいいですわ」
ルビィ「うん、わかったおねぇちゃ」 ルビィ「…zzz」スピー
ダイヤ「はぁ…」
ダイヤ「ルビィ…」
ダイヤ「うーん…」
ダイヤ「あー…」
ダイヤ「どうしましょう…」 -翌日-
ルビィ(またおねぇちゃに疑われちゃった…)
ルビィ(次はおっきなお店で盗んでみないと…)
テクテク
ウィーン
ルビィ「…」
ルビィ(食料品売り場…あっち…)
テクテク
ルビィ(カレーのルー…持ち帰っても使えないよね…何かないかな)
ルビィ(あまりお腹空いてないからお菓子も微妙…)
ルビィ(あ…帰りに捨てればいっか…)
ルビィ「…」ガサゴソ
スッ
ルビィ「…」
ルビィ(誰も見てないよね…?)
テクテク 家出して金無くてしばらく入り口付近のウイダー万引きして凌いでたの思い出すからやめろ -文房具売り場-
ルビィ(少し狭くて怖いなぁ…)
ルビィ(店員さんに全部見られちゃってるのかな…?)
ルビィ(でもここで盗めないと、おねぇちゃに疑われちゃうな…)
ルビィ「…」
ゴソゴソ
ルビィ「…」
テクテク -帰り道-
ガサゴソ
ルビィ「カレーのルーと…タピオカミルクティーと…消しゴムと…シャーペンの芯…」
ルビィ「ぅゆ…いっぱいだ」
ルビィ「ミルクティーは飲んで…」チューチュー
ルビィ「他は…うーん…あー…」
テクテク
ルビィ「誰も使ってない公園…」
ルビィ「ここのゴミ箱でいいかな」
ルビィ「レジ袋に詰めて…」
ポサッ
ルビィ「これならわかんないよね…」
ルビィ「うん、うん、バレない、やっぱバレないや」
ルビィ「大丈夫、大丈夫」 -黒澤家-
ダイヤ「おかえりなさい、ルビィ」
ルビィ「ふぅー…ただいまおねえちゃ…」ゼェゼェ
ルビィ「今日はいっぱい走ってきたから汗ビッショリ」
ルビィ「シャワー浴びてくるね!」
ダイヤ「えぇ、スッキリしてきなさい…」
ペタペタ…
ダイヤ「はぁ…やっぱり誰かに相談するべきかしら」
ダイヤ「もし、もしも、ルビィがジャージに着替えて走ってまで万引きを誤魔化してるんだとしたら…」
ダイヤ「あー…これは抱え込んだら頭がおかしくなりそうですわね…」 -翌日-
果南「ワン、ツー、スリー、フォー…」
果南「お、今日はルビィ調子いいね」
ルビィ「えっ、そうかな?」
千歌「うんうん!今日のルビィちゃんは良く動けてるよ!」
ダイヤ「…」
梨子(ダイヤさん…?) 果南「はい練習終わりー!!!」
鞠莉「ぁ〜疲れた〜」グッタリ
曜「今日のは結構ハードだったねぇ」
テクテク
梨子「…あの、ダイヤさん、ストレッチ手伝ってもらってもいいですか?」
ダイヤ「…ん?えぇ、分かりましたわ」
梨子「んっしょ…」ペターン
ダイヤ「伸ばしますわね」グググ
梨子「いたたた…ふ〜…」
梨子「…あの、今日、一緒に帰りませんか?」
ダイヤ「…」
ダイヤ「視野が広いんですのね…」
梨子「あはは…気になっちゃって…」
ダイヤ「…重い話ですわよ」グググ
梨子「ちょ、ダイヤさん痛い痛い…いててて」 頼む、なんとか可能な限り平和に終わってくれ
頼む… -帰り道-
ダイヤ「…」
梨子「…」
ダイヤ「…」
梨子「…あの」
ダイヤ「…」
梨子「何かしら言ってくださらないと」
ダイヤ「はぁ…」
梨子(ため息から入る話題は重そうだなぁ…)
ダイヤ「ルビィの事なのですけど…」
梨子「はい、それは大体察しているんですけれど…」
ダイヤ「…確証はないんですの、確証はないのですけど」
ダイヤ「悪いこと、してるかもしれなくて」
梨子「悪いこと…」 ダイヤ「ルビィの名誉のために、どんな疑いを私がかけているのかは言えないのですが…」
梨子「どうしても疑ってしまうような状況なんですか?」
ダイヤ「うーん…」
ダイヤ「ルビィが、今までついたことの無いような嘘をつくんですの」
ダイヤ「長年接してきたから、それはもう一目で分かりますわ…最初は自分の勘違いだと思ってましたけど…」
ダイヤ「嘘が連続してくると…あぁやっぱ何か隠してるのですねと…」
梨子「なるほど…」
梨子「んー…」 梨子「あの、ダイヤさん」
梨子「ルビィちゃんの名誉のために、どんな疑惑があるか言えないって仰ってましたけど…」
梨子「そこがハッキリしないと、私も動けないというか…」
梨子「杞憂で済ませることが出来ればそれでダイヤさんのモヤモヤは晴れますし、万が一悪いことをしていたなら早急に正すべきだも思いますし…」
梨子「とにかく、私はルビィちゃんが何をしてても、偏見の目を持つつもりはありませんから安心してください」
梨子「話してほしいです」
ダイヤ「…」
ダイヤ「実は…」
________________________________________ -黒澤家-
ルビィ「ただいま〜」
ドサッ
ダイヤ「ルビィ…これは…?」
ルビィ「ん」
ルビィ「今日はね、すっごく走ってね、隣町まで行ったんだよ」
ルビィ「そこにあったスーパーで、いっぱいお菓子買ったんだ」
ルビィ「前、おねぇちゃから5000円貰ったでしょ?」
ダイヤ「…」
ダイヤ「ルビィ」
ダイヤ「ふぅ〜…」
ダイヤ「あなた、万引きしてますわね?」
ルビィ「ピギッ!!!?!?????」 ________________________________________
ダイヤ「…というわけなんです」
梨子「なるほど…」
梨子「…うん、それ本人にズバッと言っちゃうのが一番ですよ」
ダイヤ「え!?」
梨子「万引きしてる?このぐらいラフに聞いちゃいましょう」
ダイヤ「そんな…そんな事をしたらルビィが傷ついてしまいますわ…」
梨子「たしかに、実の姉から万引きの疑いをかけられているなんて恐ろしい事です」
梨子「ですけど、まずはそこが第一ステップなんです」
梨子「キッチリと聞く」
梨子「そして疑いを晴らす」
梨子「嘘をついてるかどうか、見れば殆ど分かるんですよね?」
ダイヤ「えぇ…」
梨子「杞憂だったならダイヤさんがちゃんとルビィちゃんに謝ってこの一件は落着です」
梨子「しかしもし本当に万引きをしてそうだったら、次は…」
________________________________________ チキンラーメン盗み食いで懲役20年なのに万引き何かしたら... ダイヤ「万引き、してるんですの?」
ルビィ「ししししししししししてないよぉっ!???」
ルビィ「しょ、しょんなこと、絶対しないし、やらないよ、しないしない、本当だよ?本当、本当…」
ルビィ「だっておねぇちゃからお金いっぱいもらったでしょ????それならそのお金使うでしょ???だから万引きはしないよ????」
ルビィ「だって、ルビィって、臆病で…万引きなんて、そんな…そんな事出来ないでしょ?????」
ダイヤ「…」
ダイヤ「いいのよ、ルビィ」
ダイヤ「万引き、してたんですわよね?」
ダイヤ「お姉ちゃんは怒りません」
ルビィ「してない…してないよ…」
ダイヤ「大丈夫、怒らないから」ナデナデ
ルビィ「ぅゆ…」
ルビィ「…」
ルビィ「…」
ルビィ「しま、した」
ダイヤ「…」 ダイヤ「ふーっ…」
ダイヤ「ルビィ、よく聞きなさい」
ルビィ「ぅん…」
ダイヤ「万引きは、悪くありません」
ルビィ「…へ?」
ダイヤ「早くお姉ちゃんに言ってくれればよかったのに」
ルビィ「…???」
ダイヤ「明日一緒に万引きしにいきますわよ!!」
ルビィ「ピギャッ!!!???」 ________________________________________
梨子「ルビィちゃんと一緒に万引きをしてください」
ダイヤ「…はい?」
梨子「ルビィちゃんと万引きをするんです」
ダイヤ「仰ってる意味が…」
梨子「…これはAqours存続のためなんです」
梨子「仮に、ルビィちゃんが万引きしてたとして」
梨子「それをダイヤさんが言及して、追求して、彼女の罪が白日の下に晒されたところを想像してみてください」
ダイヤ「…」 梨子「ルビィちゃんの中に産まれた"罪"の爪痕は、確実に長期間彼女を蝕みます」
梨子「そうなった場合、Aqoursのパフォーマンスが落ちる事は必至なんです」
梨子「ルビィちゃんの動きが悪くなって、見兼ねたダイヤさんもそれに釣られ、3年生組の間で淀んだ空気が生まれ…」
梨子「芋蔓式に状況は悪化していく事でしょう」
ダイヤ「そんな…」
梨子「だから、もう、万引きを正当化するほかないんです」
ダイヤ「私が万引きすることが、Aqoursのため…」
梨子「ダイヤさん」
梨子「覚悟、決めてください」
________________________________________ ルビィ「な、何言ってるのおねぇちゃあ…?」
ルビィ「万引きが悪くない…?」
ダイヤ「そうですわ!」
ダイヤ「ルビィ、あなたが万引きした商品、教えてもらっていい?」
ルビィ「ぅゆ…」
ダイヤ「いいのよ、大丈夫だから…」
ルビィ「あまり覚えてないけど…カレーのルーとか…タピオカミルクティーとか…お菓子…」
ダイヤ「ふむふむ…」
ダイヤ「ねぇ、ルビィ」
ダイヤ「カレーのルーや、お菓子って、そこまで価値のあるものかしら?」
ルビィ「え…」 ダイヤ「あなたが万引きしたお菓子数個は」
ダイヤ「何か世界を動かす力を持っているのでしょうか?」
ダイヤ「あれらは"モノ"に過ぎないのですわ、ルビィ」
ダイヤ「ルビィが幾ら万引きしたからと言って、何も世界は変わりませんわ」
ルビィ「…」 ルビィ「でも、万引きって犯罪だよね…?」
ルビィ「ルビィ、犯罪者…」
ダイヤ「ふふ、ルビィは可愛いですわね」
ルビィ「…え?」
ダイヤ「それは大人たちが嘘をついているだけですわ」
ダイヤ「万引きが犯罪でないと知れ渡ったら、お店が困るでしょう?」
ダイヤ「だから犯罪ということにしているのです」
ルビィ「え…そうなの…?」
ダイヤ「そうですわ!」
ダイヤ「ルビィは、万引きが犯罪でないと薄々気づいていた賢い子なのよ」ナデナデ
ルビィ「…そうなんだ」
ルビィ「万引き、大丈夫なんだ…」
ルビィ「よかった…よかった…」 ウィーン
ダイヤ「…」テクテク
ルビィ「…」テクテク
ガサゴソ
スッ
ダイヤ「!」
ダイヤ(なんて手際の良い…)
ダイヤ(…私もやらないとですわね)
ダイヤ「ふぅー…」
ルビィ(おねぇちゃなんで深呼吸してるんだろ)
ダイヤ「…」スッ
ストン
ダイヤ(はぁっ…はぁっ…はぁっ…!!)
ルビィ(もうちょっとスピード早めないとバレちゃうよおねぇちゃぁ…)
ダイヤ(これは犯罪じゃないこれは犯罪じゃないこれは犯罪じゃないこれは犯罪じゃない…) 事前に店に話を通しておくとかじゃなくてガチでやるのか ストレス抱え込んで鬱っぽくなってた時に、タンスから金スッたのがバレて親にぶん殴られてから泣かれたこと思い出した。「お前のことちゃんと見てやれてなかった。ごめん。」って言われたのが一番心にきた。 ルビィ「おねぇちゃ明日は電車でイオン行きたい」
ダイヤ「ええ、いいですわ」
________________________________________
ルビィ「…」スッ
ダイヤ「ルビィ、ちょっと待ちなさい」
ルビィ「ぇ」
ダイヤ「それ、盗めないようにタグが付いてますわね」
ルビィ「タグ?」
ダイヤ「レジに通さないで店から出ようとすると音が鳴る仕組みになってますわ」
ルビィ「ピギィ!?」
ダイヤ「今日は食料品や本で我慢しなさい」
ルビィ「ぅゆ…」シュン ダイヤ「…」カタカタ
ダイヤ「あった…」カチ
パタン
ダイヤ「ルビィ、今度もう一回イオンに行きますわよ」
ルビィ「タグがあるから嫌だ!」プンスカ
ルビィ「食料品なら近くのスーパーでいいもん…」
ダイヤ「大丈夫、お姉ちゃんに任せなさい」
ルビィ「…?」 ________________________________________
ルビィ「この服欲しいな…」
ダイヤ「それですの?」
ルビィ「タグ付いてるけど、おねぇちゃどうやって盗るの…?」
ダイヤ「これを使うのです」スッ
ルビィ(黒い…ペンみたいな…なんだろ?)
ダイヤ「…」ピッ
ジジ
ルビィ「?」
ルビィ「おねぇちゃ何したの?」
ダイヤ「電波障害を起こさせたのですわ」
ダイヤ「簡単に言うと、タグは今壊れました」
ルビィ「!!」
ルビィ「そのペンみたいなやつで壊せるの?」
ダイヤ「えぇ、ルビィも使ってみる?」
ルビィ「使う!!!!!」 万引きという行為を正当化するためには、自分を騙すしかありませんでしたの
万引きを成功させるためのツールを買って、行為自体の高尚化をしたり
万引きのテクニックを学び、これは崇高なる学習行為なのだと只管言い聞かせたり いつしか、罪の意識は無くなっていましたの
当たり前のように隣町まで出かけ
当たり前のように万引きをし…
ダイヤ「ルビィ、タピオカミルクティーを盗ってきなさい」
ルビィ「ほぇ?」
ダイヤ「お姉ちゃんは今凄くタピオカミルクティーが飲みたいの」
ダイヤ「めちゃくちゃ飲みたいのよ」
ルビィ「ぅゆ…盗ってきます…」
ガララ
ルビィ「タピオカミルクティー、ファミマに置いてあったよね」
テクテク
ルビィ「今日も万引きがんばルビィ〜♪」
おわり ルビィちゃんが万引きしたのをキモヲタオッサンに見つかって、
「おねえちゃに黙っててほしければ、○○○とか×××とか・・・」という
ちょっと前のピンパイレーベル(←知らねーだろw)みたいな展開を期待してたかなんw 予想の斜め上を飛んで行った結末だった
25年前公園に置き去りにされていたスーファミのソフトパクって帰ったら親にバレて、100回くらい手を叩かれたっけなー
介護の時にお返ししてやるか 桜内に目的があったのかどうか気になってモヤモヤする >>106
調子に乗って黒澤家の近くのセブンイレブン十千万横店で万引きしたルビィちゃんに「通報されたくなかったら……解るよね?」ってするためやぞ 妙なリアリティがあってよかったのに途中から雑になったなあ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 必アや |
| 要ナっ .|
| がルぱ |
| あまり |
| るでち |
| わ犯ゃ |
| ねすん |
< と |
\_____/ 序盤だけ面白くてだんだんつまらなくなるところがサンシャインらしいな
乙 せめて果南か誰かにバレて姉妹揃ってひっぱたかれて更生するとかしてくれよ頼むよ 面白かったけどなんでそんなに万引きの心理に詳しい人が多いんだ……
>>34とか読まないとピンとこなかった ルビィ「おまたせ!あいしゅティーしか売ってなかったんだけど、いいかな...」
ダイヤ「ちょっとルビィ!あなたいったいどこでそんな発言を...」 最近万引き犯のおっさん捕まえて店員につきだした俺にはタイムリーなスレ
許されることじゃないからな 死にそうなくらい腹が減ったら優しそうな老人が経営している定食屋に行って乞食しろ 学校や親、お友達に知られたくなかったら体で返すしかないよなぁ?
ダイヤ「わ、分かりましたわでも妹には・・・その分私が・・・」
ダイヤちゃんがテキパキ働いて店は大繁盛 万引きGメンの仕事やってみてーわ
あたりつけた奴がビンゴだった時すげぇ脳汁出そう
必死に初めてだから見逃してくれと要求するゴミを無慈悲に警察に突き出すの絶対楽しい 最初は少し早足でバレたら走って逃げるのが最速なんだよなあ 万引きとか赤ちゃんも顔をしかめるレベルだぞ
千歌曜「みそこなった」
マル「友達やめよずら」
果南「そんなやつだとは思わなかったよ!ダイア!」
鞠莉「私が帰ってきて一悶着終わったとおもったのに」
ヨハネ「しにさらせ」
しまねえ「あなたに生徒会長は任せられないわ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています